JP2583944B2 - 圧縮機 - Google Patents
圧縮機Info
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- JP2583944B2 JP2583944B2 JP63045247A JP4524788A JP2583944B2 JP 2583944 B2 JP2583944 B2 JP 2583944B2 JP 63045247 A JP63045247 A JP 63045247A JP 4524788 A JP4524788 A JP 4524788A JP 2583944 B2 JP2583944 B2 JP 2583944B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は冷凍サイクル等に使用する圧縮機の給油に関
するものである。
するものである。
従来の技術 以下図面を参照しながら、一例として従来のスクロー
ル型圧縮機について説明する。
ル型圧縮機について説明する。
第4図は従来のスクロール型圧縮機の断面を示すもの
である。第4図において、1は密閉ケーシング、2はモ
ータ、3はブロック、4は固定スクロール、5は旋回ス
クロールである。前記固定スクロール4、旋回スクロー
ル5はそれぞれラップ4a,ラップ5aを有している。6は
自転防止機構であり、前記旋回スクロール5の自転を防
止し、旋回運動を行なわせる。また7はシャフトであ
り、シャフト7には給油穴7aを設けている。8は両スク
ロール4,5間に冷媒を導入する吸入孔であり、9は固定
スクロール4の中心に設けた吐出孔である。10はブロッ
ク3および固定スクロール4,旋回スクロール5,自転防止
機構6とから成る機械部である。11は前記吸入孔8と連
結する吸入管、12は密閉ケーシング1に取り付けた吐出
管である。
である。第4図において、1は密閉ケーシング、2はモ
ータ、3はブロック、4は固定スクロール、5は旋回ス
クロールである。前記固定スクロール4、旋回スクロー
ル5はそれぞれラップ4a,ラップ5aを有している。6は
自転防止機構であり、前記旋回スクロール5の自転を防
止し、旋回運動を行なわせる。また7はシャフトであ
り、シャフト7には給油穴7aを設けている。8は両スク
ロール4,5間に冷媒を導入する吸入孔であり、9は固定
スクロール4の中心に設けた吐出孔である。10はブロッ
ク3および固定スクロール4,旋回スクロール5,自転防止
機構6とから成る機械部である。11は前記吸入孔8と連
結する吸入管、12は密閉ケーシング1に取り付けた吐出
管である。
また、13はラップ4aとラップ5aの間に形成される圧縮
室である。また、14は吐出室であり、運転中は吐出圧力
に保たれている。
室である。また、14は吐出室であり、運転中は吐出圧力
に保たれている。
また、密閉ケーシング1内は機械部の上部に位置する
第1室14、機械部とモータ部から形成される第2室15、
モータ部の下部に位置する第3室16から構成されてお
り、運転中は吐出圧力に保たれている。また、17は第1
室14と第2室15を連通する連通路である。
第1室14、機械部とモータ部から形成される第2室15、
モータ部の下部に位置する第3室16から構成されてお
り、運転中は吐出圧力に保たれている。また、17は第1
室14と第2室15を連通する連通路である。
また、18は旋回スクロール5とブロック3の間に形成
された背圧室であり、吸入圧力、又は吸入圧力と吐出圧
力の間の中間圧力に保たれている。また、密閉ケーシン
グ下部には潤滑油19が入っている。
された背圧室であり、吸入圧力、又は吸入圧力と吐出圧
力の間の中間圧力に保たれている。また、密閉ケーシン
グ下部には潤滑油19が入っている。
以上のように構成されたスクロール型圧縮機につい
て、以下その動作について説明する。
て、以下その動作について説明する。
モータ2,シャフト7の回転に伴なって、旋回スクロー
ル5は自動防止機構6により旋回運動を行ない、吸入管
11から吸入孔8を経て吸入された冷媒ガスは圧縮室13で
圧縮され、吐出孔9から密閉ケーシング1の上部にある
第1室14に吐出された後、連通路17を通って第2室15に
流れ、吐出管12から冷凍サイクル(図示せず)に吐出さ
れる。また、密閉ケーシング1下部の潤滑油19は、背圧
室18と密閉ケーシング1内の圧力差によって給油孔7aを
通って摺動部に給油される。
ル5は自動防止機構6により旋回運動を行ない、吸入管
11から吸入孔8を経て吸入された冷媒ガスは圧縮室13で
圧縮され、吐出孔9から密閉ケーシング1の上部にある
第1室14に吐出された後、連通路17を通って第2室15に
流れ、吐出管12から冷凍サイクル(図示せず)に吐出さ
れる。また、密閉ケーシング1下部の潤滑油19は、背圧
室18と密閉ケーシング1内の圧力差によって給油孔7aを
通って摺動部に給油される。
発明が解決しようとする課題 しかし、低速から高速まで回転を徐々に上げてゆくイ
ンバータ駆動による運転において、上記構成の差圧ポン
プを利用した方式では高速時に潤滑油が不足するという
課題があった。
ンバータ駆動による運転において、上記構成の差圧ポン
プを利用した方式では高速時に潤滑油が不足するという
課題があった。
本発明は上記課題を鑑み、シャフト上部の摺動部へ低
速回転から高速回転まで適正な潤滑油を供給する圧縮機
を提供するものである。
速回転から高速回転まで適正な潤滑油を供給する圧縮機
を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の圧縮機は、密閉ケ
ーシング内に機械部とモータ部を備え、前記機械部を構
成するシャフトの中心に設けた第1給油穴と、前記シャ
フトの中心から偏心して設けた第2給油穴を備えるとと
もに、前記シャフトに前記第2給油穴に連通するよう半
径方向に穿孔したシリンダ穴を設け、前記シリンダ穴
に、弁と前記弁をシャフト中心方向に押圧するバネを挿
入したものである。
ーシング内に機械部とモータ部を備え、前記機械部を構
成するシャフトの中心に設けた第1給油穴と、前記シャ
フトの中心から偏心して設けた第2給油穴を備えるとと
もに、前記シャフトに前記第2給油穴に連通するよう半
径方向に穿孔したシリンダ穴を設け、前記シリンダ穴
に、弁と前記弁をシャフト中心方向に押圧するバネを挿
入したものである。
作用 本発明は上記した構成によって、低速時は遠心力が小
さいために弁は円周方向外側に移動せず弁によって第2
給油穴が閉じたままで、第1給油穴のみにより給油され
る。高速になると遠心力が大となるために弁がシャフト
の円周方向外側に移動して第2給油穴と第1給油穴の2
つの穴で給油され十分に給油量が確保できる。
さいために弁は円周方向外側に移動せず弁によって第2
給油穴が閉じたままで、第1給油穴のみにより給油され
る。高速になると遠心力が大となるために弁がシャフト
の円周方向外側に移動して第2給油穴と第1給油穴の2
つの穴で給油され十分に給油量が確保できる。
実 施 例 以下本発明の一実施例のスクロール型圧縮機につい
て、図面を参照しながら説明するが、従来と同一構成に
ついては同一番号を符してその詳細な説明を省略する。
て、図面を参照しながら説明するが、従来と同一構成に
ついては同一番号を符してその詳細な説明を省略する。
第1図は本発明の実施例におけるスクロール型圧縮機
の断面図、第2図は第1図のI−I線における低速時の
断面図、第3図は高速時の断面図である。
の断面図、第2図は第1図のI−I線における低速時の
断面図、第3図は高速時の断面図である。
20はシャフトで前記シャフト20の中心には第1給油穴
が設けられ、前記シャフト20の中心から偏心した位置に
遠心ポンプ作用で潤滑油が上がるように第2給油穴を設
けている。また、第2給油穴にはシャフト20の円周方向
外側からシリンダ穴21があけられ、シリンダ穴21内に弁
22と弁22をシャフト20中心に押圧するようにバネ23が挿
入されている。
が設けられ、前記シャフト20の中心から偏心した位置に
遠心ポンプ作用で潤滑油が上がるように第2給油穴を設
けている。また、第2給油穴にはシャフト20の円周方向
外側からシリンダ穴21があけられ、シリンダ穴21内に弁
22と弁22をシャフト20中心に押圧するようにバネ23が挿
入されている。
本実施例によれば、低速時には弁22に作用する遠心力
が小さくバネ23により弁22はシャフト中心側に押圧され
て第2給油穴20bはふさがれる。従って低速時は第1給
油穴20aのみによって給油され、給油量過多による体積
効率の低下を防止できる。高速になると、弁22に作用す
る遠心力が大きくなって弁22は円周方向外側に移動して
第2給油穴20bは開く。従って高速時は第1給油穴20aと
第2給油穴20bによって給油され、高速になるほど第2
給油穴20bの遠心ポンプ作用により給油量が増加し、給
油不足による摩耗,焼付きを防止できる。
が小さくバネ23により弁22はシャフト中心側に押圧され
て第2給油穴20bはふさがれる。従って低速時は第1給
油穴20aのみによって給油され、給油量過多による体積
効率の低下を防止できる。高速になると、弁22に作用す
る遠心力が大きくなって弁22は円周方向外側に移動して
第2給油穴20bは開く。従って高速時は第1給油穴20aと
第2給油穴20bによって給油され、高速になるほど第2
給油穴20bの遠心ポンプ作用により給油量が増加し、給
油不足による摩耗,焼付きを防止できる。
尚,上述したスクロール圧縮機は一例であり、他の圧
縮方式の圧縮機でもよい。
縮方式の圧縮機でもよい。
発明の効果 以上のように本発明は、密閉ケーシング内に機械部と
モータ部を備え、前記機械部を構成するシャフトの中心
に設けた第1給油穴と、前記シャフトの中心から偏心し
て設けた第2給油穴を備えるとともに、前記シャフトに
前記第2給油穴に連通するよう半径方向に穿孔したシリ
ンダ穴を設け、前記シリンダ穴に、弁と前記弁をシャフ
ト中心方向に押圧するバネを挿入したものであるから、
低速時は第1給油穴のみで給油され、給油量過多による
体積効率の低下を防止できる。高速時には第1給油穴と
第2給油穴から給油され、高速になるほど第2給油穴の
遠心ポンプ作用により給油量が増加し、給油量の不足に
よる摩耗,焼付きを防止することができる。
モータ部を備え、前記機械部を構成するシャフトの中心
に設けた第1給油穴と、前記シャフトの中心から偏心し
て設けた第2給油穴を備えるとともに、前記シャフトに
前記第2給油穴に連通するよう半径方向に穿孔したシリ
ンダ穴を設け、前記シリンダ穴に、弁と前記弁をシャフ
ト中心方向に押圧するバネを挿入したものであるから、
低速時は第1給油穴のみで給油され、給油量過多による
体積効率の低下を防止できる。高速時には第1給油穴と
第2給油穴から給油され、高速になるほど第2給油穴の
遠心ポンプ作用により給油量が増加し、給油量の不足に
よる摩耗,焼付きを防止することができる。
第1図は本発明の一実施例におけるスクロール型圧縮機
の断面図、第2図は第1図における低速時のI−I線の
断面図、第3図は第1図における高速時のI−I線の断
面図、第4図は従来の圧縮機の断面図である。 1……密閉ケーシング、20……シャフト、20a……第1
給油穴、20b……第2給油穴、21……シリンダ穴、22…
…弁、23……バネ。
の断面図、第2図は第1図における低速時のI−I線の
断面図、第3図は第1図における高速時のI−I線の断
面図、第4図は従来の圧縮機の断面図である。 1……密閉ケーシング、20……シャフト、20a……第1
給油穴、20b……第2給油穴、21……シリンダ穴、22…
…弁、23……バネ。
Claims (1)
- 【請求項1】密閉ケーシング内に機械部とモータ部とを
備え、前記機械部を構成するシャフトの中心に設けた第
1給油穴と、前記シャフトの中心から偏心して設けた第
2給油穴を備えるとともに、前記シャフトに前記第2給
油穴に連通するよう半径方向に穿孔したシリンダ穴を設
け、前記シリンダ穴に、弁と、前記弁をシャフト中心方
向に押圧するバネを設けた圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63045247A JP2583944B2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63045247A JP2583944B2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01219383A JPH01219383A (ja) | 1989-09-01 |
JP2583944B2 true JP2583944B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=12713932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63045247A Expired - Fee Related JP2583944B2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583944B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2674292B2 (ja) * | 1990-09-18 | 1997-11-12 | ダイキン工業株式会社 | 圧縮機の給油機構 |
JP2712797B2 (ja) * | 1990-09-18 | 1998-02-16 | ダイキン工業株式会社 | 圧縮機の給油機構 |
KR920003633Y1 (ko) * | 1990-09-18 | 1992-06-01 | 삼성전자 주식회사 | 스크롤 압축기의 급유량 조절장치 |
FR2919688B1 (fr) * | 2007-08-02 | 2013-07-26 | Danfoss Commercial Compressors | Compresseur frigorifique a spirales a vitesse variable |
CN106468264B (zh) * | 2015-08-18 | 2018-11-30 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 涡旋压缩机及其泵体组件 |
CN114810604B (zh) * | 2022-05-10 | 2023-03-31 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种流体控制组件、供油控制机构及旋转压缩机 |
CN116146485A (zh) * | 2022-09-07 | 2023-05-23 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种压缩机的曲轴、压缩机和空调器 |
-
1988
- 1988-02-26 JP JP63045247A patent/JP2583944B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01219383A (ja) | 1989-09-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |