JP2587330Y2 - レール底部に穿設した貫通孔の下面面取り機 - Google Patents
レール底部に穿設した貫通孔の下面面取り機Info
- Publication number
- JP2587330Y2 JP2587330Y2 JP1993029892U JP2989293U JP2587330Y2 JP 2587330 Y2 JP2587330 Y2 JP 2587330Y2 JP 1993029892 U JP1993029892 U JP 1993029892U JP 2989293 U JP2989293 U JP 2989293U JP 2587330 Y2 JP2587330 Y2 JP 2587330Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- cam
- hole
- block
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Drilling And Boring (AREA)
- Drilling Tools (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マクラギに対して軌道
レールをネジクギで締結するために穿設した貫通孔のレ
ール下面の内周縁を面取りするのに好適するレール底部
に穿設した貫通孔の下面面取り機に関する。
レールをネジクギで締結するために穿設した貫通孔のレ
ール下面の内周縁を面取りするのに好適するレール底部
に穿設した貫通孔の下面面取り機に関する。
【0002】
【従来の技術】軌道レールのふく進防止のために、本考
案者等は、レールの底部に貫通孔を穿設し、この貫通孔
にネジクギを挿通してマクラギに締結することによりレ
ールをマクラギに固定し、これによりマクラギの道床に
対する抵抗力をもたせてレールのふく進を防止する手段
を案出した。
案者等は、レールの底部に貫通孔を穿設し、この貫通孔
にネジクギを挿通してマクラギに締結することによりレ
ールをマクラギに固定し、これによりマクラギの道床に
対する抵抗力をもたせてレールのふく進を防止する手段
を案出した。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このために開発した穿
孔機は、図6に示すように、レール底部1の隅に車輪状
の当て具25を当て、レールの顎部1cには不図示の顎
当てを当てて、レール底部の上面1bに対して垂直に貫
通孔2を穿設するようにしたものであるが、レール底部
1の上面1bはレール下面1aに対して傾斜した状態に
あるから、穿設した貫通孔2の中心軸はレール下面1a
に対して傾斜状態となる。
孔機は、図6に示すように、レール底部1の隅に車輪状
の当て具25を当て、レールの顎部1cには不図示の顎
当てを当てて、レール底部の上面1bに対して垂直に貫
通孔2を穿設するようにしたものであるが、レール底部
1の上面1bはレール下面1aに対して傾斜した状態に
あるから、穿設した貫通孔2の中心軸はレール下面1a
に対して傾斜状態となる。
【0004】ところで、上記のようにレール底部1に貫
通孔2を穿設した場合、応力集中を防止するために、貫
通孔2の周縁を面取りする必要があるが、従来の面取り
機は、回転軸に直交する水平方向の面取りしかできない
ため、上記のように貫通孔2の中心軸に対して傾斜した
レール下面1aの貫通孔2の内周縁に対しては均等な面
取りが行えないという問題点があった。
通孔2を穿設した場合、応力集中を防止するために、貫
通孔2の周縁を面取りする必要があるが、従来の面取り
機は、回転軸に直交する水平方向の面取りしかできない
ため、上記のように貫通孔2の中心軸に対して傾斜した
レール下面1aの貫通孔2の内周縁に対しては均等な面
取りが行えないという問題点があった。
【0005】しかも、貫通孔の下面を面取りするとき、
従来の面取り機では、レールを地面から大きく浮かして
レールの下方に面取り機を設置する必要があるが、既設
のレールに対してこのようにレールを大きく浮かすのは
不都合である。
従来の面取り機では、レールを地面から大きく浮かして
レールの下方に面取り機を設置する必要があるが、既設
のレールに対してこのようにレールを大きく浮かすのは
不都合である。
【0006】本考案は、このような事情に対処して為さ
れたもので、レールを最小限度浮かすだけで、しかも面
取り機をレールの上方にセッティングした状態でレール
底部の貫通孔の下面の内周縁を均等に切削し得る面取り
機を提供することを目的とする。
れたもので、レールを最小限度浮かすだけで、しかも面
取り機をレールの上方にセッティングした状態でレール
底部の貫通孔の下面の内周縁を均等に切削し得る面取り
機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本考案のレール底部に穿設した貫通孔の下面面取
り機は、レール底部1の下面1aに対して傾斜した上面
1bに垂直に穿設した貫通孔2の下面1a側の内周縁を
面取りする際、面取り用超硬刃3を取り付けたチップホ
ルダー4を前記貫通孔2の上面1b側から挿入して、前
記貫通孔2の下面1a側の内周縁を均一に面取りするよ
うにしたレール底部に穿設した貫通孔の下面面取り機に
おいて、電動ドリル5の回転軸に接続するようにしたト
ルクシャフト6に対して同軸方向且つ摺動自在に連結し
たカムシャフト7の外周に所定の傾斜角を有したカム溝
8を設け、該カムシャフト7の下方には先端にチップホ
ルダー4を固設したホルダーロッド9を連結し、前記ト
ルクシャフト6はベアリングブロック10の内腔に回動
自在に挿通し、前記カムシャフト7はカムブロック11
の内腔に摺動自在に挿通すると共に、前記カムブロック
11には前記カムシャフト7のカム溝8に嵌合するボー
ル12を定位置で保持するボール保持孔19を設け、前
記ホルダーロッド9はベースブロック13の内腔に固着
したガイドブッシュ14に挿通し、該ガイドブッシュ1
4の外径は前記レール底部1の貫通孔2に挿嵌し得るも
のとし、さらに前記ベアリングブロック10に対して長
尺ラック15の一端を前記トルクシャフト6と同軸方向
に固着したうえで、該長尺ラック15の他端を前記カム
ブロック11に摺動自在に付設し、前記長尺ラック15
の対向側にはピニオンギア16を介して前記カムブロッ
ク11に固設した短尺ラック17を互いに噛合状態に
し、前記ピニオンギア16は前記カムブロック11の両
側を摺動自在に挟持するピニオンブラケット18の定位
置に軸支すると共に該ピニオンブラケット18は下端を
前記ベースブロック13に固着し、前記チップホルダー
4には、矩形板状の面取り用超硬刃3を、該チップホル
ダー4の回転軸に沿って平行状態であって該チップホル
ダー4の回転軸に対する偏心位置に取り付けることによ
り、該面取り用超硬刃3の辺部3aをチップホルダー4
の肩部4aから露出するようにしたことを特徴とするも
のである。
めに、本考案のレール底部に穿設した貫通孔の下面面取
り機は、レール底部1の下面1aに対して傾斜した上面
1bに垂直に穿設した貫通孔2の下面1a側の内周縁を
面取りする際、面取り用超硬刃3を取り付けたチップホ
ルダー4を前記貫通孔2の上面1b側から挿入して、前
記貫通孔2の下面1a側の内周縁を均一に面取りするよ
うにしたレール底部に穿設した貫通孔の下面面取り機に
おいて、電動ドリル5の回転軸に接続するようにしたト
ルクシャフト6に対して同軸方向且つ摺動自在に連結し
たカムシャフト7の外周に所定の傾斜角を有したカム溝
8を設け、該カムシャフト7の下方には先端にチップホ
ルダー4を固設したホルダーロッド9を連結し、前記ト
ルクシャフト6はベアリングブロック10の内腔に回動
自在に挿通し、前記カムシャフト7はカムブロック11
の内腔に摺動自在に挿通すると共に、前記カムブロック
11には前記カムシャフト7のカム溝8に嵌合するボー
ル12を定位置で保持するボール保持孔19を設け、前
記ホルダーロッド9はベースブロック13の内腔に固着
したガイドブッシュ14に挿通し、該ガイドブッシュ1
4の外径は前記レール底部1の貫通孔2に挿嵌し得るも
のとし、さらに前記ベアリングブロック10に対して長
尺ラック15の一端を前記トルクシャフト6と同軸方向
に固着したうえで、該長尺ラック15の他端を前記カム
ブロック11に摺動自在に付設し、前記長尺ラック15
の対向側にはピニオンギア16を介して前記カムブロッ
ク11に固設した短尺ラック17を互いに噛合状態に
し、前記ピニオンギア16は前記カムブロック11の両
側を摺動自在に挟持するピニオンブラケット18の定位
置に軸支すると共に該ピニオンブラケット18は下端を
前記ベースブロック13に固着し、前記チップホルダー
4には、矩形板状の面取り用超硬刃3を、該チップホル
ダー4の回転軸に沿って平行状態であって該チップホル
ダー4の回転軸に対する偏心位置に取り付けることによ
り、該面取り用超硬刃3の辺部3aをチップホルダー4
の肩部4aから露出するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0008】また、前記カムシャフト7にはレールの種
別に応じた傾斜角を有する複数のカム溝8を設け、前記
カムブロック11に設ける前記ボール保持孔19は夫々
のカム溝8に対応する所定位置に複数設けることによ
り、レールの種別に応じてボール12を選択的にボール
保持孔19に保持するようにした構成としてもよい。
別に応じた傾斜角を有する複数のカム溝8を設け、前記
カムブロック11に設ける前記ボール保持孔19は夫々
のカム溝8に対応する所定位置に複数設けることによ
り、レールの種別に応じてボール12を選択的にボール
保持孔19に保持するようにした構成としてもよい。
【0009】
【作用】上記構成の面取り機を使用する際には、図1
(b) に示すように、レール底部1の貫通孔2に対して上
方からチップホルダー4を挿通し、ガイドブッシュ14
を貫通孔2に挿嵌してベースブロック13をレール底部
1の上面1bに搭載した状態にすれば、この面取り機の
位置決めが為される。従って、本考案の面取り機によれ
ば、レール下面1aの下方にチップホルダー4を突出す
る程度しかレールを浮かす必要がない。
(b) に示すように、レール底部1の貫通孔2に対して上
方からチップホルダー4を挿通し、ガイドブッシュ14
を貫通孔2に挿嵌してベースブロック13をレール底部
1の上面1bに搭載した状態にすれば、この面取り機の
位置決めが為される。従って、本考案の面取り機によれ
ば、レール下面1aの下方にチップホルダー4を突出す
る程度しかレールを浮かす必要がない。
【0010】また、このような位置決めの後、電動ドリ
ル5の下方への押し込み動作によりトルクシャフト6が
押し下げられると、ベアリングブロック10が下降する
に伴い長尺ラック15がピニオンギア16を回動して短
尺ラック17を上昇し、短尺ラック17はカムブロック
11に固定してあるから、同時にカムブロック11を上
昇する。
ル5の下方への押し込み動作によりトルクシャフト6が
押し下げられると、ベアリングブロック10が下降する
に伴い長尺ラック15がピニオンギア16を回動して短
尺ラック17を上昇し、短尺ラック17はカムブロック
11に固定してあるから、同時にカムブロック11を上
昇する。
【0011】さらに、カムブロック11はボール12を
介してカムシャフト7に連結され、カムシャフト7はホ
ルダーロッド9を介してチップホルダー4に連結してあ
るから、カムブロック11の上昇に伴いチップホルダー
4を上昇する。
介してカムシャフト7に連結され、カムシャフト7はホ
ルダーロッド9を介してチップホルダー4に連結してあ
るから、カムブロック11の上昇に伴いチップホルダー
4を上昇する。
【0012】これにより、レール底部1の貫通孔2の下
方に挿通してあるチップホルダー4を上昇して面取り用
超硬刃3の辺部3aを貫通孔2の下面の内周縁に当てる
ことができる。
方に挿通してあるチップホルダー4を上昇して面取り用
超硬刃3の辺部3aを貫通孔2の下面の内周縁に当てる
ことができる。
【0013】また、電動ドリル5を駆動するとカムシャ
フト7が回転するが、カムシャフト7の外周にはカム溝
8が傾斜状に設けられ、このカム溝8にはカムブロック
11の定位置に保持されたボール12が摺動自在に当接
してあるから、カムシャフト7が回転するに伴って該カ
ムシャフト7にホルダーロッド9を介して連結されたチ
ップホルダー4が所定のストロークで上下動して傾斜し
た回軌道を描きながら回転する。
フト7が回転するが、カムシャフト7の外周にはカム溝
8が傾斜状に設けられ、このカム溝8にはカムブロック
11の定位置に保持されたボール12が摺動自在に当接
してあるから、カムシャフト7が回転するに伴って該カ
ムシャフト7にホルダーロッド9を介して連結されたチ
ップホルダー4が所定のストロークで上下動して傾斜し
た回軌道を描きながら回転する。
【0014】チップホルダー4のストロークは、カムシ
ャフト7の外周に設けたカム溝8の傾斜状況によって決
定する。従って、レールの種別ごとに異なる貫通孔2の
中心軸に対するレール下面1aの傾斜状況、即ち貫通孔
2の最上端と最下端との差をカム溝8にも同様に設けて
おけば、チップホルダー4は貫通孔2の下面の内周縁に
倣って回転することができる。
ャフト7の外周に設けたカム溝8の傾斜状況によって決
定する。従って、レールの種別ごとに異なる貫通孔2の
中心軸に対するレール下面1aの傾斜状況、即ち貫通孔
2の最上端と最下端との差をカム溝8にも同様に設けて
おけば、チップホルダー4は貫通孔2の下面の内周縁に
倣って回転することができる。
【0015】なお、本考案においては、例えば、50P
Sレール或は50Nレールというようにレールの種別に
応じてカム溝8を設けておけばよいが、カムシャフト7
の外周にレールの種別に応じて複数のカム溝8を設ける
ことにより、一台の面取り機で数種のレールに対応した
面取り作業を行うことができる。
Sレール或は50Nレールというようにレールの種別に
応じてカム溝8を設けておけばよいが、カムシャフト7
の外周にレールの種別に応じて複数のカム溝8を設ける
ことにより、一台の面取り機で数種のレールに対応した
面取り作業を行うことができる。
【0016】この場合、所定のカム溝8に対して選択的
にボール12の入れ替えを行う必要があるため、本考案
においては、カムブロック11に対して夫々のカム溝8
に対応した複数箇所にボール保持孔12を設けてある。
にボール12の入れ替えを行う必要があるため、本考案
においては、カムブロック11に対して夫々のカム溝8
に対応した複数箇所にボール保持孔12を設けてある。
【0017】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
【0018】図1(a) は本考案の面取り機の縦断面図で
あり、図1(b) は本考案の面取り機をレール底部に穿設
した貫通孔に挿着した状態を示す側面図である。図2は
本考案の面取り機におけるチップホルダー引上げ機構を
示す透視的斜視図である。図3(a) 乃至(c) は図2のチ
ップホルダー引上げ機構による動作説明図である。図4
(a) は本考案の面取り機におけるストローク機構を示す
カムシャフトの透視的斜視図であり、図4(b) はストロ
ーク機構にチップホルダー引上げ機構を合わせた透視的
斜視図である。図5(a) 乃至(d) は本考案の面取り機に
よる面取り動作を示す側面図である。図6(a) は50P
Sレールの断面図であり、図6(b) は50Nレールの断
面図である。
あり、図1(b) は本考案の面取り機をレール底部に穿設
した貫通孔に挿着した状態を示す側面図である。図2は
本考案の面取り機におけるチップホルダー引上げ機構を
示す透視的斜視図である。図3(a) 乃至(c) は図2のチ
ップホルダー引上げ機構による動作説明図である。図4
(a) は本考案の面取り機におけるストローク機構を示す
カムシャフトの透視的斜視図であり、図4(b) はストロ
ーク機構にチップホルダー引上げ機構を合わせた透視的
斜視図である。図5(a) 乃至(d) は本考案の面取り機に
よる面取り動作を示す側面図である。図6(a) は50P
Sレールの断面図であり、図6(b) は50Nレールの断
面図である。
【0019】図1(b) に示す電動ドリル5のチャック部
は、トルクシャフト6の上端に形成した角形頭部6aを
同軸方向に把持する。
は、トルクシャフト6の上端に形成した角形頭部6aを
同軸方向に把持する。
【0020】図1(a) 或は図2に示すように、トルクシ
ャフト6の下方の外周には軸方向に長いキー溝6bが穿
設してある。また、トルクシャフト6の角形頭部6aと
キー溝6bとの間にはベアリング10aが嵌合してあ
る。
ャフト6の下方の外周には軸方向に長いキー溝6bが穿
設してある。また、トルクシャフト6の角形頭部6aと
キー溝6bとの間にはベアリング10aが嵌合してあ
る。
【0021】このベアリング10aはベアリングブロッ
ク10内に回動自在に収容され、ベアリング10aの上
方にベアリングカバー10dを嵌合し、ベアリングブロ
ック10の外方からセットビス10cを螺入してベアリ
ングカバー10dに締結してある。
ク10内に回動自在に収容され、ベアリング10aの上
方にベアリングカバー10dを嵌合し、ベアリングブロ
ック10の外方からセットビス10cを螺入してベアリ
ングカバー10dに締結してある。
【0022】トルクシャフト6は、図1(a) 或は図4
(a) に示すように、円筒形のカムシャフト7内に上方か
ら摺動自在に収容してあり、カムシャフト7の上端外周
に穿設された長孔7cに収容したキー7aをカムシャフ
ト7のキー溝6bに係合すると共に、キー7aの外側と
カムシャフト7の外周に穿設した周溝に対してOリング
7bを嵌合してある。これにより、トルクシャフト6と
カムシャフト7とはキー溝6bの範囲だけ相対的に軸方
向に移動することができる。
(a) に示すように、円筒形のカムシャフト7内に上方か
ら摺動自在に収容してあり、カムシャフト7の上端外周
に穿設された長孔7cに収容したキー7aをカムシャフ
ト7のキー溝6bに係合すると共に、キー7aの外側と
カムシャフト7の外周に穿設した周溝に対してOリング
7bを嵌合してある。これにより、トルクシャフト6と
カムシャフト7とはキー溝6bの範囲だけ相対的に軸方
向に移動することができる。
【0023】また、同図に示すように、カムシャフト7
の下部は、カムブロック11内に摺動自在に収容され、
この収容された部位のカムシャフト7の外周には傾斜角
を互いに違えた50PSレール用のカム溝8aと50N
レール用のカム溝8bとの二条の傾斜したカム溝8が穿
設してある。このカム溝については後述する。
の下部は、カムブロック11内に摺動自在に収容され、
この収容された部位のカムシャフト7の外周には傾斜角
を互いに違えた50PSレール用のカム溝8aと50N
レール用のカム溝8bとの二条の傾斜したカム溝8が穿
設してある。このカム溝については後述する。
【0024】さらに、カムシャフト7内には下方からホ
ルダーロッド9が挿着され、両者は連結ピン9aで固定
されている。
ルダーロッド9が挿着され、両者は連結ピン9aで固定
されている。
【0025】ホルダーロッド9の下端にはチップホルダ
ー4が設けてあり、このチップホルダー4に対して後述
する位置に面取り用超硬刃3が取り替え自在に皿ビス3
bで固着してある。
ー4が設けてあり、このチップホルダー4に対して後述
する位置に面取り用超硬刃3が取り替え自在に皿ビス3
bで固着してある。
【0026】上記構成により、トルクシャフト6に取り
付けた電動ドリル5を回転すると、この電動ドリル5の
回転力が、順次、トルクシャフト6、キー7a、カムシ
ャフト7、ホルダーロッド9を介してチップホルダー4
の回転力へと伝達される。
付けた電動ドリル5を回転すると、この電動ドリル5の
回転力が、順次、トルクシャフト6、キー7a、カムシ
ャフト7、ホルダーロッド9を介してチップホルダー4
の回転力へと伝達される。
【0027】一方、図1(b) 又は図2に示すように、ベ
アリングブロック10の両側にはトルクシャフト6の軸
方向に沿って長尺ラック15、15(片方は図に見えな
い)が固定ボルト15aで締結してあり、両方の長尺ラ
ック15、15の下方部はカムブロック11の両側に沿
って穿設された案内溝11a、11a(図4(a) 参照)
に摺動自在に収容されている。
アリングブロック10の両側にはトルクシャフト6の軸
方向に沿って長尺ラック15、15(片方は図に見えな
い)が固定ボルト15aで締結してあり、両方の長尺ラ
ック15、15の下方部はカムブロック11の両側に沿
って穿設された案内溝11a、11a(図4(a) 参照)
に摺動自在に収容されている。
【0028】さらに、図2に示すように、カムブロック
11の両側には夫々の長尺ラック15、15に離間して
短尺ラック17、17が並設位置に固定ボルト17a、
17aで固着してある。これらの長尺ラック15と短尺
ラック17との対向側にはラック歯が夫々形成してあ
り、長尺ラック15と短尺ラック17間には両者のラッ
ク歯に対してピニオンギア16が同時に噛合するように
してピニオンピン16aで軸支してある。
11の両側には夫々の長尺ラック15、15に離間して
短尺ラック17、17が並設位置に固定ボルト17a、
17aで固着してある。これらの長尺ラック15と短尺
ラック17との対向側にはラック歯が夫々形成してあ
り、長尺ラック15と短尺ラック17間には両者のラッ
ク歯に対してピニオンギア16が同時に噛合するように
してピニオンピン16aで軸支してある。
【0029】そして、カムブロック11の下方に配した
ベースブロック13の両側には、ピニオンブラケット1
8、18をボルト18aで固定し、ピニオンブラケット
18、18は上方のカムブロック11に張り出して該カ
ムブロック11の両側を摺動自在に挟持し、上記のピニ
オンピン16a、16aがこのピニオンブラケット1
8、18の所定位置に軸支してある。
ベースブロック13の両側には、ピニオンブラケット1
8、18をボルト18aで固定し、ピニオンブラケット
18、18は上方のカムブロック11に張り出して該カ
ムブロック11の両側を摺動自在に挟持し、上記のピニ
オンピン16a、16aがこのピニオンブラケット1
8、18の所定位置に軸支してある。
【0030】カムブロック11の側方には、図1(a) 或
は図4(a) に示すように、上記した二条の傾斜したカム
溝8a、8bの夫々に対応する位置に50PSレール用
のボール保持孔19aと50Nレール用のボール保持孔
19bとが穿設され、この二個のボール保持孔9a、9
bに対して1個のスチールボール12を選択的に収容す
ることができる。
は図4(a) に示すように、上記した二条の傾斜したカム
溝8a、8bの夫々に対応する位置に50PSレール用
のボール保持孔19aと50Nレール用のボール保持孔
19bとが穿設され、この二個のボール保持孔9a、9
bに対して1個のスチールボール12を選択的に収容す
ることができる。
【0031】さらにカムブロック11の側方に対してボ
ールカバー20を着脱自在に固定することにより、二個
のボール保持孔9a、9bのいずれかに収容したスチー
ルボール12を二条のカム溝8a、8bのいずれかに係
合した状態で保持することができる。
ールカバー20を着脱自在に固定することにより、二個
のボール保持孔9a、9bのいずれかに収容したスチー
ルボール12を二条のカム溝8a、8bのいずれかに係
合した状態で保持することができる。
【0032】ベースブロック13の内腔には、図1(a)
に示すように、ガイドブッシュ14挿通され、ベースブ
ロック13に対してセットビス13aで固定してあり、
ガイドブッシュ14内にはドライベアリング14aを介
して上記したホルダーロッド9が摺動自在に挿通してあ
る。
に示すように、ガイドブッシュ14挿通され、ベースブ
ロック13に対してセットビス13aで固定してあり、
ガイドブッシュ14内にはドライベアリング14aを介
して上記したホルダーロッド9が摺動自在に挿通してあ
る。
【0033】チップホルダー4はレール底部1に穿設し
た貫通孔2に挿通し得る外径を有し、ガイドブッシュ1
4は貫通孔2に挿入した後に嵌合状態にすることができ
る外径を有するものである。
た貫通孔2に挿通し得る外径を有し、ガイドブッシュ1
4は貫通孔2に挿入した後に嵌合状態にすることができ
る外径を有するものである。
【0034】また、ベースブロック13の側部には外向
きに突出した反力受け21がボルト固定してある。この
反力受け21により、カムブロック11のつれ回りを防
止すると共に、カム溝8a、8bの位置合わせを行うよ
うにするため、反力受け21の側部に足を当てるように
する。
きに突出した反力受け21がボルト固定してある。この
反力受け21により、カムブロック11のつれ回りを防
止すると共に、カム溝8a、8bの位置合わせを行うよ
うにするため、反力受け21の側部に足を当てるように
する。
【0035】ここで、チップホルダー4に取り付ける面
取り用超硬刃3とカムシャフト7の外周に設けた二条の
カム溝8a、8bについて説明する。
取り用超硬刃3とカムシャフト7の外周に設けた二条の
カム溝8a、8bについて説明する。
【0036】図4(a) 及び(b) に示すように、チップホ
ルダー4は片方がホルダーロッド9の中心軸から膨出し
た形状を有し、この膨出した側に軸方向に沿った平坦部
4bを形成して肩部4aを切欠き状に形成してある。こ
の平坦部4bは面取り用超硬刃3の隣接二辺を当接しう
る形状とし、平坦部4bに対してチップホルダー4の中
心軸から偏心量Eで矩形板状の面取り用超硬刃3を皿ビ
ス3bで取り替え可能に固着して、この超硬刃3の辺部
3aが肩部4aから露出するようにする。
ルダー4は片方がホルダーロッド9の中心軸から膨出し
た形状を有し、この膨出した側に軸方向に沿った平坦部
4bを形成して肩部4aを切欠き状に形成してある。こ
の平坦部4bは面取り用超硬刃3の隣接二辺を当接しう
る形状とし、平坦部4bに対してチップホルダー4の中
心軸から偏心量Eで矩形板状の面取り用超硬刃3を皿ビ
ス3bで取り替え可能に固着して、この超硬刃3の辺部
3aが肩部4aから露出するようにする。
【0037】図6(a) は50PSレールの断面図であ
り、図6(b) は50Nレールの断面図である。なお、こ
れらの図において角度表示以外の寸法表示はミリメート
ル単位である。
り、図6(b) は50Nレールの断面図である。なお、こ
れらの図において角度表示以外の寸法表示はミリメート
ル単位である。
【0038】図示のように50PSレールと50Nレー
ルとでは寸法及び形状が異なる部位があり、レール底部
1の上面1bはいずれも下面1aに対して傾斜してあ
る。この傾斜した上面1bに対して貫通孔2が垂直に穿
設されているから、貫通孔2の中心軸はレール下面1a
に対して各レールで異なった傾斜状況を示す。
ルとでは寸法及び形状が異なる部位があり、レール底部
1の上面1bはいずれも下面1aに対して傾斜してあ
る。この傾斜した上面1bに対して貫通孔2が垂直に穿
設されているから、貫通孔2の中心軸はレール下面1a
に対して各レールで異なった傾斜状況を示す。
【0039】そこで図示のように貫通孔2の中心軸に沿
って最下部と最上部との差を取ると、50PSレールで
は4,7mm、50Nレールでは7,2mmの差異を有
し、このような下面1aの内周縁に倣ってチップホルダ
ー4に固着した面取り用超硬刃3が傾斜した円軌道を描
くために、50PSレールでは4,7mm、50Nレー
ルでは7,2mmのストロークを持たせる必要がある。
って最下部と最上部との差を取ると、50PSレールで
は4,7mm、50Nレールでは7,2mmの差異を有
し、このような下面1aの内周縁に倣ってチップホルダ
ー4に固着した面取り用超硬刃3が傾斜した円軌道を描
くために、50PSレールでは4,7mm、50Nレー
ルでは7,2mmのストロークを持たせる必要がある。
【0040】そこで、本実施例においては、50PSレ
ール用のカム溝8aと50Nレール用のカム溝8bとに
上記のストロークに対応した異なる傾斜角を設けてあ
る。
ール用のカム溝8aと50Nレール用のカム溝8bとに
上記のストロークに対応した異なる傾斜角を設けてあ
る。
【0041】使用の際には、50PSレールの場合は、
下側のボール保持孔19aにスチールボール12を入
れ、50Nレールの場合は、上側のボール保持孔19b
にスチールボール12を入れ、ボールカバー20をカム
ブロック11に対してネジ止めすることにより、スチー
ルボール12が収容位置でカム溝8a或は8bに対して
当接した状態を保持するようにする。
下側のボール保持孔19aにスチールボール12を入
れ、50Nレールの場合は、上側のボール保持孔19b
にスチールボール12を入れ、ボールカバー20をカム
ブロック11に対してネジ止めすることにより、スチー
ルボール12が収容位置でカム溝8a或は8bに対して
当接した状態を保持するようにする。
【0042】これにより、電動ドリル5を回転すると、
カム溝8a或は8bがスチールボール12に倣ってカム
シャフト7を所定のストロークで上下動しながら回転さ
せることができる。
カム溝8a或は8bがスチールボール12に倣ってカム
シャフト7を所定のストロークで上下動しながら回転さ
せることができる。
【0043】ここで上記構成の面取り機の動作説明をす
る。使用に際しては、予めレールの種別に応じてボール
保持孔19a或は19bを選択してスチールボール12
を入れ、ボールカバー20をネジ止めしておく。
る。使用に際しては、予めレールの種別に応じてボール
保持孔19a或は19bを選択してスチールボール12
を入れ、ボールカバー20をネジ止めしておく。
【0044】そこで、図1(b) のように、トルクシャフ
ト6の上端の角形頭部6aに電動ドリル5のチャック部
5aを握持して図3(a) 乃至(d) に示す手順でチップホ
ルダー4をレール底部1に穿設してある貫通孔2に挿入
する。
ト6の上端の角形頭部6aに電動ドリル5のチャック部
5aを握持して図3(a) 乃至(d) に示す手順でチップホ
ルダー4をレール底部1に穿設してある貫通孔2に挿入
する。
【0045】図3(a) は、チップホルダー4を貫通孔2
に挿入する状況を示す。この際、トルクシャフト6を上
方に引き出すことにより、ホルダーロッド9を下方に伸
長してガイドブッシュ14とチップホルダー4との間隔
を開けておく。
に挿入する状況を示す。この際、トルクシャフト6を上
方に引き出すことにより、ホルダーロッド9を下方に伸
長してガイドブッシュ14とチップホルダー4との間隔
を開けておく。
【0046】次いで、図3(b) に示すように、チップホ
ルダー4がレール下面1aの下方に出た後に、ガイドブ
ッシュ14を貫通孔2に挿入し得る位置にずらし、図3
(c)に示すように、ベースブロック13の下端面がレー
ル底部の上面1bに当たるまで、ガイドブッシュ14を
貫通孔2内に嵌め入れて位置決めを行う。
ルダー4がレール下面1aの下方に出た後に、ガイドブ
ッシュ14を貫通孔2に挿入し得る位置にずらし、図3
(c)に示すように、ベースブロック13の下端面がレー
ル底部の上面1bに当たるまで、ガイドブッシュ14を
貫通孔2内に嵌め入れて位置決めを行う。
【0047】この際、カム溝8a、8bの位置合わせは
反力受け21の指向方向で決め、とも回りを防ぐため
に、反力受21の側部に足を当てておくようにする。
反力受け21の指向方向で決め、とも回りを防ぐため
に、反力受21の側部に足を当てておくようにする。
【0048】その後、図3(d) に示すように、チップホ
ルダー4を引上げて面取り用超硬刃3を貫通孔2の下面
内周縁の最上部に当てる。
ルダー4を引上げて面取り用超硬刃3を貫通孔2の下面
内周縁の最上部に当てる。
【0049】このチップホルダー4の引上げ動作は、図
2に示す通りである。
2に示す通りである。
【0050】図2において、電動ドリル5の下方への押
し込み動作により、トルクシャフト6が押し下げられる
と、ベアリングブロック10が下降するに伴って長尺ラ
ック15がピニオンブラケット18の定位置に軸支され
たピニオンギア16を回動して短尺ラック17を上昇
し、同時にカムブロック11を上昇する。
し込み動作により、トルクシャフト6が押し下げられる
と、ベアリングブロック10が下降するに伴って長尺ラ
ック15がピニオンブラケット18の定位置に軸支され
たピニオンギア16を回動して短尺ラック17を上昇
し、同時にカムブロック11を上昇する。
【0051】さらにカムブロック11はボール12を介
してカムシャフト7に連結され、カムシャフト7はホル
ダーロッド9を介してチップホルダー4に連結してある
から、カムブロック11の上昇に伴いチップホルダー4
を上昇し、これにより、図3(d) に示すように、面取り
用超硬刃3の辺部3aを貫通孔2の下面の内周縁に当て
る。
してカムシャフト7に連結され、カムシャフト7はホル
ダーロッド9を介してチップホルダー4に連結してある
から、カムブロック11の上昇に伴いチップホルダー4
を上昇し、これにより、図3(d) に示すように、面取り
用超硬刃3の辺部3aを貫通孔2の下面の内周縁に当て
る。
【0052】図5(a) 及び(b) において、スチールボー
ル12は、50PSレール用のボール保持孔19aに収
容してある。この状態で電動ドリル5を駆動すると、カ
ムシャフト7が回転するが、カムシャフト7の外周の5
0PSレールのためのカム溝8aが定位置に保持された
ボール12に倣ってカムシャフト7を所定のストローク
Sで上下動し、図5(d) に示すように、チップホルダー
4の面取り用超硬刃3を傾斜した回軌道を描きながら回
転し、この面取り用超硬刃3の辺部3aの傾斜角度で貫
通孔2の下面の内周縁を均等に面取りすることができ
る。
ル12は、50PSレール用のボール保持孔19aに収
容してある。この状態で電動ドリル5を駆動すると、カ
ムシャフト7が回転するが、カムシャフト7の外周の5
0PSレールのためのカム溝8aが定位置に保持された
ボール12に倣ってカムシャフト7を所定のストローク
Sで上下動し、図5(d) に示すように、チップホルダー
4の面取り用超硬刃3を傾斜した回軌道を描きながら回
転し、この面取り用超硬刃3の辺部3aの傾斜角度で貫
通孔2の下面の内周縁を均等に面取りすることができ
る。
【0053】なお、上記構成において、カムシャフト7
には、一例として50PSレール用のカム溝8aと50
Nレール用のカム溝8bとを夫々の所定傾斜角で設けて
あるが、本考案は他のレールに対応したカム溝を設ける
ことも可能である。
には、一例として50PSレール用のカム溝8aと50
Nレール用のカム溝8bとを夫々の所定傾斜角で設けて
あるが、本考案は他のレールに対応したカム溝を設ける
ことも可能である。
【0054】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の面取り機
によれば、レールの下方にチップホルダーを突出するだ
けレールを浮かせば、この面取り機のセッティングがで
き、しかもレール下方に突出したチップホルダーの引上
げ動作は、トルクシャフトに接続した電動ドリルを下方
に押し込むだけでよい。
によれば、レールの下方にチップホルダーを突出するだ
けレールを浮かせば、この面取り機のセッティングがで
き、しかもレール下方に突出したチップホルダーの引上
げ動作は、トルクシャフトに接続した電動ドリルを下方
に押し込むだけでよい。
【0055】また、このような面取り機のセッティング
状況において、チップホルダーの回転軸が切削面たるレ
ール下面に対して傾斜しているにも関わらず、チップホ
ルダーが所定のストロークで上下動しながら回転するか
ら、レール底部の貫通孔の下面の内周縁を均等に切削す
ることが可能である。
状況において、チップホルダーの回転軸が切削面たるレ
ール下面に対して傾斜しているにも関わらず、チップホ
ルダーが所定のストロークで上下動しながら回転するか
ら、レール底部の貫通孔の下面の内周縁を均等に切削す
ることが可能である。
【0056】本考案の面取り機は、上記のように、既設
のレール底部に穿設した貫通孔の下面の面取りをするの
に、レールを最小限度で浮かすだけで簡単なセッティン
グにより均等な面取り作業を実施することを可能とする
ものである。
のレール底部に穿設した貫通孔の下面の面取りをするの
に、レールを最小限度で浮かすだけで簡単なセッティン
グにより均等な面取り作業を実施することを可能とする
ものである。
【図1】図1(a) は本考案の面取り機の縦断面図であ
り、図1(b) は本考案の面取り機をレール底部に穿設し
た貫通孔に挿着した状態を示す側面図である。
り、図1(b) は本考案の面取り機をレール底部に穿設し
た貫通孔に挿着した状態を示す側面図である。
【図2】図2は本考案の面取り機におけるチップホルダ
ー引上げ機構を示す透視的斜視図である。
ー引上げ機構を示す透視的斜視図である。
【図3】図3(a) 乃至(c) は図2のチップホルダー引上
げ機構による動作説明図である。
げ機構による動作説明図である。
【図4】図4(a) は本考案の面取り機におけるストロー
ク機構を示すカムシャフトの透視的斜視図であり、図4
(b) はストローク機構にチップホルダー引上げ機構を合
わせた透視的斜視図である。
ク機構を示すカムシャフトの透視的斜視図であり、図4
(b) はストローク機構にチップホルダー引上げ機構を合
わせた透視的斜視図である。
【図5】図5(a) 乃至(d) は本考案の面取り機による面
取り動作を示す側面図である。
取り動作を示す側面図である。
【図6】図6(a) は50PSレールの断面図であり、図
6(b) は50Nレールの断面図である。
6(b) は50Nレールの断面図である。
1…レール底部、1a…レール下面、1b…レール底部
の上面、2…貫通孔、3…面取り用超硬刃、4…チップ
ホルダー、5…電動ドリル、6…トルクシャフト、7…
カムシャフト、8a…50PSレールに対応するカム
溝、8b…50Nレールに対応するカム溝、9…ホルダ
ーロッド、10…ベアリングブロック、11…カムブロ
ック、12…ボール(スチールボール)、13…ベース
ブロック、14…ガイドブッシュ、15…長尺ラック、
16…ピニオンギア、17…短尺ラック、18…ピニオ
ンブラケット、19a…50PSレール用のボール保持
孔、19b…50Nレール用のボール保持孔、20…ボ
ールカバー、21…反力受け。
の上面、2…貫通孔、3…面取り用超硬刃、4…チップ
ホルダー、5…電動ドリル、6…トルクシャフト、7…
カムシャフト、8a…50PSレールに対応するカム
溝、8b…50Nレールに対応するカム溝、9…ホルダ
ーロッド、10…ベアリングブロック、11…カムブロ
ック、12…ボール(スチールボール)、13…ベース
ブロック、14…ガイドブッシュ、15…長尺ラック、
16…ピニオンギア、17…短尺ラック、18…ピニオ
ンブラケット、19a…50PSレール用のボール保持
孔、19b…50Nレール用のボール保持孔、20…ボ
ールカバー、21…反力受け。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 雫石 和明 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 東日本旅客鉄道株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−197111(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23B 41/00 B23B 51/10
Claims (2)
- 【請求項1】レール底部1の下面1aに対して傾斜した
上面1bに垂直に穿設した貫通孔2の下面1a側の内周
縁を面取りする際、面取り用超硬刃3を取り付けたチッ
プホルダー4を前記貫通孔2の上面1b側から挿入し
て、前記貫通孔2の下面1a側の内周縁を均一に面取り
するようにしたレール下面の面取り機において、電動ド
リル5の回転軸に接続するようにしたトルクシャフト6
に対して同軸方向且つ摺動自在に連結したカムシャフト
7の外周に所定の傾斜角を有したカム溝8を設け、該カ
ムシャフト7の下方には先端にチップホルダー4を固設
したホルダーロッド9を連結し、前記トルクシャフト6
はベアリングブロック10の内腔に回動自在に挿通し、
前記カムシャフト7はカムブロック11の内腔に摺動自
在に挿通すると共に、前記カムブロック11には前記カ
ムシャフト7のカム溝8に嵌合するボール12を定位置
で保持するボール保持孔19を設け、前記ホルダーロッ
ド9はベースブロック13の内腔に固着したガイドブッ
シュ14に挿通し、該ガイドブッシュ14の外径は前記
レール底部1の貫通孔2に挿嵌し得るものとし、さらに
前記ベアリングブロック10に対して長尺ラック15の
一端を前記トルクシャフト6と同軸方向に固着したうえ
で、該長尺ラック15の他端を前記カムブロック11に
摺動自在に付設し、前記長尺ラック15の対向側にはピ
ニオンギア16を介して前記カムブロック11に固設し
た短尺ラック17を互いに噛合状態にし、前記ピニオン
ギア16は前記カムブロック11の両側を摺動自在に挟
持するピニオンブラケット18の定位置に軸支すると共
に該ピニオンブラケット18は下端を前記ベースブロッ
ク13に固着し、前記チップホルダー4には、矩形板状
の面取り用超硬刃3を、該チップホルダー4の回転軸に
沿って平行状態であって該チップホルダー4の回転軸に
対する偏心位置に取り付けることにより、該面取り用超
硬刃3の辺部3aをチップホルダー4の肩部4aから露
出するようにしたことを特徴とするレール底部に穿設し
た貫通孔の下面面取り機。 - 【請求項2】前記カムシャフト7にはレールの種別に応
じた傾斜角を有する複数のカム溝8を設け、前記カムブ
ロック11に設ける前記ボール保持孔19は夫々のカム
溝8に対応する所定位置に複数設けることにより、レー
ルの種別に応じてボール12を選択的にボール保持孔1
9に保持するようにしたことを特徴とする請求項1記載
のレール底部に穿設した貫通孔の下面面取り機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993029892U JP2587330Y2 (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | レール底部に穿設した貫通孔の下面面取り機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993029892U JP2587330Y2 (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | レール底部に穿設した貫通孔の下面面取り機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0683212U JPH0683212U (ja) | 1994-11-29 |
JP2587330Y2 true JP2587330Y2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=12288628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993029892U Expired - Fee Related JP2587330Y2 (ja) | 1993-05-12 | 1993-05-12 | レール底部に穿設した貫通孔の下面面取り機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2587330Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5698181B2 (ja) * | 2012-04-18 | 2015-04-08 | 三明電機株式会社 | バリ取り工具 |
-
1993
- 1993-05-12 JP JP1993029892U patent/JP2587330Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0683212U (ja) | 1994-11-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6343632B1 (en) | Jig for fitting locks to doors | |
DE602004029213D1 (de) | Schnellwechselspindeleinheit für Lochsäge | |
US20190054547A1 (en) | Jig apparatus for use in forming holes in a workpiece in a guided manner and a method of use of the same | |
SE0202326D0 (sv) | Hole saw arbor | |
CA2330886A1 (en) | Drilling attachment for a drill press | |
JP2846250B2 (ja) | アンダーカット部を有する穿設孔を製作するための作孔装置 | |
CN115351568A (zh) | 一种电机机座的钻攻铣削加工工艺及定位装置 | |
JP2587330Y2 (ja) | レール底部に穿設した貫通孔の下面面取り機 | |
US3841417A (en) | Plate boring device | |
EP1603373A3 (en) | Printed board drilling method and printed board machining apparatus | |
US4948304A (en) | Adjustable tool guide and driver for a bit | |
US6183172B1 (en) | Structure for detachably mounting a horizontal drill head | |
US1598726A (en) | Adjustable drill and counterboring tool | |
JPH09239722A (ja) | アンダーカット部付き孔の穿孔装置 | |
CN214517678U (zh) | 一种摇臂钻床 | |
CN112692333A (zh) | 一种旋转工件长孔打孔装置及打孔方法 | |
CN222406186U (zh) | 一种木门打孔装置 | |
JPH0857757A (ja) | キリ穴のかえり取り装置 | |
CN221734907U (zh) | 一种便于装配的钻头 | |
CN219724695U (zh) | 一种自定心式钻头 | |
CN218926332U (zh) | 一种具有辅助支撑结构的冲击钻 | |
CN214684339U (zh) | 一种摇臂钻床 | |
CN219425733U (zh) | 一种带打孔的车床刀具座 | |
SU1526926A1 (ru) | Устройство дл фрезеровани | |
CN221224285U (zh) | 一种土壤取样装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |