JP2618908B2 - 自動白バランス調整方法及び装置 - Google Patents
自動白バランス調整方法及び装置Info
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- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
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- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動白バランス調整方法及び装置に係り、特
に内部測光方式によって自動的に白バランスを調整する
自動白バランス調整方法及び装置に関する。
に内部測光方式によって自動的に白バランスを調整する
自動白バランス調整方法及び装置に関する。
従来、自動白バランス調整方法には外部測光方式と内
部測光方式とがある。外部測光方式では、色温度を外部
センサで測定し、そこから得られる制御信号によって赤
・青の信号の利得を制御する、いわゆるオープンループ
制御となっている。かかる方式では、被写体に当たって
いる光の色温度と外部センサに入射している光の色温度
が異なると、誤差が生じ不自然な色調になる。例えば、
照明されている室内から窓越しに屋外を撮影したような
場合には、外部センサに室内の色温度の低い光が当たっ
ているので、色調を青くするような制御がかかり、青味
の強い映像となる。
部測光方式とがある。外部測光方式では、色温度を外部
センサで測定し、そこから得られる制御信号によって赤
・青の信号の利得を制御する、いわゆるオープンループ
制御となっている。かかる方式では、被写体に当たって
いる光の色温度と外部センサに入射している光の色温度
が異なると、誤差が生じ不自然な色調になる。例えば、
照明されている室内から窓越しに屋外を撮影したような
場合には、外部センサに室内の色温度の低い光が当たっ
ているので、色調を青くするような制御がかかり、青味
の強い映像となる。
これに対し、内部測光方式では、被写体に当たってい
る光で直接判断するので適正な色になる。
る光で直接判断するので適正な色になる。
従来の上記内部測光方式の自動白バランス調整方法を
第8図を用いて説明すると、レンズ10を通って入射した
光は、撮像素子12を介して赤・緑・青の信号(ER、EG、
EB)に光電変換される。各信号(ER、EG、EB)は、それ
ぞれ増幅器14、16、18を介してマトリクス回路20に入力
され、ここで輝度信号EYと色差信号(ER−EY)、(EB−
EY)に変換されたのち、エンコーダ22に入力される。エ
ンコーダ22では、色差信号はいわゆる3.5MHzで直交2相
変調されて輝度信号EYと加算され、NTSC方式のビデオ信
号として出力される。
第8図を用いて説明すると、レンズ10を通って入射した
光は、撮像素子12を介して赤・緑・青の信号(ER、EG、
EB)に光電変換される。各信号(ER、EG、EB)は、それ
ぞれ増幅器14、16、18を介してマトリクス回路20に入力
され、ここで輝度信号EYと色差信号(ER−EY)、(EB−
EY)に変換されたのち、エンコーダ22に入力される。エ
ンコーダ22では、色差信号はいわゆる3.5MHzで直交2相
変調されて輝度信号EYと加算され、NTSC方式のビデオ信
号として出力される。
一方、色差信号(ER−EY)及び(EB−EY)は、それぞ
れ積分回路24および26に入力され、ここで画面全体の色
差信号の積分が行われ、その積分平均値は差動増幅器28
及び30の負入力に加えられる。差動増幅器28及び30の正
入力には、それぞれ基準レベル設定器32及び34から画面
全体の色の平均値が灰色となるときの色差信号(ER−
EY)及び(EB−EY)のそれぞれの平均値である基準レベ
ルが入力されており、差動増幅器28は上記2入力信号の
差を増幅して得られ利得制御信号RCONTを増幅器14に出
力し、増幅器14で増幅される原色信号ERの利得を制御
し、また差動増幅器30は上記2入力信号の差を増幅して
得られる利得制御信号BCONTを増幅器18に出力し、増幅
器18で増幅される原色信号EBの利得を制御する。これに
より原色信号ER、EBは、色差信号(ER−EY)、(EB−
EY)の画面全体の平均値が基準レベルに一致するように
制御される。
れ積分回路24および26に入力され、ここで画面全体の色
差信号の積分が行われ、その積分平均値は差動増幅器28
及び30の負入力に加えられる。差動増幅器28及び30の正
入力には、それぞれ基準レベル設定器32及び34から画面
全体の色の平均値が灰色となるときの色差信号(ER−
EY)及び(EB−EY)のそれぞれの平均値である基準レベ
ルが入力されており、差動増幅器28は上記2入力信号の
差を増幅して得られ利得制御信号RCONTを増幅器14に出
力し、増幅器14で増幅される原色信号ERの利得を制御
し、また差動増幅器30は上記2入力信号の差を増幅して
得られる利得制御信号BCONTを増幅器18に出力し、増幅
器18で増幅される原色信号EBの利得を制御する。これに
より原色信号ER、EBは、色差信号(ER−EY)、(EB−
EY)の画面全体の平均値が基準レベルに一致するように
制御される。
すなわち、上記自動白バランス調整方法は、色のつい
た画面全体の色を平均すれば、灰色になる(一般の被写
体を撮影したときにも画面全体で平均すれば白い被写体
を撮影したときと等価になる)という一般的事実に基づ
く制御方法である。
た画面全体の色を平均すれば、灰色になる(一般の被写
体を撮影したときにも画面全体で平均すれば白い被写体
を撮影したときと等価になる)という一般的事実に基づ
く制御方法である。
しかしながら、全ての被写体が上記仮定を満足するわ
けではなく、例えば青い空と青い海を背景とする被写体
や、赤い壁を背景とする被写体などでは、画面全体をそ
れぞれ積分(平均)すると青や赤になり、灰色にはなら
ない。かかる被写体に対しても上記白バランス調整を行
うと、青も赤も灰色になってしまい、いわゆるカラーフ
ェリア(color failure)という誤制御が行われる。
けではなく、例えば青い空と青い海を背景とする被写体
や、赤い壁を背景とする被写体などでは、画面全体をそ
れぞれ積分(平均)すると青や赤になり、灰色にはなら
ない。かかる被写体に対しても上記白バランス調整を行
うと、青も赤も灰色になってしまい、いわゆるカラーフ
ェリア(color failure)という誤制御が行われる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、カ
ラーフェリアの誤制御をなくし或いは最小限に抑えるこ
とができる内部測光方式の自動白バランス調整方法及び
装置を提供することを目的とする。
ラーフェリアの誤制御をなくし或いは最小限に抑えるこ
とができる内部測光方式の自動白バランス調整方法及び
装置を提供することを目的とする。
本発明は前記目的を達成するために、被写体を撮影し
て得た信号からそれぞれ色差信号(ER−EY)及び(EB−
EY)を生成し、各色差信号をそれぞれ画面全体にわたっ
て積分し、各積分平均値がそれぞれ所定の基準レベルに
なるように赤・青の信号の利得を制御するようにした自
動白バランス調整方法において、前記各色差信号に対し
てそれぞれ強色差検出用のスライスレベルを設定し、各
色差信号のうち前記設定したスライスレベルを越える強
色差信号については該強色差信号に代えて前記スライス
レベルよりも弱い色差信号を示す所定のレベルを積分
し、各色差信号から強色差信号を除去するようにしたこ
とを特徴としている。
て得た信号からそれぞれ色差信号(ER−EY)及び(EB−
EY)を生成し、各色差信号をそれぞれ画面全体にわたっ
て積分し、各積分平均値がそれぞれ所定の基準レベルに
なるように赤・青の信号の利得を制御するようにした自
動白バランス調整方法において、前記各色差信号に対し
てそれぞれ強色差検出用のスライスレベルを設定し、各
色差信号のうち前記設定したスライスレベルを越える強
色差信号については該強色差信号に代えて前記スライス
レベルよりも弱い色差信号を示す所定のレベルを積分
し、各色差信号から強色差信号を除去するようにしたこ
とを特徴としている。
本発明によれば、被写体を撮影して得た信号から生成
される色差信号(ER−EY)及び(EB−EY)をそれぞれ積
分して画面全体の平均値を求める際に、或るレベル(ス
ライスレベル)以上の色差信号(強色差信号)は積分せ
ず、その強色差信号に代えて前記スライスレベルよりも
弱い色差信号を示す所定のレベルを積分する。すなわ
ち、元の絵の画面全体の平均が灰色でない場合でも、元
の絵から強い色を取り去った情報を積分することによ
り、灰色に近づけるようにし、カラーフェリアの誤制御
をなくすようにしている。
される色差信号(ER−EY)及び(EB−EY)をそれぞれ積
分して画面全体の平均値を求める際に、或るレベル(ス
ライスレベル)以上の色差信号(強色差信号)は積分せ
ず、その強色差信号に代えて前記スライスレベルよりも
弱い色差信号を示す所定のレベルを積分する。すなわ
ち、元の絵の画面全体の平均が灰色でない場合でも、元
の絵から強い色を取り去った情報を積分することによ
り、灰色に近づけるようにし、カラーフェリアの誤制御
をなくすようにしている。
以下添付図面に従って本発明に係る自動白バランス調
整方法及び装置の好ましい実施例を詳説する。
整方法及び装置の好ましい実施例を詳説する。
まず、第2図を参照して本発明を原理的に説明する。
いま、第2図(A)に示すような強い赤色を含む絵柄
により、第2図(B)に示す色差信号(ER−EY)を得た
とする。この色差信号を画面全体にわたって積分する
と、その積分平均値は黒レベルよりも赤方向に移動し、
前述の第8図に示したような自動白バランス調整を行う
と、人の顔の色は赤の補色方向(シアン、青)に誤制御
される。
により、第2図(B)に示す色差信号(ER−EY)を得た
とする。この色差信号を画面全体にわたって積分する
と、その積分平均値は黒レベルよりも赤方向に移動し、
前述の第8図に示したような自動白バランス調整を行う
と、人の顔の色は赤の補色方向(シアン、青)に誤制御
される。
そこで、第2図(A)の絵柄から強い赤を示す色差信
号をブランキングするために或るレベル(スライスレベ
ル)を設定し、このスライスレベルを越える強色差信号
は、第2図(C)に示すように黒レベル(ペデスタルク
ランプされるDC値、即ち基準レベル)にブランキングす
る。これにより、元の絵柄の色差信号から強色差信号が
取り除かれ、その平均値が灰色に近づけられるようにな
る。
号をブランキングするために或るレベル(スライスレベ
ル)を設定し、このスライスレベルを越える強色差信号
は、第2図(C)に示すように黒レベル(ペデスタルク
ランプされるDC値、即ち基準レベル)にブランキングす
る。これにより、元の絵柄の色差信号から強色差信号が
取り除かれ、その平均値が灰色に近づけられるようにな
る。
第1図は本発明に係る自動白バランス調整装置の一実
施例を示すブロック図である。尚、第8図と共通の部分
に関しては同一の符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
施例を示すブロック図である。尚、第8図と共通の部分
に関しては同一の符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
第1図からも明らかなように、2点鎖線で示した部分
(ブランキング制御部)40が本発明によって追加された
部分であり、このブランキング制御部40によって上述し
た強色差信号をブランキングするようにしている。
(ブランキング制御部)40が本発明によって追加された
部分であり、このブランキング制御部40によって上述し
た強色差信号をブランキングするようにしている。
このブランキング制御部40は、色差信号(ER−EY)の
上スライスレベル設定器41A、下スライスレベル設定器4
1B、比較器42A、42B、アンド回路43、ブランキングスイ
ッチ44と、色差信号(EB−EY)の上スライスレベル設定
器45A、下スライスレベル設定器45B、比較器46A、46B、
アンド回路47、ブランキングスイッチ48とから構成され
ている。
上スライスレベル設定器41A、下スライスレベル設定器4
1B、比較器42A、42B、アンド回路43、ブランキングスイ
ッチ44と、色差信号(EB−EY)の上スライスレベル設定
器45A、下スライスレベル設定器45B、比較器46A、46B、
アンド回路47、ブランキングスイッチ48とから構成され
ている。
上スライスレベル設定器41A及び下スライスレベル設
定器41Bは、それぞれ色差信号(ER−EY)の赤色側の強
色差信号及びシアン側の強色差信号をブランキングする
ための上スライスレベル及び下スライスレベルを設定す
るもので、それぞれ上スライスレベル及び下スライスレ
ベルを出力する。
定器41Bは、それぞれ色差信号(ER−EY)の赤色側の強
色差信号及びシアン側の強色差信号をブランキングする
ための上スライスレベル及び下スライスレベルを設定す
るもので、それぞれ上スライスレベル及び下スライスレ
ベルを出力する。
比較器42Aの正入力及び負け入力にはそれぞれ上スラ
イスレベル及び色差信号(ER−EY)が加えられており、
比較器42Aはこれらの2入力信号を比較し、色差信号(E
R−EY)が上スライスレベルよりも小さいときにHレベ
ル信号を出力し、上スライスレベルよりも大きいときに
強色差検出信号(Lレベル信号)を出力する。また、比
較器42Bの正入力及び負入力にはそれぞれ色差信号(ER
−EY)及び下スライスレベルが加えられており、比較器
42Bはこれらの2入力信号を比較し、色差信号(ER−
EY)が下スライスレベルよりも大きいときにHレベル信
号を出力し、下スライスレベルよりも小さいときに強色
差検出信号(Lレベル信号)を出力する。
イスレベル及び色差信号(ER−EY)が加えられており、
比較器42Aはこれらの2入力信号を比較し、色差信号(E
R−EY)が上スライスレベルよりも小さいときにHレベ
ル信号を出力し、上スライスレベルよりも大きいときに
強色差検出信号(Lレベル信号)を出力する。また、比
較器42Bの正入力及び負入力にはそれぞれ色差信号(ER
−EY)及び下スライスレベルが加えられており、比較器
42Bはこれらの2入力信号を比較し、色差信号(ER−
EY)が下スライスレベルよりも大きいときにHレベル信
号を出力し、下スライスレベルよりも小さいときに強色
差検出信号(Lレベル信号)を出力する。
アンド回路43は、比較器42A、42Bからの2入力信号が
ともにHレベル信号のとき、すなわち色差信号(ER−
EY)が上スライスレベルと下スライスレベルの間に入っ
ているときにHレベル信号を出力し、2入力信号のうち
少なくとも一方がLレベル信号のとき、すなわち色差信
号(ER−EY)が上スライスレベルまたは下スライスレベ
ルを越えたときにLレベル信号を出力する。
ともにHレベル信号のとき、すなわち色差信号(ER−
EY)が上スライスレベルと下スライスレベルの間に入っ
ているときにHレベル信号を出力し、2入力信号のうち
少なくとも一方がLレベル信号のとき、すなわち色差信
号(ER−EY)が上スライスレベルまたは下スライスレベ
ルを越えたときにLレベル信号を出力する。
ブランキングスイッチ44は色差信号(ER−EY)を入力
する入力接点44A、基準レベル設定器32からの基準レベ
ルを入力する入力接点44B及びこれらの接点44A、44Bと
選択的に接続される可動接片44Cを有しており、アンド
回路43からHレベル信号を入力すると可動接片44Cを接
点44Aに接続して色差信号(ER−EY)を積分回路24に出
力し、アンド回路43からLレベル信号を入力すると可動
接片44Cを接点44Bに接続して基準レベルを積分回路24に
出力する。
する入力接点44A、基準レベル設定器32からの基準レベ
ルを入力する入力接点44B及びこれらの接点44A、44Bと
選択的に接続される可動接片44Cを有しており、アンド
回路43からHレベル信号を入力すると可動接片44Cを接
点44Aに接続して色差信号(ER−EY)を積分回路24に出
力し、アンド回路43からLレベル信号を入力すると可動
接片44Cを接点44Bに接続して基準レベルを積分回路24に
出力する。
一方、上スライスレベル設定器45A及び下スライスレ
ベル設定器45Bは、それぞれ色差信号(EB−EY)の青色
側の強色差信号及び黄色側の強色差信号をブランキング
するための上スライスレベル及び下スライスレベルを設
定するものである。また、比較器46A、46B、アンド回路
47、及びブランキングスイッチ48は、上述の比較器42
A、42B、アンド回路43、及びブランキングスイッチ44と
同様の動作をするため、ここではその詳細な説明は省略
する。
ベル設定器45Bは、それぞれ色差信号(EB−EY)の青色
側の強色差信号及び黄色側の強色差信号をブランキング
するための上スライスレベル及び下スライスレベルを設
定するものである。また、比較器46A、46B、アンド回路
47、及びブランキングスイッチ48は、上述の比較器42
A、42B、アンド回路43、及びブランキングスイッチ44と
同様の動作をするため、ここではその詳細な説明は省略
する。
このように、積分回路24及び26は色差信号(ER−EY)
及び(EB−EY)を積分するが、その色差信号が上スライ
スレベルあるいは下スライスレベルを越える強色差信号
となる場合には、その強色差信号をブランキングして積
分(強色差信号に代えて基準レベルを積分)することに
なる。
及び(EB−EY)を積分するが、その色差信号が上スライ
スレベルあるいは下スライスレベルを越える強色差信号
となる場合には、その強色差信号をブランキングして積
分(強色差信号に代えて基準レベルを積分)することに
なる。
これにより、元の絵が部分的に強い色を含んでいる場
合でも、その絵から強い色を取り去った色の平均をとる
ことになり、その平均を灰色に近づけることができ、強
い色に影響されない適正な白バランス調整ができる。
合でも、その絵から強い色を取り去った色の平均をとる
ことになり、その平均を灰色に近づけることができ、強
い色に影響されない適正な白バランス調整ができる。
次に、スライスレベルを自動的に適正な値に設定する
場合について説明する。
場合について説明する。
すなわち、第4図(A)及び(B)は第2図(A)及
び(B)と同一の絵柄及び色差信号(ER−EY)を示して
いるが、この絵柄に対して色温度が変化した場合、色差
信号(ER−EY)は第4図(C)に示すように元の波形を
維持しながら黒レベルに対してDCオフセットが上下に動
くように変化する。ここで、第4図(B)と同じスライ
スレベルを設定した場合には、第4図(C)上のブラン
キングしなくない部分(斜線部分)Aが強色差信号とし
て誤検出されブランキングされてしまう。
び(B)と同一の絵柄及び色差信号(ER−EY)を示して
いるが、この絵柄に対して色温度が変化した場合、色差
信号(ER−EY)は第4図(C)に示すように元の波形を
維持しながら黒レベルに対してDCオフセットが上下に動
くように変化する。ここで、第4図(B)と同じスライ
スレベルを設定した場合には、第4図(C)上のブラン
キングしなくない部分(斜線部分)Aが強色差信号とし
て誤検出されブランキングされてしまう。
そこで、第4図(D)に示すように色温度変化によっ
て平均値が上がった分(△V)だけスライスレベルも上
げてやれば、第4図(B)と相対的に同じ位置で強い赤
色だけを検出してブランキングすることができる。
て平均値が上がった分(△V)だけスライスレベルも上
げてやれば、第4図(B)と相対的に同じ位置で強い赤
色だけを検出してブランキングすることができる。
第3図は本発明に係る自動白バランス調整装置の他の
実施例を示す要部ブロック図で、スライスレベルを自動
的に適正な値に設定するようにしている。
実施例を示す要部ブロック図で、スライスレベルを自動
的に適正な値に設定するようにしている。
同図において、色差信号(ER−EY)及び(EB−EY)は
それぞれ増幅器50、52を介してクランプ回路54、56に加
えられる。クランプ回路54及び56にはそれぞれクランプ
パルスCP及び設定器58、60からペデスタルクランプされ
るDC値(基準レベル)が加えられており、クランプ回路
54及び56はそれぞれ色差信号(ER−EY)及び(EB−EY)
をクランプパルスCPに同期してペデスタルクランプして
スイッチ62、積分回路64、比較器70A、70B及びスイッチ
72、積分回路74、比較器80A、80Bに出力する。
それぞれ増幅器50、52を介してクランプ回路54、56に加
えられる。クランプ回路54及び56にはそれぞれクランプ
パルスCP及び設定器58、60からペデスタルクランプされ
るDC値(基準レベル)が加えられており、クランプ回路
54及び56はそれぞれ色差信号(ER−EY)及び(EB−EY)
をクランプパルスCPに同期してペデスタルクランプして
スイッチ62、積分回路64、比較器70A、70B及びスイッチ
72、積分回路74、比較器80A、80Bに出力する。
積分回路64は入力する色差信号(ER−EY)を積分し、
画面全体の積分平均値をそれぞれレベルシフト回路66A
及び66Bに出力する。レベルシフト回路66Aは入力する平
均値を或る一定レベルだけ大きいレベルにシフトし、こ
れを上限リミタ68A及び下限リミタ69Aを介して上スライ
スレベルとして比較器70Aに出力する。同様に、レベル
シフト回路66Bは入力する平均値を或る一定レベルだけ
小さいレベルにシフトし、これを上限リミタ68B及び下
限リミタ69Bを介して下スライスレベルとして比較器70B
に出力する。
画面全体の積分平均値をそれぞれレベルシフト回路66A
及び66Bに出力する。レベルシフト回路66Aは入力する平
均値を或る一定レベルだけ大きいレベルにシフトし、こ
れを上限リミタ68A及び下限リミタ69Aを介して上スライ
スレベルとして比較器70Aに出力する。同様に、レベル
シフト回路66Bは入力する平均値を或る一定レベルだけ
小さいレベルにシフトし、これを上限リミタ68B及び下
限リミタ69Bを介して下スライスレベルとして比較器70B
に出力する。
ここで、レベルシフト回路66A及び66Bにおけるシフト
量は、第5図に示すように飽和度(色の濃さ)100%の
レベルの1/3〜1/2とし、また、上限リミタ68A及び下限
リミタ69Aはそれぞれ入力するレベルを色差信号(ER−E
Y)の飽和レベル(+)の80%のレベル及び10%のレベ
ルを限度として制限し、上限リミタ68B及び下限リミタ6
9Bはそれぞれ入力するレベルを色差信号(ER−EY)の飽
和レベル(−)の10%のレベル及び80%のレベルを限度
として制限する。すなわち、上スライスレベル及び下ス
ライスレベルは色差信号(ER−EY)の画面全体の平均値
に応じて変動するが、上スライスレベルは上限リミタ68
A及び下限リミタ69Aによってその変動範囲が制限され、
下スライスレベルは上限リミタ68B及び下限リミタ69Bに
よってその変動範囲が制限される。
量は、第5図に示すように飽和度(色の濃さ)100%の
レベルの1/3〜1/2とし、また、上限リミタ68A及び下限
リミタ69Aはそれぞれ入力するレベルを色差信号(ER−E
Y)の飽和レベル(+)の80%のレベル及び10%のレベ
ルを限度として制限し、上限リミタ68B及び下限リミタ6
9Bはそれぞれ入力するレベルを色差信号(ER−EY)の飽
和レベル(−)の10%のレベル及び80%のレベルを限度
として制限する。すなわち、上スライスレベル及び下ス
ライスレベルは色差信号(ER−EY)の画面全体の平均値
に応じて変動するが、上スライスレベルは上限リミタ68
A及び下限リミタ69Aによってその変動範囲が制限され、
下スライスレベルは上限リミタ68B及び下限リミタ69Bに
よってその変動範囲が制限される。
このように、リミタによってスライスレベルを制限す
る理由は、絵柄及び色温度によって色差信号の画面全体
の平均値が非常に高くなった場合に、上記制限を設けな
いと上スライスレベル、下スライスレベルともにその平
均値にしたがって変動し、上スライスレベルが飽和レベ
ルを越えたり、下スライスレベルが黒レベルを越える可
能性があるからであり、また、スライスレベルが飽和レ
ベルを越えたり、飽和レベルに極めて近い場合には、強
色差信号のブランキングが全くできなくなったり、大部
分の強色差信号のブランキングができず、その結果、カ
ラーフェリアが生じる可能性があるからである。尚、各
リミタによる制限レベルは本実施例に限らず、適宜所望
のレベルに設定することができる。
る理由は、絵柄及び色温度によって色差信号の画面全体
の平均値が非常に高くなった場合に、上記制限を設けな
いと上スライスレベル、下スライスレベルともにその平
均値にしたがって変動し、上スライスレベルが飽和レベ
ルを越えたり、下スライスレベルが黒レベルを越える可
能性があるからであり、また、スライスレベルが飽和レ
ベルを越えたり、飽和レベルに極めて近い場合には、強
色差信号のブランキングが全くできなくなったり、大部
分の強色差信号のブランキングができず、その結果、カ
ラーフェリアが生じる可能性があるからである。尚、各
リミタによる制限レベルは本実施例に限らず、適宜所望
のレベルに設定することができる。
比較器70A及び70Bは、第1図の比較器42A及び42Bと同
等のものであるが、比較器70A及び70Bはそれぞれ色差信
号(ER−EY)が上スライスレベルと下スライスレベルの
間にあるときにはLレベル信号を出力し、上スライスレ
ベル又は下スライスレベルを越えるとHレベル信号を出
力する。
等のものであるが、比較器70A及び70Bはそれぞれ色差信
号(ER−EY)が上スライスレベルと下スライスレベルの
間にあるときにはLレベル信号を出力し、上スライスレ
ベル又は下スライスレベルを越えるとHレベル信号を出
力する。
また、積分回路74、レベルシフト76A、76B、上限リミ
タ78A、78B、下限リミタ79A、79Bは上記と同様に色差信
号(EB−EY)に対する上スライスレベル及び下スライス
レベルを生成し、比較器80A及び80Bはそれぞれ色差信号
(EB−EY)が上スライスレベルと下スライスレベルの間
にあるときはLレベル信号を出力し、上スライスレベル
または下スライスレベルを越えるとHレベル信号を出力
する。
タ78A、78B、下限リミタ79A、79Bは上記と同様に色差信
号(EB−EY)に対する上スライスレベル及び下スライス
レベルを生成し、比較器80A及び80Bはそれぞれ色差信号
(EB−EY)が上スライスレベルと下スライスレベルの間
にあるときはLレベル信号を出力し、上スライスレベル
または下スライスレベルを越えるとHレベル信号を出力
する。
スイッチ62及び72は、通常は可動接片62C及び72Cを接
点61A及び72Aに接続してペデスタルクランプされた色差
信号(ER−EY)及び(EB−EY)をそれぞれ積分回路24及
び26に導いているが、比較器70Aまたは70Bからオア回路
82、86を介してHレベル信号を入力した場合、或いは比
較器80Aまたは80Bからオア回路84、86を介してHレベル
信号を入力した場合には、それぞれ可動接片62C、72Cを
基準レベルを入力する接点62B及び72Bに切り換え接続
し、基準レベルを積分回路24及び26に導く。尚、積分回
路24及び26の積分値に基づいて利得制御信号RCONT及びB
CONTを生成する回路は第8図のものと同様のため、ここ
ではその説明は省略する。また、この実施例では、色差
信号(ER−EY)及び(EB−EY)のいずれか一方がスライ
スレベルを越えると、そのときの色差信号(ER−EY)及
び(EB−EY)をともにブランキングするようにしたが、
これに限らず、第1図に示した装置と同様に独立にブラ
ンキングするようにしてもよい。
点61A及び72Aに接続してペデスタルクランプされた色差
信号(ER−EY)及び(EB−EY)をそれぞれ積分回路24及
び26に導いているが、比較器70Aまたは70Bからオア回路
82、86を介してHレベル信号を入力した場合、或いは比
較器80Aまたは80Bからオア回路84、86を介してHレベル
信号を入力した場合には、それぞれ可動接片62C、72Cを
基準レベルを入力する接点62B及び72Bに切り換え接続
し、基準レベルを積分回路24及び26に導く。尚、積分回
路24及び26の積分値に基づいて利得制御信号RCONT及びB
CONTを生成する回路は第8図のものと同様のため、ここ
ではその説明は省略する。また、この実施例では、色差
信号(ER−EY)及び(EB−EY)のいずれか一方がスライ
スレベルを越えると、そのときの色差信号(ER−EY)及
び(EB−EY)をともにブランキングするようにしたが、
これに限らず、第1図に示した装置と同様に独立にブラ
ンキングするようにしてもよい。
第6図及び第7図はそれぞれ本発明に係る自動白バラ
ンス調整装置の更に他の実施例を示す要部回路図であ
り、第1図及び第3図に示した装置がスライスレベルを
越えた強色差信号を無色を示す所定の基準レベルにブラ
ンキングするのに対し、これらの装置は前記基準レベル
を自動的に変更し、あるいは任意のレベルに設定可能に
している。
ンス調整装置の更に他の実施例を示す要部回路図であ
り、第1図及び第3図に示した装置がスライスレベルを
越えた強色差信号を無色を示す所定の基準レベルにブラ
ンキングするのに対し、これらの装置は前記基準レベル
を自動的に変更し、あるいは任意のレベルに設定可能に
している。
すなわち、第6図では積分回路64及び74の出力レベル
(色差信号の画面全体の平均値)がそれぞれスイッチ62
及び72の接点62B及び72Bに加えられるようになってい
る。したがって、スライスレベルを越える強色差信号を
入力した場合には、この強色差信号に代えてその画面に
おける色差信号の平均値が後段の積分回路24または26に
出力される。尚、第6図における他の回路は第3図と同
様なため、その説明は省略する。
(色差信号の画面全体の平均値)がそれぞれスイッチ62
及び72の接点62B及び72Bに加えられるようになってい
る。したがって、スライスレベルを越える強色差信号を
入力した場合には、この強色差信号に代えてその画面に
おける色差信号の平均値が後段の積分回路24または26に
出力される。尚、第6図における他の回路は第3図と同
様なため、その説明は省略する。
一方、第7図では強色差信号に代えて積分回路64、74
に出力するレベルをそれぞれ設定するレベル設定器90
A、90B、92A、92Bと、レベル設定器90A及び90Bの設定レ
ベルをスイッチ62の接点62Bにそれぞれ出力するスイッ
チ94A及び94Bと、レベル設定器92A、92Bの設定レベルを
スイッチ72の接点72Bにそれぞれ出力するスイッチ96A及
び96Bとが設けられている。
に出力するレベルをそれぞれ設定するレベル設定器90
A、90B、92A、92Bと、レベル設定器90A及び90Bの設定レ
ベルをスイッチ62の接点62Bにそれぞれ出力するスイッ
チ94A及び94Bと、レベル設定器92A、92Bの設定レベルを
スイッチ72の接点72Bにそれぞれ出力するスイッチ96A及
び96Bとが設けられている。
レベル設定器90A及び90Bは、色差信号(ER−EY)がそ
の上スライスレベルまたは下スライスレベルを越えたと
き、これらの色差信号に代えて積分回路24に出力するレ
ベルを設定するもので、それぞれスライスレベルよりも
弱い色差信号を示す任意のレベルが設定される。同様
に、レベル設定器92A及び92Bは、色差信号(EB−EY)が
その上スライスレベルまたは下スライスレベルを越えた
とき、これらの色差信号に代えて積分回路26に出力する
レベルを設定するもので、それぞれスライスレベルより
も弱い色差信号を示す任意のレベルが設定される。
の上スライスレベルまたは下スライスレベルを越えたと
き、これらの色差信号に代えて積分回路24に出力するレ
ベルを設定するもので、それぞれスライスレベルよりも
弱い色差信号を示す任意のレベルが設定される。同様
に、レベル設定器92A及び92Bは、色差信号(EB−EY)が
その上スライスレベルまたは下スライスレベルを越えた
とき、これらの色差信号に代えて積分回路26に出力する
レベルを設定するもので、それぞれスライスレベルより
も弱い色差信号を示す任意のレベルが設定される。
また、スイッチ94A、94B、96A、96Bは、それぞれ比較
器70A、70B、80A、80Bが強色差信号を検出してHレベル
信号を出力すると、そのHレベル信号によってオンにな
る。
器70A、70B、80A、80Bが強色差信号を検出してHレベル
信号を出力すると、そのHレベル信号によってオンにな
る。
したがって、例えば比較器70Aが強色差信号を検出し
てHレベル信号を出力すると、そのHレベル信号によっ
てスイッチ94Aがオンし、レベル設定器90Aによって予設
定されたレベルがスイッチ62の接点62Bに導かれるとと
もに、前記Hレベル信号がオア回路82を介してスイッチ
62に加わり、スイッチ62の可動接片62Cを接点62Bに接続
する。これにより、レベル設定器90Aによって予設定さ
れたレベルが強色差信号に代えて積分回路24に導かれ
る。尚、第7図における他の回路は第3図と同様なた
め、その説明は省略する。
てHレベル信号を出力すると、そのHレベル信号によっ
てスイッチ94Aがオンし、レベル設定器90Aによって予設
定されたレベルがスイッチ62の接点62Bに導かれるとと
もに、前記Hレベル信号がオア回路82を介してスイッチ
62に加わり、スイッチ62の可動接片62Cを接点62Bに接続
する。これにより、レベル設定器90Aによって予設定さ
れたレベルが強色差信号に代えて積分回路24に導かれ
る。尚、第7図における他の回路は第3図と同様なた
め、その説明は省略する。
以上説明したように本発明に係る自動白バランス調整
方法及び装置によれば、絵柄に強い色(飽和度の大きい
色)がある場合に、その色をブランキングし、或いはそ
の色の大きさを所定のレベルに制限して平均するように
したため、画面全体の色の平均値を灰色に近づけること
ができ、カラーフェリアの誤制御をなくし、或いは最小
限に抑えることができ、良好な白バランス調整が可能に
なる。
方法及び装置によれば、絵柄に強い色(飽和度の大きい
色)がある場合に、その色をブランキングし、或いはそ
の色の大きさを所定のレベルに制限して平均するように
したため、画面全体の色の平均値を灰色に近づけること
ができ、カラーフェリアの誤制御をなくし、或いは最小
限に抑えることができ、良好な白バランス調整が可能に
なる。
第1図は本発明に係る自動白バランス調整装置の一実施
例を示すブロック図、第2図(A)乃至(C)は本発明
を原理的に説明するために用いた図、第3図は本発明に
係る自動白バランス調整装置の他の実施例を示す要部ブ
ロック図、第4図(A)乃至(D)はスライスレベルの
好ましい設定方法を説明するために用いた図、第5図は
スライスレベルの移動範囲等を説明するために用いた
図、第6図及び第7図はそれぞれ本発明に係る自動白バ
ランス調整装置の更に他の実施例を示す要部ブロック
図、第8図は従来の自動白バランス調整装置の一例を示
すブロック図である。 10……レンズ、12……撮像素子、14、16、18……増幅
器、20……マトリクス回路、22……エンコーダ、24、2
6、64、74……積分回路、28、30……差動増幅器、32、3
4、58、60……基準レベル設定器、40……ブランキング
制御部、41B、45A……上スライスレベル設定器、41A、4
5B……下スライスレベル設定器、42A、42B、46A、46B、
70A、70B、80A、80B……比較器、44、48、……ブランキ
ングスイッチ、62、72、94A、94B、96A、96B……スイッ
チ、66A、66B、76A、76B……レベルシフト回路、68A、6
8B、78A、78B……上限リミタ、69A、69B、79A、79B……
下限リミタ、90A、90B、92A、92B……レベル設定器。
例を示すブロック図、第2図(A)乃至(C)は本発明
を原理的に説明するために用いた図、第3図は本発明に
係る自動白バランス調整装置の他の実施例を示す要部ブ
ロック図、第4図(A)乃至(D)はスライスレベルの
好ましい設定方法を説明するために用いた図、第5図は
スライスレベルの移動範囲等を説明するために用いた
図、第6図及び第7図はそれぞれ本発明に係る自動白バ
ランス調整装置の更に他の実施例を示す要部ブロック
図、第8図は従来の自動白バランス調整装置の一例を示
すブロック図である。 10……レンズ、12……撮像素子、14、16、18……増幅
器、20……マトリクス回路、22……エンコーダ、24、2
6、64、74……積分回路、28、30……差動増幅器、32、3
4、58、60……基準レベル設定器、40……ブランキング
制御部、41B、45A……上スライスレベル設定器、41A、4
5B……下スライスレベル設定器、42A、42B、46A、46B、
70A、70B、80A、80B……比較器、44、48、……ブランキ
ングスイッチ、62、72、94A、94B、96A、96B……スイッ
チ、66A、66B、76A、76B……レベルシフト回路、68A、6
8B、78A、78B……上限リミタ、69A、69B、79A、79B……
下限リミタ、90A、90B、92A、92B……レベル設定器。
Claims (5)
- 【請求項1】被写体を撮影して得た信号からそれぞれ色
差信号(ER−EY)及び(EB−EY)を生成し、各色差信号
をそれぞれ画面全体にわたって積分し、各積分平均値が
それぞれ所定の基準レベルになるように赤・青の信号の
利得を制御するようにした自動白バランス調整方法にお
いて、 前記各色差信号に対してそれぞれ強色差検出用のスライ
スレベルを設定し、各色差信号のうち前記設定したスラ
イスレベルを越える強色差信号については該強色差信号
に代えて前記スライスレベルよりも弱い色差信号を示す
所定のレベルを積分し、各色差信号から強色差信号を除
去するようにしたことを特徴とする自動白バランス調整
方法。 - 【請求項2】前記スライスレベルの設定は、前記色差信
号を画面全体にわたって積分した積分平均値から一定レ
ベルだけ上及び下のレベルとすることを特徴とする特許
請求の範囲第(1)項記載の自動白バランス調整方法。 - 【請求項3】前記スライスレベルの設定は、前記色差信
号を画面全体にわたって積分した積分平均値から一定レ
ベルだけ上及び下のレベルとし、更にこれらの上及び下
のレベルに対してそれぞれ上限、下限の制限を設けるよ
うにしたことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記
載の自動白バランス調整方法。 - 【請求項4】被写体を撮影して得た信号のうち赤及び青
の信号の利得をそれぞれ制御する第1及び第2の利得制
御回路と、 前記被写体を撮影して得た信号から生成される色差信号
(ER−EY)及び(EB−EY)をそれぞれ画面全体にわたっ
て積分する第1及び第2の積分回路と、 色差信号(ER−EY)及び(EB−EY)から強色差信号をそ
れぞれ検出するための第1及び第2のスライスレベルを
設定する第1及び第2のスライスレベル設定手段と、 前記色差信号(ER−EY)と第1のスライスレベルを入力
し、該色差信号が第1のスライスレベルを越えたとき強
色差検出信号を出力する第1の比較器と、 前記色差信号(EB−EY)と第2のスライスレベルを入力
し、該色差信号が第2のスライスレベルを越えたとき強
色差検出信号を出力する第2の比較器と、 それぞれ前記第1及び第2のスライスレベルよりも弱い
色差信号を示す所定のレベルを設定する第1及び第2の
レベル設定器と、 前記第1の比較器の強色差検出信号または第1、第2の
比較器の少なくとも一方の強色差検出信号の出力期間
に、前記色差信号(ER−EY)に代えて前記第1のレベル
設定器の所定のレベルを前記第1の積分回路に出力する
第1のスイッチと、 前記第2の比較器の強色差検出信号または第1、第2の
比較器の少なくとも一方の強色差検出信号の出力期間
に、前記色差信号(EB−EY)に代えて前記第2のレベル
設定器の所定のレベルを前記第2の積分回路に出力する
第2のスイッチと、 各色差信号の画面全体の平均値がとるべき所定の基準レ
ベルを設定する第1及び第2の基準レベル設定器と、 前記第1の積分回路の積分平均値と前記第1の基準レベ
ル設定器の基準レベルとを比較し、両者が一致するよう
に前記第1の利得制御回路の利得を調整する手段と、 前記第2の積分回路の積分平均値と前記第2の基準レベ
ル設定器の基準レベルとを比較し、両者が一致するよう
に前記第2の利得制御回路の利得を調整する手段と、 を備えたことを特徴とする自動白バランス調整装置。 - 【請求項5】前記第1のレベル設定器と第1の基準レベ
ル設定器及び第2のレベル設定器と第2の基準レベル設
定器はそれぞれ同一の設定器によって構成されている特
許請求の範囲第(4)項記載の自動白バランス調整装
置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62202509A JP2618908B2 (ja) | 1987-08-13 | 1987-08-13 | 自動白バランス調整方法及び装置 |
US07/231,474 US4883360A (en) | 1987-08-13 | 1988-08-12 | Method and apparatus for automatically adjusting white balance |
KR1019880010346A KR920004571B1 (ko) | 1987-08-13 | 1988-08-13 | 자동 백바란스 조정방법 및 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62202509A JP2618908B2 (ja) | 1987-08-13 | 1987-08-13 | 自動白バランス調整方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6446391A JPS6446391A (en) | 1989-02-20 |
JP2618908B2 true JP2618908B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=16458660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62202509A Expired - Fee Related JP2618908B2 (ja) | 1987-08-13 | 1987-08-13 | 自動白バランス調整方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2618908B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0263394A (ja) * | 1988-08-30 | 1990-03-02 | Fuji Photo Film Co Ltd | 彩度調整方法及び装置 |
JP2523036B2 (ja) * | 1990-02-28 | 1996-08-07 | 三洋電機株式会社 | カラ―ビデオカメラ |
US5442408A (en) * | 1989-11-17 | 1995-08-15 | Sanyo Electric Co., Ltd. | White balance adjusting apparatus for automatically adjusting white balance in response to luminance information signal and color information signal obtained from image sensing device |
JP2532956B2 (ja) * | 1989-12-26 | 1996-09-11 | 三洋電機株式会社 | カラ―ビデオカメラ |
JP2523033B2 (ja) * | 1990-02-07 | 1996-08-07 | 三洋電機株式会社 | 白バランス調整装置 |
CN101976540B (zh) * | 2010-11-22 | 2012-10-03 | 天津三星电子有限公司 | 一种自动调整显示器灰阶一致性的方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60186188A (ja) * | 1984-03-06 | 1985-09-21 | Fuji Photo Film Co Ltd | カラ−ビデオカメラの自動ホワイトバランス調整装置 |
JPS62143591A (ja) * | 1985-12-18 | 1987-06-26 | Sanyo Electric Co Ltd | 白バランス補正制御回路 |
-
1987
- 1987-08-13 JP JP62202509A patent/JP2618908B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6446391A (en) | 1989-02-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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