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JP2596436B2 - ガソリンエンジンのノッキング検出方法 - Google Patents

ガソリンエンジンのノッキング検出方法

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Publication number
JP2596436B2
JP2596436B2 JP33553387A JP33553387A JP2596436B2 JP 2596436 B2 JP2596436 B2 JP 2596436B2 JP 33553387 A JP33553387 A JP 33553387A JP 33553387 A JP33553387 A JP 33553387A JP 2596436 B2 JP2596436 B2 JP 2596436B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knock
value
sensor
output
noise
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP33553387A
Other languages
English (en)
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JPH01178773A (ja
Inventor
信明 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP33553387A priority Critical patent/JP2596436B2/ja
Publication of JPH01178773A publication Critical patent/JPH01178773A/ja
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Publication of JP2596436B2 publication Critical patent/JP2596436B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、ガソリンエンジンのノッキング検出方法に
係り、従来より信頼性の高いノッキング検出方法に関す
る。
<従来の技術> ガソリンエンジンのノッキングは、出力や熱効率の低
下やエンジンの破損を生起するので、是非防止する必要
がある。このノッキングの防止は、燃料のオクタン価を
高めたりする他、現在エンジンの点火進角を制御する方
法によっても行なわれる。この後者の制御につき若干説
明するに、振動加速度センサや点火プラグ座圧検出セン
サなどのノックセンサをエンジンに取付けてノック発生
を検出する一方、ノックの発生を抑えることを前提にで
きるだけ点火時期を進角にしてエンジン出力を適正にす
るが、ノック発生と共にそのノック情報に基づき点火時
期を遅らせるよう進角量を制御している。
すなわち、従来のノックコントロールでは、ノックセ
ンサからのノック情報に応じたリタード量を算出し、こ
のリタード量だけ基本進角量を遅角させてノック発生を
抑え、ノックが解消すると進角量を元に戻す制御をして
いる。
この場合、ノックの識別に当っては、ノックセンサの
出力にエンジンノイズが多種類含まれる関係上、このノ
ックセンサからのノイズレベルの平均を採り、この平均
値を上回る振動をノックとみなしている。ところが、こ
のノイズレベルは不安定なものであるためノイズレベル
につき多少の不感帯幅を持たせることにより、ノイズの
変動による誤識別を幾分でも少なくしている。
<発明が解決しようとする問題点> しかし、上記不感帯幅を採ってもノック識別はなお不
充分であり、仮にこの不感帯幅を大きくするとノックの
識別がにぶくなり、逆に小さくすると誤識別が多くなっ
てしまう。したがって、不感帯幅の設定は根本的な解決
策とはなっていない。
ノックセンサの後段にノック周波数を通すためのバン
ドパスフィルタ(BPFとする)を備えるが、このBPFの通
過帯域を10kHz以下の低周波とした場合、前述の他の多
種類のエンジンノイズによりノック識別が極めて困難で
あるが、反面、BPFの通過帯域を10kHz以上の高周波とし
た場合、このBPFの出力はノックの他弁着座ノイズに限
られてくることが判明した。そして、このノックと弁着
座ノイズとを弁別するためクランク角を基準にして計測
する方法も考えられるが、多気筒エンジンではノッキン
グ発生時期と弁着座ノイズとが一致する場合があって完
全なノック識別は不可能である。
そこで、本発明は従来の問題に鑑み、従来より一層正
確なノッキング検出方法を提供する。
<問題点を解決するための手段> 上述の目的を達成する本発明は、ノックセンサによる
ノック情報のうち、10KHz以上の高周波帯域のノック情
報を取り出し、この高周波ノック情報の振動振幅をしき
い値と比較し、この比較結果を前回の点火に基づく比較
結果と更に比べてその差分を検出することを特徴とす
る。
<着眼点と作用> 第2図は10kHz以上のBPFの出力波形であるが、この第
2図などで判明する如く、かなり強度なノッキングでも
数〜数拾行程に1回程度の発生確立しかなく、しかも同
じ気筒で連続発生はしない。他方、弁着座ノイズの如く
機械的ノイズは、周期性を持ち、そのノイズの増減は急
激でなく同一気筒で連続する。
したがって、連続不連続によりノックかその他の機械
ノイズが識別できる。
このため、ノックセンサ後段のBPFにて高周波を通過
させ、ついである程度大きな振動を検出すると共に前行
程での振動検出と比較することにより、ノックか否かの
判定が可能となる。
<実 施 例> ここで、第1図,第3図ないし第7図を参照して本発
明の実施例を説明する。第1図は電子制御ユニット(EC
U)23を中心としてその入力と出力とを示しており、ECU
23内は主要部にCPU27を備え、このCPU27の入力側にはイ
ンターフェイス28,29、A/Dコンバータ30が配置され、出
力側には燃料噴射用ドライバ34、点火ドライバ53が配置
されている。更に、ECU23内にあって制御用プログラム
データや予め設定されている固定データを記憶するROM3
1、更新して順次書換え可能なRAM32、バッテリ24につな
がるBURAM33が配置される。
ECU23の入力側では、スロットルセンサ14、バッテリ
センサ24、水温センサ19、吸気温センサ12、O2センサ1
7、大気圧センサ13がインターフェイス28に接続され、
キースイッチ26、アイドルスイッチ15がインターフェイ
ス29に接続され、更にディストリビュータ内に取付けら
れてクランク角度を検出するクランク角センサ21(エン
ジン回転数を検出する回転数センサも兼ねる)、基本気
筒の上死点を検出するTDCセンサ22及び吸気通路にあっ
て吸入空気量情報を出力するエアーフローセンサ11が直
接CPU27の入力となっている。
他方、ECU23の出力側ではインジェクタドライバ34に
インジェクタ8が接続され、点火コイル51の1次側をパ
ワートランジスタにより接続するイグナイタ52に点火ド
ライバ53が接続される。なお、点火コイル51はディスト
リビュータ50を介して点火プラグ18につながっている。
さて、ECU23の入力側のインタフェイス28につながる
ノック検出器1は、ノックセンサ1a、10kHz以上例えば1
6kHzのノック周波数を通過させるBPF1b、ノック発生以
外のノイズをカットするマスク回路1c、1行程内のノッ
クセンサ1aによる振幅のピーク値をホールドするピーク
ホールド1dを有し、この検出器1によってその1行程の
ピーク値が出力される。このピーク値がCPU27へ読込ま
れると、ピークホールド1dはリセットされる。また、マ
スク回路1cは前述した点火ドライバ53の信号を微分し弁
別して単安定マルチバイブレータにて整形し、点火より
所定時間のマスクを行なう。更に、BPF1bのフィルタゲ
インは、エンジン回転数によりゲインを変化させてノッ
クセンサ出力を判定レベルに伴うように切換えられる。
ここで、第3図にてセンサ出力(a)、BPF(b)及
びマスク出力(c)、ピークホールド出力(d)及びリ
セット信号(e)をそれぞれ示すに、第3図(a)の波
形から主に高調波が除かれた第3図(b)のサイン波形
よりピーク値を取り出し同一行程内においては経時的に
高いピーク値に書き替えられて最も高いピーク値を第3
図(d)の如くホールドし、リセットにてホールド解除
を行なう。したがって、ECU23内にはその行程において
最も大きなピーク値が入力されることになる。
つぎに、このピーク値がECU23内に読込まれた後第4
図(a)に示すような点火基準信号割込処理が行なわれ
る。すなわち、第1図に示すキースイッチ26の投入によ
りメインルーチンに基づきCPU27は制御作動に入る。そ
して、エンジン回転が開始すると、クランク角が180゜
回転する毎にメインルーチンに代えてノックコントロー
ルルーチンを行なう割込処理に入る。同じく、第4図
(b)に示すように所定時間経過毎にメインルーチンに
代えてタイマールーチンを行なう割込処理に入る。
第4図(a)の点火基準信号割込処理すなわちノック
コントロールルーチンでは、ステップA1において、気筒
識別(N)処理が行なわれる。このN処理は第1図に示
すクランク角センサ21の信号により各気筒の燃焼サイク
ルを判別できる。ステップA1にて気筒識別後、ステップ
A2にて第N気筒のピーク値Pn(N)を読込み同時にこの
第N気筒の前回の行程でのピーク値Pn-1(N)との差分
ΔP(N)を算出する。
次に、ステップA3に移り第N気筒の今回の工程のピー
ク値Pn(N)をピーク判定値Xpと比較する。このピーク
判定値Xpはエンジン回転依存設定値であり、ECU23内に
は予めエンジン回転数に応じたピーク判定値Xpのマップ
が内蔵されている。このステップA3での比較の結果、Xp
>Pn(N)の場合後述のステップA9に移るが、Pn≧Xpの
場合ステップA4に移る。このステップA4では、前述の差
分△P(N)とピーク変化判定定数Xdpとを比較する。
すなわち、第N気筒の前回の行程と今回の行程とのピー
ク値の差分が一定値より大きいか否かを判定するもの
で、一定値未満の場合には弁着座ノイズ等の連続する機
械ノイズでありそうでない場合は突発性を有するのでノ
ッキングを判定するものである。
ステップA5では、ピーク値一定値Xp以上で差分△P
(N)も一定値Xdp以上の場合、ノック値と判定した振
幅差分Vを算出する。すなわち、V=Pn(N)−Xpを演
算する。ついで、この差分Vをリタード量算出用の定数
Kを乗算してKVとし、前回のリタード量にKVを加算して
現在のリタード量を更新する。ついで、ステップA7にて
現在のリタード量△θと最大リタード量△θmaxとを比
較し、△θ>△θmaxの場合はステップA8にて△θ=△
θmaxとする。
この後、ステップA8、ステップA7の△θ≦△θmax、
ステップA3でのPn(N)<Xp、ステップA4の△P(N)
<Xdpの各場合につき、ステップA9に移行してθigの演
算を行う。
このステップA9での処理ではステップA6でのリタード
量△θと共に電子進角制御での各条件θB,θWT,θATが
加算される。この各条件θB,θWT,θATはメインルーチ
ンにて算出するものである。ここで、電子進角ブロック
図を第5図に示す。第5図において、1ストローク当た
りの吸入空気量A/Nとエンジン回転数とで決まるベース
進角θB、水温で決まる水温補正量θWT、吸気温で決ま
る吸気温補正量θAT、及び第4図(a)のステップA6ま
での処理で決まるリタード量△θとを加算して進角量θ
igを得るものである。この進角量θigはステップA10に
て点火装置に出力され、ステップA11にて前回の第N気
筒のピーク値Pn-1(N)をPn(N)に書き替え、ステッ
プA12にてピークホールドリセット処理を行なう。
第6図は、第2実施例で第1図と同一部分には同符号
を付して説明は省略する。ノック検出器1内において、
マスク回路1cの後段には半波整流増幅回路1fが配置さ
れ、この回路1fでは半波整流と増幅が行なわれる。つい
で、平均化回路1gではノイズを平均化してしきい値を設
定する。この値をBGL値とするとこのBGL値のゲインを切
換えて、BGL値は比較器1hに入力される。比較器1hでは
マスク回路1cの出力と比較され、すなわちBGL値とセン
サ波形とが比較されてBGL値以上の信号値が積分され
る。他方、比較器1hの出力は半波整流回路1fにフィード
バックされて、BGL値以上の信号をカットしてBGL値の上
昇を抑えるものである。
この第6図に示すノック検出器1の各部波形を第7図
に示す。第7図(a)はノイズを含むノックセンサ出力
波形、第7図(b)はBPF1bの出力波形、第7図(c)
はマスク信号、第7図(d)は半波整流と平均化出力、
第7図(e)は比較器出力、第7図(f)はリセット信
号、第7図(g)は積分出力信号である。この結果、第
6図のハードウェアでは、第4図(a)に示すピーク値
Pn(N)と一定値ここでは平均出力とを比較するまでの
ステップA3までを行なっている。したがって、ソフトウ
ェアでは第7図(g)の積分出力を前回の点火に基づく
出力との差分を採るステップから開始することになる。
上述の第1,第2の実施例では、1個の気筒でノックが
検出されたときに全気筒に対しノックリタードが行なわ
れるように構成したが、ノックによる点火時期はノック
が検出された気筒のみに対して行なってもよい。
<発明の効果> 以上説明したように本発明によれば、各気筒におい
て、ノック信号の特徴である突発的な信号を拾い出して
ノイズと区別できたことにより、従来よりも信頼性の高
いノッキングの検出を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第3図ないし第7図は本発明の実施例に供する
説明で、第1図は第1の構成図、第3図は第1図のノッ
ク検出器1の各部波形図、第4図は点火基準信号割込処
理のフローチャートとタイマルーチンのフローチャー
ト、第5図は電子進角の基本ブロック図、第6図は第2
の構成図、第7図は第6図のノック検出器1の各部波形
図、第2図はノック識別の原理を説明するための波形図
である。 図中、 1はノック検出器、 1aはノックセンサ、 1bはバンドパスフィルタ、 1cはマスク回路、 1dはピークホールド回路、 1fは半波整流増幅回路、 1gは平均化回路、 1hは比較器、 1iは積分器、 A1〜A12は処理ステップである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノックセンサによるノック情報のうち、10
    KHz以上の高周波帯域のノック情報を取り出し、この高
    周波ノック情報の振動振幅をしきい値と比較し、この比
    較結果を前回の点火に基づく比較結果と更に比べてその
    差分を検出するガソリンエンジンのノッキング検出方
    法。
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JP2699615B2 (ja) * 1990-06-11 1998-01-19 日産自動車株式会社 エンジンのノッキング検出装置
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