JP2576145Y2 - 定温収納庫 - Google Patents
定温収納庫Info
- Publication number
- JP2576145Y2 JP2576145Y2 JP1991090669U JP9066991U JP2576145Y2 JP 2576145 Y2 JP2576145 Y2 JP 2576145Y2 JP 1991090669 U JP1991090669 U JP 1991090669U JP 9066991 U JP9066991 U JP 9066991U JP 2576145 Y2 JP2576145 Y2 JP 2576145Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- constant temperature
- temperature storage
- oxygen
- cargo
- oxygen cluster
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、野菜、花、魚介等の
生鮮貨物を輸送する冷蔵庫、冷凍庫、冷凍コンテナ等の
定温収納庫に関し、定温収納庫内に入れた生鮮貨物の劣
化を防止しつつ輸送するのに利用できる考案である。
生鮮貨物を輸送する冷蔵庫、冷凍庫、冷凍コンテナ等の
定温収納庫に関し、定温収納庫内に入れた生鮮貨物の劣
化を防止しつつ輸送するのに利用できる考案である。
【0002】
【従来の技術】野菜、花、魚介等の生鮮貨物を輸送する
のに、鮮度が保てるようにトラック、船の冷蔵庫、冷凍
庫や冷凍コンテナ等の収納庫に貨物を収納し、定温に保
ちつつ輸送することが行なわれている。
のに、鮮度が保てるようにトラック、船の冷蔵庫、冷凍
庫や冷凍コンテナ等の収納庫に貨物を収納し、定温に保
ちつつ輸送することが行なわれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】野菜、花、魚介等の生
鮮貨物は、冷蔵庫等の収納庫に収納して輸送する間に老
廃物ガスを発生し、このガスのため鮮度が悪くなる現象
がある。
鮮貨物は、冷蔵庫等の収納庫に収納して輸送する間に老
廃物ガスを発生し、このガスのため鮮度が悪くなる現象
がある。
【0004】
【課題を解決する為の手段】この考案の定温収納庫は、
酸素クラスタ発生装置及びタイマを設けて、放電管内を
空気を通すことにより得られる酸素クラスタを間欠的に
定温収納庫に送給するようにしたものである。
酸素クラスタ発生装置及びタイマを設けて、放電管内を
空気を通すことにより得られる酸素クラスタを間欠的に
定温収納庫に送給するようにしたものである。
【0005】
【作用】生鮮貨物輸送中に定温収納庫内に発生して収納
庫内に溜る炭酸ガス、エチレン等の老廃物は、酸素クラ
スタのため中和されて無害化され、生鮮貨物の老化を早
めることがなくなるので、長時間の輸送中に貨物の鮮度
を落すことが少なくなる。
庫内に溜る炭酸ガス、エチレン等の老廃物は、酸素クラ
スタのため中和されて無害化され、生鮮貨物の老化を早
めることがなくなるので、長時間の輸送中に貨物の鮮度
を落すことが少なくなる。
【0006】
【実施例】図1は冷凍トラックに本考案を実施した第1
実施例を示す。車体1には定温収納庫である冷凍庫2が
載置されており、専用エンジンで駆動される冷凍機3に
より内部を定温に保たれる。車体下部には酸素クラスタ
発生装置4が取付けられている。
実施例を示す。車体1には定温収納庫である冷凍庫2が
載置されており、専用エンジンで駆動される冷凍機3に
より内部を定温に保たれる。車体下部には酸素クラスタ
発生装置4が取付けられている。
【0007】酸素クラスタ発生装置4は、フィルタ5を
通して吸入した空気を酸素クラスタ発生器6の放電して
いる電極間を通すことにより酸素分子の凝縮した酸素ク
ラスタを発生させるもので、発生した酸素クラスタは、
ファン7により送り込みダクト8を通って冷凍庫2内に
送り込まれ、排出ダクト9から排出される庫内空気と置
換される。
通して吸入した空気を酸素クラスタ発生器6の放電して
いる電極間を通すことにより酸素分子の凝縮した酸素ク
ラスタを発生させるもので、発生した酸素クラスタは、
ファン7により送り込みダクト8を通って冷凍庫2内に
送り込まれ、排出ダクト9から排出される庫内空気と置
換される。
【0008】冷凍庫内には、生鮮貨物から排出される炭
酸ガス、エチレンガス等の鮮度劣化を早めるガスが徐々
に溜り、これらの老廃物ガスのため生鮮貨物の鮮度は次
第に加速的に劣化するが、冷凍庫内に送り込まれた酸素
クラスタは、これらの老廃物ガスを中和してしまうの
で、貨物の鮮度劣化が抑えられる。
酸ガス、エチレンガス等の鮮度劣化を早めるガスが徐々
に溜り、これらの老廃物ガスのため生鮮貨物の鮮度は次
第に加速的に劣化するが、冷凍庫内に送り込まれた酸素
クラスタは、これらの老廃物ガスを中和してしまうの
で、貨物の鮮度劣化が抑えられる。
【0009】酸素クラスタ発生装置4の作動は、運転席
に設けたタイマ(図示せず)により制御されて、生鮮貨
物により異なる老廃物ガスの溜る速度に対応して適時に
適量の酸素クラスタを冷凍庫へ送るようにされる。又、
酸素クラスタ発生装置を作動させるための電力は、トラ
ックに設けた電源やコンテナの場合はコンテナ載置部付
近に設けられる配電設備より供給する。
に設けたタイマ(図示せず)により制御されて、生鮮貨
物により異なる老廃物ガスの溜る速度に対応して適時に
適量の酸素クラスタを冷凍庫へ送るようにされる。又、
酸素クラスタ発生装置を作動させるための電力は、トラ
ックに設けた電源やコンテナの場合はコンテナ載置部付
近に設けられる配電設備より供給する。
【0010】コンテナのように外形が箱状で付属設備を
大きく突出させられない定温収納庫では、コンテナの一
部に凹入させて設けた区画内に冷凍装置を設けるものが
あるが、この構造を利用して酸素クラスタ発生装置を設
けることもできる。
大きく突出させられない定温収納庫では、コンテナの一
部に凹入させて設けた区画内に冷凍装置を設けるものが
あるが、この構造を利用して酸素クラスタ発生装置を設
けることもできる。
【0011】図2は、定温収納庫2aの上隅部に酸素ク
ラスタ発生装置を設けた本考案の第2実施例を示す。
ラスタ発生装置を設けた本考案の第2実施例を示す。
【0012】定温収納庫2aの上隅部には、隔壁10で
囲んだ小区画を設け、その内部にエバポレータ11、電
動ファン12、酸素クラスタ発生器6を設置している。
この小区画内には、外気吸入口13、庫内空気吸入口1
4を通して適量の外気、庫内空気が吸入され、冷却され
て冷気吐出口15から庫内へ流出させる。庫内冷気の一
部は排出口16から排出されて外気吸入口13から入る
外気と置換される。この実施例では、、エバポレータ1
1、ファン12のみを隔壁10内に設け、コンプレッ
サ、コンデンサ、エンジン等の他の冷凍機部品は収納庫
外に設置するものであるが、コンプレッサ等をも隔壁1
0内に設けても良い。このように構成することにより定
温収納庫2a内に酸素クラスタを含んだ冷気を供給する
ことができる。
囲んだ小区画を設け、その内部にエバポレータ11、電
動ファン12、酸素クラスタ発生器6を設置している。
この小区画内には、外気吸入口13、庫内空気吸入口1
4を通して適量の外気、庫内空気が吸入され、冷却され
て冷気吐出口15から庫内へ流出させる。庫内冷気の一
部は排出口16から排出されて外気吸入口13から入る
外気と置換される。この実施例では、、エバポレータ1
1、ファン12のみを隔壁10内に設け、コンプレッ
サ、コンデンサ、エンジン等の他の冷凍機部品は収納庫
外に設置するものであるが、コンプレッサ等をも隔壁1
0内に設けても良い。このように構成することにより定
温収納庫2a内に酸素クラスタを含んだ冷気を供給する
ことができる。
【0013】
【考案の効果】(1) 生鮮貨物から発生する老廃物ガス
が、酸素クラスタのため中和されるので貨物の鮮度が害
なわれることが少ない。
が、酸素クラスタのため中和されるので貨物の鮮度が害
なわれることが少ない。
【0014】(2) 従って長時間の生鮮貨物輸送が可能に
なり、輸送距離を伸ばすことができる。
なり、輸送距離を伸ばすことができる。
【図1】冷凍トラッの下部に酸素クラスタ発生装置を設
けた本考案の第1実施例を示す略側面図。
けた本考案の第1実施例を示す略側面図。
【図2】収納庫の上隅部に酸素クラスタ発生装置を設け
た本考案の第2実施例を示す収納庫の部分縦断面図。
た本考案の第2実施例を示す収納庫の部分縦断面図。
1 車体 2 冷凍庫 2a 定温収納庫 3 冷凍機 4 酸素クラスタ発生装置 5 フィルタ 6 酸素クラスタ発生器 7 ファン 8 送り込みダクト 9 排出ダクト 10 隔壁 11 エバポレータ 12 電動ファン 13 外気吸入口 14 庫内空気吸入口 15 冷気吐出口 16 排出口
Claims (1)
- 【請求項1】 生鮮貨物を収納して輸送する定温収納庫
において、タイマにより間欠的に作動して酸素クラスタ
を収納庫内に送込む酸素クラスタ発生装置を付設したこ
とを特徴とする定温収納庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991090669U JP2576145Y2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 定温収納庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991090669U JP2576145Y2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 定温収納庫 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534884U JPH0534884U (ja) | 1993-05-14 |
JP2576145Y2 true JP2576145Y2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=14004946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991090669U Expired - Lifetime JP2576145Y2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 定温収納庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576145Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP1991090669U patent/JP2576145Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0534884U (ja) | 1993-05-14 |
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