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JP2601775Y2 - スリーブ軸受構造 - Google Patents

スリーブ軸受構造

Info

Publication number
JP2601775Y2
JP2601775Y2 JP1993056577U JP5657793U JP2601775Y2 JP 2601775 Y2 JP2601775 Y2 JP 2601775Y2 JP 1993056577 U JP1993056577 U JP 1993056577U JP 5657793 U JP5657793 U JP 5657793U JP 2601775 Y2 JP2601775 Y2 JP 2601775Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve bearing
shaft
peripheral surface
support cylinder
bearing structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993056577U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0722129U (ja
Inventor
秀二 高橋
栄治 柳井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec America Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP1993056577U priority Critical patent/JP2601775Y2/ja
Publication of JPH0722129U publication Critical patent/JPH0722129U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2601775Y2 publication Critical patent/JP2601775Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ファンモータなどのモ
ータにおいて、スリーブ軸受を使用してシャフトを回転
支持するスリーブ軸受構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スリーブ軸受を使用してシャフト
を回転支持するものとして、例えば、実開平5−156
60号公報に見られるような含油メタルから形成したス
リーブ軸受を使用したファンモータがある。このファン
モータは、ハウジングの中央部に突設された支持筒の内
側に円筒状のスリーブ軸受を内嵌し、このスリーブ軸受
の内側にインペラに一体のシャフトが挿入され、シャフ
ト端部に抜け止めリングが嵌着されて、シャフトのスリ
ーブ軸受からの抜けが防止されている。
【0003】一方、前述したようなスリーブ軸受構造に
おいては、そのスリーブ軸受から滲み出る潤滑油の過流
出防止や回転安定性、モータの起動特性の向上のため
に、シャフトを安定に支持した上でシャフトとスリーブ
軸受との接触面積を少なくして、抵抗を小さくするため
の方法がとられている。
【0004】例えば、図3に示すように、支持筒に内嵌
された円筒状スリーブ軸受Aの内周面中央部に環状溝B
を形成し、スリーブ軸受Aに挿入したシャフトCをスリ
ーブ軸受Aの上下端部内周面の摺接面D、Eで支持する
ようにしている。
【0005】あるいは、図4に示すように、スリーブ軸
受Fを円筒部材Gと、この円筒部材Gの上下部内側に嵌
着した支持環H、Iとで構成し、スリーブ軸受Fの内側
に挿入したシャフトJを両支持環H、Iで回転支持する
ようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来のスリーブ軸受構造にあっては、図3に示すものの場
合、スリーブ軸受Aの内周面を加工して環状溝Bを形成
しなければならず、加工性が悪く、コスト高になる欠点
がある。また図4に示すものの場合、図3のものに比
べ、加工は簡単になるが、部品点数が増えるため、組立
性が悪くなり、コストが高くなる問題がある。
【0007】本考案は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、構造を簡単にして加工しやすくすることによ
り、安価なスリーブ軸受構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本考案のスリーブ軸受構造にあっては、支持筒の内
側に円筒状で含油メタルからなるスリーブ軸受を介して
回転自在に支持されたシャフトを具備するスリーブ軸受
構造において、前記支持筒の一端に、シャフトの支持筒
内への挿通を許容し得る環状に形成されると共に前記ス
リーブ軸受の前記一端側への抜けを防止する抜け止めを
一体に設け、前記支持筒に前記一端側から挿入される
記シャフトの外周面の前記スリーブ軸受に対応する部分
の中央部に1つの環状溝を形成し、前記環状溝の両端近
傍の前記シャフトの周面が前記スリーブ軸受の内周面に
接し、前記シャフトの前記スリーブ軸受の他端側から突
出する端部に抜け止めリングが嵌着されていることを特
徴とするものである。
【0009】
【作用】上記スリーブ軸受構造にあっては、環状溝の両
側におけるシャフト表面のみが円筒状スリーブ軸受の内
周面に摺接するため、シャフトとスリーブ軸受との接触
面積は従来例と同様に少なくなり、潤滑油の過流出防止
や回転安定性、回転起動特性の向上が可能となる。加え
て、シャフトの外周面に環状溝を形成するのみの構成で
あるため、従来よりも加工しやすくなり、スリーブを複
数の部品で形成する場合より組立性が良くなり、構造が
簡単になるので、コストの低減となる。
【0010】
【実施例】本考案の実施例につき、図1及び図2を用い
て説明する。図1は、本考案に従う含油メタルからなる
スリーブ軸受構造を適用したファンモータを示し、図2
は図1のファンモータの要部を拡大して示したものであ
る。
【0011】図1及び図2において、略椀形のロータ1
の周壁外周に周方向に間隔を置いて複数のインペラ10
が設けられている。ロータ1の中央部にはシャフト2が
一体形成、もしくは圧入されている。ロータ1の周壁内
周部には円環状のヨーク6を介してロータマグネット5
が固着されており、周方向に若干の隙間を介してステー
タ4と対向している。
【0012】ステータ4はステータコイル13を巻装し
ており、ハウジング8の略中央に突設された円筒状の支
持筒12に外嵌されている。ハウジング8の底部に固定
された回路基板7にはステータ4より突設された配線ピ
ンが半田付け、ステータコイル13が回路基板7に電気
的に接続されている。
【0013】支持筒12の内側には円筒状スリーブ軸受
3が内嵌され、支持筒12の上端部近傍に抜け止め14
が形成されている。シャフト2は抜け止め14及びスリ
ーブ軸受3の内側に上方より挿入され、ロータ1の中央
ボス部15が抜け止め14の上面に当接自在となってお
り、シャフト2の端部に抜け止めリング11が嵌着さ
れ、抜け止め14と抜け止めリング11とでシャフト2
及びスリーブ軸受3の抜け止めがなされている。
【0014】シャフト2の外周面には、スリーブ軸受3
に対応する部分の中央部に、接触面積を少なくし、起動
特性を良くするための環状溝9が形成され、環状溝9の
両端近傍におけるシャフト2の表面が支持面16、17
となり、両支持面16、17がスリーブ軸受3の内周面
に摺接している。前述した環状溝9は、その深さが0.
1mm程度に設定されており、シャフト2の強度を損な
うことなく、スリーブ軸受3とシャフト2表面との接触
面積を減少することができる。
【0015】以上、本考案に従うスリーブ軸受構造の実
施例について説明したが、本考案はかかる実施例に限定
されるものではなく、本考案の範囲を逸脱することなく
種々の変形乃至修正が可能である。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように本考案のスリーブ軸
受構造によると、シャフトの外周面に環状溝を形成する
ことによりシャフトとスリーブ軸受との接触面積を少な
くすることができるため、潤滑油の過流出防止や回転安
定性、起動特性が向上する。また、部品点数が少なく、
構造が簡単であるため、組立性及び加工性がよく、コス
ト低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に従うスリーブ軸受構造をファンモータ
に適用した場合の1実施例を示す断面図である。
【図2】図1のファンモータの要部を示す拡大断面図で
ある。
【図3】従来のスリーブ軸受構造を示す断面図である。
【図4】従来の他のスリーブ軸受構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 シャフト 3 スリーブ軸受 9 環状溝 12 支持筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16C 35/02 F16C 17/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持筒の内側に円筒状で含油メタルからな
    るスリーブ軸受を介して回転自在に支持されたシャフト
    を具備するスリーブ軸受構造において、前記支持筒の一端に、シャフトの支持筒内への挿通を許
    容し得る環状に形成されると共に前記スリーブ軸受の前
    記一端側への抜けを防止する抜け止めを一体に設け、前
    記支持筒に前記一端側から挿入される 前記シャフトの外
    周面の前記スリーブ軸受に対応する部分の中央部に1つ
    の環状溝を形成し、前記環状溝の両端近傍の前記シャフ
    トの周面が前記スリーブ軸受の内周面に接し、前記シャ
    フトの前記スリーブ軸受の他端側から突出する端部に抜
    け止めリングが嵌着されていることを特徴とするスリー
    ブ軸受構造。
JP1993056577U 1993-09-24 1993-09-24 スリーブ軸受構造 Expired - Lifetime JP2601775Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993056577U JP2601775Y2 (ja) 1993-09-24 1993-09-24 スリーブ軸受構造

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JP1993056577U JP2601775Y2 (ja) 1993-09-24 1993-09-24 スリーブ軸受構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0722129U JPH0722129U (ja) 1995-04-21
JP2601775Y2 true JP2601775Y2 (ja) 1999-12-06

Family

ID=13031016

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JP1993056577U Expired - Lifetime JP2601775Y2 (ja) 1993-09-24 1993-09-24 スリーブ軸受構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024071674A1 (en) * 2022-09-30 2024-04-04 New Motech Co., Ltd. Fan motor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024071674A1 (en) * 2022-09-30 2024-04-04 New Motech Co., Ltd. Fan motor

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Publication number Publication date
JPH0722129U (ja) 1995-04-21

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