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JP2574832Y2 - サンルーフ装置のシール構造 - Google Patents

サンルーフ装置のシール構造

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Publication number
JP2574832Y2
JP2574832Y2 JP1993066287U JP6628793U JP2574832Y2 JP 2574832 Y2 JP2574832 Y2 JP 2574832Y2 JP 1993066287 U JP1993066287 U JP 1993066287U JP 6628793 U JP6628793 U JP 6628793U JP 2574832 Y2 JP2574832 Y2 JP 2574832Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
sunroof
lip
weather strip
seal
weather
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP1993066287U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0735142U (ja
Inventor
隆 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
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Publication of JPH0735142U publication Critical patent/JPH0735142U/ja
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  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ルーフパネルのルーフ
開口に2つのサンルーフを開閉自在に、かつ両者の一端
同士を突き合わせて配設してなるサンルーフ装置に関
し、詳細には両サンルーフの突き合わせ部分から室内に
水が侵入するのを防止できるようにしたシール構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ワンボックス型自動車では、運
転中の爽快感,開放感の向上を図るために室内の換気や
採光を行うようにしたサンルーフ装置を配設する場合が
ある。このようなサンルーフ装置の一例として、図5に
示すように、車体30のルーフパネル31に形成された
ルーフ開口32の車体前部にチルトアップ式の第1サン
ルーフ33を配設するとともに、後部にガイドレールで
車体前後方向に移動するスライド式の第2サンルーフ3
4を配設した構造のものがある(例えば、実開平2−1
41523号公報、実開平3−33713号公報参
照)。
【0003】上記サンルーフ装置において両サンルーフ
33,34の突き合わせ部35をシールするために、従
来、図6及び図7に示す構造が採用されている。これは
チルトアップ式第1サンルーフ33の後端縁33aに上
向きのウエザストリップ36を、スライド式第2サンル
ーフ34の前端縁34aに下向きのウエザストリップ3
7をそれぞれ装着する。そして上記第1サンルーフ33
のウエザストリップ36のリップ部36aを第2サンル
ーフ34のウエザストリップ37の基部上面に当接させ
る。また該ストリップ37のリップ部37aを上記第1
サンルーフ33の後端縁33a下面に当接させ、これに
より上記突き合わせ部35をシールする構造である(例
えば、実開平1−122317号公報、実開平3−70
30号公報参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のシール構造では、両ウエザストリップ36,37の突
き合わせ部35の左右端末が下向きに開口していること
から、例えば高圧水による洗車時に側面下方から突き合
わせ部35内に侵入した水がウエザストリップ37のリ
ップ部37aから室内に入り込む恐れがあり(図7の破
線→印参照)、シール性が低いという問題がある。
【0005】また上記従来のシール構造では、上記ウエ
ザストリップ36のリップ部36aに異物が挟まった
り,あるいはリップ部が熱変形したりした場合、このリ
ップ部36aから室内に水が入り込む恐れがあり(図6
の破線→印参照)、この点からもシール性が低いという
問題がある。
【0006】本考案は上記従来の問題点を解決するため
になされたもので、突き合わせ部内に侵入した水が室内
に入り込むのを確実に防止してシール性を向上できるサ
ンルーフ装置のシール構造を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、車体のルーフ
パネルに形成されたルーフ開口に第1,第2サンルーフ
をそれぞれ開閉自在に、かつ両サンルーフの一端縁同士
を突き合わせて配設し、上記第1,第2サンルーフの上
記一端縁にそれぞれウエザストリップを上下に重なるよ
うに装着して上記突き合わせ部をシールするようにした
サンルーフ装置のシール構造において、上記両ウエザー
ストリップの重ね合わせ部内にこれの長手方向に延び、
かつ両ウエザストリップの隙間を埋めるシール部材を配
設し、該シール部材の端部に上記下側のウエザストリッ
プのリップ部に沿ってサンルーフの下面縁に延びる延長
部を一体形成したことを特徴としている。
【0008】
【作用】本考案に係るサンルーフ装置のシール構造によ
れば、ウエザストリップ同士の重ね合わせ部内に該両ウ
エザストリップ間の隙間を埋めるシール部材を配設する
とともに、該シール部材の端部に下側のリップ部に沿っ
てサンルーフの下面縁に延びる延長部を形成したので、
該延長部により重ね合わせ部の端末開口の室内側はシー
ルされることとなり、また重ね合わせ部内に室外側から
侵入した水はシール部材により室内側への侵入が阻止さ
れることとなる。その結果、室内への水の侵入を確実に
防止でき、シール性を向上できる。
【0009】またウエザストリップのリップ部に異物が
挟まったり,あるいはリップ部が熱変形したりした場合
においても、重ね合わせ部内に入り込んだ水はシール部
材で室内側への侵入を阻止されることから、この点から
もシール性を向上できる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。図1ないし図4は、本考案の一実施例によるサンル
ーフ装置のシール構造を説明するための図であり、本実
施例ではワンボックス型自動車のサンルーフ装置に適用
した場合を例にとって説明する。
【0011】図において、1はワンボックス車であり、
これは車体2の左右前側部にフロントドア3a,中央部
にサイドドア3b,後端にバックドア3cをそれぞれ開
閉自在に配設して構成されている。上記車体2のルーフ
パネル4には車体前後方向に延びる縦長状のルーフ開口
5が形成されており、該開口5の中央部には前後方向に
延びる断面ボックス状のリインホース4aが配設されて
いる。
【0012】上記ルーフ開口5の車体前部にはチルトア
ップ式のガラス製第1サンルーフ6が配設されており、
このサンルーフ6の車幅方向両サイドは下方に湾曲して
いる。この第1サンルーフ6の前縁は上記ルーフ開口5
の前縁部にヒンジ接続されており、これにより上下方向
に開閉するようになっている。
【0013】上記ルーフ開口5の車体後部にはスライド
式のガラス製第2サンルーフ7が配設されており、この
サンルーフ7の車幅方向両サイドは同じく下方に湾曲し
ている。上記第2サンルーフ7は図示しないガイドレー
ルによりポップアップして車体前後に開閉移動するよう
になっている。
【0014】また上記第1サンルーフ6の後端面6aと
第2サンルーフ7の前端面7aとは互いに対向してお
り、この対向部が突き合わせ部8となっている。
【0015】上記ルーフ開口5の周縁部には図示しない
ルーフウエザストリップが装着されており、該ルーフウ
エザストリップは上記第1,第2サンルーフ6,7の内
面下縁部に当接しており、これにより第1,第2サンル
ーフ6,7の外周縁部のシールがなされている。
【0016】また、上記第1サンルーフ6の後端縁6a
には外向きのリップウエザストリップ11が、上記第2
サンルーフ7の前端縁7aには内向きにリップウエザス
トリップ12がそれぞれ装着されている。この両ウエザ
ストリップ11,12は上記サンルーフ6,7の端縁6
a,7aを挟持する略コ字状の本体部11a,12aに
舌片状のリップ部11b,12bを一体に突出形成した
構造のものである。
【0017】上記第1サンルーフ6側のリップウエザス
トリップ11のリップ部11bは、第2サンルーフ7側
のリップウエザストリップ12の本体部11a上面に当
接しており、またこのウエザストリップ12のリップ部
12bは第1サンルーフ6の後端縁6a下面に当接して
いる。これにより上記突き合わせ部8のシールがなされ
ている。
【0018】また上記ルーフ開口5の周縁に配設された
上記ルーフウエザストリップの車体前後方向の前部、つ
まり上記リップウエザストリップ11,12の左右側部
と交差する部分には凹部が形成されている。この凹部に
より上記両リップウエザストリップ6,7の突き合わせ
部8はルーフウエザストリップを越えて室外に延びてい
る。
【0019】そして、上記突き合わせ部8内の下向きの
リップウエザストリップ12上面には本実施例の特徴を
なす断面角柱状のスポンジ製シール部材15が貼着され
ている。このシール部材15は上記ウエザストリップ1
2の左右両端縁まで延びており、かつ該シール部材15
は上記リップ部12bと上向きのウエザストリップ11
の本体部11a下面との隙間を埋めている。
【0020】また上記シール部材15の両端部には延長
部15aが一体形成されており、該延長部15aは上記
下向きのウエザストリップ12のリップ部12bに沿っ
て延び、上記第1サンルーフ6の後端縁6a下面に当接
している。このシール部材15によって上記突き合わせ
部8内の室間は室内側8aと室外側8bとに区分けされ
ている。
【0021】次に本実施例の作用効果について説明す
る。本実施例のシール構造によれば、両リップウエザス
トリップ6,7の突き合わせ部8内にシール部材15を
配設し、該シール部材15で両ウエザストリップ6,7
の隙間を埋めるとともに、上記シール部材15の両端部
に第1サンルーフ6の後端縁6a下面に延びる延長部1
5aを形成したので、このシール部材15により上記突
き合わせ部8内は室内側8aと室外側8bとに区分けさ
れることとなる。
【0022】従って、図1に示すように、洗車時等にお
いて側部下面から噴射された高圧水は上記延長部15a
によって室内側8aへの侵入が阻止され、かつ室外側8
bから入り込んだ水はシール部材15により室内側8a
への侵入が阻止される。
【0023】また、本実施例では、上記リップウエザス
トリップ11のリップ部11bに異物が挟まったり,あ
るいは熱変形等よるへたりが生じた場合、上記突き合わ
せ部8の室外側8bに入り込んだ水はシール部材15に
より室内側8aへの侵入が阻止されることとなる。その
結果、室内への水の侵入を確実に防止でき、それだけシ
ール性を向上できる。
【0024】
【考案の効果】以上のように本考案に係るサンルーフ装
置のシール構造によれば、両ウエザストリップの突き合
わせ部内に両者の間を埋めるシール部材を配設し、該シ
ール部材の端部にリップ部に沿ってサンルーフの下面縁
に延びる延長部を形成したので、突き合わせ部から室内
に侵入する水を確実に阻止でき、シール性を向上できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるサンルーフ装置のシー
ル構造を説明するためのシール部材を示す斜視図であ
る。
【図2】上記実施例の突き合わせ部内のシール部材を示
す断面図である。
【図3】上記実施例のワンボックス車のサンルーフ装置
を示す側面図である。
【図4】上記実施例のサンルーフ装置を示す斜視図であ
る。
【図5】一般的なサンルーフ装置を示す側面図である。
【図6】従来の突き合わせ部のシール構造を示す断面図
である。
【図7】従来のシール構造の問題点を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 車体 4 ルーフパネル 5 ルーフ開口 6 第1サンルーフ 6a 第1サンルーフの後端面 7 第2サンルーフ 7a 第2サンルーフの前端面 8 突き合わせ部 11,12 ウエザストリップ 11b,12b リップ部 15 シール部材 15a 延長部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のルーフパネルに形成されたルーフ
    開口に第1,第2サンルーフをそれぞれ開閉自在に、か
    つ両サンルーフの一端縁同士を突き合わせて配設し、上
    記第1,第2サンルーフの上記一端縁にそれぞれウエザ
    ストリップを上下に重なるように装着して上記突き合わ
    せ部をシールするようにしたサンルーフ装置のシール構
    造において、上記両ウエザーストリップの重ね合わせ部
    内にこれの長手方向に延び、かつ両ウエザストリップの
    隙間を埋めるシール部材を配設し、該シール部材の端部
    に上記下側のウエザストリップのリップ部に沿ってサン
    ルーフの下面縁に延びる延長部を一体形成したことを特
    徴とするサンルーフ装置のシール構造。
JP1993066287U 1993-12-13 1993-12-13 サンルーフ装置のシール構造 Expired - Fee Related JP2574832Y2 (ja)

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DE102004003568B4 (de) 2003-01-29 2006-08-17 Toyoda Gosei Co., Ltd. Dichtungsstruktur für ein Schiebedach eines Kraftfahrzeugs

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JPH0735142U (ja) 1995-06-27

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