JP2610416B2 - Ntscデイジタルクロマ復調回路 - Google Patents
Ntscデイジタルクロマ復調回路Info
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- JP2610416B2 JP2610416B2 JP59139815A JP13981584A JP2610416B2 JP 2610416 B2 JP2610416 B2 JP 2610416B2 JP 59139815 A JP59139815 A JP 59139815A JP 13981584 A JP13981584 A JP 13981584A JP 2610416 B2 JP2610416 B2 JP 2610416B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、NTSC複合カラー信号をディジタル的に直
接分離する複合カラー信号のディジタルクロマ復調回路
に関するものである。
接分離する複合カラー信号のディジタルクロマ復調回路
に関するものである。
第1図は従来一般的に考えられているNTSC複合カラー
信号のディジタルクロマ復調回路を示すブロック図であ
り、図において、1は複合カラー信号を供給する信号
線、2はA/D変換器、3はディジタル化された複合カラ
ー信号を輝度信号と色信号とに分離するくし形フィル
タ、4,5は上記くし形フィルタ3の色信号出力部に接続
されたバッファ、6,7は色信号の直交する2成分を出力
する信号線である。また8はクロックパルス発生回路
で、次に述べるようなクロックパルスC1,C2,C3を発生す
る回路である。
信号のディジタルクロマ復調回路を示すブロック図であ
り、図において、1は複合カラー信号を供給する信号
線、2はA/D変換器、3はディジタル化された複合カラ
ー信号を輝度信号と色信号とに分離するくし形フィル
タ、4,5は上記くし形フィルタ3の色信号出力部に接続
されたバッファ、6,7は色信号の直交する2成分を出力
する信号線である。また8はクロックパルス発生回路
で、次に述べるようなクロックパルスC1,C2,C3を発生す
る回路である。
即ち、A/D変換器2には色副搬送波の4倍の繰り返し
周波数を有し、カラーバーストの零位相時に立ち上がり
が一致するように位相制御されたクロックパルスC1を供
給し、バッファ4には色副搬送波に等しい繰り返し周波
数を有し、同じくカラーバーストの零位相時に立ち上が
りが一致するように位相制御されたクロックパルスC2を
供給し、バッファ5にはクロックパルスC2と同じ繰り返
し周波数を有し、クロックパルスC2よりも90°だけ位相
の遅れたクロックパルスC3を供給するよう構成されてい
る。第2図はカラーバーストとクロックパルスC1,C2,C3
の関係を示すタイミング図である。
周波数を有し、カラーバーストの零位相時に立ち上がり
が一致するように位相制御されたクロックパルスC1を供
給し、バッファ4には色副搬送波に等しい繰り返し周波
数を有し、同じくカラーバーストの零位相時に立ち上が
りが一致するように位相制御されたクロックパルスC2を
供給し、バッファ5にはクロックパルスC2と同じ繰り返
し周波数を有し、クロックパルスC2よりも90°だけ位相
の遅れたクロックパルスC3を供給するよう構成されてい
る。第2図はカラーバーストとクロックパルスC1,C2,C3
の関係を示すタイミング図である。
次に動作について説明する。複合カラー信号はA/D変
換器2により、クロックパルスC1の立ち上がる瞬時にお
いてアナログ信号からディジタル信号に変換される。次
いでくし形フィルタ3により分離された色信号成分はバ
ッファ4及びバッファ5に供給される。クロックパルス
C1は前述のようにカラーバーストの零位相時にパルスが
立ち上がるように位相制御されているため、くし形フィ
ルタ3から出力される色信号はクロックパルスC2及びC3
の立ち上がる瞬間において、色信号の直交する2成分そ
のものである。バッファ4及び5はそれぞれクロックパ
ルスC2及びC3の立ち上がる瞬間において、信号線6及び
7に色信号を出力するので、信号線6及び7には色信号
の直交する2成分がでディジタル信号として得られる。
換器2により、クロックパルスC1の立ち上がる瞬時にお
いてアナログ信号からディジタル信号に変換される。次
いでくし形フィルタ3により分離された色信号成分はバ
ッファ4及びバッファ5に供給される。クロックパルス
C1は前述のようにカラーバーストの零位相時にパルスが
立ち上がるように位相制御されているため、くし形フィ
ルタ3から出力される色信号はクロックパルスC2及びC3
の立ち上がる瞬間において、色信号の直交する2成分そ
のものである。バッファ4及び5はそれぞれクロックパ
ルスC2及びC3の立ち上がる瞬間において、信号線6及び
7に色信号を出力するので、信号線6及び7には色信号
の直交する2成分がでディジタル信号として得られる。
従来のディジタルクロマ復調回路は以上のように構成
されているので、色信号の直交成分は色副搬送波の1周
期ごとの値しか検出されず、画像の急激な変化に対応で
きないなどの欠点があった。
されているので、色信号の直交成分は色副搬送波の1周
期ごとの値しか検出されず、画像の急激な変化に対応で
きないなどの欠点があった。
この発明は上記のような従来のものの欠点を除去する
ためになされたもので、色副搬送波の4倍の繰り返し周
波数を有し、該繰り返し周波数で決定される一定周期の
標本点ごとにカラーバーストの零位相位置と一致するよ
うに位相制御された標本化パルスでNTSC複合カラー信号
を標本化する標本化手段と、 前記4倍の繰り返し周波数で標本化した信号を輝度信
号と、交互に出力される第1,第2の信号列からなる色信
号とに分離する分離手段と、 前記分離手段により出力された第1,第2の信号列から
なる色信号を交互に、かつ、直列に入力させ、該色信号
に各々一定の遅延時間を与える第1,第2の遅延手段と、 第2の遅延手段の出力信号と前記分離手段の出力信号
とを入力し、平均化して出力する平均化手段と、 前記平均手段の出力と前記第1の遅延手段の出力とを
第1,第2の入力端子から入力させ、前記第1の遅延手段
の連続する出力信号の間に前記平均化手段の出力信号を
内挿し、新たな2つの信号列からなる色信号として第1,
第2の出力端子から出力させる出力手段とを備え、 前記出力手段は、前記第1,第2の入力端子と前記第1,
第2の出力端子との間を結合を交互に切り替える切替手
段により構成され、該切り替えを前記カラーバーストの
零位相位置を基準として90°位相ごとに反転するパルス
に基づき行うようにしたNTSCディジタルクロマ復調回路
により、回路規模の増加を些少に止めた簡易な構成で、
色信号の直交する2成分の値が色副搬送波の4倍の繰り
返し周波数で検出され、より精細な色再現を可能にする
ことを目的としている。
ためになされたもので、色副搬送波の4倍の繰り返し周
波数を有し、該繰り返し周波数で決定される一定周期の
標本点ごとにカラーバーストの零位相位置と一致するよ
うに位相制御された標本化パルスでNTSC複合カラー信号
を標本化する標本化手段と、 前記4倍の繰り返し周波数で標本化した信号を輝度信
号と、交互に出力される第1,第2の信号列からなる色信
号とに分離する分離手段と、 前記分離手段により出力された第1,第2の信号列から
なる色信号を交互に、かつ、直列に入力させ、該色信号
に各々一定の遅延時間を与える第1,第2の遅延手段と、 第2の遅延手段の出力信号と前記分離手段の出力信号
とを入力し、平均化して出力する平均化手段と、 前記平均手段の出力と前記第1の遅延手段の出力とを
第1,第2の入力端子から入力させ、前記第1の遅延手段
の連続する出力信号の間に前記平均化手段の出力信号を
内挿し、新たな2つの信号列からなる色信号として第1,
第2の出力端子から出力させる出力手段とを備え、 前記出力手段は、前記第1,第2の入力端子と前記第1,
第2の出力端子との間を結合を交互に切り替える切替手
段により構成され、該切り替えを前記カラーバーストの
零位相位置を基準として90°位相ごとに反転するパルス
に基づき行うようにしたNTSCディジタルクロマ復調回路
により、回路規模の増加を些少に止めた簡易な構成で、
色信号の直交する2成分の値が色副搬送波の4倍の繰り
返し周波数で検出され、より精細な色再現を可能にする
ことを目的としている。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
3図において、11はNTSC複合カラー信号を供給する信号
線、12は供給されたNTSC複合カラー信号を所定の標本化
周波数でもって標本化するA/D変換器、13はこのA/D変換
器12によりディジタル化された複合カラー信号を輝度信
号と色信号とに分離するくし形フィルタ、14は上記くし
形フィルタの色信号出力部に接続された符号反転器、1
5,16は1標本化周期に等しい遅延時間を有する遅延回
路、17は符号反転器14の出力と遅延回路16の出力とを加
算する加算器、18は上記加算器の出力を2分の1にする
演算回路で、例えばシフトレジスタなどにより構成可能
である。19は演算回路18の出力と遅延回路15の出力とを
所定のタイミングで切換えて出力するスイッチ回路、2
0,21はそれぞれ色信号の直交する2成分を出力する信号
線である。また24はクロックパルス発生回路であり、次
に述べるようなクロックパルスC4,F1,F2を発生するもの
である。
3図において、11はNTSC複合カラー信号を供給する信号
線、12は供給されたNTSC複合カラー信号を所定の標本化
周波数でもって標本化するA/D変換器、13はこのA/D変換
器12によりディジタル化された複合カラー信号を輝度信
号と色信号とに分離するくし形フィルタ、14は上記くし
形フィルタの色信号出力部に接続された符号反転器、1
5,16は1標本化周期に等しい遅延時間を有する遅延回
路、17は符号反転器14の出力と遅延回路16の出力とを加
算する加算器、18は上記加算器の出力を2分の1にする
演算回路で、例えばシフトレジスタなどにより構成可能
である。19は演算回路18の出力と遅延回路15の出力とを
所定のタイミングで切換えて出力するスイッチ回路、2
0,21はそれぞれ色信号の直交する2成分を出力する信号
線である。また24はクロックパルス発生回路であり、次
に述べるようなクロックパルスC4,F1,F2を発生するもの
である。
即ち、このクロックパルス発生回路24は、A/D変換器1
2には、色副搬送波の4倍の繰り返し周波数を有し、カ
ラーバーストの零位相時に立ち上がりが一致するように
位相制御されたクロックパルスC4を供給し、符号反転器
14には、色副搬送波に等しい繰り返し周波数を有し、カ
ラーバーストの零位相時及び90°位相時に理論値“1"を
有し、カラーバーストの180°位相時及び270°位相時に
論理値“0"を有するように位相制御されたクロックパル
スF1を供給し、スイッチ回路19には、色副搬送波の2倍
の周波数を有し、カラーバーストの零位相時に論理値
“1"を有し、カラーバーストの90°位相時に論理値“0"
を有するように位相制御されたクロックパルスF2を供給
するよう構成されている。そして上記符号反転器14、遅
延回路15,16、加算器17、演算回路18、スイッチ回路1
9、及びクロックパルス発生回路24により色信号分離回
路が構成されており、これは色信号から1つおきに標本
値を間引き、その間引いた部分は前後の標本値により内
挿して色信号の直交する2成分を分離するものである。
2には、色副搬送波の4倍の繰り返し周波数を有し、カ
ラーバーストの零位相時に立ち上がりが一致するように
位相制御されたクロックパルスC4を供給し、符号反転器
14には、色副搬送波に等しい繰り返し周波数を有し、カ
ラーバーストの零位相時及び90°位相時に理論値“1"を
有し、カラーバーストの180°位相時及び270°位相時に
論理値“0"を有するように位相制御されたクロックパル
スF1を供給し、スイッチ回路19には、色副搬送波の2倍
の周波数を有し、カラーバーストの零位相時に論理値
“1"を有し、カラーバーストの90°位相時に論理値“0"
を有するように位相制御されたクロックパルスF2を供給
するよう構成されている。そして上記符号反転器14、遅
延回路15,16、加算器17、演算回路18、スイッチ回路1
9、及びクロックパルス発生回路24により色信号分離回
路が構成されており、これは色信号から1つおきに標本
値を間引き、その間引いた部分は前後の標本値により内
挿して色信号の直交する2成分を分離するものである。
第4図はカラーバーストと上記クロックパルスC4,F1,
F2の位相関係を示すタイミング図である。
F2の位相関係を示すタイミング図である。
次に作用効果について説明する。複合カラー信号はA/
D変換器12により、クロックパルスC4の立ち上がり瞬時
においてアナログ信号からディジタル信号に変換され、
くし形フィルタ13に入力される。そしてこのくし形フィ
ルタ13により色信号成分が分離され出力される。クロッ
クパルスC4はカラーバーストの零位相時に立ち上がりが
一致するように位相制御されているので、上記の操作で
抽出されたディジタル色信号は、符号を除いて直交する
2成分の繰り返しである。即ち、A/D変換器12におい
て、カラーバーストの零位相時に標本化された色信号は
“赤色差信号”であり、カラーバーストの90°位相時に
標本化された色信号は“青色差信号”であり、カラーバ
ーストの180°位相時に標本化された色信号は“−(赤
色差信号)”であり、カラーバーストの270°位相時に
標本化された色信号は“−(青色差信号)”である。
D変換器12により、クロックパルスC4の立ち上がり瞬時
においてアナログ信号からディジタル信号に変換され、
くし形フィルタ13に入力される。そしてこのくし形フィ
ルタ13により色信号成分が分離され出力される。クロッ
クパルスC4はカラーバーストの零位相時に立ち上がりが
一致するように位相制御されているので、上記の操作で
抽出されたディジタル色信号は、符号を除いて直交する
2成分の繰り返しである。即ち、A/D変換器12におい
て、カラーバーストの零位相時に標本化された色信号は
“赤色差信号”であり、カラーバーストの90°位相時に
標本化された色信号は“青色差信号”であり、カラーバ
ーストの180°位相時に標本化された色信号は“−(赤
色差信号)”であり、カラーバーストの270°位相時に
標本化された色信号は“−(青色差信号)”である。
上記くし形フィルタ13から出力される色信号は、その
後符号反転器14に入力される。この符号反転器14では、
クロックパルスF1が“1"の時だけ符号が反転されるの
で、その結果、色副搬送波の2倍の周波数で決る周期で
交互に繰り返す赤色差信号と青色差信号のディジタル値
が遅延回路15及び加算器17の入力部に供給される。そし
て遅延回路15に供給された信号は、該遅延回路15及び次
段の遅延回路16により2サンプル分の遅延を受け加算器
17に入力される。従ってこの加算器17では、符号を考慮
した色信号の現在の標本値と2サンプル前の標本値とが
加算されることになる。この加算値はシフトレジスタ等
からなる演算回路18によって2分の1にされ、結果とし
て上記2標本値の平均値がスイッチ回路19の第1の入力
部22に供給される。またこのスイッチ回路19の第2の入
力部23には遅延回路15の出力、即ち符号を考慮した色信
号の現在より1サンプル前の標本値が供給される。
後符号反転器14に入力される。この符号反転器14では、
クロックパルスF1が“1"の時だけ符号が反転されるの
で、その結果、色副搬送波の2倍の周波数で決る周期で
交互に繰り返す赤色差信号と青色差信号のディジタル値
が遅延回路15及び加算器17の入力部に供給される。そし
て遅延回路15に供給された信号は、該遅延回路15及び次
段の遅延回路16により2サンプル分の遅延を受け加算器
17に入力される。従ってこの加算器17では、符号を考慮
した色信号の現在の標本値と2サンプル前の標本値とが
加算されることになる。この加算値はシフトレジスタ等
からなる演算回路18によって2分の1にされ、結果とし
て上記2標本値の平均値がスイッチ回路19の第1の入力
部22に供給される。またこのスイッチ回路19の第2の入
力部23には遅延回路15の出力、即ち符号を考慮した色信
号の現在より1サンプル前の標本値が供給される。
上記スイッチ回路19はクロックパルスF2が“1"の時は
出力部20を入力部22に、出力部21を入力部23に接続し、
クロックパルスF2が“0"の時は出力部20を入力部23に、
出力部21を入力部22に切り換える。
出力部20を入力部22に、出力部21を入力部23に接続し、
クロックパルスF2が“0"の時は出力部20を入力部23に、
出力部21を入力部22に切り換える。
これによりスイッチ回路19の出力部20には、常に赤色
差信号の色副搬送波の4倍の周波数で決定される周期で
出力され、またその出力部21には青色差信号が同じく上
記の周期で出力される。従って画像の急峻な変化にも追
随でき、従来のものに比較してより精細な色再生を行な
うことができる。
差信号の色副搬送波の4倍の周波数で決定される周期で
出力され、またその出力部21には青色差信号が同じく上
記の周期で出力される。従って画像の急峻な変化にも追
随でき、従来のものに比較してより精細な色再生を行な
うことができる。
なお以上の説明では、簡単のために遅延回路15などか
らなる上記演算回路及びくし形フィルタ13において生じ
る信号伝播の時間遅れは全て無視した。
らなる上記演算回路及びくし形フィルタ13において生じ
る信号伝播の時間遅れは全て無視した。
以上のように、この発明によれば、色副搬送波の4倍
の繰り返し周波数を有し、該繰り返し周波数で決定され
る一定周期の標本点ごとにカラーバーストの零位相位置
と一致するように位相制御された標本化パルスでNTSC複
合カラー信号を標本化する標本化手段と、 前記4倍の繰り返し周波数で標本化した信号を輝度信
号と、交互に出力される第1,第2の信号列からなる色信
号とに分離する分離手段と、 前記分離手段により出力された第1,第2の信号列から
なる色信号を交互に、かつ、直列に入力させ、該色信号
に各々一定の遅延時間を与える第1,第2の遅延手段と、 第2の遅延手段の出力信号と前記分離手段の出力信号
とを入力し、平均化して出力する平均化手段と、 前記平均化手段の出力と前記第1の遅延手段の出力と
を第1,第2の入力端子から入力させ、前記第1の遅延手
段の連続する出力信号の間に前記平均化手段の出力信号
を内挿し、新たな2つの信号列からなる色信号として第
1,第2の出力端子から出力させる出力手段とを備え、 前記出力手段は、前記第1,第2の入力端子と前記第1,
第2の出力端子との間を結合を交互に切り替える切替手
段により構成され、該切り替えを前記カラーバーストの
零位相位置を基準として90°位相ごとに反転するパルス
に基づき行うように構成したので、回路規模の増加を些
少に止めた簡易な構成で、色信号の直交する2成分の値
が色副搬送波の4倍の繰り返し周波数で検出され、画像
の急峻な変化にも追随でき、より精細な色再現を可能に
するNTSCディジタルクロマ復調回路が得られる効果があ
る。
の繰り返し周波数を有し、該繰り返し周波数で決定され
る一定周期の標本点ごとにカラーバーストの零位相位置
と一致するように位相制御された標本化パルスでNTSC複
合カラー信号を標本化する標本化手段と、 前記4倍の繰り返し周波数で標本化した信号を輝度信
号と、交互に出力される第1,第2の信号列からなる色信
号とに分離する分離手段と、 前記分離手段により出力された第1,第2の信号列から
なる色信号を交互に、かつ、直列に入力させ、該色信号
に各々一定の遅延時間を与える第1,第2の遅延手段と、 第2の遅延手段の出力信号と前記分離手段の出力信号
とを入力し、平均化して出力する平均化手段と、 前記平均化手段の出力と前記第1の遅延手段の出力と
を第1,第2の入力端子から入力させ、前記第1の遅延手
段の連続する出力信号の間に前記平均化手段の出力信号
を内挿し、新たな2つの信号列からなる色信号として第
1,第2の出力端子から出力させる出力手段とを備え、 前記出力手段は、前記第1,第2の入力端子と前記第1,
第2の出力端子との間を結合を交互に切り替える切替手
段により構成され、該切り替えを前記カラーバーストの
零位相位置を基準として90°位相ごとに反転するパルス
に基づき行うように構成したので、回路規模の増加を些
少に止めた簡易な構成で、色信号の直交する2成分の値
が色副搬送波の4倍の繰り返し周波数で検出され、画像
の急峻な変化にも追随でき、より精細な色再現を可能に
するNTSCディジタルクロマ復調回路が得られる効果があ
る。
第1図は従来のNTSCディジタルクロマ復調回路を示すブ
ロック図、第2図は上記回路に用いられるクロックパル
スのタイミング図、第3図は本発明の一実施例によるNT
SCディジタルクロマ復調回路を示すブロック図、第4図
は上記回路に用いられるクロックパルスのタイミング図
である。 12……A/D変換器、13……くし形フィルタ、14……符号
反転器、15,16……1サンプル遅延回路、17……加算
器、18……演算回路、19……スイッチ回路、24……クロ
ックパルス発生回路。
ロック図、第2図は上記回路に用いられるクロックパル
スのタイミング図、第3図は本発明の一実施例によるNT
SCディジタルクロマ復調回路を示すブロック図、第4図
は上記回路に用いられるクロックパルスのタイミング図
である。 12……A/D変換器、13……くし形フィルタ、14……符号
反転器、15,16……1サンプル遅延回路、17……加算
器、18……演算回路、19……スイッチ回路、24……クロ
ックパルス発生回路。
Claims (1)
- 【請求項1】色副搬送波の4倍の繰り返し周波数を有
し、該繰り返し周波数で決定される一定周期の標本点ご
とにカラーバーストの零位相位置と一致するように位相
制御された標本化パルスでNTSC複合カラー信号を標本化
する標本化手段と、 前記4倍の繰り返し周波数で標本化した信号を輝度信号
と、交互に出力される第1,第2の信号列からなる色信号
とに分離する分離手段と、 前記分離手段により出力された第1,第2の信号列からな
る色信号を交互に、かつ、直列に入力させ、該色信号に
各々一定の遅延時間を与える第1,第2の遅延手段と、 第2の遅延手段の出力信号と前記分離手段の出力信号と
を入力とし、平均化して出力する平均化手段と、 前記平均化手段の出力と前記第1の遅延手段の出力とを
第1,第2の入力端子から入力させ、前記第1の遅延手段
の連続する出力信号の間に前記平均化手段の出力信号を
内挿し、新たな2つの信号列からなる色信号として第1,
第2の出力端子から出力させる出力手段とを備え、 前記出力手段は、前記第1,第2の入力端子と前記第1,第
2の出力端子との間を結合を交互に切り替える切替手段
により構成され、該切り替えを前記カラーバーストの零
位相位置を基準として90°位相ごとに反転するパルスに
基づき行うように構成したことを特徴とするNTSCディジ
タルクロマ復調回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59139815A JP2610416B2 (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | Ntscデイジタルクロマ復調回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59139815A JP2610416B2 (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | Ntscデイジタルクロマ復調回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6118284A JPS6118284A (ja) | 1986-01-27 |
JP2610416B2 true JP2610416B2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=15254094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59139815A Expired - Fee Related JP2610416B2 (ja) | 1984-07-04 | 1984-07-04 | Ntscデイジタルクロマ復調回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2610416B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02301288A (ja) * | 1989-05-15 | 1990-12-13 | Canon Inc | 色信号処理装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4502074A (en) * | 1981-11-09 | 1985-02-26 | Rca Corporation | Digital television signal processing system |
US4500912A (en) * | 1982-08-04 | 1985-02-19 | Rca Corporation | FIR Chrominance bandpass sampled data filter with internal decimation |
-
1984
- 1984-07-04 JP JP59139815A patent/JP2610416B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6118284A (ja) | 1986-01-27 |
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