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JP2592042Y2 - クリップ - Google Patents

クリップ

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Publication number
JP2592042Y2
JP2592042Y2 JP1993068246U JP6824693U JP2592042Y2 JP 2592042 Y2 JP2592042 Y2 JP 2592042Y2 JP 1993068246 U JP1993068246 U JP 1993068246U JP 6824693 U JP6824693 U JP 6824693U JP 2592042 Y2 JP2592042 Y2 JP 2592042Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
locking claw
leg
mounting hole
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993068246U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0741026U (ja
Inventor
直之 小林
善彦 金森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Togo Seisakusho Corp
Original Assignee
Togo Seisakusho Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Togo Seisakusho Corp filed Critical Togo Seisakusho Corp
Priority to JP1993068246U priority Critical patent/JP2592042Y2/ja
Publication of JPH0741026U publication Critical patent/JPH0741026U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2592042Y2 publication Critical patent/JP2592042Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、被取付部材に部品を装
着するクリップに関し、詳しくは例えば自動車のドアパ
ネルにドアウエザーストリップ等のシール部材を装着す
るあるいはボディパネルにモール等の装飾部材を装着す
る際に使用するクリップに関する。
【0002】
【従来の技術】まず従来例について説明する。例えば図
4に示される自動車用ドアの分解斜視図において、ドア
パネル20にはドアウエザーストリップ30及びドアト
リム40が取り付けられる。ドアウエザーストリップ3
0は、図5に分解斜視図で示されるようにクリップ1に
よりドアパネル20に装着される。本例の場合、本考案
でいう被取付部材にはドアパネル20が相当しまた同じ
く部品にはドアウエザーストリップ30が相当する。
【0003】図5において、クリップ1は合成樹脂製の
もので、図示上部に取付部11を備え、またその下部に
イカリ状係止脚部12を備えている。取付部11は、ド
アウエザーストリップ30のクリップ取付用開口孔31
に係入によって取付可能である。また係止脚部12は、
ドアパネル20に設けられた取付孔21に係着可能であ
り、前記取付部11の下面から突出する脚部支柱13
と、その支柱下半部から左右対称状にかつほぼ「く」の
字状に延びる左右の係止爪14とからなる。両係止爪1
4の自由端部外側は、その先端方(図示上方)に向かっ
て相互の間隔を逐次狭くする斜面14aとなっている。
なお取付部11と係止脚部12との間には吸盤部15が
設けられている。またドアパネル20の取付孔21とウ
エザーストリップ30の開口孔31とは互いに対応する
位置関係をもって形成されている。
【0004】次に、前記クリップ1の使用例について図
6の使用説明図を参照して述べる。なお図6中、(a)
は組付前の状態を示す側面図、同(b)はその組付完了
状態を示す側面図、同(c)はその取り外し開始状態を
示す側面図、同(d)はその取り外し完了状態を示す側
面図である。ドアウエザーストリップ30を取り付ける
場合には、まず図6(a)に示されるようにクリップ1
の取付部11がドアウエザーストリップ30の開口孔3
1にその弾性を利用して係入されることにより、クリッ
プ1がドアウエザーストリップ30に先付けされる。
【0005】次に、ドアウエザーストリップ30がドア
パネル20に押しつけられることによって、クリップ1
の係止脚部12がドアパネル20の取付孔21に押し込
まれる。すると、その取付孔21に係止脚部12の両係
止爪14が縮小変形して挿入されかつ図6(b)に示さ
れるように挿入後に両係止爪14がその反発力で拡開す
ることにより、クリップ1が抜け止めされる。このとき
両係止爪14の拡開力をもって各斜面14aが取付孔2
1の口縁に当接することにより、ドアパネル20の板厚
及び取付孔21の口径のばらつきに対応することができ
る。また吸盤部15はその弾性をもってドアパネル20
に密着する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ドアパネル
20の補修あるいはドアウエザーストリップ30の交換
等に際し、前記クリップ1をドアパネル20から離脱さ
せる場合がある。なおクリップ1の離脱は、ドアウエザ
ーストリップ30を取り付けたまま行われるか、あるい
は予めドアウエザーストリップ30を取り外したうえで
行われる。クリップ1の離脱時には、取付部11を図示
上方へ引っ張ってドアパネル20から抜き出すのである
が、従来では、図6(c)に示されるように係止脚部1
2の係止爪14の斜面14aがドアパネル20の取付孔
21にくい込んで引っ掛かっても、そのままクリップ1
が無理やり引き抜かれている。このようにクリップ1を
無理に引き抜くと、図6(d)に示されるように係止爪
14が座屈し折れ曲がってしまい、結局、クリップ1の
再使用が不可能である。なお前記クリップ1の他に、例
えば実開昭63−119112号公報に開示されるクリ
ップがある。このクリップは、傘形フランジ1(同公報
中符号)の下面に垂下した軸部3に一対の弾性脚片4を
有し、この脚片4に形成したテーパ状の段部6と前記フ
ランジ1とでパネルに保持させ、前記脚片4と軸部3と
の間にストッパを設けている。クリップの装着、脱着の
とき、脚片4が縮小、拡開するが、脱着のときストッパ
により脚片4の縮小が小さく、急激な脱着では脚片4の
抵抗が大きく、変形を伴うことにより、結局、前記のも
のと同様、クリップ1の再使用が不可能となる。
【0007】そこで本考案は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的はクリップの離
脱時における係止脚部の係止爪の座屈を防止して、再使
用を可能とするクリップを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本考
案は、ウエザーストリップやモール等の部品を取付可能
な取付部と、前記部品を装着する被取付部材の取付孔に
係着可能なイカリ状係止脚部とを備え、その係止脚部が
前記取付孔に押し込まれることにより前記係止爪が縮小
変形して挿入されかつ挿入後にその反発力で拡開し抜け
止めを果たすとともに、前記係止爪の自由端部には前記
挿入後に前記取付孔の口縁に当接する斜面が設けられた
クリップであって、前記係止爪の自由端部には座屈防止
用突起が設けられ、また前記脚部支柱には前記座屈防止
用突起と係合するガイド突起が設けられている。
【0009】
【作用】前記手段によれば、係止脚部の係止爪の座屈防
止用突起が脚部支柱のガイド突起と係合することによ
り、被取付部材の取付孔からのクリップの離脱時におけ
る係止爪の無理な撓み変形が防止され、このため係止爪
を座屈させないでクリップを取り外すことが可能にな
る。
【0010】
【実施例】本考案の一実施例を図面にしたがって説明す
る。なお本例は、前記従来例の一部を変更したものであ
るからその変更部分について詳述し、従来例と同一もし
くは均等構成と考えられる部分には同一符号を付して重
複する説明は省略する。本例のクリップ(従来クリップ
1と判別するため符号10を付す)が図2に説明図で示
され、またそのクリップを使用する取付部分が図3に分
解斜視図で示されている。なお図2中、(a)はクリッ
プの平面図、同(b)はその一部破断正面図、同(c)
はその一部破断側面図、同(d)は(b)のA−A線断
面図、同(e)は係止脚部の部分拡大図である。図2及
び図3において、係止脚部12の左右の係止爪14の自
由端部(図示上端部)には、脚部支柱13に向かって突
出する下傾き状の座屈防止用突起16が設けられてい
る。
【0011】また脚部支柱13には、前記突起16と対
向状をなす左右の係合溝17が設けられている。係合溝
17は、係止爪14の縮小変形による突起16の移動を
許容するように形成されている。この係合溝17の図示
下側壁部を、脚部支柱13の支柱挿入側において前記突
起16と係合するガイド突起18としている。ガイド突
起18の座屈防止用突起16に対する係合面は、係止爪
14の縮小変形によるその突起16の移動軌跡に沿う面
に形成されている。なお樹脂成形金型の都合上、図2
(d)に示されるように右側の係合溝17は正面(図示
上方)に開放で背面に非開放とされ、左側の係合溝17
は右側の係合溝17に対し脚部支柱13の軸心を中心と
して点対称状に形成されており正面に非開放で背面に開
放されている。
【0012】次に、前記クリップ10の使用例について
図1の使用説明図を参照して述べる。なお図1中、
(a)は組付前の状態を示す側面図、同(b)はその組
付完了状態を示す側面図、同(c)はその取り外し中の
状態を示す側面図である。クリップ10のドアウエザー
ストリップ30への取り付け及びそのクリップのドアパ
ネル20への取り付けに関しては、従来例とほとんど同
様である(図1(a)及び(b)参照)。組付完了時に
おいては、図1(b)に示されるように、係止脚部12
の係止爪14の座屈防止用突起16の先端部が脚部支柱
13のガイド突起18の先端部分と係合する。
【0013】ところで、ドアパネル20の補修あるいは
ドアウエザーストリップ30の交換等に際してのクリッ
プ1の離脱時には、取付部11を引っ張ってドアパネル
20から抜き出す。このとき、図1(c)に示されるよ
うに係止爪14の座屈防止用突起16と脚部支柱13の
ガイド突起18との係合によって、その係止爪14の無
理な撓み変形が防止されひいては座屈が防止された状態
でクリップ1が引き抜かれていくと、係止爪14の斜面
14aがドアパネル20の取付孔21に摺接していくこ
とにより係止爪14が縮小変形されていき、遂には取付
孔21からクリップ10が抜き外される。また前記係止
爪14の縮小変形に伴い、座屈防止用突起16はガイド
突起18との係合関係を保ちつつ係合溝17内へと進入
する。このとき、係止脚部12の係止爪14の斜面14
aがドアパネル20の取付孔21にくい込もうとして
も、座屈防止用突起16とガイド突起18との係合によ
って、係止爪14の斜面14aは前記くい込みを起こす
ことなく取付孔21を摺接することになる。従って、前
記クリップ10によると、係止爪14を座屈させること
なくドアパネル20の取付孔21から離脱させることが
可能で、再使用に供することができる。
【0014】
【考案の効果】本考案のクリップによれば、被取付部材
の取付孔から係止脚部の係止爪を座屈させないで離脱さ
せることができ、よって再使用に供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のクリップを示す使用説明図である。
【図2】実施例のクリップの説明図である。
【図3】実施例のクリップを使用する取付部分を示す分
解斜視図である。
【図4】自動車用ドアを示す分解斜視図である。
【図5】従来例のクリップを使用する取付部分を示す分
解斜視図である。
【図6】従来例のクリップの使用説明図である。
【符号の説明】
10 クリップ 11 取付部 12 係止脚部 13 脚部支柱 14 係止爪 14a 斜面 16 座屈防止用突起 18 ガイド突起 20 ドアパネル(被取付部材) 21 取付孔 30 ドアウエザーストリップ(部品)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−28512(JP,A) 実開 平3−124010(JP,U) 実開 平2−90408(JP,U) 実開 平5−54804(JP,U) 実開 平1−67314(JP,U) 実開 昭55−90807(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 19/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエザーストリップやモール等の部品を
    取付可能な取付部と、前記部品を装着する被取付部材の
    取付孔に係着可能なイカリ状係止脚部とを備え、その係
    止脚部が前記取付孔に押し込まれることにより前記係止
    爪が縮小変形して挿入されかつ挿入後にその反発力で拡
    開し抜け止めを果たすとともに、前記係止爪の自由端部
    には前記挿入後に前記取付孔の口縁に当接する斜面が設
    けられたクリップであって、前記係止爪の自由端部には
    座屈防止用突起が設けられ、また前記脚部支柱には前記
    座屈防止用突起と係合するガイド突起が設けられたクリ
    ップ。
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