JP2592648Y2 - キースイッチ装置 - Google Patents
キースイッチ装置Info
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- JP2592648Y2 JP2592648Y2 JP1992014494U JP1449492U JP2592648Y2 JP 2592648 Y2 JP2592648 Y2 JP 2592648Y2 JP 1992014494 U JP1992014494 U JP 1992014494U JP 1449492 U JP1449492 U JP 1449492U JP 2592648 Y2 JP2592648 Y2 JP 2592648Y2
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- key
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はキースイッチ装置に関
し、特に、キートップの非押下時及び押下時の双方にお
いてキートップの不必要な水平方向への移動を防止可能
であり、ノート型ワードプロセッサ、ノート型パーソナ
ルコンピュータ等に付設される薄型のキーボードに使用
して好適なキースイッチ装置に関するものである。
し、特に、キートップの非押下時及び押下時の双方にお
いてキートップの不必要な水平方向への移動を防止可能
であり、ノート型ワードプロセッサ、ノート型パーソナ
ルコンピュータ等に付設される薄型のキーボードに使用
して好適なキースイッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種キースイッチ装置は各
種のものが提案されているが、例えば同種のキースイッ
チ装置を開示するものとしては特開昭60−62017
号公報、特開昭64−7441号公報が存在する。
種のものが提案されているが、例えば同種のキースイッ
チ装置を開示するものとしては特開昭60−62017
号公報、特開昭64−7441号公報が存在する。
【0003】両公報に記載されたキースイッチ装置は、
スペースキーやリターンキー等の大型のキーを使用しそ
の押下時にキーが傾いた状態で押下されるのを防止する
ものであるが、前者に記載されたキースイッチ装置は、
軸によりはさみ状に交叉してなる2つのはさみ状部材に
キー部材を支持するとともに、キー部材の中心部から離
れた位置にスイッチング部材を配置し、キー部材の押下
時に各はさみ状部材の端部に形成された複数個の各ピン
をキー部材の裏面と基板の上面とで水平方向に摺動案内
するとともに、キー部材に特別に設けた押下部をホルダ
部を介して上下に摺動案内しつつ押下部によりスイッチ
ング部材を押下するようにしたものである。
スペースキーやリターンキー等の大型のキーを使用しそ
の押下時にキーが傾いた状態で押下されるのを防止する
ものであるが、前者に記載されたキースイッチ装置は、
軸によりはさみ状に交叉してなる2つのはさみ状部材に
キー部材を支持するとともに、キー部材の中心部から離
れた位置にスイッチング部材を配置し、キー部材の押下
時に各はさみ状部材の端部に形成された複数個の各ピン
をキー部材の裏面と基板の上面とで水平方向に摺動案内
するとともに、キー部材に特別に設けた押下部をホルダ
部を介して上下に摺動案内しつつ押下部によりスイッチ
ング部材を押下するようにしたものである。
【0004】また、後者に記載されたキースイッチ装置
は、前者に記載されたキースイッチ装置と基本的構成を
同じくするものであり、はさみ状部材に対するキー部材
の着脱を容易にする点に特徴を有するものである。
は、前者に記載されたキースイッチ装置と基本的構成を
同じくするものであり、はさみ状部材に対するキー部材
の着脱を容易にする点に特徴を有するものである。
【0005】これら各公報に記載されたキースイッチ装
置は、スペースキー等の大型のキーにおける押下位置と
は無関係にキーのどの部分を押下しても水平状態を保持
しつつキーの上下動を案内できるものである。
置は、スペースキー等の大型のキーにおける押下位置と
は無関係にキーのどの部分を押下しても水平状態を保持
しつつキーの上下動を案内できるものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記各
公報に記載されたキースイッチ装置では、各公報に添付
された図面から明らかなように、はさみ状部材の各端部
に形成された各ピンはキー部材の裏面と基板の上面とで
それぞれ水平方向に摺動案内されるように構成されては
いるが、各ピンのうち下方側にあるピンを基板の上面に
形成された摺動案内部において位置決めするためのもの
は何等設けられていない。
公報に記載されたキースイッチ装置では、各公報に添付
された図面から明らかなように、はさみ状部材の各端部
に形成された各ピンはキー部材の裏面と基板の上面とで
それぞれ水平方向に摺動案内されるように構成されては
いるが、各ピンのうち下方側にあるピンを基板の上面に
形成された摺動案内部において位置決めするためのもの
は何等設けられていない。
【0007】従って、キー部材の非押下時及びキー部材
の押下時の双方の場合において、はさみ状部材が位置決
めされることなく水平方向に不必要に移動してしまう虞
が多分に存在するものである。
の押下時の双方の場合において、はさみ状部材が位置決
めされることなく水平方向に不必要に移動してしまう虞
が多分に存在するものである。
【0008】特に、キー部材の押下時にはさみ状部材が
不必要に水平方向に移動してしまうことからキーの操作
性が悪く、場合によってはキー部材の押下によりスイッ
チング部材を確実に動作できないことも生じてしまう虞
も存在するという問題があった。
不必要に水平方向に移動してしまうことからキーの操作
性が悪く、場合によってはキー部材の押下によりスイッ
チング部材を確実に動作できないことも生じてしまう虞
も存在するという問題があった。
【0009】本考案は前記従来技術の問題点を解消する
ためになされたものであり、キートップの押下時及びキ
ートップの非押下時の双方の場合において、はさみ状部
材が不必要に水平方向に移動することを防止することに
よりキー操作性が良好であるとともに、確実にスイッチ
ング動作を行い得るキースイッチ装置を提供することを
目的とする。
ためになされたものであり、キートップの押下時及びキ
ートップの非押下時の双方の場合において、はさみ状部
材が不必要に水平方向に移動することを防止することに
よりキー操作性が良好であるとともに、確実にスイッチ
ング動作を行い得るキースイッチ装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係るキースイッチ装置は、裏面から第1係止
部が垂設されたキートップと、そのキートップの下方に
配設されるとともに前記キートップに垂設された第1係
止部に対応して第2係止部が形成されたホルダ部材と、
前記キートップの第1係止部及び前記ホルダ部材の第2
係止部のそれぞれに連結されるとともにキートップの上
下動を案内支持する案内支持部材と、前記キートップの
上下動に伴ってスイッチング動作を行うスイッチング部
材とを有するキースイッチ装置において、前記案内支持
部材は、両端にそれぞれ係止ピンが形成された2つのヒ
ンジ部材を軸支部にて相互に回動可能となるように交叉
状に軸支してなるとともに、前記第2係止部には互いに
対向する端縁部が形成され、前記キートップの非押下時
には、前記各係止ピンのうち前記第2係止部に係止され
る係止ピンは第2係止部における一方の端縁部に当接係
止されてキートップの非押下状態を保持するとともに、
前記キートップの押下時には、前記第2係止部に係止さ
れる係止ピンは第2係止部内で水平方向に摺動されつつ
第2係止部における他方の端縁部にて当接係止されるよ
うにしたことを特徴とする。また、請求項2に係るキー
スイッチ装置は、裏面から第1係止部が垂設されたキー
トップと、そのキートップの下方に配設されるとともに
前記キートップに垂設された第1係止部に対応して第2
係止部が形成されたホルダ部材と、前記キートップの第
1係止部及び前記ホルダ部材の第2係止部のそれぞれに
連結されるとともにキートップの上下動を案内支持する
案内支持部材と、前記キートップの上下動に伴ってスイ
ッチング動作を行うスイッチング部材とを有するキース
イッチ装置において、前記案内支持部材は、両端にそれ
ぞれ係止ピンが形成された2つのヒンジ部材を軸支部に
て相互に回動可能となるように交叉状に軸支してなると
ともに、前記第1係止部には互いに対向する端縁部が形
成され、前記キートップの非押下時には、前記各係止ピ
ンのうち前記第1係止部に係止される係止ピンは第1係
止部における一方の端縁部に当接係止されてキートップ
の非押下状態を保持するとともに、前記キートップの押
下時には、前記第1係止部に係止される係止ピンは第1
係止部内で水平方向に摺動されつつ第1係止部における
他方の端縁部にて当接係止されるようにしたことを特徴
とする。
請求項1に係るキースイッチ装置は、裏面から第1係止
部が垂設されたキートップと、そのキートップの下方に
配設されるとともに前記キートップに垂設された第1係
止部に対応して第2係止部が形成されたホルダ部材と、
前記キートップの第1係止部及び前記ホルダ部材の第2
係止部のそれぞれに連結されるとともにキートップの上
下動を案内支持する案内支持部材と、前記キートップの
上下動に伴ってスイッチング動作を行うスイッチング部
材とを有するキースイッチ装置において、前記案内支持
部材は、両端にそれぞれ係止ピンが形成された2つのヒ
ンジ部材を軸支部にて相互に回動可能となるように交叉
状に軸支してなるとともに、前記第2係止部には互いに
対向する端縁部が形成され、前記キートップの非押下時
には、前記各係止ピンのうち前記第2係止部に係止され
る係止ピンは第2係止部における一方の端縁部に当接係
止されてキートップの非押下状態を保持するとともに、
前記キートップの押下時には、前記第2係止部に係止さ
れる係止ピンは第2係止部内で水平方向に摺動されつつ
第2係止部における他方の端縁部にて当接係止されるよ
うにしたことを特徴とする。また、請求項2に係るキー
スイッチ装置は、裏面から第1係止部が垂設されたキー
トップと、そのキートップの下方に配設されるとともに
前記キートップに垂設された第1係止部に対応して第2
係止部が形成されたホルダ部材と、前記キートップの第
1係止部及び前記ホルダ部材の第2係止部のそれぞれに
連結されるとともにキートップの上下動を案内支持する
案内支持部材と、前記キートップの上下動に伴ってスイ
ッチング動作を行うスイッチング部材とを有するキース
イッチ装置において、前記案内支持部材は、両端にそれ
ぞれ係止ピンが形成された2つのヒンジ部材を軸支部に
て相互に回動可能となるように交叉状に軸支してなると
ともに、前記第1係止部には互いに対向する端縁部が形
成され、前記キートップの非押下時には、前記各係止ピ
ンのうち前記第1係止部に係止される係止ピンは第1係
止部における一方の端縁部に当接係止されてキートップ
の非押下状態を保持するとともに、前記キートップの押
下時には、前記第1係止部に係止される係止ピンは第1
係止部内で水平方向に摺動されつつ第1係止部における
他方の端縁部にて当接係止されるようにしたことを特徴
とする。
【0011】
【作用】前記構成を有する請求項1のキースイッチ装置
では、キートップの非押下時に案内支持部材を構成する
2つの各ヒンジ部材における各係止ピンのうち第2係止
部に係止される係止ピンは、第2係止部の一方の端縁部
に当接係止されている。かかる状態にあるキートップが
押下されると、各ヒンジ部材は軸支部を介して相互に回
動するとともに、第2係止部に係止された係止ピンは、
第2係止部内で水平方向に摺動される。
では、キートップの非押下時に案内支持部材を構成する
2つの各ヒンジ部材における各係止ピンのうち第2係止
部に係止される係止ピンは、第2係止部の一方の端縁部
に当接係止されている。かかる状態にあるキートップが
押下されると、各ヒンジ部材は軸支部を介して相互に回
動するとともに、第2係止部に係止された係止ピンは、
第2係止部内で水平方向に摺動される。
【0012】更に、キートップを押下すれば、軸支部を
介してスイッチング部材が押下されてスイッチング動作
が行われる。そして、この後に第2係止部内の係止ピン
は第2係止部の他方の端縁部にて当接係止される。これ
により、キートップの押下時において、ヒンジ部材はそ
の押下位置で更に不必要に水平方向に移動されることな
く、位置決めされる。
介してスイッチング部材が押下されてスイッチング動作
が行われる。そして、この後に第2係止部内の係止ピン
は第2係止部の他方の端縁部にて当接係止される。これ
により、キートップの押下時において、ヒンジ部材はそ
の押下位置で更に不必要に水平方向に移動されることな
く、位置決めされる。
【0013】一方、キートップの押下を解除すれば、各
ヒンジ部材はキートップとともにスイッチング部材の弾
性復元力により元の位置に復帰される。また、請求項2
のキースイッチ装置では、キートップの非押下時に案内
支持部材を構成する2つの各ヒンジ部材における各係止
ピンのうち第1係止部に係止される係止ピンは、第1係
止部の一方の端縁部に当接係止されている。かかる状態
にあるキートップが押下されると、各ヒンジ部材は軸支
部を介して相互に回動するとともに、第1係止部に係止
された係止ピンは、第1係止部内で水平方向に摺動され
る。更に、キートップを押下すれば、軸支部を介してス
イッチング部材が押下されてスイッチング動作が行われ
る。そして、この後に第1係止部内の係止ピンは第1係
止部の他方の端縁部にて当接係止される。これにより、
キートップの押下時において、ヒンジ部材はその押下位
置で更に不必要に水平方向に移動されることなく、位置
決めされる。一方、キートップの押下を解除すれば、各
ヒンジ部材はキートップとともにスイッチング部材の弾
性復元力により元の位置に復帰される。
ヒンジ部材はキートップとともにスイッチング部材の弾
性復元力により元の位置に復帰される。また、請求項2
のキースイッチ装置では、キートップの非押下時に案内
支持部材を構成する2つの各ヒンジ部材における各係止
ピンのうち第1係止部に係止される係止ピンは、第1係
止部の一方の端縁部に当接係止されている。かかる状態
にあるキートップが押下されると、各ヒンジ部材は軸支
部を介して相互に回動するとともに、第1係止部に係止
された係止ピンは、第1係止部内で水平方向に摺動され
る。更に、キートップを押下すれば、軸支部を介してス
イッチング部材が押下されてスイッチング動作が行われ
る。そして、この後に第1係止部内の係止ピンは第1係
止部の他方の端縁部にて当接係止される。これにより、
キートップの押下時において、ヒンジ部材はその押下位
置で更に不必要に水平方向に移動されることなく、位置
決めされる。一方、キートップの押下を解除すれば、各
ヒンジ部材はキートップとともにスイッチング部材の弾
性復元力により元の位置に復帰される。
【0014】
【実施例】以下、本考案を具体化した一実施例に基づい
て図1、図2を参照しつつ詳細に説明する。図1はキー
トップを若干押下し始めた状態を示すキースイッチ装置
の側断面図であり、図2はキースイッチ装置の分解説明
図である。
て図1、図2を参照しつつ詳細に説明する。図1はキー
トップを若干押下し始めた状態を示すキースイッチ装置
の側断面図であり、図2はキースイッチ装置の分解説明
図である。
【0015】これらの図において、キートップ1はAB
S樹脂等の合成樹脂から成型されており、その上面には
アルファベット等の文字が印刷等により形成されてい
る。また、キートップ1の裏面からは、2つの係止部
2、3を下方に向けて垂設してなる保持部材Bがキート
ップ1本体と一体に設けられている。
S樹脂等の合成樹脂から成型されており、その上面には
アルファベット等の文字が印刷等により形成されてい
る。また、キートップ1の裏面からは、2つの係止部
2、3を下方に向けて垂設してなる保持部材Bがキート
ップ1本体と一体に設けられている。
【0016】この係止部2は、それぞれ図1中において
紙面に対して垂直方向に並ぶ2個の係止溝4(図におい
ては手前側一方のみ示す)よりなる。また係止部3は、
それぞれ図1中において紙面に対して垂直方向に並ぶ2
個の係止溝5(図においては手前側一方のみ示す)より
なる。
紙面に対して垂直方向に並ぶ2個の係止溝4(図におい
ては手前側一方のみ示す)よりなる。また係止部3は、
それぞれ図1中において紙面に対して垂直方向に並ぶ2
個の係止溝5(図においては手前側一方のみ示す)より
なる。
【0017】係止部2には、後述する2つのヒンジ部材
7、8のうちの一方のヒンジ部材7の一端に形成された
係止ピン13、14を水平方向に摺動するとともに外側
端部壁4Aに当接係止可能な係止溝4が設けられてお
り、また、係止部3には、他方のヒンジ部材8の一端に
形成された係止ピン23、24を水平方向に摺動すると
ともに外側端部壁5Aに当接係止可能な係止溝5が形成
されている。係止溝4の長さと係止溝5の長さは等し
い。
7、8のうちの一方のヒンジ部材7の一端に形成された
係止ピン13、14を水平方向に摺動するとともに外側
端部壁4Aに当接係止可能な係止溝4が設けられてお
り、また、係止部3には、他方のヒンジ部材8の一端に
形成された係止ピン23、24を水平方向に摺動すると
ともに外側端部壁5Aに当接係止可能な係止溝5が形成
されている。係止溝4の長さと係止溝5の長さは等し
い。
【0018】キートップ1の下方には、キートップ1の
上下動を案内支持する案内支持部材6が配設されてお
り、かかる案内支持部材6は前記ヒンジ部材7、8から
構成される。
上下動を案内支持する案内支持部材6が配設されてお
り、かかる案内支持部材6は前記ヒンジ部材7、8から
構成される。
【0019】一方のヒンジ部材7は図3に示すように、
基部9の両端に2つの基端部10、11を一体に形成し
てなるものである。基部9の中央部の一側面からは軸1
2が延設されており、かかる軸12は後述する他方のヒ
ンジ部材8に形成された軸孔20に軸支される。
基部9の両端に2つの基端部10、11を一体に形成し
てなるものである。基部9の中央部の一側面からは軸1
2が延設されており、かかる軸12は後述する他方のヒ
ンジ部材8に形成された軸孔20に軸支される。
【0020】なお、ヒンジ部材7の係止ピン13、14
と係止ピン15、16は軸12を中心として一直線上に
並び、且つ、軸12からの距離が等しくなるように構成
される。また、ヒンジ部8の係止ピン21、22と係止
ピン23、24は軸孔20を中心として一直線上に並
び、且つ、軸孔20からの距離が等しくなるように構成
される。
と係止ピン15、16は軸12を中心として一直線上に
並び、且つ、軸12からの距離が等しくなるように構成
される。また、ヒンジ部8の係止ピン21、22と係止
ピン23、24は軸孔20を中心として一直線上に並
び、且つ、軸孔20からの距離が等しくなるように構成
される。
【0021】そしてこれら両ヒンジ部材7、8は、軸1
2と軸孔20を回動可能に連結した状態において、基端
部11、18の位置で上側に凸となるように屈曲してい
る。そのため、図1に示されるように軸支部Aの下側に
おいて大きな空間を有するように構成されることにな
り、後述する側面視略台形のラバースプリング31を効
率よく軸支部Aの下側に収納できるものである。
2と軸孔20を回動可能に連結した状態において、基端
部11、18の位置で上側に凸となるように屈曲してい
る。そのため、図1に示されるように軸支部Aの下側に
おいて大きな空間を有するように構成されることにな
り、後述する側面視略台形のラバースプリング31を効
率よく軸支部Aの下側に収納できるものである。
【0022】また、基端部10の両端延部10Aの側面
からは、係止ピン13、14が延設されており、この係
止ピン13、14は前記したキートップ1の係止部2に
設けられた係止溝4に係止されるものである。更に、基
端部11は平面視でコ字状に形成されており、コ字状の
両端延部11Aの側面からは前記と同様の係止ピン1
5、16が延設されている。かかる係止ピン15、16
は後述するホルダプレート25に形成された係止部26
に係止される。
からは、係止ピン13、14が延設されており、この係
止ピン13、14は前記したキートップ1の係止部2に
設けられた係止溝4に係止されるものである。更に、基
端部11は平面視でコ字状に形成されており、コ字状の
両端延部11Aの側面からは前記と同様の係止ピン1
5、16が延設されている。かかる係止ピン15、16
は後述するホルダプレート25に形成された係止部26
に係止される。
【0023】更に、ヒンジ部材8は図4に示すように、
基部17の両端に2つの基端部18、19を一体に形成
してなるものである。基部17の中央部には軸孔20が
穿設され、この軸孔20には前記のようにヒンジ部材7
の基部9に設けられた軸12が挿通される。また、基端
部18は平面視コ字状に形成されており、コ字状の両端
延部18Aからは係止ピン21、22が延設されてい
る。この係止ピン21、22は後述するホルダプレート
25に形成された係止部27に係止される。
基部17の両端に2つの基端部18、19を一体に形成
してなるものである。基部17の中央部には軸孔20が
穿設され、この軸孔20には前記のようにヒンジ部材7
の基部9に設けられた軸12が挿通される。また、基端
部18は平面視コ字状に形成されており、コ字状の両端
延部18Aからは係止ピン21、22が延設されてい
る。この係止ピン21、22は後述するホルダプレート
25に形成された係止部27に係止される。
【0024】また、基端部19の両端延部19Aから前
記と同様の係止ピン23、24が延設されており、かか
る係止ピン23、24は前記したキートップ1の係止部
3に形成された係止溝5に摺動可能に係止されるもので
ある。
記と同様の係止ピン23、24が延設されており、かか
る係止ピン23、24は前記したキートップ1の係止部
3に形成された係止溝5に摺動可能に係止されるもので
ある。
【0025】前記したように案内支持部材6は、一方の
ヒンジ部材7の基部9に形成された軸12を他方のヒン
ジ部材8の基部17に穿設した軸孔20に挿通して構成
されるものであり、両ヒンジ部材7、8は軸12と軸孔
17とよりなる軸支部Aを介して相互に回動可能とな
る。かかる軸支部Aは後述するようにラバスプリング3
1の頂部のほぼ中央位置に対向配置されている。
ヒンジ部材7の基部9に形成された軸12を他方のヒン
ジ部材8の基部17に穿設した軸孔20に挿通して構成
されるものであり、両ヒンジ部材7、8は軸12と軸孔
17とよりなる軸支部Aを介して相互に回動可能とな
る。かかる軸支部Aは後述するようにラバスプリング3
1の頂部のほぼ中央位置に対向配置されている。
【0026】キートップ1にヒンジ部材7、8を取り付
けた状態にあっては、図1に示すように、係止ピン1
3、14、23、24が内側端部壁4B、5Bに当接状
態にあるため、垂直方向のガタが防止される。
けた状態にあっては、図1に示すように、係止ピン1
3、14、23、24が内側端部壁4B、5Bに当接状
態にあるため、垂直方向のガタが防止される。
【0027】次に、案内支持部材6の下方にはホルダプ
レート25が配設されており、かかるホルダプレート2
5上には前記ヒンジ部材7の基端部11に延設された係
止ピン15、16及び前記ヒンジ部材8の基端部18に
延設された係止ピン21、22をそれぞれ係止するため
の係止部26、27が設けられている。
レート25が配設されており、かかるホルダプレート2
5上には前記ヒンジ部材7の基端部11に延設された係
止ピン15、16及び前記ヒンジ部材8の基端部18に
延設された係止ピン21、22をそれぞれ係止するため
の係止部26、27が設けられている。
【0028】係止部26はホルダプレート25から凸状
に一体に形成されるとともに一部を切り欠いた切欠部2
8Cを有する長孔状の係止溝28が設けられており、か
かる係止溝28には前記ヒンジ部材7の係止ピン15、
16が水平方向に摺動可能に係止されている。かかる切
欠部28Cを介して係止ピン15、16が係止溝28に
挿入される。
に一体に形成されるとともに一部を切り欠いた切欠部2
8Cを有する長孔状の係止溝28が設けられており、か
かる係止溝28には前記ヒンジ部材7の係止ピン15、
16が水平方向に摺動可能に係止されている。かかる切
欠部28Cを介して係止ピン15、16が係止溝28に
挿入される。
【0029】ここに、係止溝28の両端には、第1端縁
部28A(図1中左方側)と第2端縁部28B(図1中
右方側)との2つの端縁部が形成されている。これらの
各端縁部28A、28Bの内、第1端縁部28Aは後述
するようにキートップ1の非押下状態でヒンジ部材7に
おける係止ピン15、16の図1中左方向への摺動を規
制するものであり、また、第2端縁部28Bはキートッ
プ1の押下時に係止ピン15、16の図1中右方向への
摺動を規制するものである。
部28A(図1中左方側)と第2端縁部28B(図1中
右方側)との2つの端縁部が形成されている。これらの
各端縁部28A、28Bの内、第1端縁部28Aは後述
するようにキートップ1の非押下状態でヒンジ部材7に
おける係止ピン15、16の図1中左方向への摺動を規
制するものであり、また、第2端縁部28Bはキートッ
プ1の押下時に係止ピン15、16の図1中右方向への
摺動を規制するものである。
【0030】また、係止部27は係止部26と同様ホル
ダプレート25から凸状に一体に形成されるとともに一
部切り欠いた切欠部29Cを有する係止溝29が設けら
れており、この係止溝29には前記ヒンジ部材8の係止
ピン21、22が前記ヒンジ部材7の係止ピン15、1
6と同様摺動可能に係止されている。この切欠部29C
を介して係止ピン21、22が係止溝29に挿入され
る。
ダプレート25から凸状に一体に形成されるとともに一
部切り欠いた切欠部29Cを有する係止溝29が設けら
れており、この係止溝29には前記ヒンジ部材8の係止
ピン21、22が前記ヒンジ部材7の係止ピン15、1
6と同様摺動可能に係止されている。この切欠部29C
を介して係止ピン21、22が係止溝29に挿入され
る。
【0031】ここに、係止溝29の両端には、前記係止
溝28と同様、第1端縁部29A(図1中右方側)と第
2端縁部29B(図1中左方側)との2つの端縁部が形
成されている。これらの各端縁部29A、29Bの内、
第1端縁部29Aは後述するようにキートップ1の非押
下状態でヒンジ部材8における係止ピン21、22の図
1中右方向への摺動を規制するものであり、また、第2
端縁部29Bはキートップ1の押下時に係止ピン21、
22の図1中左方向への摺動を規制するものである。
溝28と同様、第1端縁部29A(図1中右方側)と第
2端縁部29B(図1中左方側)との2つの端縁部が形
成されている。これらの各端縁部29A、29Bの内、
第1端縁部29Aは後述するようにキートップ1の非押
下状態でヒンジ部材8における係止ピン21、22の図
1中右方向への摺動を規制するものであり、また、第2
端縁部29Bはキートップ1の押下時に係止ピン21、
22の図1中左方向への摺動を規制するものである。
【0032】このキートップ非押下時において、係止ピ
ン13、14及び23、24は係止溝4、5の内側端部
壁4B、5Bと当接した状態にあり、キートップ1のガ
タが防止される。
ン13、14及び23、24は係止溝4、5の内側端部
壁4B、5Bと当接した状態にあり、キートップ1のガ
タが防止される。
【0033】これより、キートップ1の非押下状態にお
いて、係止溝28の第1端縁部28Aと係止溝29の第
1端縁部29Aとにヒンジ部材7の各係止ピン15、1
6及びヒンジ部材8の各係止ピン21、22が当接し、
相互に協動して、ヒンジ部材7、8の図5中の左方向、
右方向への摺動を規制する作用を行なうものであり、こ
の結果、後述するラバースプリング31の上方への弾性
力と相まってキートップ1は非押下状態に保持されるも
のである。
いて、係止溝28の第1端縁部28Aと係止溝29の第
1端縁部29Aとにヒンジ部材7の各係止ピン15、1
6及びヒンジ部材8の各係止ピン21、22が当接し、
相互に協動して、ヒンジ部材7、8の図5中の左方向、
右方向への摺動を規制する作用を行なうものであり、こ
の結果、後述するラバースプリング31の上方への弾性
力と相まってキートップ1は非押下状態に保持されるも
のである。
【0034】また、キートップ1の押下時には、係止溝
28の第2端縁部28Bと係止溝29の第2端縁部29
Bとにヒンジ部材7の各係止ピン15、16及びヒンジ
部材8の各係止ピン21、22が当接し、相互に協動し
て、ヒンジ部材7、8の図5中の右方向、左方向への摺
動を規制する作用を行なうものであり、この結果、キー
トップ1が後述するように軸支部Aを介してラバースプ
リング31を押下してスイッチング動作を行なった後、
キートップ1が更に水平方向に摺動してしまうことを防
止するものである。
28の第2端縁部28Bと係止溝29の第2端縁部29
Bとにヒンジ部材7の各係止ピン15、16及びヒンジ
部材8の各係止ピン21、22が当接し、相互に協動し
て、ヒンジ部材7、8の図5中の右方向、左方向への摺
動を規制する作用を行なうものであり、この結果、キー
トップ1が後述するように軸支部Aを介してラバースプ
リング31を押下してスイッチング動作を行なった後、
キートップ1が更に水平方向に摺動してしまうことを防
止するものである。
【0035】このキートップ押下時において、係止ピン
13、14及び23、24は係止溝4、5の外側端部壁
4A、5Aと当接した状態にあり、キートップ1のガタ
が防止される。
13、14及び23、24は係止溝4、5の外側端部壁
4A、5Aと当接した状態にあり、キートップ1のガタ
が防止される。
【0036】更に、ホルダプレート25の下方には、ス
イッチ電極を含む所定の回路パターン(図示せず)が形
成されたフレキシブル回路基板30が配設され、スイッ
チ電極に対応する位置にはスイッチング部材として逆カ
ップ状のラバースプリング31が載置されている。この
ラバースプリング31は内部に公知の可動電極を有して
おり、また、その上面の中央部には前記した2つのヒン
ジ部材7、8を相互に回動可能に軸支する軸支部Aが対
向配置される。このラバースプリング31の頂部は軸支
部Aによる押下時においても変形しない程度の厚さに形
成されている。
イッチ電極を含む所定の回路パターン(図示せず)が形
成されたフレキシブル回路基板30が配設され、スイッ
チ電極に対応する位置にはスイッチング部材として逆カ
ップ状のラバースプリング31が載置されている。この
ラバースプリング31は内部に公知の可動電極を有して
おり、また、その上面の中央部には前記した2つのヒン
ジ部材7、8を相互に回動可能に軸支する軸支部Aが対
向配置される。このラバースプリング31の頂部は軸支
部Aによる押下時においても変形しない程度の厚さに形
成されている。
【0037】これより、キートップ1の押下に伴って軸
支部Aが下方に移動すると、軸支部Aはラバースプリン
グ31を押下しその押下量が一定の限度を超えるとラバ
ースプリング31が挫屈し、ラバースプリング31内の
可動電極によりスイッチ電極が短絡されるものである。
このとき、各係止ピン13、14等は各係止溝4等内を
水平方向に摺動されるので、軸支部Aはキートップ1の
押下に伴ってラバースプリング31の頂部におけるほぼ
中央位置に当接されつつ上下運動を行なうこととなり、
これよりラバースプリング31を垂直に押下することが
可能となる。
支部Aが下方に移動すると、軸支部Aはラバースプリン
グ31を押下しその押下量が一定の限度を超えるとラバ
ースプリング31が挫屈し、ラバースプリング31内の
可動電極によりスイッチ電極が短絡されるものである。
このとき、各係止ピン13、14等は各係止溝4等内を
水平方向に摺動されるので、軸支部Aはキートップ1の
押下に伴ってラバースプリング31の頂部におけるほぼ
中央位置に当接されつつ上下運動を行なうこととなり、
これよりラバースプリング31を垂直に押下することが
可能となる。
【0038】更に、フレキシブル回路基板30の下方に
スイッチ支持板32が配設されており、かかるスイッチ
支持板32は前記した各フレキシブル回路基板30、ラ
バースプリング31及びキートップ1を支持した案内支
持部材6を支持する。
スイッチ支持板32が配設されており、かかるスイッチ
支持板32は前記した各フレキシブル回路基板30、ラ
バースプリング31及びキートップ1を支持した案内支
持部材6を支持する。
【0039】続いて、前記の構成を有するキースイッチ
装置の動作について説明する。先ず、キートップ1の非
押下状態においてはラバースプリング31の上方への弾
性力と相まって、ヒンジ部材7の係止ピン15、16が
係止溝28の第1端縁部28Aに当接係止されていると
ともに、ヒンジ部材8の係止ピン21、22が係止溝2
9の第1端縁部29Aに当接係止されているので、キー
トップ1は水平方向に移動されることなく非押下状態が
保持されている。また、係止ピン13、14及び23、
24は、係止溝4、5の内側端部壁4B、5Bと当接し
ている。
装置の動作について説明する。先ず、キートップ1の非
押下状態においてはラバースプリング31の上方への弾
性力と相まって、ヒンジ部材7の係止ピン15、16が
係止溝28の第1端縁部28Aに当接係止されていると
ともに、ヒンジ部材8の係止ピン21、22が係止溝2
9の第1端縁部29Aに当接係止されているので、キー
トップ1は水平方向に移動されることなく非押下状態が
保持されている。また、係止ピン13、14及び23、
24は、係止溝4、5の内側端部壁4B、5Bと当接し
ている。
【0040】そして、キートップ1を下方に押下する
と、キートップ1が下方へ移動するに伴ってヒンジ部材
7の係止ピン13、14は係止部2の係止溝4内で水平
方向(図1中左方向)に摺動するとともに、ヒンジ部材
8の係止ピン23、24は係止部3の係止溝5内で水平
方向(図1中右方向)に摺動する。これと同時に、ヒン
ジ部材8の係止ピン21、22はホルダプレート25に
おける係止部27の係止溝29内で水平方向(図1中左
方向)に摺動するとともに、ヒンジ部材7の係止ピン1
5、16は係止部26の係止溝28内で水平方向(図1
中右方向)に摺動する。
と、キートップ1が下方へ移動するに伴ってヒンジ部材
7の係止ピン13、14は係止部2の係止溝4内で水平
方向(図1中左方向)に摺動するとともに、ヒンジ部材
8の係止ピン23、24は係止部3の係止溝5内で水平
方向(図1中右方向)に摺動する。これと同時に、ヒン
ジ部材8の係止ピン21、22はホルダプレート25に
おける係止部27の係止溝29内で水平方向(図1中左
方向)に摺動するとともに、ヒンジ部材7の係止ピン1
5、16は係止部26の係止溝28内で水平方向(図1
中右方向)に摺動する。
【0041】この結果、ヒンジ部材7及び8を相互に軸
支する軸支部Aは下方に移動するとともにラバースプリ
ング31を徐々に押下していき、その押下量が一定の限
度を超えた時点でラバースプリング31は挫屈される。
これにより、ラバースプリング31内の可動電極がフレ
キシブル回路基板30上のスイッチ電極を短絡し所定の
スイッチング動作が行われる。
支する軸支部Aは下方に移動するとともにラバースプリ
ング31を徐々に押下していき、その押下量が一定の限
度を超えた時点でラバースプリング31は挫屈される。
これにより、ラバースプリング31内の可動電極がフレ
キシブル回路基板30上のスイッチ電極を短絡し所定の
スイッチング動作が行われる。
【0042】かかるスイッチング動作の後キートップ1
は、キー操作上更に押下されていくが、このときヒンジ
部材7の係止ピン13、14は係止溝4内で摺動して外
側端部壁4Aに当接係止されるとともにヒンジ部材8の
係止ピン23、24は係止溝5内で摺動して外側端部壁
5Aに当接係止される。また、これと同時に、ヒンジ部
材8の係止ピン15、16は係止溝28内で摺動して第
2端縁部28Bに当接係止されるとともにヒンジ部材7
の係止ピン21、22は係止溝29内を摺動して第2端
縁部29Bに当接係止される。
は、キー操作上更に押下されていくが、このときヒンジ
部材7の係止ピン13、14は係止溝4内で摺動して外
側端部壁4Aに当接係止されるとともにヒンジ部材8の
係止ピン23、24は係止溝5内で摺動して外側端部壁
5Aに当接係止される。また、これと同時に、ヒンジ部
材8の係止ピン15、16は係止溝28内で摺動して第
2端縁部28Bに当接係止されるとともにヒンジ部材7
の係止ピン21、22は係止溝29内を摺動して第2端
縁部29Bに当接係止される。
【0043】これによりキートップ1は、軸支部Aを介
してラバースプリング31を押下することにより、ラバ
ースプリング31内の可動電極とフレキシブル回路基板
30上の固定電極とによりスイッチング動作を行なった
後、前記各係止ピン13等と各外側端部壁4A、5A、
各第2端縁部28B、29Bとの協働によってその押下
位置にて位置決めされるので、水平方向に不必要に移動
されることはない。
してラバースプリング31を押下することにより、ラバ
ースプリング31内の可動電極とフレキシブル回路基板
30上の固定電極とによりスイッチング動作を行なった
後、前記各係止ピン13等と各外側端部壁4A、5A、
各第2端縁部28B、29Bとの協働によってその押下
位置にて位置決めされるので、水平方向に不必要に移動
されることはない。
【0044】キートップ1の押下を解除すると、両ヒン
ジ部材7、8の軸支部Aはラバースプリング31の弾性
復元力により上方に押し上げられる。これに伴って前記
各係止ピン13、14、15、16、21、22は前記
したのと逆の動作を行い、この結果、キートップ1は元
の非押下状態の位置に復帰される。
ジ部材7、8の軸支部Aはラバースプリング31の弾性
復元力により上方に押し上げられる。これに伴って前記
各係止ピン13、14、15、16、21、22は前記
したのと逆の動作を行い、この結果、キートップ1は元
の非押下状態の位置に復帰される。
【0045】以上詳細に説明した通り本実施例に係るキ
ースイッチ装置では、キートップ1の非押下状態におい
てヒンジ部材7の係止ピン15、16を係止溝28の第
1端縁部28Aにて当接係止させるとともにヒンジ部材
8の係止ピン21、22を係止溝29の第1端縁部29
Aにて当接係止させるようにしたので、キートップ1の
非押下時にはラバースプリング31の上方への弾性力と
も相まってキートップ1の水平方向への移動が防止され
て位置決めされる。
ースイッチ装置では、キートップ1の非押下状態におい
てヒンジ部材7の係止ピン15、16を係止溝28の第
1端縁部28Aにて当接係止させるとともにヒンジ部材
8の係止ピン21、22を係止溝29の第1端縁部29
Aにて当接係止させるようにしたので、キートップ1の
非押下時にはラバースプリング31の上方への弾性力と
も相まってキートップ1の水平方向への移動が防止され
て位置決めされる。
【0046】また、キートップ1の押下時においては、
ヒンジ部材7の係止ピン13、14及びヒンジ部材8の
係止ピン23、24をそれぞれ係止溝4の外側端部壁4
A、係止溝5の外側端部壁5Aに当接係止させるととも
に、ヒンジ部材7の係止ピン15、16及びヒンジ部材
8の係止ピン21、22をそれぞれ係止溝28の第2端
縁部28B、係止溝29の第2端縁部29Bに当接係止
させるようにしたので、キートップ1の押下によりラバ
ースプリング31の可動電極とフレキシブル回路基板3
0の固定電極との間でスイッチング動作を行なわれた後
にキートップ1が水平方向に移動されることが防止され
て、その押下位置にてキートップ1が位置決めされるも
のである。
ヒンジ部材7の係止ピン13、14及びヒンジ部材8の
係止ピン23、24をそれぞれ係止溝4の外側端部壁4
A、係止溝5の外側端部壁5Aに当接係止させるととも
に、ヒンジ部材7の係止ピン15、16及びヒンジ部材
8の係止ピン21、22をそれぞれ係止溝28の第2端
縁部28B、係止溝29の第2端縁部29Bに当接係止
させるようにしたので、キートップ1の押下によりラバ
ースプリング31の可動電極とフレキシブル回路基板3
0の固定電極との間でスイッチング動作を行なわれた後
にキートップ1が水平方向に移動されることが防止され
て、その押下位置にてキートップ1が位置決めされるも
のである。
【0047】このように本実施例に係るキースイッチ装
置では、キートップ1の非押下時及び押下時の双方の場
合においてキートップ1が不必要に水平方向に移動され
ることが防止されるので、キー操作性が良好で確実なス
イッチング動作を可能とするキースイッチ装置を実現す
ることができる。
置では、キートップ1の非押下時及び押下時の双方の場
合においてキートップ1が不必要に水平方向に移動され
ることが防止されるので、キー操作性が良好で確実なス
イッチング動作を可能とするキースイッチ装置を実現す
ることができる。
【0048】このように本実施例においては、キートッ
プ非押下時及びキートップ最下位置においてキートップ
の位置が規制されることになるので、キートップのガタ
がほとんどなく、快適なキータッチを実現できる。
プ非押下時及びキートップ最下位置においてキートップ
の位置が規制されることになるので、キートップのガタ
がほとんどなく、快適なキータッチを実現できる。
【0049】尚、本考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形、
改良が可能である。例えば、前記実施例ではキートップ
1の非押下時に、係止ピン15、16を係止溝28の第
1端縁部28Aに、また、係止ピン21、22を係止溝
29の第1端縁部29Aに当接係止することによりキー
トップ1の非押下状態を保持するようにしたが、これに
加えて係止ピン13、14を係止溝4の外側端部壁4A
に対向する内側端部壁4Bに当接係止するとともに係止
ピン23、24を係止溝5の外側端部壁5Aに対向する
内側端部壁5Bに当接係止するようにしてもよいことは
勿論である。
ではなく本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形、
改良が可能である。例えば、前記実施例ではキートップ
1の非押下時に、係止ピン15、16を係止溝28の第
1端縁部28Aに、また、係止ピン21、22を係止溝
29の第1端縁部29Aに当接係止することによりキー
トップ1の非押下状態を保持するようにしたが、これに
加えて係止ピン13、14を係止溝4の外側端部壁4A
に対向する内側端部壁4Bに当接係止するとともに係止
ピン23、24を係止溝5の外側端部壁5Aに対向する
内側端部壁5Bに当接係止するようにしてもよいことは
勿論である。
【0050】また、本実施例にあっては、キートップ1
の押下途中において、キートップ1が図1の左右方向に
対して移動可能となるため、わずかながら使用感(キー
タッチ)が損なわれる。これを防止するためには、ラバ
ースプリング31頂部に前記軸支部Aと係合する溝状凹
部を設けて、ラバースプリングの弾性によりキートップ
1の押下途中の左右方向への移動を規制することもでき
る。
の押下途中において、キートップ1が図1の左右方向に
対して移動可能となるため、わずかながら使用感(キー
タッチ)が損なわれる。これを防止するためには、ラバ
ースプリング31頂部に前記軸支部Aと係合する溝状凹
部を設けて、ラバースプリングの弾性によりキートップ
1の押下途中の左右方向への移動を規制することもでき
る。
【0051】また、本実施例におけるヒンジ部材7、8
はパンタグラフ状に組み合わせた同種の部材によっても
同様の効果を得られることは勿論である。
はパンタグラフ状に組み合わせた同種の部材によっても
同様の効果を得られることは勿論である。
【0052】
【考案の効果】以上説明した通り本考案は、キートップ
の押下時及びキートップの非押下時の双方の場合におい
て、ヒンジ部材が不必要に水平方向に移動することを防
止することによりキー操作性が良好であるとともに、確
実にスイッチング動作を行い得るキースイッチ装置を提
供することができ、その産業上奏する効果は大である。
の押下時及びキートップの非押下時の双方の場合におい
て、ヒンジ部材が不必要に水平方向に移動することを防
止することによりキー操作性が良好であるとともに、確
実にスイッチング動作を行い得るキースイッチ装置を提
供することができ、その産業上奏する効果は大である。
【図1】キートップを若干押下し始めた状態を示すキー
スイッチ装置の側断面図である。
スイッチ装置の側断面図である。
【図2】キースイッチ装置の分解説明図である。
【図3】一方のヒンジ部材の平面図である。
【図4】他方のヒンジ部材の平明図である。
1 キートップ 2、3、26、27 係止部 4、5、28、29 係止溝4A、5A 外側端部壁 4B、5B 内側端部壁 6 案内支持部材 7、8 ヒンジ部材 13、14、15、16 21、22、23、24 係止ピン 25 ホルダプレート 28A、29A 第1端縁部 28B、29B 第2端縁部 30 フレキシブル回路基板 31 ラバースプリング A 軸支部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 13/00 - 13/76
Claims (2)
- 【請求項1】 裏面から第1係止部が垂設されたキート
ップと、そのキートップの下方に配設されるとともに前
記キートップに垂設された第1係止部に対応して第2係
止部が形成されたホルダ部材と、前記キートップの第1
係止部及び前記ホルダ部材の第2係止部のそれぞれに連
結されるとともにキートップの上下動を案内支持する案
内支持部材と、前記キートップの上下動に伴ってスイッ
チング動作を行うスイッチング部材とを有するキースイ
ッチ装置において、 前記案内支持部材は、両端にそれぞれ係止ピンが形成さ
れた2つのヒンジ部材を軸支部にて相互に回動可能とな
るように交叉状に軸支してなるとともに、前記第2係止
部には互いに対向する端縁部が形成され、 前記キートップの非押下時には、前記各係止ピンのうち
前記第2係止部に係止される係止ピンは第2係止部にお
ける一方の端縁部に当接係止されてキートップの非押下
状態を保持するとともに、前記キートップの押下時に
は、前記第2係止部に係止される係止ピンは第2係止部
内で水平方向に摺動されつつ第2係止部における他方の
端縁部にて当接係止されるようにしたことを特徴とする
キースイッチ装置。 - 【請求項2】 裏面から第1係止部が垂設されたキート
ップと、そのキートップの下方に配設されるとともに前
記キートップに垂設された第1係止部に対応して第2係
止部が形成されたホルダ部材と、前記キートップの第1
係止部及び前記ホルダ部材の第2係止部のそれぞれに連
結されるとともにキートップの上下動を案内支持する案
内支持部材と、前記キートップの上下動に伴ってスイッ
チング動作を行うスイッチング部材とを有するキースイ
ッチ装置において、 前記案内支持部材は、両端にそれぞれ係止ピンが形成さ
れた2つのヒンジ部材を軸支部にて相互に回動可能とな
るように交叉状に軸支してなるとともに、前記第1係止
部には互いに対向する端縁部が形成され、 前記キートップの非押下時には、前記各係止ピンのうち
前記第1係止部に係止される係止ピンは第1係止部にお
ける一方の端縁部に当接係止されてキートップ の非押下
状態を保持するとともに、前記キートップの押下時に
は、前記第1係止部に係止される係止ピンは第1係止部
内で水平方向に摺動されつつ第1係止部における他方の
端縁部にて当接係止されるようにしたことを特徴とする
キースイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992014494U JP2592648Y2 (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | キースイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992014494U JP2592648Y2 (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | キースイッチ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0566838U JPH0566838U (ja) | 1993-09-03 |
JP2592648Y2 true JP2592648Y2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=11862615
Family Applications (1)
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KR100578256B1 (ko) * | 2006-02-02 | 2006-05-11 | 한국기술개발 주식회사 | 하천의 수위조절을 위한 가동보 |
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1992
- 1992-02-14 JP JP1992014494U patent/JP2592648Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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