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JP2616210B2 - 船舶の上部構造体の電気艤装方法 - Google Patents

船舶の上部構造体の電気艤装方法

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Publication number
JP2616210B2
JP2616210B2 JP2294552A JP29455290A JP2616210B2 JP 2616210 B2 JP2616210 B2 JP 2616210B2 JP 2294552 A JP2294552 A JP 2294552A JP 29455290 A JP29455290 A JP 29455290A JP 2616210 B2 JP2616210 B2 JP 2616210B2
Authority
JP
Japan
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ship
horizontal
cable
circuit
circuit module
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2294552A
Other languages
English (en)
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JPH04169394A (ja
Inventor
安生 小田
良和 萩原
孝信 三木
隆 上野
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
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Publication of JPH04169394A publication Critical patent/JPH04169394A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は船舶の上部構造体の電気艤装方法に関するも
のである。
[従来の技術] 一般に船舶の建造する際には、船体を構築した後、上
甲板上の所定位置に、内部が複数層に形成された上部構
造体を構築し、該上部構造体の各層内を間仕切りによっ
て複数に区分して所定の層に操舵室、制御室、あるいは
居室等の諸室、及び該諸室へ出入するため通路を形成し
たうえ、上部構造体の艤装工事を行っている。
船舶乗組員が航海中居住する居室区画を例にして上記
艤装工事の手順を説明すると、上甲板下の機関室近傍に
設けた配電盤等から各層の居室区画の通路空間の上部
へ、動力、計装、通信、無線、照明用等の複数の電線を
延設したうえ、上記各電線の分岐部分を各居室内へ引込
み、次いで居室の壁面、床、天井に内張りを取付けた
り、居室内にベッド、デスク、ソファ等の家具や衛生設
備を据付けたりする内装作業と並行して、コンセント、
時計、電話器、アンテナ端子、照明器具等の電気装備品
取付作業、及び電気装備品と電線の分岐部分との結線作
業を行っている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、近年、船舶に取付けられる電気装備品の増
加にともなって、上部構造体内に延設される電線の総延
長も増加し、電線の延設作業が長時間化する傾向があ
る。
また、居室内の各電気装備品と電線の分岐部分との結
線作業は、熟練した作業者が各電気装備品と電線の対応
を確認しながら一箇所ずつ結線しており、前記居室はす
くなくとも乗組員数と同数設けられるので、上記結線作
業に費やされる延べ作業時間は多大なものとなる。
更に、間仕切りによって区分された狭い居室内で前記
内装作業と結線作業とが並行して行われるので、単に作
業者の数を増加させるだけでは、船舶建造工程の後期に
集中的に施工される上部構造体の艤装工事を効率良く完
了させることができない点に問題があった。
本発明は上記問題点を解決するもので、船内における
艤装工事に要する作業時間を短縮することを目的として
いる。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明の船舶の上部構造体
の電気艤装方法においては、種々の電気装備品及びこれ
らの電気設備品に接続された接続箱を取付けたキャビン
ユニットを船舶の上部構造体内のデッキに搭載設置し、
横方向に延びる長尺体に横電路主ケーブルを延設し且つ
該横電路主ケーブルから横電路分岐ケーブルを分岐させ
た船舶搭載用横電路モジュールを、船舶の上部構造体内
のキャビンユニットの近傍に配置し、縦方向に延びる長
尺体に縦電路ケーブルを担持させ且つ該縦電路ケーブル
にケーブル接続ユニットを接続した船舶搭載用縦電路モ
ジュールを、前記船舶搭載用横電路モジュールの近傍に
位置し且つ上部構造体のデッキを貫通するように配置
し、船舶搭載用横電路モジュールの横電路主ケーブル及
び横電路分岐ケーブルをキャビンユニットの接続箱に接
続し、船舶搭載用横電路モジュールの横電路主ケーブル
を船舶搭載用縦電路モジュールのケーブル接続ユニット
に接続する。
[作用] 本発明の船舶の上部構造体の電気艤装方法では、上部
構造体内のデッキにキャビンユニットを搭載設置した
後、該キャビンユニットの接続箱に、キャビンユニット
の近傍に配置した船舶搭載用横電路モジュールの横電路
主ケーブル及び横電路分岐ケーブルを接続し、また、船
舶搭載用横電路モジュールの近傍に位置し且つ上部構造
体のデッキを貫通するように配置した船舶搭載用縦電路
モジュールのケーブル接続ユニットに、船舶搭載用横電
路モジュールの横電路主ケーブルを接続することによ
り、船舶の上部構造体の艤装工事に要する時間の短縮を
図る。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図及び第2図は本発明の一実施例であり、図中1
は船舶の船体、2は上甲板3上に構築され且つ内部に複
数のデッキ4を有する上部構造体、5は壁面、床、天井
に内張りを取付け且つ前記各デッキ4に搭載可能なキャ
ビンユニットを示し、該キャビンユニット5の内部に
は、接続箱6と、該接続箱6に接続されたコンセント、
時計、電話器、アンテナ端子、照明器具等の電気装備品
7とが取付けられている。
上記キャビンユニット5の組立作業、接続箱6と電気
装備品7との接続作業は、地上の工場内において行われ
る。
8は略水平方向に延びる枠状の長尺体9に、前記接続
箱に接続可能な所定の長さの予備巻取部を有する複数の
横電路主ケーブル10及び横電路分岐ケーブル11を延設し
た横電路モジュール、また、12は略垂直方向に延びる枠
状の長尺体13に、前記横電路主ケーブル10の基端部を接
続可能なケーブル接続ユニット14及び該ケーブル接続ユ
ニット14に接続された縦電路ケーブル15を複数延設した
縦電路モジュールであり、該縦電路モジュール12及び前
記横電路モジュール8の組立作業も、キャビンユニット
5と同様に地上の工場内において行われる。
前記各種電路主ケーブル10、横電路分岐ケーブル11、
縦電路ケーブル15、ケーブル接続ユニット14は動力、計
装、無線、照明等の用途のもので構成されている。
以下、本発明の実施手順を説明する。
上甲板3上に構築した上部構造体2内の所定のデッキ
4に、キャビンユニット5を搭載設置し、また、上部構
造体2内のキャビンユニット5の近傍の通路天井裏等に
横電路モジュール8を配設し、更に、上部構造体2内
に、各デッキ4を貫通するように縦電路モジュール12を
配設する。
次いで、各横電路主ケーブル10及び横電路分岐ケーブ
ル11を接続箱6に接続せしめてキャビンユニット5内の
電気装備品7と、それら電気装備品7に対応する各横電
路主ケーブル10を接続し、また、各横電路主ケーブル10
の基端部をそれら横電路主ケーブル10に対応する縦電路
ケーブル15のケーブル接続ユニット14に接続し、更に、
各縦電路ケーブル15の基端部を配電盤、あるいは室外ア
ンテナ等の諸装置に接続する。
このように、本発明においては、地上の工場で接続箱
6、電気装備品7等を取付けたキャビンユニット5を上
部構造体2内のデッキ4に搭載設置した後、地上の工場
で組立てた横電路モジュール8をキャビンユニット5の
近傍に配置し、該キャビンユニット5の接続箱6に横電
路モジュール8の横電路主ケーブル10及び横電路分岐ケ
ーブル11を接続し、また、地上の工場で組立てた縦電路
モジュール12を横電路モジュール8の近傍に位置し且つ
上部構造体2のデッキ4を貫通するように配置し、縦電
路モジュール12のケーブル接続ユニット14に横電路モジ
ュール8の横電路主ケーブル10を接続するので、舶内に
おける上部構造体2の艤装工事を短時間のうちに効率良
く完了することができる。
尚、本発明の船舶の上部構造体の電気艤装方法は、上
述の実施例にのみ限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること
は勿論である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明を船舶の上部構造体の電気
艤装方法によれば、電気装備品及び接続箱を取付けたキ
ャビンユニットを上部構造体内のデッキ搭載設置した
後、船舶搭載用横電路モジュールをキャビンユニットの
近傍に配置し、該キャビンユニットの接続箱に船舶搭載
用横電路モジュールの横電路主ケーブル及び横電路分岐
ケーブルを接続し、また、船舶搭載用縦電路モジュール
を船舶搭載用横電路モジュールの近傍に位置し且つ上部
構造体のデッキを貫通するように配置し、船舶搭載用縦
電路モジュールのケーブル接続ユニットに船舶搭載用横
電路モジュールの横電路主ケーブルを接続するので、船
内における上部構造体の艤装工事を短時間のうちに効率
良く完了することができるという優れた効果を奏し得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法により電気艤装を行った船舶の一
例を示す概略全体図、第2図は本発明の方法により電気
艤装を行った船舶の上部構造体の電気回路の一例を示す
配線図である。 図中2は上部構造体、4はデッキ、5はキャビンユニッ
ト、6は接続箱、7は電気装備品、8は横電路モジュー
ル(船舶搭載用横電路モジュール)、9は長尺体、10は
横電路主ケーブル、11は横電路分岐ケーブル、12は縦電
路モジュール(船舶搭載用縦電路モジュール)、13は長
尺体、14はケーブル接続ユニット、15は縦電路ケーブル
を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 隆 広島県呉市昭和町2番1号 石川島播磨 重工業株式会社呉第一工場内 (56)参考文献 特開 昭60−64090(JP,A) 特開 平1−314688(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】種々の電気装備品及びこれらの電気装備品
    に接続された接続箱を取付けたキャビンユニットを船舶
    の上部構造体内のデッキに搭載設置し、横方向に延びる
    長尺体に横電路主ケーブルを延設し且つ該横電路主ケー
    ブルから横電路分岐ケーブルを分岐させた船舶搭載用横
    電路モジュールを、船舶の上部構造体内のキャビンユニ
    ットの近傍に配置し、縦方向に延びる長尺体に縦電路ケ
    ーブルを担持させ且つ該縦電路ケーブルにケーブル接続
    ユニットを接続した船舶搭載用縦電路モジュールを、前
    記船舶搭載用横電路モジュールに近傍に位置し且つ上部
    構造体のデッキを貫通するように配置し、船舶搭載用横
    電路モジュールの横電路主ケーブル及び横電路分岐ケー
    ブルをキャビンユニットの接続箱に接続し、船舶搭載用
    横電路モジュールの横電路主ケーブルを船舶搭載用電路
    モジュールのケーブル接続ユニットに接続することを特
    徴とする船舶の上部構造体の電気艤装方法。
JP2294552A 1990-10-31 1990-10-31 船舶の上部構造体の電気艤装方法 Expired - Lifetime JP2616210B2 (ja)

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