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JP2591941Y2 - 真空吸上装置 - Google Patents

真空吸上装置

Info

Publication number
JP2591941Y2
JP2591941Y2 JP1993004496U JP449693U JP2591941Y2 JP 2591941 Y2 JP2591941 Y2 JP 2591941Y2 JP 1993004496 U JP1993004496 U JP 1993004496U JP 449693 U JP449693 U JP 449693U JP 2591941 Y2 JP2591941 Y2 JP 2591941Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
granular material
arm
suction device
vacuum suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993004496U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0663530U (ja
Inventor
宣昭 平野
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP1993004496U priority Critical patent/JP2591941Y2/ja
Publication of JPH0663530U publication Critical patent/JPH0663530U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2591941Y2 publication Critical patent/JP2591941Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Air Transport Of Granular Materials (AREA)
  • Ship Loading And Unloading (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、船艙内の粉粒体を吸引
空気により荷揚げする真空吸上装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】船舶で運搬される粉粒体、例えば麦,大
豆等の穀物やアルミナ,ペトロコークス等の鉱物類を荷
揚げするための荷役設備として、真空吸上装置(ニュー
マチックアンローダ)がある。
【0003】図3に示すように、従来この種の真空吸上
装置は、陸側に設置される本体フレーム1に設けられた
ブロワ2と、ブロワ2にエアパイプ3及び瀘過機(バグ
フィルター)4を介して連絡された輸送管5とを備え、
輸送管5の先端に取り付けたノズル6を船艙7内に装入
することにより、積載されている粉粒体wを吸引して荷
揚げするようになっている。輸送管5は、本体フレーム
1上の固気分離部8に俯仰自在に設けられた保持アーム
9により海上の船体10側へ延出され、その先端から垂
下されて艙口11を通って粉粒体層Wへ降ろされるよう
になっている。輸送管5の垂下部分5a及び水平部分5
bの一部は伸縮自在に形成され、保持アーム9の俯仰と
協動してノズル6を船艙7内の任意の位置に保持できる
ようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで通常の流動性
がある粉粒体wは、荷揚げ口11直下にノズル6を降ろ
して吸い上げるだけで次々に粉粒体層Wが崩れていくの
で(図中破線Waにて示す)、最後に船艙7の隅に残っ
た粉粒体wはロープ等でノズル6を隅に引き込んで吸い
上げれば、積み荷を余すこと無く荷揚げできる。しかし
ながら流動性の悪い(非流動性の)粉粒体wを荷揚げす
るに際しては、デッキ下の部分の粉粒体wが崩れずに残
ってしまい(図中点線Wbにて示す)、相当量をブルド
ーザ等で掻き落とす作業が必要であった。従って掻き落
しと吸い上げの連動作業となり、能率が悪く、本来の真
空輸送の能力を発揮できないという問題があった。
【0005】この対策として、ノズル6の実質的な吸引
範囲を広げるために、スクリュー等のアタッチメントを
取り付けるといった構成も種々提案されているが、拡張
範囲は直径2 〜3 m程度に止どまるので、根本的な解決
には至らなかった。
【0006】そこで本考案は、上記事情に鑑み、流動性
の悪い粉粒体でも効率よく荷揚げできる真空吸上装置を
提供すべく創案されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、船艙内に輸送
管のノズルを装入して積載されている粉粒体を吸引空気
により荷揚げする真空吸上装置において、粉粒体層の表
面を自在に走行する走行機構に、先端が走行機構の下部
で屈曲して上記粉粒体層の表面で水平方向に開口したノ
ズルと、上記粉粒体をノズルの先端に掻き寄せると共に
旋回自在なアームとを取り付けたものである。
【0008】
【作用】上記構成によって、走行機構は掻き寄せるべき
粉粒体層へ進み、アームは粉粒体層を崩しながら、その
崩した粉粒体をノズルの先端に掻き寄せてノズルに集め
る。集められた粉粒体はノズルに、吸い上げられて輸送
管を経由して荷揚げされる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0010】図1は、本考案に係わる真空吸上装置の一
実施例を示したものである。この真空吸上装置は、従来
同様の輸送管5に連結されたノズル21を備えたもので
あって、船艙7内の粉粒体層Wの表面を自在に走行する
走行機構23を設け、その走行機構23に、上記ノズル
21と、粉粒体wを掻き寄せるためのアーム22とを取
り付けて構成されている。
【0011】ノズル21はその先端26が走行機構23
の下部で略直角に屈曲された管体で成り、軸部24とな
る基端側がフレキシブルチューブ25を介して輸送管5
の垂下部分5aに着脱自在に連結されている。すなわち
軸部24が輸送管5と同軸に或いは平行に保持された状
態で、先端26が粉粒体層の表面で水平方向に開口され
るようになっている。
【0012】アーム22は、先端に掻き寄せ板27を有
した第一アーム28と、第一アーム28の基端に一端が
軸支された第二アーム29とで成り、第二アーム29の
他端が回転テーブル30の周縁部にブラケット31を介
して枢支されている。回転テーブル30は、ノズル21
の軸部24を貫通させてこれに回転自在に周設され、そ
の上面にはエンジン32及び運転室33を有して同様に
ノズル軸部24を挿通させた旋回部34が着設されてい
る。回転テーブル30と第二アーム29との間、第二ア
ーム29と第一アーム28との間、第一アーム28と掻
き寄せ板27との間にはそれぞれシリンダー35,3
6,37が設けられ、これらシリンダー35…37が適
宜伸縮することで粉粒体層Wの表面を引っ掻くように各
アーム28,29及び掻き寄せ板27が連動屈折し、粉
粒体wを手前に掻き寄せるようになっている。
【0013】走行機構23は、ノズル軸部24に取り付
けられた脚部38と、脚部38に支持された四台のキャ
タビラ式走行体39,40,41,42とで成る。脚部
38は回転テーブル30を旋回自在に支持していると共
に、下方には走行体39…42のためのブラケット4
3,44が形成されている。これらブラケット43,4
4及び走行体39…42は、図2に示すように平面で見
て正方形の頂点に位置するように軸部24から略等距離
に配置されている。そしてこのうち二台の走行体39,
42は、ノズル先端26を跨ぐように配置され、ブラケ
ット43の縦軸回りに旋回して走行の方向を転換できる
ようになっている。
【0014】このほか回転テーブル30にはエンジン3
2の出力軸から旋回駆動力を得るための歯車機構(図示
せず)が備えられ、走行機構23にはエンジン駆動によ
りキャタビラ式走行体39…42を駆動させるための伝
動機構(図示せず)が設けられている。また旋回部34
には、各シリンダ35…37に伸縮駆動のための油圧を
供給する油圧ユニット(図示せず)が備えられている。
【0015】次に本実施例の作用を説明する。
【0016】船艙7内の粉粒体wを荷揚げするに際し
て、まず輸送管5の垂下部分5aを船艙7の艙口11を
経由して降ろし、あらかじめ粉粒体層Wの表面に載置し
ておいた走行体39…42に保持されたノズル21の基
端側に連結する。そして走行体23の駆動により走行機
構23を掻き寄せるべき粉粒体層Wへ進め、例えば船艙
7の隅部方向にノズル先端26を向ける。この姿勢で、
シリンダー35…37を適宜伸縮し、アーム22を伸ば
して手前に引き寄せる動作を繰り返し、掻き寄せ板27
によって粉粒体wを略水平方向に掻き寄せノズル先端2
側に流し込むように集め、ブロワの吸引力により順次
吸い上げる。このとき粉粒体wは、ブロワの吸引力と、
掻き寄せ板27によってノズル先端26に流し込まれる
力とによって、効率的にノズル21に吸い上げられるこ
ととなる。また粉粒体wは略水平方向に掻き寄せられる
ので、粉粒体層Wは、ほぼ水平に掻き取られていく。
当方向の掻き寄せをある程度行ったなら回転テーブル3
0を若干旋回させ、アーム22の方向を変えて届く範囲
の掻き寄せを行う。さらに走行体39…42の駆動によ
りノズル先端26の向きを変えて掻き寄せを継続する。
【0017】この地点での掻き寄せが一通り終わったな
ら、走行体39…42の駆動及び輸送管5の追動により
ノズル21を適宜移動させ、新たな地点を中心にして旋
回を行いつつアーム22による掻き寄せを行う。以降、
この動作を繰り返し、徐々に深さ方向に荷揚げを進行さ
せていき、底ざらいまで行う。
【0018】このように、ノズル21に粉粒体wを掻き
寄せるべく屈曲駆動されるアーム22と、粉粒体層Wの
表面をキャタビラ式走行体39…42により自在に走行
する走行機構23とを設けたので、ノズル21の先端2
6に粉粒体wを確実に掻き寄せることができ、特に流動
性の悪い粉粒体wに対する荷揚げにおいて作業能率の向
上が達成される。
【0019】また本実施例にあっては、アーム22を回
転テーブル30に取り付けてノズル21の軸部24を中
心に旋回させるようにしたので、ノズル24の位置を一
定にしたままで極めて広い範囲の吸い上げを行うことが
でき、輸送管5を水平方向に移動させる頻度が少なくな
って、効率よく荷揚げ作業ができる。
【0020】なお本実施例では、走行機構23をキャタ
ビラ式走行体39…42で構成するものとしたが、粉粒
体層Wに対して過度に沈み込むものでなければどの様な
ものでもよく、例えばタイヤ式の走行体を構成してもよ
い。
【0021】さらに本考案の他の実施態様としては上記
実施例に種々考えられる。例えばフレキシブルチューブ
25を充分に長くしておいて、輸送管5の垂下部分5a
は艙口11の中央に固定位置させ、専ら走行機構23の
方向転換及び走行移動でノズル21の位置を変えるよう
にしてもよい。また船艙7が小規模なものであれば走行
機構23を例えば橇状の簡易なものとし、ノズル21を
中央に固定してアーム22の旋回及び掻き寄せのみで粉
粒体wを集めるようにしてもよい。尚、アームは本例の
ような起伏自在なものでなく水平面内を移動する形式で
もよい。
【0022】
【考案の効果】以上要するに本考案によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0023】輸送管のノズルに粉粒体を掻き寄せるため
のアームと粉粒体層の表面を自在に走行する走行機構と
を設けたので、ノズルに粉粒体を確実に掻き集めること
ができ、荷揚げ作業の能率向上が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる真空吸上装置の一実施例を示し
た側断面図である。
【図2】図1の作用を説明するための平面図である。
【図3】従来の真空吸上装置を示した側面図である。
【符号の説明】
5 輸送管 7 船艙 21 ノズル 22 アーム 23 走行機構 w 粉粒体 W 粉粒体層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 53/00 - 53/66 B65G 67/60

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船艙内に輸送管のノズルを装入して積載
    されている粉粒体を吸引空気により荷揚げする真空吸上
    装置において、粉粒体層の表面を自在に走行する走行機
    に、先端が走行機構の下部で屈曲して上記粉粒体層の
    表面で水平方向に開口したノズルと、上記粉粒体をノズ
    ルの先端に掻き寄せると共に旋回自在なアームとを取り
    付けたことを特徴とする真空吸上装置。
JP1993004496U 1993-02-15 1993-02-15 真空吸上装置 Expired - Lifetime JP2591941Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993004496U JP2591941Y2 (ja) 1993-02-15 1993-02-15 真空吸上装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1993004496U JP2591941Y2 (ja) 1993-02-15 1993-02-15 真空吸上装置

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Publication Number Publication Date
JPH0663530U JPH0663530U (ja) 1994-09-09
JP2591941Y2 true JP2591941Y2 (ja) 1999-03-10

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ID=11585686

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6126323B2 (ja) * 2015-03-04 2017-05-10 芝海株式会社 荷役装置
CN109879070A (zh) * 2017-12-06 2019-06-14 王勇刚 粮食智能装袋机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5149746U (ja) * 1974-10-14 1976-04-15
JPS6365623U (ja) * 1986-10-16 1988-04-30

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JPH0663530U (ja) 1994-09-09

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