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JP2577741Y2 - 粉体用布製サイロ装置 - Google Patents

粉体用布製サイロ装置

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Publication number
JP2577741Y2
JP2577741Y2 JP1992076460U JP7646092U JP2577741Y2 JP 2577741 Y2 JP2577741 Y2 JP 2577741Y2 JP 1992076460 U JP1992076460 U JP 1992076460U JP 7646092 U JP7646092 U JP 7646092U JP 2577741 Y2 JP2577741 Y2 JP 2577741Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
silo
cloth
discharge mechanism
cloth silo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992076460U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0632334U (ja
Inventor
淳次郎 山本
卓巳 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Engineering Co Ltd filed Critical Nisshin Engineering Co Ltd
Priority to JP1992076460U priority Critical patent/JP2577741Y2/ja
Publication of JPH0632334U publication Critical patent/JPH0632334U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2577741Y2 publication Critical patent/JP2577741Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は粉体用布製サイロ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】粉体の貯蔵には一般に鋼製やコンクリー
ト製のサイロが使用されている。その理由は強度上の利
点や、排出し易いように壁面を滑らかに製作できる利点
があるためである。特に、1基当たり数トンないし数百
トンの粉体を貯蔵する場合はこの鋼製やコンクリート製
のサイロ以外は使用できない。
【0003】また、1ないし2トン程度では飼料を中心
に強化プラスチック製のサイロを使用することが多い。
これは製作費が安く、多量生産可能な点が利点である。
しかし、1トン前後または1トン未満のサイロの製作材
料としては鋼板製が多いが、その理由は据付場所によっ
て種々形を変えて作ることができるという点からであ
る。この種のサイロは排出機構をサイロ本体に直接接続
し、本体から内容物と共に支持されることが普通であ
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、小麦粉
等の粉体においては強度上の問題が少なく、むしろ取扱
やコストの点で一番良いともいえず、より簡単で安価な
材料として布製サイロが使われてきている。布製サイロ
は軽量でしかも縫製によりできるという簡単な工作でよ
く、また、組立てが容易であり移動も可能である。
【0005】このように、布製サイロは多くの利点を有
するが、そのため、排出装置としてはスライドや布面を
押す、または空気吹き込み等の補助装置程度の簡単な装
置を使うことが多い。更に壁面の平滑度が不十分である
ためサイロから粉を排出しにくく、また、粉が布目を通
して出てサイロの周囲を汚す欠点がある。このため、布
製サイロの内部を適当に清掃する必要があつた。
【0006】また、サイロ本体には剛性や強度が少な
く、従来のスクリュー形や振動形の機械式排出機構をと
りつけることは困難である。また、特に振動形の排出機
構は布製サイロを上部より吊り下げる形式のサイロでは
サイロ本体が捩れる等の問題が発生し易く、また、振動
そのものが布の柔軟性のため吸収されて中の粉体に伝わ
らないこともある。
【0007】本考案は上述の点に鑑みてなされたもの
で、サイロ内の粉体の貯蔵と排出と運搬を容易に行え、
不使用時にサイロの内部を容易に清掃するようにした粉
体用布製サイロ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は架台に取り付けられた支柱群と、該支柱群
により吊り下げられた布製サイロ本体と、前記架台によ
り支持され前記サイロ本体に接続した粉体排出機構とを
具備することを特徴とする。
【0009】また、本考案は前記支柱群は前記架台に対
し上下方向に伸縮自在に取付けられ、前記粉体排出機構
は前記布製サイロ本体から分離可能に該布製サイロ本体
の下部に接続され、使用時に前記布製サイロ本体と前記
粉体排出機構とを接続連通させて粉体を流通させ、不使
用時に前記布製サイロ本体と前記粉体排出機構とを一定
間隔分離しこの間隙より前記布製サイロ本体の内部を清
掃できるようにしたことを特徴とする。
【0010】また、前記粉体排出機構は特に振動式に有
効である。
【0011】
【作用】フレキシビリティであるが強度の低い布製サイ
ロ本体は上部より吊り下げられているから内部の粉体の
自重により粉体の入っている時は固定化されたサイロの
ように動作する一方、排出機構は固定的な架台に支持さ
れているので振動時や駆動時にサイロの変形が起こら
ず、従って、粉体排出機構の本来の排出機能や駆動条件
が不利となることがない。
【0012】支柱群を固定式架台に対して極めて容易に
伸縮させることができ、縮めて短くしたときは布製サイ
ロ本体と粉体排出機構とを接続連通させて、布製サイロ
本体内の粉体を粉体排出機構に流通させることができ、
また反対に、支柱群を伸ばしたときは、布製サイロ本体
を吊りあげて粉体排出機構と分離させそれらの間に間隙
を作るので、この間隙から布製サイロ本体の内部を容易
に検査し且つ清掃することができる。
【0013】
【実施例】以下、本考案を図面に基づいて説明する。
【0014】図1は本考案に係る粉体用布製サイロ装置
の正面図、図2は本考案に係る粉体用布製サイロ装置の
平面図である。
【0015】固定式架台4の上部に、たとえば、ねじ軸
及びこれに螺合する雌ねじ部やエアシリンダ等の連結機
構14により、4本の支柱からなる支柱群3が上下方向
に伸縮自在に接続されている。すなわち、支柱群3は架
台4に対し約10〜20cmの間の適当な寸法に上下さ
せることができる。図示の連結機構14はねじ軸と雌ね
じ部からなるものであり、このねじ軸はその途中に一体
に形成された多角形部(図1に図示されている)と、こ
の多角形部の上部に突出した突起を有する。支柱群3の
中空状下端部が前記突起に上方から遊合し且つ多角形部
の上面に回動自在に支持されている。前記多角形部はそ
の外表面にスパナやハンドル等公知の回転工具を嵌合さ
せる部分である。ねじ軸が螺合する雌ねじ部は架台4の
上部に固定されている。従って、外部からスパナ等でね
じ軸の多角形部を回転させることにより、ねじ軸が架台
4に相対的に上下し、支柱群3を持ち上げたり下降した
りすることができる。
【0016】布製サイロ本体1はその上部が、支柱群3
の4本の支柱の頂上を連結する4本の横柱5に取り付け
られている。従って、布製サイロ本体1は支柱群3と共
に架台4に対し約10〜20cm上下させられる。布製
サイロ本体1の上部開口は図2に示すように正方形であ
り、ここから粉体が入れられる。
【0017】粉体排出機構2が布製サイロ本体1の下部
開口12に、布製サイロ本体1から分離可能に接続され
ている。粉体排出機構2は例えばバイブレータ2aを備
えた振動フィーダーである。粉体排出機構2は架台4に
防振ゴム7を介して取り付けられ、粉体排出機構2と内
部の粉体の荷重の一部は直接架台4に掛かっている。粉
体排出機構2の上部開口10(図示の実施例ではこの開
口10は円形である)に布製サイロ本体1の下部開口1
2がすっぽりかぶさり、その上からバンド11等で締め
付けて互いに接続される(この状態を図1に実線で示し
ている)。しかし、バンド11等を緩めることにより、
布製サイロ本体1を粉体排出機構2から自由に分離し、
両者間に約10〜20cmの間隙Gを作ることができる
(この状態を図1に鎖線で示している)。接続時に布製
サイロ本体1の中の粉体は自重で粉体排出機構2に入
り、粉体排出機構2の中の粉体は振動等により、その底
部に設けられた排出口6から下方へ排出される。
【0018】スクリューフィーダー8が粉体排出機構2
の下方に据え付けられ、接続ゴム9を介して粉体排出機
構2の排出口6に連通し、粉体を粉体排出機構2から引
き出す。なお、スクリューフィーダー8に連結されたフ
リュータイザー13により粉体を空気輸送管に投入して
使用個所に配送する。
【0019】上記構成になる本考案の布製サイロ装置は
次のように操作される。 (1)粉体の排出作業に使用される時(布製サイロ装置
の使用時) 布製サイロ本体1の下部開口12を粉体排出機構2の上
部開口10に接続し、布製サイロ本体1内の粉体を粉体
排出機構2を経てスクリューフィーダー8へスムースに
移送する。 (2)布製サイロ本体1の内部の清掃作業に使用される
時(布製サイロ装置の不使用時) バンド11等を緩めて布製サイロ本体1を粉体排出機構
2から分離し、支柱群3と一緒に布製サイロ本体1を持
ち上げ、布製サイロ本体1の下部開口12と粉体排出機
構2の上部開口10との間に約10〜20cmの間隙G
を作る。この間隙Gから布製サイロ本体1の内部に掃除
道具を差し込んで清掃する。
【0020】上記構成になる本考案の布製サイロ装置は
次のような特徴を有する。 (1)粉体排出機構はサイロに直接取り付けず、架台に
取り付けられ、使用時に布製サイロ本体に対し可撓的に
漏洩しないよう連通している。従って、振動式等の粉体
排出機構の本来の排出機能や駆動条件に悪影響を与える
ことなく、サイロ本体内の粉体を粉体排出機構によりス
ムースに排出させることができる。 (2)サイロ本体が布製であるから通気性に優れ、排気
処理のためのバグフィルターが不要となり、また、脱気
も容易に行え、結露が発生しない。よって、粉体の安定
した貯蔵ができるる (3)サイロ本体に透過性があるため、サイロの中の粉
体を目視することができ、レベル計が不要となる。 (4)サイロ本体の取替えが容易である。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の布製サイ
ロ装置は、固定式架台に直接支持されて上下方向に伸縮
自在に取付けられた支柱群と、該支柱群に吊下された粉
体貯蔵用布製サイロ本体と、該布製サイロ本体の下部に
分離可能に接続される粉体排出機構とを具備したので、
該布製サイロ本体の強度に影響を与えることなく排出機
構が十分に作動し、また、支柱群を手動または自動で伸
縮させることによりサイロ本体と粉体排出機構とを簡単
に接続または分離することができる。このようにして、
使用時にはサイロ内の粉体の貯蔵と排出と運搬を容易に
行うことができ、不使用時にはサイロ本体と粉体排出機
構との間に簡単に間隙を形成し、この間隙からサイロ本
体の内部を検査し清掃することができる。その結果、内
容物の粉体がスムースに排出されるのみならず、装置全
体に粉塵の飛散の無い、清潔な管理を維持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る粉体用布製サイロ装置の正面図で
ある。
【図2】本考案に係る粉体用布製サイロ装置の平面図で
ある。
【符号の説明】
1 布製サイロ本体 2 粉体排出機構 3 支柱群 4 架台 10 粉体排出機構の上部開口 11 バンド 12 布製サイロ本体の下部開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 33/02 B65D 33/36 B65D 88/16

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台に取り付けられた支柱群と、該支柱
    群により吊り下げられた布製サイロ本体と、前記架台に
    より支持され前記サイロ本体に接続した粉体排出機構と
    を具備することを特徴とする粉体用布製サイロ装置。
  2. 【請求項2】 前記支柱群は前記架台に対し上下方向に
    伸縮自在に取付けられ、前記粉体排出機構は前記布製サ
    イロ本体から分離可能に該布製サイロ本体の下部に接続
    され、使用時に前記布製サイロ本体と前記粉体排出機構
    とを接続連通させて粉体を流通させ、不使用時に前記布
    製サイロ本体と前記粉体排出機構とを一定間隔分離しこ
    の間隙より前記布製サイロ本体の内部を清掃できるよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載の粉体用布製サ
    イロ装置。
  3. 【請求項3】 前記粉体排出機構が振動フィーダーであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の粉体用布製サイロ
    装置。
JP1992076460U 1992-10-08 1992-10-08 粉体用布製サイロ装置 Expired - Lifetime JP2577741Y2 (ja)

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JPH0632334U JPH0632334U (ja) 1994-04-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63294386A (ja) * 1987-05-27 1988-12-01 Natl Marinpurasuchitsuku:Kk 簡易サイロ
GB8901382D0 (en) * 1989-01-23 1989-03-15 Material Control Eng Ltd Material handling system
JP3083630U (ja) * 2001-07-25 2002-02-08 台灣光寶電子股▲ふん▼有限公司 表示看板モジュール

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