JP2596283B2 - 全方位型立体構台 - Google Patents
全方位型立体構台Info
- Publication number
- JP2596283B2 JP2596283B2 JP8200992A JP8200992A JP2596283B2 JP 2596283 B2 JP2596283 B2 JP 2596283B2 JP 8200992 A JP8200992 A JP 8200992A JP 8200992 A JP8200992 A JP 8200992A JP 2596283 B2 JP2596283 B2 JP 2596283B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- building
- gantry
- equipment
- materials
- omnidirectional
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原子力発電所用の建
物というような大型建物の建設に際して、その建設中の
建物内へ、資材や機器等の搬出入を効率的に行うために
仮設する全方位型立体構台に関するものである。
物というような大型建物の建設に際して、その建設中の
建物内へ、資材や機器等の搬出入を効率的に行うために
仮設する全方位型立体構台に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびこの発明が解決しようとする課題】
従来、この種の仮設構台としては、図3に示すようなも
のが一般に使用されている。即ち、仮設構台20が、建設
中の建物21の周辺へ、局部的で平面的に設けられるもの
が一般に使用されている。なお、この図3における符号
22は、タワークレーンである。
従来、この種の仮設構台としては、図3に示すようなも
のが一般に使用されている。即ち、仮設構台20が、建設
中の建物21の周辺へ、局部的で平面的に設けられるもの
が一般に使用されている。なお、この図3における符号
22は、タワークレーンである。
【0003】そのため、建設中の建物内への資材や機器
等の搬出入作業が、部分的で制約されたものとなってい
た。また建物の工事が上階に進むにつれて、下階への資
材や機器等の搬入と、上階の躯体工事とが干渉してしま
うこともある。
等の搬出入作業が、部分的で制約されたものとなってい
た。また建物の工事が上階に進むにつれて、下階への資
材や機器等の搬入と、上階の躯体工事とが干渉してしま
うこともある。
【0004】このように、建物の建設に、前述した従来
の仮設構台を採用すると、資材や機器等の搬出入作業が
制約されたり、この搬出入作業と他の工事とが干渉した
りして、建設工事全体の進行を制約することになってい
た。
の仮設構台を採用すると、資材や機器等の搬出入作業が
制約されたり、この搬出入作業と他の工事とが干渉した
りして、建設工事全体の進行を制約することになってい
た。
【0005】この発明は前述した事情に鑑みて創案され
たもので、その目的は建物の建設作業中における、建物
内への資材や機器等の搬入を制約してしまうことなく、
他の工事との干渉を起こすこともない全方位型立体構台
を提供することにある。
たもので、その目的は建物の建設作業中における、建物
内への資材や機器等の搬入を制約してしまうことなく、
他の工事との干渉を起こすこともない全方位型立体構台
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の全方位型立体
構台によれば、建物周囲へ巻回するようにして、立体的
に配置すると共に、その建物コーナー部となる部分に運
搬用昇降リフトを設けて構成する。
構台によれば、建物周囲へ巻回するようにして、立体的
に配置すると共に、その建物コーナー部となる部分に運
搬用昇降リフトを設けて構成する。
【0007】そして、建物周辺へ立体的に配置した搬出
入用の仮設構台と、そのコーナー部にもうけたリフトと
により、建物建設中において、躯体工事が完了している
下階へも自由に資材や機器等を搬出入することができる
ようにする。
入用の仮設構台と、そのコーナー部にもうけたリフトと
により、建物建設中において、躯体工事が完了している
下階へも自由に資材や機器等を搬出入することができる
ようにする。
【0008】また施工中の上階では、建屋周辺に配置し
た大型タワークレーンにより、資材や機器等を搬入でき
るようにしたものである。
た大型タワークレーンにより、資材や機器等を搬入でき
るようにしたものである。
【0009】
【実施例】以下、この発明の全方位型立体構台を、図示
する実施例によって説明する。
する実施例によって説明する。
【0010】建設中の建物2の近傍に仮設することによ
り、建物2への資材・機器等の搬出入用として使用する
全方位型立体構台1(図1および図2参照)は、建物2
の周囲へ巻回するようにして、立体的に配置すると共
に、その建物コーナー部となる部分に運搬用昇降リフト
3を設けてなっている。
り、建物2への資材・機器等の搬出入用として使用する
全方位型立体構台1(図1および図2参照)は、建物2
の周囲へ巻回するようにして、立体的に配置すると共
に、その建物コーナー部となる部分に運搬用昇降リフト
3を設けてなっている。
【0011】そして、この実施例での全方位型立体構台
1は、建物躯体2aの工事進歩に並行して、下階より順次
積み上げる。この際、下階への資材や機器等の搬出入
は、運搬用昇降リフト3から建物外壁2bに設けた仮開口
2cを通じて行う。
1は、建物躯体2aの工事進歩に並行して、下階より順次
積み上げる。この際、下階への資材や機器等の搬出入
は、運搬用昇降リフト3から建物外壁2bに設けた仮開口
2cを通じて行う。
【0012】なお、必要に応じて、資材や機器等の搬出
入用として、構台1にモノレールを設置する。また、施
工中の上階への資材・機器の搬出入は、トラックから大
型タワークレーン4を用いて直接行う。
入用として、構台1にモノレールを設置する。また、施
工中の上階への資材・機器の搬出入は、トラックから大
型タワークレーン4を用いて直接行う。
【0013】大型タワークレーン4は、建物2の周辺に
四基程度配置するが、これらで建物全体をカバーでき、
建物内の大部分のエリアをそのうち二基がカバーできる
程度の大型性能のものとする。
四基程度配置するが、これらで建物全体をカバーでき、
建物内の大部分のエリアをそのうち二基がカバーできる
程度の大型性能のものとする。
【0014】またこの大型タワークレーン4の荷取りの
ために、タワークレーン周辺には立体構台1を設けな
い。なお、荷取りのために必要な場合は、地盤面のみの
平面構台とする。
ために、タワークレーン周辺には立体構台1を設けな
い。なお、荷取りのために必要な場合は、地盤面のみの
平面構台とする。
【0015】従って、立体構台1は建物の周辺に略L型
に配置し、またこのL型の中央部,即ち建物2のコーナ
ー部に運搬用昇降リフト3を設置する。
に配置し、またこのL型の中央部,即ち建物2のコーナ
ー部に運搬用昇降リフト3を設置する。
【0016】
【発明の効果】この発明は以上のような構成からなるの
で、建物の躯体工事が完了した下階への資材や機器等の
搬入に妨げられることなく、上階の工事を進めることが
可能となる。また、上下階の並行作業を行う場合に、下
階への資材や機器等の搬入も可能とすることができる。
で、建物の躯体工事が完了した下階への資材や機器等の
搬入に妨げられることなく、上階の工事を進めることが
可能となる。また、上下階の並行作業を行う場合に、下
階への資材や機器等の搬入も可能とすることができる。
【図1】(A) はこの発明の全方位型立体構台を設けた建
設中建物を示す概略平面図で、(B) はこの発明の全方位
型立体構台を設けた建設中建物を示す概略縦断面図であ
る。
設中建物を示す概略平面図で、(B) はこの発明の全方位
型立体構台を設けた建設中建物を示す概略縦断面図であ
る。
【図2】図1の(B) におけるA部の部分拡大断面図であ
る。
る。
【図3】従来の仮設構台を示す概略平面図である。
1…全方位型立体構台、2…建物、2a…建物躯体、2b…
建物外壁、2c…仮開口、3…運搬用昇降リフト、4…大
型タワークレーン。
建物外壁、2c…仮開口、3…運搬用昇降リフト、4…大
型タワークレーン。
Claims (1)
- 【請求項1】 建設中の建物の近傍に仮設することによ
り、前記建物への資材や機器等の搬出入用として使用す
る構台であり、 前記建物の周囲へ巻回するようにして、立体的に配置す
ると共に、その建物コーナー部となる部分に運搬用昇降
リフトを設けることを特徴とする全方位型立体構台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8200992A JP2596283B2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 全方位型立体構台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8200992A JP2596283B2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 全方位型立体構台 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05287910A JPH05287910A (ja) | 1993-11-02 |
JP2596283B2 true JP2596283B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=13762528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8200992A Expired - Lifetime JP2596283B2 (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | 全方位型立体構台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596283B2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP8200992A patent/JP2596283B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05287910A (ja) | 1993-11-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19961112 |