[go: up one dir, main page]

JP2587711B2 - 抗腫瘍剤 - Google Patents

抗腫瘍剤

Info

Publication number
JP2587711B2
JP2587711B2 JP2120557A JP12055790A JP2587711B2 JP 2587711 B2 JP2587711 B2 JP 2587711B2 JP 2120557 A JP2120557 A JP 2120557A JP 12055790 A JP12055790 A JP 12055790A JP 2587711 B2 JP2587711 B2 JP 2587711B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cells
interleukin
gamma interferon
manufactured
interferon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2120557A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0418033A (ja
Inventor
一吉 河合
康江 小西
哲 中井
嘉勝 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2120557A priority Critical patent/JP2587711B2/ja
Application filed by Otsuka Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Priority to DK91908798T priority patent/DK0482213T3/da
Priority to ES91908798T priority patent/ES2121782T3/es
Priority to DE69130099T priority patent/DE69130099T2/de
Priority to AU77574/91A priority patent/AU644877B2/en
Priority to PCT/JP1991/000601 priority patent/WO1991016916A1/ja
Priority to EP91908798A priority patent/EP0482213B1/en
Publication of JPH0418033A publication Critical patent/JPH0418033A/ja
Priority to US08/173,866 priority patent/US5849282A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2587711B2 publication Critical patent/JP2587711B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/16Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • A61K38/17Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • A61K38/19Cytokines; Lymphokines; Interferons
    • A61K38/21Interferons [IFN]
    • A61K38/217IFN-gamma
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/06Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite
    • A61K47/20Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite containing sulfur, e.g. dimethyl sulfoxide [DMSO], docusate, sodium lauryl sulfate or aminosulfonic acids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/06Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite
    • A61K47/26Carbohydrates, e.g. sugar alcohols, amino sugars, nucleic acids, mono-, di- or oligo-saccharides; Derivatives thereof, e.g. polysorbates, sorbitan fatty acid esters or glycyrrhizin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、医薬上有用なガンマー・インターフェロン
とインターロイキン−1との配合剤に関する。
従来の技術 ガンマー・インターフェロンは、1965年にイー・エフ
・ウィーロック(E.F Wheelock;Science,149,310-311,1
965)が、ヒト白血球に誘導剤としてPHA(フィトヘムア
グルチニン)を加えて培養すると、pH2で失活するウィ
ルス抑制因子が産生されることを見出し、得られたもの
である。次いでアール・ファルコフ(R.Falcoff;J.Gen.
Virol.,16,251〜253,1972)はpH2で失活するウィルス抑
制因子の分子量が50000であると報告したが、その後ワ
イ・ケー・イップら(Y.K.Yip,et al;Science,215,411
〜413,1982)はSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動
法(SDS-PAGE)で処理するとガンマー・インターフェロ
ンが分子量25000の画分と20000の画分に分離し得ること
を報告した。一方、ガンマー・インターフェロンが抗ウ
ィルス活性のみならず抗腫瘍活性を有することは公知で
あり、ジェイ・エル・クレインら(J.L.Crane,L.A.Glas
gow,E.R.Kern,and J.S.Younger;J.Natl.Cancer Inst.,6
1,871〜874,1978)、ジェイ・イー・ブラロックら(J.
E.Blalock,J.A.Georgiades,M.P.Langford,and H.M.John
son;Cell Immunol.,49,390〜394,1980)は、アルファ・
インターフェロンやベーター・インターフェロンに比較
して、ガンマー・インターフェロンの抗腫瘍活性は20〜
100倍強いことを報告している。
他方、インターロイキン−1は特異抗原、リポポリサ
ッカライドなどにより活性化された単球あるいはマクロ
ファージなどから産生される分子量12000〜18000程度の
ポリペプチドである[エス・ビー・ミゼル(S.B.Mize
l),Immunol.Rev.,63,51〜71,1982]。インターロイキ
ン−1はT細胞の活性化に関与するのみならず、生体内
ではきわめて多彩な作用を発揮している[シー・エー・
ディナレロ(C.A.Dinarello);New Eng.J.Med.,311,141
3〜1418,1984]。たとえば、インターロイキン−1はB
細胞活性化因子(B cell activating factor)とも呼ば
れていたように、B細胞に作用し、B細胞分化因子(B
cell differentiation factor;BCDF)と共同して免疫グ
ロブリン産生を誘導する[アール・ジェイ・ファルコフ
ら(R.J.Falkof,A.Muraguchi,J.X.Hong,et al.);J.Imm
unol.,131,801〜805,1983]。その他インターロイキン
−1は種々の細胞に働き、さまざまな生物活性を示し免
疫、炎症、造血、内分泌、脳神経など、ほとんどすべて
の生体反応に重要な役割をはたしている。さらにインタ
ーロイキン−1は種々の腫瘍細胞に対し直接的な増殖抑
制や、細胞致死活性を示す[ケー・オノザキら(K.Onoz
aki,K.Matsushima,B.B.Aggarwal,et al.);J.Immunol.,
135,3962,1985]ことから抗腫瘍剤としての用途も考え
られている。
発明が解決しようとする課題 ガンマー・インターフェロン及びインターロイキン−
1は両者ともに腫瘍細胞に対して増殖抑制効果を有して
いるが、これらのいずれか一方を有効成分とする抗腫瘍
剤を投与した臨床治験では、発熱、胃腸症状、全身倦
怠、低血圧、筋肉痛などの副作用を示すことが報告され
ている。[エイチ・エー・ハーヴェイら(H.A.Harvey,
A.Lipton,D.S.Wlite,et at.);Proc.ASCO.24,46,198
3]。このため、ガンマー・インターフェロン及びイン
ターロイキン−1はいずれも、癌の治療に対して期待さ
れていたもののこのような副作用を有するために大量投
与などの試みを断念せざるを得ないのが現状である。
従って、本発明は、ガンマー・インターフェロン又は
インターロイキン−1の抗腫瘍活性を増強し、これによ
りこれらの投与量を低減させ、上記副作用の軽減が可能
な抗腫瘍剤を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ね
る過程で、ガンマー・インターフェロン又はインターロ
イキン−1のいずれかの抗腫瘍活性を増強する物質の検
索を行ったが、良好な結果を得るには至らなかった。と
ころが、ガンマー・インターフェロンおよびインターロ
イキン−1を併用すると、予想外にも、それぞれの抗腫
瘍活性が相互に著しく増強され、それぞれ単独では抗腫
瘍効果が発揮されないような低い投与量においても腫瘍
細胞の増殖抑制効果が得られ、その結果、両者の投与量
を大幅に低減することが可能となることを見出した。本
発明は、この新知見に基づき完成されたものである。
すなわち、本発明は、ガンマー・インターフェロンと
インターロイキン−1とを有効成分とする抗腫瘍剤を提
供するものである。
本発明の抗腫瘍剤に用いるガンマー・インターフェロ
ンは、インターフェロン活性を有するものであれば、天
然、あるいは組換えのガンマー・インターフェロンでも
よい。一般にガンマー・インターフェロンの製造は、天
然型の場合はヒト白血球を採取するか、または、通常の
ヒト細胞を培養する方法によって株化T細胞を培養し、
これに誘導剤としてPHA,ConA等を用いて誘導産生する方
法が取られている〔イラナ ナサン(Ilana Nathan)
ら、Nature,292,842、1981マサコ マツヤマ(Masako M
atsuyama)ら、The Journal of Immunology,129,450,19
82〕。この方法によって細胞を大量に得るには技術面、
コスト面で困難な点が多く、より安価に細胞を増殖させ
る方法として、ハムスター法が開発されている(特公昭
63-1296号及び特公昭56-54158号)。該方法の概要は次
の通りである。即ち、あらかじめ免疫抑制剤を投与した
幼若ハムスターの背部皮下に株化T細胞を移植すること
によってT細胞を増殖せしめると、ハムスターの背部に
腫瘍塊が出来る。これが一定の大きさになったところで
この腫瘍塊を取り出し、裁断後、破砕して細胞を分散さ
せて細胞浮遊液を調製する。このようにして調製された
T細胞にPHAを用いてガンマー・インターフェロンを誘
導産生する方法である。本方法によって得られるガンマ
ー・インターフェロンは天然型と同一の糖鎖を有してい
ることを特徴とする。この他、ガンマー・インターフェ
ロンを安定に、安価に製造するために遺伝子組換え技術
によって作成されたヒトのガンマー・インターフェロン
遺伝子を組み込まれた微生物を培養することにより、産
生することもできる〔パトリック ダブリュー グレイ
(Patrik W.Gray)ら、Nature,295,501,1982〕。但し、
該方法によって得られるガンマー・インターフェロンは
糖鎖を有していない〔エルンスト リンデルクネヒト
(Ernst Rinderknecht)ら、The Journal of Biologica
l Chemistry 259,6790,1984〕。
これらガンマー・インターフェロンのうちでも、特
に、上記ハムスター法により製造されるもの等が好まし
く使用できる。
一方、本発明で使用されるインターロイキン−1とし
ては、インターロイキン−1活性を有するかぎりにおい
て、天然型あるいは遺伝子組換えにより産生されたイン
ターロイキン−1が包含される。天然型のインターロイ
キン−1の製造法は特開昭62-174022号に詳述されてい
る方法によって得ることが可能である。さらに遺伝子の
組換えによって得られるインターロイキン−1は特開昭
63-152398号に詳述されている方法によって種々のイン
ターロイキン−1誘導体を得ることが可能である。
これらインターロイキン−1のうちでも、本発明で
は、特に、IL-1βそのもの又は上記特開昭63-152398号
に記載されているインターロイキン−1β誘導体、例え
ば、下記に記載のものを例示できる。
IL-1β自体 〔Gly4〕IL-1β(4位ArgをGlyに置換したIL-1β) 〔Ala8〕IL-1β(8位CysをAlaに置換したIL-1β) 〔Ala71〕IL-1β(71位CysをAlaに置換したIL-1β) 〔Leu93〕IL-1β(93位LysをLeuに置換したIL-1β) 〔Arg120〕IL-1β(120位TrpをArgに置換したIL-1
β) 〔Tyr30〕IL-1β(30位HisをTyrに置換したIL-1β) 〔Ala8Ala71〕IL-1β(8位Cys及び71位Cysを8位Ala
及び71位Alaに置換したIL-1β) IL-1β−(4-153)ポリペプチド(1位Alaから3位Va
lに至るアミノ酸配列を欠失させたIL-1β) IL-1β−(1-150)ポリペプチド(151位以降を欠失さ
せたIL-1β) 本発明の抗腫瘍剤は、ガンマー・インターフェロンと
インターロイキン−1とが単一の製剤中に含まれるよう
に調製して投与してもよく、或いは、ガンマー・インタ
ーフェロンとインターロイキン−1とのそれぞれを別個
の製剤として調製し、これら2つの製剤を投与しても良
い。いずれの場合も、ガンマー・インターフェロンとイ
ンターロイキン−1とは、相互に一方が他方の腫瘍細胞
増殖抑制作用を増強するため、両者の使用割合は、極め
て広い範囲から適宜選択できる。
本発明の抗腫瘍剤を臨床上使用するに際し、成人に対
する一日当たりの有効量に関しては、広い範囲から選択
でき、ガンマー・インターフェロンは、通常一日当たり
4.2μg/body〜4.2mg/body程度の範囲で使用すれば良
く、一方、インターロイキン−1は、一般に一日当たり
0.08〜8μg/body程度の範囲で使用するのが望ましい。
本発明では、既述のごとく、ガンマー・インターフェロ
ンとインターロイキン−1とは、相互に一方が他方の腫
瘍細胞増殖抑制作用を増強するため、たとえば、ガンマ
ー・インターフェロンをこの分野で通常採用されている
臨床投与量で使用する場合は、インターロイキン−1の
通常採用されている臨床投与量を1/100倍〜9/10倍程度
に減少させることができる。同様に、インターロイキン
−1を一般にこの分野で採用されている臨床投与量で使
用する場合は、ガンマー・インターフェロンの通常採用
されている臨床投与量を1/100倍〜9/10倍程度に減少さ
せることができる。前記副作用を回避する観点から、本
発明では、ガンマー・インターフェロンとインターロイ
キン−1のいずれか一方を上記有効量範囲内の低い目の
投与量で使用するのが望ましい。
本発明の抗腫瘍剤は、その使用目的に応じ、この分野
で慣用されている各種の投与形態で使用される。特に、
本発明では、上記製剤を製造する際に、人血清アルブミ
ン及び/又は糖類と界面活性剤を使用することにより、
有効成分、就中インターロイキン−1の安定性を向上さ
せることもできる。
上記において糖としては特に限定はなく、例えばグル
コース、マンノース、ガラクトース、果糖等の単糖類、
マンニトール、イノシトール、キシリトール等の糖アル
コール類、ショ糖、マルトース、乳糖等の二糖類、デキ
ストラン、ヒドロキシプロピルスターチ等の多糖類等を
使用でき、之等は一種単独でも二種以上混合しても用い
得る。之等の中で特にショ糖、マルトース、マンニトー
ル、イノシトール、デキストラン等が好ましい。
界面活性剤としても特に限定はなく、イオン性及び非
イオン性界面活性剤のいずれも使用でき、就中、ポリオ
キシエチレングリコールソルビタンアルキルエステル
系、ポリオキシエチレンアルキルエーテル系、ソルビタ
ンモノアシルエステル系、脂肪酸グリセリド系等の界面
活性剤を好ましく利用できる。
上記糖類の添加量は、インターロイキン−1そのもの
又はその前記誘導体(以下「IL-1活性物」という)1μ
g当たり約0.1mg程度以上、好ましくは約1〜100mg程度
の範囲とするのが適当であり、界面活性剤の添加量は、
IL-1活性物1μg当たり約0.0001mg程度以上、好ましく
は約0.001〜0.1mg程度の範囲とするのが適当である。ま
た人血清アルブミンの添加量はIL-1活性物1μg当たり
約0.001mg程度以上、好ましくは約0.01〜10mg程度の範
囲とするのが適当である。
本発明の抗腫瘍剤は、通常のこの種医薬組成物と同様
のものとすることができ、他の薬理的有効成分や製剤上
の慣用成分等を任意に配合してもよい。
特に、本発明抗腫瘍剤に配合できる他の成分として
は、IL-1活性物の安定化を更に増加させる面より、通常
の含硫還元剤が好ましい。該含硫還元剤としては、具体
的にはシステイン、N−アセチルホモシステイン、チオ
クト酸、チオグリコール酸及び之等の塩類、チオエタノ
ールアミン、チオグリセロール、チオ硫酸ナトリウム、
チオ乳酸、ジチオスレイトール、グルタチオン等の比較
的温和な還元剤等を好ましく例示でき、之等は一種単独
でも利用でき、2種以上併用することもできる。之等の
添加量は特に制限されないが、IL-1β活性物1μg当た
り約0.001mg程度以上、好ましくは0.01〜10mg程度(2
種以上を併用する場合はそれらの合計量)とするのが適
当である。
本発明の抗腫瘍剤は、また、緩衝液で等張化して安定
な等張化製剤とされるのが適当である。ここで用いられ
る緩衝液としては、例えば代表的には、クエン酸−クエ
ン酸ナトリウム、クエン酸−リン酸ナトリウム、酢酸−
酢酸ナトリウム、クエン酸−ホウ砂等のpH4〜8程度、
好ましくはpH5〜6程度の各種緩衝液を例示できる。
本発明抗腫瘍剤は、例えば通常薬理有効量のガンマー
・インターフェロン、IL-1活性物及び前記特定の配合成
分と共に、適当な医薬製剤担体を配合して製剤組成物の
形態に調製される。該製剤担体としては使用形態に応じ
た製剤の調製に通常慣用される充填剤、増量剤、結合
剤、付湿剤、崩壊剤等の賦形剤乃至稀釈剤をいずれも使
用できる。製剤組成物の形態は、これが有効成分を効果
的に含有する状態であれば特に限定はなく、錠剤、粉末
剤、顆粒剤、丸剤等の固剤であってもよく、液剤、懸濁
剤、乳剤等の注射剤形態であってもよい。またこれは使
用前に適当な担体の添加により液状となし得る乾燥品と
することもできる。之等の製剤組成物はいずれも常法に
従い調製され得る。
得られる医薬製剤は、該製剤組成物の形態に応じた適
当な投与経路、例えば、注射剤形態の医薬製剤は、静脈
内、筋肉内、皮下、皮内、腹腔内投与等により投与さ
れ、固剤形態の医薬製剤は、経口乃至は経腸投与され得
る。該投与は、一日1回であってもよく、また一日3〜
4回に分けることもできる。
発明の効果 本発明によれば、ガンマー・インターフェロンとイン
ターロイキン−1とを併用することにより、それぞれの
抗腫瘍活性が相互に著しく増強され、それぞれ単独では
抗腫瘍効果が発揮されないような低い投与量においても
腫瘍細胞の増殖抑制効果が得られる。その結果、両者の
投与量の大幅な低減および前記副作用の軽減が可能とな
る。
実施例 参考例1.ガンマー・インターフェロンの調製 ガンマー・インターフェロンは特公昭63-1296号(198
8,1,12)に従って以下の方法により調製された。
(1)細胞の増殖 BALL-1細胞をFCS(ウシ胎児血清)20%を含むRPMI-16
40培地(pH7.2)中、37℃で培養した。得られた細胞を
血清無添加のRPMI-1640培地(pH7.2)で洗浄し、次いで
同培地に約1×106個/mlになるように懸濁した。
あらかじめ、ウサギ抗血清を投与して免疫反応を抑制
した新生児ハムスターの皮下に、上記で調製したBALL-1
細胞を移植し、約3週間通常の飼育を行った。次いで皮
下に増殖したBALL-1細胞の主要塊を摘出し細切した後、
トリプシン含有の生理食塩水に懸濁して細胞を分散させ
た。
得られた細胞を血清無添加のRPMI-1640培地で洗浄
し、10%FCSを含む同培地に約1×106個/mlになるよう
に懸濁し、以降のガンマー・インターフェロンの産生に
供した。
(2)ガンマー・インターフェロンの産生 上記(1)の方法で得られた10%FCSに懸濁したBALL-
1細胞に、誘導剤としてリポポリサッカライド(LPS)を
100ng添加して37℃で3日間培養し、ガンマー・インタ
ーフェロンを誘導産生させた。
培養後、遠心分離を行って細胞を除去し、限外過に
より濃縮した。濃縮液をモノクローナル抗体カラムを用
いて精製を行った。本標品の比活性は7.35×106IU/mg p
roteinであった。
参考例2.インターロイキン−1の調製 特開昭63-152398号の実施例1に記載の方法に従い、7
1位CysをSerに置換したインターロイキン−1βを調製
し、単離、精製した。
以下、上記参考例1で得たガンマー・インターフェロ
ン及び上記参考例2で得たインターロイキン−1を種々
の使用割合で使用し、腫瘍細胞の増殖抑制効果を測定し
た。その結果を、下記の実施例1(1)〜(3)に示
す。
実施例1.ヒト腫瘍細胞株の増殖に対する併用効果 (1)Colo 205細胞に対する効果 Colo 205細胞(ヒト結腸腺癌細胞、Cancer Res.,38,1
345,1978)をムーア(Moore)らの方法(J.Am.Med.Asso
c.,199,519,1967)に従って培養し、得られた細胞を、P
BS(−)溶液(日水製薬社製、リン酸緩衝生理食塩水)
で2回洗浄し、0.05%トリプシン(フロー・ラボラトリ
ース社製)で細胞をはがした後、ピペッテングによりRP
MI-1640培地(ギブコ社製)に細胞を懸濁した。25℃、1
200rpmで5分間遠心洗浄(日立製作所製、05PR-22型)
した細胞を再び同培地に懸濁し、最終濃度が10%となる
ようにFBS(ウシ胎児血清、ギブコ社製)を加えた。生
細胞数はトリパンブルー溶液(和光純薬社製)にて染色
して、光学顕微鏡下で計測した。
即ち、12穴のマイクロプレート(コースター社製)の
各穴に6.3×102個/mlから2×104個/mlの希釈系列にし
た細胞溶液を0.5mlずつ加えて5% CO2下、37℃で9日
間培養(ナプコ社製CO2インキュベーター)し、細胞濃
度と培養時間の予備検討を行った。ついでマイクロプレ
ートの各穴に最終濃度が0、0.014、0.14、1.4、14、14
0ng/ml(即ち、0、0.1、1、10、100及び1000u/ml)の
参考例1のガンマー・インターフェロン(以下、「IFN
−γ」という)または0、0.01、0.1、1、10、100ng/m
lの参考例2のインターロイキン−1β(以下「IL-1
β」という)をそれぞれ組み合わせて0.025mlずつ添加
し、さらに予備検討の結果に合わせて細胞濃度を1.3×1
03個/mlに希釈調整した細胞溶液を0.5mlずつ加えて5%
CO2下、37℃で8日間培養した。培養後、各穴の細胞はP
BS(+)溶液(日水製薬社製)で洗浄し、メタノール
(和光純薬社製)固定した。風乾後、ギムザ染色(メル
ク社製)を行い、オートマティックパーティクルカウン
ター(CP-2000、白井松器械社製)または実体顕微鏡(S
ZH、オリンパス社製)下でコロニー数を計測した。各群
の細胞増殖率を、ガンマー・インターフェロンおよびイ
ンターロイキン−1βの代わりに培養液のみを添加した
群を対照として算出した。結果を第1表に示す。
この結果、第1表に示すように、Colo 205細胞に対し
てインターロイキン−1βは該細胞に対する単独の増殖
抑制効果は弱く、1ng/mlから100ng/mlまでの添加で、増
殖抑制効果は弱く、100ng/mlで35%前後の増殖抑制効果
しか示さなかった。またガンマー・インターフェロンの
みでは0.14ng/ml添加群で65%の増殖抑制効果を示し
た。
これに対して、1FN−γ単独処置群では、1FN−γのED
50値(Probit法による、以下同じ)が0.18ng/mlである
のに比較して、0.01ng/mlのIL-1βを併用した群では、1
FN−γのED50値が0.042ng/ml、0.1ng/mlのIL-1β併用群
では、0.007ng/mlとなり、実に4.3〜25.7倍もの増殖抑
制活性の増強が認められた。
(2)KPK-1細胞に対する効果 KPK-1細胞(ヒト腎癌細胞)をムーア(Moore)らの方
法(J.Am.Med.Assoc.,199,519,1967)に従って培養し、
得られた細胞を、PBS(−)溶液(日水製薬社製)で2
回洗浄し、0.05%トリプシン(フロー・ラボラトリース
社製)で細胞をはがした後、ピペッテングによりRPMI-1
640培地(ギブコ社製)に細胞を懸濁した。25℃、1200r
pmで5分間遠心洗浄(日立製作所製、05PR-22型)した
細胞を再び同培地に懸濁し、最終濃度が10%となるよう
にFBS(ウシ胎児血清、ギブコ社製)を加えた。生細胞
数はトリパンブルー溶液(和光純薬社製)にて染色し
て、光学顕微鏡下で計測した。
即ち、12穴のマイクロプレート(コースター社製)の
各穴に6.3×102個/mlから2×104個/mlの希釈系列にし
た細胞溶液を0.5mlずつ加えて5% CO2下、37℃で6日
間培養(ナプコ社製CO2インキュベーター)し、細胞濃
度と培養時間の予備検討を行った。ついでマイクロプレ
ートの各穴に、最終濃度が0、0.014、0.14、1.4、14、
140ng/ml(即ち、0、0.1、1、10、100、1000u/ml)の
参考例1のガンマー・インターフェロンまたは0、0.0
1、0.1、1、10、100ng/mlの参考例2のインターロイキ
ン−1βをそれぞれ組み合わせて0.025mlずつ添加し、
さらに予備検討の結果に合わせて細胞濃度を2×104個/
mlに希釈調整した細胞溶液を0.5mlずつ加えて5%CO
2下、37℃で7日間培養した。培養後、各穴の細胞はPBS
(+)溶液(日水製薬社製)で洗浄し、メタノール(和
光純薬社製)固定した。風乾後、ギムザ染色(メルク社
製)を行い、オートマティックパーティクルカウンター
(CP-2000、白井松器械社製)または実体顕微鏡(SZH、
オリンパス社製)下でコロニー数を計測した。各群の細
胞増殖率を、ガンマー・インターフェロンおよびインタ
ーロイキン−1βの代わりに培養液のみを添加した群を
対照として算出した。結果を第2表に示す。
第2表から明らかなように、KPK-1細胞に対してイン
ターロイキン−1βは非常に弱い増殖抑制効果しか示さ
ず、100ng/mlでも15%程度の抑制であった。ガンマー・
インターフェロンは14ng/mlで57%の増殖抑制効果を示
した。これに比較し、1FN−γ単独処置群では、1FN−γ
のED50値が11.301ng/mlであるのに比較して、0.1ng/ml
のIL-1βを併用した群では、1FN-γのED50値が1.862ng/
ml、1ng/mlのIL-1β併用群では、0.255ng/mlとなり、実
に6.1〜44.3倍もの増殖抑制活性の増強が認められた。
(3)各種細胞に対する効果 SW48細胞(ヒト結腸腺癌細胞、Cancer Res.,36,4562,
1976)を、レイボヴィッツ(Leibovitz)らの方法(Am.
J.Hyg.,78,173,1963)に従って培養し、得られた細胞
を、PBS(−)溶液(日水製薬社製)で2回洗浄し、0.0
5%トリプシン(フロー・ラボラトリース社製)で細胞
をはがした後、ピペッテングによりL-15培地(フロー・
ラボラトリーズ社製)に細胞を懸濁した。25℃、1200rp
mで5分間遠心洗浄(日立製作所製、05PR-22型)した細
胞を再び同培地に懸濁し、最終濃度が10%となるように
FBS(ウシ胎児血清、ギブコ社製)を加えた。生細胞数
はトリパンブルー溶液(和光純製薬社製)にて染色し
て、光学顕微鏡下で計測した。
即ち、12穴のマイクロプレート(コースター社製)の
各穴に6.3×102個/mlから2×104個/mlの希釈系列にし
た細胞溶液を0.5mlずつ加えて5% CO2下、37℃で8日
間培養(ナプコ社製CO2インキュベーター)し、細胞濃
度と培養時間の予備検討を行った。ついでマイクロプレ
ートの各穴に、最終濃度が0もしくは1.4ng/mlの参考例
1のガンマー・インターフェロンまたは0もしくは1.0n
g/mlの参考例2のインターロイキン−1βをそれぞれ単
独、又は組み合わせて0.025mlずつ添加し、さらに予備
検討の結果に合わせて細胞濃度を2.5×103個/mlに希釈
調整した細胞溶液を0.5mlずつ加えて5%CO2下、37℃で
12日間培養した。培養後、各穴の細胞はPBS(+)(日
水製薬社製)で洗浄し、メタノール(和光純薬社製)固
定した。
Calu-3細胞(ヒト肺癌細胞、J.Nat.Cancer Inst.,58,
209,1977)を、イーグル・エイチ(Eagle,H.)らの方法
(Science,130,432,1959)に従って培養し、得られた細
胞をPBS(−)溶液(日水製薬社製)で2回洗浄し、0.0
5%トリプシン(フロー・ラボラトリーズ社製)+10%N
EAA(Non essential amino acid,フロー・ラボラトリー
ズ社製)に1mlのピルビン酸ナトリウムを含む培地に細
胞を懸濁した。25℃、1200rpmで5分間遠心洗浄(日立
製作所製、05PR-22型)した細胞を再び同培地に懸濁
し、最終濃度が10%となるようにFCS(ウシ胎児血清、
ギブコ社製)を加えた。生細胞数はトリパンブルー溶液
(和光純薬社製)にて染色して、光学顕微鏡下で計測し
た。
これを12穴のマイクロプレート(コースター社製)の
各穴6.3×102個/mlから2×104個/mlの希釈系列にした
細胞溶液を0.5mlずつ加えて5% CO2下、37℃で9日間
培養(ナプコ社製、CO2インキュベーター)し、細胞濃
度と培養時間の予備検討を行った。次いでマイクロプレ
ートの各穴に、最終濃度が0もしくは1.4ng/mlの参考例
1のガンマー・インターフェロン、または0もしくは1.
0ng/mlの参考例2のインターロイキン−1βをそれぞれ
単独、または組み合わせて0.025mlずつ添加し、さらに
予備検討の結果に合わせて細胞濃度を2.5×103個/mlに
希釈調整した細胞溶液を0.5mlずつ加えて5% CO2下、
37℃で12日間培養した。培養後、各穴の細胞はPBS
(+)溶液(日水製薬社製)で洗浄し、メタノール(和
光純薬社製)固定した。
Colo 205細胞は実施例1(1)に示した方法により、
KPK-1細胞は実施例1(2)に示した方法により、それ
ぞれ準備して参考例1のガンマー・インターフェロン0
もしくは1.4ng/ml、あるいは参考例2のインターロイキ
ン−1βを0もしくは1.0ng/mlの単独、あるいは両者を
併用して各細胞に対する増殖抑制効果を調べた。
この結果、第3表に示すようにSW 48細胞に対してイ
ンターロイキン−1βもガンマー・インターフェロンも
夫々単独では増殖抑制効果を示さないが、両者を併用す
ることにより、その増殖を実に90%以上抑制した。Calu
-3細胞に対してはインターロイキン−1βもガンマー・
インターフェロンも夫々単独では使用した濃度では完全
に抑制しなかった。しかし、両者を併用することにより
Calu-3細胞の増殖を実質上完全に抑制した。KPK-1及びC
olo 205細胞に対しても、第1表及び第2表に示した結
果と同様に、これらの細胞の増殖抑制効果はインターロ
イキン−1βとガンマー・インターフェロンの併用によ
り著しく上昇した。
製剤例1 インターロイキン−1β 0.8μg/ml ガンマー・インターフェロン 42μg/ml ツウィーン80 0.01mg/ml デキストラン40 15mg/ml システイン 0.1mg/ml HSA(ヒト血清アルブミン) 1.0mg/ml 上記各成分を、上記の濃度となるように、0.01Mクエ
ン酸−クエン酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)に加えて混
合し、混合物を過(0.22μmメンブランフィルター使
用)後、液を無菌的に1mlずつバイアル瓶に分注し、
凍結乾燥して、注射用製剤形態の本発明抗腫瘍剤を調製
した。
該製剤は、これを用時、生理食塩水1mlに溶解して利
用される。
製剤例2 インターロイキン−1β 0.08μg/ml ガンマー・インターフェロン 420μg/ml ツウィーン80 0.01mg/ml デキストラン40 15mg/ml システイン 0.1mg/ml HSA(ヒト血清アルブミン) 1.0mg/ml 上記各成分を、上記の濃度となるように、0.01Mクエ
ン酸−クエン酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)に加えて混
合し、混合物を過(0.22μmメンブランフィルター使
用)後、液を無菌的に1mlずつバイアル瓶に分注し、
凍結乾燥して、注射用製剤形態の本発明抗腫瘍剤を調製
した。
該製剤は、これを用時、生理食塩水1mlに溶解して利
用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 嘉勝 徳島県板野郡北島町新喜来字江古川15― 49 (56)参考文献 特開 昭61−280432(JP,A) 特開 昭61−277628(JP,A) 特開 昭59−95220(JP,A) 特開 昭60−226820(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガンマー・インターフェロンとインターロ
    イキン−1とを有効成分とする抗腫瘍剤。
  2. 【請求項2】ガンマー・インターフェロンが、天然型の
    ガンマー・インターフェロンまたは遺伝子組換え法によ
    り産生されたガンマー・インターフェロンもしくはガン
    マー・インターフェロン活性を有するガンマー・インタ
    ーフェロン誘導体である請求項1に記載の抗腫瘍剤。
  3. 【請求項3】インターロイキン−1が、天然型のインタ
    ーロイキン−1βまたは遺伝子組換え法により産生され
    たインターロイキン−1βもしくはインターロイキン−
    1β活性を有するインターロイキン−1β誘導体である
    請求項1に記載の抗腫瘍剤。
JP2120557A 1990-05-09 1990-05-09 抗腫瘍剤 Expired - Lifetime JP2587711B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2120557A JP2587711B2 (ja) 1990-05-09 1990-05-09 抗腫瘍剤
ES91908798T ES2121782T3 (es) 1990-05-09 1991-05-02 Composicion antineoplasica.
DE69130099T DE69130099T2 (de) 1990-05-09 1991-05-02 Antineoplastischer wirkstoff
AU77574/91A AU644877B2 (en) 1990-05-09 1991-05-02 Antineoplastic agent
DK91908798T DK0482213T3 (da) 1990-05-09 1991-05-02 Antineoplastisk middel
PCT/JP1991/000601 WO1991016916A1 (en) 1990-05-09 1991-05-02 Antineoplastic agent
EP91908798A EP0482213B1 (en) 1990-05-09 1991-05-02 Antineoplastic agent
US08/173,866 US5849282A (en) 1990-05-09 1993-12-23 Method of treating colon, renal, and lung carcinomas with γ-interferon and Ser71 !-interleukin-1β

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2120557A JP2587711B2 (ja) 1990-05-09 1990-05-09 抗腫瘍剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0418033A JPH0418033A (ja) 1992-01-22
JP2587711B2 true JP2587711B2 (ja) 1997-03-05

Family

ID=14789258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2120557A Expired - Lifetime JP2587711B2 (ja) 1990-05-09 1990-05-09 抗腫瘍剤

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP0482213B1 (ja)
JP (1) JP2587711B2 (ja)
AU (1) AU644877B2 (ja)
DE (1) DE69130099T2 (ja)
DK (1) DK0482213T3 (ja)
ES (1) ES2121782T3 (ja)
WO (1) WO1991016916A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2818834B2 (ja) * 1991-08-12 1998-10-30 大塚製薬株式会社 IL−1α安定化医薬製剤
KR101504893B1 (ko) 2008-11-07 2015-03-23 유나이티드 테크놀로지스 유티 에이지 인터루킨-1 알파 및 펩티드를 함유하는 화장료 조성물

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5995220A (ja) * 1982-11-22 1984-06-01 Ajinomoto Co Inc 免疫療法剤
EP0149551A3 (en) * 1984-01-16 1987-09-23 Genentech, Inc. Gamma interferon-interleukin-2 synergistic compositions and processes therefor
IL76591A0 (en) * 1984-10-05 1986-02-28 Bioferon Biochem Substanz Pharmaceutical compositions containing ifn-ypsilon and processes for the preparation thereof
JPS61277628A (ja) * 1985-06-04 1986-12-08 Asahi Chem Ind Co Ltd 癌治療用白血球刺激材
JPS61280432A (ja) * 1985-06-05 1986-12-11 Asahi Chem Ind Co Ltd 抗腫瘍免疫細胞誘導方法
JPS62265233A (ja) * 1986-04-03 1987-11-18 シタス コ−ポレイシヨン インタ−フエロン−β及びインタ−ロイキン−2を含有する医薬組成物

Also Published As

Publication number Publication date
DK0482213T3 (da) 1999-02-08
EP0482213A4 (en) 1993-03-17
AU7757491A (en) 1991-11-27
AU644877B2 (en) 1993-12-23
DE69130099D1 (de) 1998-10-08
ES2121782T3 (es) 1998-12-16
WO1991016916A1 (en) 1991-11-14
EP0482213B1 (en) 1998-09-02
EP0482213A1 (en) 1992-04-29
DE69130099T2 (de) 1999-02-18
JPH0418033A (ja) 1992-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2888969B2 (ja) 安定化された疎水性タンパク質製剤
AU640954B2 (en) Anti-tumor preparation comprising interleukin-2 and histamine, analogs thereof or H2-receptor agonists
US4999339A (en) Combination therapy of IL-2 and DTIC for the treatment of melanoma
JPH02218619A (ja) 膀胱癌の治療方法
JP2587711B2 (ja) 抗腫瘍剤
US5849282A (en) Method of treating colon, renal, and lung carcinomas with γ-interferon and Ser71 !-interleukin-1β
EP0823257A1 (en) Medicinal composition for curing thrombocytopenia
JP2784401B2 (ja) 慢性骨髄性白血病の治療方法
JP2818834B2 (ja) IL−1α安定化医薬製剤
JPH06271478A (ja) ドライアイ治療剤
JP4414494B2 (ja) 白血球減少症の予防剤および治療剤
CA1291706C (en) COMBINATION THERAPY USING INTERFERON-.beta. AND INTERLEUKIN-2
JP2799483B2 (ja) インターロイキン−1β組成物の安定化方法
JP3215309B2 (ja) 顆粒球マクロファージコロニー刺激因子の製造方法
Marcy et al. Pulmonary consequences of congenital and acquired primary immunodeficiency states
WO1993011769A1 (en) Carcinostatic
EP0548376A1 (en) Antitumor drug
AU641718B2 (en) Pharmaceutical preparations
EP4410826A1 (en) Polyethylene glycol derivative modified interleukin-12, preparation method therefor and application thereof
EP0401379A1 (en) STABILIZED COMPOSITION OF INTERLEUKIN-1$g(b)
JPH05339164A (ja) 経粘膜投与剤
Einhorn et al. Treatment of advanced condylomata acuminata with semi-purified and purified human leukocyte interferon
JPH08169841A (ja) 血小板増多促進剤
MXPA98001104A (en) Therapeutic composition for infection by coxsackieviru
KR19990036256A (ko) 콕삭키바이러스 비형 감염증의 치료제 조성물