JP2589149Y2 - くるみボタン - Google Patents
くるみボタンInfo
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- JP2589149Y2 JP2589149Y2 JP1993061532U JP6153293U JP2589149Y2 JP 2589149 Y2 JP2589149 Y2 JP 2589149Y2 JP 1993061532 U JP1993061532 U JP 1993061532U JP 6153293 U JP6153293 U JP 6153293U JP 2589149 Y2 JP2589149 Y2 JP 2589149Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ボタン本体の表面側を
外装用のシート部材で覆った所謂くるみボタンの改良技
術に関するものである。
外装用のシート部材で覆った所謂くるみボタンの改良技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のくるみボタンとして、中央に嵌
合用の貫通孔を有する皿状部分の外周部に環状の垂下部
分を連設した合成樹脂製の雌部材と、前記垂下部分の内
側に嵌合される板状部分の表裏に、貫通孔に抜け止め嵌
合される突起部と衣服への縫着用のリング状部分とを連
設した合成樹脂製の雄部材と、前記雌部材の表面側を覆
う外装用のシート部材とから成り、かつ、前記シート部
材の外周縁を前記垂下部分と板状部分とで挟持固定して
成るものが知られている。
合用の貫通孔を有する皿状部分の外周部に環状の垂下部
分を連設した合成樹脂製の雌部材と、前記垂下部分の内
側に嵌合される板状部分の表裏に、貫通孔に抜け止め嵌
合される突起部と衣服への縫着用のリング状部分とを連
設した合成樹脂製の雄部材と、前記雌部材の表面側を覆
う外装用のシート部材とから成り、かつ、前記シート部
材の外周縁を前記垂下部分と板状部分とで挟持固定して
成るものが知られている。
【0003】かゝる構成によれば、雌部材ならびに雄部
材を共に合成樹脂製としていることで、それまでの金属
製のものに比べて、錆が発生したり、その錆がシート部
材の表面側に浮き出して見苦しくなったり、更には錆に
よって衣服自体が汚れると言った不都合が解消される利
点がある。
材を共に合成樹脂製としていることで、それまでの金属
製のものに比べて、錆が発生したり、その錆がシート部
材の表面側に浮き出して見苦しくなったり、更には錆に
よって衣服自体が汚れると言った不都合が解消される利
点がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが図7に示すよ
うに、雄部材22の突起部29を雌部材21の貫通孔2
6に抜け止め嵌合させた状態で、その突起部29の嵌合
端を雌部材21の皿状部分25の表面に滑らかに連ねさ
せることは至難であった。
うに、雄部材22の突起部29を雌部材21の貫通孔2
6に抜け止め嵌合させた状態で、その突起部29の嵌合
端を雌部材21の皿状部分25の表面に滑らかに連ねさ
せることは至難であった。
【0005】即ち、突起部29を抜け止め状態で貫通孔
26に嵌合させる上で、貫通孔26の内部に抜け止め片
aを形成すると共に、この抜け止め片aに係止する係止
片dを突起部29に形成して、この両片a,dを互いに
係止させるようにし、かつこの際、雄部材22の板状部
分(図示しないが、図2に符号10で示す部材であ
る。)をやゝ弾性変形させて、これを雄部材22の皿状
部分25に連設した環状の垂下部分(同じく図示しない
が、図2に符号8で示す部材である。)の内側に嵌合さ
せるようにして、この板状部分の所謂スプリングバック
によって両片a,dを付勢係止させるようにしている
が、この構成をとって突起部29の嵌合端を雌部材21
の皿状部分25の表面に滑らかに連ねさせることは、技
術的に極めて困難であった。
26に嵌合させる上で、貫通孔26の内部に抜け止め片
aを形成すると共に、この抜け止め片aに係止する係止
片dを突起部29に形成して、この両片a,dを互いに
係止させるようにし、かつこの際、雄部材22の板状部
分(図示しないが、図2に符号10で示す部材であ
る。)をやゝ弾性変形させて、これを雄部材22の皿状
部分25に連設した環状の垂下部分(同じく図示しない
が、図2に符号8で示す部材である。)の内側に嵌合さ
せるようにして、この板状部分の所謂スプリングバック
によって両片a,dを付勢係止させるようにしている
が、この構成をとって突起部29の嵌合端を雌部材21
の皿状部分25の表面に滑らかに連ねさせることは、技
術的に極めて困難であった。
【0006】更には、雌雄の部材21,22の成形誤差
や、両部材21,22によって挟持するシート部材24
の厚みによっても、突起部29の嵌合端が皿状部分25
の表面から突出したり或いは凹入したりする。
や、両部材21,22によって挟持するシート部材24
の厚みによっても、突起部29の嵌合端が皿状部分25
の表面から突出したり或いは凹入したりする。
【0007】このように、突起部29の嵌合端を雌部材
21の皿状部分25の表面に滑らかに連ねさせ得ないた
めに、雌部材21の表面側を覆う外装用シート部材24
が皿状部分25の中央部で歪に膨らんだり、或いは凹ん
だように見えたりし、更には、シート部材24の表面が
突起部29まわりのエッジや貫通孔26まわりのエッジ
で擦れて、シート部材24の表面に擦れ跡が浮き上がる
ようになり、見栄えをやゝ損なう点で改善の余地があっ
た。
21の皿状部分25の表面に滑らかに連ねさせ得ないた
めに、雌部材21の表面側を覆う外装用シート部材24
が皿状部分25の中央部で歪に膨らんだり、或いは凹ん
だように見えたりし、更には、シート部材24の表面が
突起部29まわりのエッジや貫通孔26まわりのエッジ
で擦れて、シート部材24の表面に擦れ跡が浮き上がる
ようになり、見栄えをやゝ損なう点で改善の余地があっ
た。
【0008】一方、これまでのくるみボタンのデザイン
性は、雌部材の表面側を覆う外装用シート部材の色合い
や柄だけに頼る平面的なものであって、衣服のファッシ
ョン性を高める上から、くるみボタンに立体の装飾品を
施すことが要望されつつあり、而して、シート部材の表
面側に予め立体の装飾品を縫着して、このシート部材を
雌雄の部材間に挟持させる試みが成されたのである。
性は、雌部材の表面側を覆う外装用シート部材の色合い
や柄だけに頼る平面的なものであって、衣服のファッシ
ョン性を高める上から、くるみボタンに立体の装飾品を
施すことが要望されつつあり、而して、シート部材の表
面側に予め立体の装飾品を縫着して、このシート部材を
雌雄の部材間に挟持させる試みが成されたのである。
【0009】しかし、立体の装飾品をシート部材に縫着
するには手間がかゝってコストアップとなる上に、この
立体装飾品を雌部材の中央に位置させるように、シート
部材を両部材によって挟持固定させることは極めて困難
であって、見栄えが悪いことから却ってファッション性
を損なうことになり、更に、糸切れによって立体装飾品
が外れると、これを縫着することが困難であることか
ら、くるみボタンの全てを取り替えざるを得なくなる問
題があったのである。
するには手間がかゝってコストアップとなる上に、この
立体装飾品を雌部材の中央に位置させるように、シート
部材を両部材によって挟持固定させることは極めて困難
であって、見栄えが悪いことから却ってファッション性
を損なうことになり、更に、糸切れによって立体装飾品
が外れると、これを縫着することが困難であることか
ら、くるみボタンの全てを取り替えざるを得なくなる問
題があったのである。
【0010】本考案は、上記の不都合が解消された見栄
えの良いくるみボタンを提供せんことを目的としてい
る。
えの良いくるみボタンを提供せんことを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案は、合成樹脂製の上記した雌部材の垂下部分
と雄部材の板状部分とによって、雌部材の表面側を覆う
外装用のシート部材を挟持固定するようにしたくるみボ
タンを対象にして、このくるみボタンに対して次のよう
に技術的手段を講じた点に特徴がある。
めに本考案は、合成樹脂製の上記した雌部材の垂下部分
と雄部材の板状部分とによって、雌部材の表面側を覆う
外装用のシート部材を挟持固定するようにしたくるみボ
タンを対象にして、このくるみボタンに対して次のよう
に技術的手段を講じた点に特徴がある。
【0012】即ち、第1の考案では、上記したくるみボ
タンにおいて、前記突起部の貫通孔に対する嵌合端を皿
状部分の表面よりも控えさせて、突起部先端と貫通孔と
による凹部を皿状部分の表面側に形成し、この凹部に、
前記皿状部分の表面に滑らかに連なる合成樹脂製の栓部
材を抜け止め嵌合させた点に特徴がある。
タンにおいて、前記突起部の貫通孔に対する嵌合端を皿
状部分の表面よりも控えさせて、突起部先端と貫通孔と
による凹部を皿状部分の表面側に形成し、この凹部に、
前記皿状部分の表面に滑らかに連なる合成樹脂製の栓部
材を抜け止め嵌合させた点に特徴がある。
【0013】第2の考案では、第1の考案と同様に、皿
状部分の表面側に凹部を形成する一方、シート部材の前
記凹部に対応する部位に透孔を形成し、かつ、この透孔
に立体の装飾品を連設した合成樹脂製の栓部材を挿通さ
せて、この栓部材を前記凹部に抜け止め嵌合させた点に
特徴がある。
状部分の表面側に凹部を形成する一方、シート部材の前
記凹部に対応する部位に透孔を形成し、かつ、この透孔
に立体の装飾品を連設した合成樹脂製の栓部材を挿通さ
せて、この栓部材を前記凹部に抜け止め嵌合させた点に
特徴がある。
【0014】第3の考案では、同じく皿状部分の表面側
に凹部を形成する一方、シート部材の前記凹部に対応す
る部位に透孔を形成し、かつ、前記皿状部分とによって
前記透孔まわりのシート部材を挟持させる状態で、前記
凹部に立体の装飾品を連設した合成樹脂製の栓部材を抜
け止め嵌合させた点に特徴がある。
に凹部を形成する一方、シート部材の前記凹部に対応す
る部位に透孔を形成し、かつ、前記皿状部分とによって
前記透孔まわりのシート部材を挟持させる状態で、前記
凹部に立体の装飾品を連設した合成樹脂製の栓部材を抜
け止め嵌合させた点に特徴がある。
【0015】
【作用】第1考案の特徴的構成によれば、皿状部分の表
面側に形成した凹部に、皿状部分の表面に滑らかに連な
る栓部材を抜け止め嵌合させることで、くるみボタン中
央部でのシート部材の膨らみや凹み、更にはこれらに起
因するシート部材の擦れ跡の発生が防止され、くるみボ
タンの見栄えが良くなる。
面側に形成した凹部に、皿状部分の表面に滑らかに連な
る栓部材を抜け止め嵌合させることで、くるみボタン中
央部でのシート部材の膨らみや凹み、更にはこれらに起
因するシート部材の擦れ跡の発生が防止され、くるみボ
タンの見栄えが良くなる。
【0016】第2考案の特徴的構成によれば、立体の装
飾品を連設した栓部材を、皿状部分の表面側に形成した
凹部に抜け止め嵌合させることで、縫着の手間を要する
ことなく、雌部材の中央部に立体装飾品を位置させるこ
とができ、くるみボタンが豪華で見栄えの良いものとな
る。
飾品を連設した栓部材を、皿状部分の表面側に形成した
凹部に抜け止め嵌合させることで、縫着の手間を要する
ことなく、雌部材の中央部に立体装飾品を位置させるこ
とができ、くるみボタンが豪華で見栄えの良いものとな
る。
【0017】第3考案の特徴的構成によれば、縫着の手
間を要することなく、雌部材の中央部に立体装飾品を位
置させることができることに加えて、この栓部材まわり
のシート部材が栓部材と皿状部分とによって挟持され
て、皿状部分表面からのシート部材の浮き上がりが防止
されるので、くるみボタンの見栄えが一層良くなる。
間を要することなく、雌部材の中央部に立体装飾品を位
置させることができることに加えて、この栓部材まわり
のシート部材が栓部材と皿状部分とによって挟持され
て、皿状部分表面からのシート部材の浮き上がりが防止
されるので、くるみボタンの見栄えが一層良くなる。
【0018】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図3は第1の考案に係るくるみボタンを示
し、このくるみボタンは、合成樹脂製の雌雄の部材1,
2によるボタン本体3と、前記雌部材1の表面側を覆う
外装用のシート部材(多くは布であるが、樹脂シートや
皮なども適宜選択される。)4とによって構成されてい
る。
する。図1〜図3は第1の考案に係るくるみボタンを示
し、このくるみボタンは、合成樹脂製の雌雄の部材1,
2によるボタン本体3と、前記雌部材1の表面側を覆う
外装用のシート部材(多くは布であるが、樹脂シートや
皮なども適宜選択される。)4とによって構成されてい
る。
【0019】この内の雌部材1は、図4にも示すよう
に、表面がなだらかな曲面に形成された皿状部分5と、
この皿状部分5の中央で開口した円形の嵌合用貫通孔6
を有する筒状部分7と、皿状部分5の外周部に垂下した
環状の垂下部分8とを備え、合成樹脂材によって一体成
形されている。
に、表面がなだらかな曲面に形成された皿状部分5と、
この皿状部分5の中央で開口した円形の嵌合用貫通孔6
を有する筒状部分7と、皿状部分5の外周部に垂下した
環状の垂下部分8とを備え、合成樹脂材によって一体成
形されている。
【0020】そして、前記貫通孔6の内、前記皿状部分
5側の開口部分は奥拡がり部6aに形成され、これとは
反対側の貫通孔6内部には抜け止め片aが連設され、更
に、前記貫通孔6の下端面はガイド用の斜面bに形成さ
れている。尚、前記皿状部分5の内面側には、前記筒状
部分7を中心にして放射状の補強リブcが設けられてい
る。
5側の開口部分は奥拡がり部6aに形成され、これとは
反対側の貫通孔6内部には抜け止め片aが連設され、更
に、前記貫通孔6の下端面はガイド用の斜面bに形成さ
れている。尚、前記皿状部分5の内面側には、前記筒状
部分7を中心にして放射状の補強リブcが設けられてい
る。
【0021】一方、雄部材2は、前記貫通孔6に挿入さ
れる嵌合用突起部9と、前記環状垂下部分8の内側に弾
性的に嵌合する円形の板状部分10と、この板状部分1
0の裏面に突出した縫着用のリング状部分11とを備
え、合成樹脂材によって一体成形されている。
れる嵌合用突起部9と、前記環状垂下部分8の内側に弾
性的に嵌合する円形の板状部分10と、この板状部分1
0の裏面に突出した縫着用のリング状部分11とを備
え、合成樹脂材によって一体成形されている。
【0022】そして、前記板状部分10を垂下部分8の
内側に嵌合させた状態で、前記貫通孔6の抜け止め片a
に係止する係止片dを突起部9に設けると共に、この両
片a,cの係止下において、前記貫通孔6に対する突起
部9の嵌合端を奥拡がり凹部6aよりもやゝ控えさせる
ように寸法設定して、この突起部9の先端と前記奥拡が
り部6aとによって皿状部分5の表面側に奥拡がりの凹
部eを形成し、かつ、外表面が皿状部分5の表面に滑ら
かに連なる合成樹脂製の栓部材12を、前記凹部eの開
口部まわりを弾性変形させる状態で、前記奥拡がりの凹
部eに弾性的に抜け止め嵌合させている。
内側に嵌合させた状態で、前記貫通孔6の抜け止め片a
に係止する係止片dを突起部9に設けると共に、この両
片a,cの係止下において、前記貫通孔6に対する突起
部9の嵌合端を奥拡がり凹部6aよりもやゝ控えさせる
ように寸法設定して、この突起部9の先端と前記奥拡が
り部6aとによって皿状部分5の表面側に奥拡がりの凹
部eを形成し、かつ、外表面が皿状部分5の表面に滑ら
かに連なる合成樹脂製の栓部材12を、前記凹部eの開
口部まわりを弾性変形させる状態で、前記奥拡がりの凹
部eに弾性的に抜け止め嵌合させている。
【0023】尚、前記縫着用リング状部分11の形状を
円形としているが、衣服の裏側に挿通して縫い着ける場
合は、衣服を貫通しやすいように先の尖った形状にする
ことが望ましい。
円形としているが、衣服の裏側に挿通して縫い着ける場
合は、衣服を貫通しやすいように先の尖った形状にする
ことが望ましい。
【0024】外装用のシート部材4は、前記雌部材1の
皿状部分5と環状の垂下部分8の表面を覆うように配置
されるもので、このシート部材4の配置は次のようにし
て行われる。
皿状部分5と環状の垂下部分8の表面を覆うように配置
されるもので、このシート部材4の配置は次のようにし
て行われる。
【0025】即ち、皿状部分5表面側の凹部eに栓部材
12を抜け止め嵌合させた状態で、この皿状部分5の表
面側にシート部材4をあてがって、このシート部材4の
外周縁を皿状部分5の裏面側に回り込ませ、この状態で
雄部材2の突起部9を雌部材1の貫通孔6に抜け止め嵌
合させると共に、これと同時に雄部材2の板状部材8を
雌部材1の環状垂下部分8の内側に嵌め込んで、この外
装用シート部材4の外周縁を、前記雌部材1の環状垂下
部分8と前記雄部材2の板状部分10とで挟持させる配
置形態がとられるのである。
12を抜け止め嵌合させた状態で、この皿状部分5の表
面側にシート部材4をあてがって、このシート部材4の
外周縁を皿状部分5の裏面側に回り込ませ、この状態で
雄部材2の突起部9を雌部材1の貫通孔6に抜け止め嵌
合させると共に、これと同時に雄部材2の板状部材8を
雌部材1の環状垂下部分8の内側に嵌め込んで、この外
装用シート部材4の外周縁を、前記雌部材1の環状垂下
部分8と前記雄部材2の板状部分10とで挟持させる配
置形態がとられるのである。
【0026】つまり、シート部材4の厚さ分、環状垂下
部分8または板状部分10が弾性変形し、これらとの摩
擦力によってシート部材4が挟持固定されるのであり、
この際、シート部材4の外周縁が板状部分10によって
引っ張られることで、当該シート部材4は緊張状態で皿
状部分5の表面側に密接されることになる。
部分8または板状部分10が弾性変形し、これらとの摩
擦力によってシート部材4が挟持固定されるのであり、
この際、シート部材4の外周縁が板状部分10によって
引っ張られることで、当該シート部材4は緊張状態で皿
状部分5の表面側に密接されることになる。
【0027】そしてこのとき、皿状部分5の表面に滑ら
かに連ねるようにして、当該皿状部分5の表面側の凹部
eに栓部材12を設けているので、この栓部材12や凹
部eのために、シート部材4がボタン本体3の中央部で
膨らんで見えたり或いは凹んだように見えたりすること
がなく、勿論、凹部eや栓部材12のエッジによる擦れ
跡がシート部材4の表面に浮き上がることもなく、而し
て、見栄えの良いくるみボタンを得ることができるので
ある。
かに連ねるようにして、当該皿状部分5の表面側の凹部
eに栓部材12を設けているので、この栓部材12や凹
部eのために、シート部材4がボタン本体3の中央部で
膨らんで見えたり或いは凹んだように見えたりすること
がなく、勿論、凹部eや栓部材12のエッジによる擦れ
跡がシート部材4の表面に浮き上がることもなく、而し
て、見栄えの良いくるみボタンを得ることができるので
ある。
【0028】尚、前記垂下部分8の端面または板状部分
10の外周部にスパイク(小突起)を設けることが好ま
しく、このように構成すればシート部材4の滑り止めが
確実に達成される利点がある。また、雌雄の部材1,2
材料樹脂の硬さによっては、嵌合用突起部9の先端側に
割溝を形成して、前記突起部9の貫通孔6に対する抜け
止めの弾性嵌合を円滑に行わせるようにすることが望ま
しい。
10の外周部にスパイク(小突起)を設けることが好ま
しく、このように構成すればシート部材4の滑り止めが
確実に達成される利点がある。また、雌雄の部材1,2
材料樹脂の硬さによっては、嵌合用突起部9の先端側に
割溝を形成して、前記突起部9の貫通孔6に対する抜け
止めの弾性嵌合を円滑に行わせるようにすることが望ま
しい。
【0029】図5は第2の考案に係るくるみボタンを示
している。このくるみボタンは、上記した第1の考案に
係るくるみボタンに対して次の点で構成的に異なるもの
である。
している。このくるみボタンは、上記した第1の考案に
係るくるみボタンに対して次の点で構成的に異なるもの
である。
【0030】即ち、第1考案によるくるみボタンは、雌
部材1の皿状部分5の全表面を外装用のシート部材4で
覆っているのに対して、この第2考案によるくるみボタ
ンにおいては、前記シート部材4に対してそれの前記凹
部eに対応する部位に透孔13を形成し、必要に応じて
その透孔13まわりの縁を裏面側に巻き込んで、該部を
かゞり縫いをする一方、合成樹脂製の栓部材12の表面
側に立体の装飾品fを一体に連設し、かつ、この装飾品
fの所定箇所に前記透孔13への嵌入部12aを形成し
ている。
部材1の皿状部分5の全表面を外装用のシート部材4で
覆っているのに対して、この第2考案によるくるみボタ
ンにおいては、前記シート部材4に対してそれの前記凹
部eに対応する部位に透孔13を形成し、必要に応じて
その透孔13まわりの縁を裏面側に巻き込んで、該部を
かゞり縫いをする一方、合成樹脂製の栓部材12の表面
側に立体の装飾品fを一体に連設し、かつ、この装飾品
fの所定箇所に前記透孔13への嵌入部12aを形成し
ている。
【0031】そして、前記嵌入部12aを透孔13に挿
通させた栓部材12を皿状部分5の凹部eに抜け止め嵌
合させ、しかる後に、上記した作業手順によって、この
外装用シート部材4の外周縁を、前記雌部材1の環状垂
下部分8と前記雄部材2の板状部分10とで挟持させて
いる点で構成的に異なるものである。
通させた栓部材12を皿状部分5の凹部eに抜け止め嵌
合させ、しかる後に、上記した作業手順によって、この
外装用シート部材4の外周縁を、前記雌部材1の環状垂
下部分8と前記雄部材2の板状部分10とで挟持させて
いる点で構成的に異なるものである。
【0032】かゝる構成によれば、前記凹部eに対する
栓部材12の嵌合部がシート部材4によって見栄え良く
覆われると共に、立体装飾品fを雌部材1の中央に位置
させることが、縫着の手間をかけることなく従って糸切
れの心配を伴わせないで簡易に達成されるもので、豪華
な見栄えがする立体装飾品f付きのくるみボタンをコス
ト的に安価に得ることができる。
栓部材12の嵌合部がシート部材4によって見栄え良く
覆われると共に、立体装飾品fを雌部材1の中央に位置
させることが、縫着の手間をかけることなく従って糸切
れの心配を伴わせないで簡易に達成されるもので、豪華
な見栄えがする立体装飾品f付きのくるみボタンをコス
ト的に安価に得ることができる。
【0033】図6は第3の考案に係るくるみボタンを示
している。このくるみボタンは、上記した第2の考案に
係るくるみボタンに対して次の点で構成的に異なるもの
である。
している。このくるみボタンは、上記した第2の考案に
係るくるみボタンに対して次の点で構成的に異なるもの
である。
【0034】即ち、この第3の考案によるくるみボタン
においては、立体の装飾品fを連設した合成樹脂製の栓
部材12を、シート部材4に形成した透孔13に挿通さ
せると共に、この栓部材12を皿状部分5の凹部eに抜
け止め嵌合させて、この栓部材12と皿状部分5とによ
って透孔13まわりのシート部材4を挟持させ、しかる
後に、上記した作業手順によって、この外装用シート部
材4の外周縁を、前記雌部材1の環状垂下部分8と前記
雄部材2の板状部分10とで挟持させている点で構成的
に異なるものである。
においては、立体の装飾品fを連設した合成樹脂製の栓
部材12を、シート部材4に形成した透孔13に挿通さ
せると共に、この栓部材12を皿状部分5の凹部eに抜
け止め嵌合させて、この栓部材12と皿状部分5とによ
って透孔13まわりのシート部材4を挟持させ、しかる
後に、上記した作業手順によって、この外装用シート部
材4の外周縁を、前記雌部材1の環状垂下部分8と前記
雄部材2の板状部分10とで挟持させている点で構成的
に異なるものである。
【0035】かゝる構成によれば、透孔13まわりのシ
ート部材4が栓部材12のシート挟持部分によって見栄
え良く覆われると共に、立体装飾品fを雌部材1の中央
に位置させることが、縫着の手間をかけることなく簡易
に達成されることに加えて、シート部材4の浮き上がり
が栓部材12によって確実に防止されるので、見栄えが
一層豪華な立体装飾品f付きのくるみボタンをコスト的
に安価に得ることができる。
ート部材4が栓部材12のシート挟持部分によって見栄
え良く覆われると共に、立体装飾品fを雌部材1の中央
に位置させることが、縫着の手間をかけることなく簡易
に達成されることに加えて、シート部材4の浮き上がり
が栓部材12によって確実に防止されるので、見栄えが
一層豪華な立体装飾品f付きのくるみボタンをコスト的
に安価に得ることができる。
【0036】尚、図5,6に示す構成のくるみボタンに
おいて、図2に示すものと同じ構成部材に同符号を付し
て、重複説明を避けることにする。
おいて、図2に示すものと同じ構成部材に同符号を付し
て、重複説明を避けることにする。
【0037】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、雌部材の
貫通孔に対する突起部の嵌合端を皿状部分の表面よりも
控えさせて、皿状部分の表面側に凹部を形成し、かつ、
第1の考案においては、この凹部に、皿状部分の表面に
滑らかに連なる合成樹脂製の栓部材を抜け止め嵌合させ
たので、この皿状部分の表面側を覆うシート部材の歪な
膨らみや凹み、更にはこれらに起因するシート部材の擦
れ跡の発生が防止されるようになり、見栄えの良いくる
みボタンを得ることができる。
貫通孔に対する突起部の嵌合端を皿状部分の表面よりも
控えさせて、皿状部分の表面側に凹部を形成し、かつ、
第1の考案においては、この凹部に、皿状部分の表面に
滑らかに連なる合成樹脂製の栓部材を抜け止め嵌合させ
たので、この皿状部分の表面側を覆うシート部材の歪な
膨らみや凹み、更にはこれらに起因するシート部材の擦
れ跡の発生が防止されるようになり、見栄えの良いくる
みボタンを得ることができる。
【0038】第2の考案においては、立体装飾品を連設
した合成樹脂製の栓部材をシート部材の透孔に挿通させ
て、この栓部材を上記の凹部に抜け止め嵌合させたの
で、凹部に対する栓部材の嵌合部がシート部材によって
見栄え良く覆われると共に、立体装飾品を雌部材の中央
に位置させることが、糸切れを伴う縫着の手間をかける
ことなく簡易に達成されるもので、豪華な見栄えがする
立体装飾品付きのくるみボタンをコスト的に安価に得る
ことができる。
した合成樹脂製の栓部材をシート部材の透孔に挿通させ
て、この栓部材を上記の凹部に抜け止め嵌合させたの
で、凹部に対する栓部材の嵌合部がシート部材によって
見栄え良く覆われると共に、立体装飾品を雌部材の中央
に位置させることが、糸切れを伴う縫着の手間をかける
ことなく簡易に達成されるもので、豪華な見栄えがする
立体装飾品付きのくるみボタンをコスト的に安価に得る
ことができる。
【0039】第3の考案においては、立体装飾品を連設
した合成樹脂製の栓部材をシート部材の透孔に挿通させ
て、この栓部材を上記の凹部に抜け止め嵌合させ、か
つ、この際、透孔まわりのシート部材を栓部材と皿状部
分とで挟持させるようにしたので、透孔まわりのシート
部材が栓部材によって見栄え良く覆われると共に、立体
装飾品を雌部材の中央に位置させることが、縫着の手間
をかけることなく簡易に達成されることに加えて、この
シート部材の浮き上がりが栓部材によって確実に防止さ
れるので、見栄えが一層豪華な立体装飾品付きのくるみ
ボタンをコスト的に安価に得ることができる。
した合成樹脂製の栓部材をシート部材の透孔に挿通させ
て、この栓部材を上記の凹部に抜け止め嵌合させ、か
つ、この際、透孔まわりのシート部材を栓部材と皿状部
分とで挟持させるようにしたので、透孔まわりのシート
部材が栓部材によって見栄え良く覆われると共に、立体
装飾品を雌部材の中央に位置させることが、縫着の手間
をかけることなく簡易に達成されることに加えて、この
シート部材の浮き上がりが栓部材によって確実に防止さ
れるので、見栄えが一層豪華な立体装飾品付きのくるみ
ボタンをコスト的に安価に得ることができる。
【図1】衣服に縫い着けたくるみボタンの概略斜視図で
ある。
ある。
【図2】第1の考案によるくるみボタンの縦断側面図で
ある。
ある。
【図3】第1の考案によるくるみボタンの分解断面図で
ある。
ある。
【図4】雌雄の部材と栓部材の斜視図である。
【図5】第2の考案によるくるみボタンの縦断側面図で
ある。
ある。
【図6】第3の考案によるくるみボタンの縦断側面図で
ある。
ある。
【図7】従来例の要部の断面斜視図である。
1…雌部材、2…雄部材、4…シート部材、5…皿状部
分、5…貫通孔、8…垂下部分、9…突起部、10…板
状部分、11…リング状部分、12…栓部材、13…透
孔、e…凹部、f…立体装飾品。
分、5…貫通孔、8…垂下部分、9…突起部、10…板
状部分、11…リング状部分、12…栓部材、13…透
孔、e…凹部、f…立体装飾品。
Claims (3)
- 【請求項1】 中央に嵌合用の貫通孔を有する皿状部分
の外周部に環状の垂下部分を連設した合成樹脂製の雌部
材と、前記垂下部分の内側に嵌合される板状部分の表裏
に、前記貫通孔に抜け止め嵌合される突起部と縫着用の
リング状部分とを連設した合成樹脂製の雄部材と、前記
雌部材の表面側を覆う外装用のシート部材とから成り、
かつ、前記シート部材の外周縁を前記垂下部分と板状部
分とで挟持固定して成るくるみボタンであって、前記突
起部の貫通孔に対する嵌合端を皿状部分の表面よりも控
えさせて、突起部先端と貫通孔とによる凹部を皿状部分
の表面側に形成し、この凹部に、前記皿状部分の表面に
滑らかに連なる合成樹脂製の栓部材を抜け止め嵌合させ
てあることを特徴とするくるみボタン。 - 【請求項2】 中央に嵌合用の貫通孔を有する皿状部分
の外周部に環状の垂下部分を連設した合成樹脂製の雌部
材と、前記垂下部分の内側に嵌合される板状部分の表裏
に、前記貫通孔に抜け止め嵌合される突起部と縫着用の
リング状部分とを連設した合成樹脂製の雄部材と、前記
雌部材の表面側を覆う外装用のシート部材とから成り、
かつ、前記シート部材の外周縁を前記垂下部分と板状部
分とで挟持固定して成るくるみボタンであって、前記突
起部の貫通孔に対する嵌合端を皿状部分の表面よりも控
えさせて、突起部先端と貫通孔とによる凹部を皿状部分
の表面側に形成する一方、前記シート部材の前記凹部に
対応する部位に透孔を形成し、かつ、この透孔に立体の
装飾品を連設した合成樹脂製の栓部材を挿通させて、こ
の栓部材を前記凹部に抜け止め嵌合させてあることを特
徴とするくるみボタン。 - 【請求項3】 中央に嵌合用の貫通孔を有する皿状部分
の外周部に環状の垂下部分を連設した合成樹脂製の雌部
材と、前記垂下部分の内側に嵌合される板状部分の表裏
に、前記貫通孔に抜け止め嵌合される突起部と縫着用の
リング状部分とを連設した合成樹脂製の雄部材と、前記
雌部材の表面側を覆う外装用のシート部材とから成り、
かつ、前記シート部材の外周縁を前記垂下部分と板状部
分とで挟持固定して成るくるみボタンであって、前記突
起部の貫通孔に対する嵌合端を皿状部分の表面よりも控
えさせて、突起部先端と貫通孔とによる凹部を皿状部分
の表面側に形成する一方、前記シート部材の前記凹部に
対応する部位に透孔を形成し、かつ、前記皿状部分とに
よって前記透孔まわりのシート部材を挟持させる状態
で、前記凹部に立体の装飾品を連設した合成樹脂製の栓
部材を抜け止め嵌合させてあることを特徴とするくるみ
ボタン。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993061532U JP2589149Y2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | くるみボタン |
CN 94108599 CN1104079A (zh) | 1993-10-19 | 1994-08-10 | 包扣 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993061532U JP2589149Y2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | くるみボタン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0724104U JPH0724104U (ja) | 1995-05-09 |
JP2589149Y2 true JP2589149Y2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=13173817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993061532U Expired - Fee Related JP2589149Y2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | くるみボタン |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589149Y2 (ja) |
CN (1) | CN1104079A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004236903A (ja) | 2003-02-07 | 2004-08-26 | Daito Co Ltd | 鞄等の止め金具 |
JP2006000155A (ja) * | 2004-06-15 | 2006-01-05 | Wako:Kk | くるみボタン及びその製造方法 |
CN102599691A (zh) * | 2012-03-27 | 2012-07-25 | 嘉善县大舜奔马钮扣服饰厂 | 绣花包布钮扣 |
CN106136471A (zh) * | 2015-04-20 | 2016-11-23 | 刘兴丹 | 一种塑料组合纽扣 |
-
1993
- 1993-10-19 JP JP1993061532U patent/JP2589149Y2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-08-10 CN CN 94108599 patent/CN1104079A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0724104U (ja) | 1995-05-09 |
CN1104079A (zh) | 1995-06-28 |
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