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JP2620255B2 - 内径加工工具 - Google Patents

内径加工工具

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Publication number
JP2620255B2
JP2620255B2 JP62248382A JP24838287A JP2620255B2 JP 2620255 B2 JP2620255 B2 JP 2620255B2 JP 62248382 A JP62248382 A JP 62248382A JP 24838287 A JP24838287 A JP 24838287A JP 2620255 B2 JP2620255 B2 JP 2620255B2
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JP
Japan
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holder
hollow portion
cutting
chips
tip
Prior art date
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Application number
JP62248382A
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English (en)
Other versions
JPH0192007A (ja
Inventor
正 日高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
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Publication of JPH0192007A publication Critical patent/JPH0192007A/ja
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ベアリングその他の筒状乃至リング状ワー
クの内径加工に用いられる切削工具に関するものであ
る。
(従来の技術) 通常、上記筒状乃至リング状ワークの内径加工は、ワ
ークの内径部位に、先端に切削チップを取着した柱状ホ
ルダーをあてがい、ワークの回転に伴うチップの切削作
用をしてその加工がなされる。この場合、切削と同時に
切削が発生しこの発生切屑は適宜排出されるが、切屑の
排出処理としては、ほぼ次の4通りの方法のいずれかを
採らざるを得なかった。即ち、切削部位で線状切屑を
そのまま絡ませて筒内に残留させ加工処理後取り出す方
法、発生と同時にバラバラに砕き筒内に残留させ上記
同様処理後取り出す方法、カールさせながら筒の奥部
に逐次押し出す方法、カールさせながら逐次手前に引
き出す方法、等である。斯かる態様は、チップ表面に溝
や小突起を設けることにより任意に選択し得るもので、
被加工物の形状或いは旋盤の条件等に合わせて適宜選択
採用されていた。
(発明が解決しようとする問題点) 然し乍ら、上記切屑の排出処理態様は、夫々に次のよ
うな問題点を内包していた。即ち、の場合、切屑が発
生と同時に絡み合う為、仕上面を傷付けたり、工具を破
損させ、更には作業者が怪我をすることもある、の場
合、バラバラになった切屑が遠心力によりワークの内壁
に付着し、これが仕上面を傷付けたり工具を破損させた
りすることがある、の場合、ワークがベアリングの如
く両端開放の筒状であり且つ旋盤のワークチャック部を
貫通したものでなければ適用出来ず、それ以外の場合は
切屑がワーク内で絡み合いと同様の不具合が生じる、
の場合、カールした切屑が仕上面を擦るよう排出され
る為仕上面に傷が付く、等である。
(発明の目的) 本発明は、上記問題点を解消すべくなされたものであ
り、発生する切屑が仕上面を傷付けることのないように
効率的に排出されしかも安全で且つどのような筒状及至
リング状ワークにも適用出来る新規な内径加工工具を提
供せんとするものである。
(問題点を解決する為の手段) 上記目的を達成する為の本発明の構成を添付の実施例
図に基づき説明する。第1図は本発明工具の一例を示す
全体斜視図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図
は同実施例に採用された切削チップの拡大斜視図、第4
図は同実施例による切削加工要領を示す断面図である。
即ち、本発明の内径加工工具は、少なくとも先側に中空
部2を有する円柱状ホルダー1と、該ホルダー1の先側
円周面に開口され上記中空部2と連通するチップ取付口
3と、噴出口41が上記中空部2の先側から後方に向くよ
うに上記ホルダー1に形設された圧力流体の供給管路4
と、上記ホルダー1の後方に前記中空部2と連通状態で
開設された排出口5と、表面に上記中空部に向けられる
切屑誘導用ブレーカー61を有し前記取付口3に取着され
た切削チップ6とより成ることを要旨とするものであ
る。
上記供給管路4により供給される圧力流体としては、
圧縮空気、圧縮された切削水或いは切削油等が採用され
る。亦、切削チップ6のブレーカー61は、切削をチップ
6の基部側を経てホルダー中空部2内に誘導し、その際
に発生と同時に細かく壊すべく機能するものであり、第
3図に示す如くチップ表面に刃先62から基部側に向かっ
て凹設された溝、或いは図には示さないが表面に形成さ
れた小突起等が採用される。図の如き溝を採用する場合
は、切削チップ6はその溝進行方向が前記中空部2に向
くように取付口3に取着される。
(作用) 上記構成の加工工具を用いた筒状ワークの内径加工要
領を第4図を採って説明する。ワーク7の内壁71に上記
切削チップ6の刃先62を接触させ、この状態でワーク7
を軸回転させると、該内壁71はチップ6により切削さ
れ、同時に切屑72が発生する。該切屑72は、ブレーカー
61の作用によりホルダー1の中空部2に逐次誘導され
る。中空部2の先側からは、噴出口41より後方に向け圧
力流体が噴出されているから、この噴出流体の圧力によ
り切屑72は中空部2内の後方に圧送され、噴出流体と共
に排出口5から排出される。従って、切屑72はワーク7
の仕上面73に触れることなく、また筒内に滞ることなく
速やかに排出されるから、仕上面73を傷付けたり或いは
工具を破損したりするようなことは皆無となると共に奥
部が閉塞されたワーク或いは旋盤のワークチャック部が
貫通していなくても前記の問題点は惹起されることがな
い。
(実施例) 次に実施例について述べる。図に於いて、ホルダー1
は先側のキャップ部分11と基部側の本体12とより成り、
キャップ部分11はビス111により本体12の先端に止着固
定されている。キャップ部分11と本体12との合体部分の
周体に共軛的に前記中空部2に連通するチップ取付口3
が形成され、該取付口3の本体側開口縁部がホルダー1
の軸線に略平行(若干後方下がり又は上がりで傾斜して
いても良い)とされ、この開口縁部がチップ取付台31と
されている。また、このチップ取付台31の対向部でチャ
ップ部分11の周体にはチップ取付工具操作用ぬすみ部32
が凹設され、これにより後記する切削チップ6の交換等
が工具の操作で簡易になされる。
ホルダー1の先側には上記キャップ部分11と本体12と
に共軛的に中空部2が掘設され、該中空部2は上記取付
口3及び本体12の周体に開設された排出口5に夫々前後
で連通している。
亦、本体12の周体にジョイント421を螺合し得る圧力
流体の導入口42が開設され、更に本体12の壁部にこの導
入口42と連通した管路43が貫設されている。該管路43
は、上記キャップ部分11の壁内にU字状に削成された管
路44と、キャップ部分11及び本体12の合体部分で連通し
合い、該管露43,44及び導入口42によって圧力流体の供
給管路4が形成されている。
この圧力流体の供給管路4の先端は、キャップ部分11
の内壁から中空部2の後方側に向かって開口され、この
開口部が前記噴出口41とされている。従って、ジョイン
ト421に圧縮空気等の圧力流体の供給ホース45を接続す
れば、該圧力流体は導入口42から管路43,44を経て噴出
口41より中空部2内を後方に向け噴出される。
第3図は、上記ホルダー1に取着される切削チップ6
の一例を示すものである。該切削チップ6は、平面形状
が軸対称的平行四辺形で且つ断面形状が逆台形の方形板
状型であり、その略中央に止具孔63が開設されている。
そして表面側の少なくとも対向2稜が尖鋭な刃先62,62
とされ、チップ表面にはこの刃先62、62に沿って溝61、
61が軸対称的に形成され、該溝61、61が前記ブレーカー
とされている。該切削チップ6は、前記取付台31にいず
れかの刃先62がホルダー1の周体に僅かに突出するよう
且つブレーカーとしての溝61がホルダー1の略中心方向
に向くよう上記止具孔63を介しビス631にて取着され
る。このように取着されたチップ6は、前述の如くワー
ク7の回転に伴いその内面を切削し、発生した切屑72は
ブレーカー6に沿って中空部2に誘導され、更に噴出口
41から噴出された圧力流体により排出口5に圧送され
る。そして刃先62が経時的に摩耗した時にはチップ6を
180゜回転させ、他方の刃先62をホルダー1の周体に上
記同様露出させるようにすれば良い。
尚、実施例ではホルダー1をキャップ部11と本体12と
に分割した例を示したが、これは上記中空部2、取付部
3及び管路4の加工形成上都合が良いからであり、例え
ば、ホルダー1の先端面を開放し、また圧力流体の供給
管路4を中空部2内に配管し、その先端部を開放部分で
U字状に曲成するようにすれば、上記のような分割構造
を敢えて採用する必要がない。その他、本発明を逸脱し
ない限り他の変更が可能であることは云うまでもない。
(発明の効果) 叙上の如く、本発明の内径加工工具によれば、切削時
に発生する切屑は、切削チップに形成されたブレーカー
の作用により発生後速やかにホルダー内に誘導され、更
に圧力流体の作用によりホルダー内を後方を圧送される
から、仕上面に触れることがなくしかもワーク内に滞る
ことがなく逐次排出口より排出される。従って、仕上面
が切屑により傷付けられたり工具の破損を来すような懸
念がなく、また遅部が閉塞された筒状ワークであっても
加工が可能であり、更に切屑の絡み合いによる作業者の
擦傷などの危険性もない。このように、本発明は従来の
問題点を一掃するものであり、その有用性は極めて大で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明工具の一例を示す全体斜視図、第2図は
第1図のII−II線断面図、第3図は同実施例に採用され
た切削チップの拡大斜視図、第4図は同実施例による切
削加工要領を示す断面図である。 (符号の説明) 1……円柱状ホルダー、2……中空部、3……チップ取
付口、4……圧力流体の供給管路、41……噴出口、5…
…流体排出口、6……切削チップ、61……ブレーカー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも先側に中空部を有する円柱状ホ
    ルダーと、該ホルダーの先側円周面に開口され上記中空
    部と連通するチップ取付口と、噴出口が上記中空部の先
    側から後方に向くよう上記ホルダーに形設された圧力流
    体の供給管路と、上記ホルダーの後方に前記中空部と連
    通状態で開設された排出口と、表面に上記中空部に向け
    られる切屑誘導用のブレーカーを有し前記取付口に取着
    された切削チップとより成る内径加工工具。
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