JP2591130Y2 - 浄水器 - Google Patents
浄水器Info
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- JP2591130Y2 JP2591130Y2 JP1992093803U JP9380392U JP2591130Y2 JP 2591130 Y2 JP2591130 Y2 JP 2591130Y2 JP 1992093803 U JP1992093803 U JP 1992093803U JP 9380392 U JP9380392 U JP 9380392U JP 2591130 Y2 JP2591130 Y2 JP 2591130Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は水道水を濾過するための
浄水器、特に家庭用の浄水器のカートリッジ式フィルタ
ユニットに関するものである。
浄水器、特に家庭用の浄水器のカートリッジ式フィルタ
ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水栓の蛇口に直接取り付け、水道
水を簡便に濾過できる浄水器が一般家庭で使用されてい
る。この方式の浄水器の場合、浄水器本体と浄水器本体
に対して着脱可能な濾過部とを備え、原水を浄水器本体
を介して濾過部の流入口へ供給し、濾過部で濾過した
後、濾過水を濾過部の吐出口から浄水器本体を介して吐
出するようになっている。ところで、従来の濾過部は、
外装ケース内に活性炭や中空糸膜などの濾材を収容する
とともに、外装ケースの開口部に蓋部材を固着し、この
蓋部材の中央部に吐出口を設けるとともに、吐出口の外
周部に複数個の流入口を設けた構造となっている。した
がって、流入口から入った原水は濾過部の外周部から流
入し、濾過された後の浄水は中心部の吐出口から吐出さ
れる。
水を簡便に濾過できる浄水器が一般家庭で使用されてい
る。この方式の浄水器の場合、浄水器本体と浄水器本体
に対して着脱可能な濾過部とを備え、原水を浄水器本体
を介して濾過部の流入口へ供給し、濾過部で濾過した
後、濾過水を濾過部の吐出口から浄水器本体を介して吐
出するようになっている。ところで、従来の濾過部は、
外装ケース内に活性炭や中空糸膜などの濾材を収容する
とともに、外装ケースの開口部に蓋部材を固着し、この
蓋部材の中央部に吐出口を設けるとともに、吐出口の外
周部に複数個の流入口を設けた構造となっている。した
がって、流入口から入った原水は濾過部の外周部から流
入し、濾過された後の浄水は中心部の吐出口から吐出さ
れる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】濾過部が上記のような
構造を有する場合、蓋部材を外すと外装ケース内部の濾
材がばらけてしまうので、蓋部材は外装ケースから分離
不能となっている。そのため、濾材が劣化した場合に
は、濾材だけでなく外装ケースおよび蓋部材も一体に交
換しなければならず、交換部品が高価になるとともに、
資源の無駄使いになる欠点があった。そこで、本考案の
目的は、必要最少限の部品のみを交換できるようにし
て、交換部品を安価とし、かつ資源の無駄使いを少なく
した浄水器を提供することにある。
構造を有する場合、蓋部材を外すと外装ケース内部の濾
材がばらけてしまうので、蓋部材は外装ケースから分離
不能となっている。そのため、濾材が劣化した場合に
は、濾材だけでなく外装ケースおよび蓋部材も一体に交
換しなければならず、交換部品が高価になるとともに、
資源の無駄使いになる欠点があった。そこで、本考案の
目的は、必要最少限の部品のみを交換できるようにし
て、交換部品を安価とし、かつ資源の無駄使いを少なく
した浄水器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、浄水器本体と、浄水器本体に対して着脱
可能な濾過部とを備え、原水を浄水器本体を介して濾過
部の流入口へ供給し、濾過部で濾過した後、濾過水を濾
過部の吐出口から浄水器本体を介して吐出するようにし
た浄水器において、上記濾過部は有底筒形の外装ケース
と、外装ケース内に着脱可能に収納されたフィルタユニ
ットと、フィルタユニットを抜け止めするため外装ケー
スの開口部に着脱可能に装着されたケースカバーとを有
し、上記フィルタユニットは、筒状ホルダと、ホルダの
外側に装着された第1濾材と、ホルダの内側に収容され
た第2濾材とを有し、原水を第1濾材に導く流入口がケ
ースカバーに設けられ、第2濾材を通った濾過水を吐出
する吐出口がフィルタユニットの一端部に設けられてい
ることを特徴とする。
め、本考案は、浄水器本体と、浄水器本体に対して着脱
可能な濾過部とを備え、原水を浄水器本体を介して濾過
部の流入口へ供給し、濾過部で濾過した後、濾過水を濾
過部の吐出口から浄水器本体を介して吐出するようにし
た浄水器において、上記濾過部は有底筒形の外装ケース
と、外装ケース内に着脱可能に収納されたフィルタユニ
ットと、フィルタユニットを抜け止めするため外装ケー
スの開口部に着脱可能に装着されたケースカバーとを有
し、上記フィルタユニットは、筒状ホルダと、ホルダの
外側に装着された第1濾材と、ホルダの内側に収容され
た第2濾材とを有し、原水を第1濾材に導く流入口がケ
ースカバーに設けられ、第2濾材を通った濾過水を吐出
する吐出口がフィルタユニットの一端部に設けられてい
ることを特徴とする。
【0005】
【作用】フィルタユニットが劣化した場合には、まず濾
過部を浄水器本体から取り外す。次に、外装ケースの開
口部に装着されているケースカバーを外し、外装ケース
からフィルタユニットを取り出す。そして、新品のフィ
ルタユニットを外装ケースに収納し、ケースカバーを外
装ケースの開口部に装着してフィルタユニットを抜け止
めする。その後、この濾過部を浄水器本体に装着するこ
とにより、フィルタユニットの交換作業を終了する。
過部を浄水器本体から取り外す。次に、外装ケースの開
口部に装着されているケースカバーを外し、外装ケース
からフィルタユニットを取り出す。そして、新品のフィ
ルタユニットを外装ケースに収納し、ケースカバーを外
装ケースの開口部に装着してフィルタユニットを抜け止
めする。その後、この濾過部を浄水器本体に装着するこ
とにより、フィルタユニットの交換作業を終了する。
【0006】本考案において、フィルタユニットに吐出
口を一体に設けてもよいし、吐出口を有する部品をフィ
ルタユニットに対して着脱可能としてもよい。後者の場
合には、交換部品がフィルタユニット単体で済む。上記
フィルタユニットにおいて、ホルダは内側の第2濾材と
外側の第1濾材との間を仕切るとともに、両者を安定に
保持する機能を有する。
口を一体に設けてもよいし、吐出口を有する部品をフィ
ルタユニットに対して着脱可能としてもよい。後者の場
合には、交換部品がフィルタユニット単体で済む。上記
フィルタユニットにおいて、ホルダは内側の第2濾材と
外側の第1濾材との間を仕切るとともに、両者を安定に
保持する機能を有する。
【0007】
【実施例】図1〜図4は本考案にかかる浄水器の一例を
示す。この浄水器は、大略、浄水器本体1と、浄水器本
体1に対して着脱可能な濾過部2とで構成されている。
浄水器本体1の上部には、水栓の蛇口と接続される接続
口3が設けられ、この接続口3には蛇口に密着する環状
パッキン4が配置されている。接続口3の下部には弁室
5が一体に形成されている。弁室5の一端側(図3の左
側)は閉じられており、他端側は開放している。弁室5
の上部には図3に示すように接続口3と連通する流入口
6が形成され、最下部には原水をそのまま下方へ吐出さ
せるための第1出口7が形成されている。また、弁室5
には、上記第1出口7を間にして片側には水平方向に開
口する第2出口8が形成され、反対側には斜め下方へ開
口する第3出口(図示せず)が形成されている。上記流
入口6、第1〜第3出口7,8は同一円周上に設けられ
ている。第2出口8は接続パイプ9,10(図2参照)
を介して上記濾過部2へ連通しており、第3出口は第1
出口7の周囲に形成されたシャワー室11を介してシャ
ワー穴12へ連通している。
示す。この浄水器は、大略、浄水器本体1と、浄水器本
体1に対して着脱可能な濾過部2とで構成されている。
浄水器本体1の上部には、水栓の蛇口と接続される接続
口3が設けられ、この接続口3には蛇口に密着する環状
パッキン4が配置されている。接続口3の下部には弁室
5が一体に形成されている。弁室5の一端側(図3の左
側)は閉じられており、他端側は開放している。弁室5
の上部には図3に示すように接続口3と連通する流入口
6が形成され、最下部には原水をそのまま下方へ吐出さ
せるための第1出口7が形成されている。また、弁室5
には、上記第1出口7を間にして片側には水平方向に開
口する第2出口8が形成され、反対側には斜め下方へ開
口する第3出口(図示せず)が形成されている。上記流
入口6、第1〜第3出口7,8は同一円周上に設けられ
ている。第2出口8は接続パイプ9,10(図2参照)
を介して上記濾過部2へ連通しており、第3出口は第1
出口7の周囲に形成されたシャワー室11を介してシャ
ワー穴12へ連通している。
【0008】上記弁室5内には弁体13が回転可能に挿
入され、弁体13には、広口の開口部14と、開口部1
4に対して斜め下方の位置に出口穴15とが形成され、
開口部14と出口穴15とは互いに連通している。開口
部14は弁体13の全切換位置において流入口6と相対
するように形成され、濾過水使用時には第2出口8とも
相対する。また、出口穴15は第1出口7または第3出
口に対応する大きさに形成されている。弁体13の弁室
5から側方へ突出した軸部16には、切換レバー17が
嵌着され、弁室5の開放部側は2重のOリング18,1
9によってシールされ、弁室5の内部に入った水が外部
に漏れ出るのを防止している。
入され、弁体13には、広口の開口部14と、開口部1
4に対して斜め下方の位置に出口穴15とが形成され、
開口部14と出口穴15とは互いに連通している。開口
部14は弁体13の全切換位置において流入口6と相対
するように形成され、濾過水使用時には第2出口8とも
相対する。また、出口穴15は第1出口7または第3出
口に対応する大きさに形成されている。弁体13の弁室
5から側方へ突出した軸部16には、切換レバー17が
嵌着され、弁室5の開放部側は2重のOリング18,1
9によってシールされ、弁室5の内部に入った水が外部
に漏れ出るのを防止している。
【0009】濾過部2は、図5に示すように、有底円筒
形の外装ケース20と、外装ケース20内に収納された
フィルタユニット21とで構成されている。フィルタユ
ニット21は略円筒状の樹脂製ホルダ22を有し、この
ホルダ22の内部に第2濾材である多数本の中空糸膜2
3をU字形に折り曲げた状態で収容してある。中空糸膜
23の開口端部はホルダ22の開口部に封止材(図示せ
ず)によって固着され、中空糸膜23の外周部から内部
に浸透した水だけが中空糸膜23の中を通って開口端か
ら流出するようになっている。ホルダ22の両端部には
フランジ24,25が一体に形成され、これらフランジ
24,25の外周部が外装ケース20の内面に接してい
る。ホルダ22の外周部でかつフランジ24,25の中
間部には第1濾材である繊維状活性炭26が層状に巻き
付けられ、さらに活性炭26の内外周が不織布27で覆
われている。不織布27は活性炭26がホルダ22から
脱落するのを防止している。上記フランジ24,25に
は夫々流入穴24aと通過穴25aとが形成されてお
り、流入穴24aから入った原水は活性炭26の中を軸
線方向に流れ、通過穴25aを通って外装ケース20の
底部とホルダ22との隙間に入る。さらに、水はホルダ
22の一端部に設けた開口穴28を経て中空糸膜23が
収容されたホルダ22の内側へ入り、中空糸膜23によ
って濾過される。ホルダ22の開口した他端部には吐出
口カバー31がOリング32を介して嵌着され、この吐
出口カバー31の中央部には円筒状の吐出口33が突設
されている。中空糸膜23で濾過された水は、この吐出
口33から吐出される。
形の外装ケース20と、外装ケース20内に収納された
フィルタユニット21とで構成されている。フィルタユ
ニット21は略円筒状の樹脂製ホルダ22を有し、この
ホルダ22の内部に第2濾材である多数本の中空糸膜2
3をU字形に折り曲げた状態で収容してある。中空糸膜
23の開口端部はホルダ22の開口部に封止材(図示せ
ず)によって固着され、中空糸膜23の外周部から内部
に浸透した水だけが中空糸膜23の中を通って開口端か
ら流出するようになっている。ホルダ22の両端部には
フランジ24,25が一体に形成され、これらフランジ
24,25の外周部が外装ケース20の内面に接してい
る。ホルダ22の外周部でかつフランジ24,25の中
間部には第1濾材である繊維状活性炭26が層状に巻き
付けられ、さらに活性炭26の内外周が不織布27で覆
われている。不織布27は活性炭26がホルダ22から
脱落するのを防止している。上記フランジ24,25に
は夫々流入穴24aと通過穴25aとが形成されてお
り、流入穴24aから入った原水は活性炭26の中を軸
線方向に流れ、通過穴25aを通って外装ケース20の
底部とホルダ22との隙間に入る。さらに、水はホルダ
22の一端部に設けた開口穴28を経て中空糸膜23が
収容されたホルダ22の内側へ入り、中空糸膜23によ
って濾過される。ホルダ22の開口した他端部には吐出
口カバー31がOリング32を介して嵌着され、この吐
出口カバー31の中央部には円筒状の吐出口33が突設
されている。中空糸膜23で濾過された水は、この吐出
口33から吐出される。
【0010】外装ケース20の開口部内面には、上記フ
ィルタユニット21を抜け止めするケースカバー34が
Oリング35を介して螺着されている。ケースカバー3
4の中央部には上記吐出口33を遊挿する貫通穴36が
形成され、この貫通穴36の外周部には複数の流入口3
7が形成されている。なお、ケースカバー34と吐出口
カバー31との間には、流入口37から入った原水中に
含まれる大型の浮遊物を除去するストレーナ38が配置
されている。ケースカバー34の端部外周には、浄水器
本体1と螺合する雄ねじ34aが形成されている。
ィルタユニット21を抜け止めするケースカバー34が
Oリング35を介して螺着されている。ケースカバー3
4の中央部には上記吐出口33を遊挿する貫通穴36が
形成され、この貫通穴36の外周部には複数の流入口3
7が形成されている。なお、ケースカバー34と吐出口
カバー31との間には、流入口37から入った原水中に
含まれる大型の浮遊物を除去するストレーナ38が配置
されている。ケースカバー34の端部外周には、浄水器
本体1と螺合する雄ねじ34aが形成されている。
【0011】浄水器本体1には、図2に示すように濾過
部2を着脱可能に装着するための連結部材40が固定さ
れている。この連結部材40には、接続パイプ10の一
端部が接続される連通口41と、上記ケースカバー34
の雄ねじ34aがOリング42を介して螺合される雌ね
じ43と、上記吐出口33がOリング44を介して嵌合
する受け口45とが設けられている。上記連結部材40
には、上記受け口45と連通するように透明な吐出管4
6が接続されており、この吐出管46の内部には水量表
示計47が収容されている。この水量表示計47は、ス
プリング48によって受け口45方向に付勢されてお
り、吐出管46に一体形成された窓部49(図4参照)
から表示計47の位置を目視することによって、吐出水
量を確認できる。
部2を着脱可能に装着するための連結部材40が固定さ
れている。この連結部材40には、接続パイプ10の一
端部が接続される連通口41と、上記ケースカバー34
の雄ねじ34aがOリング42を介して螺合される雌ね
じ43と、上記吐出口33がOリング44を介して嵌合
する受け口45とが設けられている。上記連結部材40
には、上記受け口45と連通するように透明な吐出管4
6が接続されており、この吐出管46の内部には水量表
示計47が収容されている。この水量表示計47は、ス
プリング48によって受け口45方向に付勢されてお
り、吐出管46に一体形成された窓部49(図4参照)
から表示計47の位置を目視することによって、吐出水
量を確認できる。
【0012】上記構成の浄水器において、弁室5から接
続パイプ9,10を介して送られた原水は、連通口4
1、流入口37、ストレーナ38、流入穴24aを通
り、活性炭26の中を軸線方向に流れることによって塩
素やカビ臭などが除去される。さらに、通過穴25a、
開口穴28を経て中空糸膜23が収容されたホルダ22
の内側へ入り、中空糸膜23によって濁りや赤サビ等が
除去された後、吐出口33から濾過水が吐出される。
続パイプ9,10を介して送られた原水は、連通口4
1、流入口37、ストレーナ38、流入穴24aを通
り、活性炭26の中を軸線方向に流れることによって塩
素やカビ臭などが除去される。さらに、通過穴25a、
開口穴28を経て中空糸膜23が収容されたホルダ22
の内側へ入り、中空糸膜23によって濁りや赤サビ等が
除去された後、吐出口33から濾過水が吐出される。
【0013】ここで、上記フィルタユニット21の交換
方法を説明する。まず、外装ケース20(ケースカバー
34)を回して浄水器本体1(連結部材40)の雌ねじ
43から取り外す。この時、外装ケース20の開口部に
はケースカバー34が螺着されているので、外装ケース
20と一体にフィルタユニット21およびケースカバー
34が浄水器本体1から外れる。次に、外装ケース20
からケースカバー34を外し、フィルタユニット21を
外装ケース20から取り出す。そして、フィルタユニッ
ト21から吐出口カバー31を取り外す。次に、新品の
フィルタユニット21に吐出口カバー31を嵌合し、こ
のフィルタユニット21を外装ケース20に収納する。
そして、外装ケース20の開口部にケースカバー34を
螺着してフィルタユニット21を抜け止めする。最後
に、外装ケース20を浄水器本体1に対して螺合するこ
とにより、交換作業を終了する。上記のように、交換す
るのはフィルタユニット21を構成するホルダ22と中
空糸膜23と活性炭26と不織布27のみであり、外装
ケース20、ケースカバー34、吐出口カバー31など
の部品は共用できるので、非常に経済的である。
方法を説明する。まず、外装ケース20(ケースカバー
34)を回して浄水器本体1(連結部材40)の雌ねじ
43から取り外す。この時、外装ケース20の開口部に
はケースカバー34が螺着されているので、外装ケース
20と一体にフィルタユニット21およびケースカバー
34が浄水器本体1から外れる。次に、外装ケース20
からケースカバー34を外し、フィルタユニット21を
外装ケース20から取り出す。そして、フィルタユニッ
ト21から吐出口カバー31を取り外す。次に、新品の
フィルタユニット21に吐出口カバー31を嵌合し、こ
のフィルタユニット21を外装ケース20に収納する。
そして、外装ケース20の開口部にケースカバー34を
螺着してフィルタユニット21を抜け止めする。最後
に、外装ケース20を浄水器本体1に対して螺合するこ
とにより、交換作業を終了する。上記のように、交換す
るのはフィルタユニット21を構成するホルダ22と中
空糸膜23と活性炭26と不織布27のみであり、外装
ケース20、ケースカバー34、吐出口カバー31など
の部品は共用できるので、非常に経済的である。
【0014】図6は本考案の濾過部の他の実施例であ
る。この実施例では、フィルタユニット21のホルダ2
2を先端部が閉止された筒形状とし、外周部に多数の連
通口50を設けて内外部を連通させてある。そして、ホ
ルダ22の内部に中空糸膜23をU字形に折り曲げた状
態で収容するとともに、ホルダ22の外周部に繊維状活
性炭26を巻き付け、この活性炭26の内外周を不織布
27で覆っている。また、ホルダ22の閉じられた先端
部には凸部51が設けられ、この凸部51を外装ケース
20の底部に設けた凹部52に嵌合させて中心位置に位
置決めしている。フィルタユニット21の外径は外装ケ
ース20の内径より小径であり、そのためフィルタユニ
ット21と外装ケース20との間に環状空間53が形成
される。
る。この実施例では、フィルタユニット21のホルダ2
2を先端部が閉止された筒形状とし、外周部に多数の連
通口50を設けて内外部を連通させてある。そして、ホ
ルダ22の内部に中空糸膜23をU字形に折り曲げた状
態で収容するとともに、ホルダ22の外周部に繊維状活
性炭26を巻き付け、この活性炭26の内外周を不織布
27で覆っている。また、ホルダ22の閉じられた先端
部には凸部51が設けられ、この凸部51を外装ケース
20の底部に設けた凹部52に嵌合させて中心位置に位
置決めしている。フィルタユニット21の外径は外装ケ
ース20の内径より小径であり、そのためフィルタユニ
ット21と外装ケース20との間に環状空間53が形成
される。
【0015】上記構造の濾過部の場合、流入口37から
入った原水は、ストレーナ38を通り、環状空間53に
入る。そのため、原水はフィルタユニット21の外周部
に設けられた活性炭26に対して全周で接触し、活性炭
26の層の中を中心方向に通過することによって塩素や
カビ臭などが除去され、ホルダ22の連通口50を通っ
て内部空間に入り、内部空間に配置された中空糸膜23
によって濁りや赤サビ等が除去された後、吐出口33か
ら濾過水が吐出される。上記のように、流入口37から
流入した原水が環状空間53に入るようにしたので、水
圧のアンバランス等があっても、従来のように流入口付
近に原水が偏在して流れず、活性炭26および中空糸膜
23と広い面積で接触する。そのため、全ての活性炭2
6および中空糸膜23によって効率よく濾過できる。
入った原水は、ストレーナ38を通り、環状空間53に
入る。そのため、原水はフィルタユニット21の外周部
に設けられた活性炭26に対して全周で接触し、活性炭
26の層の中を中心方向に通過することによって塩素や
カビ臭などが除去され、ホルダ22の連通口50を通っ
て内部空間に入り、内部空間に配置された中空糸膜23
によって濁りや赤サビ等が除去された後、吐出口33か
ら濾過水が吐出される。上記のように、流入口37から
流入した原水が環状空間53に入るようにしたので、水
圧のアンバランス等があっても、従来のように流入口付
近に原水が偏在して流れず、活性炭26および中空糸膜
23と広い面積で接触する。そのため、全ての活性炭2
6および中空糸膜23によって効率よく濾過できる。
【0016】本考案は上記実施例に限定するものではな
く、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であ
る。第1濾材および第2濾材は、その用途に応じて任意
の濾材を使用することができる。また、第1濾材はホル
ダの外周に層状に巻き付けるものに限らず、筒状のモー
ルド品等を使用してもよい。この場合、フランジ25を
省略すればよい。上記実施例では、フィルタユニット2
1のホルダ22に吐出口33を有する吐出口カバー31
を着脱可能としたが、吐出口33をホルダ22に一体に
形成してもよい。ただ、実施例の場合には吐出口カバー
31を共用化できるので、交換部品が最少で済み、経済
的である。
く、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であ
る。第1濾材および第2濾材は、その用途に応じて任意
の濾材を使用することができる。また、第1濾材はホル
ダの外周に層状に巻き付けるものに限らず、筒状のモー
ルド品等を使用してもよい。この場合、フランジ25を
省略すればよい。上記実施例では、フィルタユニット2
1のホルダ22に吐出口33を有する吐出口カバー31
を着脱可能としたが、吐出口33をホルダ22に一体に
形成してもよい。ただ、実施例の場合には吐出口カバー
31を共用化できるので、交換部品が最少で済み、経済
的である。
【0017】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案に
よれば、フィルタユニットが劣化した場合、このフィル
タユニットのみを交換すればよく、外装ケースやケース
カバー等の部品は共用化できるので、交換部品が安価に
なるとともに、資源の無駄使いが少なくなるという効果
がある。
よれば、フィルタユニットが劣化した場合、このフィル
タユニットのみを交換すればよく、外装ケースやケース
カバー等の部品は共用化できるので、交換部品が安価に
なるとともに、資源の無駄使いが少なくなるという効果
がある。
【図1】本考案にかかる浄水器の一例の一部断面正面図
である。
である。
【図2】図1のA−A線部分断面図である。
【図3】図1のB−B線部分断面図である。
【図4】図2のC−C線部分断面図である。
【図5】濾過部の断面図である。
【図6】濾過部の他の実施例の断面図である。
1 浄水器本体 2 濾過部 20 外装ケース 21 フィルタユニット 22 ホルダ 23 中空糸膜 26 繊維状活性炭 31 吐出口カバー 33 吐出口 34 ケースカバー 37 流入口 46 吐出管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−79271(JP,A) 特開 平4−83578(JP,A) 特開 昭60−222188(JP,A) 実開 平1−163490(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 1/28 B01D 35/04
Claims (1)
- 【請求項1】浄水器本体と、浄水器本体に対して着脱可
能な濾過部とを備え、原水を浄水器本体を介して濾過部
へ供給し、濾過部で濾過した後、濾過水を浄水器本体を
介して吐出するようにした浄水器において、 上記濾過部は有底筒形の外装ケースと、外装ケース内に
着脱可能に収納されたフィルタユニットと、フィルタユ
ニットを抜け止めするため外装ケースの開口部に着脱可
能に装着されたケースカバーとを有し、 上記フィルタユニットは、筒状ホルダと、ホルダの外側
に装着された第1濾材と、ホルダの内側に収容された第
2濾材とを有し、 原水を第1濾材に導く流入口がケースカバーに設けら
れ、第2濾材を通った濾過水を吐出する吐出口がフィル
タユニットの一端部に設けられていることを特徴とする
浄水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992093803U JP2591130Y2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 浄水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992093803U JP2591130Y2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 浄水器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0657487U JPH0657487U (ja) | 1994-08-09 |
JP2591130Y2 true JP2591130Y2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=14092580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992093803U Expired - Lifetime JP2591130Y2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 浄水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591130Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-29 JP JP1992093803U patent/JP2591130Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0657487U (ja) | 1994-08-09 |
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