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JP2593627Y2 - 自動車のドア構造 - Google Patents

自動車のドア構造

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Publication number
JP2593627Y2
JP2593627Y2 JP1992003258U JP325892U JP2593627Y2 JP 2593627 Y2 JP2593627 Y2 JP 2593627Y2 JP 1992003258 U JP1992003258 U JP 1992003258U JP 325892 U JP325892 U JP 325892U JP 2593627 Y2 JP2593627 Y2 JP 2593627Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
corner bracket
outer member
flange
corner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992003258U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0562309U (ja
Inventor
勲 寺本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP1992003258U priority Critical patent/JP2593627Y2/ja
Publication of JPH0562309U publication Critical patent/JPH0562309U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2593627Y2 publication Critical patent/JP2593627Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ドアサッシュのコーナ
部にコーナブラケットが設置されてなる自動車のドア構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開昭63−134814
号公報に示されるように、インナパネルおよびアウタパ
ネルからなるドア本体と、その上端部に突設されたドア
サッシュとを有する自動車のドア構造において、上記ド
アサッシュのコーナ部にウインドガラスを昇降自在に案
内する案内レールを設置するとともに、この案内レール
とドアサッシュとの間にコーナブラケットを設置するこ
とが行なわれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記コーナブラケット
の下端部は、ドア本体の上辺部に形成された開口部内に
嵌入されて接合されるが、この接合部がドア本体の内部
に位置しており、この部分をスポット溶接することは困
難であるため、上記従来の技術では、ドア本体を構成す
るアウタパネルおよびインナパネルの上端部に接合用の
折り返し片を上下に突設し、この折り返し片にコーナブ
ラケットの下端部を溶接するようにしている。上記の構
成によれば、ドア本体のアウタパネルおよびインナパネ
ルの上辺部の形状が部分的に変化する特殊な形状とな
り、その製造作業が複雑化するとともに、上方に突設さ
れた上記折り返し片と、コーナブラケットとの接合部が
ドア本体の上方に露出して外観が悪化するという問題が
ある。
【0004】本考案は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、簡単な構成でコーナブラケットを安
定して支持することができる自動車のドア構造を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る考案は、
ドアサッシュのコーナ部にアウタ部材とインナ部材とか
らなるコーナブラケットが設置されてなる自動車のドア
構造において、上記アウタ部材およびインナ部材の下端
部にフランジ部を突設するとともに、ドア本体のアウタ
パネルに接合される接合部と、その上辺部に立設されて
ドアウインド昇降操作用の開口部の下方に配設された基
板部とからなるベルトラインレインフォースメントを車
体の前後方向に伸びるようにドア本体のインナパネルの
内方側に設置し、かつ上記コーナブラケットのアウタ部
材のフランジ部をベルトラインレインフォースメントの
基端部内面に当接させるとともに、インナ部材のフラン
ジ部をアウタ部材のフランジ部の内面に当接させた状態
で、これらをスポット溶接により一体に接合することに
より、上記コーナブラケットの設置部に、車体の前後方
向に伸びる閉断面を形成したものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、コーナブラケットの下端部
がドア本体の上辺部に形成された開口部からドア本体に
嵌入されるとともに、上記コーナブラケットの下端部に
突設されたフランジ部が、車体の前後方向に伸びるベル
トラインフォースメントに接合されて支持され、かつコ
ーナブラケットの設置部に形成された車体の前後方向に
伸びる閉断面によって上記コーナブラケットの下端部が
効果的に補強されることになる。
【0007】
【実施例】図1は、本考案に係る自動車のドア構造の実
施例を示している。この自動車のドア構造は、車体の側
面後部に取付けられる後部ドアのドア本体1と、このド
ア本体1の上辺部に立設されたドアサッシュ2と、この
ドアサッシュ2および上記ドア本体1の上辺部によって
区画された領域の下部後方のコーナ部に設置されたコー
ナブラケット3とを備えている。
【0008】上記ドア本体1は、図2および図3に示す
ように、所定形状のアウタパネル4およびインナパネル
5によって構成され、その上端部内方には、車体の前後
方向に伸びるベルトラインレインフォースメント6が配
設されている。このベルトラインレインフォースメント
6は、ドア本体1のアウタパネル4に接合される接合部
7と、その上辺部に立設された基板部8とからなり、こ
の基板部8の上端部が上記ドア本体1の上辺部に形成さ
れたドアウインド昇降操作用の開口部9の下方に位置す
るように配設され、上記ドア本体1のベルトライン部を
補強するものある。
【0009】上記コーナブラケット3は、相対向して設
置される略三角形状のアウタ部材10とインナ部材11
とからなり、このアウタ部材10およびインナ部材11
の後縁部には、断面L字状部12,13が設けられてい
る。そして上記L字状部12,13の先端部同士が重合
されて接合されることにより、断面コ字状の連結部14
が形成され、この連結部14がドアサッシュ2の後部内
面に形成された凹部内に嵌入されて取付けられるように
構成されている。
【0010】上記アウタ部材10の下端部には、上記ド
ア本体1の開口部9からドア本体1内に導入される台形
状のフランジ部15が突設されている。また、上記イン
ナ部材11の下端部には、アウタ部材10のフランジ部
15に対向する位置において外方に向けて伸びる突片1
6と、その先端部から下方に伸びる接合片17とからな
るフランジ部18が突設されている。
【0011】そして、上記アウタ部材10のフランジ部
15を上記ベルトラインレインフォースメント6の基板
部8の内面に当接させるとともに、上記インナ部材11
のフランジ部18(接合片17)を上記アウタ部材10
のフランジ部15の内面に当接させた状態で、これらを
スポット溶接等の手段で一体に接合することにより、図
3に示すように、上記コーナブラケット3の設置部に、
車体の前後方向に伸びる閉断面が形成されている。な
お、上記コーナブラケット3のアウタ部材10およびイ
ンナ部材11の前端部には、図外のウインドガラスを昇
降自在に支持する案内レール(図示せず)が設置される
開口部20が形成されている。
【0012】このようにドアサッシュ2のコーナ部に設
置されるコーナブラケット3を構成するアウタ部材10
およびインナ部材11の下端部に相対向するフランジ部
15,18を突設し、この両フランジ部15,18をド
ア本体1内の上端部に配設されて車体の前後方向に伸び
るベルトラインレインフォースメント6に接合したた
め、上記コーナブラケット3の下端部を上記ベルトライ
ンレインフォースメント6によって安定して支持するこ
とができる。
【0013】また、上記のように下端部が支持されて剛
性が確保されたコーナブラケット3の後部の連結部14
をドアサッシュ2の後部内面に取付けることにより、こ
のドアサッシュ2の後部を上記コーナブラケット3によ
って補強し、その剛性を効果的に向上させることができ
る。
【0014】特に、上記のようにドア本体1のアウタパ
ネル4にベルトラインレインフォースメント6を接合す
るとともに、このベルトラインレインフォースメント6
にコーナブラケット3のフランジ部15,16を接合す
ることにより、上記コーナブラケット3の設置部に、車
体の前後方向に伸びる閉断面を形成したため、この閉断
面によってコーナブラケット3の設置部を効果的に補強
してその支持剛性を効果的に向上させることができると
ともに、上記コーナブラケット3によってドアサッシュ
2の後部を効果的に補強することができる。
【0015】また、上記両フランジ部15,16は、ド
ア本体1内に配設される上記ベルトラインレインフォー
スメント6にスポット溶接されるように構成されている
ため、ドアの製造後には、ドア本体1のアウタパネル4
およびインナパネル5によって上記溶接部が隠蔽され、
この溶接部が外部に露出することによるドアの外観の悪
化を防止することができる。
【0016】なお、上記実施例では、自動車の後部ドア
に本考案の構造を適用した場合について説明したが、ド
アサッシュとドア本体の上辺部とによって区画される領
域の前部下方のコーナ部にコーナブラケットが設置され
てなる自動車の前部ドアにおいても本考案の構成を採用
することができる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、ドアサッ
シュのコーナ部に設置されるコーナブラケットを構成す
るアウタ部材およびインナ部材の下端部にフランジ部を
突設し、このフランジ部を、ドア本体内の上端部に配設
されて車体の前後方向に伸びるベルトラインレインフォ
ースメントに接合したため、上記コーナブラケットの下
端部を上記ベルトラインレインフォースメントにより安
定して支持することができるとともに、ドア本体の上端
部に突設されたドアサッシュの後部を上記コーナブラケ
ットによって補強し、その剛性を効果的に向上させるこ
とができる。
【0018】また、上記フランジ部をドア本体内に配設
される上記ベルトラインレインフォースメントにスポッ
ト溶接により一体に接合したため、この接合部が外部に
露出することによるドアの外観の悪化を防止できる等の
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のドアの全体構成を示す正面図である。
【図2】本考案に係る自動車のドア構造の実施例の要部
を示す斜視図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 ドア本体 2 ドアサッシュ 3 コーナブラケット 4 アウタパネル 5 インナパネル 6 ベルトラインレインフォースメント 7 接合部 8 基板部 10 アウタ部材 11 インナ部材 15 アウタ部材のフランジ部 18 インナ部材のフランジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 5/04 B60J 1/16

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアサッシュのコーナ部にアウタ部材と
    インナ部材とからなるコーナブラケットが設置されてな
    る自動車のドア構造において、上記アウタ部材およびイ
    ンナ部材の下端部にフランジ部を突設するとともに、ド
    ア本体のアウタパネルに接合される接合部と、その上辺
    部に立設されてドアウインド昇降操作用の開口部の下方
    に配設された基板部とからなるベルトラインレインフォ
    ースメントを車体の前後方向に伸びるようにドア本体の
    インナパネルの内方側に設置し、かつ上記コーナブラケ
    ットのアウタ部材のフランジ部をベルトラインレインフ
    ォースメントの基端部内面に当接させるとともに、イン
    ナ部材のフランジ部をアウタ部材のフランジ部の内面に
    当接させた状態で、これらをスポット溶接により一体に
    接合することにより、上記コーナブラケットの設置部
    に、車体の前後方向に伸びる閉断面を形成したことを特
    徴とする自動車のドア構造。
JP1992003258U 1992-01-31 1992-01-31 自動車のドア構造 Expired - Lifetime JP2593627Y2 (ja)

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JP1992003258U JP2593627Y2 (ja) 1992-01-31 1992-01-31 自動車のドア構造

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Publication Number Publication Date
JPH0562309U JPH0562309U (ja) 1993-08-20
JP2593627Y2 true JP2593627Y2 (ja) 1999-04-12

Family

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040045126A (ko) * 2002-11-22 2004-06-01 현대자동차주식회사 자동차의 쿼드런트 레인포스의 결합구조
JP6095632B2 (ja) * 2014-11-10 2017-03-15 本田技研工業株式会社 車両用ドア構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6114896U (ja) * 1984-07-03 1986-01-28 株式会社東芝 リアクトル始動装置
JPH0521460Y2 (ja) * 1987-09-08 1993-06-02

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