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JP2578214Y2 - シートバイブレータの支持構造 - Google Patents

シートバイブレータの支持構造

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Publication number
JP2578214Y2
JP2578214Y2 JP1992029592U JP2959292U JP2578214Y2 JP 2578214 Y2 JP2578214 Y2 JP 2578214Y2 JP 1992029592 U JP1992029592 U JP 1992029592U JP 2959292 U JP2959292 U JP 2959292U JP 2578214 Y2 JP2578214 Y2 JP 2578214Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrator
plate member
formed wire
seat
torsion bar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992029592U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0582341U (ja
Inventor
昌一 小田島
雅彦 永坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Auto Works Ltd
Priority to JP1992029592U priority Critical patent/JP2578214Y2/ja
Publication of JPH0582341U publication Critical patent/JPH0582341U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2578214Y2 publication Critical patent/JP2578214Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Percussion Or Vibration Massage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、乗用車等の車両シー
トのシートバックにおけるシートバイブレータの支持構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車等におけるバイブレータ付きシー
トでは、シートバック内の適所にバイブレータが埋設さ
れている。そして、その場合のバイブレータの支持構造
は、スプリングを介してバイブレータを固定するのが一
般的である。図7はこのような従来のバイブレータ付き
シートのシートバイブレータの支持構造を示しており、
図中、21はバックフレーム・アッパ、22はバックフ
レーム・ロアであって、これらは互いに連結されてい
る。
【0003】また、23は外側のフォームドワイヤ、2
4は外側のフォームドワイヤ23に固定された内側のフ
ォームドワイヤであって、これらによりシートフレーム
の外形形状を保持するようになっている。さらに、25
は横方向に張られた複数のS字状ばね(以下、単にSば
ねという)であって、両端が固定金具26により上記バ
ックフレーム・ロア22に固定されていると共に、中間
部が締結金具27により上記外側のフォームドワイヤ2
3及び内側のフォームドワイヤ24のそれぞれと連結さ
れている。
【0004】バイブレータ28は、図8に示したよう
に、バイブレータプレート29との間に上記Sばね25
を挟持するようにして、ボルト30及びナット31によ
りバイブレータプレート29に締結されている。かかる
バイブレータ付きシートによれば、シートに着座した人
の背部に対してバイブレータプレート29を介してバイ
ブレータ28の振動が伝達される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のバイブレータ付きシートでは、着座した人の背部に
対しては、バイブレータ28により単に振動が与えられ
るに過ぎず、所謂ランバーサポート感を与えることがで
きなかった。また、別途ランバーサポート機構をシート
内に設置することによりランバーサポート感が得られる
ようにしたものはあるが、これらを一体化した構造のも
のは実用化されていなかった。
【0006】この考案は上記の点に鑑み、バイブレータ
機能とランバーサポート感の双方を同時に得ることがで
きるようにしたシートバイブレータの支持構造を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案によるシートバ
イブレータの支持構造は、シートバック内に埋設された
フレームと、このフレームに支持された外側のフォーム
ドワイヤと、上端が該外側のフォームドワイヤと共に上
記フレームに支持されていて下端部にジグザグ状部を有
しているS字状ばねと、該ジグザグ状部の上側にて該S
字状ばねの固定された内側のフォームドワイヤと、上端
部が上記外側のフォームドワイヤに支持されたプレート
部材と、このプレート部材との間に上記内側のフォーム
ドワイヤを挟持するようにして該プレート部材に取り付
けられたバイブレータと、上記プレート部材の下部に連
結されたトーションバーと、このトーションバーを駆動
するモータとを備え、このモータにより上記トーション
バーを回動させて上記プレート部材の下部を前後移動さ
せることによりランバーサポートを行うようにしたもの
である。
【0008】
【作用】上記構成によれば、モータの作動によりトーシ
ョンバーが回動し、これによりSばねのジグザグ状部の
伸縮を伴いながらプレート部材の下部が一定ストローク
だけ前後に移動する。従って、このプレート部材の前後
移動に対応して着座した乗員のランバー部(腰部)に対
する支持状態が変化し、適切なランバーサポート感を得
ることができるようになる。この場合、バイブレータそ
れ自体が本来のバイブレータ機能を発揮し得るのは勿論
である。
【0009】
【実施例】以下、図1乃至図6に示した一実施例に基づ
き、本考案を詳細に説明する。先ず、シートのバックフ
レーム構造は従来例の場合と基本的に同様であって、図
1に示したように、互いに連結されたバックフレーム・
アッパ1とバックフレーム・ロア2とを備えている。な
お、バックフレーム・ロア2は、上フレーム3及び下フ
レーム4を有している。
【0010】次に、図2において、5は上部が固定金具
6にて上フレーム3に固定されることによりバックフレ
ーム・ロア2に支持された外側のフォームドワイヤ、7
は上端がフォームドワイヤ5と共に上フレーム3に固定
されていて下端部にジグザグ状部7a(図2のC部参
照)を有している一対のSばね、8は上記ジグザグ状部
7aの下部を下フレーム4に固定する固定金具である。
このようにして固定されたSばねの下端は、更に締結金
具9により上記フォームドワイヤ5の下部と結合されて
いる。また、10は締結金具11によりSばね7の上記
ジグザグ状部7aの上側にて該Sばねに固定された内側
のフォームドワイヤである。ここで、上記Sばね7のジ
グザグ状部7aは、図4に示したように、S字を描きな
がらバックフレーム・ロア2による構成面に対してほぼ
垂直方向にジグザグを形成するように成形してなるもの
である。
【0011】さらに、図3は図2のD−D線に沿ったバ
イブレータ部の断面を示しており、12は上端部12a
が上記外側のフォームドワイヤ5の上部に掛着すること
により支持されているプレート部材、13はプレート部
材12との間で上記内側のフォームドワイヤ10を挟持
するように上記プレート部材12に取り付けられたバイ
ブレータ、14,15はそれぞれプレート部材12及び
バイブレータ13を互いに締結するためのボルト及びナ
ットである。なお、上記バイブレータ13は図示しない
起動スイッチにより適宜作動制御し得るようになってい
る。
【0012】再び図2を参照すると、上記プレート部材
12の下部は、止め金具16を介してトーションバー1
7と連結している(図2のF部参照)。即ち、止め金具
16は、プレート部材12の下部に固着されていて、ト
ーションバー17を回転可能に挿通せしめている。ま
た、トーションバー17はその一端17aがバックフレ
ーム・ロア2に回転自在に支持され、他端17bが駆動
用のモータ18と連結されている。トーションバー17
の上記一端17a側には、図示したようなクランク部1
7cが設けられている。そして、モータ18によって駆
動されるトーションバー17が往復回動(図2の矢印G
及び矢印H方向に回動)することにより、プレート部材
12の下部は止め金具16を介して前後に移動するよう
になっている。なお、モータ18の作動の制御は、図示
しない操作スイッチ等により自由に行うことができるよ
うになっている。
【0013】本実施例は上記のように構成されており、
その作用を図5及び図6を参照して以下に説明する。図
5は、上記実施例を備えたバイブレータ付きシートに乗
員が着座した場合の状態を示している。図中、19はシ
ートクッション、20はシートバックのパッドである。
図示したように、プレート部材12はシートに着座した
乗員の背部からランバー部(腰部)にわたる対応位置に
配置されているので、この状態でバイブレータ13を起
動させれば、このバイブレータ13の振動がプレート部
材12及びパッド20を介して乗員に伝達される。この
ように、プレート部材12は先ずそれ自体においてバイ
ブレータプレートとして作用する。
【0014】また、モータ18を作動せしめると、トー
ションバー17が回動し、これによりSばね7のジグザ
グ状部7aの伸縮を伴いながらプレート部材12の下部
が一定ストロークだけ前後に移動する。例えば、トーシ
ョンバー17が図2の矢印Gの方向に回動すると、プレ
ート部材12は止め金具16を介して、図6に示したよ
うに前方へ移動せしめられる。この場合、Sばね7のジ
グザグ状部7aの伸びを伴いながら、乗員のランバー部
に対してプレート部材12の下部が押し出される。この
ようにレート部材12の下部の前方移動により乗員のラ
ンバー部に対する支持状態が変化し、これによりランバ
ーサポート感を得ることができる。以上のように、プレ
ート部材12はランバープレートとしても作用するが、
さらにトーションバー17の回動量に対応してランバー
部の支持状態(プレート部材12の下部の押し出し状
態)の程度を調節することができ、最適なランバーサポ
ート感が得られるように自在にセッティングすることが
できる。また、上記のようにランバーサポート感を変化
させた場合でも、バイブレータ13の振動がプレート部
材12及びパッド20を介して乗員に伝達されるのは勿
論である。
【0015】なお、図6に示した状態からトーションバ
ー17が図2の矢印H方向に回動すると、プレート部材
12の下部は上記の場合とは逆に後退移動し、これによ
りSばね7のジグザグ状部7aの収縮を伴いながら、再
び図5に示した状態にすることができる。このように、
プレート部材12の前後移動に対応して、乗員のランバ
ー部のサポート感を適宜変化させることができ、それと
共にバイブレータ12による適正なバイブレータ機能も
確保することができる。
【0016】
【考案の効果】上述したように、この考案によるシート
バイブレータの支持構造によれば、ランバーサポート機
構とバイブレータ機構とを兼備した構造とすることによ
り、バイブレータ機能とランバーサポート感の双方を同
時に得ることができる。また、これらバイブレータ機能
及びランバーサポート機能はそれぞれ単独でも作用し得
るので、利便性に優れている等の利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案によるシートバイブレータの支持構造
の一実施例の全体構造を示す斜視図である。
【図2】上記実施例の要部である図1のB部の拡大斜視
図である。
【図3】図2のD−D線に沿う断面図である。
【図4】図2のE−E線に沿う断面図である。
【図5】上記実施例によるバイブレータ付きシートにお
ける乗員の着座状態を示す断面図である。
【図6】上記実施例のランバーサポート機構の作動状態
を示す断面図である。
【図7】従来のシートバイブレータの支持構造の全体構
造を示す斜視図である。
【図8】図7のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 バックフレーム・アッパ 2 バックフレーム・ロア 3 上フレーム 4 下フレーム 5 フォームドワイヤ 6 固定金具 7 Sばね 8 固定金具 9 締結金具 10 フォームドワイヤ 12 プレート部材 13 バイブレータ 17 トーションバー 18 モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 7/46 A61H 23/02 383

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバック内に埋設されたフレーム
    と、該フレームに支持された外側のフォームドワイヤ
    と、上端が該外側のフォームドワイヤと共に上記フレー
    ムに支持されていて下端部にジグザグ状部を有している
    S字状ばねと、該ジグザグ状部の上側にて該S字状ばね
    の固定された内側のフォームドワイヤと、上端部が上記
    外側のフォームドワイヤに支持されたプレート部材と、
    該プレート部材との間に上記内側のフォームドワイヤを
    挟持するようにして上記プレート部材に取り付けられた
    バイブレータと、上記プレート部材の下部に連結された
    トーションバーと、該トーションバーを駆動するモータ
    とを備え、該モータにより上記トーションバーを回動さ
    せて上記プレート部材の下部を前後移動させることによ
    りランバーサポートを行うようにした、シートバイブレ
    ータの支持構造。
JP1992029592U 1992-04-08 1992-04-08 シートバイブレータの支持構造 Expired - Lifetime JP2578214Y2 (ja)

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JPH0582341U JPH0582341U (ja) 1993-11-09
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