JP2578159Y2 - カード搬送装置 - Google Patents
カード搬送装置Info
- Publication number
- JP2578159Y2 JP2578159Y2 JP1993004165U JP416593U JP2578159Y2 JP 2578159 Y2 JP2578159 Y2 JP 2578159Y2 JP 1993004165 U JP1993004165 U JP 1993004165U JP 416593 U JP416593 U JP 416593U JP 2578159 Y2 JP2578159 Y2 JP 2578159Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- roller
- rollers
- upper roller
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 6
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 6
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 16
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 230000007723 transport mechanism Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Conveying Record Carriers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カードを搬送する装置
に関し、特にカードリーダに係わり、カードを搬送する
機構に関するものである。
に関し、特にカードリーダに係わり、カードを搬送する
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カード搬送装置を図4,図5を参
照して説明する。
照して説明する。
【0003】図4(a)は、従来のカード搬送装置、特
にカード厚さ0.7mm程度の塩ビカード(以下厚カード
と呼ぶ)を搬送するカード搬送装置の構造を示す正面図
であり、図4(b)は、図4(a)に示されるカード搬
送装置の側面図である。
にカード厚さ0.7mm程度の塩ビカード(以下厚カード
と呼ぶ)を搬送するカード搬送装置の構造を示す正面図
であり、図4(b)は、図4(a)に示されるカード搬
送装置の側面図である。
【0004】搬送路を挟んでローラ32,32´、ロー
ラ33,33´、ローラ34,34´が配置されてお
り、ローラ32,ローラ33,ローラ34は、連結金具
31によって連結されている。連結金具31は支持金具
35によって支持されている。厚カードがローラ34と
ローラ34´との間に挿入されると、ローラ34は前記
カードの厚さ分だけ上昇し、それと同時にローラ32と
ローラ33も前記カードの厚さ分だけ上昇する。
ラ33,33´、ローラ34,34´が配置されてお
り、ローラ32,ローラ33,ローラ34は、連結金具
31によって連結されている。連結金具31は支持金具
35によって支持されている。厚カードがローラ34と
ローラ34´との間に挿入されると、ローラ34は前記
カードの厚さ分だけ上昇し、それと同時にローラ32と
ローラ33も前記カードの厚さ分だけ上昇する。
【0005】図5は、従来のカード搬送装置、特にカー
ド厚さ0.2mm程度のP.E.T.カード(以下薄カー
ドと呼ぶ)を搬送するカード搬送装置の構造を示す図で
ある。搬送路を挟んでローラ36,36´、ローラ3
7,37´、ローラ38,38´が配置されており、ロ
ーラ36,ローラ37,ローラ38にそれぞれ、加圧金
具39が独立して固定されている。前記薄カードがロー
ラ38とローラ38´との間に挿入されると、加圧金具
39による加圧によりローラ38が上昇し、薄カードが
ローラ38とローラ38´に密着された状態で、ローラ
37と37´の間に搬送され、さらに上記した状態でロ
ーラ38と38´の間に搬送される。
ド厚さ0.2mm程度のP.E.T.カード(以下薄カー
ドと呼ぶ)を搬送するカード搬送装置の構造を示す図で
ある。搬送路を挟んでローラ36,36´、ローラ3
7,37´、ローラ38,38´が配置されており、ロ
ーラ36,ローラ37,ローラ38にそれぞれ、加圧金
具39が独立して固定されている。前記薄カードがロー
ラ38とローラ38´との間に挿入されると、加圧金具
39による加圧によりローラ38が上昇し、薄カードが
ローラ38とローラ38´に密着された状態で、ローラ
37と37´の間に搬送され、さらに上記した状態でロ
ーラ38と38´の間に搬送される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】図4に示すカード搬送
装置では、3個のローラ32,33,34と各々に対向
するローラ32´,33´,34´の搬送路に対する平
行が出しにくいため、ローラと対向ローラとの隙間が全
て均一の隙間にはならず、カードの搬送力が安定しない
場合が多くみられる。そのため薄カードを使用した場合
には、薄カードの安定した搬送がなされないという問題
が生じる。
装置では、3個のローラ32,33,34と各々に対向
するローラ32´,33´,34´の搬送路に対する平
行が出しにくいため、ローラと対向ローラとの隙間が全
て均一の隙間にはならず、カードの搬送力が安定しない
場合が多くみられる。そのため薄カードを使用した場合
には、薄カードの安定した搬送がなされないという問題
が生じる。
【0007】図5に示すカード搬送装置では、3個のロ
ーラ36´,37´,38´に対向するローラ36,3
7,38が各々独立してカードを加圧して搬送してい
る。そのため、ローラ37,37´の間にカードが挿入
される際に、ローラ37は対向ローラ37´と密着し、
厚カードを使用した場合には、カードがローラ37,3
7´に衝突し,カードスピードが極端に変化してしま
う。そのため磁気データ読み取りにおいてビットジッタ
が発生し、読み取りができないという問題が生じる。
ーラ36´,37´,38´に対向するローラ36,3
7,38が各々独立してカードを加圧して搬送してい
る。そのため、ローラ37,37´の間にカードが挿入
される際に、ローラ37は対向ローラ37´と密着し、
厚カードを使用した場合には、カードがローラ37,3
7´に衝突し,カードスピードが極端に変化してしま
う。そのため磁気データ読み取りにおいてビットジッタ
が発生し、読み取りができないという問題が生じる。
【0008】上記より、使用するカードの厚さによりカ
ード搬送機構を変えなければならず、厚いカード及び薄
いカードを共用で使用することは出来なかった。
ード搬送機構を変えなければならず、厚いカード及び薄
いカードを共用で使用することは出来なかった。
【0009】本考案は上記問題点を解決し、薄カード及
び厚カードの共用の可能なカード搬送装置及びそれを用
いたカード搬送方法を提供することである。
び厚カードの共用の可能なカード搬送装置及びそれを用
いたカード搬送方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、カード
を搬送するための搬送路を挟んで互いに対向して配置さ
れた上側ローラ及び下側ローラからなる一対のローラを
N個(Nは3以上の自然数)有し、前記上側ローラの
内、カード挿入部側に最も近い最前部上側ローラと前記
カード挿入部側から最も遠い最後部上側ローラとを連結
し、所定位置に貫通孔を設けている連結部と、前記最前
部上側ローラと前記最後部上側ローラを除く残りの上側
ローラを支持し、前記貫通孔の中央部に挿入される軸を
備えている支持部を具備して構成され、前記カードが前
記最前部上側ローラとカード挿入部側に最も近い最前部
下側ローラ間に挿入された場合には、前記最前部上側ロ
ーラが前記カードの厚み方向に前記カードの厚み分上昇
すると同時に、前記最後部上側ローラが前記厚み方向に
上昇し、前記残りの上側ローラが、前記厚み方向に、か
つ、前記軸の外周から前記貫通孔の上側内壁までの距離
に比例した分上昇し、前記カードが前記残りの上側ロー
ラの少なくとも一つにのみ接触している場合には、前記
残りの上側ローラが、前記上昇分からさらに前記軸の外
周から前記貫通孔の上側内壁までの距離に比例した分上
昇すると共に、前記最前部上側ローラと前記最後部上側
ローラが前記厚み方向に前記軸の外周から前記貫通孔の
内壁までの距離に比例した分下降することを特徴とする
カード搬送装置が得られる。
を搬送するための搬送路を挟んで互いに対向して配置さ
れた上側ローラ及び下側ローラからなる一対のローラを
N個(Nは3以上の自然数)有し、前記上側ローラの
内、カード挿入部側に最も近い最前部上側ローラと前記
カード挿入部側から最も遠い最後部上側ローラとを連結
し、所定位置に貫通孔を設けている連結部と、前記最前
部上側ローラと前記最後部上側ローラを除く残りの上側
ローラを支持し、前記貫通孔の中央部に挿入される軸を
備えている支持部を具備して構成され、前記カードが前
記最前部上側ローラとカード挿入部側に最も近い最前部
下側ローラ間に挿入された場合には、前記最前部上側ロ
ーラが前記カードの厚み方向に前記カードの厚み分上昇
すると同時に、前記最後部上側ローラが前記厚み方向に
上昇し、前記残りの上側ローラが、前記厚み方向に、か
つ、前記軸の外周から前記貫通孔の上側内壁までの距離
に比例した分上昇し、前記カードが前記残りの上側ロー
ラの少なくとも一つにのみ接触している場合には、前記
残りの上側ローラが、前記上昇分からさらに前記軸の外
周から前記貫通孔の上側内壁までの距離に比例した分上
昇すると共に、前記最前部上側ローラと前記最後部上側
ローラが前記厚み方向に前記軸の外周から前記貫通孔の
内壁までの距離に比例した分下降することを特徴とする
カード搬送装置が得られる。
【0011】
【実施例】本考案の一実施例を図1〜図3を参照して説
明する。図1(a)は、本考案のカード搬送装置の構造
を示した側面図であり、図1(b)は、図1(a)のカ
ード搬送装置を上面からみた上面図である。従来のカー
ド搬送装置では、連結された3個以上のローラの平行度
を出すことは難しく、2個であれば平行度は出し易い。
又、カードがローラと対向ローラとの間に挿入する際、
前記ローラと前記対向ローラとの間に該カードの厚みの
半分程の隙間があれば速度変動の影響は少ないという点
に留意して本考案の実施例を説明する。
明する。図1(a)は、本考案のカード搬送装置の構造
を示した側面図であり、図1(b)は、図1(a)のカ
ード搬送装置を上面からみた上面図である。従来のカー
ド搬送装置では、連結された3個以上のローラの平行度
を出すことは難しく、2個であれば平行度は出し易い。
又、カードがローラと対向ローラとの間に挿入する際、
前記ローラと前記対向ローラとの間に該カードの厚みの
半分程の隙間があれば速度変動の影響は少ないという点
に留意して本考案の実施例を説明する。
【0012】ローラ12とローラ14は、連結金具15
によって連結され、固定された金具11に対して上下
(図1( a) の上下方向)に揺動可能なようにバネ18
によって図1( a) の下方向にバネ付勢されている。ロ
ーラ13は、支持金具17に支持されている。連結金具
15には、貫通孔19が設けられ、軸16が固定されて
いる。軸16は、支持金具17を通って、図1(a)の
表裏方向に延在しており、その軸16の円周面上にはバ
ネ21が設けられており、バネ21によって、支持金具
17は図1の下方向にバネ付勢される。
によって連結され、固定された金具11に対して上下
(図1( a) の上下方向)に揺動可能なようにバネ18
によって図1( a) の下方向にバネ付勢されている。ロ
ーラ13は、支持金具17に支持されている。連結金具
15には、貫通孔19が設けられ、軸16が固定されて
いる。軸16は、支持金具17を通って、図1(a)の
表裏方向に延在しており、その軸16の円周面上にはバ
ネ21が設けられており、バネ21によって、支持金具
17は図1の下方向にバネ付勢される。
【0013】支持金具17には、連結金具15の貫通孔
19と重なる位置に軸20が設けられている。又、軸2
0は貫通孔19の中央部に位置するように支持金具17
に固定されている。
19と重なる位置に軸20が設けられている。又、軸2
0は貫通孔19の中央部に位置するように支持金具17
に固定されている。
【0014】次に、本考案のカード搬送装置の動作を説
明する。上記したように、ローラ12とローラ14は、
連結金具15により連結され、固定された金具11に対
して上下(図1の上下方向)に揺動可能なように図1
(a)の下方向にバネ付勢されている。このため、カー
ドがローラ12を通過する際、ローラ12はカードに対
して図1の上方向に移動し、ローラ14も同時にローラ
12の前記移動量と同量だけ上方向に移動する。それと
は逆に、カードがローラ14を通過する際には、ローラ
14はカードに対して上方向に移動し、ローラ12も同
時にローラ14の前記移動量と同量だけ上方向に移動す
る。
明する。上記したように、ローラ12とローラ14は、
連結金具15により連結され、固定された金具11に対
して上下(図1の上下方向)に揺動可能なように図1
(a)の下方向にバネ付勢されている。このため、カー
ドがローラ12を通過する際、ローラ12はカードに対
して図1の上方向に移動し、ローラ14も同時にローラ
12の前記移動量と同量だけ上方向に移動する。それと
は逆に、カードがローラ14を通過する際には、ローラ
14はカードに対して上方向に移動し、ローラ12も同
時にローラ14の前記移動量と同量だけ上方向に移動す
る。
【0015】ローラ13は、支持金具17に取り付けら
れ、連結金具15に固定されている軸16に対して回転
可能なようにバネ21により図1(b)の表方向にバネ
付勢されている。又、支持金具17の軸20は、軸20
の直径より大きい連結金具15の貫通孔19の中央部に
挿入されている。このため、支持金具17は、連結金具
15に対し進出、退避各方向(図1(b)の表裏方向)
に微小量移動可能なように支持され、かつ連結金具17
は図1(a)の下方向にバネ付勢される。ここで、支持
金具17の回転軸の中心点とローラ13の中心点との距
離と、支持金具17の回転軸の中心点と軸20の中心点
との距離との比を求め、その比と、軸20の外周から貫
通孔19の内壁までの差との積によって、ローラ12,
ローラ13,及びローラ14の上昇又は下降分が決定さ
れる。
れ、連結金具15に固定されている軸16に対して回転
可能なようにバネ21により図1(b)の表方向にバネ
付勢されている。又、支持金具17の軸20は、軸20
の直径より大きい連結金具15の貫通孔19の中央部に
挿入されている。このため、支持金具17は、連結金具
15に対し進出、退避各方向(図1(b)の表裏方向)
に微小量移動可能なように支持され、かつ連結金具17
は図1(a)の下方向にバネ付勢される。ここで、支持
金具17の回転軸の中心点とローラ13の中心点との距
離と、支持金具17の回転軸の中心点と軸20の中心点
との距離との比を求め、その比と、軸20の外周から貫
通孔19の内壁までの差との積によって、ローラ12,
ローラ13,及びローラ14の上昇又は下降分が決定さ
れる。
【0016】図2を参照して厚カードの移動位置により
変化するローラと対向するローラとの隙間、及び貫通孔
19と軸20との位置関係を説明する。図2(a)に示
すように、厚カード22が挿入されていない場合、各ロ
ーラ間に隙間はなく、軸20は貫通孔19の上下に隙間
ができる位置(本実施例は中央)にある。その上下の隙
間は、各々0.3mmである。
変化するローラと対向するローラとの隙間、及び貫通孔
19と軸20との位置関係を説明する。図2(a)に示
すように、厚カード22が挿入されていない場合、各ロ
ーラ間に隙間はなく、軸20は貫通孔19の上下に隙間
ができる位置(本実施例は中央)にある。その上下の隙
間は、各々0.3mmである。
【0017】図2(b)に示すように、厚カード22が
ローラ12に挿入されると、ローラ12はカード厚み
(図では0.7mm)分図の上方向に移動する。このた
め、ローラ12を固定している連結金具15も図の上方
向に移動し、同時にローラ14もローラ12と同量
(0.7mm)移動する。連結金具15の移動中に、軸2
0は貫通孔19の下端面より押し上げられるため、ロー
ラ13も図の上方向に0.5mm移動する。
ローラ12に挿入されると、ローラ12はカード厚み
(図では0.7mm)分図の上方向に移動する。このた
め、ローラ12を固定している連結金具15も図の上方
向に移動し、同時にローラ14もローラ12と同量
(0.7mm)移動する。連結金具15の移動中に、軸2
0は貫通孔19の下端面より押し上げられるため、ロー
ラ13も図の上方向に0.5mm移動する。
【0018】ここで、ローラ13の上昇分は、貫通孔1
9の下端面から押し上げられた分と、軸16に付勢され
ているバネによって軸20が下降する分との相対的な差
で表される。
9の下端面から押し上げられた分と、軸16に付勢され
ているバネによって軸20が下降する分との相対的な差
で表される。
【0019】図2(c)に示すように、厚カード22が
ローラ13に挿入されると、ローラ13は厚カード22
の厚み分(0.7mm)図の上方向に移動するが、ローラ
12は先の状態を保ったままである。このため、軸20
は貫通孔19の中央部まで移動する。
ローラ13に挿入されると、ローラ13は厚カード22
の厚み分(0.7mm)図の上方向に移動するが、ローラ
12は先の状態を保ったままである。このため、軸20
は貫通孔19の中央部まで移動する。
【0020】図2(d)に示すように、厚カード22が
ローラ13のみにかかった状態になると、連結金具15
がバネ18により図の下方向に付勢されているため、貫
通孔19の上端面は前記下方向に移動し、軸20に接触
して止まる。従って、ローラ12及びローラ14は、
0.2mmだけ下降し、各々の対向するローラと隙間0.
5mmをもった状態で停止する。逆に、ローラ14から厚
カード22が挿入された場合も上記と同様の動作をす
る。
ローラ13のみにかかった状態になると、連結金具15
がバネ18により図の下方向に付勢されているため、貫
通孔19の上端面は前記下方向に移動し、軸20に接触
して止まる。従って、ローラ12及びローラ14は、
0.2mmだけ下降し、各々の対向するローラと隙間0.
5mmをもった状態で停止する。逆に、ローラ14から厚
カード22が挿入された場合も上記と同様の動作をす
る。
【0021】次に、図3を参照して薄カード23の移動
位置により変化するローラと対向するローラとの隙間、
及び貫通孔19と軸20との位置関係を説明する。動作
自体は、上記厚カードの場合と同様であるが、軸20と
貫通孔19の上下の隙間(0.3mm)の分以下で軸20
が移動する。従って、図3(b)に示すように、薄カー
ド23がローラ12,12´間に挿入された場合は次の
ローラ13,13´は必ず薄カード23より下がった状
態、又は対向のローラと接触した状態となる。又、上記
同様の理由により、図3(d)に示すように、薄カード
23がローラ13,13´間にのみ挿入された場合は、
ローラ12,12´、ローラ14,14´は必ず薄カー
ド23より下がった状態、又は対向のローラと接触した
状態となる。
位置により変化するローラと対向するローラとの隙間、
及び貫通孔19と軸20との位置関係を説明する。動作
自体は、上記厚カードの場合と同様であるが、軸20と
貫通孔19の上下の隙間(0.3mm)の分以下で軸20
が移動する。従って、図3(b)に示すように、薄カー
ド23がローラ12,12´間に挿入された場合は次の
ローラ13,13´は必ず薄カード23より下がった状
態、又は対向のローラと接触した状態となる。又、上記
同様の理由により、図3(d)に示すように、薄カード
23がローラ13,13´間にのみ挿入された場合は、
ローラ12,12´、ローラ14,14´は必ず薄カー
ド23より下がった状態、又は対向のローラと接触した
状態となる。
【0022】尚、支持金具17の回転軸の中心点とロー
ラ13の中心点との距離をaとし、支持金具17の回転
軸の中心点と軸20の中心点との距離をbとしたとき、
本実施例では、a:b=2:3とし、軸20と貫通孔1
9の隙間を上下に0.3mmずつとした。又、本実施例
は、ゴムローラによる搬送であるが、ベルトでも構わな
い。さらに、支持金具17に支持されているローラの個
数は、本実施例の1個に限らず、2個,3個の場合も可
能である。
ラ13の中心点との距離をaとし、支持金具17の回転
軸の中心点と軸20の中心点との距離をbとしたとき、
本実施例では、a:b=2:3とし、軸20と貫通孔1
9の隙間を上下に0.3mmずつとした。又、本実施例
は、ゴムローラによる搬送であるが、ベルトでも構わな
い。さらに、支持金具17に支持されているローラの個
数は、本実施例の1個に限らず、2個,3個の場合も可
能である。
【0023】以上説明した通り厚カードを使用した場合
でもローラと対向ローラの間に隙間がある状態となり、
衝撃は少なくなる。薄カードの場合においては、ローラ
と対向ローラの間に隙間がない状態となり、搬送速度を
一定に保つことができ、搬送が安定し、カードに記録さ
れている情報を正確に読み取ることができる。
でもローラと対向ローラの間に隙間がある状態となり、
衝撃は少なくなる。薄カードの場合においては、ローラ
と対向ローラの間に隙間がない状態となり、搬送速度を
一定に保つことができ、搬送が安定し、カードに記録さ
れている情報を正確に読み取ることができる。
【0024】
【考案の効果】本考案によれば、厚カードの使用でも薄
カードの使用でも、その選択に応じてローラと対向ロー
ラの間の隙間を変化させ、厚カードの場合には、該カー
ドが直接ローラにぶつかることがないように互いに対向
するローラ間の平行を保つことができ、薄カードの場合
には、搬送速度を一定に保つことができ、搬送が安定
し、カードに記録されている情報を正確に読み取ること
ができる。
カードの使用でも、その選択に応じてローラと対向ロー
ラの間の隙間を変化させ、厚カードの場合には、該カー
ドが直接ローラにぶつかることがないように互いに対向
するローラ間の平行を保つことができ、薄カードの場合
には、搬送速度を一定に保つことができ、搬送が安定
し、カードに記録されている情報を正確に読み取ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本考案のカード搬送装置の構造を
示した正面図であり、図1(b)は図1(a)に示され
るカード搬送装置の構造を示した平面図である。
示した正面図であり、図1(b)は図1(a)に示され
るカード搬送装置の構造を示した平面図である。
【図2】厚カードが搬送される過程、及び貫通孔とそれ
に挿入されている軸との位置関係を説明する図である。
に挿入されている軸との位置関係を説明する図である。
【図3】薄カードが搬送される過程、及び貫通孔とそれ
に挿入されている軸との位置関係を説明する図である。
に挿入されている軸との位置関係を説明する図である。
【図4】従来のカード搬送装置の構造を示した図であ
る。
る。
【図5】従来の他のカード搬送装置の構造を示した図で
ある。
ある。
【符号の説明】 12,12´,13,13´,14,14´,32,3
2´,33,33´,34,34´,36,36´,3
7,37´,38,38´ ローラ 15,31 連結金具 16,20 軸 17 支持金具 18,21 バネ 19 貫通孔 22 厚カード 23 薄カード 39 加圧金具
2´,33,33´,34,34´,36,36´,3
7,37´,38,38´ ローラ 15,31 連結金具 16,20 軸 17 支持金具 18,21 バネ 19 貫通孔 22 厚カード 23 薄カード 39 加圧金具
Claims (1)
- 【請求項1】 カードを搬送するための搬送路を挟んで
互いに対向して配置された上側ローラ及び下側ローラか
らなる一対のローラをN個(Nは3以上の自然数)有
し、前記上側ローラの内、カード挿入部側に最も近い最
前部上側ローラと前記カード挿入部側から最も遠い最後
部上側ローラとを連結し、所定位置に貫通孔を設けてい
る連結部と、前記最前部上側ローラと前記最後部上側ロ
ーラを除く残りの上側ローラを支持し、前記貫通孔の中
央部に挿入される軸を備えている支持部を具備して構成
され、前記カードが前記最前部上側ローラとカード挿入
部側に最も近い最前部下側ローラ間に挿入された場合に
は、前記最前部上側ローラが前記カードの厚み方向に前
記カードの厚み分上昇すると同時に、前記最後部上側ロ
ーラが前記厚み方向に上昇し、前記残りの上側ローラ
が、前記厚み方向に、かつ、前記軸の外周から前記貫通
孔の上側内壁までの距離に比例した分上昇し、前記カー
ドが前記残りの上側ローラの少なくとも一つにのみ接触
している場合には、前記残りの上側ローラが、前記上昇
分からさらに前記軸の外周から前記貫通孔の上側内壁ま
での距離に比例した分上昇すると共に、前記最前部上側
ローラと前記最後部上側ローラが前記厚み方向に前記軸
の外周から前記貫通孔の内壁までの距離に比例した分下
降することを特徴とするカード搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993004165U JP2578159Y2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | カード搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993004165U JP2578159Y2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | カード搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0665955U JPH0665955U (ja) | 1994-09-16 |
JP2578159Y2 true JP2578159Y2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=11577138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993004165U Expired - Lifetime JP2578159Y2 (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | カード搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578159Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4573420B2 (ja) * | 2000-10-18 | 2010-11-04 | 日本信号株式会社 | カード処理装置 |
-
1993
- 1993-02-12 JP JP1993004165U patent/JP2578159Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0665955U (ja) | 1994-09-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3113691B2 (ja) | ヘッド反転機能を備えた磁気カードリーダ | |
JP2003256777A (ja) | カード回収装置を備えたカード処理装置 | |
JP2578159Y2 (ja) | カード搬送装置 | |
US4045018A (en) | Document deskewing apparatus | |
JPH049644Y2 (ja) | ||
KR100424770B1 (ko) | 티켓자동발권기 | |
JPH0647865Y2 (ja) | 軸間距離調整装置 | |
JP2937764B2 (ja) | カード搬送装置 | |
US3552742A (en) | Magnetically engaged rollers for card transport | |
JP4902072B2 (ja) | 駆動ローラコンベヤ | |
JP2583457Y2 (ja) | 磁気カ−ドリ−ダ | |
JPH02209329A (ja) | 用紙搬送方法及び用紙搬送機構 | |
JP2571835Y2 (ja) | カ−ド送り装置 | |
JP2002230705A (ja) | 磁気ヘッド装置 | |
JPS6057113B2 (ja) | 磁気カ−ド搬送装置 | |
JP2748640B2 (ja) | 缶蓋供給装置 | |
JP2924967B2 (ja) | 通帳取扱装置 | |
JP2853646B2 (ja) | 磁気ストライプ読取書込機構 | |
KR100473467B1 (ko) | 카드반송장치 | |
JPH09128909A (ja) | 磁気処理装置 | |
JP2647161B2 (ja) | カード搬送装置 | |
JP2557812Y2 (ja) | カードスタッカへのカード収納装置 | |
JPH10228522A (ja) | カード搬送装置 | |
JPS6055873B2 (ja) | 磁気カ−ド搬送装置 | |
JPH0744994A (ja) | カード搬送装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980408 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080522 Year of fee payment: 10 |