JP2602217B2 - 撮像装置 - Google Patents
撮像装置Info
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- JP2602217B2 JP2602217B2 JP62000457A JP45787A JP2602217B2 JP 2602217 B2 JP2602217 B2 JP 2602217B2 JP 62000457 A JP62000457 A JP 62000457A JP 45787 A JP45787 A JP 45787A JP 2602217 B2 JP2602217 B2 JP 2602217B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、映像信号中の黒レベルを調整する機能を有
する撮像装置に関する。
する撮像装置に関する。
近年、A/D(アナログ・デジタル)変換器の高速・低
価格化、半導体メモリの高集積化や低価格化等によって
デジタル化された固体撮像装置が数多く発表されてい
る。第5図にその従来装置の代表例を示す。第5図にお
いて、1はCCD(電荷結合素子)のような固体撮像素子
であり、固体撮像素子1では原稿やマイクロフィルム等
からの光学像が電荷に変換され、さらにこの電荷を電圧
に変換したのち、直列に出力する。固体撮像素子1の出
力はA/D変換器2に入力されて、A/D変換される。A/D変
換されたデジタル映像データはメモリ3に一時的に記憶
される。メモリ3に記憶されたデータは次に信号処理回
路4により黒レベル補正やフィルタリングあるいはガン
マ補正等の必要な信号処理が施された後に出力される。
価格化、半導体メモリの高集積化や低価格化等によって
デジタル化された固体撮像装置が数多く発表されてい
る。第5図にその従来装置の代表例を示す。第5図にお
いて、1はCCD(電荷結合素子)のような固体撮像素子
であり、固体撮像素子1では原稿やマイクロフィルム等
からの光学像が電荷に変換され、さらにこの電荷を電圧
に変換したのち、直列に出力する。固体撮像素子1の出
力はA/D変換器2に入力されて、A/D変換される。A/D変
換されたデジタル映像データはメモリ3に一時的に記憶
される。メモリ3に記憶されたデータは次に信号処理回
路4により黒レベル補正やフィルタリングあるいはガン
マ補正等の必要な信号処理が施された後に出力される。
CPU(制御装置)5によりメモリ3のデータを毎フィ
ールド書き換えることによって動画に、その書き換えを
中止することによって静止画になる。6は固体撮像素子
1を駆動する駆動回路である。メモリ3は固体撮像素子
1の全画素のデータを記憶し、記憶したデータを信号処
理回路4で順次処理するのであるが、その際の黒レベル
補正処理について次に説明する。
ールド書き換えることによって動画に、その書き換えを
中止することによって静止画になる。6は固体撮像素子
1を駆動する駆動回路である。メモリ3は固体撮像素子
1の全画素のデータを記憶し、記憶したデータを信号処
理回路4で順次処理するのであるが、その際の黒レベル
補正処理について次に説明する。
第6図は上述のメモリ3から読み出される映像データ
の一部を示したものである。ただし、このデータ
χOB1、χac1…χacnは本来はデジタルデータである
が、本図では便宜上アナログ化して示している。通常、
固体撮像素子1においては暗電流が発生するので、固体
撮像素子1上の一部の画素を遮光し、その遮光された画
素(一般にオプチカルブラックと呼ぶ)の出力が映像出
力において黒レベルとなるような画像処理、すなわち黒
レベル補正処理を行なう。遮光する画素は一般に各水平
ラインの先頭の数画素とすることが多い。第6図の例は
オプチカルブラックは各水平ラインの先頭の1画素χ
OB1となっている場合である。
の一部を示したものである。ただし、このデータ
χOB1、χac1…χacnは本来はデジタルデータである
が、本図では便宜上アナログ化して示している。通常、
固体撮像素子1においては暗電流が発生するので、固体
撮像素子1上の一部の画素を遮光し、その遮光された画
素(一般にオプチカルブラックと呼ぶ)の出力が映像出
力において黒レベルとなるような画像処理、すなわち黒
レベル補正処理を行なう。遮光する画素は一般に各水平
ラインの先頭の数画素とすることが多い。第6図の例は
オプチカルブラックは各水平ラインの先頭の1画素χ
OB1となっている場合である。
第7図は上述の黒レベル補正処理を行う従来の黒レベ
ル補正回路の一例を示す。本図において、11は減算回
路、12はラッチ回路である。毎H(水平期間)の先頭に
おいて、あらかじめオプチカルブラック部のデータであ
るχOB1をメモリ3から読み出してラッチ回路12にラッ
チし、そのH内のすべてのデータ、すなわちχOB1、χ
ac1…χacnからラッチしたχOB1の値を減算して黒レベ
ル補正を行う。
ル補正回路の一例を示す。本図において、11は減算回
路、12はラッチ回路である。毎H(水平期間)の先頭に
おいて、あらかじめオプチカルブラック部のデータであ
るχOB1をメモリ3から読み出してラッチ回路12にラッ
チし、そのH内のすべてのデータ、すなわちχOB1、χ
ac1…χacnからラッチしたχOB1の値を減算して黒レベ
ル補正を行う。
しかしながら、この場合、オプチカルブラックの部分
に画素欠陥があったり、固体撮像素子1の出力増幅のノ
イズを含んでいたりすると、黒レベル補正に誤差を生じ
るという欠点があった。すなわち、オプチカルブラック
のデータであるχOB1の値によって画像データの1H分の
全てが上下してしまい、横縞ノイズとなってしまうとい
う欠点があった。
に画素欠陥があったり、固体撮像素子1の出力増幅のノ
イズを含んでいたりすると、黒レベル補正に誤差を生じ
るという欠点があった。すなわち、オプチカルブラック
のデータであるχOB1の値によって画像データの1H分の
全てが上下してしまい、横縞ノイズとなってしまうとい
う欠点があった。
特に、従来技術では、黒基準信号を形成するための遮
光された複数の遮光画素の中に画素欠陥があると、クラ
ンプレベルが変動してしまう、A/D変換手段のダイナミ
ックレンジを最大限に利用することができない、デジタ
ルクランプとアナログクランプとの間で基準レベルに差
が生じるというような問題が生じ、画質低下の原因とな
っていた。
光された複数の遮光画素の中に画素欠陥があると、クラ
ンプレベルが変動してしまう、A/D変換手段のダイナミ
ックレンジを最大限に利用することができない、デジタ
ルクランプとアナログクランプとの間で基準レベルに差
が生じるというような問題が生じ、画質低下の原因とな
っていた。
そこで、本発明は、上述のような課題を解決した黒レ
ベル調整機能を有する撮像装置を提供することを目的と
する。
ベル調整機能を有する撮像装置を提供することを目的と
する。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明の撮像装置は、撮像
信号を形成するための受光部の中に複数の行を有し、各
行毎に黒基準信号を形成するための遮光された複数の遮
光画素を有する撮像手段(1)と、該撮像手段から出力
される撮像信号をAD変換するAD変換手段(2)と、該AD
変換手段に入力される前の撮像信号を所定のアナログ基
準信号にクランプするアナログクランプ手段(16)と、
前記AD変換手段の出力中の各行の前記複数の遮光画素の
信号を各行毎に平均化する平均手段(13,14)と、前記A
D変換手段の出力から前記平均手段の出力を減算する減
算手段(11)と、該平均手段の出力に基づき前記アナロ
グ基準信号を形成する設定手段(17,18,19)と具備した
ことを特徴とする。
信号を形成するための受光部の中に複数の行を有し、各
行毎に黒基準信号を形成するための遮光された複数の遮
光画素を有する撮像手段(1)と、該撮像手段から出力
される撮像信号をAD変換するAD変換手段(2)と、該AD
変換手段に入力される前の撮像信号を所定のアナログ基
準信号にクランプするアナログクランプ手段(16)と、
前記AD変換手段の出力中の各行の前記複数の遮光画素の
信号を各行毎に平均化する平均手段(13,14)と、前記A
D変換手段の出力から前記平均手段の出力を減算する減
算手段(11)と、該平均手段の出力に基づき前記アナロ
グ基準信号を形成する設定手段(17,18,19)と具備した
ことを特徴とする。
[作 用] 本発明では、上記構成により、黒基準信号を形成する
ための各行の遮光された複数の遮光画素の中に画素欠陥
があってもその影響を受けずにデジタルのクランプ動作
を行うことができると共に,AD変換手段に入力されるア
ナログ信号のレベルについても同様に、画素欠陥の影響
を受けずに適正化できるので、AD変換手段のダイナミッ
クレンジを最大限に利用することができる。
ための各行の遮光された複数の遮光画素の中に画素欠陥
があってもその影響を受けずにデジタルのクランプ動作
を行うことができると共に,AD変換手段に入力されるア
ナログ信号のレベルについても同様に、画素欠陥の影響
を受けずに適正化できるので、AD変換手段のダイナミッ
クレンジを最大限に利用することができる。
また、AD変換手段の出力中の上記各行毎の複数の遮光
画素の信号を平均化する平均手段の出力を共通に用いて
デジタルクランプとアナログクランプとを行っているの
で、両者の間で基準レベルに差が生じることがない。
画素の信号を平均化する平均手段の出力を共通に用いて
デジタルクランプとアナログクランプとを行っているの
で、両者の間で基準レベルに差が生じることがない。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
る。
なお、本発明の理解をより容易にするため、本発明の
実施例を説明する前に、本発明の前提となった実施例に
ついて第1図〜第3図を参照して説明する。
実施例を説明する前に、本発明の前提となった実施例に
ついて第1図〜第3図を参照して説明する。
第1図は本発明の前提となった実施例を黒レベル補正
回路10の構成を示す。本図において、13は固体撮像素子
1に設けた複数個の遮光された画素(オプチカルブラッ
ク部)から出力されたデータを順次加算する加算回路で
ある。14はその加算を行うためのラッチ回路、15は加算
回路13での加算結果を加算回数に応じてLSB(最下位
桁)方向にシフトして平均化するシフトレジスタであ
る。シフトレジスタ15で平均化されたデータはラッチ回
路12にラッチされ、黒レベル補正処理に用いられる。
回路10の構成を示す。本図において、13は固体撮像素子
1に設けた複数個の遮光された画素(オプチカルブラッ
ク部)から出力されたデータを順次加算する加算回路で
ある。14はその加算を行うためのラッチ回路、15は加算
回路13での加算結果を加算回数に応じてLSB(最下位
桁)方向にシフトして平均化するシフトレジスタであ
る。シフトレジスタ15で平均化されたデータはラッチ回
路12にラッチされ、黒レベル補正処理に用いられる。
第2図は、第1図の回路と組み合わせて用いる固体撮
像素子1の出力の一例を示し、上述のオプチカルブラッ
ク部を複数画素、固体撮像素子1の各ラインに設けてい
る。第2図の例ではオプチカルブラック部を8画素設け
ている場合である。
像素子1の出力の一例を示し、上述のオプチカルブラッ
ク部を複数画素、固体撮像素子1の各ラインに設けてい
る。第2図の例ではオプチカルブラック部を8画素設け
ている場合である。
次に、第2図を参照して第1図の本発明の前提となっ
た実施例の回路の動作について説明する。
た実施例の回路の動作について説明する。
各ラインのデータをメモリ3から読み出す際に、ま
ず、オプチカルブラックの画素データχOB1、χOB2…χ
OB8を加算回路13によって全て加算し、その加算結果を
前段のラッチ回路14にラッチする。次に、ラッチ回路14
にラッチされた2進データをシフトレジスタ15によって
3回LSD方向にシフトして割算し、その結果得られるχ
OB1〜χOB8の平均値を後段のラッチ回路12に格納する。
次に光のあたっている画素の出力χac1、…χacnをメモ
リ3から読み出し出力する際に、減算回路11によりメモ
リ3からの出力とラッチ回路12の平均値データの差をと
る。ラッチ回路12の出力は、複数のオプチカルブラック
の画素データχOB1〜χOB8の平均値であるので、固体撮
像素子1の画素欠陥やノイズの影響はほとんど除去され
ており、横縞ノイズが解消される。
ず、オプチカルブラックの画素データχOB1、χOB2…χ
OB8を加算回路13によって全て加算し、その加算結果を
前段のラッチ回路14にラッチする。次に、ラッチ回路14
にラッチされた2進データをシフトレジスタ15によって
3回LSD方向にシフトして割算し、その結果得られるχ
OB1〜χOB8の平均値を後段のラッチ回路12に格納する。
次に光のあたっている画素の出力χac1、…χacnをメモ
リ3から読み出し出力する際に、減算回路11によりメモ
リ3からの出力とラッチ回路12の平均値データの差をと
る。ラッチ回路12の出力は、複数のオプチカルブラック
の画素データχOB1〜χOB8の平均値であるので、固体撮
像素子1の画素欠陥やノイズの影響はほとんど除去され
ており、横縞ノイズが解消される。
第3図は第1図の本発明の前提となった実施例の変形
例を示し、第1図と同様の黒レベル補正処理をメモリ3
の前段で行うようにしたものである。本例では、A/D変
換器2の出力のうち、オプチカルブラック部に相当する
出力(第2図のχOB1〜χOB8)を加算回路13と、前段の
ラッチ回路14、およびシフトレジスタ15とによって平均
化し、その平均値を後段のラッチ回路12にラッチし、映
像期間部の画素に相当するA/D出力からラッチ回路12に
ラッチされたオプチカルブラック部の出力の平均値を減
算回路11により減算し、その減算結果である映像期間部
の黒レベル補正ずみの出力のみをメモリ3に記憶する。
このように、メモリ3の前段に黒レベル補正回路10を設
けることによってメモリ3の容量を節約できる。
例を示し、第1図と同様の黒レベル補正処理をメモリ3
の前段で行うようにしたものである。本例では、A/D変
換器2の出力のうち、オプチカルブラック部に相当する
出力(第2図のχOB1〜χOB8)を加算回路13と、前段の
ラッチ回路14、およびシフトレジスタ15とによって平均
化し、その平均値を後段のラッチ回路12にラッチし、映
像期間部の画素に相当するA/D出力からラッチ回路12に
ラッチされたオプチカルブラック部の出力の平均値を減
算回路11により減算し、その減算結果である映像期間部
の黒レベル補正ずみの出力のみをメモリ3に記憶する。
このように、メモリ3の前段に黒レベル補正回路10を設
けることによってメモリ3の容量を節約できる。
第4図は、本発明の一実施例の撮像装置の回路構成を
示す。本実施例は、第3図の本発明の前提となった実施
例の改良したものに相当し、A/D変換器2のダイナミッ
クレンジを最大限に活用するために、A/D変換器2の入
力電位を最適値に制御するように構成している。第4図
において、16はクランプ回路、17はクランプ回路16の基
準電位を発生する基準電位発生回路、18は黒基準データ
を発生する黒基準データ発生回路、19はその黒基準デー
タとラッチ回路12からのオプチカルブラック平均値との
比較を行う比較器、20は固体撮像素子1とA/D変換器2
間に介装したクランプコンデンサである。
示す。本実施例は、第3図の本発明の前提となった実施
例の改良したものに相当し、A/D変換器2のダイナミッ
クレンジを最大限に活用するために、A/D変換器2の入
力電位を最適値に制御するように構成している。第4図
において、16はクランプ回路、17はクランプ回路16の基
準電位を発生する基準電位発生回路、18は黒基準データ
を発生する黒基準データ発生回路、19はその黒基準デー
タとラッチ回路12からのオプチカルブラック平均値との
比較を行う比較器、20は固体撮像素子1とA/D変換器2
間に介装したクランプコンデンサである。
黒レベル補正回路10は第3図と同様であり、第3図と
同様にして作られたオプチカルブラック部の平均値デー
タと黒基準データとを比較器19で比較し、平均値データ
と黒基準データの差があらかじめ定めた一定範囲に収ま
るように基準電位発生回路17を介してクランプ回路16に
印加する基準電位を制御する。今、黒基準データを0と
すると、平均値データが0となる場合が最もA/D変換器
2のダイナミックレンジを有効に使うことになるが、逆
にクランプレベルが下がりすぎて黒つぶれをおこしてい
る可能性もでてくる。したがって、A/D変換器2の入力
範囲の例えば1/20から0の間の程度に平均値データと黒
基準データの差を収めるように決めれば良い結果が得ら
れる。
同様にして作られたオプチカルブラック部の平均値デー
タと黒基準データとを比較器19で比較し、平均値データ
と黒基準データの差があらかじめ定めた一定範囲に収ま
るように基準電位発生回路17を介してクランプ回路16に
印加する基準電位を制御する。今、黒基準データを0と
すると、平均値データが0となる場合が最もA/D変換器
2のダイナミックレンジを有効に使うことになるが、逆
にクランプレベルが下がりすぎて黒つぶれをおこしてい
る可能性もでてくる。したがって、A/D変換器2の入力
範囲の例えば1/20から0の間の程度に平均値データと黒
基準データの差を収めるように決めれば良い結果が得ら
れる。
なお、本実施例では、8画素のオプチカルブラック画
素を設け、シフトレジスタ15で3回シフトすることによ
り、割算を行っているが、これに限定されずオプチカル
ブラックの画素は複数であれば特に何画素であってもよ
いことは勿論である。一般に割算は分子が2nであれば、
n回のシフトで行える。ただし、画素は2nよりも余分に
設けても2n個の画素に対してだけの平均をとればよい。
また、本実施例においては、シフトレジスタ15を用いて
平均値を求めているが、特にシフトレジスタを用いる必
要はなく、例えば加算側からの出力配線を下位桁のnビ
ットを除いてラッチ回路12にシフト接続しておけば同じ
ような処理が行えることはいうまでもない。
素を設け、シフトレジスタ15で3回シフトすることによ
り、割算を行っているが、これに限定されずオプチカル
ブラックの画素は複数であれば特に何画素であってもよ
いことは勿論である。一般に割算は分子が2nであれば、
n回のシフトで行える。ただし、画素は2nよりも余分に
設けても2n個の画素に対してだけの平均をとればよい。
また、本実施例においては、シフトレジスタ15を用いて
平均値を求めているが、特にシフトレジスタを用いる必
要はなく、例えば加算側からの出力配線を下位桁のnビ
ットを除いてラッチ回路12にシフト接続しておけば同じ
ような処理が行えることはいうまでもない。
以上説明したように、本発明によれば、黒基準信号を
形成するための各行の遮光された複数の遮光画素の中に
画素欠陥があってもその影響を受けずにデジタルのクラ
ンプ動作を行うことができると共に,AD変換手段に入力
されるアナログ信号のレベルについても同様に、画素欠
陥の影響を受けずに適正化できるので、AD変換手段のダ
イナミックレンジを最大限に利用することができる効果
がある。
形成するための各行の遮光された複数の遮光画素の中に
画素欠陥があってもその影響を受けずにデジタルのクラ
ンプ動作を行うことができると共に,AD変換手段に入力
されるアナログ信号のレベルについても同様に、画素欠
陥の影響を受けずに適正化できるので、AD変換手段のダ
イナミックレンジを最大限に利用することができる効果
がある。
また、AD変換手段の出力中の上記各行毎の複数の遮光
画素の信号を平均化する平均手段の出力を共通に用いて
デジタルクランプとアナログクランプとを行っているの
で、両者の間で基準レベルに差が生じることがないとい
う効果を有する。
画素の信号を平均化する平均手段の出力を共通に用いて
デジタルクランプとアナログクランプとを行っているの
で、両者の間で基準レベルに差が生じることがないとい
う効果を有する。
さらにまた、本発明では複数の遮光画素の信号を平均
化するにあたって、複数行の遮光画素の信号を平均化す
るのではなく、行毎に平均化を行うようにしたことによ
って画質を向上させることができる効果も有する。すな
わち、撮像素子は一般に垂直方向に感度特性にむらがあ
るので、仮に複数行の遮光画素の信号を平均化して共通
のクランプレベルを形成してクランプ動作を行うと、垂
直方向の感度むらがそのまま画面上に出てきてしまう。
しかし、本発明では複数の遮光画素の信号を平均化する
際にこのような問題を避けるために行毎に複数の遮光画
素の信号の平均化を行っているので、上記のような垂直
方向の感度特性のむらの影響を受けることがないという
特徴も有している。
化するにあたって、複数行の遮光画素の信号を平均化す
るのではなく、行毎に平均化を行うようにしたことによ
って画質を向上させることができる効果も有する。すな
わち、撮像素子は一般に垂直方向に感度特性にむらがあ
るので、仮に複数行の遮光画素の信号を平均化して共通
のクランプレベルを形成してクランプ動作を行うと、垂
直方向の感度むらがそのまま画面上に出てきてしまう。
しかし、本発明では複数の遮光画素の信号を平均化する
際にこのような問題を避けるために行毎に複数の遮光画
素の信号の平均化を行っているので、上記のような垂直
方向の感度特性のむらの影響を受けることがないという
特徴も有している。
第1図は本発明の前提となった実施例の回路構成を示す
ブロック図、 第2図は第1図の固体撮像素子の出力状態を示す説明
図、 第3図は本発明の前提となった他の例の回路構成を示す
ブロック図、 第4図は本発明の一実施例の回路構成を示すブロック
図、 第5図は従来装置の回路構成例を示すブロック図、 第6図は従来の固体撮像素子の出力状態を示す説明図、 第7図は従来の黒レベル補正回路の構成を示すブロック
図である。 1……固体撮像素子、 2……A/D変換器、 3……メモリ、 10……黒レベル補正回路、 11……減算回路、 12,14……ラッチ回路、 13……加算回路、 15……シフトレジスタ、 16……クランプ回路、 19……比較器。
ブロック図、 第2図は第1図の固体撮像素子の出力状態を示す説明
図、 第3図は本発明の前提となった他の例の回路構成を示す
ブロック図、 第4図は本発明の一実施例の回路構成を示すブロック
図、 第5図は従来装置の回路構成例を示すブロック図、 第6図は従来の固体撮像素子の出力状態を示す説明図、 第7図は従来の黒レベル補正回路の構成を示すブロック
図である。 1……固体撮像素子、 2……A/D変換器、 3……メモリ、 10……黒レベル補正回路、 11……減算回路、 12,14……ラッチ回路、 13……加算回路、 15……シフトレジスタ、 16……クランプ回路、 19……比較器。
Claims (1)
- 【請求項1】撮像信号を形成するための受光部の中に複
数の行を有し、各行毎に黒基準信号を形成するための遮
光された複数の遮光画素を有する撮像手段(1)と、 該撮像手段から出力される撮像信号をAD変換するAD変換
手段(2)と、 該AD変換手段に入力される前の撮像信号を所定のアナロ
グ基準信号にクランプするアナログクランプ手段(16)
と、 前記AD変換手段の出力中の各行の前記複数の遮光画素の
信号を各行毎に平均化する平均手段(13,14)と、 前記AD変換手段の出力から前記平均手段の出力を減算す
る減算手段(11)と、 該平均手段の出力に基づき前記アナログ基準信号を形成
する設定手段(17,18,19)と、 を具備したことを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62000457A JP2602217B2 (ja) | 1987-01-07 | 1987-01-07 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62000457A JP2602217B2 (ja) | 1987-01-07 | 1987-01-07 | 撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63169882A JPS63169882A (ja) | 1988-07-13 |
JP2602217B2 true JP2602217B2 (ja) | 1997-04-23 |
Family
ID=11474325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62000457A Expired - Lifetime JP2602217B2 (ja) | 1987-01-07 | 1987-01-07 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602217B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2587470B2 (ja) * | 1988-09-02 | 1997-03-05 | 富士写真フイルム株式会社 | イメージセンサの暗時出力補正装置 |
US5719624A (en) * | 1989-07-18 | 1998-02-17 | Canon Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus with arithmetic processing |
JPH04167791A (ja) * | 1990-10-30 | 1992-06-15 | Sanyo Electric Co Ltd | 固体撮像装置 |
KR0108917Y1 (en) * | 1991-12-05 | 1997-11-08 | Samsung Electronics Co Ltd | Digital clamping circuit |
JP2000156822A (ja) | 1998-11-19 | 2000-06-06 | Sony Corp | クランプ回路 |
JP4653296B2 (ja) * | 2000-11-24 | 2011-03-16 | オリンパス株式会社 | 撮像装置 |
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