JP2607601B2 - 超音波治療装置 - Google Patents
超音波治療装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、超音波振動によって組織の切除,結石の破
砕等を行う超音波治療装置に関する。
砕等を行う超音波治療装置に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題] 近年、体腔内に細長の挿入部を挿入することにより、
体腔内臓器等を観察したり、必要に応じ処置具チャンネ
ル内に挿通した処置具を用いて各種治療処置のできる内
視鏡が広く利用されている。
体腔内臓器等を観察したり、必要に応じ処置具チャンネ
ル内に挿通した処置具を用いて各種治療処置のできる内
視鏡が広く利用されている。
ところで、例えば関節治療に用いられるものであっ
て、関節を切開することなく、関節に小さな穿刺孔を形
成し、この穿刺孔に挿入部を挿入して、前記内視鏡の一
つである関節鏡による観察のもとで、半月板の切除等の
手術を行うことのできる外科手術装置が提案されてい
る。このような装置の一つとして、細長の振動伝達部材
を介して伝達される超音波振動によって、前記半月板や
腫瘍等の組織の切除,乳化や結石の破砕等を行う超音波
治療装置がある。
て、関節を切開することなく、関節に小さな穿刺孔を形
成し、この穿刺孔に挿入部を挿入して、前記内視鏡の一
つである関節鏡による観察のもとで、半月板の切除等の
手術を行うことのできる外科手術装置が提案されてい
る。このような装置の一つとして、細長の振動伝達部材
を介して伝達される超音波振動によって、前記半月板や
腫瘍等の組織の切除,乳化や結石の破砕等を行う超音波
治療装置がある。
ところで、外科手術では、切除等の処置の対象によっ
ては、種々の先端形状の振動伝達部材を使用する必要が
ある。ところが、従来の超音波治療装置では、振動伝達
部材が、手元側の振動子部に接合されているので、種々
の先端形状を必要とする場合には、その先端形状の種類
の数だけの超音波治療装置が必要になり、経済性が悪か
った。
ては、種々の先端形状の振動伝達部材を使用する必要が
ある。ところが、従来の超音波治療装置では、振動伝達
部材が、手元側の振動子部に接合されているので、種々
の先端形状を必要とする場合には、その先端形状の種類
の数だけの超音波治療装置が必要になり、経済性が悪か
った。
尚、特公昭58−30052号公報には、やすりドリルのよ
うな超音波器具を、尖端部材に対して着脱自在とした無
髄歯科用器具保持装置が開示されている。しかしなが
ら、この装置では、太いカバー(ロック装置)を介し
て、超音波器具と尖端部材とを接続するようになってい
るので、先端への振動伝達効率があまり良くない。
うな超音波器具を、尖端部材に対して着脱自在とした無
髄歯科用器具保持装置が開示されている。しかしなが
ら、この装置では、太いカバー(ロック装置)を介し
て、超音波器具と尖端部材とを接続するようになってい
るので、先端への振動伝達効率があまり良くない。
[発明の目的] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、振
動伝達部材の先端部を種々の形状とすることができると
共に、振動伝達部材の先端部への振動伝達効率の良い超
音波治療装置を提供することを目的としている。
動伝達部材の先端部を種々の形状とすることができると
共に、振動伝達部材の先端部への振動伝達効率の良い超
音波治療装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段及び作用] 本発明による超音波治療装置は、超音波振動発生手段
と、この超音波振動発生手段に接続され、該振動発生手
段によって発生される超音波振動を伝達する細長の振動
伝達部材とを備えた超音波治療装置において、 前記振動伝達部材は、 基端部が前記超音波振動発生手段に接続されると共に
貫通孔を有する軸部と、 この軸部の先端部に着脱自在に接続されると共に貫通
孔を有し、治療部位に当接させて組織の治療を行う先端
部材と、 を有し、前記先端部材の外径および貫通孔の径と前記軸
部の外径および貫通孔の径が略同径であることを特徴と
する。
と、この超音波振動発生手段に接続され、該振動発生手
段によって発生される超音波振動を伝達する細長の振動
伝達部材とを備えた超音波治療装置において、 前記振動伝達部材は、 基端部が前記超音波振動発生手段に接続されると共に
貫通孔を有する軸部と、 この軸部の先端部に着脱自在に接続されると共に貫通
孔を有し、治療部位に当接させて組織の治療を行う先端
部材と、 を有し、前記先端部材の外径および貫通孔の径と前記軸
部の外径および貫通孔の径が略同径であることを特徴と
する。
[作用] 本発明では、超音波振動発生手段からの超音波振動
は、軸部を介して先端部材に伝達される。また、本発明
では、先端部材が、軸部に対して着脱自在であり、交換
可能である。
は、軸部を介して先端部材に伝達される。また、本発明
では、先端部材が、軸部に対して着脱自在であり、交換
可能である。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例に係り、第
1図(a)は超音波治療装置の振動伝達部材の先端部の
縦断面図、第1図(b)は第1図(a)の正面図、第2
図は超音波治療装置の一部切欠側面図、第3図(a)は
チップの他の例を示す縦断面図、第3図(b)は第3図
(a)の正面図、第4図(a)はチップの更に他の例を
示す縦断面図、第4図(b)は第4図(a)の正面図で
ある。
1図(a)は超音波治療装置の振動伝達部材の先端部の
縦断面図、第1図(b)は第1図(a)の正面図、第2
図は超音波治療装置の一部切欠側面図、第3図(a)は
チップの他の例を示す縦断面図、第3図(b)は第3図
(a)の正面図、第4図(a)はチップの更に他の例を
示す縦断面図、第4図(b)は第4図(a)の正面図で
ある。
第2図に示すように、超音波治療装置1は、細長の挿
入部2と、この挿入部2の後端に連設された振動子部3
とで構成されている。前記振動子部3は、振動子枠5
と、この振動子枠5に取付けられた超音波励振用の振動
子、例えば圧電振動子6と、この振動子6の前端部に接
合されたホーン7とを備えている。そして、前記ホーン
7の前端部に、前記挿入部2を構成する細長の振動伝達
部材8が接続されている。
入部2と、この挿入部2の後端に連設された振動子部3
とで構成されている。前記振動子部3は、振動子枠5
と、この振動子枠5に取付けられた超音波励振用の振動
子、例えば圧電振動子6と、この振動子6の前端部に接
合されたホーン7とを備えている。そして、前記ホーン
7の前端部に、前記挿入部2を構成する細長の振動伝達
部材8が接続されている。
前記振動伝達部材8は、後端部が、前記ホーン7に接
続されたパイプ状の軸部10と、この軸部10の先端部に着
脱自在に接続されたチップ11とて構成されている。第1
図(a)に示すように、前記軸部10の先端部には、雌ね
じ12が形成され、前記チップ11の後端部には、前記雌ね
じ12に螺合する雄ねじ13が形成されている。そして、こ
の雌ねじ12と雄ねじ13とを螺合させることにより、前記
チップ11が軸部10の先端部に接続されるようになってい
る。
続されたパイプ状の軸部10と、この軸部10の先端部に着
脱自在に接続されたチップ11とて構成されている。第1
図(a)に示すように、前記軸部10の先端部には、雌ね
じ12が形成され、前記チップ11の後端部には、前記雌ね
じ12に螺合する雄ねじ13が形成されている。そして、こ
の雌ねじ12と雄ねじ13とを螺合させることにより、前記
チップ11が軸部10の先端部に接続されるようになってい
る。
また、本実施例では、種々の形状のチップを、前記軸
部10の先端部に交換して接続できるようになっている。
一例として、第1図に示すチップ11は、円筒状に形成さ
れ、このチップ11の外径及び内径は、前記軸部10の外径
及び内径と等しくなっている。
部10の先端部に交換して接続できるようになっている。
一例として、第1図に示すチップ11は、円筒状に形成さ
れ、このチップ11の外径及び内径は、前記軸部10の外径
及び内径と等しくなっている。
また、第3図(a)及び(b)に示すチップ15は、横
断面形状が楕円形の筒状に形成されている。このチップ
15は、例えば、楕円の長軸方向の外径及び内径が軸部10
の外径及び内径よりも大きく、楕円の短軸方向の外径及
び内径が軸部10の外径及び内径よりも小さく形成され、
全体的には、チップ15の外径及び内径が、軸部10の外径
及び内径と略等しくなっている。
断面形状が楕円形の筒状に形成されている。このチップ
15は、例えば、楕円の長軸方向の外径及び内径が軸部10
の外径及び内径よりも大きく、楕円の短軸方向の外径及
び内径が軸部10の外径及び内径よりも小さく形成され、
全体的には、チップ15の外径及び内径が、軸部10の外径
及び内径と略等しくなっている。
また、第4図(a)及び(b)に示すチップ16は、円
筒状に形成されていると共に、先端部は、軸方向に対し
て斜めに切欠かれた形状になっている。このチップ16の
外径及び内径は、軸部10の外径及び内径と等しくなって
いる。
筒状に形成されていると共に、先端部は、軸方向に対し
て斜めに切欠かれた形状になっている。このチップ16の
外径及び内径は、軸部10の外径及び内径と等しくなって
いる。
尚、前記振動伝達部材8は、例えば、先端位置が超音
波振動の定在波の腹となるような長さに設定されてい
る。
波振動の定在波の腹となるような長さに設定されてい
る。
次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例の超音波治療装置1を用いて、関節治療等を
行う場合、まず、振動伝達部材8の軸部10の先端部に、
必要とする形状のチップ、例えばチップ11を接続する。
次に、膝部に穿刺孔を形成し、この穿刺孔から関節腔内
に、トラカール,シース等を介して、あるいは直接、超
音波治療装置1の挿入部2を挿入する。そして、前記シ
ースを介して、または、他の穿刺孔を介して関節腔内に
挿入された関節鏡による観察のもとで、挿入部2を構成
する振動伝達部材8のチップ11を、組織や結石等の治療
部位に当接させる。この状態で、振動子6を振動させる
と、この振動子6で発生された超音波振動は、ホーン7
を介して、振動伝達部材8に伝達され、チップ11が振動
される。そして、このチップ11の振動によって組織の切
除,乳化や結石の破砕等の治療が行われる。
行う場合、まず、振動伝達部材8の軸部10の先端部に、
必要とする形状のチップ、例えばチップ11を接続する。
次に、膝部に穿刺孔を形成し、この穿刺孔から関節腔内
に、トラカール,シース等を介して、あるいは直接、超
音波治療装置1の挿入部2を挿入する。そして、前記シ
ースを介して、または、他の穿刺孔を介して関節腔内に
挿入された関節鏡による観察のもとで、挿入部2を構成
する振動伝達部材8のチップ11を、組織や結石等の治療
部位に当接させる。この状態で、振動子6を振動させる
と、この振動子6で発生された超音波振動は、ホーン7
を介して、振動伝達部材8に伝達され、チップ11が振動
される。そして、このチップ11の振動によって組織の切
除,乳化や結石の破砕等の治療が行われる。
また、切除等の処置の対象等によって、振動伝達部材
8の先端形状を変える場合には、チップ11を軸部10から
外し、他の形状のチップ15,16を、前記軸部10に接続す
る。
8の先端形状を変える場合には、チップ11を軸部10から
外し、他の形状のチップ15,16を、前記軸部10に接続す
る。
このように、本実施例によれば、チップ11,15,16のみ
を交換することで、振動伝達部材8の先端部を種々の形
状とすることができ、種々の形状の先端部が必要な場合
には、従来に比べて経済的である。また、振動伝達部材
8を基部から交換する場合に比べても、軸部10が共通で
あることから、低コストとなる。
を交換することで、振動伝達部材8の先端部を種々の形
状とすることができ、種々の形状の先端部が必要な場合
には、従来に比べて経済的である。また、振動伝達部材
8を基部から交換する場合に比べても、軸部10が共通で
あることから、低コストとなる。
また、チップ11,15,16を、直接、軸部10にねじ込むよ
うにし、且つ、これらチップの外径を、軸部10の外径と
略同径としたので、振動の伝達効率が良い。
うにし、且つ、これらチップの外径を、軸部10の外径と
略同径としたので、振動の伝達効率が良い。
第5図及び第6図は本発明の第2実施例に係り、第5
図は超音波治療装置の斜視図、第6図は第5図のA部を
分解し拡大して示す斜視図である。
図は超音波治療装置の斜視図、第6図は第5図のA部を
分解し拡大して示す斜視図である。
本実施例の超音波治療装置21では、振動伝達部材22
が、軸部23と、この軸部23の先端部に接続されたチップ
24とで構成されている。前記軸部23及びチップ24は、共
に、横断面が矩形状で、矩形の中空部を有している。第
6図に示すように、チップ24は、その外周面のうち、横
断面における対向する2つの長径側の平面に、縦断面が
鋸歯状の凹凸で形成されたやすり部25,25が設けられて
いる。
が、軸部23と、この軸部23の先端部に接続されたチップ
24とで構成されている。前記軸部23及びチップ24は、共
に、横断面が矩形状で、矩形の中空部を有している。第
6図に示すように、チップ24は、その外周面のうち、横
断面における対向する2つの長径側の平面に、縦断面が
鋸歯状の凹凸で形成されたやすり部25,25が設けられて
いる。
また、第6図に示すように、前記チップ24の後端部に
は、前記軸部23の中空部に挿入可能な細径部27が形成さ
れ、この細径部27の後端から後方に、2つの係止片28,2
8が突出形成されている。この係止片28,28は、弾性変形
可能であると共に、それぞれ、外側に膨出する凸部28a,
28aを有している。一方、前記軸部23の先端側の内周部
には、前記係止片28,28の凸部28a,28aが係入される凹部
29,29が形成されている。
は、前記軸部23の中空部に挿入可能な細径部27が形成さ
れ、この細径部27の後端から後方に、2つの係止片28,2
8が突出形成されている。この係止片28,28は、弾性変形
可能であると共に、それぞれ、外側に膨出する凸部28a,
28aを有している。一方、前記軸部23の先端側の内周部
には、前記係止片28,28の凸部28a,28aが係入される凹部
29,29が形成されている。
そして、前記チップ24は、後端側の係止片28,28及び
細径部27を、軸部23の中空部に挿入することにより、前
記係止片28,28凸部28a,28aが凹部29,29に係入して、軸
部23に接続されるようになっている。
細径部27を、軸部23の中空部に挿入することにより、前
記係止片28,28凸部28a,28aが凹部29,29に係入して、軸
部23に接続されるようになっている。
ところで、従来の超音波治療装置では、振動伝達部材
の先端部の外周面が平坦に形成されているため、切除等
の治療に時間がかかり、患者に与える苦痛,術者の疲労
等が大きかった。
の先端部の外周面が平坦に形成されているため、切除等
の治療に時間がかかり、患者に与える苦痛,術者の疲労
等が大きかった。
本実施例によれば、振動伝達部材22の先端部をやすり
形状としたので、切除が容易になり、治療を迅速に且
つ、正確に行うことができる。
形状としたので、切除が容易になり、治療を迅速に且
つ、正確に行うことができる。
その他の構成,作用及び効果は、第1実施例と同様で
ある。
ある。
第7図は本発明の第3実施例の超音波治療装置の振動
伝達部材の先端部の斜視図である。
伝達部材の先端部の斜視図である。
本実施例では、振動伝達部材のチップ31が、横断面が
矩形状で、矩形の中空部を有し、外周の4つの平面に、
やすり部32が形成されている。また、前記チップ31の先
端部は、軸方向に対して斜めに切欠かれた形状になって
いる。
矩形状で、矩形の中空部を有し、外周の4つの平面に、
やすり部32が形成されている。また、前記チップ31の先
端部は、軸方向に対して斜めに切欠かれた形状になって
いる。
その他の構成,作用及び効果は、第2実施例と同様で
ある。
ある。
尚、チップ31と軸部との接続は、第1実施例のように
ねじにて行うようにしても良いし、第2実施例のように
凸部と凹部の係合によって行うようにしても良い。
ねじにて行うようにしても良いし、第2実施例のように
凸部と凹部の係合によって行うようにしても良い。
第8図は本発明の第4実施例の超音波治療装置の振動
伝達部材のチップの斜視図である。
伝達部材のチップの斜視図である。
本実施例におけるチップ34は、略円筒状であり、外周
面に、端部が鋭利な凸部を螺旋状に形成してなるやすり
部35を設けている。また、前記チップ34の後端部には、
第1実施例における軸部10の雌ねじ12に螺合する雄ねじ
13が設けられている。
面に、端部が鋭利な凸部を螺旋状に形成してなるやすり
部35を設けている。また、前記チップ34の後端部には、
第1実施例における軸部10の雌ねじ12に螺合する雄ねじ
13が設けられている。
その他の構成,作用及び効果は、第1実施例,第2実
施例と同様である。
施例と同様である。
第9図(a)ないし(c)は本発明の第5実施例に係
り、第9図(a)は超音波治療装置の振動伝達部材のチ
ップの一部切欠側面図、第9図(b)は第9図(a)の
正面図、第9図(c)は第9図(a)の一部切欠底面図
である。
り、第9図(a)は超音波治療装置の振動伝達部材のチ
ップの一部切欠側面図、第9図(b)は第9図(a)の
正面図、第9図(c)は第9図(a)の一部切欠底面図
である。
本実施例におけるチップ41は、略円筒状の本体42を有
し、この本体42の一側部に、複数の鋸歯43,43,43が、軸
方向に配列されている。また、前記本体42の後端部に
は、第1実施例における軸部10の雌ねじ12に螺合する雄
ねじ13が設けられている。
し、この本体42の一側部に、複数の鋸歯43,43,43が、軸
方向に配列されている。また、前記本体42の後端部に
は、第1実施例における軸部10の雌ねじ12に螺合する雄
ねじ13が設けられている。
本実施例では、前記鋸歯43,43,43によって、組織等の
切除を容易に行うことができる。その他の構成,作用及
び効果は、第1実施例,第2実施例と同様である。
切除を容易に行うことができる。その他の構成,作用及
び効果は、第1実施例,第2実施例と同様である。
第10図は本発明の第6実施例の超音波治療装置の振動
伝達部材のチップの斜視図である。
伝達部材のチップの斜視図である。
本実施例におけるチップ51は、略円筒状の本体52を有
し、この本体52の一側部に、やすり部材53が取付けられ
ている。このやすり部材53は、前記本体52に固定された
略板状のベース54と、このベース54上に形成された多数
の鋸歯形状の凸部からなるやすり部55とで構成されてい
る。また、前記本体52の後端部には、第1実施例におけ
る軸部10の雌ねじ12に螺合する雄ねじ13が設けられてい
る。
し、この本体52の一側部に、やすり部材53が取付けられ
ている。このやすり部材53は、前記本体52に固定された
略板状のベース54と、このベース54上に形成された多数
の鋸歯形状の凸部からなるやすり部55とで構成されてい
る。また、前記本体52の後端部には、第1実施例におけ
る軸部10の雌ねじ12に螺合する雄ねじ13が設けられてい
る。
その他の構成,作用及び効果は、第1実施例,第2実
施例と同様である。
施例と同様である。
尚、本発明は、上記各実施例に限定されず、例えば振
動伝達部材8の中空部を吸引路とすると共に、この振動
伝達部材8の後端側に吸引手段を設け、破砕された結石
等を振動伝達部材の中空部を介して吸引除去できるよう
にしても良い。
動伝達部材8の中空部を吸引路とすると共に、この振動
伝達部材8の後端側に吸引手段を設け、破砕された結石
等を振動伝達部材の中空部を介して吸引除去できるよう
にしても良い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、振動伝達部材の
先端部材が、軸部に対して着脱自在であるので、振動伝
達部材の先端部を種々の形状とすることができ、また、
先端部材の外径と軸部の外径を略同径としたので、振動
伝達部材の先端部への振動伝達効率が良いという効果が
ある。
先端部材が、軸部に対して着脱自在であるので、振動伝
達部材の先端部を種々の形状とすることができ、また、
先端部材の外径と軸部の外径を略同径としたので、振動
伝達部材の先端部への振動伝達効率が良いという効果が
ある。
第1図ないし第4図は本発明の第1実施例に係り、第1
図(a)は超音波治療装置の振動伝達部材の先端部の縦
断面図、第1図(b)は第1図(a)の正面図、第2図
は超音波治療装置の一部切欠側面図、第3図(a)はチ
ップの他の例を示す縦断面図、第3図(b)は第3図
(a)の正面図、第4図(a)はチップの更に他の例を
示す縦断面図、第4図(b)は第4図(a)の正面図、
第5図及び第6図は本発明の第2実施例に係り、第5図
は超音波治療装置の斜視図、第6図は第5図のA部を分
解し拡大して示す斜視図、第7図は本発明の第3実施例
の超音波治療装置の振動伝達部材の先端部の斜視図、第
8図は本発明の第4実施例の超音波治療装置の振動伝達
部材のチップの斜視図、第9図(a)ないし(c)は本
発明の第5実施例に係り、第9図(a)は超音波治療装
置の振動伝達部材のチップの一部切欠側面図、第9図
(b)は第9図(a)の正面図、第9図(c)は第9図
(a)の一部切欠底面図、第10図は本発明の第6実施例
の超音波治療装置の振動伝達部材のチップの斜視図であ
る。 1……超音波治療装置、2……挿入部 3……振動子部、6……振動子 8……振動伝達部材、10……軸部 11……チップ
図(a)は超音波治療装置の振動伝達部材の先端部の縦
断面図、第1図(b)は第1図(a)の正面図、第2図
は超音波治療装置の一部切欠側面図、第3図(a)はチ
ップの他の例を示す縦断面図、第3図(b)は第3図
(a)の正面図、第4図(a)はチップの更に他の例を
示す縦断面図、第4図(b)は第4図(a)の正面図、
第5図及び第6図は本発明の第2実施例に係り、第5図
は超音波治療装置の斜視図、第6図は第5図のA部を分
解し拡大して示す斜視図、第7図は本発明の第3実施例
の超音波治療装置の振動伝達部材の先端部の斜視図、第
8図は本発明の第4実施例の超音波治療装置の振動伝達
部材のチップの斜視図、第9図(a)ないし(c)は本
発明の第5実施例に係り、第9図(a)は超音波治療装
置の振動伝達部材のチップの一部切欠側面図、第9図
(b)は第9図(a)の正面図、第9図(c)は第9図
(a)の一部切欠底面図、第10図は本発明の第6実施例
の超音波治療装置の振動伝達部材のチップの斜視図であ
る。 1……超音波治療装置、2……挿入部 3……振動子部、6……振動子 8……振動伝達部材、10……軸部 11……チップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 裕一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 鈴田 敏彦 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 楠 博幸 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 窪田 哲丸 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 久保田 達也 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 寺山 俊樹 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 荻野 忠夫 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−66848(JP,A) 特表 昭63−501845(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】超音波振動発生手段と、この超音波振動発
生手段に接続され、該振動発生手段によって発生される
超音波振動を伝達する細長の振動伝達部材とを備えた超
音波治療装置において、 前記振動伝達部材は、 基端部が前記超音波振動発生手段に接続されると共に貫
通孔を有する軸部と、 この軸部の先端部に着脱自在に接続されると共に貫通孔
を有し、治療部位に当接させて組織の治療を行う先端部
材と、 を有し、前記先端部材の外径および貫通孔の径と前記軸
部の外径および貫通孔の径が略同径であることを特徴と
する超音波治療装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63061611A JP2607601B2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | 超音波治療装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP63061611A JP2607601B2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | 超音波治療装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01232947A JPH01232947A (ja) | 1989-09-18 |
JP2607601B2 true JP2607601B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=13176134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63061611A Expired - Fee Related JP2607601B2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | 超音波治療装置 |
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Country | Link |
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-
1988
- 1988-03-14 JP JP63061611A patent/JP2607601B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH01232947A (ja) | 1989-09-18 |
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Legal Events
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