JP2596087Y2 - バンドの駒構造 - Google Patents
バンドの駒構造Info
- Publication number
- JP2596087Y2 JP2596087Y2 JP1991084236U JP8423691U JP2596087Y2 JP 2596087 Y2 JP2596087 Y2 JP 2596087Y2 JP 1991084236 U JP1991084236 U JP 1991084236U JP 8423691 U JP8423691 U JP 8423691U JP 2596087 Y2 JP2596087 Y2 JP 2596087Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piece
- band
- pieces
- joined
- piece structure
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- Expired - Lifetime
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- Clamps And Clips (AREA)
Description
【0001】
【産業状の利用分野】本考案は一般にムクバンドと呼ば
れる時計バンド等の駒の構造に関するものであり、特に
バンドの本体、バンド本体を時計本体に取り付けるため
の先カン部、バンド本体と中留とを連結する中留枠等と
して使用することができるものに関する。
れる時計バンド等の駒の構造に関するものであり、特に
バンドの本体、バンド本体を時計本体に取り付けるため
の先カン部、バンド本体と中留とを連結する中留枠等と
して使用することができるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のバンドの駒は、異形材を
切断・切削したり、複雑な形状の裏駒を使って表駒とピ
ン接合したものが使用されていた。
切断・切削したり、複雑な形状の裏駒を使って表駒とピ
ン接合したものが使用されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の駒において
は、複雑な形状を加工することが困難であったり、また
表駒と裏駒との接合部分が裏面に現れて見栄えが悪いと
いう課題があった。
は、複雑な形状を加工することが困難であったり、また
表駒と裏駒との接合部分が裏面に現れて見栄えが悪いと
いう課題があった。
【0004】本考案は、上記従来例の課題に鑑みなされ
たもので、その目的は、バンド長手方向に2つの駒を接
合することにより、複雑な形状を形成すると共に接合部
分が見えない駒の構造を提供することにある。
たもので、その目的は、バンド長手方向に2つの駒を接
合することにより、複雑な形状を形成すると共に接合部
分が見えない駒の構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のバンドの駒構造
は、バンド長手方向端面に凹状のすり割り部を有する第
1の駒と、バンド長手方向端部にすり割り部内に収まる
凸状部を有する第2の駒と、からなり、すり割り部に凸
状部を嵌め込んでロー付けにて接合してなるものであ
る。
は、バンド長手方向端面に凹状のすり割り部を有する第
1の駒と、バンド長手方向端部にすり割り部内に収まる
凸状部を有する第2の駒と、からなり、すり割り部に凸
状部を嵌め込んでロー付けにて接合してなるものであ
る。
【0006】
【作用】本考案のバンドの駒構造は、第1及び第2の駒
をバンド長手方向にロー付けにて接合してなるものであ
る。このため、2つの駒の形状が組み合わされ、複雑な
形状の駒を形成することができる。特に、第1及び第2
の駒の凹状のすり割り部と凸状部がバンド長手方向端面
に設けられているため、駒を時計本体、中留あるいはバ
ンド本体に連結すると接合部分が見えなくなるものであ
る。
をバンド長手方向にロー付けにて接合してなるものであ
る。このため、2つの駒の形状が組み合わされ、複雑な
形状の駒を形成することができる。特に、第1及び第2
の駒の凹状のすり割り部と凸状部がバンド長手方向端面
に設けられているため、駒を時計本体、中留あるいはバ
ンド本体に連結すると接合部分が見えなくなるものであ
る。
【0007】
【実施例】図1は本考案の一実施例に係るバンドの駒構
造を示す分解平面図、図2はその中央断面図である。1
は第1の駒であり、本実施例においては略U字形の平面
形状を有する。この第1の駒1の屈曲した部分の外側、
即ち一方のバンド長手方向端面には凹状のすり割り部1
aが設けられている。
造を示す分解平面図、図2はその中央断面図である。1
は第1の駒であり、本実施例においては略U字形の平面
形状を有する。この第1の駒1の屈曲した部分の外側、
即ち一方のバンド長手方向端面には凹状のすり割り部1
aが設けられている。
【0008】2は第2の駒であり、本実施例においては
2つの略円柱形状部分をつないだ略U字形の平面形状を
有する。この第2の駒2における屈曲して突出する部
分、即ち一方のバンド長手方向端部には、第1の駒1の
すり割り部1aに適合する凸状部2aが設けられてい
る。
2つの略円柱形状部分をつないだ略U字形の平面形状を
有する。この第2の駒2における屈曲して突出する部
分、即ち一方のバンド長手方向端部には、第1の駒1の
すり割り部1aに適合する凸状部2aが設けられてい
る。
【0009】上記構成からなる第1及び第2の駒1、2
は、第1の駒1のすり割り部1aに第2の駒2の凸状部
2aを嵌め込み、すり割り部1aの開口部分をふさぐよ
うにロー付けすることにより接合される。接合された第
1及び第2の駒1、2の平面形状は、本実施例において
は、略X字形をなすことになる。
は、第1の駒1のすり割り部1aに第2の駒2の凸状部
2aを嵌め込み、すり割り部1aの開口部分をふさぐよ
うにロー付けすることにより接合される。接合された第
1及び第2の駒1、2の平面形状は、本実施例において
は、略X字形をなすことになる。
【0010】この第1及び第2の駒1、2の他方のバン
ド長手方向端部1c、1d、2c、2dには、それぞれ
予め又は接合後にバンド幅方向への穴1b、2bが設け
られ、ピンやネジを使用することにより時計本体、中
留、バンド本体等に連結される。
ド長手方向端部1c、1d、2c、2dには、それぞれ
予め又は接合後にバンド幅方向への穴1b、2bが設け
られ、ピンやネジを使用することにより時計本体、中
留、バンド本体等に連結される。
【0011】図3に示す平面図は、図1に示す駒を、バ
ンドを時計本体に取り付けるための先カン部又はバンド
と中留とを連結するための中留枠として使用する場合の
連結例を示している。
ンドを時計本体に取り付けるための先カン部又はバンド
と中留とを連結するための中留枠として使用する場合の
連結例を示している。
【0012】図3に示す例においては、第2の駒2の端
部2c、2d間に中留や時計本体がバネ棒等を使用して
取り付けられ、第1の駒1の端部1c、1d間にバンド
本体を構成する駒3がピン、ネジ等を使用して取り付け
られる。本例における駒3は、第1の駒1の端部1c、
1d間に適合すると共にデザイン上も一体感が得られる
ように略Y字形の平面形状を有している。
部2c、2d間に中留や時計本体がバネ棒等を使用して
取り付けられ、第1の駒1の端部1c、1d間にバンド
本体を構成する駒3がピン、ネジ等を使用して取り付け
られる。本例における駒3は、第1の駒1の端部1c、
1d間に適合すると共にデザイン上も一体感が得られる
ように略Y字形の平面形状を有している。
【0013】図4に示す平面図は、本考案の他の実施例
に係るバンドの駒構造を示すものであり、駒を複数連結
してバンド本体を形成している状態を示している。
に係るバンドの駒構造を示すものであり、駒を複数連結
してバンド本体を形成している状態を示している。
【0014】本実施例における第1の駒11は、わずか
に湾曲したU字形の平面形状を有し、その略凹状をなす
一方のバンド長手方向端面に凹状のすり割り部11aが
設けられている。
に湾曲したU字形の平面形状を有し、その略凹状をなす
一方のバンド長手方向端面に凹状のすり割り部11aが
設けられている。
【0015】第2の駒12は2つの略円柱形状部分をつ
ないだ、第1の駒11と同じく、わずかに湾曲したU字
形の平面形状を有する。この第2の駒12の凸状に湾曲
する一方のバンド長手方向端部は、第1の駒11のすり
割り部11aに適合する凸状部12aを形成している。
ないだ、第1の駒11と同じく、わずかに湾曲したU字
形の平面形状を有する。この第2の駒12の凸状に湾曲
する一方のバンド長手方向端部は、第1の駒11のすり
割り部11aに適合する凸状部12aを形成している。
【0016】この実施例においても、第1の駒11のす
り割り部11aに第2の駒12の凸状部12aを嵌め込
み、すり割り部11aの開口部分をロー付けすることに
より接合される。このように接合された第1及び第2の
駒11、12は、略Y字形をなすことになる。
り割り部11aに第2の駒12の凸状部12aを嵌め込
み、すり割り部11aの開口部分をロー付けすることに
より接合される。このように接合された第1及び第2の
駒11、12は、略Y字形をなすことになる。
【0017】第1の駒11の他方のバンド長手方向端部
11cのバンド幅方向側面には、穴11bが形成されて
おり、また第2の駒12の他方のバンド長手方向端部1
2c、12dには穴11bに連通する穴12bが形成さ
れている。第1及び第2の駒11、12は、第1の駒1
1の端部11cを第2の駒12の端部12c、12d間
に位置付け、穴12b、11bにピン、ネジ等を挿入す
ることにより連結される。
11cのバンド幅方向側面には、穴11bが形成されて
おり、また第2の駒12の他方のバンド長手方向端部1
2c、12dには穴11bに連通する穴12bが形成さ
れている。第1及び第2の駒11、12は、第1の駒1
1の端部11cを第2の駒12の端部12c、12d間
に位置付け、穴12b、11bにピン、ネジ等を挿入す
ることにより連結される。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、駒の形状が複雑なもの
であっても、第1及び第2の駒を組み合わせることによ
り容易に形成することができる。特に、それぞれプレス
加工を施した第1及び第2の駒を使用しても、プレス加
工により一つの駒を形成した場合に比べて複雑な形状を
作り出すことができ、また第1及び第2の駒の接合部分
周囲の溝(例えば図1における溝4)が単なるプレス加
工にて形成される溝よりも明らかに深くなり、平面方向
からの外観を向上させることができる。
であっても、第1及び第2の駒を組み合わせることによ
り容易に形成することができる。特に、それぞれプレス
加工を施した第1及び第2の駒を使用しても、プレス加
工により一つの駒を形成した場合に比べて複雑な形状を
作り出すことができ、また第1及び第2の駒の接合部分
周囲の溝(例えば図1における溝4)が単なるプレス加
工にて形成される溝よりも明らかに深くなり、平面方向
からの外観を向上させることができる。
【0019】また、第1及び第2の駒の接合部分が、ケ
ース、他の駒、中留により隠れるので、バンドの表裏側
から接合部分が見えず、外観品質を高めることができ
る。
ース、他の駒、中留により隠れるので、バンドの表裏側
から接合部分が見えず、外観品質を高めることができ
る。
【0020】さらに、第1及び第2の駒はロー付け等に
より接合されているので、ガタツキがない。
より接合されているので、ガタツキがない。
【図1】本考案の一実施例に係るバンドの駒構造を示す
分解平面図である。
分解平面図である。
【図2】図1に示す駒の中央断面図である。
【図3】図1に示す駒を先カン部又は中留枠として使用
する場合の連結例を示す平面図である。
する場合の連結例を示す平面図である。
【図4】本考案の他の実施例に係るバンドの駒構造を示
す平面図である。
す平面図である。
1、11 第1の駒 2、12 第2の駒 1a、11a すり割り部 2a、12a 凸状部
Claims (1)
- 【請求項1】 バンド長手方向端面に凹状のすり割り部
を有する第1の駒と、バンド長手方向端部に前記すり割
り部内に収まる凸状部を有する第2の駒と、からなり、
前記すり割り部に前記凸状部を嵌め込んでロー付けにて
接合してなることを特徴とするバンドの駒構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991084236U JP2596087Y2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | バンドの駒構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991084236U JP2596087Y2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | バンドの駒構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0586217U JPH0586217U (ja) | 1993-11-22 |
JP2596087Y2 true JP2596087Y2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=13824839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991084236U Expired - Lifetime JP2596087Y2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | バンドの駒構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596087Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5853075Y2 (ja) * | 1981-12-04 | 1983-12-02 | 日本精密株式会社 | 時計バンド |
-
1991
- 1991-09-19 JP JP1991084236U patent/JP2596087Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0586217U (ja) | 1993-11-22 |
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