JP2603339Y2 - 自転車用発電機内装ハブ - Google Patents
自転車用発電機内装ハブInfo
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60B—VEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
- B60B27/00—Hubs
- B60B27/02—Hubs adapted to be rotatably arranged on axle
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
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- B60B27/02—Hubs adapted to be rotatably arranged on axle
- B60B27/023—Hubs adapted to be rotatably arranged on axle specially adapted for bicycles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J6/00—Arrangement of optical signalling or lighting devices on cycles; Mounting or supporting thereof; Circuits therefor
- B62J6/06—Arrangement of lighting dynamos or drives therefor
- B62J6/12—Dynamos arranged in the wheel hub
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K21/00—Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
- H02K21/12—Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets
- H02K21/22—Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating around the armatures, e.g. flywheel magnetos
- H02K21/227—Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating around the armatures, e.g. flywheel magnetos having an annular armature coil
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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- H02K2201/00—Specific aspects not provided for in the other groups of this subclass relating to the magnetic circuits
- H02K2201/12—Transversal flux machines
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Power Engineering (AREA)
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、発電コイルと磁石とを
備える発電機を、ハブ体の内側に備えるとともに、ハブ
体の回動力によって駆動されるように構成してある自転
車用発電機内装ハブに関する。 【0002】 【従来の技術】上記発電機内装ハブとして、従来、例え
ば特開平3−258673号公報に示されるように、ハ
ブ体の回動力を遊星式増速機構により増速して回動式磁
石に伝達し、発電機がハブ体の回転速度より高速で回動
するように構成することより、コイルや磁石を小型に形
成したり、安価な磁石を採用しても、比較的高い電圧で
発電することが可能なものがあった。また、例えば特開
昭57−71257号公報に示されるように、発電コイ
ルや磁石の外径を大きく形成し、磁極片を多量の磁束が
通過するように大きく形成するとともに多数備えて、磁
石が備える磁力を無駄が少ないように有効に利用できる
ように構成することにより、発電機がハブ体の回転速度
で回動しても、比較的高い電圧で発電することが可能な
ものがあった。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】前者の場合、増速機構
自体が作動抵抗を備えることから、この抵抗のために走
行時での駆動負荷が増大し、ペダル操作に要する労力の
割りには走行スピードが出ないとか、照明が充分な明る
さになりにくい不利があった。後者の場合、コイルや磁
石が大きいために発電機が大型になり、この結果、ハブ
体の外径がハブ体全体にわたって大きくなるか、あるい
は、ハブ体の発電機が位置しない部分での外径が小さく
なっても、発電機が位置している部分での外径が大きく
なって取扱がしにくいとか、外観面で不利なハブになっ
ていた。本考案の目的は、駆動力ロスを少なくしながら
比較的高い電圧で発電するとか、故障のために発電不能
になることを少なくすることが可能で、しかも、コンパ
クトでシンプルに、かつ、安価に得られる自転車用発電
機内装ハブを提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本考案による自転車用発
電機内装ハブにあっては、目的達成のために、コイル軸
芯がハブ軸芯と同芯状に位置する発電コイルと、磁石体
とを有する発電機単位体の複数個を、ハブ体の内側にハ
ブ軸芯方向に並列して備え、前記発電機単位体それぞれ
の前記磁石体を前記発電コイルの外周側に配置し、前記
発電コイルの外周囲にコイル周方向に分散して位置し、
前記ハブ軸芯の一方側方向に延びる多数の磁極片が備え
られた鉄芯部材と、前記発電コイルの外周囲コイル周方
向に分散して位置し前記一方側方向とは反対側方向に延
びる多数の磁極片が備えられた別の鉄芯部材を、前記発
電コイルの各々に対向した状態で設けることを特徴とす
る。 【0005】 【作用】ハブ体の内部に発電機を備えるに、発電コイル
がハブ軸芯と同芯状に位置すると、平行などの別軸芯で
位置するに比し、発電コイルの外径が同じであっても、
ハブ体内空間の直径を小にしながら発電機装備ができ
る。ハブ体の小径化ができるように発電機の小型化を図
りながら、発電機をハブ体内に配置するに当たり、発電
機全体が一つの発電機単位体でなる場合には、磁石のハ
ブ軸芯方向での長さをできるだけ長くして、磁石が極力
強い磁力を備えるようにしても、磁石が備える磁力の強
さの割りには高い電圧の発電ができない。すなわち、発
電コイルのハブ軸芯方向での長さが長くなることから、
発電コイルに備える磁極片のハブ軸芯方向での長さを大
にして、磁極片が磁石から多量の磁束を受けるようにで
きる。ところが、磁極片が受ける磁束の全てまたはそれ
に近い量がコイル側に通過するようにするには、磁極片
が鉄芯部材に連結する箇所のコイル周方向での長さを長
くする必要があってコイルの外径が大になる。しかしな
がら、発電機の小型化のためにはコイル外径を大きくで
きないことから、磁極片の前記連結箇所のコイル周方向
での長さを充分には長くできず、磁極片が磁石から多量
の磁束を受けても、コイル側に通過する磁束の量が少な
くなる。これに対し、発電機全体がハブ軸芯方向に並ぶ
複数の発電機単位体でなると、発電機全体としては、複
数の発電コイルを備えることになる。発電機全体として
備える磁石が、発電機単位体が各別に備える複数の磁石
でなる場合と、複数の発電機単位体に共用の同一の磁石
でなる場合のいずれにおいても、発電機全体としては同
じ強さの磁力を備えるものとして考える。すると、それ
ぞれの発電コイルに備える磁極片のハブ軸芯方向での長
さが短くなるが、そのハブ軸芯方向での長さを、発電機
の小型化の面から決まる磁極片の鉄芯部材連結箇所のコ
イル周方向での長さに釣り合う長さ、または、それに近
い長さにできる。この結果、各磁極片は発電機全体とし
て備えている磁束量のうちの一部しか受けないことにな
っても、磁極片それぞれが受ける磁束の全量またはそれ
に近い量がコイル側に通過するようにできる。すなわ
ち、発電機全体としては、発電機全体として備える磁束
の全量またはそれに近い量が発電コイルを通過し、発電
機全体としての磁力を無駄がないとか、無駄が少ないよ
うに有効に利用して発電できる。その上、磁石が発電コ
イルの外周側に位置すると、磁石の外周側に発電コイル
が位置するに比し、発電機の外径が同一であると考える
と、発電コイルの外径と内径との差が大きくなって発電
コイルの巻き数を多くできる。また、発電コイルの磁極
片を発電コイルの外周側に備えることになるために、磁
極片のコイル周方向での長さを比較的長くしたり、磁極
片のコイル周方向に並ぶ数量を比較的多くし、この面か
らも、発電コイルを通過する磁束量を多くできる。した
がって、本考案構成の場合、発電機単位体それぞれの発
電コイルを電気的に直列に接続すると、発電機全体とし
ては、発電機単位体それぞれが磁力を有効に利用して発
電する電力を合成して出力することになる。これによ
り、発電機単位体がハブ体の回転速度と同じ回転速度で
回動するようにしても、発電機全体としては、その大き
さの割りには高い電圧で発電することになる。また、発
電機単位体それぞれの発電コイルを電気的に並列に接続
すると、例えば一部の発電機単位体の発電コイルに断線
が発生してその発電機単位体が発電しなくなっても、他
の発電機単位体が発電作動し、発電機全体としては発電
を継続して行うことになる。 【0006】 【考案の効果】発電機を増速駆動することなく比較的高
い電圧で発電できることにより、ペダル操作力を走行駆
動や発電機駆動に無駄なく有効に利用して明るく照明し
ながら、走行速度を落とすことなく比較的楽に走行する
ことを可能にできた。また、発電機単位体が各別に出力
するようにできることにより、発電機の一部に故障が生
じても、照明が不能にはならなくて走行可能なように構
成できる有利なものにできた。その上、磁石が備える磁
力をロスが少ないように有効に利用して比較的高い電圧
で発電できることにより、比較的安価な磁石を採用して
経済面で有利に得られるようにできた。しかも、発電機
全体を比較的小型に形成できることにより、ハブ体を小
型でシンプルに形成して組み立てや運搬などが取扱面か
らしやすいようにでき、さらには、体裁がよくて違和感
のない商品価値が高い状態に組み付けることを可能にで
きた。 【0007】 【実施例】図1に示すように、一対のハブ鍔1,1を備
えるハブ体本体2aと、このハブ体本体2aの一端側に
取り付けたハブキャップ2bとで成るハブ体2を、ボー
ル3、玉押し4を介してハブ軸5に回動可能に取り付け
てある。ハブ体2の内部に設ける発電機配置用スペース
が極力小スペースで済むように、前記ハブ軸5の軸芯6
と同芯状に、かつ、ハブ軸芯6の方向に並列するように
配置した三つの発電コイル7・・、この発電コイル7の
外周側に配置した筒状磁石体8などを有する発電機を、
前記ハブ体2の内側に備え、もって、自転車用発電機内
装ハブを構成してある。 【0008】前記発電機は、三つの前記発電コイル7・
・を各別に備える三つの発電コイル体のうちの最もハブ
体一端側に位置する発電コイル体と、前記筒状磁石体8
とで成る第1発電機単位体D1、三つの前記発電コイル
体のうちの中央に位置する発電コイル体と、前記筒状磁
石体8とで成る第2発電機単位体D2、三つの前記発電
コイル体のうちの最もハブ体他端側に位置する発電コイ
ル体と、前記筒状磁石体8とで成る第3発電機単位体D
3のそれぞれで成る。そして、車体走行に伴ってハブ体
2が回動すると、発電機単位体D1〜D3がハブ体回動
力のために発電作動することによって発電するように構
成し、発電コイル体からハブ軸5の凹入溝部5aと、一
方の前記玉押し4の内側とを通ってハブ体2の外側に延
びるリード線9により、発電電力を前照灯(図示せず)
に供給するように構成してある。すなわち、三つの発電
コイル体を複数本の連結ピン10によって締め付け連結
し、ハブ軸5の前記凹入溝部5aの端部に入り込むこと
によってハブ軸5に係合している回転止め具11が、第
3発電機単位体D3の発電コイル体を構成している鉄芯
部材12にも係合して、この発電コイル体のハブ軸5に
対する回転止めを行うように構成することにより、全て
の発電コイル体をハブ軸5に対して回転しないように固
定してある。そして、発電機内装ハブを使用する際に
は、ハブ軸5を自転車用車体Fに対して締め付け固定し
て回動しないようにすることから、全ての発電コイル体
は自転車用車体Fに対して回動しないように固定するこ
とになる。筒状磁石体8は、図8に示す円弧状磁石片8
aの4個で成り、この磁石片8aを、図1に示すよう
に、ハブ体本体2aの内側にハブ軸芯6と同芯状に位置
する純鉄製の筒型バックヨーク13の内側にハブ体周方
向に環状に並置し、ハブ体2の一端側に位置する磁石固
定リング14と、前記ハブキャップ2bとで前記バック
ヨーク13と共にハブ体本体2aに固定することによっ
て形成してある。そして、ハブ体2が回動すると、筒状
磁石体8は、前記磁石固定リング14とハブキャップ2
bとによる固定作用のためにハブ体2と一体に回動す
る。つまり、ハブ体2が回動すると、筒状磁石体8がハ
ブ体回動力のためにハブ体2の回転速度と同じ回転速度
で全ての発電コイル体に対して回動する。前記発電機単
位体D1〜D3それぞれの発電コイル体は、前記発電コ
イル7と、図2および図3に示す如きポリプロピレン樹
脂製のコイル用ボビン15と、図3および図5に示す如
き純鉄製の前記鉄芯部材12の2個とで成り、これらを
図6に示す如く組み合わせるとともに前記連結ピン10
によって締め付け固定することによって形成してある。
一対の前記鉄芯部材12,12のいずれにも、前記発電
コイル7の外周囲にコイル周方向に分散して位置する1
6個の磁極片12a・・または12b・・を備えるとと
もに、一方の鉄芯部材12が備える磁極片12aと、他
方の鉄芯部材12が備える磁極片12bとが図7に示す
如く適当な磁極片間隔を隔てて噛み合うように、一対の
鉄芯部材12,12を組み合わせることにより、発電コ
イル7の外周囲に、コイル周方向に分散する32個の磁
極片12a,12bを備えてある。4個の前記磁石片8
aそれぞれの内面側に、図9に示す如くN極とS極とが
交互に並ぶ8極の磁極を備えることにより、筒状磁石体
8の内周面側に、磁石体周方向にN極とS極とが交互に
並ぶ32極の磁極を備えてある。筒状磁石体8の回動が
1ピッチ角進む毎に、筒状磁石体8の16極のN極と、
発電コイル7の一方の鉄芯部材12が備える16個の磁
極片12aとが各別に対向し、筒状磁石体8の16極の
S極と、発電コイル7の他方の鉄芯部材12が備える1
6個の磁極片12bとが各別に対向する第1対向状態
と、この第1対向状態とは逆に、筒状磁石体8の16極
のN極と、発電コイル7の他方の鉄芯部材12が備える
16個の磁極片12bとが各別に対向し、筒状磁石体8
の16極のS極と、発電コイル7の一方の鉄芯部材12
が備える16個の磁極片12aとが各別に対向する第2
対向状態とに磁石側磁極とコイル側磁極片の対向状態が
変化するように、磁極の配列設定をしてあることによ
り、ハブ体2が回動して筒状磁石体8が回動するに伴っ
て、第1発電機単位体D1〜第3発電機単位体D3が各
別に発電する。すなわち、筒状磁石体8が回動して磁石
側磁極とコイル側磁極片とが前記第1対向状態になる
と、筒状磁石体8からの磁束が一方の磁極片12aに受
入れられる。そして、両鉄芯部材12,12の図4の如
きボス部12cが発電コイル7の内側で接触しているこ
とにより、磁束が他方の磁極片12bの方に両鉄芯部材
12を通過する。つまり、筒状磁石体8からの磁束が発
電コイル7を正方向に通過する。磁石側磁極とコイル側
磁極片とが前記第2対向状態になると、筒状磁石体8か
らの磁束が他方の磁極片12bに受入れられて一方の磁
極片12aの方に両鉄芯部材12を通過することによ
り、磁石体8からの磁束が発電コイル7を逆方向に通過
する。そして、筒状磁石体8が回動するに伴い、磁石側
磁極とコイル側磁極片が前記第1対向状態と前記第2対
向状態とに交互に切り換わって磁束が発電コイル7を通
過する方向が正方向と逆方向とに切り換わることによ
り、第1発電機単位体D1〜第3発電機単位体D3それ
ぞれの発電コイル7に電力が発生する。第1発電機単位
体D1〜第3発電機単位体D3それぞれの発電コイル7
を電気的に直列に接続し、発電機全体としては、第1発
電機単位体D1〜第3発電機単位体D3が各別に発電す
る電力よりも高い電圧の電力を前記リード線9から送り
出すようにしてある。すなわち、第1発電機単位体D1
〜第3発電機単位体D3が各別に発電する電力を合成
し、第1発電機単位体D1〜第3発電機単位体D3それ
ぞれが発電する電圧よりも高い電圧を備える合成電力を
発電電力として送り出すのである。 【0009】上記実施構造にあっては、磁石体8を発電
コイル7の外周側に配置している。これにより、磁石体
が発電コイルの内周側に配置するに比し、ハブ体内の発
電機配置用スペースが同じと考えると、発電コイル7の
外径と内径との差を大にし、コイルの巻き数を多くして
より高い発電電圧が得られる。また、磁極片12a,1
2bを発電コイル7の外周側に備えるようになることか
ら、磁極片12a,12bのコイル周方向での長さや数
量を大にして、磁石体8からの磁束が発電コイル7側に
有利に通過するようにできる。 【0010】上記実施構造にあっては、磁石体8のハブ
軸芯方向長さを第1発電機単位体D1から第3発電機単
位体D3までに至る長さに形成してある。すなわち、同
一の磁石体8を第1発電機単位体D1〜第3発電機単位
体D3それぞれのための磁石体に共用することによっ
て、構造の簡略化を図ってある。この他、第1発電機単
位体D1〜第3発電機単位体D3にそれ専用の磁石体を
各別に備えて実施してもよい。 【0011】前記発電コイル17の磁極片12a,12
bを形成するに、図7に明示するように、磁極片12
a,12bの鉄芯部材12に連結する基端側のコイル周
方向での長さL1を、先端側でのコイル周方向での長さ
L2より大に形成してある。すなわち、基端側の長さと
先端側での長さとを同じにするに比し、コイル周方向に
並ぶ磁極片12a,12bを数多く設けることを可能
し、しかも、磁極片12a,12bが磁石体8から受け
る磁束が発電コイル7側に通過するための磁極片基端側
での通路が、磁極片先端側の磁束受け面積の割りには大
になって、磁極片12a,12bが受け入れる磁束の全
量またはそれに近い量がコイル側を通過することを可能
にしてある。 【0012】〔別実施例〕 上記実施構造に替え、図10に示すように、第1発電機
単位体D1〜第3発電機単位体D3それぞれの発電コイ
ル7を並列に接続して実施してもよい。この場合、第1
発電機単位体D1〜第3発電機単位体D3のいずれか一
つまたは二つに断線が発生しても、断線していない他の
発電機単位体による発電電力を取り出し、照明を継続し
て行うことが可能になる。 【0013】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
備える発電機を、ハブ体の内側に備えるとともに、ハブ
体の回動力によって駆動されるように構成してある自転
車用発電機内装ハブに関する。 【0002】 【従来の技術】上記発電機内装ハブとして、従来、例え
ば特開平3−258673号公報に示されるように、ハ
ブ体の回動力を遊星式増速機構により増速して回動式磁
石に伝達し、発電機がハブ体の回転速度より高速で回動
するように構成することより、コイルや磁石を小型に形
成したり、安価な磁石を採用しても、比較的高い電圧で
発電することが可能なものがあった。また、例えば特開
昭57−71257号公報に示されるように、発電コイ
ルや磁石の外径を大きく形成し、磁極片を多量の磁束が
通過するように大きく形成するとともに多数備えて、磁
石が備える磁力を無駄が少ないように有効に利用できる
ように構成することにより、発電機がハブ体の回転速度
で回動しても、比較的高い電圧で発電することが可能な
ものがあった。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】前者の場合、増速機構
自体が作動抵抗を備えることから、この抵抗のために走
行時での駆動負荷が増大し、ペダル操作に要する労力の
割りには走行スピードが出ないとか、照明が充分な明る
さになりにくい不利があった。後者の場合、コイルや磁
石が大きいために発電機が大型になり、この結果、ハブ
体の外径がハブ体全体にわたって大きくなるか、あるい
は、ハブ体の発電機が位置しない部分での外径が小さく
なっても、発電機が位置している部分での外径が大きく
なって取扱がしにくいとか、外観面で不利なハブになっ
ていた。本考案の目的は、駆動力ロスを少なくしながら
比較的高い電圧で発電するとか、故障のために発電不能
になることを少なくすることが可能で、しかも、コンパ
クトでシンプルに、かつ、安価に得られる自転車用発電
機内装ハブを提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本考案による自転車用発
電機内装ハブにあっては、目的達成のために、コイル軸
芯がハブ軸芯と同芯状に位置する発電コイルと、磁石体
とを有する発電機単位体の複数個を、ハブ体の内側にハ
ブ軸芯方向に並列して備え、前記発電機単位体それぞれ
の前記磁石体を前記発電コイルの外周側に配置し、前記
発電コイルの外周囲にコイル周方向に分散して位置し、
前記ハブ軸芯の一方側方向に延びる多数の磁極片が備え
られた鉄芯部材と、前記発電コイルの外周囲コイル周方
向に分散して位置し前記一方側方向とは反対側方向に延
びる多数の磁極片が備えられた別の鉄芯部材を、前記発
電コイルの各々に対向した状態で設けることを特徴とす
る。 【0005】 【作用】ハブ体の内部に発電機を備えるに、発電コイル
がハブ軸芯と同芯状に位置すると、平行などの別軸芯で
位置するに比し、発電コイルの外径が同じであっても、
ハブ体内空間の直径を小にしながら発電機装備ができ
る。ハブ体の小径化ができるように発電機の小型化を図
りながら、発電機をハブ体内に配置するに当たり、発電
機全体が一つの発電機単位体でなる場合には、磁石のハ
ブ軸芯方向での長さをできるだけ長くして、磁石が極力
強い磁力を備えるようにしても、磁石が備える磁力の強
さの割りには高い電圧の発電ができない。すなわち、発
電コイルのハブ軸芯方向での長さが長くなることから、
発電コイルに備える磁極片のハブ軸芯方向での長さを大
にして、磁極片が磁石から多量の磁束を受けるようにで
きる。ところが、磁極片が受ける磁束の全てまたはそれ
に近い量がコイル側に通過するようにするには、磁極片
が鉄芯部材に連結する箇所のコイル周方向での長さを長
くする必要があってコイルの外径が大になる。しかしな
がら、発電機の小型化のためにはコイル外径を大きくで
きないことから、磁極片の前記連結箇所のコイル周方向
での長さを充分には長くできず、磁極片が磁石から多量
の磁束を受けても、コイル側に通過する磁束の量が少な
くなる。これに対し、発電機全体がハブ軸芯方向に並ぶ
複数の発電機単位体でなると、発電機全体としては、複
数の発電コイルを備えることになる。発電機全体として
備える磁石が、発電機単位体が各別に備える複数の磁石
でなる場合と、複数の発電機単位体に共用の同一の磁石
でなる場合のいずれにおいても、発電機全体としては同
じ強さの磁力を備えるものとして考える。すると、それ
ぞれの発電コイルに備える磁極片のハブ軸芯方向での長
さが短くなるが、そのハブ軸芯方向での長さを、発電機
の小型化の面から決まる磁極片の鉄芯部材連結箇所のコ
イル周方向での長さに釣り合う長さ、または、それに近
い長さにできる。この結果、各磁極片は発電機全体とし
て備えている磁束量のうちの一部しか受けないことにな
っても、磁極片それぞれが受ける磁束の全量またはそれ
に近い量がコイル側に通過するようにできる。すなわ
ち、発電機全体としては、発電機全体として備える磁束
の全量またはそれに近い量が発電コイルを通過し、発電
機全体としての磁力を無駄がないとか、無駄が少ないよ
うに有効に利用して発電できる。その上、磁石が発電コ
イルの外周側に位置すると、磁石の外周側に発電コイル
が位置するに比し、発電機の外径が同一であると考える
と、発電コイルの外径と内径との差が大きくなって発電
コイルの巻き数を多くできる。また、発電コイルの磁極
片を発電コイルの外周側に備えることになるために、磁
極片のコイル周方向での長さを比較的長くしたり、磁極
片のコイル周方向に並ぶ数量を比較的多くし、この面か
らも、発電コイルを通過する磁束量を多くできる。した
がって、本考案構成の場合、発電機単位体それぞれの発
電コイルを電気的に直列に接続すると、発電機全体とし
ては、発電機単位体それぞれが磁力を有効に利用して発
電する電力を合成して出力することになる。これによ
り、発電機単位体がハブ体の回転速度と同じ回転速度で
回動するようにしても、発電機全体としては、その大き
さの割りには高い電圧で発電することになる。また、発
電機単位体それぞれの発電コイルを電気的に並列に接続
すると、例えば一部の発電機単位体の発電コイルに断線
が発生してその発電機単位体が発電しなくなっても、他
の発電機単位体が発電作動し、発電機全体としては発電
を継続して行うことになる。 【0006】 【考案の効果】発電機を増速駆動することなく比較的高
い電圧で発電できることにより、ペダル操作力を走行駆
動や発電機駆動に無駄なく有効に利用して明るく照明し
ながら、走行速度を落とすことなく比較的楽に走行する
ことを可能にできた。また、発電機単位体が各別に出力
するようにできることにより、発電機の一部に故障が生
じても、照明が不能にはならなくて走行可能なように構
成できる有利なものにできた。その上、磁石が備える磁
力をロスが少ないように有効に利用して比較的高い電圧
で発電できることにより、比較的安価な磁石を採用して
経済面で有利に得られるようにできた。しかも、発電機
全体を比較的小型に形成できることにより、ハブ体を小
型でシンプルに形成して組み立てや運搬などが取扱面か
らしやすいようにでき、さらには、体裁がよくて違和感
のない商品価値が高い状態に組み付けることを可能にで
きた。 【0007】 【実施例】図1に示すように、一対のハブ鍔1,1を備
えるハブ体本体2aと、このハブ体本体2aの一端側に
取り付けたハブキャップ2bとで成るハブ体2を、ボー
ル3、玉押し4を介してハブ軸5に回動可能に取り付け
てある。ハブ体2の内部に設ける発電機配置用スペース
が極力小スペースで済むように、前記ハブ軸5の軸芯6
と同芯状に、かつ、ハブ軸芯6の方向に並列するように
配置した三つの発電コイル7・・、この発電コイル7の
外周側に配置した筒状磁石体8などを有する発電機を、
前記ハブ体2の内側に備え、もって、自転車用発電機内
装ハブを構成してある。 【0008】前記発電機は、三つの前記発電コイル7・
・を各別に備える三つの発電コイル体のうちの最もハブ
体一端側に位置する発電コイル体と、前記筒状磁石体8
とで成る第1発電機単位体D1、三つの前記発電コイル
体のうちの中央に位置する発電コイル体と、前記筒状磁
石体8とで成る第2発電機単位体D2、三つの前記発電
コイル体のうちの最もハブ体他端側に位置する発電コイ
ル体と、前記筒状磁石体8とで成る第3発電機単位体D
3のそれぞれで成る。そして、車体走行に伴ってハブ体
2が回動すると、発電機単位体D1〜D3がハブ体回動
力のために発電作動することによって発電するように構
成し、発電コイル体からハブ軸5の凹入溝部5aと、一
方の前記玉押し4の内側とを通ってハブ体2の外側に延
びるリード線9により、発電電力を前照灯(図示せず)
に供給するように構成してある。すなわち、三つの発電
コイル体を複数本の連結ピン10によって締め付け連結
し、ハブ軸5の前記凹入溝部5aの端部に入り込むこと
によってハブ軸5に係合している回転止め具11が、第
3発電機単位体D3の発電コイル体を構成している鉄芯
部材12にも係合して、この発電コイル体のハブ軸5に
対する回転止めを行うように構成することにより、全て
の発電コイル体をハブ軸5に対して回転しないように固
定してある。そして、発電機内装ハブを使用する際に
は、ハブ軸5を自転車用車体Fに対して締め付け固定し
て回動しないようにすることから、全ての発電コイル体
は自転車用車体Fに対して回動しないように固定するこ
とになる。筒状磁石体8は、図8に示す円弧状磁石片8
aの4個で成り、この磁石片8aを、図1に示すよう
に、ハブ体本体2aの内側にハブ軸芯6と同芯状に位置
する純鉄製の筒型バックヨーク13の内側にハブ体周方
向に環状に並置し、ハブ体2の一端側に位置する磁石固
定リング14と、前記ハブキャップ2bとで前記バック
ヨーク13と共にハブ体本体2aに固定することによっ
て形成してある。そして、ハブ体2が回動すると、筒状
磁石体8は、前記磁石固定リング14とハブキャップ2
bとによる固定作用のためにハブ体2と一体に回動す
る。つまり、ハブ体2が回動すると、筒状磁石体8がハ
ブ体回動力のためにハブ体2の回転速度と同じ回転速度
で全ての発電コイル体に対して回動する。前記発電機単
位体D1〜D3それぞれの発電コイル体は、前記発電コ
イル7と、図2および図3に示す如きポリプロピレン樹
脂製のコイル用ボビン15と、図3および図5に示す如
き純鉄製の前記鉄芯部材12の2個とで成り、これらを
図6に示す如く組み合わせるとともに前記連結ピン10
によって締め付け固定することによって形成してある。
一対の前記鉄芯部材12,12のいずれにも、前記発電
コイル7の外周囲にコイル周方向に分散して位置する1
6個の磁極片12a・・または12b・・を備えるとと
もに、一方の鉄芯部材12が備える磁極片12aと、他
方の鉄芯部材12が備える磁極片12bとが図7に示す
如く適当な磁極片間隔を隔てて噛み合うように、一対の
鉄芯部材12,12を組み合わせることにより、発電コ
イル7の外周囲に、コイル周方向に分散する32個の磁
極片12a,12bを備えてある。4個の前記磁石片8
aそれぞれの内面側に、図9に示す如くN極とS極とが
交互に並ぶ8極の磁極を備えることにより、筒状磁石体
8の内周面側に、磁石体周方向にN極とS極とが交互に
並ぶ32極の磁極を備えてある。筒状磁石体8の回動が
1ピッチ角進む毎に、筒状磁石体8の16極のN極と、
発電コイル7の一方の鉄芯部材12が備える16個の磁
極片12aとが各別に対向し、筒状磁石体8の16極の
S極と、発電コイル7の他方の鉄芯部材12が備える1
6個の磁極片12bとが各別に対向する第1対向状態
と、この第1対向状態とは逆に、筒状磁石体8の16極
のN極と、発電コイル7の他方の鉄芯部材12が備える
16個の磁極片12bとが各別に対向し、筒状磁石体8
の16極のS極と、発電コイル7の一方の鉄芯部材12
が備える16個の磁極片12aとが各別に対向する第2
対向状態とに磁石側磁極とコイル側磁極片の対向状態が
変化するように、磁極の配列設定をしてあることによ
り、ハブ体2が回動して筒状磁石体8が回動するに伴っ
て、第1発電機単位体D1〜第3発電機単位体D3が各
別に発電する。すなわち、筒状磁石体8が回動して磁石
側磁極とコイル側磁極片とが前記第1対向状態になる
と、筒状磁石体8からの磁束が一方の磁極片12aに受
入れられる。そして、両鉄芯部材12,12の図4の如
きボス部12cが発電コイル7の内側で接触しているこ
とにより、磁束が他方の磁極片12bの方に両鉄芯部材
12を通過する。つまり、筒状磁石体8からの磁束が発
電コイル7を正方向に通過する。磁石側磁極とコイル側
磁極片とが前記第2対向状態になると、筒状磁石体8か
らの磁束が他方の磁極片12bに受入れられて一方の磁
極片12aの方に両鉄芯部材12を通過することによ
り、磁石体8からの磁束が発電コイル7を逆方向に通過
する。そして、筒状磁石体8が回動するに伴い、磁石側
磁極とコイル側磁極片が前記第1対向状態と前記第2対
向状態とに交互に切り換わって磁束が発電コイル7を通
過する方向が正方向と逆方向とに切り換わることによ
り、第1発電機単位体D1〜第3発電機単位体D3それ
ぞれの発電コイル7に電力が発生する。第1発電機単位
体D1〜第3発電機単位体D3それぞれの発電コイル7
を電気的に直列に接続し、発電機全体としては、第1発
電機単位体D1〜第3発電機単位体D3が各別に発電す
る電力よりも高い電圧の電力を前記リード線9から送り
出すようにしてある。すなわち、第1発電機単位体D1
〜第3発電機単位体D3が各別に発電する電力を合成
し、第1発電機単位体D1〜第3発電機単位体D3それ
ぞれが発電する電圧よりも高い電圧を備える合成電力を
発電電力として送り出すのである。 【0009】上記実施構造にあっては、磁石体8を発電
コイル7の外周側に配置している。これにより、磁石体
が発電コイルの内周側に配置するに比し、ハブ体内の発
電機配置用スペースが同じと考えると、発電コイル7の
外径と内径との差を大にし、コイルの巻き数を多くして
より高い発電電圧が得られる。また、磁極片12a,1
2bを発電コイル7の外周側に備えるようになることか
ら、磁極片12a,12bのコイル周方向での長さや数
量を大にして、磁石体8からの磁束が発電コイル7側に
有利に通過するようにできる。 【0010】上記実施構造にあっては、磁石体8のハブ
軸芯方向長さを第1発電機単位体D1から第3発電機単
位体D3までに至る長さに形成してある。すなわち、同
一の磁石体8を第1発電機単位体D1〜第3発電機単位
体D3それぞれのための磁石体に共用することによっ
て、構造の簡略化を図ってある。この他、第1発電機単
位体D1〜第3発電機単位体D3にそれ専用の磁石体を
各別に備えて実施してもよい。 【0011】前記発電コイル17の磁極片12a,12
bを形成するに、図7に明示するように、磁極片12
a,12bの鉄芯部材12に連結する基端側のコイル周
方向での長さL1を、先端側でのコイル周方向での長さ
L2より大に形成してある。すなわち、基端側の長さと
先端側での長さとを同じにするに比し、コイル周方向に
並ぶ磁極片12a,12bを数多く設けることを可能
し、しかも、磁極片12a,12bが磁石体8から受け
る磁束が発電コイル7側に通過するための磁極片基端側
での通路が、磁極片先端側の磁束受け面積の割りには大
になって、磁極片12a,12bが受け入れる磁束の全
量またはそれに近い量がコイル側を通過することを可能
にしてある。 【0012】〔別実施例〕 上記実施構造に替え、図10に示すように、第1発電機
単位体D1〜第3発電機単位体D3それぞれの発電コイ
ル7を並列に接続して実施してもよい。この場合、第1
発電機単位体D1〜第3発電機単位体D3のいずれか一
つまたは二つに断線が発生しても、断線していない他の
発電機単位体による発電電力を取り出し、照明を継続し
て行うことが可能になる。 【0013】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】自転車用発電機内装ハブの断面図
【図2】コイル用ボビンの断面図
【図3】コイル用ボビンの側面図
【図4】鉄芯部材の断面図
【図5】鉄芯部材の側面図
【図6】発電コイル体の断面図
【図7】磁極片の平面図
【図8】筒状磁石体の断面図
【図9】磁極配列の説明図
【図10】別実施発電機の電気回路図
【符号の説明】
2 ハブ体
6 ハブ軸芯
7 発電コイル
8 磁石体
12 鉄芯部材
12a,12b 磁極片
D1,D2,D3 発電機単位体
L1 基端側長さ
L2 先端側長さ
Claims (1)
- (57)【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 コイル軸芯がハブ軸芯(6)と同芯状に
位置する発電コイル(7)と、磁石体(8)とを有する
発電機単位体(D1、D2、D3)の複数個を、ハブ体
(2)の内側にハブ軸芯方向に並列して備え、 前記発電機単位体(D1、D2、D3)それぞれの前記
磁石体(8)を前記発電コイル (7)の外周側に配置
し、前記発電コイル(7)の外周囲にコイル周方向に分散し
て位置し、前記ハブ軸芯(6)の一方側方向に延びる多
数の磁極片(12a)が備えられた鉄芯部材(12)
と、前記発電コイル(7)の外周囲コイル周方向に分散
して位置し前記一方側方向とは反対側方向に延びる多数
の磁極片(12b)が備えられた別の鉄芯部材(12)
を、前記発電コイル(7)の各々に対向した状態で設け
ることを特徴とする自転車用発電機内装ハブ。 【請求項2】前記磁石体(8)が、ハブ軸芯方向に並列
する全ての前記発電機単位体(D1、D2、D3)のう
ちの最もハブ体一端側に位置するもの(D1)から最も
ハブ体他端側に位置するもの(D3)までに至るハブ軸
芯方向長さを備えて、全ての前記発電機単位体(D1、
D2、D3)における磁石体を形成している請求項1記
載の自転車用発電機内装ハブ。 【請求項3】前記鉄芯部材(12)のいずれにおいても
前記磁極片(12a)、(12b)の前記鉄芯部材(1
2)に連結する基端側でのコイル周方向での長さ(L
1)が先端側でのコイル周方向での長さ(L2)より大
であり、前記一方側方向に延びる前記磁極片(12a)の前記先
端側と、前記反対側方向に延びる前記磁極片(12b)
の前記先端側が前記コイル周方向に交互に配置され、こ
れらがお互いに噛み合うように配置されている 請求項1
又は2記載の自転車用発電機内装ハブ。【請求項4】前記発電コイル(7)よりのリード線
(9)を前記ハブ体(2)の外側に導くために、前記ハ
ブ軸(5)の外周に凹入溝部(5a)が形成されている
請求項1 から4のいずれかに記載の自転車用発電機内装
ハブ。
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