JP2582754Y2 - トラバースシュー - Google Patents
トラバースシューInfo
- Publication number
- JP2582754Y2 JP2582754Y2 JP1992086553U JP8655392U JP2582754Y2 JP 2582754 Y2 JP2582754 Y2 JP 2582754Y2 JP 1992086553 U JP1992086553 U JP 1992086553U JP 8655392 U JP8655392 U JP 8655392U JP 2582754 Y2 JP2582754 Y2 JP 2582754Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shoe
- boat
- traverse
- base
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Guides For Winding Or Rewinding, Or Guides For Filamentary Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、合成繊維糸をチーズ
に巻き返す紡糸巻取機等における、巻取り中の糸に係合
してトラバースさせるトラバースシューに関するもので
ある。
に巻き返す紡糸巻取機等における、巻取り中の糸に係合
してトラバースさせるトラバースシューに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】毎分数千メートルもの高速巻取りが行な
われる紡糸巻取機においては、巻取りスピードの高速化
に対応してトラバースシューを軽量化する必要があり、
そのためトラバースシューの舟型シューの幅A(図5参
照)を極限まで小さくしている。
われる紡糸巻取機においては、巻取りスピードの高速化
に対応してトラバースシューを軽量化する必要があり、
そのためトラバースシューの舟型シューの幅A(図5参
照)を極限まで小さくしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のトラバースシュ
ーは、舟型シューの幅Aを極限まで小さくしているの
で、耐久テストの結果、舟型シューの付け根部分Bが、
繰り返し応力を受けて比較的に短時間で疲労破壊を起こ
している。
ーは、舟型シューの幅Aを極限まで小さくしているの
で、耐久テストの結果、舟型シューの付け根部分Bが、
繰り返し応力を受けて比較的に短時間で疲労破壊を起こ
している。
【0004】この考案は、トラバースシューの耐久性を
大幅に向上させることを目的としている。
大幅に向上させることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案のトラバースシューは、ベースと、ベース
の一側に立設された導糸溝付ヤーンガイドと、ベースの
他側に設けられ円形状横断面のスクロールカムの溝と係
合する舟形シューとよりなり、舟形シューの両端の隅に
舟形シューの基部を幅広くする丸みを形成したものであ
る。
に、この考案のトラバースシューは、ベースと、ベース
の一側に立設された導糸溝付ヤーンガイドと、ベースの
他側に設けられ円形状横断面のスクロールカムの溝と係
合する舟形シューとよりなり、舟形シューの両端の隅に
舟形シューの基部を幅広くする丸みを形成したものであ
る。
【0006】
【作 用】上記のように構成されたトラバースシューに
おいては、繰り返し使用による舟形シューの反復折曲げ
応力が舟形シューの両端の隅の丸み部に吸収される。
おいては、繰り返し使用による舟形シューの反復折曲げ
応力が舟形シューの両端の隅の丸み部に吸収される。
【0007】
【実施例】図3及び図4を参照し、この考案のトラバー
スシューが採用される紡糸巻取機について説明する。
スシューが採用される紡糸巻取機について説明する。
【0008】紡糸巻取機は、モーターによって直接駆動
される2本のボビンホルダー2、2と、各ボビンホルダ
ー2を回転軸を挟んだ反対側に突出支持し、玉揚げ時に
180°回転する回転板3と、巻取り位置で巻取り中の
パッケージPに接触し、その周速度を検出してボビンホ
ルダー2のモーターを制御するための信号を送るタッチ
ローラー4と、スクロールカム5とよりなっており、タ
ッチローラー4及びスクロールカム5は、巻取り中のパ
ッケージPの巻き径の増加と共に、一体的に上方にスラ
イドすることができるようになっている。
される2本のボビンホルダー2、2と、各ボビンホルダ
ー2を回転軸を挟んだ反対側に突出支持し、玉揚げ時に
180°回転する回転板3と、巻取り位置で巻取り中の
パッケージPに接触し、その周速度を検出してボビンホ
ルダー2のモーターを制御するための信号を送るタッチ
ローラー4と、スクロールカム5とよりなっており、タ
ッチローラー4及びスクロールカム5は、巻取り中のパ
ッケージPの巻き径の増加と共に、一体的に上方にスラ
イドすることができるようになっている。
【0009】次に、図1及び図2を参照し、この考案の
トラバースシュー1について説明する。
トラバースシュー1について説明する。
【0010】この考案のトラバースシュー1は、上記の
ような紡糸巻取機のスクロールカム5の螺旋溝5aに係
合し、スクロールカム5の回転と共にカバー6の溝5a
に案内されてスクロールカム5の軸方向に往復動するも
のである。
ような紡糸巻取機のスクロールカム5の螺旋溝5aに係
合し、スクロールカム5の回転と共にカバー6の溝5a
に案内されてスクロールカム5の軸方向に往復動するも
のである。
【0011】このトラバースシュー1は、ベース1a
と、その下方に一体に突出する舟形シュー1bと、ベー
ス1aの上面に突設されたヤーンガイド1cとより構成
されている。
と、その下方に一体に突出する舟形シュー1bと、ベー
ス1aの上面に突設されたヤーンガイド1cとより構成
されている。
【0012】ベース1a及び舟形シュー1bは、合成樹
脂製であり、一体成形されている。
脂製であり、一体成形されている。
【0013】ヤーンガイド1cは、ファインセラミック
製であり、ベース1a及び舟形シュー1bの中に一部埋
め込まれている。そして、先端には糸がガイドされる導
糸溝1c’が形成されている。
製であり、ベース1a及び舟形シュー1bの中に一部埋
め込まれている。そして、先端には糸がガイドされる導
糸溝1c’が形成されている。
【0014】舟形シュー1bは、幅は従来のものと同じ
にし、その両端の隅に舟形シューの基部を幅広くする可
能な限り大きな丸み(アール)Rが形成されている。可
能な限り大きな丸みRとは、トラバースシュー1をスク
ロールカム5の溝5aに係合させたときに、丸みRがト
ラバースシュー1のどこにも接触しない限り、できるだ
け大きなものであることを意味する。
にし、その両端の隅に舟形シューの基部を幅広くする可
能な限り大きな丸み(アール)Rが形成されている。可
能な限り大きな丸みRとは、トラバースシュー1をスク
ロールカム5の溝5aに係合させたときに、丸みRがト
ラバースシュー1のどこにも接触しない限り、できるだ
け大きなものであることを意味する。
【0015】トラバースシュー1をこのように構成する
と、繰り返し使用による舟形シュー1bの反復折曲げ応
力が丸み部Rに吸収され、舟型シュー1bの幅が変わら
ないにもかかわらず、即ち、トラバースシューの重量が
ほとんど増加しないにもかかわらず、舟型シュー基部の
折損破壊までの寿命を従来の7割程度、飛躍的に伸ばす
ことができる。また、舟形シュー1b両端の隅の丸みR
は、他の周辺部材に何ら影響を及ぼさないので、スクロ
ールカム5、カバー6等の部品の変更を必要としない。
と、繰り返し使用による舟形シュー1bの反復折曲げ応
力が丸み部Rに吸収され、舟型シュー1bの幅が変わら
ないにもかかわらず、即ち、トラバースシューの重量が
ほとんど増加しないにもかかわらず、舟型シュー基部の
折損破壊までの寿命を従来の7割程度、飛躍的に伸ばす
ことができる。また、舟形シュー1b両端の隅の丸みR
は、他の周辺部材に何ら影響を及ぼさないので、スクロ
ールカム5、カバー6等の部品の変更を必要としない。
【0016】
【考案の効果】この考案は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0017】即ち、舟形シュー両端隅の基部を幅広くす
る丸みがスクロールカムの溝に接触せず、重量をほとん
ど増加させることなく、舟形シュー基部の折損破壊まで
の寿命を飛躍的に延ばすことができる。また、他の周辺
部材を一切変更することなく実施することができる。
る丸みがスクロールカムの溝に接触せず、重量をほとん
ど増加させることなく、舟形シュー基部の折損破壊まで
の寿命を飛躍的に延ばすことができる。また、他の周辺
部材を一切変更することなく実施することができる。
【図1】この考案のトラバースシューを下方から見た斜
視図である。
視図である。
【図2】この考案のトラバースシューの実施状態を示す
側面図である。
側面図である。
【図3】紡糸巻取機の正面図である。
【図4】紡糸巻取機の側面図である。
【図5】従来のトラバースシューの側面図である。
1 トラバースシュー 1a ベース 1b 舟形シュー 1c ヤーンガイド 5 スクロールカム 6 カバー R 丸み
Claims (1)
- 【請求項1】 ベースと、ベースの一側に立設された導
糸溝付ヤーンガイドと、ベースの他側に設けられ円形状
横断面のスクロールカムの溝と係合する舟形シューとよ
りなり、舟形シューの両端の隅に舟形シューの基部を幅
広くする丸みを形成したトラバースシュー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992086553U JP2582754Y2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | トラバースシュー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992086553U JP2582754Y2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | トラバースシュー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645963U JPH0645963U (ja) | 1994-06-24 |
JP2582754Y2 true JP2582754Y2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=13890200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992086553U Expired - Fee Related JP2582754Y2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | トラバースシュー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582754Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6025356A (ja) * | 1983-07-22 | 1985-02-08 | Nec Corp | 復調装置 |
JPH0675774B2 (ja) * | 1985-07-11 | 1994-09-28 | 株式会社日立製作所 | はんだ成形供給装置 |
DE3530804A1 (de) * | 1985-08-29 | 1987-03-12 | Barmag Barmer Maschf | Changierfadenfuehrer |
EP0401157A1 (de) * | 1989-05-29 | 1990-12-05 | Maschinenfabrik Rieter Ag | Nutentrommel für eine Fadenchangiervorrichtung |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP1992086553U patent/JP2582754Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0645963U (ja) | 1994-06-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |