JP2598969B2 - 流体封入式筒型マウント装置 - Google Patents
流体封入式筒型マウント装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/06—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/08—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/14—Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially
- F16F13/1436—Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially with free- or virtually free-floating members
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Description
【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、内部に封入された流体の流動に基づいて振
動の伝達を抑制するようにした流体封入式筒型マウント
装置に係り、特に高周波数域における防振特性の向上
が、簡略な構造にて有利に達成され得る流体封入式筒型
マウント装置に関するものである。
動の伝達を抑制するようにした流体封入式筒型マウント
装置に係り、特に高周波数域における防振特性の向上
が、簡略な構造にて有利に達成され得る流体封入式筒型
マウント装置に関するものである。
(背景技術) 従来から、自動車におけるサスペンションブッシュや
エンジンマウント等の如き、振動伝達系を構成する二つ
の部材間に介装されて、かかる両部材を防振連結せし
め、或いは一方の部材を他方の部材に対して防振支持せ
しめるマウント装置の一種として、互いに同心的に若し
くは偏心して配された内筒金具と外筒金具とを、それら
の間に介装されたゴム弾性体にて弾性的に連結せしめて
なる筒型マウント装置が、用いられてきている。そし
て、この筒型マウント装置にあっては、所定の取付軸が
内筒金具内に挿通固定される一方、かかる取付軸が連結
されるべき支持部材が、外筒金具に対して取り付けられ
ることにより、マウント装置が、それら取付軸と支持部
材との間に介装されることとなり、そしてゴム弾性体の
弾性変形に基づいて、それら両部材を防振連結せしめる
ようになっている。
エンジンマウント等の如き、振動伝達系を構成する二つ
の部材間に介装されて、かかる両部材を防振連結せし
め、或いは一方の部材を他方の部材に対して防振支持せ
しめるマウント装置の一種として、互いに同心的に若し
くは偏心して配された内筒金具と外筒金具とを、それら
の間に介装されたゴム弾性体にて弾性的に連結せしめて
なる筒型マウント装置が、用いられてきている。そし
て、この筒型マウント装置にあっては、所定の取付軸が
内筒金具内に挿通固定される一方、かかる取付軸が連結
されるべき支持部材が、外筒金具に対して取り付けられ
ることにより、マウント装置が、それら取付軸と支持部
材との間に介装されることとなり、そしてゴム弾性体の
弾性変形に基づいて、それら両部材を防振連結せしめる
ようになっている。
ところが、このような構造とされた筒型マウント装置
にあっては、防振体としてゴム単体が用いられていると
ころから、高周波数域の振動入力時に、ゴム弾性体の共
振に起因するマウントの剛体化が惹起されるといった問
題を内在していたのである。
にあっては、防振体としてゴム単体が用いられていると
ころから、高周波数域の振動入力時に、ゴム弾性体の共
振に起因するマウントの剛体化が惹起されるといった問
題を内在していたのである。
例えば、このような筒型マウント装置は、FF型自動車
のエンジンマウントとしても用いられているが、従来の
エンジンマウントでは、そのゴム弾性体の共振が、300H
z〜700Hz程度の周波数域に出現することとなるために、
エンジン透過音等のこもり音や高周波振動などの防止が
充分に達成され難かったのであり、それ故、特に、近年
の自動車の静粛性及び乗り心地のより高度な要求に伴っ
て、そのような高周波数域の防振特性の改善が切望され
ているのである。
のエンジンマウントとしても用いられているが、従来の
エンジンマウントでは、そのゴム弾性体の共振が、300H
z〜700Hz程度の周波数域に出現することとなるために、
エンジン透過音等のこもり音や高周波振動などの防止が
充分に達成され難かったのであり、それ故、特に、近年
の自動車の静粛性及び乗り心地のより高度な要求に伴っ
て、そのような高周波数域の防振特性の改善が切望され
ているのである。
(解決課題) ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背景とし
て為されたものであって、その解決課題とするところ
は、高周波数域の振動入力時におけるマウントの剛体化
が効果的に回避され得て、広い周波数域に亘る防振性能
の向上が、簡単な構造にで実現され得る、流体封入式の
筒型マウント装置を提供することにある。
て為されたものであって、その解決課題とするところ
は、高周波数域の振動入力時におけるマウントの剛体化
が効果的に回避され得て、広い周波数域に亘る防振性能
の向上が、簡単な構造にで実現され得る、流体封入式の
筒型マウント装置を提供することにある。
(解決手段) そして、かかる課題を解決すべく、本発明にあって
は、互いに同心的に若しくは偏心して配された内筒金具
と外筒金具とを、それらの間に介装されたゴム弾性体に
て弾性的に連結せしめてなる筒型マウント装置におい
て、径方向の振動入力方向における前記内筒金具と前記
外筒金具との間に、低粘度の非圧縮性流体が封入され
た、防振すべき振動が入力される流体室と、軸方向に貫
通する肉抜部を、該内筒金具を挟んだ両側で対向位置せ
しめて形成すると共に、該流体室の少なくとも一部を画
成する、前記ゴム弾性体にて構成された周壁の所定部位
を薄肉部として、膨出変形可能と為す一方、かかる流体
室の内部に、マウント装着状態下における該流体室の内
周面形状に略対応した外周面形状を有し、前記ポケット
部の底面側および前記外筒金具の内面側への当接により
規制されるまで前記振動入力方向に自由に移動可能とさ
れた金属または合成樹脂製の可動部材を収容、配置せし
めて、振動入力によって該可動部材が該流体室の内面か
ら浮上することにより、該振動入力方向において、かか
る可動部材と流体室内面との間に所定間隙の振動作用部
が形成されるようにしたことを、その特徴とするもので
ある。
は、互いに同心的に若しくは偏心して配された内筒金具
と外筒金具とを、それらの間に介装されたゴム弾性体に
て弾性的に連結せしめてなる筒型マウント装置におい
て、径方向の振動入力方向における前記内筒金具と前記
外筒金具との間に、低粘度の非圧縮性流体が封入され
た、防振すべき振動が入力される流体室と、軸方向に貫
通する肉抜部を、該内筒金具を挟んだ両側で対向位置せ
しめて形成すると共に、該流体室の少なくとも一部を画
成する、前記ゴム弾性体にて構成された周壁の所定部位
を薄肉部として、膨出変形可能と為す一方、かかる流体
室の内部に、マウント装着状態下における該流体室の内
周面形状に略対応した外周面形状を有し、前記ポケット
部の底面側および前記外筒金具の内面側への当接により
規制されるまで前記振動入力方向に自由に移動可能とさ
れた金属または合成樹脂製の可動部材を収容、配置せし
めて、振動入力によって該可動部材が該流体室の内面か
ら浮上することにより、該振動入力方向において、かか
る可動部材と流体室内面との間に所定間隙の振動作用部
が形成されるようにしたことを、その特徴とするもので
ある。
また、本発明にあっては、前記流体室を、前記内外筒
金具間への振動の入力に際して内圧変動が生ぜしめられ
る受圧室として形成すると共に、前記内筒金具と前記外
筒金具との間に、前記所定の非圧縮性流体が封入されて
なる、少なくとも一部が可撓性膜にて画成されて、振動
の入力が回避された平衡室を、かかる受圧室とは独立し
て、少なくとも一つ形成せしめ、更にそれら受圧室と平
衡室とを相互に連通するオリフィス通路を設けてなる流
体封入式筒型マウント装置をも、その特徴とするもので
ある。
金具間への振動の入力に際して内圧変動が生ぜしめられ
る受圧室として形成すると共に、前記内筒金具と前記外
筒金具との間に、前記所定の非圧縮性流体が封入されて
なる、少なくとも一部が可撓性膜にて画成されて、振動
の入力が回避された平衡室を、かかる受圧室とは独立し
て、少なくとも一つ形成せしめ、更にそれら受圧室と平
衡室とを相互に連通するオリフィス通路を設けてなる流
体封入式筒型マウント装置をも、その特徴とするもので
ある。
(実施例) 以下、本発明の更に具体的に明らかにするために、本
発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳細に説明
することとする。
発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳細に説明
することとする。
先ず、第1図及び第2図には、本発明の一実施例とし
て、本発明をFF型自動車のエンジンマウントに対して適
用したものの一具体例が示されている。
て、本発明をFF型自動車のエンジンマウントに対して適
用したものの一具体例が示されている。
かかる図において、10は、内筒金具であり、その外側
に、外筒金具12が、径方向一方向(第1図中、上下方
向)に偏心して、所定距離を隔てて配置されている。ま
た、これら内筒金具10と外筒金具12との間には、略円筒
形状のゴム弾性体14が介装されており、該ゴム弾性体14
にて、それら内外筒金具10、12が、一体的に且つ弾性的
に連結されているのである。
に、外筒金具12が、径方向一方向(第1図中、上下方
向)に偏心して、所定距離を隔てて配置されている。ま
た、これら内筒金具10と外筒金具12との間には、略円筒
形状のゴム弾性体14が介装されており、該ゴム弾性体14
にて、それら内外筒金具10、12が、一体的に且つ弾性的
に連結されているのである。
そして、本実施例におけるエンジンマウント16は、内
筒金具10に対して車体側に設けられた取付ロッドが挿通
固定される一方、外筒金具12が、エンジンユニット側に
設けられたブラケットの取付孔内に圧入固定されること
により、それらエンジンユニット側と車体側との間に介
装されて、かかるエンジンユニットを車体に対して防振
支持せしめるようになっているのである。また、かかる
装着状態下においては、エンジンユニットの重量にて、
内外筒金具10、12が略同心的に位置せしめられる(第3
図参照)と共に、それら両金具10、12の偏心方向に、主
たる振動が入力されることとなる。
筒金具10に対して車体側に設けられた取付ロッドが挿通
固定される一方、外筒金具12が、エンジンユニット側に
設けられたブラケットの取付孔内に圧入固定されること
により、それらエンジンユニット側と車体側との間に介
装されて、かかるエンジンユニットを車体に対して防振
支持せしめるようになっているのである。また、かかる
装着状態下においては、エンジンユニットの重量にて、
内外筒金具10、12が略同心的に位置せしめられる(第3
図参照)と共に、それら両金具10、12の偏心方向に、主
たる振動が入力されることとなる。
ここにおいて、前記ゴム弾性体14は、その内周面にお
いて内筒金具10が、また外周面において、該内筒金具10
に対して所定量偏心して位置せしめられた薄肉円筒状の
取付スリーブ18が、それぞれ加硫接着せしめられた一体
加硫成形品として形成されている。
いて内筒金具10が、また外周面において、該内筒金具10
に対して所定量偏心して位置せしめられた薄肉円筒状の
取付スリーブ18が、それぞれ加硫接着せしめられた一体
加硫成形品として形成されている。
また、かかるゴム弾性体14には、前記振動入力方向で
マウント径方向となる、内筒金具10と取付スリーブ18と
の偏心方向における、離間距離の小なる側において、そ
れら内筒金具10と取付スリーブ18との間を軸方向に貫通
し、周方向に略半周に亘って延びる肉抜部20が形成され
ている。そして、この肉抜部20によって、前述の如きエ
ンジンユニット重量や振動荷重等のバウンド方向の荷重
が及ぼされた際の、ゴム弾性体14における引張応力の発
生が可及的に低減され得るようになっているのである。
マウント径方向となる、内筒金具10と取付スリーブ18と
の偏心方向における、離間距離の小なる側において、そ
れら内筒金具10と取付スリーブ18との間を軸方向に貫通
し、周方向に略半周に亘って延びる肉抜部20が形成され
ている。そして、この肉抜部20によって、前述の如きエ
ンジンユニット重量や振動荷重等のバウンド方向の荷重
が及ぼされた際の、ゴム弾性体14における引張応力の発
生が可及的に低減され得るようになっているのである。
更にまた、かかるゴム弾性体14には、上記の肉抜部20
に対して、内筒金具10を挟んで径方向に対向する部位、
換言すれば内筒金具10と取付スリーブ18との偏心方向に
おける、離間距離の大なる側において、取付スリーブ18
の壁部を貫通して外周面上に開口する凹所状形態をもっ
て、ポケット部22が形成されている。要するに、取付ス
リーブ18には、ゴム弾性体14に設けられたポケット部22
の開口部位において、窓部26が設けられており、この窓
部26を通じて、ポケット部22が、外部に開口せしめられ
ているのである。
に対して、内筒金具10を挟んで径方向に対向する部位、
換言すれば内筒金具10と取付スリーブ18との偏心方向に
おける、離間距離の大なる側において、取付スリーブ18
の壁部を貫通して外周面上に開口する凹所状形態をもっ
て、ポケット部22が形成されている。要するに、取付ス
リーブ18には、ゴム弾性体14に設けられたポケット部22
の開口部位において、窓部26が設けられており、この窓
部26を通じて、ポケット部22が、外部に開口せしめられ
ているのである。
なお、ここにおいて、かかるポケット部22のマウント
軸方向両側壁部24、24を構成するゴム弾性体14部分は、
第2図からも明らかなように、比較的薄肉とされて、そ
のマウント軸方向への膨出変形が容易に許容され得るよ
うになっている。また、かかるゴム弾性体14にあって
は、前記肉抜部20によって、内外筒金具10、12間への振
動荷重入力に際しての引張応力の発生が回避されている
ことから、圧縮応力の発生部位に形成されたポケット部
22に対して、振動荷重の入力に際してのマウント径方向
の圧縮変形が、より有利に惹起せしめられるようになっ
ている。
軸方向両側壁部24、24を構成するゴム弾性体14部分は、
第2図からも明らかなように、比較的薄肉とされて、そ
のマウント軸方向への膨出変形が容易に許容され得るよ
うになっている。また、かかるゴム弾性体14にあって
は、前記肉抜部20によって、内外筒金具10、12間への振
動荷重入力に際しての引張応力の発生が回避されている
ことから、圧縮応力の発生部位に形成されたポケット部
22に対して、振動荷重の入力に際してのマウント径方向
の圧縮変形が、より有利に惹起せしめられるようになっ
ている。
そして、このような内筒金具10とゴム弾性体14と取付
スリーブ18とからなる一体加硫成形品に対して、前記外
筒金具12が外挿され、更に該外筒金具12に縮径加工が施
されると共に、その軸方向両端部にロールカシメ加工が
施されて、取付スリーブ18の周端部に図示の如く係合せ
しめられることにより、それら一体加硫成形品と外筒金
具12とが一体的に組み付けられている。そして、かかる
外筒金具12の外挿によって、前記ポケット部22の開口が
流体密に閉塞されて、そこに所定容積の流体室30が画成
されているのである。なお、かかる外筒金具12の内周面
には、その略全面に亘って薄肉状のシールゴム層28が一
体的に設けられている。
スリーブ18とからなる一体加硫成形品に対して、前記外
筒金具12が外挿され、更に該外筒金具12に縮径加工が施
されると共に、その軸方向両端部にロールカシメ加工が
施されて、取付スリーブ18の周端部に図示の如く係合せ
しめられることにより、それら一体加硫成形品と外筒金
具12とが一体的に組み付けられている。そして、かかる
外筒金具12の外挿によって、前記ポケット部22の開口が
流体密に閉塞されて、そこに所定容積の流体室30が画成
されているのである。なお、かかる外筒金具12の内周面
には、その略全面に亘って薄肉状のシールゴム層28が一
体的に設けられている。
また、かかる流体室30内には、外筒金具12の組付け
が、所定の流体中で行なわれること等によって、所定の
低粘度の非圧縮性流体が封入されている。なお、かかる
封入流体としては、本発明の目的を達成すべく、充分な
流体の流動性を確保する上において、500センチストー
クス以下、好ましくは100センチストークス以下の動粘
度を有するものが望ましく、例えば、水や、エチレング
リコール、プロピレングリコール、その他のアルキレン
グリコール、低粘度のポリアルキレングリコール、低粘
度のシリコーンオイル、或いはこれらの混合液等が、好
適に用いられることとなる。
が、所定の流体中で行なわれること等によって、所定の
低粘度の非圧縮性流体が封入されている。なお、かかる
封入流体としては、本発明の目的を達成すべく、充分な
流体の流動性を確保する上において、500センチストー
クス以下、好ましくは100センチストークス以下の動粘
度を有するものが望ましく、例えば、水や、エチレング
リコール、プロピレングリコール、その他のアルキレン
グリコール、低粘度のポリアルキレングリコール、低粘
度のシリコーンオイル、或いはこれらの混合液等が、好
適に用いられることとなる。
そして、かかる流体室30にあっては、前記内外筒金具
10、12間への振動の入力に際して、そこに防振すべき振
動が入力せしめられるが、その際、ゴム弾性体14におけ
る前記軸方向両側壁部24、24のマウント軸方向外方への
弾性変形、或いは肉抜部20内への膨出変形によって、そ
の振動入力方向たるマウント径方向に対向する内側寸法
が変化するような変形が、生ぜしめられ得るようになっ
ているのである。
10、12間への振動の入力に際して、そこに防振すべき振
動が入力せしめられるが、その際、ゴム弾性体14におけ
る前記軸方向両側壁部24、24のマウント軸方向外方への
弾性変形、或いは肉抜部20内への膨出変形によって、そ
の振動入力方向たるマウント径方向に対向する内側寸法
が変化するような変形が、生ぜしめられ得るようになっ
ているのである。
更にまた、かかる流体室30内には、略円弧状断面の可
動ブロック32が収容され、該流体室30内を自由に移動し
得る状態で配置せしめられている。この可動ブロック32
は、第3図に示されている如き、マウント16の装着状
態、即ち被支持体(エンジンユニット)の重量負荷状態
下における、流体室30の内周面形状に略対応した外周面
形状をもって形成されている。なお、本実施例におい
て、該可動ブロック32は、アルミニウム合金にて形成さ
れており、マウント16の静置状態下、即ち振動が入力さ
れていない状態下では、第3図に示されているように、
流体室30内において、鉛直下方に沈下して位置せしめら
れることとなる。
動ブロック32が収容され、該流体室30内を自由に移動し
得る状態で配置せしめられている。この可動ブロック32
は、第3図に示されている如き、マウント16の装着状
態、即ち被支持体(エンジンユニット)の重量負荷状態
下における、流体室30の内周面形状に略対応した外周面
形状をもって形成されている。なお、本実施例におい
て、該可動ブロック32は、アルミニウム合金にて形成さ
れており、マウント16の静置状態下、即ち振動が入力さ
れていない状態下では、第3図に示されているように、
流体室30内において、鉛直下方に沈下して位置せしめら
れることとなる。
すなわち、このような構造とされたエンジンマウント
16にあっては、内外筒金具10、12間への振動の入力によ
り、振動入力方向における流体室30の内側寸法(第3図
中、A)が変化(増減)せしめられることとなり、そし
て該流体室30の内側寸法変化に伴う流体量の変化が、前
記したゴム弾性体14の膨張変形(側壁部24の変形、肉抜
部20側への膨出等)によって補償されることにより、該
流体室30内に流体の流動が生ぜしめられることとなるの
である。
16にあっては、内外筒金具10、12間への振動の入力によ
り、振動入力方向における流体室30の内側寸法(第3図
中、A)が変化(増減)せしめられることとなり、そし
て該流体室30の内側寸法変化に伴う流体量の変化が、前
記したゴム弾性体14の膨張変形(側壁部24の変形、肉抜
部20側への膨出等)によって補償されることにより、該
流体室30内に流体の流動が生ぜしめられることとなるの
である。
また、かかる流体の流動に基づいて、流体室30内に収
容された可動ブロック32が、底面から浮上せしめられ、
以て第4図に示されている如く、該可動ブロック32が、
流体室30内で浮揚状態下に位置せしめられることとな
る。そして、この浮揚された可動ブロック32の周囲にお
いて、流体室30の内周面との間に流体流路が形成される
こととなり、前述の如き内外筒金具10、12間への振動の
入力に際しての、該流体室30の内側寸法の変化に基づい
て、かかる流体流路、なかでも特に、可動ブロック32に
おける外周面31の外側及び内周面33の内側にそれぞれ形
成された、所定厚さ:tで且つ振動入力方向に対して略直
角なマウント周方向に所定面積をもって広がる、振動作
用部としての流体作用領域34において、流体の流動が生
ぜしめられるようになるのである。即ち、かかる流体作
用領域34、34においては、内外筒金具10、12間への振動
の入力に際して、それぞれの厚さ:tが変化せしめられ、
そこに存在する流体に対して駆動力が付与され、以て各
流体作用領域34における流体の繰り返し流動(マウント
周方向及び軸方向の流動)が生ぜしめられることとなる
のであり、それ故かかる流体の流動に基づく流動作用乃
至は共振作用を利用することにより、マウント動ばね定
数の低減が有効に図られ得ることとなるのである。
容された可動ブロック32が、底面から浮上せしめられ、
以て第4図に示されている如く、該可動ブロック32が、
流体室30内で浮揚状態下に位置せしめられることとな
る。そして、この浮揚された可動ブロック32の周囲にお
いて、流体室30の内周面との間に流体流路が形成される
こととなり、前述の如き内外筒金具10、12間への振動の
入力に際しての、該流体室30の内側寸法の変化に基づい
て、かかる流体流路、なかでも特に、可動ブロック32に
おける外周面31の外側及び内周面33の内側にそれぞれ形
成された、所定厚さ:tで且つ振動入力方向に対して略直
角なマウント周方向に所定面積をもって広がる、振動作
用部としての流体作用領域34において、流体の流動が生
ぜしめられるようになるのである。即ち、かかる流体作
用領域34、34においては、内外筒金具10、12間への振動
の入力に際して、それぞれの厚さ:tが変化せしめられ、
そこに存在する流体に対して駆動力が付与され、以て各
流体作用領域34における流体の繰り返し流動(マウント
周方向及び軸方向の流動)が生ぜしめられることとなる
のであり、それ故かかる流体の流動に基づく流動作用乃
至は共振作用を利用することにより、マウント動ばね定
数の低減が有効に図られ得ることとなるのである。
ところで、このマウント動ばね定数の低減効果が発揮
され得る周波数領域は、ゴム弾性体14の弾性率(マウン
トばね定数)や内挿物(32)の重量(比重)、或いは封
入流体の粘度等に応じて、流体作用領域34の厚さ:tや、
その大きさ(広さ)を調節して、かかる流体作用領域34
内を流動させられる流体の共振周波数をチューニングす
ることによって、所望の周波数域に設定することが可能
であり、特に、このようなエンジンマウント16にあって
は、かかる流体の共振周波数を高周波領域に有利にチュ
ーニングすることができるのである。
され得る周波数領域は、ゴム弾性体14の弾性率(マウン
トばね定数)や内挿物(32)の重量(比重)、或いは封
入流体の粘度等に応じて、流体作用領域34の厚さ:tや、
その大きさ(広さ)を調節して、かかる流体作用領域34
内を流動させられる流体の共振周波数をチューニングす
ることによって、所望の周波数域に設定することが可能
であり、特に、このようなエンジンマウント16にあって
は、かかる流体の共振周波数を高周波領域に有利にチュ
ーニングすることができるのである。
なお、このようなエンジンマウントにおいては、上述
の如き、流体の流動作用乃至は共振作用に基づく所期の
低動ばね効果が充分に発揮され得るように、流体作用領
域34の間隙(厚さ)や面積が設定されることとなるが、
それらの具体的な値は、通常のエンジンマウントで、第
3図中、可動ブロック32の振動入力方向における可動寸
法:Bが、2〜16mm、好ましくは5〜10mmとなるように、
且つ該可動寸法(B)のマウント装着状態下における流
体室30の内側寸法(A)に対する比:B/Aが、0.05〜0.5
0、好ましくは0.10〜0.20となるように設定され、ま
た、該可動ブロック32における外周面31及び内周面33の
流体室30内面に対する対向面積の合計値が、1000mm2以
上、好ましくは2500mm2以上となるように設定されるこ
ととなる。
の如き、流体の流動作用乃至は共振作用に基づく所期の
低動ばね効果が充分に発揮され得るように、流体作用領
域34の間隙(厚さ)や面積が設定されることとなるが、
それらの具体的な値は、通常のエンジンマウントで、第
3図中、可動ブロック32の振動入力方向における可動寸
法:Bが、2〜16mm、好ましくは5〜10mmとなるように、
且つ該可動寸法(B)のマウント装着状態下における流
体室30の内側寸法(A)に対する比:B/Aが、0.05〜0.5
0、好ましくは0.10〜0.20となるように設定され、ま
た、該可動ブロック32における外周面31及び内周面33の
流体室30内面に対する対向面積の合計値が、1000mm2以
上、好ましくは2500mm2以上となるように設定されるこ
ととなる。
従って、上述の如き構造とされたエンジンマウント16
にあっては、振動入力によって間隙(t)が増減せしめ
られる、流体室30内の可動ブロック32の両側の流体作用
領域34、34に存在する流体の流動作用乃至は共振作用に
基づいて、マウント特性の低動ばね化が、高周波領域に
まで亘って有利に達成され得ることとなるのであり、そ
れによって、前述の如き、マウント本体ゴム(ゴム弾性
体14)の共振現象に起因する、高周波数領域の振動入力
時におけるマウントの剛体化が効果的に解消され得るの
である。
にあっては、振動入力によって間隙(t)が増減せしめ
られる、流体室30内の可動ブロック32の両側の流体作用
領域34、34に存在する流体の流動作用乃至は共振作用に
基づいて、マウント特性の低動ばね化が、高周波領域に
まで亘って有利に達成され得ることとなるのであり、そ
れによって、前述の如き、マウント本体ゴム(ゴム弾性
体14)の共振現象に起因する、高周波数領域の振動入力
時におけるマウントの剛体化が効果的に解消され得るの
である。
そしてそれ故、かかるエンジンマウント16を用いるこ
とによって、中乃至高周波数の広い周波数領域に亘る入
力振動に対して、柔らかいばね特性が有利に発揮され得
て、振動伝達率が低減され得るのであり、以て車内の静
粛性及び乗り心地の向上が極めて有効に達成され得るこ
ととなるのである。
とによって、中乃至高周波数の広い周波数領域に亘る入
力振動に対して、柔らかいばね特性が有利に発揮され得
て、振動伝達率が低減され得るのであり、以て車内の静
粛性及び乗り心地の向上が極めて有効に達成され得るこ
ととなるのである。
因みに、本実施性に従う構造とされたエンジンマウン
ト16を用いて、その振動周波数に対するばね特性を測定
した実験結果が、第5図に示されている。なお、かかる
第5図においては、流体室(30)内に流体を封入せず、
且つ可動ブロック(32)も配しない構造の、ゴム単体か
らなるエンジンマウントについての結果が、比較例1と
して、また流体室(30)内に可動ブロック(32)を配す
ることなく、流体のみを封入した構造のエンジンマウン
トについての結果が、比較例2として、それぞれ併せ示
されている。
ト16を用いて、その振動周波数に対するばね特性を測定
した実験結果が、第5図に示されている。なお、かかる
第5図においては、流体室(30)内に流体を封入せず、
且つ可動ブロック(32)も配しない構造の、ゴム単体か
らなるエンジンマウントについての結果が、比較例1と
して、また流体室(30)内に可動ブロック(32)を配す
ることなく、流体のみを封入した構造のエンジンマウン
トについての結果が、比較例2として、それぞれ併せ示
されている。
ところで、かかる実験に際しては、封入流体として水
道水を用い、また可動ブロック32としてアルミニウム合
金製のものを用いると共に、内外筒金具10、12間に対し
て、その偏心方向に、105kgfの初期荷重を作用せしめた
状態下で、±10Gの振動を加えることによって、それぞ
れのマウントの評価が行なわれた。
道水を用い、また可動ブロック32としてアルミニウム合
金製のものを用いると共に、内外筒金具10、12間に対し
て、その偏心方向に、105kgfの初期荷重を作用せしめた
状態下で、±10Gの振動を加えることによって、それぞ
れのマウントの評価が行なわれた。
そして、かかる第5図から明らかなように、本実施例
におけるエンジンマウントにあっては、マウント本体ゴ
ムの共振現象による高周波数領域での高動ばね化が、極
めて有利に解消され得、中乃至高周波領域の低動ばね化
と、それに伴う振動伝達率の低減が良好に達成され得る
ことが、認められるのである。
におけるエンジンマウントにあっては、マウント本体ゴ
ムの共振現象による高周波数領域での高動ばね化が、極
めて有利に解消され得、中乃至高周波領域の低動ばね化
と、それに伴う振動伝達率の低減が良好に達成され得る
ことが、認められるのである。
また、このようなエンジンマウント16にあっては、そ
の組立時に、流体室30内に可動ブロック32を挿入するだ
けで良いことから、複雑な機構を付加することなく、目
的とする高周波数域の防振特性の向上が、簡単な構造で
有利に達成され得るといった利点をも有しているのであ
る。
の組立時に、流体室30内に可動ブロック32を挿入するだ
けで良いことから、複雑な機構を付加することなく、目
的とする高周波数域の防振特性の向上が、簡単な構造で
有利に達成され得るといった利点をも有しているのであ
る。
次に、第6図及び第7図には、本発明の別の実施例と
してのエンジンマウント40が示されている。なお、本実
施例におけるエンジンマウント40にあっては、初期荷重
が及ぼされていない非装着状態下のみを図示するものと
し、且つ前記第一の実施例と同様な構造とされた部材に
おいては、それぞれ、同一の符号を付することにより、
その詳細な説明は省略することとする。
してのエンジンマウント40が示されている。なお、本実
施例におけるエンジンマウント40にあっては、初期荷重
が及ぼされていない非装着状態下のみを図示するものと
し、且つ前記第一の実施例と同様な構造とされた部材に
おいては、それぞれ、同一の符号を付することにより、
その詳細な説明は省略することとする。
すなわち、本実施例におけるエンジンマウント40にあ
っては、ゴム弾性体14において、前記ポケット部22に対
して内筒金具10を挟んでマウント径方向に対向する側、
換言すれば内筒金具10と取付スリーブ18との偏心方向に
おける離間距離の小なる側に、前記肉抜部20の外側に位
置して、取付スリーブ18の壁部を貫通して外周面に開口
する所定容積の凹所42が設けられている。要するに、取
付スリーブ18には、かかる凹所42の形成部位において、
該凹所42が開口せしめられる窓部44が設けられているの
であり、また、その軸方向の中央部において、かかる窓
部44と、前記ポケット部22に対応する位置に設けられた
窓部26との間に跨がって周方向に延びる状態で、外周面
に開口する周溝46、46が形成されている。
っては、ゴム弾性体14において、前記ポケット部22に対
して内筒金具10を挟んでマウント径方向に対向する側、
換言すれば内筒金具10と取付スリーブ18との偏心方向に
おける離間距離の小なる側に、前記肉抜部20の外側に位
置して、取付スリーブ18の壁部を貫通して外周面に開口
する所定容積の凹所42が設けられている。要するに、取
付スリーブ18には、かかる凹所42の形成部位において、
該凹所42が開口せしめられる窓部44が設けられているの
であり、また、その軸方向の中央部において、かかる窓
部44と、前記ポケット部22に対応する位置に設けられた
窓部26との間に跨がって周方向に延びる状態で、外周面
に開口する周溝46、46が形成されている。
そして、かかる取付スリーブ18に対して外筒金具12が
外挿され、前側と同様に、流体密に組み付けられること
によって、凹所42の開口が覆蓋されて、その内部に、前
述の如き所定の低粘度非圧縮性流体が封入された流体室
48が形成されているのであり、また前記周溝46、46の開
口が覆蓋されて、かかる流体室48を、前記流体室30に対
して相互に連通せしめるオリフィス通路50、50が形成さ
れているのである。
外挿され、前側と同様に、流体密に組み付けられること
によって、凹所42の開口が覆蓋されて、その内部に、前
述の如き所定の低粘度非圧縮性流体が封入された流体室
48が形成されているのであり、また前記周溝46、46の開
口が覆蓋されて、かかる流体室48を、前記流体室30に対
して相互に連通せしめるオリフィス通路50、50が形成さ
れているのである。
また、ここにおいて、本実施例におけるエンジンマウ
ント40にあっては、前記流体室30の壁部を構成するゴム
弾性体14における軸方向両側壁部24、24が、その材料や
肉厚等を調節することによって、振動入力時における該
流体室30内の内圧変化を吸収しないように、或る程度の
剛性をもって形成されており、それによってかかる流体
室30が、振動の入力に際して、内圧変動が生ぜしめられ
る受圧室として構成されているのである。
ント40にあっては、前記流体室30の壁部を構成するゴム
弾性体14における軸方向両側壁部24、24が、その材料や
肉厚等を調節することによって、振動入力時における該
流体室30内の内圧変化を吸収しないように、或る程度の
剛性をもって形成されており、それによってかかる流体
室30が、振動の入力に際して、内圧変動が生ぜしめられ
る受圧室として構成されているのである。
また一方、流体室48にあっては、その底壁部を構成す
るゴム弾性体14が、肉抜部20によって薄肉化されている
ことによって、弾性変形が容易な可撓性膜52とされてお
り、それによってかかる流体室48が、該可撓性膜52の弾
性変形に基づく容積変化にて、マウントへの振動入力時
における内圧変動が回避される平衡室として構成されて
いるのである。
るゴム弾性体14が、肉抜部20によって薄肉化されている
ことによって、弾性変形が容易な可撓性膜52とされてお
り、それによってかかる流体室48が、該可撓性膜52の弾
性変形に基づく容積変化にて、マウントへの振動入力時
における内圧変動が回避される平衡室として構成されて
いるのである。
そして、このような構造とされた本実施例におけるエ
ンジンマウント40にあっては、内外筒金具10、12間に振
動が入力された際、流体室30内の内圧変動に基づいて、
流体室48との間で、オリフィス通路50、50を通じての流
体の流動が生ぜしめられることとなり、以てかかるオリ
フィス通路50を通じて流動させらる流体の共振周波数
を、その断面積や長さ等を調節して適宜チューニングす
ることによって、かかる流体の流動作用乃至は共振作用
にて、所定の周波数域の入力振動に対する所定の防振効
果が発揮され得ることとなるのである。
ンジンマウント40にあっては、内外筒金具10、12間に振
動が入力された際、流体室30内の内圧変動に基づいて、
流体室48との間で、オリフィス通路50、50を通じての流
体の流動が生ぜしめられることとなり、以てかかるオリ
フィス通路50を通じて流動させらる流体の共振周波数
を、その断面積や長さ等を調節して適宜チューニングす
ることによって、かかる流体の流動作用乃至は共振作用
にて、所定の周波数域の入力振動に対する所定の防振効
果が発揮され得ることとなるのである。
また、特に、このようなオリフィス通路50は、エンジ
ンシェイクやバウンス等に相当する10Hz前後の低周波数
域の入力振動に対して、優れた減衰性能が発揮され得る
ように、チューニングせしめられ、それによってマウン
トの低周波数域の防振性能の向上が図られることとな
る。
ンシェイクやバウンス等に相当する10Hz前後の低周波数
域の入力振動に対して、優れた減衰性能が発揮され得る
ように、チューニングせしめられ、それによってマウン
トの低周波数域の防振性能の向上が図られることとな
る。
そして、このようなエンジンマウント40にあっては、
高周波数域の振動入力時において、かかるオリフィス通
路50が閉塞状態となることに伴うマウントの高動ばね化
が問題となるが、かかるマウントの高動ばね化は、流体
室30内に形成された流体作用領域34、34における流体の
流動作用乃至は共振作用に基づく、前述の如き、動ばね
特性の低減効果によって効果的に解消され得るのであ
る。
高周波数域の振動入力時において、かかるオリフィス通
路50が閉塞状態となることに伴うマウントの高動ばね化
が問題となるが、かかるマウントの高動ばね化は、流体
室30内に形成された流体作用領域34、34における流体の
流動作用乃至は共振作用に基づく、前述の如き、動ばね
特性の低減効果によって効果的に解消され得るのであ
る。
従って、本実施例におけるエンジンマウント40にあっ
ては、オリフィス通路50を通じての流体の流動作用乃至
は共振作用に基づいて、低周波数域の入力振動に対する
高減衰性能が、また流体室30内に形成された流体作用領
域34における流体の流動作用乃至は共振作用に基づい
て、中乃至高周波数の広い周波数域に亘る入力振動に対
する振動伝達率の低減効果が、ともに有利に発揮され得
ることとなるのである。
ては、オリフィス通路50を通じての流体の流動作用乃至
は共振作用に基づいて、低周波数域の入力振動に対する
高減衰性能が、また流体室30内に形成された流体作用領
域34における流体の流動作用乃至は共振作用に基づい
て、中乃至高周波数の広い周波数域に亘る入力振動に対
する振動伝達率の低減効果が、ともに有利に発揮され得
ることとなるのである。
また、本実施例におけるエンジンマウント40にあって
は、可動ブロック32における内側面33の周方向中央部に
おいて、軸方向に連続した溝状の凹所54が設けられてお
り、かかるマウント40の静置状態下でも、該可動ブロッ
ク32の内側面33と流体室30の内面との間に間隙が形成さ
れ得るようになっていることから、振動入力時における
可動ブロック32の浮上が、より有利に為され得ることと
なるのである。
は、可動ブロック32における内側面33の周方向中央部に
おいて、軸方向に連続した溝状の凹所54が設けられてお
り、かかるマウント40の静置状態下でも、該可動ブロッ
ク32の内側面33と流体室30の内面との間に間隙が形成さ
れ得るようになっていることから、振動入力時における
可動ブロック32の浮上が、より有利に為され得ることと
なるのである。
以上、本発明に係る流体封入式筒型マウント装置の実
施例について詳述してきたが、これらは文字通りの例示
であって、本発明は、かかる具体例にのみ限定して解釈
されるものではない。
施例について詳述してきたが、これらは文字通りの例示
であって、本発明は、かかる具体例にのみ限定して解釈
されるものではない。
例えば、可動ブロック32の形成材料やその形状は、前
記実施例のものに限定されるものではなく、封入流体の
比重等に応じて、アルミニウム合金の他、樹脂材料やス
テンレス等を用いて形成することも可能であり、また流
体室30の形状等に応じて、矩形ブロック状や円柱形状等
の各種形状が適宜設定されるものである。更にまた、か
かる可動ブロック32を中空形状にて形成することも可能
であり、封入流体の比重よりも軽くして、マウントの静
置状態下で、流体室30中に浮いた状態で配することも、
勿論可能である。
記実施例のものに限定されるものではなく、封入流体の
比重等に応じて、アルミニウム合金の他、樹脂材料やス
テンレス等を用いて形成することも可能であり、また流
体室30の形状等に応じて、矩形ブロック状や円柱形状等
の各種形状が適宜設定されるものである。更にまた、か
かる可動ブロック32を中空形状にて形成することも可能
であり、封入流体の比重よりも軽くして、マウントの静
置状態下で、流体室30中に浮いた状態で配することも、
勿論可能である。
なお、ゴム弾性体14における、流体室30に対して内筒
金具10を挟んで径方向に対向する位置に形成された肉抜
部20は、マウントの耐久性を向上させると共に、流体室
30内における流体作用領域34、或いはオリフィス通路50
を通じて流動される流体量を確保する上に有効である。
金具10を挟んで径方向に対向する位置に形成された肉抜
部20は、マウントの耐久性を向上させると共に、流体室
30内における流体作用領域34、或いはオリフィス通路50
を通じて流動される流体量を確保する上に有効である。
さらに、本発明は、例示の如きエンジンマウントの
他、サスペンションプッシュや自動車以外の装置におけ
るマウント装置に対しても、良好に適用され得るもので
あることは、勿論である。
他、サスペンションプッシュや自動車以外の装置におけ
るマウント装置に対しても、良好に適用され得るもので
あることは、勿論である。
その他、一々列挙はしないが、本発明は当業者の知識
に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様に
おいて実施され得るものであり、またそのような実施態
様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも本発明の
範囲内に含まれるものであることは、言うまでもないと
ころである。
に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加えた態様に
おいて実施され得るものであり、またそのような実施態
様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、何れも本発明の
範囲内に含まれるものであることは、言うまでもないと
ころである。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明に従う構造と
された流体封入式筒型マウント装置にあっては、振動の
入力に際して生ぜしめられる、流体室内に形成された振
動作用部における流体の流動に基づいて、高周波数域の
入力振動に対するマウント剛性化が効果的に回避され
て、低動ばね化が達成され得るのであり、それによって
中乃至高周波数の広い周波数域に亘って優れた防振特性
を発揮し得る筒型マウント装置が、有利に実現され得る
こととなるのである。
された流体封入式筒型マウント装置にあっては、振動の
入力に際して生ぜしめられる、流体室内に形成された振
動作用部における流体の流動に基づいて、高周波数域の
入力振動に対するマウント剛性化が効果的に回避され
て、低動ばね化が達成され得るのであり、それによって
中乃至高周波数の広い周波数域に亘って優れた防振特性
を発揮し得る筒型マウント装置が、有利に実現され得る
こととなるのである。
そしてまた、このような流体封入式筒型マウント装置
にあっては、前記流体室を受圧室として構成すると共
に、該受圧室に対して、オリフィス通路を通じて連通せ
しめられた平衡室を設けることによって、上述の如き、
中乃至高周波数域の入力振動に対する低動ばね特性を確
保しつつ、かかるオリフィス通路を通じての流体の流動
に基づいて、低周波数域の入力振動に対する高減衰特性
の向上をも、有利に図られ得るのである。
にあっては、前記流体室を受圧室として構成すると共
に、該受圧室に対して、オリフィス通路を通じて連通せ
しめられた平衡室を設けることによって、上述の如き、
中乃至高周波数域の入力振動に対する低動ばね特性を確
保しつつ、かかるオリフィス通路を通じての流体の流動
に基づいて、低周波数域の入力振動に対する高減衰特性
の向上をも、有利に図られ得るのである。
第1図は、本発明を自動車用エンジンマウントに適用し
たものの一具体例を示す横断面図であり、第2図は、第
1図におけるII−II断面図である。また、第3図は、第
1図に示されているマウントの装着状態を示す横断面図
であり、第4図は、かかるマウントの振動入力状態を示
す横断面図である。更に、第5図は、第1図及び第2図
に示されている如き構造とされたエンジンマウントにお
ける防振性能の周波数特性を測定した実験データを、比
較例と共に示すグラフである。また、第6図は、本発明
を自動車用エンジンマウントに適用したものの別の具体
例を示す横断面図であり、第7図は、第6図におけるVI
I−VII断面図である。 10:内筒金具、12:外筒金具 14:ゴム弾性体、16:エンジンマウント 24:軸方向両側壁部(薄肉部) 30:流体室(受圧室)、32:可動ブロック 34:流体作用領域(振動作用部) 40:エンジンマウント 48:流体室(平衡室)、50:オリフィス通路 52:可撓性膜
たものの一具体例を示す横断面図であり、第2図は、第
1図におけるII−II断面図である。また、第3図は、第
1図に示されているマウントの装着状態を示す横断面図
であり、第4図は、かかるマウントの振動入力状態を示
す横断面図である。更に、第5図は、第1図及び第2図
に示されている如き構造とされたエンジンマウントにお
ける防振性能の周波数特性を測定した実験データを、比
較例と共に示すグラフである。また、第6図は、本発明
を自動車用エンジンマウントに適用したものの別の具体
例を示す横断面図であり、第7図は、第6図におけるVI
I−VII断面図である。 10:内筒金具、12:外筒金具 14:ゴム弾性体、16:エンジンマウント 24:軸方向両側壁部(薄肉部) 30:流体室(受圧室)、32:可動ブロック 34:流体作用領域(振動作用部) 40:エンジンマウント 48:流体室(平衡室)、50:オリフィス通路 52:可撓性膜
Claims (2)
- 【請求項1】互いに同心的に若しくは偏心して配された
内筒金具と外筒金具とを、それらの間に介装されたゴム
弾性体にて弾性的に連結せしめてなる筒型マウント装置
において、 径方向の振動入力方向における前記内筒金具と前記外筒
金具との間に、低粘度の非圧縮性流体が封入された、防
振すべき振動が入力される流体室と、軸方向に貫通する
肉抜部を、該内筒金具を挟んだ両側で対向位置せしめて
形成すると共に、該流体室の少なくとも一部を画成す
る、前記ゴム弾性体にて構成された周壁の所定部位を薄
肉部として、膨出変形可能と為す一方、かかる流体室の
内部に、マウント装着状態下における該流体室の内周面
形状に略対応した外周面形状を有し、前記ポケット部の
底面側および前記外筒金具の内面側への当接により規制
されるまで前記振動入力方向に自由に移動可能とされた
金属または合成樹脂製の可動部材を収容、配置せしめ
て、振動入力によって該可動部材が該流体室の内面から
浮上することにより、該振動入力方向において、かかる
可動部材と流体室内面との間に所定間隙の振動作用部が
形成されるようにしたことを特徴とする流体封入式筒型
マウント装置。 - 【請求項2】前記流体室を、前記内外筒金具間への振動
の入力に際して内圧変動が生ぜしめられる受圧室として
形成すると共に、前記内筒金具と前記外筒金具との間
に、前記所定の非圧縮性流体が封入されてなる、少なく
とも一部が可撓性膜にて画成されて、振動の入力が回避
された平衡室を、かかる受圧室とは独立して、少なくと
も一つ形成せしめ、更にそれら受圧室と平衡室とを相互
に連通するオリフィス通路を設けてなる請求項(1)記
載の流体封入式筒型マウント装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63148656A JP2598969B2 (ja) | 1988-03-08 | 1988-06-16 | 流体封入式筒型マウント装置 |
US07/318,119 US4865299A (en) | 1988-03-08 | 1989-03-02 | Fluid-filled cylindrical elastic mount having movable member in fluid chamber |
EP89104030A EP0332150B1 (en) | 1988-03-08 | 1989-03-07 | Fluid-filled cylindrical elastic mount having movable member in fluid chamber |
DE68925650T DE68925650T2 (de) | 1988-03-08 | 1989-03-07 | Flüssigkeitsgefüllte Buchsenfeder mit einem beweglichen Glied in der Flüssigkeitskammer |
DE8989104030T DE68906808T2 (de) | 1988-03-08 | 1989-03-07 | Fluessigkeitsgefuellte buchsenfeder mit einem beweglichen glied in der fluessigkeitskammer. |
EP92119343A EP0533214B1 (en) | 1988-03-08 | 1989-03-07 | Fluid-filled cylindrical elastic mount having movable member in fluid chamber |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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