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JP2606266Y2 - 内輪ワンタッチ係合式タイヤの滑り止め装置 - Google Patents

内輪ワンタッチ係合式タイヤの滑り止め装置

Info

Publication number
JP2606266Y2
JP2606266Y2 JP1993041876U JP4187693U JP2606266Y2 JP 2606266 Y2 JP2606266 Y2 JP 2606266Y2 JP 1993041876 U JP1993041876 U JP 1993041876U JP 4187693 U JP4187693 U JP 4187693U JP 2606266 Y2 JP2606266 Y2 JP 2606266Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engagement
tightening
tire
claw member
rope
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993041876U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0743390U (ja
Inventor
鉦治 二村
Original Assignee
鉦治 二村
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 鉦治 二村 filed Critical 鉦治 二村
Priority to JP1993041876U priority Critical patent/JP2606266Y2/ja
Publication of JPH0743390U publication Critical patent/JPH0743390U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2606266Y2 publication Critical patent/JP2606266Y2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は雪路や凍結路を走行時に
自動車のタイヤ外周部に装着されるタイヤの滑り止め装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、タイヤ外周に巻回さ
れる滑り止め帯がネット形状に形成されるものにあって
は、サイドバンド4で仮止めした滑り止め帯1をタイヤ
Tの外周上部に被せ(図1(A)参照)、次いで車を移
動させてタイヤTを約半回転させ(図1(B)参照)、
まず内側タイトロープ2の両端を図示しないフックで連
結した後(図1(C)参照)、外側タイトロープ3の両
端もフックで連結した後、サイドバンド4を外輪側周縁
ロープ3の固定クリップにサイドバンド4を掛け渡し、
緊締することにより装着するようにしている(図1
(D)参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかるタイヤの滑り止
め装置においては、タイヤ外周に巻回される滑り止め帯
の密着装着を図るため、外側のように後作業でタイトロ
ープを緊張させる場合と違って、サイドバンド4の掛け
渡しが困難な内側タイトロープ2はその長さを緊締する
に必要な最低長さに設定される。そのため、その両端を
フック止めするには内側タイトロープ2をある程度掛け
止めに必要な伸びを与えて係合させる必要がある。しか
しながら、内側タイトロープ2は滑り止め帯1のタイヤ
外周への密着性を確保するに高い強度を必要とするた
め、フック止めに必要な伸びを与えるのは大変である一
方、タイヤ内側での作業であるので、取り付け困難を伴
う。そこで、本考案はこのようなタイヤ滑り止め帯の取
り付け作業の難点である内側タイトロープの係合作業を
容易にすることができるように改良することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、緊締に必要な
長さに設定された内側タイトロープ2で内輪リングを形
成した後、緊締に必要な長さ以上に設定された外側タイ
トロープ3で外輪リングを形成し、該外輪リングをサイ
ドバンド4で緊締することによりタイヤ外周に滑り止め
帯1を密着巻回させるタイヤの滑り止め装置において、
内側タイトロープ2の両端係合部に、該ロープ2の緊締
方向に突き合わせることにより嵌入係合可能なワンタッ
チ式係合装置5を設け 上記係合装置5が上記内側タイ
トロープ2の一端2aに取り付けられる係合孔51aを
有する挿入片51と、他端2bに取り付けられる上記挿
入片51が挿入できる案内枠体53と上記係合孔51a
に突入する爪部材54と該爪部材54を突入方向に付勢
するバネ部材55と上記爪部材54をバネ部材55の付
勢力に抗して引出し可能な操作部材56とからなる嵌合
片52とからなり、両片51、52は上記周縁ロープ2
の緊締方向に突き合わせて嵌入係合可能である一方、上
記操作部材56で上記爪部材54の係合孔51aへの突
入を解除しつつ、引っ張ることにより引き外し可能であ
り、 上記操作部材56は樹脂成形により、その軸方向に
おいて対設した円筒部56a、56aを有し、該円筒部
56a、56aの間の間隙56bの奥には係合凸部56
cを備えるように形成される一方、上記爪部材54は金
属成形により、上記操作部材56の間隙56bに嵌入さ
れ、上記円筒部56a、56aと一体となるとともに、
上記係合凸部56cと噛み合う係合凹部54bを備える
ように形成されることを特徴とする内輪ワンタッチ係合
式タイヤの滑り止め装置にある。
【0005】
【作用及び考案の効果】本考案によれば、内側タイトロ
ープ2の両端係合部をロープを緊締する方向に突き合わ
せることにより、ワンタッチで係合できるので、内側タ
イトロープ2はタイヤ滑り止め帯を密着巻回して緊締す
るに必要な最低長さに設定され、しかも全く延びがなく
ても容易に締結することができる。したがって、迅速で
緊密な締結作業が要求される冬季におけるタイヤ滑り止
め帯の装着作業が極めて容易になるので、実用価値が高
い。
【0006】
【実施例】図1は本考案に係るタイヤ滑り止め帯1の締
結作業を示す工程図で、内側タイトロープ2の係合装置
5は上記内側タイトロープ2の一端2aに取り付けられ
る係合孔51aを有する挿入片51と、他端2bに採り
付けられる上記挿入片51が挿入できる案内枠体53と
上記係合孔51aに突入する爪部材54と該爪部材54
を突入方向に付勢するバネ部材55と上記爪部材54を
バネ部材55の付勢力に抗して引出し可能な操作部材5
6とからなる被嵌入式係合片52とからなり、両片5
1、52は上記周縁ロープ2の矢印で示す緊締方向に突
き合わせて嵌入係合可能である一方、上記操作部材56
で上記爪部材54の係合孔51aへの突入を解除しつ
つ、引っ張ることにより引き外し可能となっている。な
お、11および12は滑り止め帯1の締結される両端部
である。
【0007】詳しくは、上記案内枠体53は両側の起立
側辺53aと53bとを備え、一方の側辺53aは上端
にコイル状のバネ部材55の一端55aを係合させる切
り込み53cを備える一方、他方の側辺53bにはその
上端に上記操作部材56の回り止めを行う切り欠き53
dを有する。上記操作部材56はその軸方向において対
設した円筒部56a、56aを有し、円筒部56a、5
6aの間の間隙56bの奥には係合凸部56cを備え、
該間隙56bに上記爪部材54を挿入してその凹部54
bを係合凸部56cに嵌合し、さらに回転軸部材57を
一方の側片53aから爪部材54を介して他方の側片5
3aに挿入し、その突出端をネジ57cで固定すること
により案内枠体53に組み込むようになっている。上記
回転軸部材57を挿入するにあたっては軸部57aにバ
ネ部材55を介装し、太径部57bで回転軸部材57の
頭部と側辺53aとの間隙を確保し、該隙間には組み込
み時のバネ部材55付勢力を発揮しうるように収容さ
れるようになっている。したがって、常態では、上記爪
部材54は上記バネ部材55により付勢され、その先端
の係合部54aを下方に置くので、上記挿入片51を上
記嵌合片52の案内枠体53と操作部材56との間隙に
挿入すると、その係合穴51aに上記係合部54aが突
入して挿入片51が抜け止め固定される。他方、操作部
材56をバネ部材55の付勢力に抗して上方に回転させ
ると、上記係合穴51aから上記係合部54aが抜ける
ので、挿入片51は嵌合片52から抜き出し可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るタイヤ滑り止め装置の装着作業
工程(A)から(D)を示す説明図で、特に工程(C)
の内側タイトロープの係合状態を拡大して示すものであ
る。
【図2】 図1に示す内側タイトロープの係合装置の分
解斜視図である。
【符号の説明】
1 滑り止め帯 2 内側タイトロープ 3 外側タイトロープ 4 サイドバンド 5 端部係合装置 51 挿入片 52 嵌合片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60C 27/06 - 27/20 A44B 11/25

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緊締に必要な長さに設定された内側タイ
    トロープ(2) で内輪リングを形成した後、緊締に必要な
    長さ以上に設定された外側タイトロープ(3)で外輪リン
    グを形成し、該外輪リングをサイドバンド(4) で緊締す
    ることによりタイヤ外周に滑り止め帯(1) を密着巻回さ
    せるタイヤの滑り止め装置であって、 少なくとも内側タイトロープ(2) の両端係合部が、該ロ
    ープ(2) の緊締方向に突き合わせることにより嵌入係合
    可能なワンタッチ式係合装置(5) を備え 上記係合装置(5) が上記内側タイトロープ(2) の一端(2
    a)に取り付けられる係合孔(51a) を有する挿入片(51)
    と、他端(2b)に取り付けられる上記挿入片(51)が挿入で
    きる案内枠体(53)と上記係合孔(51a) に突入する爪部材
    (54)と該爪部材(54)を突入方向に付勢するバネ部材(55)
    と上記爪部材(54)をバネ部材(55)の付勢力に抗して引出
    し可能な操作部材(56)とからなる嵌合片(52)とからな
    り、両片(51,52) は上記周縁ロープ(2) の緊締方向に突
    き合わせて嵌入係合可能である一方、上記操作部材(56)
    で上記爪部材(54)の係合孔(51a) への突入を解除しつ
    つ、引っ張ることにより引き外し可能であり、 上記操作部材(56)は樹脂成形により、その軸方向におい
    て対設した円筒部(56a,56a) を有し、該円筒部(56a,56
    a) の間の間隙(56b) の奥には係合凸部(56c) を備える
    ように形成される一方、上記爪部材(54)は金属成形によ
    り、上記操作部材(56)の間隙(56b) に嵌入され、上記円
    筒部(56a,56a) と一体となるとともに、上記係合凸部(5
    6c) と噛み合う係合凹部(54b) を備えるように形成され
    ことを特徴とする内輪ワンタッチ係合式タイヤの滑り
    止め装置
JP1993041876U 1993-06-30 1993-06-30 内輪ワンタッチ係合式タイヤの滑り止め装置 Expired - Lifetime JP2606266Y2 (ja)

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JPH0743390U JPH0743390U (ja) 1995-08-22
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Family

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JP1993041876U Expired - Lifetime JP2606266Y2 (ja) 1993-06-30 1993-06-30 内輪ワンタッチ係合式タイヤの滑り止め装置

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