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JP2599899Y2 - パルスオキシメータ用プローブの装着用シート - Google Patents

パルスオキシメータ用プローブの装着用シート

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Publication number
JP2599899Y2
JP2599899Y2 JP1993039010U JP3901093U JP2599899Y2 JP 2599899 Y2 JP2599899 Y2 JP 2599899Y2 JP 1993039010 U JP1993039010 U JP 1993039010U JP 3901093 U JP3901093 U JP 3901093U JP 2599899 Y2 JP2599899 Y2 JP 2599899Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
pulse oximeter
probe
sheet
skin
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP1993039010U
Other languages
English (en)
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JPH079307U (ja
Inventor
紀夫 河村
レオン
Original Assignee
日本コーリン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本コーリン株式会社 filed Critical 日本コーリン株式会社
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Publication of JPH079307U publication Critical patent/JPH079307U/ja
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、血液中の酸素飽和度を
測定するパルスオキシメータにおいて、プローブと生体
との間に介在される装着用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】生体の血液中の酸素飽和度を測定するた
めに、生体の皮膚に向かって光を照射する照射光源と、
その皮膚内からの反射光を受けてそれを検知する光検知
手段とを有して、その生体の表面に装着されるプローブ
を備えたパルスオキシメータが知られている。このパル
スオキシメータは、医療現場において生体に苦痛を与え
ることなくその酸素摂取量を監視できるため、呼吸器乃
至は循環器系に障害のある場合や手術の際等に有効に用
いられる。
【0003】
【考案が解決すべき課題】一般に、上記パルスオキシメ
ータ用プローブは、生体の皮膚に対する押圧力等によっ
て反射光の信号強度が変化するため、その変化が生じ難
いように一定の押圧力で皮膚に装着される。しかしなが
ら、パルスオキシメータでの血中酸素飽和度の監視が重
要となるのは、前記のような呼吸器或いは循環器系に障
害のある場合、体力が低下して呼吸が安定しない場合、
或いは長時間に亘る手術の場合等であり、これらの場合
には何れも長時間に亘って連続してプローブを装着して
おく必要がある。ところが、前記照射光源は通常LED
等から構成されて若干の発熱を伴っており、上記のよう
な長時間装着時には低温火傷を生じ得るという問題があ
った。
【0004】本考案は、以上の事情を背景として為され
たものであって、その目的は、酸素飽和度の測定精度を
損なうことなく、上記のような長時間の装着による低温
火傷の発生を好適に緩和する装着用シートを提供するこ
とにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】斯かる目的を達成するため、本考案の要旨
とするところは、血液中の酸素飽和度を測定するパルス
オキシメータにおいて、生体の皮膚に向かって所定の波
長の光を照射する照射光源とその皮膚内からの反射光を
受けてそれを検知する光検知手段とを備えたプローブ
と、前記生体の皮膚との間に介在させられるパルスオキ
シメータ用プローブの装着用シートであって、前記所定
の波長の光に対する透過性を有し、且つ低熱伝導率であ
る材料から構成されたことにある。
【0006】
【作用および考案の効果】このようにすれば、プローブ
と皮膚との間に介在される装着用シートは、低熱伝導率
材料から構成されているため、長時間の連続装着に起因
する低温火傷の発生が好適に緩和される。また、この装
着用シートは測定に用いられる所定の波長の光に対する
透過性を有して、反射光が光検知手段に充分に供給され
るため、測定精度が好適に維持される。
【0007】
【実施例】以下に、本考案の一実施例を図面を参照して
詳細に説明する。
【0008】第1図は、本考案の一実施例である装着用
シート10の使用状態を示す図である。パルスオキシメ
ータ用プローブ12は、有底円筒状のハウジング14
と、そのハウジング14の開口部に嵌め着けられた遮光
部材16とを備えており、例えば硬度60°(JIS
K6301 スプリング式硬さ試験による)の透明なシ
リコーンゴムから成る、例えば0.5mm程度の比較的
均一な厚さでハウジング14よりも大きな外径の円板状
の装着用シート10を介して皮膚18に押圧されてい
る。上記遮光部材16は、受光素子20を収容する中央
凹部22と、第1発光素子24および第2発光素子26
を収容する環状凹部28を備えており、ハウジング14
の押圧状態においてそれら第1発光素子24および第2
発光素子26から発射された赤外光および赤色光が皮膚
18の表面に反射されて受光素子20へ向かう光を遮光
するとともに、外部から受光素子20へ向かう光も遮光
するように構成されている。なお、本実施例において
は、第1発光素子24および第2発光素子26が照射光
源に、受光素子20が光検知手段に相当する。
【0009】上記受光素子20、第1発光素子24、お
よび第2発光素子26は、複数本のリード線30を介し
て図示しないパルスオキシメータ本体と接続されてお
り、第1発光素子24および第2発光素子26が時分割
的に交互に駆動される一方、上記パルスオキシメータ本
体内では、上記受光素子20により検出された反射光信
号がその時分割駆動に同期して振り分けられることによ
り、皮膚18内からの赤外光の反射光と赤色光の反射光
とが得られ、たとえば特公昭53−26437号に記載
されているような良く知られたアルゴリズムからそれら
の反射光の振幅値に基づいて血液中の酸素飽和度が決定
されるようになっている。
【0010】ここで、装着用シート10は、シリコーン
ゴムから構成されて、第1発光素子24から発射される
赤色光(例えば波長660nm程度)および第2発光素
子から発射される赤外光(例えば波長800nm程度)
を透過させるため、測定に必要な皮膚18からの反射光
が充分に受光素子20に供給されると共に、シリコーン
ゴムは熱伝導率が比較的低いため、長時間連続して装着
されても低温火傷が発生し難い。したがって、呼吸器或
いは循環器系に障害のある場合、体力が低下して呼吸が
安定しない場合、或いは長時間に亘る手術の場合等の、
長時間に亘って連続してパルスオキシメータ用プローブ
12を装着しておく必要があるときにも、比較的安全で
ある。
【0011】また、装着用シート10は、ハウジング1
4よりもやや大きくされ、且つ比較的軟質のシリコーン
ゴムから構成されているため、ハウジング14の押圧力
が緩和されて、特に長時間装着したときの装着部位の皮
膚18の痕跡ひいては鬱血のの発生が緩和される。
【0012】第2図は、他の装着用シート32の使用例
であり、パルスオキシメータ用プローブ12は前述の実
施例と同様なものが用いられているため、その細部は省
略して示してある。この装着用シート32は、前記第1
発光素子24および第2発光素子26の外周側の遮光部
材16の内壁面と略同じ外径の透光部34と、その外周
側に形成された遮光部36とから構成されている。透光
部34は、例えば前記装着用シート10と同様なシリコ
ーンゴムから構成されており、遮光部36は、例えば同
様なシリコーンゴムに発色剤等を添加すること等によ
り、赤色光および赤外光を遮光するようにされている。
このような装着用シート32は、パルスオキシメータ用
プローブ12を装着する際に装着用シート32を介在さ
せることにより発生する、遮蔽部材16と皮膚18間に
生じる隙間からの外乱光が遮られて、一層正確な酸素飽
和度が測定される。
【0013】以上、本考案の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本考案はその他の態様でも実施される。
【0014】例えば、装着用シート10、32は、パル
スオキシメータ用プローブ12に接着剤等で予め固着さ
れていても良く、或いは、装着用シート10、32を皮
膚18に張り着けて、その上にシリコーン等を用いてパ
ルスオキシメータ用プローブ12を張り着けても良い。
【0015】また、装着用シート10、32は、実施例
のシリコーンゴムの他に軟質ビニール樹脂等でもよい。
本考案においては、この装着用シート10、32によっ
て酸素飽和度の測定精度が低下されない必要があり、実
施例で述べたように、赤色光および赤外光を透過し、比
較的均一な厚さであることと、パルスオキシメータ用プ
ローブ12の押圧による厚さの変化が生じ難いことが好
ましい。また、測定精度の確保の点からは、充分な断熱
効果が得られる範囲内でできるだけ薄いほうが好ましい
のである。
【0016】また、測定のために用いられる光は、前述
の特公昭53−26437号公報等にも示されるよう
に、酸化ヘモグロビンと還元ヘモグロビンとの吸収係数
が大きく異なる波長の光と、その吸収係数が略同じであ
る波長の光であれば良く、実施例で述べた660nmと
800nm程度の波長の光に限定されるものではない。
例えば、400nm程度と700nm程度の波長の2つ
の光が選択されても良い。したがって、装着用シート1
0、32は赤色光および赤外光を透過するものに限られ
ず、用いられる波長の光を好適に透過させるものであれ
ば良い。
【0017】その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範
囲において種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案が一実施例の装着用シートの使用状態を
示す図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す、図1に対応する図
である。
【符号の説明】
10:装着用シート 12:プローブ 18:皮膚 20:受光素子(光検知手段) {24:第1発光素子、26:第2発光素子}(照射光
源)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血液中の酸素飽和度を測定するパルスオ
    キシメータにおいて、生体の皮膚に向かって所定の波長
    の光を照射する照射光源と該皮膚内からの反射光を受け
    てそれを検知する光検知手段とを備えたプローブと、前
    記生体の皮膚との間に介在させられるパルスオキシメー
    タ用プローブの装着用シートであって、 前記所定の波長の光に対する透過性を有し、且つ低熱伝
    導率である材料から構成されたことを特徴とするパルス
    オキシメータ用プローブの装着用シート。
JP1993039010U 1993-07-16 1993-07-16 パルスオキシメータ用プローブの装着用シート Expired - Fee Related JP2599899Y2 (ja)

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