JP2583119B2 - 化粧シートの製造方法 - Google Patents
化粧シートの製造方法Info
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- JP2583119B2 JP2583119B2 JP1013430A JP1343089A JP2583119B2 JP 2583119 B2 JP2583119 B2 JP 2583119B2 JP 1013430 A JP1013430 A JP 1013430A JP 1343089 A JP1343089 A JP 1343089A JP 2583119 B2 JP2583119 B2 JP 2583119B2
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- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Description
製造方法、特に塩化ビニル樹脂シートのトップコート層
に弗化ビニリデン樹脂又は弗化ビニリデン系樹脂を用
い、エンボス加工を施して凹凸模様を有する耐候性、耐
汚染性等に優れた化粧シートの製造方法に関する。
樹脂で、シート状のものは化粧シートとして金属、合板
及び無機質ボード等に積層し、建築用途、器物用途及び
運送機用途等に用いられている。
は、耐候性,耐汚染性及び耐薬品性等に優れ、近年建築
用途,器物用途,及び運送機用途への要望が強くなって
きており、従来よりフィルム状又は塗料の形で用いられ
ている。
ポリマーのみならず弗化ビニリデンホモポリマー70モル
%以上とし、四弗化エチレン、六弗化エチレン、三弗化
エチレン、三弗化塩化エチレン、弗化ビニル等共重合可
能な単重体とのコポリマー及びこれらのポリマーの混合
物等及びメチルメタクリレート又はエチルメタクリレー
トホモポリマー又はメチルメタクリレート70モル%以上
とし、アルキルアクリレートからなるコポリマー40モル
%以下の混合物では塩化ビニル樹脂シートとの密着が不
十分である。又、表面層は弗化ビニリデンホモポリマ
ー、接着面層にメタクリル系樹脂層の二層構造のフィル
ム状では、塩化ビニル樹脂シートとの密着性には問題な
いが、弗化ビニリデンホモポリマー、弗化ビニリデンホ
モポリマーとメタクリル系樹脂との混合物及び弗化ビニ
リデンホモポリマーとメタクリル系樹脂との二層構造
等、フィルム状で用いられる場合、価格的に高価とな
り、経済的に満足できるものとは言えない。
機質ボードなどの高温下で長時間に耐え得るものでない
と塗布できない。又、常温乾燥型では指触乾燥までに数
分ないし数十分要し、エンドレスの製造には適さない。
従って、いずれのタイプの塗料でも、塩化ビニル樹脂シ
ート表面にエンドレスでトップコート層を設けることは
非常に困難である。
塩化ビニル樹脂シート及び弗化ビニリデン樹脂と接着が
良く、また塩化ビニル樹脂シートに印刷可能なインキの
バインダーとなり得るカルボキシル基を含有するアクリ
ル系ポリマーを見出し、さらに、弗化ビニリデン系樹脂
溶液又は弗化ビニリデン樹脂分散液でトップコート層を
設けた後、この弗化ビニリデン(系)樹脂塗膜表面から
のエンボス加工による加温・加圧により弗化ビニリデン
(系)樹脂塗膜、カルボキシル基を含有するアクリル系
ポリマー及び塩化ビニル樹脂シートの各界面の接着性を
高め、弗化ビニリデン(系)樹脂塗膜の剥離をきわめて
有効に防止できることを見出すことによって達成したも
のである。
は、塩化ビニル樹脂シート表面に、直接又はグラビア印
刷若しくはシルク印刷で印刷模様層を設けた後、カルボ
キシル基を含有するアクリル系ポリマー層を設け、その
表面に弗化ビニリデン系樹脂溶液又は弗化ビニリデン樹
脂分散液でトップコート層を設けた後、エンボス加工を
施すことを要旨とし、また、塩化ビニル樹脂シート表面
に、カルボキシル基を含有するアクリル系ポリマー50〜
95重量%、グラビア印刷用インキ又はシルク印刷用イン
キ50〜5重量%からなる印刷インキにて塩化ビニル樹脂
シートの全面に印刷模様層を設け、その表面に弗化ビニ
リデン系樹脂溶液又は弗化ビニリデン樹脂分散液でトッ
プコート層を設けた後、エンボス加工を施すことを要旨
とする。
ダー形成、Tダイ押出し形成及びインフレ形成等で形成
された硬質、半硬質及び軟質の一般的に使用されるシー
トが用いられる。
密着性が良く、かつカルボキシル基を含有するアクリル
系ポリマーとの相溶性のよい塩化ビニル系、塩化ビニル
−酢酸ビニル共重合体及びアクリル系等が用いられる。
ホモポリマーのみならず、弗化ビニリデンホモポリマー
70モル%以上とし、四弗化エチレン、六弗化エチレン、
三弗化エチレン、三弗化塩化エチレン、弗化ビニル等共
重合可能な単重体とのコポリマー及びこれらのポリマー
の混合物等及びメタクリル系樹脂との混合物等が用いら
れる。
白色シート(以下、PCV−1という)を作成した後、グ
ラビア印刷機にて120メッシュのグラビアロールでカル
ボキシル基を含有するアクリル系ポリマー(以下INK−
1という)層を設けた後、55メッシュのグラビアロール
で弗化ビニリデン樹脂分散液層を設けた後、エンボス加
工を施して、所望の化粧シートを得た。
ビア印刷機にて塩化ビニル系グラビア印刷用インキにて
石目調柄の印刷模様層を設けた後、120メッシュのグラ
ビアロールにてINK−1層を設け、さらに55メッシュの
グラビアロールにて、弗化ビニリデンホモポリマーと四
弗化エチレンとのコポリマー溶液(以下、2F/4Fとい
う)層を設けたのち、エンボス加工を施して所望の化粧
シートを得た。
茶色シートを作成したのち、グラビア印刷機にて塩化ビ
ニル系グラビア印刷用インキ30重量%、INK−1 70重
量%を混合したものをインキとし、木目調柄の印刷模様
層を設けた後、リバースコーターにて10μmの2F/4F層
を設けた後、エンボス加工を施して所望の化粧シートを
得た。
ルク印刷機にて、塩化ビニル系シルク印刷用インキにて
花柄の印刷模様層を設けた後、グラビア印刷機にて120
のメッシュのグラビアロールで、INK−1層を設け、さ
らに55メッシュのグラビアロールで2F/4F層を設けた
後、エンボス加工を施して所望の化粧シートを得た。
シート表面をカッターナイフで碁盤目に切り、セロテー
プ剥離による密着性を測定した。
ニル樹脂シートが汚染する物質で汚したのち、水,アル
コール等で拭き取った跡の汚染状態を測定した。
候性、耐汚染性及び耐薬品性と、塩化ビニル樹脂シート
の加工性の良さの両面を合わせ持ち、かつ、弗化ビニリ
デン(系)樹脂塗膜が剥離しにくい化粧シートをきわめ
て簡易に製造することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】塩化ビニル樹脂シート表面に、直接又はグ
ラビア印刷若しくはシルク印刷で印刷模様層を設けた
後、カルボキシル基を含有するアクリル系ポリマー層を
設け、その表面に弗化ビニリデン系樹脂溶液又は弗化ビ
ニリデン樹脂分散液でトップコート層を設けた後、エン
ボス加工を施すことを特徴とする化粧シートの製造方
法。 - 【請求項2】塩化ビニル樹脂シート表面に、カルボキシ
ル基を含有するアクリル系ポリマー50〜95重量%、グラ
ビア印刷用インキ又はシルク印刷用インキ50〜5重量%
からなる印刷インキにて塩化ビニル樹脂シートの全面に
印刷模様層を設け、その表面に弗化ビニリデン系樹脂溶
液又は弗化ビニリデン樹脂分散液でトップコート層を設
けた後、エンボス加工を施すことを特徴とする化粧シー
トの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1013430A JP2583119B2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | 化粧シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1013430A JP2583119B2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | 化粧シートの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02194950A JPH02194950A (ja) | 1990-08-01 |
JP2583119B2 true JP2583119B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=11832922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1013430A Expired - Fee Related JP2583119B2 (ja) | 1989-01-23 | 1989-01-23 | 化粧シートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583119B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016137612A (ja) * | 2015-01-27 | 2016-08-04 | 共和レザー株式会社 | 合成樹脂表皮材、合成樹脂表皮材の製造方法、合成樹脂表皮材を用いた成形体、及び成形体の製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61164830A (ja) * | 1985-01-18 | 1986-07-25 | 旭硝子株式会社 | 被覆層を有するプラスチツク成形体 |
JPS62156951A (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-11 | 三菱化成ビニル株式会社 | 塩化ビニル系樹脂積層品 |
JPS62150136U (ja) * | 1986-03-14 | 1987-09-22 |
-
1989
- 1989-01-23 JP JP1013430A patent/JP2583119B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02194950A (ja) | 1990-08-01 |
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