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JP2568634Y2 - オートヒューズ挿着装置 - Google Patents

オートヒューズ挿着装置

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Publication number
JP2568634Y2
JP2568634Y2 JP1993031468U JP3146893U JP2568634Y2 JP 2568634 Y2 JP2568634 Y2 JP 2568634Y2 JP 1993031468 U JP1993031468 U JP 1993031468U JP 3146893 U JP3146893 U JP 3146893U JP 2568634 Y2 JP2568634 Y2 JP 2568634Y2
Authority
JP
Japan
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fuse
auto
magazine
grooves
clamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993031468U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH071556U (ja
Inventor
隆司 佐賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP1993031468U priority Critical patent/JP2568634Y2/ja
Priority to US08/254,869 priority patent/US5489885A/en
Priority to GB9411506A priority patent/GB2280069B/en
Publication of JPH071556U publication Critical patent/JPH071556U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2568634Y2 publication Critical patent/JP2568634Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H85/00Protective devices in which the current flows through a part of fusible material and this current is interrupted by displacement of the fusible material when this current becomes excessive
    • H01H85/02Details
    • H01H85/0208Tools for inserting and removing fuses

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  • Fuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車等に用いられる
オートヒューズの集団を、ヒューズボックスへ一括して
装着するオートヒューズ挿着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車においては、図15に示
すような、薄肉偏平な略方形板状の樹脂ケーシングF1
に溶断部F2を内包し、上記ケーシングF1の頭部F3
の側面に胴部F4の側面F4aからの凸段差F5を設け
て鍔部F6を突出形成するとともに、下部に双脚状の板
状端子F7を並べて突出形成した、オートヒューズFが
多用されている。この考案において、オートヒューズと
は、上記特定形状のオートヒューズを指すものとする。
このオートヒューズは、ケーシングF1を嵌入する深溝
を、間隔をおいて単列に又は複列に多数穿設した、公知
のヒューズボックスに装着される。
【0003】ところで、上記のヒューズボックスは、ワ
イヤーハーネスアセンブリに組み込まれた状態で、自動
車に取り付けられる。そして、実際のワイヤーハーネス
アセンブリの製造工程においては、上記のヒューズボッ
クスやコネクタを含んで配線形成されたワイヤーハーネ
スアセンブリを、所定の検査図板上にセットし、この状
態で、ワイヤーハーネスの配線形態にミスがないかをチ
ェックするとともに、各コネクタやヒューズボックスの
各端子間の導通検査を行っている。そして、この導通検
査が終了した後に、検査図板上のヒューズボックスに対
してオートヒューズを挿着するようにしている。
【0004】図16に示すように、検査図板TB上での
ヒューズボックスFBは、これに接続された多数のワイ
ヤーハーネスYHによって動きを制限されていて、もと
もと移動の自由がきき難いことに加えて、上記の検査図
板TB上で、ヒューズボックスFBの移動の自由がきく
範囲には、ワイヤーハーネスアセンブリYHAに含まれ
る各ワイヤーハーネスYHが密集しているとともに、上
記自由がきく範囲には、導通検査時にヒューズボックス
FBやコネクタの各端子部と連結させるための検査用コ
ネクタ部材TCを配置しておく必要があった。このた
め、検査図板TB上で、ヒューズボックスHBが自由に
動ける範囲内で、ヒューズボックスHBを位置決め固定
するような部材を設けることが非常に困難であった。
【0005】このように位置決め固定できないヒューズ
ボックスに対しては、例えば特公昭58−9533号公
報に示すような、オートヒューズ自動挿着装置を適用す
ることが困難であったので、従来は、オートヒューズを
1個ずつ摘んで手作業でヒューズボックスに挿着してい
た。このため、作業効率が悪かった。また、同形同大で
容量の異なる多種類の組合せからなるオートヒューズを
挿着する際、誤認によって装着位置と容量が不一致とな
る挿着ミスが発生しやすかった。
【0006】これに対して、オートヒューズを個々に挿
着させる多数の溝条を有する多溝部材と、各溝条内に往
復移動する突板を多数設けた櫛状部材とからなり、櫛状
部材を進出させて、オートヒューズを全部同時に押し出
してヒューズボックスに差し込むようにしたオートヒュ
ーズ挿着装置が提供されている(実開平3−20855
号公報)。このオートヒューズ挿着装置では、ヒューズ
ボックスの各箇所に差し込むべきオートヒューズを、積
層セット部材の各々のガイド溝に積層状態で収容してお
り、櫛状部材の進退に合わせて、押し込むべきオートヒ
ューズの一団が、次々に供給されるようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このオ
ートヒューズ挿入装置では、多数のオートヒューズを収
容した、大型で重い積層セット部材を、装置に一体的に
設けているので、上記のように手作業でオートヒューズ
を挿着する場合には、非常に扱いづらいという問題があ
った。
【0008】本考案は、上記に鑑み、ワイヤーハーネス
に組み込まれた状態のヒューズボックスに対して、オー
トヒューズを手動で簡便に且つ効率良く挿着することが
できるオートヒューズ挿着装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に係るオートヒューズ挿着装置は、溶断部を
内包した、薄肉偏平な板状の樹脂ケーシングと、このケ
ーシングの頭部側面に胴部側面からの凸段差を設けて形
成した鍔部と、上記ケーシングの下部に突設した板状端
子とを備えたオートヒューズを、ヒューズボックスに装
着する、オートヒューズ挿着装置において、並列に設け
られた複数列の溝条であって、列毎に所要の種類のオー
トヒューズを連ねるとともに上記凸段差を用いてオート
ヒューズの胴部側面を吊り下げ状に遊嵌した状態で、オ
ートヒューズを自動的に送る溝条、及びこれら溝条の終
端部を横断して設けられた整列部であって、溝条の各列
の先頭のオートヒューズからなる一群を、ヒューズボッ
クスでの挿着形態に整列させる整列部を含んだ供給用マ
ガジンと、この供給用マガジンと分離して設けられた手
持ち型の挿着用マガジンであって、供給用マガジンの整
列部に整列された一群のオートヒューズの鍔部を、整列
状態のまま解除可能にクランプするクランプ機構を含
み、このクランプ機構によってクランプした上記一群の
オートヒューズを、ヒューズボックスへ一括して挿入す
る挿着用マガジンとを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0010】また、請求項2に係るオートヒューズ挿着
装置は、上記請求項1記載のオートヒューズ挿着装置に
おいて、上記供給用マガジンに、上記各溝条内へ進退自
在に設けられ、溝条内に突出することによって、整列部
へのオートヒューズの進出を、溝条の列毎に選択的に阻
止するストッパ手段を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0011】さらに、請求項3に係るオートヒューズ挿
着装置は、上記請求項1又は2記載のオートヒューズ挿
着装置において、上記挿着用マガジンのクランプ機構に
は、上記供給用マガジンの整列部に対向される、挿着用
マガジン本体のベース面に、整列状態のオートヒューズ
の配置間隔に合わせて突出形成された複数の固定保持
片、各固定保持片との間にそれぞれオートヒューズの頭
部側面をクランプする可動保持片であって、クランプす
る位置とクランプを解除する位置とに、クランプ面に沿
って一括してスライドされる複数の可動保持片、これら
の可動保持片を上記クランプする位置に付勢する付勢手
段、及びこの付勢手段に抗して可動保持片を上記クラン
プを解除する位置にスライドさせる操作手段が備えられ
たことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】上記の請求項1に係る考案の構成によれば、供
給用マガジンの溝条の列毎に、所要のオートヒューズを
連ねて予めセットしておくと、この供給用マガジンは、
各溝条に沿って自動的に送った一群のオートヒューズ
を、整列部によって、ヒューズボックスでの挿着形態に
整列させる。この整列させた一群のオートヒューズを、
供給用マガジンと分離して設けた手持ち型の挿着用マガ
ジンのクランプ機構によってクランプし、ヒューズボッ
クスへ一括して挿入することができる。
【0013】請求項2に係る考案の構成によれば、下記
の作用を奏する。すなわち、自動車においては、例えば
オプション装備の有無にかかわらず、ヒューズボックス
が共用化(いわゆる標準化)されており、不要なオプシ
ョン回路用のオートヒューズは装着しないようにしてい
る。このため、ヒューズボックスでのオートヒューズの
挿着形態としては、何れかのオートヒューズを欠いた状
態の多種のものが存在する。これに対して、ストッパ手
段によって、オートヒューズの整列部への進出を、列毎
に選択的に阻止することにより、上記多種の挿着形態
に、容易に対応することができる。
【0014】請求項3に係る考案の構成によれば、操作
手段によって、可動保持片をクランプを解除する位置に
スライドさせた状態で、挿入側マガジンのクランプ面
を、供給用マガジンの整列部に整列した一群のオートヒ
ューズの頭部に近づけ対向させる。次に、各固定保持片
とこれに対応する可動保持片との間に上記一群のオート
ヒューズの各頭部を導入し、この状態で操作手段を解除
すると、付勢手段によって付勢された可動保持片がスラ
イドし固定保持片との間に各オートヒューズの頭部をク
ランプする。この状態で挿着用マガジンを、ヒューズボ
ックスに近づけ、一群のオートヒューズを、端子側から
一括してヒューズボックスの所定位置に挿入する。
【0015】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて説明す
る。図1は本考案の一実施例に係るオートヒューズ挿着
装置の概略全体斜視図である。図1を参照して、このオ
ートヒューズ挿着装置は、オートヒューズFの集団を、
ヒューズボックスでの挿着形態に適合する整列状態で供
給するための供給用マガジンAと、この供給用マガジン
Aから整列状態のオートヒューズFの一括供給を受けて
これらを一括してヒューズボックスに挿入するために、
供給用マガジンAから分離して設けられた、手持ち型の
挿着用マガジンBとを備えている。
【0016】供給用マガジンAは、床面等に載置される
脚部1によって、チャンネル状のフレーム2を介して支
持された支持板3の上面に設置されている。上記チャン
ネル状のフレーム2には、前面に電源スイッチ4a及び
電源ランプ4bを設けたコントロールボックス4が取り
付けられている。A8は、後述するエアシリンダへの供
給エア圧を設定するためのレギュレータであり、A10
は、上記エアシリンダのうち動作させるべきエアシリン
ダを選択するセレクトボタンA10aを有する、セレク
ト部である。
【0017】図1、供給用マガジンAの側面を示す図2
を参照して、供給用マガジンAは、その両端に、上面の
開放した容器状のオートヒューズ用置き台A1を設ける
とともに、両置き台A1間に、側面視で略V字形形状の
部分を設けている。この略V字形形状の部分の中央の水
平な部分によって、オートヒューズの一群をヒューズボ
ックスでの挿着形態に整列させる整列部A2が構成され
るとともに、この整列部A3を挟んだ一対の傾斜した部
分によって、上記整列部A2へオートヒューズを順次に
送る一対の案内部A3が構成されている。
【0018】図2、及び供給用マガジンAの上面を示す
図3を参照して、両案内部A3および整列部A3は、側
面視で略V字形形状をした基板部材A4からなってい
る。この基板部材A4の上面には、各案内部A3から整
列部A2へ連続するように、互いに並列な複数列の長い
溝条A4aが形成されている。すなわち、各溝条A4a
は、各案内部A3から整列部A2へ連続的に延びるよう
にして設けられている。
【0019】図3のIV-IV 断面である図4を参照して、
上記の溝条A4aの幅は、オートヒューズFの胴部F4
の側面F4a間の幅よりも広く、且つ鍔部F6の側面間
の幅よりも狭く設定されており、これにより、溝条A4
aは、オートヒューズFの凸段差F5を用いて胴部F4
の側面F4aを吊り下げ状に遊嵌することができるよう
になっている。各溝条A4aによって吊り下げ状に遊嵌
されたオートヒューズは、各溝状A4a毎に列を連ね、
自重によって傾斜方向下方の整列部A2側へ自動的に送
られるようになっている。また、隣り合う溝条A4aど
うしの間隔は、ヒューズボックスでのオートヒューズの
配置間隔に合致させてある。すなわち、案内部A3を送
られるオートヒューズは、配置間隔をヒューズボックス
での配置間隔に合わせた状態で整列部A2まで送られる
ようになっている。
【0020】整列部A2の拡大平面を示す図5、及び図
5のVI-VI 断面を示す図6を参照して、整列部A2は、
基板部材A4の水平な部分からなり、当該整列部A2に
2列M1,M2に整列されたオートヒューズFの一群を
上方からクランプできるように、上方に開放されてい
る。整列部A2における基板部材A4の上面中央部に
は、溝条A4aを横切る、位置決め用凸条A2aが突出
形成されている。この位置決め用凸条A2aは、各溝条
A4aを通して送られて来る先頭のオートヒューズの端
面に当接して、2列M1,M2に整列させるべきオート
ヒューズの列間の間隔を位置決めする。すなわち、整列
部A2は、両案内部A3から送られた先頭のオートヒュ
ーズを、溝条A4aの各列を横断する方向に沿う2列M
1,M2に整列させ、ヒューズボックスでの挿着形態に
適合させる。また、整列部A2に整列されたオートヒュ
ーズFの一群が、挿着用マガジンBによって後述するよ
うにして抜き取られると、直ちに、各溝条A4aを通し
て送られたオートヒューズFが、整列部A2に整列す
る。なお、図6を参照して、整列部A2における、基板
部材A4の上面は、基準面Kとして構成されている。こ
の基準面Kは、挿着用マガジンBの、後述するクランプ
面B1aに当接して、両マガジンA,Bを互いに位置決
めする。
【0021】また、図2及び基板部材A4の溝条A4a
に沿う縦断面を示す図7を参照して、上記各案内部A2
と整列部A3との境部分には、所要の溝条A4a内へ進
退してオートヒューズの移動を止める、ストッパ手段と
してのエアシリンダA8が設けられている。このエアシ
リンダA8は、ロッドA8aを、基板部材A4の挿通孔
A4dを通して、溝条A4a内に突出させることによ
り、整列部A2へのオートヒューズFの進出を、溝条A
4aの列毎に選択的に阻止する。このストッパ手段とし
てのエアシリンダA8は、全ての溝条A4aに配置する
必要はなく、オプション装備のヒューズ回路に対応する
オートヒューズを供給する溝条A4aのみに配置すれば
良い。そして、図1に示した上記セレクト部A10にお
いて、所望のセレクトボタンA10aを押すことによ
り、所望の列の溝条A4aにのみ、エアシリンダA8の
ロッドA8aを突出させて、当該溝条A4aの整列部A
2に、オートヒューズFが送られないようにすることが
できる。これにより、装備されなかったオプション装備
のヒューズ回路用のオートヒューズを、装着しないよう
にできる。なお、エアシリンダA8への供給エアの圧力
は、上述したレギュレータA9によって調整される。ま
た、上記のセレクトボタンA10aは、エアシリンダA
8へのエア供給を断続するバルブ(図示せず)を開閉さ
せるものである。各セレクトボタンA10aと各エアシ
リンダA8とを、1対1に対応させておいても良いし、
1つのセレクトボタンA10aに機種に応じた複数のエ
アシリンダA8を対応させておいても良い。
【0022】図2ないし図4を参照して、上記両案内部
A3、すなわち基板部材A4の傾斜している部分には、
この部分の上方を開閉自在であって、閉じ状態で、上記
溝条A4aに収容されたオートヒューズの上面を案内す
る蓋A5が取り付けられている。この蓋A5の一方の側
縁部は、基板部材A4の一方の突縁部A4bに、兆番A
6を介して回転自在に支持されている。なお、蓋A5の
他方の側縁部には、基板部材A4の他方の突縁部A4c
に係合してA5の閉じ状態をロックするためのロック部
材A7(この実施例では、兆番を用いた)が取り付けら
れている。このロック部材A7によるロックを解除し
て、上記の蓋A5を開放させた状態で、上記の溝条A4
aに、上方からオートヒューズFを収容することによ
り、より簡便にオートヒューズFを溝条A4aにセット
することができるようになっている。
【0023】また、蓋A5は、閉じ状態で下方のオート
ヒューズの種類を識別することができるように、透明又
は半透明としてある。一般にオートヒューズは、容量に
よって色分けされているので、各溝条A4aに間違いの
ないオートヒューズがセットされているか否かを、上記
透明等の蓋A5を通して一見して判別できるようになっ
ている。
【0024】図2及び図3を参照して、上記置き台A1
は、それぞれポール3aを介して支持板3によって支持
されている。この置き台A1には、案内部A3にセット
するための、容量の異なる各種のオートヒューズを多数
待機させておくことができる。この置き台A1の内部
に、上記溝条A4aの始端部A4eが臨んでいる。この
始端部A4eは、図8に示すように、溝条A4a内にオ
ートヒューズを導入する際に用いられ、この導入を容易
にするために、置き台1側に向かって次第に幅が広くな
るように形成されている。
【0025】次に、挿着用マガジンBについて、図9な
いし図14に基づいて説明する。この挿着用マガジンB
は、上記供給用マガジンAの整列部A2に整列された一
群のオートヒューズFの鍔部F6の側面を、整列状態の
ままクランプしてヒューズボックスに一括挿着するもの
である。図9に示すように、挿着用マガジンBは、厚肉
の矩形板状のマガジン本体B1と、このマガジン本体B
1の上面B1bの一端部にL字形形状の取付け部材B2
を介してマガジン本体B1と平行に取り付けられた棒状
のグリップ部B3と、マガジン本体B1に装備され、上
記整列状態のオートヒューズFをクランプするクランプ
機構Cを備えている。
【0026】図9、図9のマガジン本体B1の下面であ
るクランプ面を示す図10、マガジン本体B1を斜め下
方からみた斜視図である図11を参照して、このクラン
プ機構Cには、マガジン本体B1のクランプ面B1aに
突出形成された、長手方向に沿う4列に並んだ固定保持
片C1と、クランプ面B1aに形成された一対の長溝B
1cのそれぞれにスライド自在に嵌め込まれたスライド
板C2と、このスライド板C2に一体的に設けられ、固
定保持片C1との間でオートヒューズをクランプする左
右2列の可動保持片C3と、スライド板C2をクランプ
方向DCへ付勢する付勢手段としての圧縮コイルばねC
4と、この付勢手段に抗して、スライド板C2を、クラ
ンプを解除させる方向へスライドさせる操作手段C5と
を備えている。
【0027】図10において、左側2列の固定保持片C
1と左側列の可動保持片C3とによって、オートヒュー
ズFの右側列M2をクランプし、右側2列の固定保持片
C1と右側列の可動保持片C3によってオートヒューズ
Fの左側列M1をクランプするようになっている。図1
1を参照して、可動保持片C3は、矩形板状をしてお
り、オートヒューズと接する側の側面に一部が露出する
状態で、円柱状のゴム部C3aを埋設している。可動保
持片C3は、ゴム部C3aによって、オートヒューズの
側面を弾力的にクランプするので、確実にクランプする
ことができるようになっている。
【0028】図9及び図10を参照して、各スライド板
C2の端部には、それぞれ、軸C2aが一体に形成され
ている。各軸C2aは、マガジン本体B1の、取付け部
材B2側の端部から突出しており、その先端部にフラン
ジ部C2b及び半球面部C2cを一体に形成している。
各軸C2aの上記フランジ部C2bと、マガジン本体B
1の端面B1dとの間には、当該軸C2aに遊嵌され
た、上記圧縮コイルばねC4が介在している。この圧縮
コイルばねC4の付勢力は、軸C2aおよびスライド板
C2を介して、可動保持片C3をクランプ方向DCへ付
勢する。
【0029】図9を参照して、上記の操作手段C5は、
取付け部材B2に支持部材C5aを介して支持された軸
部材C5bと、この軸部材C5bの回りに回動自在に支
持され、一端部によって軸C2aの先端の半球面部C2
cを押圧する押圧部材C5cと、この押圧部材C5cの
他端部に固定された操作レバーC5dとを備えている。
手によって、操作レバーC5dを、図9に二点鎖線で示
すようにグリップ部B3側へ近接させる方向に回動させ
ることにより、押圧部材C5cを圧縮コイルばねC4に
抗して図4において時計回りに回動させ、軸C2aを介
してスライド部材2および可動保持片C3を、図12
(a)に示すような、クランプを解除する位置まで、ス
ライドさせることができる。
【0030】そして、上記図12(a)に示す状態で、
この挿着用マガジンBのクランプ面B1aを、図13に
示すように、供給用マガジンAの整列部A2に上方から
被せ(このとき、供給用マガジンAの基準面Kと挿着用
マガジンBのクランプ面B1bが接する)、当該整列部
A2に整列されたオートヒューズの一群の各々を、これ
をクランプするべき可動保持片C3とこれに対応する一
対の固定保持片C1との間に、挿入した後、挿着用マガ
ジンBの操作レバーC5dを解除すれば、図12(b)
に示すように、オートヒューズFの一群を一括して整列
状態のまま、一括してクランプすることができる。次
に、これら一括してクランプしたオートヒューズFの一
群を、図14に示すように、ヒューズボックスHBの各
挿着溝HB1に一括して挿入し、仮挿着した後、操作レ
バーC5cを握ってクランプを解除し、挿着用マガジン
BをヒューズボックスHBから離す。上記の仮挿着で
は、オートヒューズFが挿着用マガジンBによってクラ
ンプされていた部分(高さにして3mm程度)は、ヒュ
ーズボックス側へ挿入することができずに残る。そこ
で、その後、各オートヒューズFをさらに押し込んで完
全に挿着する。
【0031】この実施例によれば、供給用マガジンA
で、ヒューズボックスでの挿着形態に整列させた一群の
オートヒューズFを、手持ち型の挿着用マガジンBによ
ってクランプして、ヒューズボックスHBへ一括して挿
入することができる。オートヒューズFをヒューズボッ
クスHBへ挿着するための挿着用マガジンBを、これに
オートヒューズFを供給するための供給用マガジンAか
ら分離して設けたので、挿着用マガジンBとしては、小
型で軽量なものを得ることができ、したがって、検査図
板上にセットされたワイヤーハーネスアセンブリに含ま
れるヒューズボックスHBに対して、手動でオートヒュ
ーズFを挿着する場合に、簡便に且つ効率良く挿着する
ことができ、しかも、挿着ミスもない。
【0032】また、操作レバーC5cの操作により、ク
ランプおよびクランプの解除を容易に行えるようにし、
且つ操作レバーC5cを解除した状態で圧縮コイルばね
C4の働きでクランプ状態が保持されるようにしたたの
で、操作性良く且つ確実に、オートヒューズFをヒュー
ズボックスHBへ挿入することができる。しかも、操作
レバーC5cを解除した状態で圧縮コイルばねC4の働
きでクランプ状態が保持されるので、クランプ後からヒ
ューズボックスHBをオートヒューズFを挿着するまで
は、グリップ部B3のみを握って挿着用マガジンBを扱
えば良いので、非常に扱い易いという利点もある。
【0033】さらに、一般に、自動車においては、例え
ばオプション装備を装着するか否かにかかわらず、ヒュ
ーズボックスが共用化されており、不要なオプション回
路用のオートヒューズは装着しないようにしている。こ
のため、ヒューズボックスでのオートヒューズの挿着形
態としては、多種のものが存在する。これに対して、本
実施例の供給用マガジンAでは、エアシリンダA8によ
って、オートヒューズFの整列部A2への進出を、所望
の列の溝条A4aのみ選択的に阻止することができるよ
うにしたので、上記多種の挿着形態に、容易に対応する
ことができ、より一層効率良くオートヒューズの挿着作
業を行うことができる。
【0034】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、溝条A4aのオートヒューズFを整列部A
2側へ付勢する圧縮コイルばね等の付勢手段を設けるこ
ともできる。この場合、オートヒューズFの自動送りを
一層確実とすることができる。また、案内部A3を傾斜
させなくても良い。また、蓋A5を、透明や半透明でい
材料で構成し、当該蓋A5に下方のオートヒューズを視
認するための覗き用のスリットを形成することもでき
る。
【0035】その他、本考案の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことができる。
【0036】
【考案の効果】以上のように、請求項1に係る考案によ
れば、供給用マガジンで、ヒューズボックスでの挿着形
態に整列させた一群のオートヒューズを、手持ち型の挿
着用マガジンによってクランプして、ヒューズボックス
へ一括して挿入することができる。オートヒューズをヒ
ューズボックスへ挿着するための挿着用マガジンを、こ
れにオートヒューズを供給するための供給用マガジンか
ら分離して設けたので、挿着用マガジンとしては、小型
で軽量で扱いやすいものを得ることができ、したがっ
て、検査図板上にセットされたワイヤーハーネスアセン
ブリに含まれるヒューズボックスに対して、手動で簡便
に且つ効率良くオートヒューズを挿着することができ、
しかも、挿着ミスもない。
【0037】請求項2に係る考案の構成によれば、下記
の効果を奏する。すなわち、一般に、自動車において
は、例えばオプション装備を装着するか否かにかかわら
ず、ヒューズボックスが共用化されており、不要なオプ
ション回路用のオートヒューズは装着しないようにして
いる。このため、ヒューズボックスでのオートヒューズ
の挿着形態としては、多種のものが存在する。これに対
して、ストッパ手段によって、オートヒューズの整列部
への進出を、列毎に選択的に阻止することにより、上記
多種の挿着形態に、容易に対応することができ、一層効
率良くオートヒューズの挿着作業を行うことができる。
【0038】請求項3に係る考案の構成によれば、付勢
手段によって一群のオートヒューズのクランプ状態を確
実に保持することができ、また、操作手段によって保持
を容易に解除することができるので、操作性良く且つ確
実に、オートヒューズをクランプしてヒューズボックス
へ挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るオートヒューズ挿着装
置の斜視図である。
【図2】オートヒューズ挿着装置に含まれる、供給用マ
ガジンの部分断面側面図である。
【図3】供給用マガジンの平面図である。
【図4】図3のIV-IV 断面図である。
【図5】供給用マガジンの整列部の部分拡大平面図であ
る。
【図6】図5のVI-VI 断面図である。
【図7】供給用マガジンの基板部材の溝条に沿う縦断面
図である。
【図8】供給用マガジンの溝条への導入部分を示す斜視
図である。
【図9】挿着用マガジンの側面図である。
【図10】クランプ面を示す挿着用マガジンの底面図で
ある。
【図11】挿着用マガジンを下方からみた斜視図であ
る。
【図12】クランプ面の部分平面図であり、(a)はク
ランプを解除する状態を示し、(b)はオートヒューズ
をクランプした状態を示している。
【図13】供給用マガジンに整列されたオートヒューズ
を挿着用マガジンによってクランプする一工程を示す斜
視図である。
【図14】挿着用マガジンによってクランプしたオート
ヒューズをヒューズボックスへ挿着する動作を示す斜視
図である。
【図15】オートヒューズの概略図であり、(a)は側
面、(b)は端面を示している。
【図16】ヒューズボックス付きのワイヤーハーネスア
センブリがセットされた状態の検査図板を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
F オートヒューズ F1 ケーシング F2 溶断部 F3 頭部 F4 胴部 F4a 側面 F5 凸段差 F6 鍔部 F7 板状端子 A 供給用マガジン A2 整列部 A4a 基板部材 A8 エアシリンダ(ストッパ手段) B1a クランプ面 C クランプ機構 C1 固定保持片 C3 可動保持片 C4 圧縮コイルばね(付勢手段) C5 操作手段

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶断部を内包した、薄肉偏平な板状の樹脂
    ケーシングと、このケーシングの頭部側面に胴部側面か
    らの凸段差を設けて形成した鍔部と、上記ケーシングの
    下部に突設した板状端子とを備えたオートヒューズを、
    ヒューズボックスに装着する、オートヒューズ挿着装置
    において、 並列に設けられた複数列の溝条であって、列毎に所要の
    種類のオートヒューズを連ねるとともに上記凸段差を用
    いてオートヒューズの胴部側面を吊り下げ状に遊嵌した
    状態で、オートヒューズを自動的に送る溝条、及びこれ
    ら溝条の終端部を横断して設けられた整列部であって、
    溝条の各列の先頭のオートヒューズからなる一群を、ヒ
    ューズボックスでの挿着形態に整列させる整列部を含ん
    だ供給用マガジンと、 この供給用マガジンと分離して設けられた手持ち型の挿
    着用マガジンであって、供給用マガジンの整列部に整列
    された一群のオートヒューズの鍔部を、整列状態のまま
    解除可能にクランプするクランプ機構を含み、このクラ
    ンプ機構によってクランプした上記一群のオートヒュー
    ズを、ヒューズボックスへ一括して挿入する挿着用マガ
    ジンとを備えたことを特徴とするオートヒューズ挿着装
    置。
  2. 【請求項2】上記請求項1記載のオートヒューズ挿着装
    置において、 上記供給用マガジンに、 上記各溝条内へ進退自在に設けられ、溝条内に突出する
    ことによって、整列部へのオートヒューズの進出を、溝
    条の列毎に選択的に阻止するストッパ手段を備えたこと
    を特徴とするオートヒューズ挿着装置。
  3. 【請求項3】上記請求項1又は2記載のオートヒューズ
    挿着装置において、 上記挿着用マガジンのクランプ機構には、 上記供給用マガジンの整列部に対向される、挿着用マガ
    ジン本体のクランプ面に、整列状態のオートヒューズの
    配置間隔に合わせて突出形成された複数の固定保持片、 各固定保持片との間にそれぞれオートヒューズの頭部側
    面をクランプする可動保持片であって、クランプする位
    置とクランプを解除する位置とに、クランプ面に沿って
    一括してスライドされる複数の可動保持片、 これらの可動保持片を上記クランプする位置に付勢する
    付勢手段、及びこの付勢手段に抗して可動保持片を上記
    クランプを解除する位置にスライドさせる操作手段が備
    えられていることを特徴とするオートヒューズ挿着装
    置。
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US08/254,869 US5489885A (en) 1993-06-11 1994-06-06 Automotive fuse inserting and attaching apparatus
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GB2280069B (en) 1997-01-22
GB2280069A (en) 1995-01-18
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GB9411506D0 (en) 1994-08-03
US5489885A (en) 1996-02-06

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