JP2568987Y2 - ノズル - Google Patents
ノズルInfo
- Publication number
- JP2568987Y2 JP2568987Y2 JP3076992U JP3076992U JP2568987Y2 JP 2568987 Y2 JP2568987 Y2 JP 2568987Y2 JP 3076992 U JP3076992 U JP 3076992U JP 3076992 U JP3076992 U JP 3076992U JP 2568987 Y2 JP2568987 Y2 JP 2568987Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitted
- liquid
- valve
- valve body
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- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はノズルに関し、詳しくは
注出ポンプ等のノズルに関する。
注出ポンプ等のノズルに関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】従来、押し下げヘッド
を上下動させることにより液を汲み上げノズル先端より
注出する如く構成した液体注出ポンプ等のノズルは、ヘ
ッド前面より前方へ突出させた筒状のものが一般的であ
る。従来のこの種のノズルでは、注出後ノズル内に存在
する液が固まって液の注出不良を来す場合があり、特に
比較的粘度の高い液を扱う場合にはその傾向が顕著であ
る。
を上下動させることにより液を汲み上げノズル先端より
注出する如く構成した液体注出ポンプ等のノズルは、ヘ
ッド前面より前方へ突出させた筒状のものが一般的であ
る。従来のこの種のノズルでは、注出後ノズル内に存在
する液が固まって液の注出不良を来す場合があり、特に
比較的粘度の高い液を扱う場合にはその傾向が顕著であ
る。
【0003】また、粘度の高い液は、それの低い液と比
較して同じ液圧で吐出されても分散し難く、広範囲に液
を吐出したい場合には不便である。
較して同じ液圧で吐出されても分散し難く、広範囲に液
を吐出したい場合には不便である。
【0004】本考案は上記した点に鑑み、注出筒内に残
存する液の固化を防止、しかも比較的粘度の高い液であ
っても広範囲にわたる吐出の行えるノズルを提案するこ
とを目的とするものである。
存する液の固化を防止、しかも比較的粘度の高い液であ
っても広範囲にわたる吐出の行えるノズルを提案するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案ノズルは上記課題
を解決するため、注出筒2内先端に弁部材3を嵌着固定
してなるノズルであって、上記弁部材3は、外周縁を注
出筒2内先端に嵌着固定させた周壁7内面後端より内方
へフランジ8を延設するとともに、該フランジ8内周縁
より前方へ周方向複数の支持脚9を延設し、且つ、各支
持脚9前端面に裏面周縁を連結させた弁座板10を設けて
なる支持基体5と、上記弁座板10及び各支持脚9外面に
内面を液密に嵌合して各支持脚9間の開口部13を閉塞さ
せるとともに、支持基体周壁7内面に外面を嵌合させて
嵌着固定させ、且つ、柔軟性を有する弾性材質にて形成
した筒状の弁体6とからなり、上記弁体6外周面と支持
基体周壁7内周面との当接部間に前端部より後方へ走る
間隙を周方向複数設けて、各間隙部分の弁体6が液圧に
より外方へ弾性変形可能に構成した。
を解決するため、注出筒2内先端に弁部材3を嵌着固定
してなるノズルであって、上記弁部材3は、外周縁を注
出筒2内先端に嵌着固定させた周壁7内面後端より内方
へフランジ8を延設するとともに、該フランジ8内周縁
より前方へ周方向複数の支持脚9を延設し、且つ、各支
持脚9前端面に裏面周縁を連結させた弁座板10を設けて
なる支持基体5と、上記弁座板10及び各支持脚9外面に
内面を液密に嵌合して各支持脚9間の開口部13を閉塞さ
せるとともに、支持基体周壁7内面に外面を嵌合させて
嵌着固定させ、且つ、柔軟性を有する弾性材質にて形成
した筒状の弁体6とからなり、上記弁体6外周面と支持
基体周壁7内周面との当接部間に前端部より後方へ走る
間隙を周方向複数設けて、各間隙部分の弁体6が液圧に
より外方へ弾性変形可能に構成した。
【0006】
【作用】注出筒2内部より注出される液は、支持基体5
の後端開口より支持脚9間に露出する弁体6内面に至
る。ここで弁体6は液圧により弾性的に変形して弁座板
10外周との間に隙間が生じ、該隙間より液が注出される
が、弁体6は凹溝15形成部分のみが外方へ弯曲変形し、
弁座板10外周に複数の小注出孔が開口し、各孔より各々
液が注出される。この際、液は注出筒2内面の複数部分
から注出されるため、粘度が高い液であっても広範囲に
注出することが出来る。
の後端開口より支持脚9間に露出する弁体6内面に至
る。ここで弁体6は液圧により弾性的に変形して弁座板
10外周との間に隙間が生じ、該隙間より液が注出される
が、弁体6は凹溝15形成部分のみが外方へ弯曲変形し、
弁座板10外周に複数の小注出孔が開口し、各孔より各々
液が注出される。この際、液は注出筒2内面の複数部分
から注出されるため、粘度が高い液であっても広範囲に
注出することが出来る。
【0007】液の注出が停止すれば、弁体6は弾性で元
の状態に戻り、注出筒2内を気密に閉塞するため、内部
の残液が酸化或いは乾燥等により固化する等の不都合を
防止できる。
の状態に戻り、注出筒2内を気密に閉塞するため、内部
の残液が酸化或いは乾燥等により固化する等の不都合を
防止できる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0009】図1〜図3は本考案の一実施例を示すもの
で、図中1はノズルを示す。該ノズル1は、円筒状の注
出筒2と、該筒2内先端に嵌着固定させた弁部材3とか
ら構成しており、上記注出筒2は合成樹脂等により形成
したもので、注出ポンプの押し下げヘッド4前面より突
設して構成している。
で、図中1はノズルを示す。該ノズル1は、円筒状の注
出筒2と、該筒2内先端に嵌着固定させた弁部材3とか
ら構成しており、上記注出筒2は合成樹脂等により形成
したもので、注出ポンプの押し下げヘッド4前面より突
設して構成している。
【0010】上記弁部材3は、更に、支持基体5及び弁
体6とから構成している。
体6とから構成している。
【0011】支持基体5は、合成樹脂等の剛性を有る材
質で形成したもので、上記注出筒2内面先端に外周縁を
凹凸係合手段を介し嵌着固定させた円筒状の周壁7内面
後端部より内方へフランジ8を延設するとともに、該フ
ランジ8内周縁より前方へ周方向所定間隔をあけて複数
の矩形板状をなす支持脚9を延設し、各脚9前端に裏面
周縁を連結させた円板形の弁座板10を一体に延設してい
る。また、弁座板10裏面中央より後方へ後端が円錐形状
の突出部11を設けており、周壁7内面後端部には弁体6
の後述する突条が嵌合する嵌合溝12を周設している。
質で形成したもので、上記注出筒2内面先端に外周縁を
凹凸係合手段を介し嵌着固定させた円筒状の周壁7内面
後端部より内方へフランジ8を延設するとともに、該フ
ランジ8内周縁より前方へ周方向所定間隔をあけて複数
の矩形板状をなす支持脚9を延設し、各脚9前端に裏面
周縁を連結させた円板形の弁座板10を一体に延設してい
る。また、弁座板10裏面中央より後方へ後端が円錐形状
の突出部11を設けており、周壁7内面後端部には弁体6
の後述する突条が嵌合する嵌合溝12を周設している。
【0012】弁体6は、全体をゴム,軟質合成樹脂等の
柔軟性を有する弾性材料で形成したもので、上記弁座板
10外周及び各支持脚9外周に液密に嵌合して支持脚9間
の開口部13を閉塞するとともに、外周面を支持基体周壁
7内周に当接させ、更に、外周後端部に周設させた外方
へ突出する突条14を、上記支持基体周壁7に設けた嵌合
溝12に嵌合させて抜け出し不能に嵌着固定させている。
柔軟性を有する弾性材料で形成したもので、上記弁座板
10外周及び各支持脚9外周に液密に嵌合して支持脚9間
の開口部13を閉塞するとともに、外周面を支持基体周壁
7内周に当接させ、更に、外周後端部に周設させた外方
へ突出する突条14を、上記支持基体周壁7に設けた嵌合
溝12に嵌合させて抜け出し不能に嵌着固定させている。
【0013】また、この弁体6外周面と当接する支持基
体周壁7内周面との間には前端部より後方へ走る間隙を
周方向複数設けている。本実施例ではこの間隙を、正面
形状が半円状をなし、周壁7前端部より上記嵌合溝12部
分に至る凹溝15を周方向複数穿設することにより形成し
ており、各支持脚9間に露出する弁体6内面を押圧する
液の圧力により、この凹溝15部分の弁体6が外方へ弾性
的に変形し、この部分の弁体6と弁座板10外周面との間
に液の流通する小透孔が各々開口する如く構成してい
る。
体周壁7内周面との間には前端部より後方へ走る間隙を
周方向複数設けている。本実施例ではこの間隙を、正面
形状が半円状をなし、周壁7前端部より上記嵌合溝12部
分に至る凹溝15を周方向複数穿設することにより形成し
ており、各支持脚9間に露出する弁体6内面を押圧する
液の圧力により、この凹溝15部分の弁体6が外方へ弾性
的に変形し、この部分の弁体6と弁座板10外周面との間
に液の流通する小透孔が各々開口する如く構成してい
る。
【0014】また、本実施例では、支持基体周壁7内面
の弁座板10後端部位置より後方の内径、即ち、弁座板10
後端部後方位置の内径を若干大きく形成してその部分の
弁体6外周面との間に隙間16を周設することにより、弁
体6の上記した極部的弾性変形を容易ならしめている。
の弁座板10後端部位置より後方の内径、即ち、弁座板10
後端部後方位置の内径を若干大きく形成してその部分の
弁体6外周面との間に隙間16を周設することにより、弁
体6の上記した極部的弾性変形を容易ならしめている。
【0015】また、本実施例では、上記支持基体5の周
壁7を二部材で構成して組み立て容易で且つ各部材の機
能を充分発揮出来る様構成している。
壁7を二部材で構成して組み立て容易で且つ各部材の機
能を充分発揮出来る様構成している。
【0016】即ち、周壁7を、注出筒2内面と嵌合する
嵌合筒部17前端より内方へフランジ18を延設するとと
も、該フランジ18内周縁より後方へ、内側面に上記凹溝
15を形成し、且つ上記嵌合筒部17より短く構成した円筒
状の内壁部19を延設させてなる第1部材20と、先端部を
上記嵌合筒部17及び内壁部19間に硬嵌合させて後端部を
上記第1部材嵌合筒部17後端部まで延設した嵌合筒部21
を内向きのフランジ22を介して支持脚9後端外面と連結
させた第2部材23とから構成し、上記内壁部19後端面と
第2部材のフランジ22前面とで上記嵌合溝12を形成して
いる。
嵌合筒部17前端より内方へフランジ18を延設するとと
も、該フランジ18内周縁より後方へ、内側面に上記凹溝
15を形成し、且つ上記嵌合筒部17より短く構成した円筒
状の内壁部19を延設させてなる第1部材20と、先端部を
上記嵌合筒部17及び内壁部19間に硬嵌合させて後端部を
上記第1部材嵌合筒部17後端部まで延設した嵌合筒部21
を内向きのフランジ22を介して支持脚9後端外面と連結
させた第2部材23とから構成し、上記内壁部19後端面と
第2部材のフランジ22前面とで上記嵌合溝12を形成して
いる。
【0017】この様に構成することにより、第2部材23
に弁体6を嵌合した後、第1部材20を嵌合させて弁体6
を抜け出し不能に嵌合することが出来るため、弁体6の
装着を容易且つ無理無く行える利点がある。
に弁体6を嵌合した後、第1部材20を嵌合させて弁体6
を抜け出し不能に嵌合することが出来るため、弁体6の
装着を容易且つ無理無く行える利点がある。
【0018】図4及び図5は本考案の他の実施例を示
し、本実施例では、弁体6を肉厚に形成して、その外周
面の前端より突条14の部分に至る凹溝24を周方向複数穿
設することにより上記した間隙を設けており、各凹溝24
の谷の部分の薄肉部分を液圧により弾性的に変形が可能
に構成したものである。
し、本実施例では、弁体6を肉厚に形成して、その外周
面の前端より突条14の部分に至る凹溝24を周方向複数穿
設することにより上記した間隙を設けており、各凹溝24
の谷の部分の薄肉部分を液圧により弾性的に変形が可能
に構成したものである。
【0019】
【考案の効果】以上説明した如く本考案ノズルは、既述
構成としたことにより、非使用時には弁部材の弁体によ
り注出筒内が外部と気密に遮断され、注出筒内の残液の
酸化や乾燥を防止し、その結果液の固化が無く、目詰ま
りのない円滑な液の注出を行えるものである。
構成としたことにより、非使用時には弁部材の弁体によ
り注出筒内が外部と気密に遮断され、注出筒内の残液の
酸化や乾燥を防止し、その結果液の固化が無く、目詰ま
りのない円滑な液の注出を行えるものである。
【0020】また、液注出に当たり、弁座板外周縁に複
数の小透孔が開口して、各小透孔より液が注出されるた
め、比較的粘度の高い液であっても同じ液圧で広範囲に
液の注出を行えるものである。
数の小透孔が開口して、各小透孔より液が注出されるた
め、比較的粘度の高い液であっても同じ液圧で広範囲に
液の注出を行えるものである。
【図1】本考案ノズルの一実施例を示す縦断面図であ
る。
る。
【図2】同実施例のノズル先端部分の要部拡大断面図で
ある。
ある。
【図3】同実施例の拡大正面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す要部拡大縦断面図で
ある。
ある。
【図5】同実施例の拡大正面図である。
2 注出筒 3 弁部材 5 支持基体 6 弁体 7 周壁 8 フランジ 9 支持脚 10 弁座板 13 開口部
Claims (1)
- 【請求項1】注出筒2内先端に弁部材3を嵌着固定して
なるノズルであって、上記弁部材3は、外周縁を注出筒
2内先端に嵌着固定させた周壁7内面後端より内方へフ
ランジ8を延設するとともに、該フランジ8内周縁より
前方へ周方向複数の支持脚9を延設し、且つ、各支持脚
9前端面に裏面周縁を連結させた弁座板10を設けてなる
支持基体5と、上記弁座板10及び各支持脚9外面に内面
を液密に嵌合して各支持脚9間の開口部13を閉塞させる
とともに、支持基体周壁7内面に外面を嵌合させて嵌着
固定させ、且つ、柔軟性を有する弾性材質にて形成した
筒状の弁体6とからなり、上記弁体6外周面と支持基体
周壁7内周面との当接部間に前端部より後方へ走る間隙
を周方向複数設けて、各間隙部分の弁体6が液圧により
外方へ弾性変形可能に構成したことを特徴とするノズ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3076992U JP2568987Y2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3076992U JP2568987Y2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0582845U JPH0582845U (ja) | 1993-11-09 |
JP2568987Y2 true JP2568987Y2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=12312893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3076992U Expired - Fee Related JP2568987Y2 (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568987Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP3076992U patent/JP2568987Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0582845U (ja) | 1993-11-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |