JP2605135Y2 - 自動車のドア位置決め装置 - Google Patents
自動車のドア位置決め装置Info
- Publication number
- JP2605135Y2 JP2605135Y2 JP1993039409U JP3940993U JP2605135Y2 JP 2605135 Y2 JP2605135 Y2 JP 2605135Y2 JP 1993039409 U JP1993039409 U JP 1993039409U JP 3940993 U JP3940993 U JP 3940993U JP 2605135 Y2 JP2605135 Y2 JP 2605135Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- frame
- positioning
- glass
- outer panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 23
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の組み立てライ
ンにおいて、車体に取り付けるドアのドアガラス建付時
のドア位置決め精度を良く実施する自動車のドア位置決
め装置に関するものである。
ンにおいて、車体に取り付けるドアのドアガラス建付時
のドア位置決め精度を良く実施する自動車のドア位置決
め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の組み立てラインにおいて、ドア
を車体に取り付けるときにドア位置決め装置によって位
置決めしている。図3で示すように、従来のドア位置決
め装置10は、支持フレーム11の上部と上下方向の中
央部とにドアBの内面を支持する内面支持板13と、ド
ア支持フレーム11の下部にドアBの下端を支持する下
部位置決め板14と、支持フレーム11の一側方にドア
Bの前後方向の後端B3を位置決めする側部位置決め板
15とを設け、支持フレーム11の他側方にドアBの前
後方向の前端B4に当接してドアBの後端B3を側部位
置決め板15に押し付けるための押圧板17をシリンダ
18によって進退作動可能に設けた構造のものが実開平
2−115779号で提供されている。
を車体に取り付けるときにドア位置決め装置によって位
置決めしている。図3で示すように、従来のドア位置決
め装置10は、支持フレーム11の上部と上下方向の中
央部とにドアBの内面を支持する内面支持板13と、ド
ア支持フレーム11の下部にドアBの下端を支持する下
部位置決め板14と、支持フレーム11の一側方にドア
Bの前後方向の後端B3を位置決めする側部位置決め板
15とを設け、支持フレーム11の他側方にドアBの前
後方向の前端B4に当接してドアBの後端B3を側部位
置決め板15に押し付けるための押圧板17をシリンダ
18によって進退作動可能に設けた構造のものが実開平
2−115779号で提供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のドア位置決
め装置では図4で示すように、ドア位置決め装置でドア
を保持した状態で車体に位置決めして取り付けるとき
に、ドアBの前端B4に当接してドアBの後端B3を側
部位置決め板15に押し付けている押圧板17がフェン
ダーFと干渉し、位置決め作用が得られない問題があ
る。
め装置では図4で示すように、ドア位置決め装置でドア
を保持した状態で車体に位置決めして取り付けるとき
に、ドアBの前端B4に当接してドアBの後端B3を側
部位置決め板15に押し付けている押圧板17がフェン
ダーFと干渉し、位置決め作用が得られない問題があ
る。
【0004】本考案の目的は、上記従来の問題点を解消
した自動車のドア位置決め装置を提供することである。
した自動車のドア位置決め装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の要旨は、ドアアウタパネルに吸着する吸着
パットと、ドア下端を支持するドア上下方向及びドア内
外方向位置決め駒と、ドアアウタパネルの上縁を把持す
るドアクランパとを有し、鉛直軸線方向のバランスシリ
ンダによって吊り下げられた第1フレームと、ドア後側
端に当接するドア側部位置決め駒と、ドアガラス上縁と
後側端に当接するドアガラス調整駒とを有し、前記第1
フレームにガイドレールを介してドア前後方向にスライ
ド可能に支持した第2フレームと、前記第1フレームと
第2フレームとの間に配置した第2フレームスライド用
シリンダとから構成されている。
めの本考案の要旨は、ドアアウタパネルに吸着する吸着
パットと、ドア下端を支持するドア上下方向及びドア内
外方向位置決め駒と、ドアアウタパネルの上縁を把持す
るドアクランパとを有し、鉛直軸線方向のバランスシリ
ンダによって吊り下げられた第1フレームと、ドア後側
端に当接するドア側部位置決め駒と、ドアガラス上縁と
後側端に当接するドアガラス調整駒とを有し、前記第1
フレームにガイドレールを介してドア前後方向にスライ
ド可能に支持した第2フレームと、前記第1フレームと
第2フレームとの間に配置した第2フレームスライド用
シリンダとから構成されている。
【0006】
【作用】上記の構成により、第1フレームのドア上下方
向及びドア内外方向位置決め駒にドアの下端を支持する
ことによりドア上下方向及びドア内外方向を位置決め
し、吸着パットをドアアウタパネルに吸着する。次にシ
リンダによって第2フレームをドアの前後方向の前方方
向にスライドさせてドア後側端にドア側部位置決め駒を
当接してドア位置決めを完了し、この位置でドアガラス
調整駒によりドアガラス建付を実施する。
向及びドア内外方向位置決め駒にドアの下端を支持する
ことによりドア上下方向及びドア内外方向を位置決め
し、吸着パットをドアアウタパネルに吸着する。次にシ
リンダによって第2フレームをドアの前後方向の前方方
向にスライドさせてドア後側端にドア側部位置決め駒を
当接してドア位置決めを完了し、この位置でドアガラス
調整駒によりドアガラス建付を実施する。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1及び図2において、20は第1フレームであ
る。この第1フレーム20は自動車の組み立てラインの
天井等に車体の搬送方向に配置したガイドレール25に
走行移動可能に案内されている移動体26に鉛直軸線方
向のバランスシリンダ27と、ドア22の内外方向に揺
動可能な支点36を介して吊り下げられている。
る。図1及び図2において、20は第1フレームであ
る。この第1フレーム20は自動車の組み立てラインの
天井等に車体の搬送方向に配置したガイドレール25に
走行移動可能に案内されている移動体26に鉛直軸線方
向のバランスシリンダ27と、ドア22の内外方向に揺
動可能な支点36を介して吊り下げられている。
【0008】前記第1フレーム20には、ドア22のア
ウタパネル22aに吸着する吸着パット21と、ドア2
2の下端を支持するドア上下方向及びドア内外方向位置
決め駒23と、アウタパネル22aの上縁を把持するド
アクランパ24とを有している。24aは前記ドアクラ
ンパ24のクランプ用シリンダである。
ウタパネル22aに吸着する吸着パット21と、ドア2
2の下端を支持するドア上下方向及びドア内外方向位置
決め駒23と、アウタパネル22aの上縁を把持するド
アクランパ24とを有している。24aは前記ドアクラ
ンパ24のクランプ用シリンダである。
【0009】さらに、前記第1フレーム20には第2フ
レーム28がガイドレール35を介してドア22の前後
方向にスライド可能に支持されている。この第2フレー
ム28にはドア22のアウタパネル22aに吸着する吸
着パット29と、ドア22の後側端に当接するドア側部
位置決め駒30と、ドアガラス22bの上縁に当接する
左右一対のドアガラス調整駒31及びドアガラス22b
の後側端に当接するドアガラス調整駒33とを有してい
る。32はドアガラス調整駒31の作動用シリンダであ
る
レーム28がガイドレール35を介してドア22の前後
方向にスライド可能に支持されている。この第2フレー
ム28にはドア22のアウタパネル22aに吸着する吸
着パット29と、ドア22の後側端に当接するドア側部
位置決め駒30と、ドアガラス22bの上縁に当接する
左右一対のドアガラス調整駒31及びドアガラス22b
の後側端に当接するドアガラス調整駒33とを有してい
る。32はドアガラス調整駒31の作動用シリンダであ
る
【0010】また、前記第1フレーム20と第2フレー
ム28との間には第2フレームスライド用シリンダ34
が配置されている。
ム28との間には第2フレームスライド用シリンダ34
が配置されている。
【0011】本考案は上記の通りの構造であるから、ド
ア22の下端を第1フレーム20のドア上下方向及びド
ア内外方向位置決め駒23に支持し、ドアクランパ24
によりドア22のアウタパネル22aの上縁をクランプ
することによりドア22は、その上下方向(H方向)及
びドア内外方向(W方向)が位置決めされる。
ア22の下端を第1フレーム20のドア上下方向及びド
ア内外方向位置決め駒23に支持し、ドアクランパ24
によりドア22のアウタパネル22aの上縁をクランプ
することによりドア22は、その上下方向(H方向)及
びドア内外方向(W方向)が位置決めされる。
【0012】次に第2フレーム28を第2フレームスラ
イド用シリンダ34によって第1フレーム20に対しド
ア22の前方向にスライドさせてドア側部位置決め駒3
0をドア22の後側端に当接することによりドアガラス
調整駒31,33をドア22の前後方向(L方向)に対
して所定の位置出しが行われる。このドアガラス調整駒
31,33の位置出しの後に、ドアガラス調整駒31を
作動用シリンダ31によってドアガラス22bの上縁に
当接する。ドアガラス調整駒33は第2フレーム28の
スライドによってドアガラス22bの後側端に当接す
る。これによりドアガラス建付時のドア位置決めが完了
する。
イド用シリンダ34によって第1フレーム20に対しド
ア22の前方向にスライドさせてドア側部位置決め駒3
0をドア22の後側端に当接することによりドアガラス
調整駒31,33をドア22の前後方向(L方向)に対
して所定の位置出しが行われる。このドアガラス調整駒
31,33の位置出しの後に、ドアガラス調整駒31を
作動用シリンダ31によってドアガラス22bの上縁に
当接する。ドアガラス調整駒33は第2フレーム28の
スライドによってドアガラス22bの後側端に当接す
る。これによりドアガラス建付時のドア位置決めが完了
する。
【0013】上記ドアガラス建付時のドア位置決めが完
了した後に、第1フレーム20の吸着パット21並びに
第2フレーム28の吸着パット29をシリンダによって
前進移動させドア22のアウタパネル22aに吸着し
て、前記ドア22の位置決め状態を保持し、車体に取り
付ける。
了した後に、第1フレーム20の吸着パット21並びに
第2フレーム28の吸着パット29をシリンダによって
前進移動させドア22のアウタパネル22aに吸着し
て、前記ドア22の位置決め状態を保持し、車体に取り
付ける。
【0014】上記第1フレーム20及び第2フレーム2
8に位置決め支持されたドア22を車体に取り付けると
きは、移動体26がガイドレール25を走行移動して組
み立てラインを搬送する車体に追従し、かつ上下方向は
バランスシリンダ27によってバランスされて車体に組
み付けられる。このとき、ドア22の前方(図1におい
て左端)にはドア側部位置決め駒が存在していないた
め、フエンダーと干渉することがない。
8に位置決め支持されたドア22を車体に取り付けると
きは、移動体26がガイドレール25を走行移動して組
み立てラインを搬送する車体に追従し、かつ上下方向は
バランスシリンダ27によってバランスされて車体に組
み付けられる。このとき、ドア22の前方(図1におい
て左端)にはドア側部位置決め駒が存在していないた
め、フエンダーと干渉することがない。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案によると、ドアの前
方を規制することなくドアの位置決めが可能であり、従
って、ドアレス未実施工程でも対応することができる。
また、ドアへ治具をセットする際に第2フレームスライ
ド用シリンダのストロークの許容範囲でラフな位置によ
る治具セットが可能となる利点を有している。
方を規制することなくドアの位置決めが可能であり、従
って、ドアレス未実施工程でも対応することができる。
また、ドアへ治具をセットする際に第2フレームスライ
ド用シリンダのストロークの許容範囲でラフな位置によ
る治具セットが可能となる利点を有している。
【図1】本考案装置の正面図
【図2】本考案装置の側面図
【図3】従来装置の正面図
【図4】従来装置の問題点を示す説明図
20 第1フレーム 21 吸着パット 22 ドア 22a アウタパネル 22b ドアガラス 23 ドア上下方向及びドア内外方向位置決め駒 24 ドアクランパ 27 バランスシリンダ 28 第2フレーム 29 吸着パット 30 ドア側部位置決め駒 31 ドアガラス調整駒 33 ドアガラス調整駒 34 第2フレームスライド用シリンダ 35 ガイドレール
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−224482(JP,A) 特開 平3−239685(JP,A) 実開 昭59−12783(JP,U) 実開 昭58−35478(JP,U) 実開 昭60−134085(JP,U) 実開 平2−59088(JP,U) 実開 平2−115779(JP,U) 実開 平2−64488(JP,U) 特公 昭53−36627(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 65/06 B23P 21/00 303
Claims (1)
- 【請求項1】 ドアアウタパネルに吸着する吸着パット
と、ドア下端を支持するドア上下方向及びドア内外方向
位置決め駒と、ドアアウタパネルの上縁を把持するドア
クランパとを有し、鉛直軸線方向のバランスシリンダに
よって吊り下げられた第1フレームと、ドア後側端に当
接するドア側部位置決め駒と、ドアガラス上縁と後側端
に当接するドアガラス調整駒とを有し、前記第1フレー
ムにガイドレールを介してドア前後方向にスライド可能
に支持した第2フレームと、前記第1フレームと第2フ
レームとの間に配置した第2フレームスライド用シリン
ダとから成る自動車のドア位置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993039409U JP2605135Y2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 自動車のドア位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993039409U JP2605135Y2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 自動車のドア位置決め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH076054U JPH076054U (ja) | 1995-01-27 |
JP2605135Y2 true JP2605135Y2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=12552202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993039409U Expired - Lifetime JP2605135Y2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 自動車のドア位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605135Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113246055A (zh) * | 2021-06-11 | 2021-08-13 | 宝能(广州)汽车研究院有限公司 | 车门定位装置 |
CN113696118B (zh) * | 2021-08-17 | 2023-03-31 | 东风柳州汽车有限公司 | 一种车门装配工装 |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP1993039409U patent/JP2605135Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH076054U (ja) | 1995-01-27 |
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