JP2569601Y2 - ほうき - Google Patents
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- JP2569601Y2 JP2569601Y2 JP1991061603U JP6160391U JP2569601Y2 JP 2569601 Y2 JP2569601 Y2 JP 2569601Y2 JP 1991061603 U JP1991061603 U JP 1991061603U JP 6160391 U JP6160391 U JP 6160391U JP 2569601 Y2 JP2569601 Y2 JP 2569601Y2
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- bristles
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Links
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Landscapes
- Brushes (AREA)
- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はほうきに関し、特にた
とえば、一束分の剛毛全体を片状にとかし、均一に整形
して、剛毛固着板に挿し嵌め、固着させてなるほうきに
関する。
とえば、一束分の剛毛全体を片状にとかし、均一に整形
して、剛毛固着板に挿し嵌め、固着させてなるほうきに
関する。
【0002】
【従来技術】図8は従来のほうきの一例を示す斜視図で
あり、図9はその要部を示す図解図である。こうした普
通よく見受けられるほうき1は、握り柄11を含む。握
り柄11の下端には、剛毛固着板12が固着される。ま
た、剛毛固着板12の底面には、凹み室120が形成さ
れる。さらに、凹み室120には、植付体121が嵌め
入れられ、固定される。植付体121には、所定数の植
毛孔122が設けられ、植毛孔122には、ポリ塩化ビ
ニル(PVC)またはポリプロピレン(PP)材料で作
られた剛毛13の束がそれぞれ植付けられる。
あり、図9はその要部を示す図解図である。こうした普
通よく見受けられるほうき1は、握り柄11を含む。握
り柄11の下端には、剛毛固着板12が固着される。ま
た、剛毛固着板12の底面には、凹み室120が形成さ
れる。さらに、凹み室120には、植付体121が嵌め
入れられ、固定される。植付体121には、所定数の植
毛孔122が設けられ、植毛孔122には、ポリ塩化ビ
ニル(PVC)またはポリプロピレン(PP)材料で作
られた剛毛13の束がそれぞれ植付けられる。
【0003】剛毛13を植付体121に植付ける作業
は、植毛機によって行われる。すなわち、同じ長さの剛
毛13を框内に並置し、植毛機のつまみによって、ほぼ
等量の剛毛13を一束ずつ挟み持って、植付体121底
面の植毛孔122内に直接圧入する。それぞれの剛毛1
3の束を堅固に植毛孔122内に植付けるために、その
植付ける一束の剛毛13の数量を多めにとって、圧入し
挿着する。
は、植毛機によって行われる。すなわち、同じ長さの剛
毛13を框内に並置し、植毛機のつまみによって、ほぼ
等量の剛毛13を一束ずつ挟み持って、植付体121底
面の植毛孔122内に直接圧入する。それぞれの剛毛1
3の束を堅固に植毛孔122内に植付けるために、その
植付ける一束の剛毛13の数量を多めにとって、圧入し
挿着する。
【0004】図10は米国特許第1451350号の
「ブラシの製造方法」(METHODOF CONST
RUCTION BRUSHES)で開示されたブラシ
の構造を示す図解図である。このブラシでは、強靱なロ
ープdを使って剛毛bの束の上端外周が、しっかりと締
付けられる。
「ブラシの製造方法」(METHODOF CONST
RUCTION BRUSHES)で開示されたブラシ
の構造を示す図解図である。このブラシでは、強靱なロ
ープdを使って剛毛bの束の上端外周が、しっかりと締
付けられる。
【0005】図11は米国特許第1375813号の
「ほうき」(BROOM)で開示されたほうきを示す図
解図である。このほうき2は剛毛固着板23を含む。剛
毛固着板23には、ボルト21でキャップ板22が螺着
され、剛毛固着板23下端の植毛室231内に植付けら
れた剛毛24が圧着され固定される。そして、植毛室2
31内に膠質材を塗布乾燥して、剛毛24が貼付され結
合される。
「ほうき」(BROOM)で開示されたほうきを示す図
解図である。このほうき2は剛毛固着板23を含む。剛
毛固着板23には、ボルト21でキャップ板22が螺着
され、剛毛固着板23下端の植毛室231内に植付けら
れた剛毛24が圧着され固定される。そして、植毛室2
31内に膠質材を塗布乾燥して、剛毛24が貼付され結
合される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにして造られた図8に示すほうき1は、もとより床面
を掃くことはできるが、実際に使用してみると、次のよ
うな欠点があった。
うにして造られた図8に示すほうき1は、もとより床面
を掃くことはできるが、実際に使用してみると、次のよ
うな欠点があった。
【0007】まず、図8に示すほうき1では、剛毛13
が束になって、分布が均一でないため、掃きむらができ
るという欠点があった。ほうき1の剛毛固着板12と剛
毛13との結合は、一束ずつ植付けて行われるので、各
束の頂端131に比較的剛毛13が密集する。そして、
剛毛13が植毛孔122内壁に押圧されるので、各束の
剛毛13の底端が比較的空疎となる。また、互いに隣接
する植毛孔122の間に間隔があるため、剛毛13が植
付けられた後、互いに隣接する剛毛13の束の間に間隙
が残る。したがって、ほうき1を使用する際に、剛毛1
3底部の間隙から比較的微細な砂塵が掃きこぼれて、む
らとなり、清掃効果が充分でない。そのため、各家庭は
ほうきを備えていながら、微細な砂塵を完全に掃き清め
られないために、電力を消費し騒音が大きい電気掃除機
を使用することとなっていた。
が束になって、分布が均一でないため、掃きむらができ
るという欠点があった。ほうき1の剛毛固着板12と剛
毛13との結合は、一束ずつ植付けて行われるので、各
束の頂端131に比較的剛毛13が密集する。そして、
剛毛13が植毛孔122内壁に押圧されるので、各束の
剛毛13の底端が比較的空疎となる。また、互いに隣接
する植毛孔122の間に間隔があるため、剛毛13が植
付けられた後、互いに隣接する剛毛13の束の間に間隙
が残る。したがって、ほうき1を使用する際に、剛毛1
3底部の間隙から比較的微細な砂塵が掃きこぼれて、む
らとなり、清掃効果が充分でない。そのため、各家庭は
ほうきを備えていながら、微細な砂塵を完全に掃き清め
られないために、電力を消費し騒音が大きい電気掃除機
を使用することとなっていた。
【0008】次に、図8に示すほうき1では、剛毛13
密度が不均一で弾性に乏しく、清掃に力を要するという
欠点があった。上述したように、ほうき1は剛毛13を
束にして、緊密に植毛孔122内に植付けられるので、
剛毛13束の底端の密度は比較的空疎である。しかし、
剛毛13束の剛毛固着板12に近い上端では、密度が大
きいため、硬くて弾性に欠ける。したがって、剛毛13
束全体から見れば、図8に示すほうき1は弾性に乏し
く、清掃するのに力を要する。
密度が不均一で弾性に乏しく、清掃に力を要するという
欠点があった。上述したように、ほうき1は剛毛13を
束にして、緊密に植毛孔122内に植付けられるので、
剛毛13束の底端の密度は比較的空疎である。しかし、
剛毛13束の剛毛固着板12に近い上端では、密度が大
きいため、硬くて弾性に欠ける。したがって、剛毛13
束全体から見れば、図8に示すほうき1は弾性に乏し
く、清掃するのに力を要する。
【0009】最後に、図8に示すほうき1では、容易に
脱毛するという欠点があった。ほうき1における剛毛植
付方式は、上述したように、緊密に圧入し植付けたもの
であり、剛毛13と植付体121との間に、仲介物質を
用いて固定していない。そのため、使用するとき往々に
して力を入れ過ぎたり、不注意から植毛が片寄って局部
的に不緊密であったりすると、掃きながら剛毛13が離
脱する現象が生じ、何度も掃き直さなければならない。
脱毛するという欠点があった。ほうき1における剛毛植
付方式は、上述したように、緊密に圧入し植付けたもの
であり、剛毛13と植付体121との間に、仲介物質を
用いて固定していない。そのため、使用するとき往々に
して力を入れ過ぎたり、不注意から植毛が片寄って局部
的に不緊密であったりすると、掃きながら剛毛13が離
脱する現象が生じ、何度も掃き直さなければならない。
【0010】図10に示すブラシの緊縛方式では、図8
に示すほうき1と同様に、各束の剛毛b底端は外向きに
末広がり、剛毛bの束の底端b1を密集させようとする
努力が無為になってしまう。
に示すほうき1と同様に、各束の剛毛b底端は外向きに
末広がり、剛毛bの束の底端b1を密集させようとする
努力が無為になってしまう。
【0011】図11に示すほうき2では、キャップ板2
2の押圧と剛毛24中央部に吸水性布25を配設した影
響とから、全体の剛毛24の底部241は、なおもその
上端を押圧されているため、外向きに末広がる。そし
て、剛毛24の底部241の厚さW1と剛毛24上端の
厚さW2との比はほぼ2.36であり、すなわちW1/
W2=2.36に及ぶ。その結果、剛毛24の底部24
1は密集せず、微少な砂塵をちりとりに掃き集めにく
い。また、剛毛固着板23が実心で分厚いため、このほ
うき2は極めて重たい。
2の押圧と剛毛24中央部に吸水性布25を配設した影
響とから、全体の剛毛24の底部241は、なおもその
上端を押圧されているため、外向きに末広がる。そし
て、剛毛24の底部241の厚さW1と剛毛24上端の
厚さW2との比はほぼ2.36であり、すなわちW1/
W2=2.36に及ぶ。その結果、剛毛24の底部24
1は密集せず、微少な砂塵をちりとりに掃き集めにく
い。また、剛毛固着板23が実心で分厚いため、このほ
うき2は極めて重たい。
【0012】それゆえに、この考案の主たる目的は、一
束分の剛毛全体を均一に整形して、片状に配列し形成し
て、剛毛固着板に挿し嵌め、固着させて、剛毛底部を密
集状にし、清掃効果を向上させるとともに、容易に脱毛
しない軽いほうきを提供することである。
束分の剛毛全体を均一に整形して、片状に配列し形成し
て、剛毛固着板に挿し嵌め、固着させて、剛毛底部を密
集状にし、清掃効果を向上させるとともに、容易に脱毛
しない軽いほうきを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この考案は、握り柄の下
端に剛毛固着板が装着され、剛毛固着板の下部に、剛毛
が植付けられ固定されてなるほうきであって、剛毛固着
板の内部に複数のリブが形成された容置室が設けられる
とともに、容置室の内部に密に嵌められ且つリブの下端
に固着された当接接着片によって、容置室が連通不可な
上容置室および下容置室に仕切られ、剛毛の一束分をと
かし均一に整形してなる梯形状の剛毛片体を下容置室内
に挿し嵌め、下容置室の内面の接着剤にて固着してな
る、ほうきである。
端に剛毛固着板が装着され、剛毛固着板の下部に、剛毛
が植付けられ固定されてなるほうきであって、剛毛固着
板の内部に複数のリブが形成された容置室が設けられる
とともに、容置室の内部に密に嵌められ且つリブの下端
に固着された当接接着片によって、容置室が連通不可な
上容置室および下容置室に仕切られ、剛毛の一束分をと
かし均一に整形してなる梯形状の剛毛片体を下容置室内
に挿し嵌め、下容置室の内面の接着剤にて固着してな
る、ほうきである。
【0014】剛毛固着板の下部に接着され固定された前
記剛毛片体は、剛毛片体底部の厚さと剛毛片体頂端部の
厚さとの比を1〜1.2にすれば好ましい。また、剛毛
固着板の下部に接着され固定された前記剛毛片体は、剛
毛片体頂端部の厚さが、下容置室の広さよりも小さくま
たは同じに形成され、かつ下容置室の側壁が、剛毛片体
頂端部を押圧しないようにすればなお好ましい。剛毛片
体を形成するそれぞれの剛毛の筋の全体の断面形状は、
S字型あるいはO字形を呈するように形成し、剛毛はア
クリル材料で形成され、当接接着片は紙質材料で形成し
ても好ましい。また、剛毛片体をその頂端および底端を
切り揃え、かつ均一にとかし整形過程をへた剛毛は剛毛
片体の頂端部を下容置室内に挿し嵌め固着しても好まし
い。
記剛毛片体は、剛毛片体底部の厚さと剛毛片体頂端部の
厚さとの比を1〜1.2にすれば好ましい。また、剛毛
固着板の下部に接着され固定された前記剛毛片体は、剛
毛片体頂端部の厚さが、下容置室の広さよりも小さくま
たは同じに形成され、かつ下容置室の側壁が、剛毛片体
頂端部を押圧しないようにすればなお好ましい。剛毛片
体を形成するそれぞれの剛毛の筋の全体の断面形状は、
S字型あるいはO字形を呈するように形成し、剛毛はア
クリル材料で形成され、当接接着片は紙質材料で形成し
ても好ましい。また、剛毛片体をその頂端および底端を
切り揃え、かつ均一にとかし整形過程をへた剛毛は剛毛
片体の頂端部を下容置室内に挿し嵌め固着しても好まし
い。
【0015】
【作用】この考案は、剛毛をとかし整形して形成された
剛毛片体を、全体的に一度で剛毛固着板に挿し嵌め、固
着したものである。剛毛片体の頂端部は、従来のものの
ように、各束に締付けられていない。さらに、剛毛固着
板の側壁は、剛毛の片体の頂端部を押圧していない。そ
のため、剛毛片体の底部の厚さと頂端部の厚さとの比は
1〜1.2である。
剛毛片体を、全体的に一度で剛毛固着板に挿し嵌め、固
着したものである。剛毛片体の頂端部は、従来のものの
ように、各束に締付けられていない。さらに、剛毛固着
板の側壁は、剛毛の片体の頂端部を押圧していない。そ
のため、剛毛片体の底部の厚さと頂端部の厚さとの比は
1〜1.2である。
【0016】したがって、剛毛片体の底部は、外向きに
末広がらない。そして、剛毛片体の底部は、互いに相当
密接した状態を保ち、細かい砂粒でも掃き清めることが
できる。
末広がらない。そして、剛毛片体の底部は、互いに相当
密接した状態を保ち、細かい砂粒でも掃き清めることが
できる。
【0017】また、剛毛片体全体は極めて弾性に富み、
清掃に余分な力を要せず、剛毛も容易に離脱しない。さ
らに、剛毛固着板および握り柄の内部は、共に中空状で
あるため、ほうき全体の重量は軽い。
清掃に余分な力を要せず、剛毛も容易に離脱しない。さ
らに、剛毛固着板および握り柄の内部は、共に中空状で
あるため、ほうき全体の重量は軽い。
【0018】
【考案の効果】この考案によれば、剛毛片体の底部は、
従外向きに末広がらない。したがって、剛毛片体の底部
の剛毛は、互いに相当密接した状態を保つ。さらに、剛
毛片体全体は極めて弾性に富み、剛毛固着板および握り
柄は、それぞれ中空状に形成される。そのため、細かい
砂粒でも掃き清めることができ、清掃に余分な力を要せ
ず、剛毛も容易に離脱しない。また、ほうき全体のおも
さは軽くなり、清掃効果を向上させることができる。
従外向きに末広がらない。したがって、剛毛片体の底部
の剛毛は、互いに相当密接した状態を保つ。さらに、剛
毛片体全体は極めて弾性に富み、剛毛固着板および握り
柄は、それぞれ中空状に形成される。そのため、細かい
砂粒でも掃き清めることができ、清掃に余分な力を要せ
ず、剛毛も容易に離脱しない。また、ほうき全体のおも
さは軽くなり、清掃効果を向上させることができる。
【0019】この考案の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0020】
【実施例】図1はこの考案の一実施例を示す斜視図であ
る。このほうきAは、中空状の握り柄3を含む。握り柄
3の底端には、剛毛固着板4が固着される。また、剛毛
固着板4の下方には、一束分の複数の剛毛5をとかし整
形して、全体を片状にならし配列した剛毛片体Pが装着
され固定される。さらに、握り柄3の上端周面に、プラ
スチック製グリップ6が嵌め着けられる。そして、プラ
スチック製グリップ6の頂端に、吊り紐7が結びつけら
れ、ほうきAを吊り下げるのに使われる。
る。このほうきAは、中空状の握り柄3を含む。握り柄
3の底端には、剛毛固着板4が固着される。また、剛毛
固着板4の下方には、一束分の複数の剛毛5をとかし整
形して、全体を片状にならし配列した剛毛片体Pが装着
され固定される。さらに、握り柄3の上端周面に、プラ
スチック製グリップ6が嵌め着けられる。そして、プラ
スチック製グリップ6の頂端に、吊り紐7が結びつけら
れ、ほうきAを吊り下げるのに使われる。
【0021】図2および図3に示すように、剛毛固着板
4は、その内部に貼着される当接接着片8を備え、底面
にやや細長いスロット状の容置室41を開設した長方形
状のハウジングである。そして、この剛毛固着板4を補
強するために、容置室41の天井内壁42には、下向き
に伸出する若干の不等長のリブ43が設けられる。な
お、リブ底端431は、同一の高さにするとともに、リ
ブ底端431が、容置室底端411から伸出しないよう
に形成される。天井内壁42の上方に、上向きに伸出す
る中空状の接合部44を設けて、握り柄3の底端を嵌め
着け、互いに堅固に接合した。そして、接合部44の中
央に通孔441を穿って、容置室41と連通するように
した。
4は、その内部に貼着される当接接着片8を備え、底面
にやや細長いスロット状の容置室41を開設した長方形
状のハウジングである。そして、この剛毛固着板4を補
強するために、容置室41の天井内壁42には、下向き
に伸出する若干の不等長のリブ43が設けられる。な
お、リブ底端431は、同一の高さにするとともに、リ
ブ底端431が、容置室底端411から伸出しないよう
に形成される。天井内壁42の上方に、上向きに伸出す
る中空状の接合部44を設けて、握り柄3の底端を嵌め
着け、互いに堅固に接合した。そして、接合部44の中
央に通孔441を穿って、容置室41と連通するように
した。
【0022】当接接着片8は、紙質またはプラスチック
質材料で作られる。また、当接接着片8の広さは、容置
室41の広さに等しい。当接接着片8が、リブ底端43
1に貼着されると、当接接着片8は、剛毛固着板4の容
置室41内を、互いに連通しない上容置室Qと下容置室
Rとに仕切る。
質材料で作られる。また、当接接着片8の広さは、容置
室41の広さに等しい。当接接着片8が、リブ底端43
1に貼着されると、当接接着片8は、剛毛固着板4の容
置室41内を、互いに連通しない上容置室Qと下容置室
Rとに仕切る。
【0023】剛毛片体Pのそれぞれの剛毛5の筋は、ポ
リ塩化ビニル(PVC),ポリプロピレン(PP)また
はポリエステル、あるいはアクリルなど繊維材料で作っ
てもよい。たとえば剛毛5の筋をアクリル材料で作る
と、真っ直ぐに伸び、弾性が良く、容易に変形しないな
どの特性がある。製造する際には、まず所定数量の剛毛
5の頭部および底部を切り揃えて、ほぼ均一配列の梯形
状にとかし整形する。さらに、整形後の全体の厚さを下
容置室Rの広さよりやや小さくまたは同じ厚さになるよ
うに調整する。
リ塩化ビニル(PVC),ポリプロピレン(PP)また
はポリエステル、あるいはアクリルなど繊維材料で作っ
てもよい。たとえば剛毛5の筋をアクリル材料で作る
と、真っ直ぐに伸び、弾性が良く、容易に変形しないな
どの特性がある。製造する際には、まず所定数量の剛毛
5の頭部および底部を切り揃えて、ほぼ均一配列の梯形
状にとかし整形する。さらに、整形後の全体の厚さを下
容置室Rの広さよりやや小さくまたは同じ厚さになるよ
うに調整する。
【0024】そして、図3に示すように、このほうきA
を組み立てるときには、まず剛毛固着板4の下容置室R
内に接着剤Sを注入する。このとき、当接接着片8は、
接着剤Sが下容置室Rから上容置室Qに流入するのを防
止して、接着剤Sの使用量を節約する。その後、挟着具
9で剛毛片体Pを一時挟み着け、かつ剛毛固着板4の挟
み着けられない部分を、当接接着片8から剛毛固着板4
の容置室底端411に至る高さの剛毛片体頂端部P1だ
けにとどめさせる。そして、剛毛片体Pの5分の4以上
の面積が挟着具9に挟み持たれると、その全体の厚さは
下容置室Rの広さよりも小さくなる。したがって、挟着
具9は、剛毛片体Pを接着剤Sの充満した下容置室R内
に、一度で植付けることができる。
を組み立てるときには、まず剛毛固着板4の下容置室R
内に接着剤Sを注入する。このとき、当接接着片8は、
接着剤Sが下容置室Rから上容置室Qに流入するのを防
止して、接着剤Sの使用量を節約する。その後、挟着具
9で剛毛片体Pを一時挟み着け、かつ剛毛固着板4の挟
み着けられない部分を、当接接着片8から剛毛固着板4
の容置室底端411に至る高さの剛毛片体頂端部P1だ
けにとどめさせる。そして、剛毛片体Pの5分の4以上
の面積が挟着具9に挟み持たれると、その全体の厚さは
下容置室Rの広さよりも小さくなる。したがって、挟着
具9は、剛毛片体Pを接着剤Sの充満した下容置室R内
に、一度で植付けることができる。
【0025】図4に示すように、剛毛片体Pを下容置室
R内に植付けると、挟着具9をやや後にずらして、剛毛
片体Pに対する圧力を弱める。これによって、剛毛片体
P全体が一斉にやや緩む。さらに、剛毛片体頂端部P1
の厚さを、下容置室Rの広さと同じもしくはやや小さめ
にする。そして、接着剤Sが乾くのを待ってから、挟着
具9を取り外すとともに、握り柄3の底端を、剛毛固着
板4の接合部44内に挿し嵌め、ほうきの組立が完了す
る。
R内に植付けると、挟着具9をやや後にずらして、剛毛
片体Pに対する圧力を弱める。これによって、剛毛片体
P全体が一斉にやや緩む。さらに、剛毛片体頂端部P1
の厚さを、下容置室Rの広さと同じもしくはやや小さめ
にする。そして、接着剤Sが乾くのを待ってから、挟着
具9を取り外すとともに、握り柄3の底端を、剛毛固着
板4の接合部44内に挿し嵌め、ほうきの組立が完了す
る。
【0026】この考案によれば、剛毛片体Pは全体を一
度に植付けるものであり、頂端部P1は従来のほうきの
ように一束ずつに締付けられていない。さらに、剛毛固
着板4の側壁は、剛毛片体Pの頂端部P1を押圧しな
い。そのため、剛毛片体底部P2の厚さW3と剛毛片体
頂端部P1の厚さW4の比は1〜1.2、すなわちW3
/W4=1〜1.2である。したがって、剛毛片体底部
P2は、従来のほうきのように外向きに末広がらない。
剛毛片体底部P2の剛毛5は、互いに相当密接した状態
を保ち、細かい砂粒でも掃き清めることができる。そし
て、その清掃効果は、大いに向上する。さらに、剛毛片
体頂端部P1は圧着されないので、剛毛片体Pは極めて
弾性に富み、清掃に余分な力を要せず、剛毛5も容易に
離脱しない。また、剛毛固着板4および握り柄3は、そ
れぞれ中空状であるため、ほうきA全体は軽いものとな
る。
度に植付けるものであり、頂端部P1は従来のほうきの
ように一束ずつに締付けられていない。さらに、剛毛固
着板4の側壁は、剛毛片体Pの頂端部P1を押圧しな
い。そのため、剛毛片体底部P2の厚さW3と剛毛片体
頂端部P1の厚さW4の比は1〜1.2、すなわちW3
/W4=1〜1.2である。したがって、剛毛片体底部
P2は、従来のほうきのように外向きに末広がらない。
剛毛片体底部P2の剛毛5は、互いに相当密接した状態
を保ち、細かい砂粒でも掃き清めることができる。そし
て、その清掃効果は、大いに向上する。さらに、剛毛片
体頂端部P1は圧着されないので、剛毛片体Pは極めて
弾性に富み、清掃に余分な力を要せず、剛毛5も容易に
離脱しない。また、剛毛固着板4および握り柄3は、そ
れぞれ中空状であるため、ほうきA全体は軽いものとな
る。
【0027】図5に示すように、剛毛固着板4の容置室
41の天井内壁を、当接接着片8の位置までに下げても
よい。すなわち、剛毛固着板4全体の高さを縮小すれ
ば、当接接着片8および補強のためのそれぞれのリブ4
3が必要でなくなる。しかし、ほうきとペイント用ブラ
シとの長さは相当違っており、ほうきの場合、剛毛固着
板4の高さが低過ぎると、ほうき全体の外観が極めて不
調和となる。もし、剛毛固着板4の高さを図3のように
保たせたいときには、当接接着片8以上の空間を実心に
すればよい。このようにすれば、当接接着片8やリブ4
3を必要としないが、剛毛固着板4が重くなり、ほうき
全体が鈍重になって、手に馴染みにくい。したがって、
この考案における補強用のリブ43および当接接着片8
の設計は、ほうき外形の調和を計る機能をも備えてお
り、重さを軽くし、接着剤を節約できるという長所を有
する。
41の天井内壁を、当接接着片8の位置までに下げても
よい。すなわち、剛毛固着板4全体の高さを縮小すれ
ば、当接接着片8および補強のためのそれぞれのリブ4
3が必要でなくなる。しかし、ほうきとペイント用ブラ
シとの長さは相当違っており、ほうきの場合、剛毛固着
板4の高さが低過ぎると、ほうき全体の外観が極めて不
調和となる。もし、剛毛固着板4の高さを図3のように
保たせたいときには、当接接着片8以上の空間を実心に
すればよい。このようにすれば、当接接着片8やリブ4
3を必要としないが、剛毛固着板4が重くなり、ほうき
全体が鈍重になって、手に馴染みにくい。したがって、
この考案における補強用のリブ43および当接接着片8
の設計は、ほうき外形の調和を計る機能をも備えてお
り、重さを軽くし、接着剤を節約できるという長所を有
する。
【0028】図6および図7に示すように、それぞれの
各剛毛5の横断面をS型または中空状のO字型にしても
よい。このようにすると、ほうきA全体が軽くなるとと
もに、剛毛5全体の弾性が向上し、さらに吸水性がよく
なる。
各剛毛5の横断面をS型または中空状のO字型にしても
よい。このようにすると、ほうきA全体が軽くなるとと
もに、剛毛5全体の弾性が向上し、さらに吸水性がよく
なる。
【図1】この考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す実施例の要部を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図3】図1に示す実施例の組立方法を示す図解図であ
る。
る。
【図4】図1に示す実施例の組立方法を示す断面図であ
る。
る。
【図5】この考案の他の実施例の組立方法を示す図解図
である。
である。
【図6】剛毛の一例を示す図解図である。
【図7】剛毛の他の例を示す図解図である。
【図8】従来のほうきの一例を示す斜視図である。
【図9】図8に示すほうきの要部を示す図解図である。
【図10】従来のほうきの他の例の要部を示す斜視図で
ある。
ある。
【図11】従来のほうきのさらに他の例のを示す断面図
である。
である。
3 握り柄 4 剛毛固着板 41 容置室 5 剛毛 8 当接接着片 9 挟着具 P 剛毛片体 P1 剛毛片体頂端部 P2 剛毛片体底部 Q 上容置室 R 下容置室 S 接着剤 W3 剛毛片体底部の厚さ W4 剛毛片体頂端部の厚さ
Claims (6)
- 【請求項1】 握り柄の下端に剛毛固着板が装着され、
前記剛毛固着板の下部に、剛毛が植付けられ固定されて
なるほうきであって、前記 剛毛固着板の内部に複数のリブが形成された容置室
が設けられるとともに、前記容置室の内部に密に嵌めら
れ且つリブの下端に固着された当接接着片によって、前
記容置室が連通不可な上容置室および下容置室に仕切ら
れ、前記剛毛の一束分をとかし均一に整形してなる梯形
状の剛毛片体を前記下容置室内に挿し嵌め、前記下容置
室の内面の接着剤にて固着してなる、ほうき。 - 【請求項2】 前記剛毛固着板の下部に接着され固定さ
れた前記剛毛片体は、剛毛片体底部の厚さと前記剛毛片
体頂端部の厚さとの比を1〜1.2にしてなる、請求項
1に記載のほうき。 - 【請求項3】 前記剛毛固着板の下部に接着され固定さ
れた前記剛毛片体は、前記剛毛片体頂端部の厚さが、前
記下容置室の広さよりも小さくまたは同じに形成され、
かつ前記下容置室の側壁が、前記剛毛片体頂端部を押圧
しないように形成されてなる、請求項1または請求項2
に記載のほうき。 - 【請求項4】 前記剛毛片体を形成するそれぞれの剛毛
の筋の全体の断面形状は、S字型あるいはO字形を呈す
るように形成されてなる、請求項1に記載のほうき。 - 【請求項5】 前記剛毛はアクリル材料で形成され、前
記当接接着片は紙質材料で形成されてなる、請求項1に
記載のほうき。 - 【請求項6】 前記剛毛片体をその頂端および底端を切
り揃え、かつ均一にとかし整形過程をへた前記剛毛は前
記剛毛片体頂端部を前記下容置室内に挿し嵌め固着して
なる、請求項1に記載のほうき。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991061603U JP2569601Y2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | ほうき |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991061603U JP2569601Y2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | ほうき |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055060U JPH055060U (ja) | 1993-01-26 |
JP2569601Y2 true JP2569601Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=13175911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991061603U Expired - Lifetime JP2569601Y2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | ほうき |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569601Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2599002Y2 (ja) * | 1992-06-03 | 1999-08-30 | 日本シール株式会社 | ほうき |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4854457U (ja) * | 1971-10-21 | 1973-07-13 | ||
JPH0217020A (ja) * | 1988-07-06 | 1990-01-22 | Duskin Co Ltd | アクリル繊維から成るモップ |
-
1991
- 1991-07-09 JP JP1991061603U patent/JP2569601Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH055060U (ja) | 1993-01-26 |
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