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JP2599710Y2 - 小型トランス - Google Patents

小型トランス

Info

Publication number
JP2599710Y2
JP2599710Y2 JP1993065487U JP6548793U JP2599710Y2 JP 2599710 Y2 JP2599710 Y2 JP 2599710Y2 JP 1993065487 U JP1993065487 U JP 1993065487U JP 6548793 U JP6548793 U JP 6548793U JP 2599710 Y2 JP2599710 Y2 JP 2599710Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
pin
pin terminal
lead wire
small transformer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993065487U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0729821U (ja
Inventor
貴幸 宮下
具夫 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Corp filed Critical Tamura Corp
Priority to JP1993065487U priority Critical patent/JP2599710Y2/ja
Publication of JPH0729821U publication Critical patent/JPH0729821U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2599710Y2 publication Critical patent/JP2599710Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は民生用の機器に用いられ
る小型トランス、詳しくは2次側にピン端子を用いるこ
となく2次巻線を直出してそれを直接端子としたタイプ
の小型トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トランスのコイルボビンには1次
側、2次側用のピン端子を各フランジにそれぞれ植設さ
れており、巻線の巻始め、巻終わりの引出線をそれぞれ
所定のピン端子に絡げ付け、しかる後、半田付けを行っ
ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このように従来のトラ
ンスでは1次、2次巻線用のピン端子を植設し、かつそ
れらのピン端子に引出線を絡げ付ける構成としていたた
め小型化に限界があった。
【0004】また、小型化するにはピン端子を細くしな
ければならず、ピン端子が細いと、引出線が太い場合、
それを絡げるとピン端子が曲がるおそれがあり、かつ引
張強度が弱いため、ピン端子がコイルボビンから抜ける
おそれがあり、製品として使えない、という課題があっ
た。
【0005】さらに、引出線を絡げる場合、通常、絡げ
回数に規定があり、細い小型ピン端子では絡げ幅が大き
くなり、例えばプリント基板への実装に支障をきたすお
それがあった。
【0006】本考案は上記のことに鑑み提案されたもの
で、その目的とするところは、小型化に適し、かつ上記
した各種課題を改善した小型トランスを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、巻胴部2の両
端にフランジ3,4がそれぞれ形成されたコイルボビン
1を備えた小型トランスにおいて、一方の前記フランジ
3にはピン端子5が植設され、かつ他方の前記フランジ
4には前記巻胴部2に巻回された二次側の巻線の引出線
9a,10aを案内するほぼL字状の案内溝6が形成さ
れこの案内溝6を介して引き出した前記引出線9a,1
0aを直接外部に引き出し、端子とした構成とし、上記
目的を達成している。
【0008】
【作用】本考案では2次側のピン端子を省略し、2次巻
線の引出線9a,10aをピン端子として代用してい
る。このため、2次側のピン端子を不用とした分、小型
化し得る。
【0009】また、2次巻線の引出線9a,10aをフ
ランジ部分から外部に引き出し、それを端子としたた
め、従来のように、ピン端子に引出線を絡げ付ける工程
を省略でき、その分、作業性が良く、部品点数も削減で
きるようにしている。
【0010】また、これに伴ってピン端子に絡げ付ける
ことの弊害、つまり細いピン端子だと絡げる場合、曲が
ってしまったり、引き抜けてしまうことがあったが、そ
のようなことはなく、逆にコイルボビンに巻回された2
次巻線と引出線とは一体となっているため、引張り強度
が向上する利点がある。
【0011】さらに、絡げ幅が問題となることはない。
【0012】
【実施例】以下、図面に沿って本考案の一実施例を説明
する。図1は本考案に用いられるコイルボビンの側面
図、図2は図1中矢印A方向から見た正面図、図3は背
面図を示す。
【0013】これらの図中1は樹脂製のコイルボビン
で、このコイルボビン1は中空筒状の巻胴部2と、その
両端にそれぞれ形成されたフランジ3,4とを有し、か
つ各フランジ3,4にはそれぞれ肉厚部3a,4aが形
成されている。
【0014】これらフランジ3,4のうち、図1におい
て右側に位置する一方のフランジ3の肉厚部3aには複
数本のピン端子5が植設されている。図3はピン端子5
の植設状態を示す。なお、このピン端子5には1次巻線
の引出線が絡げ付けられるものである。
【0015】また、反対側の他方のフランジ4の肉厚部
4aには上述のピン端子5は植設されておらず、2次巻
線の引出線を引き出し、かつそれをそのまま外部に直出
し、ピン端子として利用するための一対のL字状をなす
案内溝6が形成されている。
【0016】すなわち、詳しくは図2および図4に示す
ように、肉厚部4aの中央部にはほぼU字状の切欠き4
bが形成され、この切欠き4bの底部には側方に向って
それぞれ延びる直線状の溝6aが形成され、かつ溝6a
の端部において直交して上方に延びる溝6bがそれぞれ
形成され、これら溝6a,6bによってL字状の案内溝
6が形成されている。
【0017】なお、溝6a,6bによって区画形成され
た切欠き4aの両脇の突起部分は引出線の引掛け部7と
なっている。
【0018】しかして、小型トランスを製造する場合、
巻胴部2上に、図5に示すように、1次巻線としての下
巻線8を巻回し、かつその巻始め、巻終わりの引出線を
ピン端子5の根元に絡げ付ければ良い。
【0019】下巻線8を巻回した後は層間絶縁紙を介し
上巻線9を巻回する。そして、詳しくは図6に示すよう
に、その引出線9aを引掛部7に引掛けるようにして案
内溝6を介して上方に直出して突出せしめ、所定の長さ
でもって切断すればよい。なお、引掛部7の下辺両側の
角は引出線9aを案内し易くし、かつ引出線9aを傷め
ないようRがつけられている。
【0020】しかる後、図7に示すように、鉄心10を
組込むなどすれば小型トランスを完成させることができ
る。
【0021】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、2つある
フランジ3,4のうち、一方にはピン端子5を植設する
ものの、他方にはピン端5を植設しないので、その分小
型化を図ることができる。
【0022】また、直出しした2次巻線の引出線9aを
ピン端子として利用するようにしたため、ピン端子への
絡げ付けの工程が削減し、生産性が良く、かつ2次側の
ピン端子の部品も不用となり、その分、コストダウンを
図ることができる。
【0023】さらに、従来では2次巻線の引出線9aを
ピン端子に絡げ付けており、細いピン端子だと、曲がっ
てしまったり、引き抜けてしまうおそれがあったが、本
考案ではそのようなことはなく、むしろピン端子として
機能する引出線9aは2次巻線と一体となっているた
め、引張り強度が向上する利点がある。
【0024】また、絡げ付ける必要がないため、絡げ幅
が問題となることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に用いられるコイルボビンの側面図。
【図2】同上の正面図。
【図3】同上の背面図。
【図4】同上の平面図。
【図5】巻線の巻回状態を示す説明図。
【図6】2次巻線の引出線の処理状態を示す説明図。
【図7】組立状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 コイルボビン 2 巻胴部 3,4 フランジ 3a,4a 肉厚部 5 ピン端子 6 案内溝 6a,6b 溝 7 引掛部 8 下巻線 9a 引出線 9 上巻線 10a 引出線 11 鉄心

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻胴部(2)の両端にフランジ(3),
    (4)がそれぞれ形成されたコイルボビン(1)を備え
    た小型トランスにおいて、 一方の前記フランジ(3)にはピン端子(5)が植設さ
    れ、かつ他方の前記フランジ(4)には前記巻胴部
    (2)に巻回された二次側の巻線の引出線(9a),
    (10a)を案内するほぼL字状の案内溝(6)が形成
    され、この案内溝(6)を介して引き出した前記引出線
    (9a),(10a)を直接外部に引き出し、端子とし
    たことを特徴とする小型トランス。
JP1993065487U 1993-11-12 1993-11-12 小型トランス Expired - Lifetime JP2599710Y2 (ja)

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JP1993065487U JP2599710Y2 (ja) 1993-11-12 1993-11-12 小型トランス

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JP1993065487U JP2599710Y2 (ja) 1993-11-12 1993-11-12 小型トランス

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Publication Number Publication Date
JPH0729821U JPH0729821U (ja) 1995-06-02
JP2599710Y2 true JP2599710Y2 (ja) 1999-09-20

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JP7225547B2 (ja) * 2018-03-22 2023-02-21 スミダコーポレーション株式会社 コイル部品及びトランス

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JPH0729821U (ja) 1995-06-02

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