JP2606761B2 - 保湿剤 - Google Patents
保湿剤Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は角層水分含量維持能に優
れた保湿剤及びこれを含有する化粧料に関する。
れた保湿剤及びこれを含有する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、保湿作用を有する物質として多価
アルコール、有機酸、アミノ酸、ムコ多糖等が知られて
おり、これらは化粧料等に配合されている。一方、最近
角質細胞間脂質が皮膚において水分蒸発バリヤーとして
作用し、保湿作用を示すことが見出され、かかる角質細
胞間脂質やその類似物質を配合した化粧料も開発されて
いる(特開昭63-192704号)。
アルコール、有機酸、アミノ酸、ムコ多糖等が知られて
おり、これらは化粧料等に配合されている。一方、最近
角質細胞間脂質が皮膚において水分蒸発バリヤーとして
作用し、保湿作用を示すことが見出され、かかる角質細
胞間脂質やその類似物質を配合した化粧料も開発されて
いる(特開昭63-192704号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
多価アルコール等の物質の保湿剤は、その物質自体の吸
湿作用(湿潤剤としての機能)を利用したものであるた
め、優れた保湿性を示すものの、ベタツキ感があり、ま
た皮膚刺激性がある等の欠点を有していた。また、角質
細胞間脂質は、生体皮膚内ではラメラ構造をとってお
り、このラメラ構造がバリヤー機能に寄与していると考
えられる。角質細胞間脂質やその類似物質を配合した化
粧料は、皮膚そのものが有するバリヤー機能を利用した
優れた化粧料であるが、原料の供給の面で、また合成品
の場合にはそのコスト高に問題があった。従って、生体
の有する保湿機能を利用し、角層水分含量維持能に優れ
た保湿剤及びこれを含有する化粧料の開発が望まれてい
た。
多価アルコール等の物質の保湿剤は、その物質自体の吸
湿作用(湿潤剤としての機能)を利用したものであるた
め、優れた保湿性を示すものの、ベタツキ感があり、ま
た皮膚刺激性がある等の欠点を有していた。また、角質
細胞間脂質は、生体皮膚内ではラメラ構造をとってお
り、このラメラ構造がバリヤー機能に寄与していると考
えられる。角質細胞間脂質やその類似物質を配合した化
粧料は、皮膚そのものが有するバリヤー機能を利用した
優れた化粧料であるが、原料の供給の面で、また合成品
の場合にはそのコスト高に問題があった。従って、生体
の有する保湿機能を利用し、角層水分含量維持能に優れ
た保湿剤及びこれを含有する化粧料の開発が望まれてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる実状において、本
発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、脂
肪酸モノグリセリドを用いて調製したラメラ構造体が優
れた角層水分含量維持能を有し、これを配合すれば保湿
作用に優れ、かつ使用感の良好な化粧料が得られること
を見出し、本発明を完成した。
発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、脂
肪酸モノグリセリドを用いて調製したラメラ構造体が優
れた角層水分含量維持能を有し、これを配合すれば保湿
作用に優れ、かつ使用感の良好な化粧料が得られること
を見出し、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は脂肪酸モノグリセリド
を主構成成分とするラメラ構造体を有効成分とする保湿
剤、及び当該保湿剤を含有する化粧料を提供するもので
ある。
を主構成成分とするラメラ構造体を有効成分とする保湿
剤、及び当該保湿剤を含有する化粧料を提供するもので
ある。
【0006】本発明に用いるラメラ構造体の主構成成分
である脂肪酸モノグリセリドとしては、炭素数8〜18
の飽和又は不飽和脂肪酸のモノグリセリドが好ましい。
これらのモノグリセリドは2種以上のものを組み合わせ
て用いても良い。またこのラメラ構造体の他の構成成分
としては、コレステロール等が挙げられる。コレステロ
ールの配合は、ラメラ構造体の安定性を向上させるた
め、特に好ましい。かかるコレステロールの添加量は、
脂肪酸モノグリセリドに対し1〜100重量%(以下、
単に「%」で示す)、特に5〜25%が好ましい。
である脂肪酸モノグリセリドとしては、炭素数8〜18
の飽和又は不飽和脂肪酸のモノグリセリドが好ましい。
これらのモノグリセリドは2種以上のものを組み合わせ
て用いても良い。またこのラメラ構造体の他の構成成分
としては、コレステロール等が挙げられる。コレステロ
ールの配合は、ラメラ構造体の安定性を向上させるた
め、特に好ましい。かかるコレステロールの添加量は、
脂肪酸モノグリセリドに対し1〜100重量%(以下、
単に「%」で示す)、特に5〜25%が好ましい。
【0007】ラメラ構造体の形態は、特に限定されない
が、リポソームと同様の形態、すなわちラメラ構造が閉
じた形態であることが望ましい。また、かかる閉じた形
態のラメラ構造体は、ユニラメラ構造でなく、マルチラ
メラ構造であることが、より好ましい。
が、リポソームと同様の形態、すなわちラメラ構造が閉
じた形態であることが望ましい。また、かかる閉じた形
態のラメラ構造体は、ユニラメラ構造でなく、マルチラ
メラ構造であることが、より好ましい。
【0008】かかる構造体の調製は、脂肪酸モノグリセ
リド含有溶液を物理的に攪拌して分散せしめることによ
り行われる。ここで物理的分散には、例えば超音波乳化
装置、高圧均一分散装置、ナノマイザー、ホモジナイザ
ー、コロイドミル等の微粒化装置を用いるのが好まし
い。また、脂肪酸モノグリセリド含有溶液としては、水
溶液が望ましく、その濃度は0.1〜20%程度が好まし
い。
リド含有溶液を物理的に攪拌して分散せしめることによ
り行われる。ここで物理的分散には、例えば超音波乳化
装置、高圧均一分散装置、ナノマイザー、ホモジナイザ
ー、コロイドミル等の微粒化装置を用いるのが好まし
い。また、脂肪酸モノグリセリド含有溶液としては、水
溶液が望ましく、その濃度は0.1〜20%程度が好まし
い。
【0009】また、径の大きな閉じた形態のラメラ構造
体を効率よく得るためには、攪拌をカルシウムイオン又
はランタンイオンの存在下に行うのが好ましい。かかる
カルシウムイオン又はランタンイオンの供与体として
は、塩化カルシウム、臭化カルシウム等のカルシウムハ
ロゲン化物やランタンハロゲン化物を用いるのが好まし
い。カルシウムイオン又はランタンイオンの濃度は、脂
肪酸モノグリセリドに対し0.5 〜40%が好ましい。
体を効率よく得るためには、攪拌をカルシウムイオン又
はランタンイオンの存在下に行うのが好ましい。かかる
カルシウムイオン又はランタンイオンの供与体として
は、塩化カルシウム、臭化カルシウム等のカルシウムハ
ロゲン化物やランタンハロゲン化物を用いるのが好まし
い。カルシウムイオン又はランタンイオンの濃度は、脂
肪酸モノグリセリドに対し0.5 〜40%が好ましい。
【0010】かくして得られたラメラ構造体は、優れた
角層水分含量維持能に基づく保湿作用を有し、これを配
合すれば保湿効果に優れた化粧料が得られる。この化粧
料は、化粧水、化粧用エッセンス等の皮膚化粧料として
用いるのが好ましい。
角層水分含量維持能に基づく保湿作用を有し、これを配
合すれば保湿効果に優れた化粧料が得られる。この化粧
料は、化粧水、化粧用エッセンス等の皮膚化粧料として
用いるのが好ましい。
【0011】本発明化粧料へのラメラ構造体の配合量
は、特に制限されないが、0.1 〜100%、特に0.1 〜90
%が好ましい。また本発明化粧料には、ラメラ構造体を
破壊せず、本発明の効果を妨げない範囲で水、アルコー
ル類、油成分、美白成分、高分子物質、防腐剤、香料、
色素等を配合することができる。また、角質細胞間脂
質、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ヒアル
ロン酸、乳酸菌培養液等の他の保湿成分を配合すること
もできる。なお、界面活性剤は、ラメラ構造体を破壊す
ることがあるので、配合しないか、又は配合量は少量に
するべきである。
は、特に制限されないが、0.1 〜100%、特に0.1 〜90
%が好ましい。また本発明化粧料には、ラメラ構造体を
破壊せず、本発明の効果を妨げない範囲で水、アルコー
ル類、油成分、美白成分、高分子物質、防腐剤、香料、
色素等を配合することができる。また、角質細胞間脂
質、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ヒアル
ロン酸、乳酸菌培養液等の他の保湿成分を配合すること
もできる。なお、界面活性剤は、ラメラ構造体を破壊す
ることがあるので、配合しないか、又は配合量は少量に
するべきである。
【0012】本発明化粧料を調製するには、通常、ラメ
ラ構造体及び他の成分を水等に分散させればよい。ま
た、前記の方法によりラメラ構造体を調製し、得られた
ラメラ構造体分散液に他の成分を配合することにより調
製してもよい。
ラ構造体及び他の成分を水等に分散させればよい。ま
た、前記の方法によりラメラ構造体を調製し、得られた
ラメラ構造体分散液に他の成分を配合することにより調
製してもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明のラメラ構造体は、優れた角層水
分含量維持能を有し、保湿剤として有用であり、これを
配合すれば優れた保湿作用と良好な使用感を有する化粧
料が得られる。
分含量維持能を有し、保湿剤として有用であり、これを
配合すれば優れた保湿作用と良好な使用感を有する化粧
料が得られる。
【0014】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。
が、本発明はこれに限定されるものではない。
【0015】実施例1 カプリン酸モノグリセリドの10%水溶液を超音波乳化装
置にて超音波処理(20KHz 、25W 、50℃、15分間)する
ことにより、ラメラ構造体を調製した。ラメラ構造の確
認は、偏光顕微鏡により行った。カプリン酸モノグリセ
リドに代えて、他の脂肪酸(C8 〜C18)モノグリセリ
ドを用い、同様に処理してラメラ構造体を得た。
置にて超音波処理(20KHz 、25W 、50℃、15分間)する
ことにより、ラメラ構造体を調製した。ラメラ構造の確
認は、偏光顕微鏡により行った。カプリン酸モノグリセ
リドに代えて、他の脂肪酸(C8 〜C18)モノグリセリ
ドを用い、同様に処理してラメラ構造体を得た。
【0016】実施例2 カプリン酸モノグリセリドの20mg/0.9cc水溶液に100mM
濃度のCaCl2 を0.1cc添加した後、実施例1と同様に超
音波処理し、ラメラ構造体を得た。得られたラメラ構造
体は、図1に示すように閉じたマルチラメラ構造を有し
ていた。カプリン酸モノグリセリドに代えて、他の脂肪
酸(C8 〜C18)モノグリセリドを用い、同様に処理
し、ラメラ構造体を得た。これらのうち、ミリスチン酸
モノグリセリドのラメラ構造体の偏光顕微鏡写真を図2
に示す。
濃度のCaCl2 を0.1cc添加した後、実施例1と同様に超
音波処理し、ラメラ構造体を得た。得られたラメラ構造
体は、図1に示すように閉じたマルチラメラ構造を有し
ていた。カプリン酸モノグリセリドに代えて、他の脂肪
酸(C8 〜C18)モノグリセリドを用い、同様に処理
し、ラメラ構造体を得た。これらのうち、ミリスチン酸
モノグリセリドのラメラ構造体の偏光顕微鏡写真を図2
に示す。
【0017】実施例3 パルミチン酸モノグリセリドの10mg/0.9cc水溶液に100m
M濃度のCaCl2 0.1cc及び1mgのコレステロールを添加
し、実施例1と同様に超音波処理し、ラメラ構造体を得
た。得られたラメラ構造体は、偏光顕微鏡観察の結果、
閉じたマルチラメラ構造を有していた。パルミチン酸モ
ノグリセリドに代えて、他の脂肪酸(C8 〜C18)モノ
グリセリドを用い、同様に処理し、ラメラ構造体を得
た。
M濃度のCaCl2 0.1cc及び1mgのコレステロールを添加
し、実施例1と同様に超音波処理し、ラメラ構造体を得
た。得られたラメラ構造体は、偏光顕微鏡観察の結果、
閉じたマルチラメラ構造を有していた。パルミチン酸モ
ノグリセリドに代えて、他の脂肪酸(C8 〜C18)モノ
グリセリドを用い、同様に処理し、ラメラ構造体を得
た。
【0018】試験例1 女性パネラー10名の前腕内側部に被験サンプルを塗布
し、塗布前、10分後、30分後に20℃、湿度50%の部屋で
角層水分含量をコンダクタンスメータ(IBS 社製IB-35
5)で測定した。5回の平均値をとってパネラー値と
し、さらにパネラー10名の平均値をサンプル値とした。
得られた結果を表1に示す。
し、塗布前、10分後、30分後に20℃、湿度50%の部屋で
角層水分含量をコンダクタンスメータ(IBS 社製IB-35
5)で測定した。5回の平均値をとってパネラー値と
し、さらにパネラー10名の平均値をサンプル値とした。
得られた結果を表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1より、脂肪酸モノグリセリドにより構
築されたラメラ構造体は、優れた角層水分含量維持能を
有しており、保湿剤として有用であることがわかる。ま
たその作用は、カルシウムイオン存在下に調製したラメ
ラ構造体のほうが優れており、より良好なラメラ構造体
が構築されていることがわかる。なお、これらのラメラ
構造体に界面活性剤(0.5 〜1.0 %のポリオキシエチレ
ン(20)ソルビタンモノステアレート)を添加すると、
角層水分含量は維持されず、閉じたラメラ構造が構築さ
れなかった。
築されたラメラ構造体は、優れた角層水分含量維持能を
有しており、保湿剤として有用であることがわかる。ま
たその作用は、カルシウムイオン存在下に調製したラメ
ラ構造体のほうが優れており、より良好なラメラ構造体
が構築されていることがわかる。なお、これらのラメラ
構造体に界面活性剤(0.5 〜1.0 %のポリオキシエチレ
ン(20)ソルビタンモノステアレート)を添加すると、
角層水分含量は維持されず、閉じたラメラ構造が構築さ
れなかった。
【0021】試験例2 コレステロールを添加して調製したラメラ構造体を用い
て、試験例1と同様に角層水分含量を測定した。その結
果を表2に示す。
て、試験例1と同様に角層水分含量を測定した。その結
果を表2に示す。
【0022】
【表2】
【0023】表2よりコレステロールを添加して調製し
たラメラ構造体は、その保湿作用が長時間持続し、ラメ
ラ構造が安定に保持されていることがわかる。
たラメラ構造体は、その保湿作用が長時間持続し、ラメ
ラ構造が安定に保持されていることがわかる。
【0024】 実施例4(化粧水) (組成) (%) (1)ステアリン酸モノグリセリド 2.0 (2)CaCl2 0.005 (3)コレステロール 0.1 (4)エタノール 2.0 (5)グリセリン 2.0 (6)1,3−ブチレングリコール 2.0 (7)メチルパラベン 0.2 (8)香料 0.1 (9)色素 微量 (10)精製水 全体を100 とする (製法) (1)、(2)、(3)及び(10)を用いて実施例3と
同様にしてラメラ構造体を調製し、これに(4)〜
(9)を添加した。
同様にしてラメラ構造体を調製し、これに(4)〜
(9)を添加した。
【0025】 実施例5(化粧水) (組成) (%) (1)パルミチン酸モノグリセリド 1.0 (2)CaCl2 0.01 (3)コレステロール 0.2 (4)エタノール 2.0 (5)ポリオキシエチレン(24)硬化ヒマシ油 1.0 (6)尿素 5.0 (7)メチルパラベン 0.2 (8)香料 0.1 (9)色素 微量 (10)精製水 全体を100 とする (製法) (1)、(2)、(3)及び(10)を用いて実施例3と
同様にしてラメラ構造体を調製し、これに(4)〜
(9)を添加した。
同様にしてラメラ構造体を調製し、これに(4)〜
(9)を添加した。
【0026】 実施例6(エッセンス) (組成) (%) (1)カプリン酸モノグリセリド 3.0 (2)CaCl2 0.005 (3)コレステロール 0.1 (4)エタノール 8.0 (5)ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油 0.5 (6)カルボキシビニルポリマー 0.5 (7)グリセリン 10.0 (8)1,3−ブチレングリコール 10.0 (9)メチルパラベン 0.2 (10)香料 0.2 (11)色素 微量 (12)精製水 全体を100とする (製法) (1)、(2)、(3)及び(12)を用いて実施例3と
同様にしてラメラ構造体を調製し、これに(4)〜(1
1)を添加した。
同様にしてラメラ構造体を調製し、これに(4)〜(1
1)を添加した。
【0027】 実施例7(エッセンス) (組成) (%) (1)カプリル酸モノグリセリド 3.0 (2)CaCl2 0.01 (3)コレステロール 0.25 (4)エタノール 6.0 (5)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1.0 (6)カルボキシビニルポリマー 0.3 (7)アスコルビン酸ナトリウム 1.0 (8)グリセリン 5.0 (9)1,3−ブチレングリコール 10.0 (10)メチルパラベン 0.2 (11)香料 0.2 (12)色素 微量 (13)精製水 全体を100とする (製法) (1)、(2)、(3)及び(13)を用いて実施例3
と同様にしてラメラ構造体を調製し、これに(4)〜
(12)を添加した。 実施例8(エッセンス) (組成) (%) (1)脂肪酸モノグリセリドの混合物 (パルミチン酸モノグリセリド:ステ アリン酸モノグリセリド=40:60) 3.0 (2)CaCl2 0.01 (3)コレステロール 0.25 (4)エタノール 6.0 (5)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1.0 (6)カルボキシビニルポリマー 0.3 (7)アスコルビン酸ナトリウム 1.0 (8)グリセリン 5.0 (9)1,3−ブチレングリコール 10.0 (10)メチルパラベン 0.2 (11)香料 0.2 (12)色素 微量 (13)精製水 全体を100とする (製法) (1)、(2)、(3)及び(13)を用いて実施例3
と同様にしてラメラ構造体を調製し、これに(4)〜
(12)を添加した。
と同様にしてラメラ構造体を調製し、これに(4)〜
(12)を添加した。 実施例8(エッセンス) (組成) (%) (1)脂肪酸モノグリセリドの混合物 (パルミチン酸モノグリセリド:ステ アリン酸モノグリセリド=40:60) 3.0 (2)CaCl2 0.01 (3)コレステロール 0.25 (4)エタノール 6.0 (5)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1.0 (6)カルボキシビニルポリマー 0.3 (7)アスコルビン酸ナトリウム 1.0 (8)グリセリン 5.0 (9)1,3−ブチレングリコール 10.0 (10)メチルパラベン 0.2 (11)香料 0.2 (12)色素 微量 (13)精製水 全体を100とする (製法) (1)、(2)、(3)及び(13)を用いて実施例3
と同様にしてラメラ構造体を調製し、これに(4)〜
(12)を添加した。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2で得られたカプリン酸モノグリセリド
のラメラ構造体(粒子構造)の偏光顕微鏡写真である。
のラメラ構造体(粒子構造)の偏光顕微鏡写真である。
【図2】実施例2で得られたミリスチン酸モノグリセリ
ドのラメラ構造体(粒子構造)の偏光顕微鏡写真であ
る。
ドのラメラ構造体(粒子構造)の偏光顕微鏡写真であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 脂肪酸モノグリセリドを主構成成分とす
るラメラ構造体を有効成分とする保湿剤。 - 【請求項2】 請求項1記載の保湿剤を含有する化粧
料。 - 【請求項3】 脂肪酸モノグリセリド含有溶液をカルシ
ウムイオン又はランタンイオンの存在下に攪拌すること
を特徴とする脂肪酸モノグリセリドを主構成成分とする
ラメラ構造体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11171591A JP2606761B2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 保湿剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11171591A JP2606761B2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 保湿剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04338311A JPH04338311A (ja) | 1992-11-25 |
JP2606761B2 true JP2606761B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=14568327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11171591A Expired - Fee Related JP2606761B2 (ja) | 1991-05-16 | 1991-05-16 | 保湿剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606761B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7081254B1 (en) | 1999-02-17 | 2006-07-25 | Kabushiki Kaisha Yakult Honsha | Skin preparations for external use |
JP2010120873A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Yakult Honsha Co Ltd | 皮膚外用剤 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6325995B1 (en) | 1992-09-21 | 2001-12-04 | The Procter & Gamble Company | Lipsticks compositions containing association structures |
JP3807926B2 (ja) * | 2000-11-02 | 2006-08-09 | 株式会社ヤクルト本社 | アスコルビン酸類を含む皮膚外用剤 |
JP4592347B2 (ja) * | 2003-07-14 | 2010-12-01 | 株式会社ヤクルト本社 | 外用剤組成物 |
JP4731301B2 (ja) * | 2005-12-05 | 2011-07-20 | 株式会社ヤクルト本社 | 保湿剤及びこれを含有する化粧料 |
JP5483864B2 (ja) * | 2008-11-17 | 2014-05-07 | 株式会社ヤクルト本社 | 保湿剤及びこれを含有する化粧料 |
JP5602084B2 (ja) * | 2010-05-13 | 2014-10-08 | 株式会社ヤクルト本社 | 保湿剤およびそれを含有する化粧料 |
JP5539785B2 (ja) * | 2010-05-13 | 2014-07-02 | 株式会社ヤクルト本社 | 保湿剤とこれを含有する化粧料 |
EP2526971A1 (en) | 2011-05-25 | 2012-11-28 | ArisGen SA | Mucosal delivery of drugs |
JP6067301B2 (ja) * | 2012-09-28 | 2017-01-25 | 株式会社ヤクルト本社 | 皮膚透過速度コントロール剤 |
-
1991
- 1991-05-16 JP JP11171591A patent/JP2606761B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7081254B1 (en) | 1999-02-17 | 2006-07-25 | Kabushiki Kaisha Yakult Honsha | Skin preparations for external use |
JP2010120873A (ja) * | 2008-11-19 | 2010-06-03 | Yakult Honsha Co Ltd | 皮膚外用剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04338311A (ja) | 1992-11-25 |
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