JP2596263Y2 - 培養装置用サンプリング弁装置 - Google Patents
培養装置用サンプリング弁装置Info
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- JP2596263Y2 JP2596263Y2 JP1993039249U JP3924993U JP2596263Y2 JP 2596263 Y2 JP2596263 Y2 JP 2596263Y2 JP 1993039249 U JP1993039249 U JP 1993039249U JP 3924993 U JP3924993 U JP 3924993U JP 2596263 Y2 JP2596263 Y2 JP 2596263Y2
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- JP
- Japan
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- cylinder
- rod
- groove
- inner diameter
- peripheral surface
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案に係る培養装置用サンプ
リング弁装置は、各種微生物、或は植物細胞を培養する
培養装置に組み込み、培養作業の途中で培養槽内の培養
液を取り出す(サンプリングする)為に利用する。
リング弁装置は、各種微生物、或は植物細胞を培養する
培養装置に組み込み、培養作業の途中で培養槽内の培養
液を取り出す(サンプリングする)為に利用する。
【0002】
【従来の技術】近年、ジャーファーメンタ、バイオリア
クタ等と呼ばれる培養装置を使用して、各種微生物や植
物細胞を培養する事が広く行なわれている。培養作業を
行なう場合には、培養装置を構成する培養槽中に、培養
液と共に上記微生物や植物細胞を入れ、この培養液の温
度、酸素濃度、養分濃度、PH値等を所望値に維持しつ
つ、上記培養液を撹拌する。
クタ等と呼ばれる培養装置を使用して、各種微生物や植
物細胞を培養する事が広く行なわれている。培養作業を
行なう場合には、培養装置を構成する培養槽中に、培養
液と共に上記微生物や植物細胞を入れ、この培養液の温
度、酸素濃度、養分濃度、PH値等を所望値に維持しつ
つ、上記培養液を撹拌する。
【0003】培養作業中に培養作業が予定通り進んでい
るか否かは、培養槽内に入れられたセンサにより検出す
る他、培養槽の底部に設けたサンプリング弁装置を通じ
てこの培養槽内の培養液の一部を取り出し、この取り出
した培養液を分析する事で判定する。この様に培養液の
一部を取り出す、所謂サンプリング作業を行なう為、培
養槽の底部には、従来から図3に示す様なサンプリング
弁装置を設け、培養槽内の培養液を適宜取り出せる様に
している。
るか否かは、培養槽内に入れられたセンサにより検出す
る他、培養槽の底部に設けたサンプリング弁装置を通じ
てこの培養槽内の培養液の一部を取り出し、この取り出
した培養液を分析する事で判定する。この様に培養液の
一部を取り出す、所謂サンプリング作業を行なう為、培
養槽の底部には、従来から図3に示す様なサンプリング
弁装置を設け、培養槽内の培養液を適宜取り出せる様に
している。
【0004】このサンプリング装置弁は、図示しない培
養槽の底面に設けた接続筒の下端部に接続自在な円管状
のケース1と、このケース1の下部に嵌合固定したシリ
ンダ筒2とを有する。このシリンダ筒2の上端部に液密
に挿入された、ロッド3の上端部には弁体4を固設し、
この弁体4を、上記ケース1の上端開口部内周面に形成
した、弁座5内に進入自在としている。上記弁体4の外
周面にはOリング6を止着して、この弁体4が上記弁座
5内に進入した場合には、上記ケース1の上端開口部を
液密に塞ぐ様にしている。又、上記シリンダ筒2の内周
面とロッド3の外周面との間の液密は、Oリング7、7
により保持している。
養槽の底面に設けた接続筒の下端部に接続自在な円管状
のケース1と、このケース1の下部に嵌合固定したシリ
ンダ筒2とを有する。このシリンダ筒2の上端部に液密
に挿入された、ロッド3の上端部には弁体4を固設し、
この弁体4を、上記ケース1の上端開口部内周面に形成
した、弁座5内に進入自在としている。上記弁体4の外
周面にはOリング6を止着して、この弁体4が上記弁座
5内に進入した場合には、上記ケース1の上端開口部を
液密に塞ぐ様にしている。又、上記シリンダ筒2の内周
面とロッド3の外周面との間の液密は、Oリング7、7
により保持している。
【0005】一方、上記シリンダ筒2の下端部内周面に
形成した雌螺子部8には、螺子杆9の上端部を螺合させ
ており、この螺子杆9の上端部と上記ロッド3の下端部
とを、連結部10によって、一体に結合している。上記
螺子杆9の下端部には摘み11を固定し、この螺子杆9
を回転自在としている。更に、上記ケース1の一部で、
このケース1の内周面と上記シリンダ筒2並びに上記ロ
ッド3の外周面との間の空間12に対向する部分には、
この空間12内に高温の水蒸気を送り込む為の給蒸管1
3と、この空間12から培養液を取り出す為のサンプリ
ング管14とを設けている。
形成した雌螺子部8には、螺子杆9の上端部を螺合させ
ており、この螺子杆9の上端部と上記ロッド3の下端部
とを、連結部10によって、一体に結合している。上記
螺子杆9の下端部には摘み11を固定し、この螺子杆9
を回転自在としている。更に、上記ケース1の一部で、
このケース1の内周面と上記シリンダ筒2並びに上記ロ
ッド3の外周面との間の空間12に対向する部分には、
この空間12内に高温の水蒸気を送り込む為の給蒸管1
3と、この空間12から培養液を取り出す為のサンプリ
ング管14とを設けている。
【0006】上述の様に構成されるサンプリング弁装置
により、培養槽内の培養液を取り出す場合、次の様な操
作を行なう。
により、培養槽内の培養液を取り出す場合、次の様な操
作を行なう。
【0007】先ず、ロッド3を上昇させ、弁体4を弁座
5内に進入させた状態で、給蒸管13を通じて空間12
内に高温の水蒸気を送り込み、この水蒸気をサンプリン
グ管14を通じて排出する。この結果、上記空間12並
びにサンプリング管14の内面が加熱滅菌される。
5内に進入させた状態で、給蒸管13を通じて空間12
内に高温の水蒸気を送り込み、この水蒸気をサンプリン
グ管14を通じて排出する。この結果、上記空間12並
びにサンプリング管14の内面が加熱滅菌される。
【0008】次いで、摘み11の操作に基づいて螺子杆
9を回転させ、雌螺子部8と螺合したこの螺子杆9を下
降させる事で、ロッド3上端部の弁体4を、弁座5の内
側から下方に抜き出す。この結果、培養槽内の培養液
が、接続筒、ケース1、サンプリング管14を通じて取
り出される。所望量の培養液を取り出したならば、上記
摘み11を逆方向に回転させる事により、上記弁体4を
弁座5内に進入させて、ケース1の上端開口部を塞ぐ。
9を回転させ、雌螺子部8と螺合したこの螺子杆9を下
降させる事で、ロッド3上端部の弁体4を、弁座5の内
側から下方に抜き出す。この結果、培養槽内の培養液
が、接続筒、ケース1、サンプリング管14を通じて取
り出される。所望量の培養液を取り出したならば、上記
摘み11を逆方向に回転させる事により、上記弁体4を
弁座5内に進入させて、ケース1の上端開口部を塞ぐ。
【0009】
【考案に至る過程】ところで、上記従来のサンプリング
弁装置に於いては、上述した様にその弁部を、ロッド3
の上端部に固設した弁体4と、ケース1の上端開口部内
周面に形成した弁座5とから構成している。そして、こ
の弁部を開く場合、摘み11を操作する事で弁体4の外
周面を弁座5の内周面から離隔させる。又、弁部を閉じ
る場合、摘み11を逆方向に操作する事で弁体4の外周
面を弁座5の内周面に当接させる。この様な構成を有す
る為、上記弁部を開放した場合の開口面積は比較的小さ
く、短時間に多量の培養液を取出す事が出来ない。
弁装置に於いては、上述した様にその弁部を、ロッド3
の上端部に固設した弁体4と、ケース1の上端開口部内
周面に形成した弁座5とから構成している。そして、こ
の弁部を開く場合、摘み11を操作する事で弁体4の外
周面を弁座5の内周面から離隔させる。又、弁部を閉じ
る場合、摘み11を逆方向に操作する事で弁体4の外周
面を弁座5の内周面に当接させる。この様な構成を有す
る為、上記弁部を開放した場合の開口面積は比較的小さ
く、短時間に多量の培養液を取出す事が出来ない。
【0010】上述の様な事情に鑑み、本考案者は、本考
案をなすのに先立って図4〜5に示すサンプリング弁装
置を考えた。この図4〜5に於いて、15はシリンダ筒
を兼ねるケースで、このケース15の中間部には、ケー
ス15内に高温の水蒸気を送り込む為の給蒸管13と、
図示しない培養槽からこのケース15内に流入した培養
液を取り出す為のサンプリング管14とを設けている。
これら給蒸管13とサンプリング管14との構造及び作
用は、前述した従来例の場合と同様である。又、上記ケ
ース15の上端部は、培養槽の底面に設けた接続筒30
の下端部に袋ナット31により、液密に接続自在であ
る。
案をなすのに先立って図4〜5に示すサンプリング弁装
置を考えた。この図4〜5に於いて、15はシリンダ筒
を兼ねるケースで、このケース15の中間部には、ケー
ス15内に高温の水蒸気を送り込む為の給蒸管13と、
図示しない培養槽からこのケース15内に流入した培養
液を取り出す為のサンプリング管14とを設けている。
これら給蒸管13とサンプリング管14との構造及び作
用は、前述した従来例の場合と同様である。又、上記ケ
ース15の上端部は、培養槽の底面に設けた接続筒30
の下端部に袋ナット31により、液密に接続自在であ
る。
【0011】ケース15の上端縁には、弁座16を形成
している。又、ケース15の内側には、ロッド17を挿
入しており、このロッド17の上端部に、上記弁座16
と当接自在な弁体18を螺合固定している。この弁体1
8は、固定螺子19の頭部とロッド17の上端面との間
に、上記弁座16と対向するパッキング20を挟持した
もので、上記ケース15の内径寸法よりも大きい外径寸
法を有する。培養液の取り出し時には、上記ロッド17
を上方に変位させる事により、図4に鎖線で示す様に上
記パッキング20を弁座16から離隔させる。逆に、非
取り出し時には、上記ロッド17を下方に変位させる事
により、図4に実線で示す様に上記パッキング20を弁
座16に当接させる。
している。又、ケース15の内側には、ロッド17を挿
入しており、このロッド17の上端部に、上記弁座16
と当接自在な弁体18を螺合固定している。この弁体1
8は、固定螺子19の頭部とロッド17の上端面との間
に、上記弁座16と対向するパッキング20を挟持した
もので、上記ケース15の内径寸法よりも大きい外径寸
法を有する。培養液の取り出し時には、上記ロッド17
を上方に変位させる事により、図4に鎖線で示す様に上
記パッキング20を弁座16から離隔させる。逆に、非
取り出し時には、上記ロッド17を下方に変位させる事
により、図4に実線で示す様に上記パッキング20を弁
座16に当接させる。
【0012】ロッド17の下半部は、上記ケース15の
内側に摺動自在に嵌合する外径寸法を有している。この
下半部の上部2個所位置には、全周に亙って係止凹溝2
1、21を形成し、この係止凹溝21、21内に、断面
X字形のシールリング22、22を係止している。この
状態に於いて、シールリング22、22の外周縁は、シ
リンダ筒であるケース15の内周面に摺接し、この部分
の気密、液密を保持する。従って、給蒸管13を介して
ケース15に水蒸気を導入した場合、及び、ケース15
の上端部からこのケース15内に培養槽内の培養液を導
入した場合、これら水蒸気や培養液は上記シールリング
22、22の存在に基づき、この部分よりも下方に漏出
する事がない。
内側に摺動自在に嵌合する外径寸法を有している。この
下半部の上部2個所位置には、全周に亙って係止凹溝2
1、21を形成し、この係止凹溝21、21内に、断面
X字形のシールリング22、22を係止している。この
状態に於いて、シールリング22、22の外周縁は、シ
リンダ筒であるケース15の内周面に摺接し、この部分
の気密、液密を保持する。従って、給蒸管13を介して
ケース15に水蒸気を導入した場合、及び、ケース15
の上端部からこのケース15内に培養槽内の培養液を導
入した場合、これら水蒸気や培養液は上記シールリング
22、22の存在に基づき、この部分よりも下方に漏出
する事がない。
【0013】ロッド17の下端部は、上記ケース15の
下端よりも突出している。ロッド17の下端面には螺子
孔23が形成されており、この螺子孔23に螺子部材2
4上半部の雄螺子部を螺入している。ケース15の下端
から突出するロッド17の下端部周囲は、覆い筒25に
より覆っている。この覆い筒25は、その上端が開口
し、その下端を塞いだ有底筒状に形成されている。そし
て、覆い筒25の上端をケース15の下端に突き合わせ
た状態で、袋ナット26をケース15の下端部外周面に
設けた雄螺子部に螺合させ、この袋ナット26により上
記覆い筒25上端の鍔部25aを抑え付けて、ケース1
5と覆い筒25とを結合している。覆い筒25の底部中
央には透孔25bを設け、この透孔25bに上記結合部
材24の下半部を挿通している。そして、この下半部に
摘み11を螺子27により固定している。この摘み11
と螺子部材24とで、ロッド17を昇降させる為の昇降
手段を構成している。32、32はスラストワッシャで
ある。
下端よりも突出している。ロッド17の下端面には螺子
孔23が形成されており、この螺子孔23に螺子部材2
4上半部の雄螺子部を螺入している。ケース15の下端
から突出するロッド17の下端部周囲は、覆い筒25に
より覆っている。この覆い筒25は、その上端が開口
し、その下端を塞いだ有底筒状に形成されている。そし
て、覆い筒25の上端をケース15の下端に突き合わせ
た状態で、袋ナット26をケース15の下端部外周面に
設けた雄螺子部に螺合させ、この袋ナット26により上
記覆い筒25上端の鍔部25aを抑え付けて、ケース1
5と覆い筒25とを結合している。覆い筒25の底部中
央には透孔25bを設け、この透孔25bに上記結合部
材24の下半部を挿通している。そして、この下半部に
摘み11を螺子27により固定している。この摘み11
と螺子部材24とで、ロッド17を昇降させる為の昇降
手段を構成している。32、32はスラストワッシャで
ある。
【0014】上記覆い筒25の上端部内周面と、ロッド
17の下端部外周面との間には、滑り軸受28を設け、
ケース15に対するロッド17の昇降が円滑に行なわれ
る様にしている。又、ロッド17の下端部外周面で、下
側の係止凹溝21よりも下方位置には、軸方向に亙る内
側キー溝33を形成している。一方、ケース15の下端
内周面には、軸方向に亙る外側キー溝34を形成してい
る。この外側キー溝34の軸方向に亙る寸法は、上記内
側キー溝33の軸方向に亙る寸法よりも短くする。これ
ら内側、外側両キー溝33、34との間には、キー29
を掛け渡し、上記ロッド17がケース15に対して回動
するのを防止している。従って、昇降手段を構成する摘
み11を回動させる事により、螺子部材24と螺合した
ロッド17は、回動する事なく昇降する。図4〜5に於
いて35は、上記キー29の脱落を防止する為の環状係
止部材である。又、36は、ケース15の下端内周面に
外側キー溝34を形成する為に設けた環状凹溝である。
17の下端部外周面との間には、滑り軸受28を設け、
ケース15に対するロッド17の昇降が円滑に行なわれ
る様にしている。又、ロッド17の下端部外周面で、下
側の係止凹溝21よりも下方位置には、軸方向に亙る内
側キー溝33を形成している。一方、ケース15の下端
内周面には、軸方向に亙る外側キー溝34を形成してい
る。この外側キー溝34の軸方向に亙る寸法は、上記内
側キー溝33の軸方向に亙る寸法よりも短くする。これ
ら内側、外側両キー溝33、34との間には、キー29
を掛け渡し、上記ロッド17がケース15に対して回動
するのを防止している。従って、昇降手段を構成する摘
み11を回動させる事により、螺子部材24と螺合した
ロッド17は、回動する事なく昇降する。図4〜5に於
いて35は、上記キー29の脱落を防止する為の環状係
止部材である。又、36は、ケース15の下端内周面に
外側キー溝34を形成する為に設けた環状凹溝である。
【0015】上述の様に構成する結果、弁座16と弁体
18とから構成される弁部を開放した場合、当該開口部
分の開口面積が大きくなり、サンプリング作業を行なう
際に、短時間に多量の培養液を取り出す事が可能にな
る。
18とから構成される弁部を開放した場合、当該開口部
分の開口面積が大きくなり、サンプリング作業を行なう
際に、短時間に多量の培養液を取り出す事が可能にな
る。
【0016】即ち、上記弁部を開放する場合、摘み11
を操作する事によりロッド17を上昇させ、弁体18を
ケース15の上端外方に向け離隔する事で行なう為、前
述した図3に示すサンプリング弁装置に比較して、弁部
を開放した場合の開口面積が大きくなる。又、開閉時
に、前記図3に示した従来構造の様に、パッキング20
と弁座16とが擦れ合う事がない為、このパッキング2
0の耐久性が向上する。
を操作する事によりロッド17を上昇させ、弁体18を
ケース15の上端外方に向け離隔する事で行なう為、前
述した図3に示すサンプリング弁装置に比較して、弁部
を開放した場合の開口面積が大きくなる。又、開閉時
に、前記図3に示した従来構造の様に、パッキング20
と弁座16とが擦れ合う事がない為、このパッキング2
0の耐久性が向上する。
【0017】ところが、上述したサンプリング弁装置に
於いては、その組み立てに際し、新たに次の様な問題が
生じる。
於いては、その組み立てに際し、新たに次の様な問題が
生じる。
【0018】即ち、このサンプリング弁装置を組み立て
る場合、先ず、係止凹溝21、21内にシールリング2
2、22を係止させた状態で、ロッド17をケース15
の上端開口から挿入する。次いで、ケース15の下端開
口から突出するロッド17の下端部にキー29、螺子部
材24等必要な部材を組み付ける。その後、上記ロッド
17の上端部に弁体18を組み付ける。弁体18の組み
付け以前のロッド17は、ケース15内を挿通自在であ
る為、このロッド17をケース15内に挿入する際、こ
のロッド17をケース15内に挿入し過ぎる事により、
このロッド17外周面の係止凹溝21がケース15内周
面の環状凹溝36に対向する恐れがある。そして、対向
した場合には、この環状凹溝36内に、予め上記係止凹
溝21内に係止されたシールリング22が入り込んでし
まう。
る場合、先ず、係止凹溝21、21内にシールリング2
2、22を係止させた状態で、ロッド17をケース15
の上端開口から挿入する。次いで、ケース15の下端開
口から突出するロッド17の下端部にキー29、螺子部
材24等必要な部材を組み付ける。その後、上記ロッド
17の上端部に弁体18を組み付ける。弁体18の組み
付け以前のロッド17は、ケース15内を挿通自在であ
る為、このロッド17をケース15内に挿入する際、こ
のロッド17をケース15内に挿入し過ぎる事により、
このロッド17外周面の係止凹溝21がケース15内周
面の環状凹溝36に対向する恐れがある。そして、対向
した場合には、この環状凹溝36内に、予め上記係止凹
溝21内に係止されたシールリング22が入り込んでし
まう。
【0019】この様に、シールリング22が環状凹溝3
6内に入り込んだ場合、シールリング22を図4〜5に
示す所定部分に位置させるべくロッド17を移動させて
も、断面X字形のシールリング22の外周縁がめくれ、
所望のシール性能を得る事ができなくなる。本考案の培
養装置用サンプリング弁装置は、弁部を開放した際の開
口面積を大きくすると共に、組み立て時に、上述した不
都合を生じる事のない培養装置用サンプリング弁装置を
提供すべく、考えたものである。
6内に入り込んだ場合、シールリング22を図4〜5に
示す所定部分に位置させるべくロッド17を移動させて
も、断面X字形のシールリング22の外周縁がめくれ、
所望のシール性能を得る事ができなくなる。本考案の培
養装置用サンプリング弁装置は、弁部を開放した際の開
口面積を大きくすると共に、組み立て時に、上述した不
都合を生じる事のない培養装置用サンプリング弁装置を
提供すべく、考えたものである。
【0020】本考案の培養装置用サンプリング弁装置
は、培養装置を構成する培養槽の内側に連通する状態
で、この培養槽の壁面に取り付けられるシリンダ筒と、
このシリンダ筒の中間部に、このシリンダ筒の内外を連
通する状態で設けられたサンプリング管と、上記シリン
ダ筒の上端縁に設けられた弁座と、上記シリンダ筒の内
径よりも大きい外径を有し、上記弁座と対向する弁体
と、この弁体をその上端部に結合し、その下端部を上記
シリンダ筒の下端開口から突出させたロッドと、このロ
ッドの下端部と上記シリンダ筒の下端部との間に設けら
れた、上記ロッドを昇降させる為の昇降手段と、上記ロ
ッドの中間部外周面で、上記サンプリング管設置部分と
上記昇降手段設置部分との間部分に、全周に亙って設け
られた係止凹溝と、この係止凹溝の内側に係止され、そ
の外周縁を上記シリンダ筒の内周面に摺接させたシール
リングと、このシールリングの設置位置よりも下方に位
置する上記シリンダ筒の内周面に、その全周に亙って形
成した環状凹溝と、この環状凹溝よりも下側部分で上記
シリンダ筒の内周面に、その軸方向に亙って形成した外
側キー溝と、上記ロッドの外周面でこの外側キー溝と対
向する部分に、その軸方向に亙って形成した、上記外側
キー溝よりも長い内側キー溝と、この内側キー溝と上記
外側キー溝とに掛け渡したキーとを備えている。
は、培養装置を構成する培養槽の内側に連通する状態
で、この培養槽の壁面に取り付けられるシリンダ筒と、
このシリンダ筒の中間部に、このシリンダ筒の内外を連
通する状態で設けられたサンプリング管と、上記シリン
ダ筒の上端縁に設けられた弁座と、上記シリンダ筒の内
径よりも大きい外径を有し、上記弁座と対向する弁体
と、この弁体をその上端部に結合し、その下端部を上記
シリンダ筒の下端開口から突出させたロッドと、このロ
ッドの下端部と上記シリンダ筒の下端部との間に設けら
れた、上記ロッドを昇降させる為の昇降手段と、上記ロ
ッドの中間部外周面で、上記サンプリング管設置部分と
上記昇降手段設置部分との間部分に、全周に亙って設け
られた係止凹溝と、この係止凹溝の内側に係止され、そ
の外周縁を上記シリンダ筒の内周面に摺接させたシール
リングと、このシールリングの設置位置よりも下方に位
置する上記シリンダ筒の内周面に、その全周に亙って形
成した環状凹溝と、この環状凹溝よりも下側部分で上記
シリンダ筒の内周面に、その軸方向に亙って形成した外
側キー溝と、上記ロッドの外周面でこの外側キー溝と対
向する部分に、その軸方向に亙って形成した、上記外側
キー溝よりも長い内側キー溝と、この内側キー溝と上記
外側キー溝とに掛け渡したキーとを備えている。
【0021】そして、上記シリンダ筒の内面の一部で上
記環状凹溝よりも上側に位置する第一内径部分の内径
を、上記シリンダ筒の内面の一部で上記環状凹溝よりも
下側に位置する第二内径部分の内径よりも大きくすると
共に、上記ロッドの一部で上記第一内径部分と密に摺接
する第一外径部分と、上記ロッドの一部で上記第二内径
部分と密に摺接する第二外径部分との間に段部を設け、
この段部から上記係止凹溝迄の距離を、上記環状凹溝の
幅よりも大きくしている。
記環状凹溝よりも上側に位置する第一内径部分の内径
を、上記シリンダ筒の内面の一部で上記環状凹溝よりも
下側に位置する第二内径部分の内径よりも大きくすると
共に、上記ロッドの一部で上記第一内径部分と密に摺接
する第一外径部分と、上記ロッドの一部で上記第二内径
部分と密に摺接する第二外径部分との間に段部を設け、
この段部から上記係止凹溝迄の距離を、上記環状凹溝の
幅よりも大きくしている。
【0022】
【作用】上述した様に構成される本考案の培養装置用サ
ンプリング弁装置により、サンプリング作業を行なうべ
く培養槽内の培養液を取り出すには、前述した従来のサ
ンプリング弁装置、或は本考案に先立って考えられたサ
ンプリング弁装置と同様、昇降手段を操作する事によ
り、弁体を昇降させ、この弁体と弁座とで構成される弁
部を開閉する。この弁部を開放した場合に、当該開口部
分の開口面積を大きくできるのは、本考案に先立って考
えられたサンプリング弁装置と同様である。
ンプリング弁装置により、サンプリング作業を行なうべ
く培養槽内の培養液を取り出すには、前述した従来のサ
ンプリング弁装置、或は本考案に先立って考えられたサ
ンプリング弁装置と同様、昇降手段を操作する事によ
り、弁体を昇降させ、この弁体と弁座とで構成される弁
部を開閉する。この弁部を開放した場合に、当該開口部
分の開口面積を大きくできるのは、本考案に先立って考
えられたサンプリング弁装置と同様である。
【0023】特に、本考案の培養装置用サンプリング弁
装置に於いては、その組み立て時に、ロッドをケース内
に挿入するに際し、係止凹溝内に係止したシールリング
が、環状凹溝と対向する程、上記ロッドをケース内に挿
入し過ぎる事がない。即ち、ロッドを下降させても、大
径の第一外径部分と小径の第二外径部分との間の段部
が、シリンダ筒内面の第二内径部の上端縁に当接し、ロ
ッドがそれ以上下降するのを阻止する。上記段部から係
止凹溝迄の距離は、環状凹溝の幅寸法よりも大きくして
いる為、段部が第二内径部分に当接した状態でも、シー
ルリングを係止した係止凹溝が環状凹溝に対向する事は
ない。この為、シールリングが環状凹溝内に入り込む事
が防止される。
装置に於いては、その組み立て時に、ロッドをケース内
に挿入するに際し、係止凹溝内に係止したシールリング
が、環状凹溝と対向する程、上記ロッドをケース内に挿
入し過ぎる事がない。即ち、ロッドを下降させても、大
径の第一外径部分と小径の第二外径部分との間の段部
が、シリンダ筒内面の第二内径部の上端縁に当接し、ロ
ッドがそれ以上下降するのを阻止する。上記段部から係
止凹溝迄の距離は、環状凹溝の幅寸法よりも大きくして
いる為、段部が第二内径部分に当接した状態でも、シー
ルリングを係止した係止凹溝が環状凹溝に対向する事は
ない。この為、シールリングが環状凹溝内に入り込む事
が防止される。
【0024】
【実施例】図1〜2は本考案の実施例を示している。
尚、本考案の培養装置用サンプリング弁装置は、組み立
て時に、予めロッドに設けたシールリングがケース内面
の環状凹溝内に入り込むのを防止すべく、上記シールリ
ングと環状凹溝とが対向するのを防止した構造に特徴が
あり、その他の部分の構成並びに作用は、前述した、本
考案に先立って考えたサンプリング弁装置と同様である
為、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略
し、以下、本考案の特徴部分を中心に説明する。
尚、本考案の培養装置用サンプリング弁装置は、組み立
て時に、予めロッドに設けたシールリングがケース内面
の環状凹溝内に入り込むのを防止すべく、上記シールリ
ングと環状凹溝とが対向するのを防止した構造に特徴が
あり、その他の部分の構成並びに作用は、前述した、本
考案に先立って考えたサンプリング弁装置と同様である
為、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略
し、以下、本考案の特徴部分を中心に説明する。
【0025】シリンダ筒であるケース15の内面の一部
で、外側キー溝34を形成すべく設けられた環状凹溝3
6よりも上側に位置する部分を、第一内径部分37とす
る。又、上記ケース15の内面の一部で、上記環状凹溝
36よりも下側に位置する部分を、第二内径部分38と
する。本考案のサンプリング弁装置に於いては、上記第
一内径部分37の内径寸法Rを、上記第二内径部分38
の内径寸法rよりも大きく(R>r)している。
で、外側キー溝34を形成すべく設けられた環状凹溝3
6よりも上側に位置する部分を、第一内径部分37とす
る。又、上記ケース15の内面の一部で、上記環状凹溝
36よりも下側に位置する部分を、第二内径部分38と
する。本考案のサンプリング弁装置に於いては、上記第
一内径部分37の内径寸法Rを、上記第二内径部分38
の内径寸法rよりも大きく(R>r)している。
【0026】又、これに合わせて、上記ロッド17の下
端部に、上記第一内径部分37に密に摺接する第一外径
部分39と、上記第二内径部分38に密に摺接する第二
外径部分40とを形成している。勿論、第一外径部分3
9の外径寸法は、第二外径部分40の外径寸法より大き
い。そして、これら第一、第二外径部分39、40の間
に、段部41を設けている。
端部に、上記第一内径部分37に密に摺接する第一外径
部分39と、上記第二内径部分38に密に摺接する第二
外径部分40とを形成している。勿論、第一外径部分3
9の外径寸法は、第二外径部分40の外径寸法より大き
い。そして、これら第一、第二外径部分39、40の間
に、段部41を設けている。
【0027】そして、上記段部41から下側の係止凹溝
21迄の距離Dを、上記環状凹溝36の幅寸法dよりも
大きく(D>d)している。
21迄の距離Dを、上記環状凹溝36の幅寸法dよりも
大きく(D>d)している。
【0028】この結果、本考案のサンプリング弁装置を
組み立てるべく、ケース15の上端開口からロッド17
を挿入し、更に下降させても、段部41が第二内径部分
38の上端縁(図2のX部)に当接し、ロッド17がそ
れ以上下降するのを阻止する。段部41からシールリン
グ22を係止した下側の係止凹溝21迄の距離Dは、環
状凹溝36の幅寸法dよりも大きくしている為、上述し
た様に段部41が第二内径部分38の上端縁に当接した
状態に於いても、この環状凹溝36と係止凹溝21とが
対向する事はない。従って、上記シールリング22が環
状凹溝36に入り込む事が確実に防止される。
組み立てるべく、ケース15の上端開口からロッド17
を挿入し、更に下降させても、段部41が第二内径部分
38の上端縁(図2のX部)に当接し、ロッド17がそ
れ以上下降するのを阻止する。段部41からシールリン
グ22を係止した下側の係止凹溝21迄の距離Dは、環
状凹溝36の幅寸法dよりも大きくしている為、上述し
た様に段部41が第二内径部分38の上端縁に当接した
状態に於いても、この環状凹溝36と係止凹溝21とが
対向する事はない。従って、上記シールリング22が環
状凹溝36に入り込む事が確実に防止される。
【0029】本考案のサンプリング弁装置を用いて、サ
ンプリング作業を行なう際の作用は、前述した、従来の
サンプリング弁装置、或は本考案に先立って考えられた
サンプリング弁装置と同様である。弁体18と弁座20
とから成る弁部を開放した場合に、その開口面積を大き
くできる事は、前述した本考案に先立って考えられたサ
ンプリング弁装置と同様である。従って、本考案のサン
プリング弁装置は、弁部の開口面積を大きくでき、しか
もシールリングが環状凹溝に入り込むのが確実に防止さ
れ、組み立て性を確保しつつ、シール性不良のサンプリ
ング弁装置の発生を防止できる。
ンプリング作業を行なう際の作用は、前述した、従来の
サンプリング弁装置、或は本考案に先立って考えられた
サンプリング弁装置と同様である。弁体18と弁座20
とから成る弁部を開放した場合に、その開口面積を大き
くできる事は、前述した本考案に先立って考えられたサ
ンプリング弁装置と同様である。従って、本考案のサン
プリング弁装置は、弁部の開口面積を大きくでき、しか
もシールリングが環状凹溝に入り込むのが確実に防止さ
れ、組み立て性を確保しつつ、シール性不良のサンプリ
ング弁装置の発生を防止できる。
【0030】
【考案の効果】本考案の培養装置用サンプリング弁装置
は、上述の様に構成され作用する為、弁部の開口面積を
大きくでき、短時間に多量の培養液を取り出せる。又、
組み立て時に、ロッドに設けられるシールリングがシリ
ンダ筒内面の環状凹溝内に入り込む事に伴う不都合を解
消でき、組み立て性を確保しつつシール性不良のサンプ
リング弁装置の発生を防止して、歩留りを向上させる事
ができる。
は、上述の様に構成され作用する為、弁部の開口面積を
大きくでき、短時間に多量の培養液を取り出せる。又、
組み立て時に、ロッドに設けられるシールリングがシリ
ンダ筒内面の環状凹溝内に入り込む事に伴う不都合を解
消でき、組み立て性を確保しつつシール性不良のサンプ
リング弁装置の発生を防止して、歩留りを向上させる事
ができる。
【図1】本考案を示す断面図。
【図2】図1のA部拡大図。
【図3】従来の培養装置用サンプリング弁装置を示す断
面図。
面図。
【図4】本考案をなすのに先立って考えられた、培養装
置用サンプリング弁装置を示す断面図。
置用サンプリング弁装置を示す断面図。
【図5】図4のB部拡大図。
1 ケース 2 シリンダ筒 3 ロッド 4 弁体 5 弁座 6、7 Oリング 8 雌螺子部 9 螺子杆 10 連結部 11 摘み 12 空間 13 給蒸管 14 サンプリング管 15 ケース 16 弁座 17 ロッド 18 弁体 19 固定螺子 20 パッキング 21 係止凹溝 22 シールリング 23 螺子孔 24 螺子部材 25 覆い筒 25a 鍔部 25b 透孔 26 袋ナット 26a 内向フランジ状部 27 螺子 28 滑り軸受 29 キー 30 接続筒 31 袋ナット 32 スラストワッシャ 33 内側キー溝 34 外側キー溝 35 環状係止部材 36 環状凹溝 37 第一内径部分 38 第二内径部分 39 第一外径部分 40 第二外径部分 41 段部
Claims (1)
- 【請求項1】 培養装置を構成する培養槽の内側に連通
する状態で、この培養槽の壁面に取り付けられるシリン
ダ筒と、このシリンダ筒の中間部に、このシリンダ筒の
内外を連通する状態で設けられたサンプリング管と、上
記シリンダ筒の上端縁に設けられた弁座と、上記シリン
ダ筒の内径よりも大きい外径を有し、上記弁座と対向す
る弁体と、この弁体をその上端部に結合し、その下端部
を上記シリンダ筒の下端開口から突出させたロッドと、
このロッドの下端部と上記シリンダ筒の下端部との間に
設けられた、上記ロッドを昇降させる為の昇降手段と、
上記ロッドの中間部外周面で、上記サンプリング管設置
部分と上記昇降手段設置部分との間部分に、全周に亙っ
て設けられた係止凹溝と、この係止凹溝の内側に係止さ
れ、その外周縁を上記シリンダ筒の内周面に摺接させた
シールリングと、このシールリングの設置位置よりも下
方に位置する上記シリンダ筒の内周面に、その全周に亙
って形成した環状凹溝と、この環状凹溝よりも下側部分
で上記シリンダ筒の内周面に、その軸方向に亙って形成
した外側キー溝と、上記ロッドの外周面でこの外側キー
溝と対向する部分に、その軸方向に亙って形成した、上
記外側キー溝よりも長い内側キー溝と、この内側キー溝
と上記外側キー溝とに掛け渡したキーとを備え、上記シ
リンダ筒の内面の一部で上記環状凹溝よりも上側に位置
する第一内径部分の内径を、上記シリンダ筒の内面の一
部で上記環状凹溝よりも下側に位置する第二内径部分の
内径よりも大きくすると共に、上記ロッドの一部で上記
第一内径部分と密に摺接する第一外径部分と、上記ロッ
ドの一部で上記第二内径部分と密に摺接する第二外径部
分との間に段部を設け、この段部から上記係止凹溝迄の
距離を、上記環状凹溝の幅よりも大きくして成る培養装
置用サンプリング弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993039249U JP2596263Y2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 培養装置用サンプリング弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993039249U JP2596263Y2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 培養装置用サンプリング弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075043U JPH075043U (ja) | 1995-01-24 |
JP2596263Y2 true JP2596263Y2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=12547867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993039249U Expired - Lifetime JP2596263Y2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 培養装置用サンプリング弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596263Y2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8651756B2 (en) | 2008-12-25 | 2014-02-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US8740482B2 (en) | 2009-03-31 | 2014-06-03 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape printer |
US8757907B2 (en) | 2009-03-31 | 2014-06-24 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US8764326B2 (en) | 2009-03-31 | 2014-07-01 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US8770877B2 (en) | 2008-12-25 | 2014-07-08 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape printer |
US9132682B2 (en) | 2009-03-31 | 2015-09-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape unit and tape cassette |
US9566808B2 (en) | 2009-03-31 | 2017-02-14 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9573401B2 (en) | 2009-06-30 | 2017-02-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP1993039249U patent/JP2596263Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8770877B2 (en) | 2008-12-25 | 2014-07-08 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape printer |
US9498997B2 (en) | 2008-12-25 | 2016-11-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9493016B2 (en) | 2008-12-25 | 2016-11-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US8651756B2 (en) | 2008-12-25 | 2014-02-18 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9011028B2 (en) | 2009-03-31 | 2015-04-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US8764326B2 (en) | 2009-03-31 | 2014-07-01 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US8764325B2 (en) | 2009-03-31 | 2014-07-01 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9132682B2 (en) | 2009-03-31 | 2015-09-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape unit and tape cassette |
US9409425B2 (en) | 2009-03-31 | 2016-08-09 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
US9427988B2 (en) | 2009-03-31 | 2016-08-30 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Tape cassette |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH075043U (ja) | 1995-01-24 |
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