JP2590826Y2 - 成形金型 - Google Patents
成形金型Info
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- JP2590826Y2 JP2590826Y2 JP1992050503U JP5050392U JP2590826Y2 JP 2590826 Y2 JP2590826 Y2 JP 2590826Y2 JP 1992050503 U JP1992050503 U JP 1992050503U JP 5050392 U JP5050392 U JP 5050392U JP 2590826 Y2 JP2590826 Y2 JP 2590826Y2
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- Japan
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- molding
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、成形金型に関し、特に
成形品を離型する際に損傷を発生させることなく、段階
に離型するようにした成形金型に関する。
成形品を離型する際に損傷を発生させることなく、段階
に離型するようにした成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂やゴム材料などを射出成形して
所望の成形品を得る場合、複数の金型を型締めした状態
でキャビティ内に溶融材料を注入し、加熱および冷却を
施した後に金型を型開きして成形品を金型から離型す
る。この成形品の離型工程では、何れのショットにおい
ても常に同じ金型に成形品が残るようにしておかない
と、成形品の取り出しが極めて煩雑となる。
所望の成形品を得る場合、複数の金型を型締めした状態
でキャビティ内に溶融材料を注入し、加熱および冷却を
施した後に金型を型開きして成形品を金型から離型す
る。この成形品の離型工程では、何れのショットにおい
ても常に同じ金型に成形品が残るようにしておかない
と、成形品の取り出しが極めて煩雑となる。
【0003】例えば、従来の成形金型は、一方の金型が
成形機に固定され、他方の金型が移動するように構成さ
れており、移動する側の金型に成形品が残ると取り出し
が容易となるが、逆に成形機に固定された金型に成形品
が付着してしまうと、成形品の取り出しが極めて困難と
なり、ラインストップの原因となったりして生産性を低
下させる虞がある。したがって、従来では金型の形状や
構造面から成形品が何れか一方の金型に付着するような
対策が施されていた。又、成形品の離型を一度に行うた
め離型が困難な部分に損傷を発生させることがある。
成形機に固定され、他方の金型が移動するように構成さ
れており、移動する側の金型に成形品が残ると取り出し
が容易となるが、逆に成形機に固定された金型に成形品
が付着してしまうと、成形品の取り出しが極めて困難と
なり、ラインストップの原因となったりして生産性を低
下させる虞がある。したがって、従来では金型の形状や
構造面から成形品が何れか一方の金型に付着するような
対策が施されていた。又、成形品の離型を一度に行うた
め離型が困難な部分に損傷を発生させることがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、成形品
の形状や構造によっては、金型の形状や構造面の対策に
より所望の金型に成形品を残すことが困難な場合もあっ
た。すなわち、射出成形などの金型設計においては、上
型と下型との合わせ位置(以下、型割位置あるいはパー
ティングラインとも言う)、金型の抜き方向、スプルー
位置などを検討する際に、成形品の形状や構造を考慮し
ながら成形品が残る側の金型も決定されるが、射出成形
における成形品質からすれば、射出条件の他に、型割位
置や金型の抜き方向、スプルー位置などの諸条件が最優
先されるべき重要項目であり、成形品を何れの金型に残
すかというような離型工程における生産性については、
これらの諸条件を満足した上で対策されるのが実情であ
った。
の形状や構造によっては、金型の形状や構造面の対策に
より所望の金型に成形品を残すことが困難な場合もあっ
た。すなわち、射出成形などの金型設計においては、上
型と下型との合わせ位置(以下、型割位置あるいはパー
ティングラインとも言う)、金型の抜き方向、スプルー
位置などを検討する際に、成形品の形状や構造を考慮し
ながら成形品が残る側の金型も決定されるが、射出成形
における成形品質からすれば、射出条件の他に、型割位
置や金型の抜き方向、スプルー位置などの諸条件が最優
先されるべき重要項目であり、成形品を何れの金型に残
すかというような離型工程における生産性については、
これらの諸条件を満足した上で対策されるのが実情であ
った。
【0005】したがって、成形品の形状や構造如何で
は、離型工程における生産性が犠牲になっていることも
少なくなかった。しかも、成形品の形状・構造に応じ
て、その都度成形品の離型手法を考案するという従来の
設計思想では汎用性に乏しく、その意味で、離型工程に
おける金型設計や生産技術開発の抜本的な改良が希求さ
れていた。
は、離型工程における生産性が犠牲になっていることも
少なくなかった。しかも、成形品の形状・構造に応じ
て、その都度成形品の離型手法を考案するという従来の
設計思想では汎用性に乏しく、その意味で、離型工程に
おける金型設計や生産技術開発の抜本的な改良が希求さ
れていた。
【0006】本考案は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、成形品の形状や構造に拘ら
ず、成形品の離型を円滑に行うことを目的とする。
鑑みてなされたものであり、成形品の形状や構造に拘ら
ず、成形品の離型を円滑に行うことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の成形金型は、成形材料を注入するスプルー
(10)と前記スプルー(10)の出口側に合わせ面
(6)とを有する第1の型(1)、第1の型(1)の合
わせ面(6)に接合する合わせ面(6)とスプルー(1
0)に連通する成形キャビティ(5)の形成面とを有し
て合わせ面(6)が互に接離自在に組み合された第3の
型(2)、第3の型(2)と第1の型(1)の合わせ面
(6、6)に圧力流体を供給して合わせ面(6、6)を
離間させる流体通路(7、8)、第1の型(1)の合わ
せ面(6)に第3の型(2)の合わせ面(6)を接合さ
せるとともに第3の型(2)より大きく型開き可能な第
2の型(4)および第3の型(2)の成形キャビティ
(5)の形成面との間に成形キャビティ(5)を形成す
る成形周面を有して第2の型(4)に支持されたばね手
段(14)により第2の型(4)へ押圧されている中子
型(3)を具備するものである。
に、本考案の成形金型は、成形材料を注入するスプルー
(10)と前記スプルー(10)の出口側に合わせ面
(6)とを有する第1の型(1)、第1の型(1)の合
わせ面(6)に接合する合わせ面(6)とスプルー(1
0)に連通する成形キャビティ(5)の形成面とを有し
て合わせ面(6)が互に接離自在に組み合された第3の
型(2)、第3の型(2)と第1の型(1)の合わせ面
(6、6)に圧力流体を供給して合わせ面(6、6)を
離間させる流体通路(7、8)、第1の型(1)の合わ
せ面(6)に第3の型(2)の合わせ面(6)を接合さ
せるとともに第3の型(2)より大きく型開き可能な第
2の型(4)および第3の型(2)の成形キャビティ
(5)の形成面との間に成形キャビティ(5)を形成す
る成形周面を有して第2の型(4)に支持されたばね手
段(14)により第2の型(4)へ押圧されている中子
型(3)を具備するものである。
【0008】
【作用】第2の型(4)を第1の型(1)へ型締するこ
とにより成形キャビティ(5)が形成される。この成形
キャビティ(5)にスプルー(10)より成形材料を注
入する。注入された成形材料は、成形キャビティ(5)
に対応した形に成形される。成形が完了すると、流体通
路(7、8)から圧力流体が流入し、合わせ面(6、
6)間の圧力を上昇させる。そして、成形品と第1の型
(1)の合わせ面6および第3の型(2)の成形キャビ
ティ(5)の形成面との接合面間を剥離させることにな
る。同時に、第2の型(4)を型開きすると、第2の型
(4)により型締されていた第1の型(1)と第3の型
(2)の合わせ面(6)は圧力流体により型開きされ
る。この合わせ面6は面積が広いので強い力によりスプ
ルーの成形部の付根のバリの部分からスプルーの成形部
と成形品(M)とを切断する。更に、第2の型(4)の
型開きによりばね手段(14)を介して中子型(3)を
第3の型(2)から型開きする。この型開きは、ばね手
段(14)の圧縮力に応じて型開きされるので、成形品
(M)と第3の型(2)の成形キャビティ(5)の形成
面との離型が無理な作用力を受けることなく行なわれ
る。このため、成形品(M)は、スプルーの成形部との
切断分離とともに、第1の型(1)と第3の型との離型
がスムーズに行なうことが可能になる。
とにより成形キャビティ(5)が形成される。この成形
キャビティ(5)にスプルー(10)より成形材料を注
入する。注入された成形材料は、成形キャビティ(5)
に対応した形に成形される。成形が完了すると、流体通
路(7、8)から圧力流体が流入し、合わせ面(6、
6)間の圧力を上昇させる。そして、成形品と第1の型
(1)の合わせ面6および第3の型(2)の成形キャビ
ティ(5)の形成面との接合面間を剥離させることにな
る。同時に、第2の型(4)を型開きすると、第2の型
(4)により型締されていた第1の型(1)と第3の型
(2)の合わせ面(6)は圧力流体により型開きされ
る。この合わせ面6は面積が広いので強い力によりスプ
ルーの成形部の付根のバリの部分からスプルーの成形部
と成形品(M)とを切断する。更に、第2の型(4)の
型開きによりばね手段(14)を介して中子型(3)を
第3の型(2)から型開きする。この型開きは、ばね手
段(14)の圧縮力に応じて型開きされるので、成形品
(M)と第3の型(2)の成形キャビティ(5)の形成
面との離型が無理な作用力を受けることなく行なわれ
る。このため、成形品(M)は、スプルーの成形部との
切断分離とともに、第1の型(1)と第3の型との離型
がスムーズに行なうことが可能になる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本考案の一実施例に係る成形金型を示す
縦断面図、図2は同実施例における離型工程の成形金型
の作用を説明する縦断面図、図3は同実施例の中子型の
構成を説明する要部縦断面図である。
明する。図1は本考案の一実施例に係る成形金型を示す
縦断面図、図2は同実施例における離型工程の成形金型
の作用を説明する縦断面図、図3は同実施例の中子型の
構成を説明する要部縦断面図である。
【0010】本実施例の成形金型は、スプルー10が形
成された第1の型(以下、上型と言う)1、成形品Mが
最終的に残る中子型3、この中子型3を支持する第2の
型(以下、下型と言う)4、および、成形品Mを離型す
る際に上型1に対して僅かに上下移動する補助上型2を
有している。上型1は、射出ノズルが当接するスプルー
10を有しており、このスプルー10から溶融材料が成
形キャビティ(以下、キャビティと言う)以下5内に導
かれるようになっている。この上型1は、補助上型2お
よび下型4の周囲に配設された盤板11と共に図示しな
い成形機に固定されて、本実施例の成形金型では固定側
の金型を構成している。
成された第1の型(以下、上型と言う)1、成形品Mが
最終的に残る中子型3、この中子型3を支持する第2の
型(以下、下型と言う)4、および、成形品Mを離型す
る際に上型1に対して僅かに上下移動する補助上型2を
有している。上型1は、射出ノズルが当接するスプルー
10を有しており、このスプルー10から溶融材料が成
形キャビティ(以下、キャビティと言う)以下5内に導
かれるようになっている。この上型1は、補助上型2お
よび下型4の周囲に配設された盤板11と共に図示しな
い成形機に固定されて、本実施例の成形金型では固定側
の金型を構成している。
【0011】この上型1の下方には、上述した固定側の
盤板11に支持された第3の型(以下、補助上型と言
う)2が設けられている。補助上型2は、盤板11との
間に形成された隙間Sによって、上型1に接触する位置
(図1参照)と、この位置から僅かに下降して離間する
位置(図2参照)との間を上下移動可能になっている。
盤板11に支持された第3の型(以下、補助上型と言
う)2が設けられている。補助上型2は、盤板11との
間に形成された隙間Sによって、上型1に接触する位置
(図1参照)と、この位置から僅かに下降して離間する
位置(図2参照)との間を上下移動可能になっている。
【0012】特に本実施例の成形金型では、上型1と補
助上型2との合わせ面6に、流体通路を形成している。
本実施例における流体通路は、上型1側に環状凹部7を
形成すると共に、補助上型2側に環状凹部7に連通する
流路8を複数形成することにより構成されている。この
流路8は盤板11に形成された環状流路12に連通して
おり、エアー供給源(不図示)から送られた圧縮エアー
は、盤板11の環状流路12に導かれ、ここから補助上
型2に形成された複数の流路8に分岐し、さらに、これ
らの流路8から上型1の環状凹部7に導かれる。そし
て、型締めを行った状態では、上型1の環状凹部7は気
密状態にあるので、上型1と補助上型2との間に圧縮エ
アーの圧力が作用することになる。なお、補助上型2に
流路8を複数形成するのは、上型1の環状凹部7に対し
て圧力を均等に作用させるためであり、これにより、上
型1と補助上型2と離間動作が円滑になる。
助上型2との合わせ面6に、流体通路を形成している。
本実施例における流体通路は、上型1側に環状凹部7を
形成すると共に、補助上型2側に環状凹部7に連通する
流路8を複数形成することにより構成されている。この
流路8は盤板11に形成された環状流路12に連通して
おり、エアー供給源(不図示)から送られた圧縮エアー
は、盤板11の環状流路12に導かれ、ここから補助上
型2に形成された複数の流路8に分岐し、さらに、これ
らの流路8から上型1の環状凹部7に導かれる。そし
て、型締めを行った状態では、上型1の環状凹部7は気
密状態にあるので、上型1と補助上型2との間に圧縮エ
アーの圧力が作用することになる。なお、補助上型2に
流路8を複数形成するのは、上型1の環状凹部7に対し
て圧力を均等に作用させるためであり、これにより、上
型1と補助上型2と離間動作が円滑になる。
【0013】さらに、補助上型2の下方には、下型4が
設けられており、この下型4は図示しない成形機のラム
に取り付けられて、上型1に対して接近離反移動可能に
なっている。すなわち、溶融材料をスプルー10から注
入する際には、下型4を図1に示すように上昇させて、
上型1、補助上型2、中子型3および下型4により製品
形状に応じたキャビティ5を形成する。この状態を型締
め状態と称するが、この型締め状態においては、補助上
型2が上型1に接触し、さらに下型4も補助上型2に接
触して、キャビティ5内が気密状態に保持されている。
一方、成形を終了して成形品Mを取り出したり、あるい
は、成形を開始する前にキャビティ5内にインサート物
13をセットする場合には、下型4を下降させて型開き
が行われる。この動作については後述する。
設けられており、この下型4は図示しない成形機のラム
に取り付けられて、上型1に対して接近離反移動可能に
なっている。すなわち、溶融材料をスプルー10から注
入する際には、下型4を図1に示すように上昇させて、
上型1、補助上型2、中子型3および下型4により製品
形状に応じたキャビティ5を形成する。この状態を型締
め状態と称するが、この型締め状態においては、補助上
型2が上型1に接触し、さらに下型4も補助上型2に接
触して、キャビティ5内が気密状態に保持されている。
一方、成形を終了して成形品Mを取り出したり、あるい
は、成形を開始する前にキャビティ5内にインサート物
13をセットする場合には、下型4を下降させて型開き
が行われる。この動作については後述する。
【0014】下型4には、成形品Mの内面を形成する中
子型3が設けられており、下型4との間に介装されたス
プリング14によって、この中子型3は下型4方向にバ
ネ付勢されている。このスプリング14は、成形品Mの
離型工程において下型4を開いた際に、補助上型2から
成形品Mを離型する機能を司る。つまり、図2は成形品
Mが上型1からスプルーの成形部を切断して離型された
瞬間の状態を示しているが、中子型3と下型4との間に
介装されたスプリング14は収縮しており、中子型3に
対して下方に引っ張り力が作用している。したがって、
中子型3は補助上型2に対して離間しようとし、このと
き、成形品Mはその形状の抜け易さが起因して、補助上
型2から離型されることになる。
子型3が設けられており、下型4との間に介装されたス
プリング14によって、この中子型3は下型4方向にバ
ネ付勢されている。このスプリング14は、成形品Mの
離型工程において下型4を開いた際に、補助上型2から
成形品Mを離型する機能を司る。つまり、図2は成形品
Mが上型1からスプルーの成形部を切断して離型された
瞬間の状態を示しているが、中子型3と下型4との間に
介装されたスプリング14は収縮しており、中子型3に
対して下方に引っ張り力が作用している。したがって、
中子型3は補助上型2に対して離間しようとし、このと
き、成形品Mはその形状の抜け易さが起因して、補助上
型2から離型されることになる。
【0015】中子型3の中央には、補助中子型15が設
けられており、スプリング16によって突出方向にバネ
付勢されると共に、スペーサ17とボルト18の頭部が
ストッパの機能を司っている。この補助中子型15は、
成形開始前にインサート物13を位置決めする機能と、
成形終了後に成形品Mを中子型3から離型する機能とを
有している。
けられており、スプリング16によって突出方向にバネ
付勢されると共に、スペーサ17とボルト18の頭部が
ストッパの機能を司っている。この補助中子型15は、
成形開始前にインサート物13を位置決めする機能と、
成形終了後に成形品Mを中子型3から離型する機能とを
有している。
【0016】インサート物13の位置決めは、図3に示
すように、補助中子型15に形成されたハット部19に
インサート物であるリング13を挿入することにより行
われ、この状態のままで型締めが行われる。そして、上
型1のスプルー10から溶融材料を注入すると、射出圧
力によって補助中子型15がスプリング16の弾性力に
抗して後退し、図1に示すように、リング13を所定の
位置に位置決めする。
すように、補助中子型15に形成されたハット部19に
インサート物であるリング13を挿入することにより行
われ、この状態のままで型締めが行われる。そして、上
型1のスプルー10から溶融材料を注入すると、射出圧
力によって補助中子型15がスプリング16の弾性力に
抗して後退し、図1に示すように、リング13を所定の
位置に位置決めする。
【0017】また、成形を終了して中子型3に残った成
形品Mを当該中子型3から離型する場合には、成形品M
と中子型3との間にエアーを吹き込むことにより成形品
Mを膨張させ、これにより離型を行う。エアーは、例え
ば中子型3の通孔20から供給するように構成すれば、
このエアーは中子型3と補助中子型15との隙間を通過
して成形品Mと中子型3との間に至ることになる。そし
て、ゴム材などの成形品では弾性を有しているため成形
品Mはエアー圧によって、あたかも風船のように膨張
し、これによって成形品Mは中子型3から剥離されるこ
とになる。
形品Mを当該中子型3から離型する場合には、成形品M
と中子型3との間にエアーを吹き込むことにより成形品
Mを膨張させ、これにより離型を行う。エアーは、例え
ば中子型3の通孔20から供給するように構成すれば、
このエアーは中子型3と補助中子型15との隙間を通過
して成形品Mと中子型3との間に至ることになる。そし
て、ゴム材などの成形品では弾性を有しているため成形
品Mはエアー圧によって、あたかも風船のように膨張
し、これによって成形品Mは中子型3から剥離されるこ
とになる。
【0018】次に作用を説明する。まず最初に、成形金
型を開いた状態でインサート物13,21を下型4およ
び中子型3にセットする。本実施例におけるインサート
物は、樹脂製リング13と金属製リング21であるが、
樹脂製リング13は、図3に示すように、補助中子型1
5のハット部19に挿入することにより位置決めが行わ
れる。また、金属製リング21は、これを下型4に載置
した後に、型締めを行なうと、補助上型2により位置決
めが行われるようになっている。
型を開いた状態でインサート物13,21を下型4およ
び中子型3にセットする。本実施例におけるインサート
物は、樹脂製リング13と金属製リング21であるが、
樹脂製リング13は、図3に示すように、補助中子型1
5のハット部19に挿入することにより位置決めが行わ
れる。また、金属製リング21は、これを下型4に載置
した後に、型締めを行なうと、補助上型2により位置決
めが行われるようになっている。
【0019】このようにインサート物13,21をセッ
トした後に、成形金型の型締めを行う。型締めは、下型
4を上昇させることにより行われるが、下型4によって
補助上型2を押し上げて、補助上型2が上型1に接触す
るようにしておく。また、中子型3はスプリング14の
弾性力によって下型4側に引き込まれる。このようにし
て、図1に示すように、上型1、補助上型2、中子型3
および下型4によって成形品Mに応じたキャビティ5が
形成される(厳密に言えば、この状態では補助中子型1
5が中子型3に対して浮き上がった状態であるので、後
述する真空引きあるいは射出工程で、成形品に応じたキ
ャビティが形成されることになる)。
トした後に、成形金型の型締めを行う。型締めは、下型
4を上昇させることにより行われるが、下型4によって
補助上型2を押し上げて、補助上型2が上型1に接触す
るようにしておく。また、中子型3はスプリング14の
弾性力によって下型4側に引き込まれる。このようにし
て、図1に示すように、上型1、補助上型2、中子型3
および下型4によって成形品Mに応じたキャビティ5が
形成される(厳密に言えば、この状態では補助中子型1
5が中子型3に対して浮き上がった状態であるので、後
述する真空引きあるいは射出工程で、成形品に応じたキ
ャビティが形成されることになる)。
【0020】次に、上述したキャビティ5内にゴムなど
の溶融材料を注入するにあたり、キャビティ5全体に材
料が行きわたるように、そして、成形品にエアー入りを
防止いするために、キャビティ5内の真空引きを行う。
この真空引きは、スプルー10や通孔20などに真空ポ
ンプを接続して行うことができる。キャビティ5内が真
空状態で低下したら、スプルー10から溶融材料を注入
する。この注入時の射出圧力や前述した真空引きによっ
て、補助中子型15は中子型3に押し込まれたり引き込
まれたりすることになり、これによって最終的に成形品
Mの形状に応じたキャビティ5が形成される
の溶融材料を注入するにあたり、キャビティ5全体に材
料が行きわたるように、そして、成形品にエアー入りを
防止いするために、キャビティ5内の真空引きを行う。
この真空引きは、スプルー10や通孔20などに真空ポ
ンプを接続して行うことができる。キャビティ5内が真
空状態で低下したら、スプルー10から溶融材料を注入
する。この注入時の射出圧力や前述した真空引きによっ
て、補助中子型15は中子型3に押し込まれたり引き込
まれたりすることになり、これによって最終的に成形品
Mの形状に応じたキャビティ5が形成される
【0021】所定の射出成形条件で成形を終了すると、
次に成形品Mの離型を行う。まず、下型4を下降させ、
これとほぼ同時に盤板11の環状流路12に圧縮エアー
を供給する。すると、この圧縮エアーは、盤板11の環
状流路12から補助上型2に形成された複数の流路8に
分岐して流入し、さらに、これらの流路8から上型1の
環状凹部7に導かれる。そして、型締めを行った状態で
は上型1の環状凹部7は気密状態にあるので、上型1と
補助上型2との間に圧縮エアーの圧力が作用することに
なる。
次に成形品Mの離型を行う。まず、下型4を下降させ、
これとほぼ同時に盤板11の環状流路12に圧縮エアー
を供給する。すると、この圧縮エアーは、盤板11の環
状流路12から補助上型2に形成された複数の流路8に
分岐して流入し、さらに、これらの流路8から上型1の
環状凹部7に導かれる。そして、型締めを行った状態で
は上型1の環状凹部7は気密状態にあるので、上型1と
補助上型2との間に圧縮エアーの圧力が作用することに
なる。
【0022】一方、このとき下型4は下降を開始してい
るので、補助上型2に作用している外力は、成形品Mと
補助上型2との接着力および成形品Mと上型1との接着
力によって上型方向に引き寄せられる力のみである。し
たがって、上述した圧縮エアーが上型1に対して補助上
型2を押し下げる方向に作用し、この圧縮エアーの空気
圧が成形品Mとの接着力より大きくなると、補助上型2
が隙間S分だけ下降することになる(図2に示す高さ
「h」だけ下降する)。このとき、環状凹部7に導かれ
た圧縮エアーは、上型1と成形品Mとの境界面9に浸入
しながら補助上型2を押し下げるので、成形品Mは上型
1から剥離されることになる。
るので、補助上型2に作用している外力は、成形品Mと
補助上型2との接着力および成形品Mと上型1との接着
力によって上型方向に引き寄せられる力のみである。し
たがって、上述した圧縮エアーが上型1に対して補助上
型2を押し下げる方向に作用し、この圧縮エアーの空気
圧が成形品Mとの接着力より大きくなると、補助上型2
が隙間S分だけ下降することになる(図2に示す高さ
「h」だけ下降する)。このとき、環状凹部7に導かれ
た圧縮エアーは、上型1と成形品Mとの境界面9に浸入
しながら補助上型2を押し下げるので、成形品Mは上型
1から剥離されることになる。
【0023】補助上型2の下降は隙間S分だけであるた
め、図2に示すように、下型4が下降すると中子型3と
下型4との間に介装されたスプリング14によって中子
型3が下型4方向に引き寄せられる。このとき、成形品
Mの形状に起因して(すなわち、成形品Mと中子型3と
は形状的に嵌合しているので)、成形品Mは補助上型2
から剥離されることになる。
め、図2に示すように、下型4が下降すると中子型3と
下型4との間に介装されたスプリング14によって中子
型3が下型4方向に引き寄せられる。このとき、成形品
Mの形状に起因して(すなわち、成形品Mと中子型3と
は形状的に嵌合しているので)、成形品Mは補助上型2
から剥離されることになる。
【0024】最後に、中子型3に残った成形品Mを離型
する。この離型は、エアーを例えば中子型3の通孔20
から供給し、中子型3と補助中子型15との隙間を通過
させて成形品Mと中子型3との間に至らしめる。そし
て、ゴム材などの成形品Mでは弾性を有しているため、
この弾性を利用して、成形品Mをエアー圧によって、あ
たかも風船のように膨張させ、これによって成形品Mを
中子型3から剥離させる。
する。この離型は、エアーを例えば中子型3の通孔20
から供給し、中子型3と補助中子型15との隙間を通過
させて成形品Mと中子型3との間に至らしめる。そし
て、ゴム材などの成形品Mでは弾性を有しているため、
この弾性を利用して、成形品Mをエアー圧によって、あ
たかも風船のように膨張させ、これによって成形品Mを
中子型3から剥離させる。
【0025】なお、本考案の成形金型は、上述した実施
例にのみ限定されることなく種々に改変することが可能
である。例えば、上述した実施例では、成形金型を上
型、補助上型、中子型、補助中子型および下型という4
つの金型により構成したが、補助中子型などを省略する
ことは可能である。また、本考案の成形金型は、上述し
た実施例で説明した成形品の形状や構造に何ら限定され
ることなく、種々の成形品に対して適用することができ
る。さらに、インサート物を行う必要もない。
例にのみ限定されることなく種々に改変することが可能
である。例えば、上述した実施例では、成形金型を上
型、補助上型、中子型、補助中子型および下型という4
つの金型により構成したが、補助中子型などを省略する
ことは可能である。また、本考案の成形金型は、上述し
た実施例で説明した成形品の形状や構造に何ら限定され
ることなく、種々の成形品に対して適用することができ
る。さらに、インサート物を行う必要もない。
【0026】
【考案の効果】本考案の成形金型は、第1の型と第3の
型の合わせ面に圧力流体が作用するので、この圧力流体
により合わせ面が型開きする。この型開きは、スプルー
の成形部の付根のばり面をもむしり取るようにして分離
させる。このスプルーの成形部の分離が完了した後に、
ばね手段が第3の型の成形キャビティの形成面から中子
型に嵌合している成形品を徐々に無理なく離型させる。
このため、成形品は、成形金型の分離型から段階的に離
型させられるので、成形品に離型時に発生する損を効果
的に防止することができる。そして、成形品を中子型に
必ず付着させることができる。 又、スプルー成形部は、
成形品から分離させるから、スプルーと成形品とを連結
するバリを旋盤等で回転させながら仕上切断するとき、
スプルー成形部が不釣合に回転して仕上面を不良にする
のを効果的に防止し、仕上面の機能を向上させることが
期待できる。
型の合わせ面に圧力流体が作用するので、この圧力流体
により合わせ面が型開きする。この型開きは、スプルー
の成形部の付根のばり面をもむしり取るようにして分離
させる。このスプルーの成形部の分離が完了した後に、
ばね手段が第3の型の成形キャビティの形成面から中子
型に嵌合している成形品を徐々に無理なく離型させる。
このため、成形品は、成形金型の分離型から段階的に離
型させられるので、成形品に離型時に発生する損を効果
的に防止することができる。そして、成形品を中子型に
必ず付着させることができる。 又、スプルー成形部は、
成形品から分離させるから、スプルーと成形品とを連結
するバリを旋盤等で回転させながら仕上切断するとき、
スプルー成形部が不釣合に回転して仕上面を不良にする
のを効果的に防止し、仕上面の機能を向上させることが
期待できる。
【図1】本考案の一実施例に係る成形金型を示す縦断面
図である。
図である。
【図2】同実施例における離型工程の成形金型の作用を
説明する縦断面図である。
説明する縦断面図である。
【図3】同実施例の中子型の構成を説明する要部縦断面
図である。
図である。
1…第1の型(上型) 2…第3の型(補助上型) 3…中子型 4…第2の型(下型) 5…キャビティ 6…合わせ面 7…環状凹部(流体通路) 8…流路(流体通路) 9…境界面 10…スプルー 11…盤板 12…環状流路 13…樹脂製リング(インサート物) 14…スプリング 15…補助中子型 16…スプリング 17…スペーサ 18…ボルト 19…ハット部 20…通孔 21…金属製リング(インサート物) M…成形品 S…隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/26 - 45/44 B29C 33/00 - 33/76
Claims (1)
- 【請求項1】成形材料を注入するスプルー(10)と前
記スプルー(10)の出口側に合わせ面(6)とを有す
る第1の型(1)、前記第1の型(1)の合わせ面
(6)に接合する合わせ面(6)と前記スプルー(1
0)に連通する成形キャビティ(5)の形成面とを有し
て前記合わせ面(6)が互に接離自在に組み合された第
3の型(2)、前記第3の型(2)と第1の型(1)の
合わせ面(6、6)に圧力流体を供給して前記合わせ面
(6、6)を離間させる流体通路(7、8)、前記第1
の型(1)の合わせ面(6)に第3の型(2)の合わせ
面(6)を接合させるとともに前記第3の型(2)より
大きく型開き可能な第2の型(4)および前記第3の型
(2)の前記成形キャビティ(5)の形成面との間に前
記成形キャビティ(5)を形成する成形周面を有して前
記第2の型(4)に支持されたばね手段(14)により
前記第2の型(4)へ押圧されている中子型(3)を具
備すること、を特徴とする成形金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992050503U JP2590826Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992050503U JP2590826Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 成形金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063620U JPH063620U (ja) | 1994-01-18 |
JP2590826Y2 true JP2590826Y2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=12860763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992050503U Expired - Lifetime JP2590826Y2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 成形金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590826Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP1992050503U patent/JP2590826Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH063620U (ja) | 1994-01-18 |
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Legal Events
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