JP2599192Y2 - 放電管 - Google Patents
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Landscapes
- Discharge Lamp (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、放電管に関し、特に放
電空間内に、それぞれアーク放電電極とグロウ放電電極
とで構成される一対の電極装置を対向配列した放電管に
関する。
電空間内に、それぞれアーク放電電極とグロウ放電電極
とで構成される一対の電極装置を対向配列した放電管に
関する。
【0002】
【先行技術の記載】本出願人は、特願平1−5753号
および特願平2−124177号において、それぞれア
ーク放電電極とグロウ放電電極とで構成される一対の電
極装置を放電空間内に対向配置した放電管を提案した。
これらの放電管は、液晶ディスプレイ等のバックライ
ト、照明用蛍光灯などに使用されるものである。当該放
電管に対向配置した一対の電極装置は、上述のごとく、
アーク放電電極とグロウ放電電極で構成され、これらが
互いに隣接配置されたものであり、アーク放電とグロウ
放電の相乗効果により超高輝度の放電が安定して得ら
れ、超高輝度の放電管が得られると共に、イオン衝撃に
よってアーク放電電極から飛散蒸発放出される電子放射
物質をグロウ放電電極で捕捉するようになっており、こ
の捕捉された電子放射物質が再度電子放射に利用できる
ので超寿命の放電管が得られる。
および特願平2−124177号において、それぞれア
ーク放電電極とグロウ放電電極とで構成される一対の電
極装置を放電空間内に対向配置した放電管を提案した。
これらの放電管は、液晶ディスプレイ等のバックライ
ト、照明用蛍光灯などに使用されるものである。当該放
電管に対向配置した一対の電極装置は、上述のごとく、
アーク放電電極とグロウ放電電極で構成され、これらが
互いに隣接配置されたものであり、アーク放電とグロウ
放電の相乗効果により超高輝度の放電が安定して得ら
れ、超高輝度の放電管が得られると共に、イオン衝撃に
よってアーク放電電極から飛散蒸発放出される電子放射
物質をグロウ放電電極で捕捉するようになっており、こ
の捕捉された電子放射物質が再度電子放射に利用できる
ので超寿命の放電管が得られる。
【0003】しかして、最近になってアーク放電電極と
して、粉末状のタングステンに電子放射物質としてのバ
リウム、ランタンボライドあるいはセシウムなどを混合
して、金型を用いてリード線とともにプレス成形した後
焼結させたものが提供されている。
して、粉末状のタングステンに電子放射物質としてのバ
リウム、ランタンボライドあるいはセシウムなどを混合
して、金型を用いてリード線とともにプレス成形した後
焼結させたものが提供されている。
【0004】
【考案が解決しようとしている問題点】本考案は、上記
の焼結アーク放電電極を用いた放電管を提案し、さらに
高寿命とした放電管を提供することを目的とする。
の焼結アーク放電電極を用いた放電管を提案し、さらに
高寿命とした放電管を提供することを目的とする。
【0005】
【問題を解決する手段】したがって、本考案によれば、
放電管内の放電空間に対向配置された一対の電極装置の
各々が、相手側電極装置に先端を向け、後端を放電管の
管端に向けて配置され、かつリード線を介して各管端に
固定された、電子放射物質を含有する焼結体製のアーク
放電電極と、アーク放電電極を同軸的に取り囲むグロウ
放電電極とで構成され、アーク放電電極から飛散蒸発し
た電子放射物質をグロウ放電電極の内周面で補足するよ
うにした放電管において、グロウ放電電極は、金属パイ
プ製であり、アーク放電電極は、外径が軸方向にほぼ一
様な円柱状の棒状体であり、よってグロウ放電電極の内
周面とアーク放電電極の外周面との間にほぼ一様な狭い
環状間隙が画成され、さらに環状体のグロウ放電電極の
相手側電極装置に向いた先端部は、開放され、しかして
管端側に向いた後端部はアーク放電電極の後端部の後方
で前記リード線のまわりでかしめて封止され、またアー
ク放電電極の先端は、グロウ放電電極の開放された先端
から軸方向内側方向に後退して位置し飛散蒸発した電子
放射物質が該グロウ放電電極からほとんど飛びださない
ようになっていることを特徴とする電子放電管が提供さ
れる。
放電管内の放電空間に対向配置された一対の電極装置の
各々が、相手側電極装置に先端を向け、後端を放電管の
管端に向けて配置され、かつリード線を介して各管端に
固定された、電子放射物質を含有する焼結体製のアーク
放電電極と、アーク放電電極を同軸的に取り囲むグロウ
放電電極とで構成され、アーク放電電極から飛散蒸発し
た電子放射物質をグロウ放電電極の内周面で補足するよ
うにした放電管において、グロウ放電電極は、金属パイ
プ製であり、アーク放電電極は、外径が軸方向にほぼ一
様な円柱状の棒状体であり、よってグロウ放電電極の内
周面とアーク放電電極の外周面との間にほぼ一様な狭い
環状間隙が画成され、さらに環状体のグロウ放電電極の
相手側電極装置に向いた先端部は、開放され、しかして
管端側に向いた後端部はアーク放電電極の後端部の後方
で前記リード線のまわりでかしめて封止され、またアー
ク放電電極の先端は、グロウ放電電極の開放された先端
から軸方向内側方向に後退して位置し飛散蒸発した電子
放射物質が該グロウ放電電極からほとんど飛びださない
ようになっていることを特徴とする電子放電管が提供さ
れる。
【0006】
【作用】本考案によれば、従来アーク放電電極の表面に
電子放射物質を被覆した構成のものに比べて、電子放射
物質の蒸発放出を減少できるのでさらにアーク電極の使
用寿命が延びるから、放電管の寿命をさらに長くするこ
とができる。またリード線とともに一体成形が可能であ
るので、直接放電管への配置取付ができるので放電管製
造が容易となる。
電子放射物質を被覆した構成のものに比べて、電子放射
物質の蒸発放出を減少できるのでさらにアーク電極の使
用寿命が延びるから、放電管の寿命をさらに長くするこ
とができる。またリード線とともに一体成形が可能であ
るので、直接放電管への配置取付ができるので放電管製
造が容易となる。
【0007】
【実施例】本考案を実施例の形で添付図を参照して詳細
に説明する。図1は、放電管の縦断面図であり、放電管
のガラス管本体1の内面には、蛍光物質2が塗布され、
さらに本体1の両端部には、その各端壁から延びるリー
ド線3を介して電極装置4が設けられている。この電極
装置4は、対をなすものであり、互いに対向するように
配置されている。なお放電管内には、アルゴンと水銀の
混合ガスが放電のために封入されている。さて各電極装
置4は、図2に図示のようにカップ状の焼結金属体で構
成されるグロウ放電電極5の中に焼結金属体のアーク放
電電極6が同軸的に配置されている。このアーク放電電
極6は、カップ状のグロウ放電電極5の底部の貫通孔に
通され、かしめて固定されたリード電極3により保持さ
れている。
に説明する。図1は、放電管の縦断面図であり、放電管
のガラス管本体1の内面には、蛍光物質2が塗布され、
さらに本体1の両端部には、その各端壁から延びるリー
ド線3を介して電極装置4が設けられている。この電極
装置4は、対をなすものであり、互いに対向するように
配置されている。なお放電管内には、アルゴンと水銀の
混合ガスが放電のために封入されている。さて各電極装
置4は、図2に図示のようにカップ状の焼結金属体で構
成されるグロウ放電電極5の中に焼結金属体のアーク放
電電極6が同軸的に配置されている。このアーク放電電
極6は、カップ状のグロウ放電電極5の底部の貫通孔に
通され、かしめて固定されたリード電極3により保持さ
れている。
【0008】図3は、アーク放電電極6を示す斜視図で
あり、タングステン粉末にバリウムを混合し、金型を用
いてリード線3の先端と共に円柱状に形成し、焼結させ
て得られる。前記混合物に更に、セシウムやランタンボ
ライド等を使用することができる。図4は、グロウ放電
電極5であり、タングステンとニッケルとの混合物を金
型でカップ状の形状に成形して、ついで焼結させて得ら
れる。さらにカップ状グロウ放電電極5の底部には、貫
通孔が設けられており、図2により理解できるように、
この貫通孔にリード線3が通された後かしめられ、アー
ク放電電極6をグロウ放電電極6のカップ内に同心に保
持する。タングステンとニッケルの混合物としたが、ニ
ッケルの代わりにアルミニウムを使用しても良い。さら
に上記焼結金属の代わりに、アルミニウムあるいはニッ
ケルや鉄等のパイプなどからグロウ放電電極5を構成し
ても良いが、この場合放電特性が多少低下する。
あり、タングステン粉末にバリウムを混合し、金型を用
いてリード線3の先端と共に円柱状に形成し、焼結させ
て得られる。前記混合物に更に、セシウムやランタンボ
ライド等を使用することができる。図4は、グロウ放電
電極5であり、タングステンとニッケルとの混合物を金
型でカップ状の形状に成形して、ついで焼結させて得ら
れる。さらにカップ状グロウ放電電極5の底部には、貫
通孔が設けられており、図2により理解できるように、
この貫通孔にリード線3が通された後かしめられ、アー
ク放電電極6をグロウ放電電極6のカップ内に同心に保
持する。タングステンとニッケルの混合物としたが、ニ
ッケルの代わりにアルミニウムを使用しても良い。さら
に上記焼結金属の代わりに、アルミニウムあるいはニッ
ケルや鉄等のパイプなどからグロウ放電電極5を構成し
ても良いが、この場合放電特性が多少低下する。
【0009】なおゲッタ作用(雑ガスを吸収する)を得
るために上記タングステンとニッケルの混合物の中にジ
ルコニウムを混合するか、あるいは、完成した焼結体の
上にジルコニウムを被覆するようにしても良い。あるい
は、図5に図示のようにグロウ放電電極5の外周に近接
してゲッタ部材11を設けるようにしても良い。図5の
場合、ゲッタ部材11の後端部が曲げられ、貫通孔に通
したリード線3に溶着されている。このようなゲッタ部
材としてジルコニウム・水銀ゲッタを使用することが好
ましい。このようなゲッタを使用すれば、水銀が含有さ
れているため、わざわざ水銀を放電管内に封入する必要
がなくなる。
るために上記タングステンとニッケルの混合物の中にジ
ルコニウムを混合するか、あるいは、完成した焼結体の
上にジルコニウムを被覆するようにしても良い。あるい
は、図5に図示のようにグロウ放電電極5の外周に近接
してゲッタ部材11を設けるようにしても良い。図5の
場合、ゲッタ部材11の後端部が曲げられ、貫通孔に通
したリード線3に溶着されている。このようなゲッタ部
材としてジルコニウム・水銀ゲッタを使用することが好
ましい。このようなゲッタを使用すれば、水銀が含有さ
れているため、わざわざ水銀を放電管内に封入する必要
がなくなる。
【0010】図6に本実施例の変形態様を示す。当該実
施例では、電極装置4のアーク放電電極6の先端にさら
にフィラメントコイル電極6aを接続したものであり、
この構成により焼結体アーク放電電極6のみでは、点灯
開始から正常放電に移行するのに1〜2分間要していた
のが、約10秒から20秒で正常放電に移行できる。す
なわち最初にフィラメントコイル電極6aがアーク放電
を開始し、これによって発生した熱で焼結体アーク放電
電極6が加熱され、即ぐに正常放電に移行することとな
る。さらには、フィラメントコイル電極6aの放電も加
わるので輝度も上昇する。なおフィラメントコイル電極
は、コイル表面に活性酸化物を塗布後に焼入して形成さ
れる。上記に説明した放電管は、冷陰極蛍光放電管の例
であるが、次に熱陰極蛍光放電管の例を説明する。
施例では、電極装置4のアーク放電電極6の先端にさら
にフィラメントコイル電極6aを接続したものであり、
この構成により焼結体アーク放電電極6のみでは、点灯
開始から正常放電に移行するのに1〜2分間要していた
のが、約10秒から20秒で正常放電に移行できる。す
なわち最初にフィラメントコイル電極6aがアーク放電
を開始し、これによって発生した熱で焼結体アーク放電
電極6が加熱され、即ぐに正常放電に移行することとな
る。さらには、フィラメントコイル電極6aの放電も加
わるので輝度も上昇する。なおフィラメントコイル電極
は、コイル表面に活性酸化物を塗布後に焼入して形成さ
れる。上記に説明した放電管は、冷陰極蛍光放電管の例
であるが、次に熱陰極蛍光放電管の例を説明する。
【0011】
【0012】実施例1 図7を参照して、本考案の放電管について行った実験結
果を説明する。当該放電管の使用は、以下の通りであ
る。
果を説明する。当該放電管の使用は、以下の通りであ
る。
【0013】上記のような超光輝度がおよび超寿命が得
られるのは、電子およびイオン衝撃による黒化現象がカ
ップ状電極内で生じ、これらがまた放電に再利用される
ので、ガラス管の黒化が防止されるので、寿命が長くな
り、またグロウ放電とアーク放電とが同時に生じるの
で、この二つの相乗効果で超高輝度が得られるからであ
る。
られるのは、電子およびイオン衝撃による黒化現象がカ
ップ状電極内で生じ、これらがまた放電に再利用される
ので、ガラス管の黒化が防止されるので、寿命が長くな
り、またグロウ放電とアーク放電とが同時に生じるの
で、この二つの相乗効果で超高輝度が得られるからであ
る。
【0014】
【0015】
【0016】以上の構成により、量産性の高い、安価で
且つ放電特性の良好な安定性のある放電管を製造するこ
とができる。なお、アーク放電電極6aの表面あるいは
同表面ならびにグロウ放電電極5の内壁面にバリウム等
の電子放射物質を塗布すれば一層効果的である。すなわ
ち、この様にすれば、放電管の輝度が向上する。本実施
例は、蛍光灯等の熱陰極蛍光放電管に適している。
且つ放電特性の良好な安定性のある放電管を製造するこ
とができる。なお、アーク放電電極6aの表面あるいは
同表面ならびにグロウ放電電極5の内壁面にバリウム等
の電子放射物質を塗布すれば一層効果的である。すなわ
ち、この様にすれば、放電管の輝度が向上する。本実施
例は、蛍光灯等の熱陰極蛍光放電管に適している。
【0017】
【本考案の効果】以上アーク放電電極とグロウ放電電極
をそれぞれ有する一対の電極装置が対向配列する放電管
において、活性酸化物質を含む焼結体のアーク放電電極
が使用されているため、さらに超寿命の放電管が得られ
るとともに、振動・衝撃に極めて強く又、リード線と一
体にアーク放電電極が成形焼結可能であるため、放電管
の組立製造が容易となる。
をそれぞれ有する一対の電極装置が対向配列する放電管
において、活性酸化物質を含む焼結体のアーク放電電極
が使用されているため、さらに超寿命の放電管が得られ
るとともに、振動・衝撃に極めて強く又、リード線と一
体にアーク放電電極が成形焼結可能であるため、放電管
の組立製造が容易となる。
【図1】本考案の一実施例である放電管の縦断面図。
【図2】図1に図示の電極装置の概略透視図。
【図3】図2に図示の焼結体アーク放電電極の透視図。
【図4】図2に図示の焼結体グロウ放電電極の部分破断
透視図。
透視図。
【図5】グロウ放電電極の変形態様の透視図。
【図6】図1に図示の実施例の別の態様の電極装置を示
す部分破断透視図。
す部分破断透視図。
【図7】実験に用いられた電極装置の部分破断斜視図。
1 放電管本体 2 蛍光物質 3 リード線 4 電極装置 5 グロウ放電電極 6 アーク放電電極 11 ゲッタ部材
Claims (1)
- 【請求項1】放電管内の放電空間に対向配置された一対
の電極装置の各々が、相手側電極装置に先端を向け、後
端を放電管の管端に向けて配置され、かつリード線を介
して各管端に固定された、電子放射物質を含有する焼結
体製のアーク放電電極と、該アーク放電電極を同軸的に
取り囲むグロウ放電電極とで構成され、該アーク放電電
極から飛散蒸発した該電子放射物質を前記グロウ放電電
極の内周面で補足するようにした放電管において、 前記グロウ放電電極は、金属パイプ製であり、前記アー
ク放電電極は、外径が軸方向にほぼ一様な円柱状の棒状
体であり、よって前記グロウ放電電極の内周面と前記ア
ーク放電電極の外周面との間にほぼ一様な狭い環状間隙
が画成され、さらに前記環状体のグロウ放電電極の相手
側電極装置に向いた先端部は、開放され、しかして管端
側に向いた後端部はアーク放電電極の後端部の後方で前
記リード線のまわりでかしめて封止され、また該アーク
放電電極の先端は、前記グロウ放電電極の開放された先
端から軸方向内側方向に後退して位置し前記飛散蒸発し
た電子放射物質が該グロウ放電電極からほとんど飛びだ
さないようになっていることを特徴とする電子放電管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994000730U JP2599192Y2 (ja) | 1990-07-19 | 1994-02-17 | 放電管 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19169590 | 1990-07-19 | ||
JP2-191695 | 1990-07-19 | ||
JP1994000730U JP2599192Y2 (ja) | 1990-07-19 | 1994-02-17 | 放電管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071560U JPH071560U (ja) | 1995-01-10 |
JP2599192Y2 true JP2599192Y2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=26333777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994000730U Expired - Fee Related JP2599192Y2 (ja) | 1990-07-19 | 1994-02-17 | 放電管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599192Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112741684A (zh) * | 2021-01-21 | 2021-05-04 | 成都飞云科技有限公司 | 脉冲消融电极组件及脉冲消融导管 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56147355A (en) * | 1980-04-15 | 1981-11-16 | Matsushita Electric Works Ltd | Electrode of discharge lamp |
JPH02186551A (ja) * | 1989-01-12 | 1990-07-20 | Tokyo Densoku Kk | 放電管 |
-
1994
- 1994-02-17 JP JP1994000730U patent/JP2599192Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH071560U (ja) | 1995-01-10 |
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