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JP2605991Y2 - コンクリート補強用鋼繊維の連続供給装置 - Google Patents

コンクリート補強用鋼繊維の連続供給装置

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Publication number
JP2605991Y2
JP2605991Y2 JP1993062411U JP6241193U JP2605991Y2 JP 2605991 Y2 JP2605991 Y2 JP 2605991Y2 JP 1993062411 U JP1993062411 U JP 1993062411U JP 6241193 U JP6241193 U JP 6241193U JP 2605991 Y2 JP2605991 Y2 JP 2605991Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
steel fiber
hopper
steel fibers
steel
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1993062411U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0731317U (ja
Inventor
章文 深津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP1993062411U priority Critical patent/JP2605991Y2/ja
Publication of JPH0731317U publication Critical patent/JPH0731317U/ja
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Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、コンクリートの補強
に供する鋼繊維をミキサーに連続投入する際に用いる供
給装置に関する。詳しくはセメント・粗骨材・水等を混
入して練り合わせる連続ミキサーに、例えば水溶性結合
剤で複数の鋼繊維を結合させたコンクリート補強部材を
定量投入する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築土木の分野において、コンクリート
に強度・耐久性をもたせるための補強材として、鉄筋の
代わりに鋼繊維をコンクリート中に混入して強度を高め
る方法が、知られている。このコンクリートを補強する
鋼繊維は、単繊維のままミキサーに投入する手法と、水
溶性結合剤で複数の鋼繊維を結合させた状態でミキサー
に投入する手法とがあるが、後者の手法はコンクリート
中での鋼繊維の分散性に優れている。
【0003】さて、コンクリートに鋼繊維を混入するに
は、ミキサー車等で行われる、セメント等の量に応じた
量の鋼繊維を投入して混ぜ合わせるバッチ方式と、連続
ミキサーを用いてセメント等に鋼繊維を定量づつ連続投
入しながら混ぜ合わせる連続方式とがある。後者の連続
方式は、セメント等と鋼繊維とを効率的に練り合わせる
ことができるが、セメント等を少量づつ連続供給して混
ぜ合わせていくため、鋼繊維を均一にコンクリート中に
分散させるには、所定量づつを連続して供給する必要が
ある。
【0004】従来、連続ミキサー内のセメントに対する
鋼繊維の連続投入は、ベルトコンベアまたは分散機を介
して自動的に行われるが、ベルトコンベアまたは分散機
に対しては、所定量の鋼繊維を人手によって搬入してい
た。すなわち、袋詰めされた鋼繊維を開封して、その一
定量を取り出しベルトコンベア等まで移動させる作業が
不可欠であり、このような作業は大きな労働負荷になる
上、均一に連続投入することが難しいという問題点があ
った。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】この考案の目的は、連
続ミキサーへの鋼繊維の投入を、人の作業と判断によら
ずに所定量を連続して自動的に供給し得る装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案は、コンクリー
トの補強に供する鋼繊維をミキサー内に連続して定量供
給するホッパを有する装置であって、該ホッパは、その
投入口と排出口とをつなぐ通路に駆動回転される羽車を
設置し、該通路は、水平方向に対して下方に傾斜した底
面および上記羽車から投入口に向かって曲率半径が漸増
する曲面からなる天井面をそなえることを特徴とする鋼
繊維の連続供給装置である。
【0007】また、実施に当たり、ホッパ排出口の出側
に、鋼繊維の搬送装置を有することおよびこの搬送装置
を羽車に連動させることが有利である。すなわち、ホッ
パ内の羽車と搬送装置の駆動を連動させ、両者の駆動速
度を調整することによって、ホッパでの分量と搬送装置
での搬送量を一致させ連動ミキサーへの投入鋼繊維量を
任意の値にすることができる。
【0008】次に、この考案の装置について、図1を参
照して詳しく述べる。図において、1は架台であり、こ
の架台1上にホッパ2および搬送装置3を設置して成
る。ホッパ2は、長方形状に開口する投入口4およびこ
の投入口4より小さい長方形状に開口する排出口5を、
通路6によって連結する。そして、この通路6の中間部
に羽車7を設け、投入口4から供給した鋼繊維を羽車7
の回転によって所定量だけ排出口5へ送り出す。
【0009】ここで、通路6は、水平面に対して下方に
傾いた平面状の底面8、この底面8の両側から立ち上が
る側面9a,9b および羽車7の設置位置を境に投入口4側
は曲面でかつ排出口5側は平面で構成した天井面10で囲
まれる。特に、天井面10の羽車7の設置位置から投入口
4側を、投入口4に向かって曲率半径が漸増する曲面と
することによって、投入口4と羽車7の間に鋼繊維が塊
状に固まることのない通路6を実現した。
【0010】一方、排出口5の出側に設けた搬送装置3
は、排出口5から排出された鋼繊維を一旦載せる受け台
3aとこの受け台3aに載せた鋼繊維をミキサー投入口(図
示せず)へ搬送する押し出し板3bとからなる。すなわち
ホッパの排出口5から定量供給された鋼繊維は受け台3a
に落下し、次いで受け台3a上の鋼繊維は往復運動をする
押し出し板3bに押されてミキサー投入口へと搬送され
る。
【0011】また、羽車7は、その軸7aを通路6の側面
9a,9b に回転可能に固定して、通路6の中間部に設置
し、軸7aはベルト11を介して駆動モータ12で回転され、
羽車7に回転を与える。さらに、駆動モータ12は、ベル
ト13およびクランク機構14を介して搬送装置3の押し出
し板3bに連結され、押し出し板3bに往復運動を与える構
成とし、すなわち、羽車7の回転と搬送装置3の押し出
し板3bの往復動とを連動して、羽車7での鋼繊維の送り
出しに応じて押し出し板3bを移動する構成とした。な
お、駆動モーターは可変速モーターを用いることで、任
意の駆動速度に設定することができる。
【0012】
【作用】この考案の装置において、先ず、ホッパの通路
の底面を下向きに傾斜させたのは、ホッパの投入口に供
給した鋼繊維を排出口に向けて落下させるためであり、
好ましくは水平面に対して30〜45°の傾斜角に設定する
ことが、鋼繊維の効率良い落下を実現するのに有利であ
る。
【0013】また、羽車は、図2に示すように、その回
転によって羽車7の上方を通過しようとする鋼繊維15を
押し戻すとともに、塊状に落下してくる鋼繊維15をかき
混ぜて鋼繊維15同士の間に隙間を設けることによって、
鋼繊維15が固まりになって通路6内に詰まることを防止
する。
【0014】ここで、羽車7はその軸7aの周面に、径方
向に延びる細い円柱7bを周方向に等間隔を置いて、8〜
28本設けたものを基本とし、例えば円柱7bを軸方向に並
べた配置としたり、或いは円柱7bに替えて板を設ける等
の変更が可能であり、要は鋼繊維の形状および供給する
量に応じて任意に設定すればよいのである。なお、円柱
7bの軸長は、30〜60mmの長さの鋼繊維を対象とする場
合、35〜70mm程度にすることが好ましく、従って羽車7
の軸7aと通路の底面8および天井面10との間隔も35〜70
mm程度とする。
【0015】さらに、ホッパの通路における天井面を、
羽車の設置位置から投入口に向かって曲率半径が漸増す
る曲面で構成したのは、ホッパの投入口から羽車の間に
供給された鋼繊維が重なり合って固まり、通路の天井面
と底面の間でアーチ状につながって、鋼繊維が排出口側
に落下しなくなるのを防ぐためである。
【0016】すなわち、図3(a) に示すように、投入口
4から羽車7までの天井面10a を平面状にした場合は、
投入口4から羽車7を覆う程度の鋼繊維15を投入したと
き、天井面10a 付近に集まった多数の鋼繊維15が、その
軸方向を揃えて整列して固まり、次いで同図(b) に示す
ように、この固まりに追随するように鋼繊維15が順次重
なり合って、通路の天井面10a と底面8との間でアーチ
状の固まりを形成し、鋼繊維15の動きが拘束される。
【0017】これに対して、この考案の装置において
は、図4に示すように、投入口4から羽車7を覆う程度
の鋼繊維15を投入した場合にあっても、天井面10の形状
効果によって天井面10に接する個々の鋼繊維15が一方向
に整列することがないため、羽車7の回転により各鋼繊
維15間に空隙を形成することができ、上記アーチの形成
を防止することができる。
【0018】ここで、天井面の曲面域は、その曲率半径
を250 〜450 mm程度にすることが好ましい。なぜなら、
曲率半径が250 mm未満では加工度が上昇するのに対して
鋼繊維のアーチ化抑制効果が飽和し、一方450 mmをこえ
ると平面状になって鋼繊維のアーチ化を抑制することが
できないためである。
【0019】
【実施例】図1に示したところに従う装置を用いて、鋼
繊維をミキサーに定量を連続供給した。なお、装置の仕
様は、表1に示す通りである。
【表1】
【0020】上記の仕様に成る装置を用いて、長さが30
mmおよび径が0.5 mmと長さが60mmおよび径が0.8 mmの鋼
繊維の30〜40本を束にして水溶性接着剤で板状に結合し
たものを、ミキサーに連続供給した。すなわち、鋼繊維
の束を投入口より一度に20kg投入した。そして、図2に
示したように、羽車は毎分3〜22回で回転させて、排出
口から毎分1.5 〜22kgの鋼繊維を搬送装置の受け台上に
送り出し、送り出された鋼繊維を押し出し板によってミ
キサー投入口に搬送した結果、30kgの鋼繊維を約90〜12
0 秒で滞りなくミキサーに定量供給することができた。
【0021】また、比較として、ホッパ通路の天井面を
全て平面状(図3参照)とした他は上記と同様の仕様に
成る装置を用いて、上記と同様に鋼繊維のミキサーへの
供給を行ったところ、羽車の届く範囲の鋼繊維について
は排出することができたが、その上の鋼繊維はアーチ状
につながりその自重によりかみ合ってしまい、正常に排
出することができない状況となった。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、従来は人手によっていた、鋼繊維のコンクリートミ
キサー、中でも連続ミキサーへの連続投入を安定して自
動化できるため、工業上有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の装置の模式図である。
【図2】この考案の装置による鋼繊維の供給要領を示す
説明図である。
【図3】ホッパ通路の天井面の形状と鋼繊維の滞留との
関係を説明する模式図である。
【図4】ホッパ通路の天井面の形状効果の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 架台 2 ホッパ 3 搬送装置 3a 受け台 3b 押し出し板 4 投入口 5 排出口 6 通路 7 羽車 8 底面 9a,9b 側面 10 天井面 11,13 ベルト 12 駆動モータ 14 クランク機構 15 鋼繊維

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートの補強に供する鋼繊維をミ
    キサー内に連続して定量供給するホッパを有する装置で
    あって、該ホッパは、その投入口と排出口とをつなぐ通
    路に駆動回転される羽車を設置し、該通路は、水平方向
    に対して下方に傾斜した底面および上記羽車から投入口
    に向かって曲率半径が漸増する曲面からなる天井面をそ
    なえることを特徴とする鋼繊維の連続供給装置。
  2. 【請求項2】 ホッパ排出口の出側に、鋼繊維の搬送装
    置を有する請求項1記載の連続供給装置。
  3. 【請求項3】 搬送装置を羽車に連動させて成る請求項
    2記載の連続供給装置。
JP1993062411U 1993-11-19 1993-11-19 コンクリート補強用鋼繊維の連続供給装置 Expired - Lifetime JP2605991Y2 (ja)

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JPH0731317U JPH0731317U (ja) 1995-06-13
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