JP2568526Y2 - フローティング式ブレーキディスク - Google Patents
フローティング式ブレーキディスクInfo
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 4
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 4
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Description
られるフローティング式のブレーキディスクにおけるデ
ィスク結合部に関する。
クにわたる凹部にピンを挿通して両部材の相対回転を制
限し、該ピンに設けたフランジと皿ばねでハブとディス
クを挾持して両部材の軸方向の相対移動を制限するのが
一般であり、制動時の感覚を一定にするために、皿ばね
を正しいセット荷重で取付けると共に、使用中にセット
荷重の変化が生じないことが必要である。そして、使用
される皿ばねの形式には、例えば実公平1−40347
に示される二つの形式がある。
ねaは、単純な円錐台形をなしており、該皿ばねaは、
ハブbとリング状のディスクcにわたる凹部に挿通さ
れ、かつ段部d1と小径部d2をもつピンdに嵌められ、
段部d1上にかしめ止めされるワッシャeで加圧されて
いる。しかし、この形式のものは図5(b)に示すよう
に、組付け時に皿ばねaが中心からずれて段部d1に乗
り上げ易く、このままかしめると、例えば図5(c)のよ
うに、皿ばねaは、ハブbには接するが、ディスクcと
は接触せず、これに弾力を作用させることができない。
うに、皿ばねfに中心穴をもつ底部f1を備えたもので
あり、その中心穴がピンdの小径部d2に嵌合してい
る。この構造によれば、組付け時に皿ばねfがずれるこ
とはないが、使用中に底部外周のf2部が繰返しの曲げ
を受けるため、該f2部が疲労し易い難点がある。
皿ばね等のばねを正しい位置に設けて正しいセット荷重
をかけることが容易にできる手段を得ること、及びばね
のセット荷重が変化しない手段を得ることを課題とす
る。
の手段の一つは、請求項1に記載したとおり、ハブの外
周面とリング状のディスクの内周面に対向する多数の凹
部を設け、該凹部に挿入するピンの軸部の一端のフラン
ジと、該軸部の他端に装着する皿ばね及びワッシャとに
よって、ハブとディスクを挾持するフローティング式ブ
レーキディスクにおいて、ピンの軸部より大径の位置に
皿ばね側を向く突出部をもつフランジを、前記軸部の外
端に固定し、前記突出部で皿ばねを加圧することを特徴
とする。また、他の手段は、ハブの外周面とリング状の
ディスクの内周面に対向する多数の凹部を設け、該凹部
に挿入するピンの軸部の一端のフランジと、該軸部の他
端に装着するばね及びワッシャとによって、ハブとディ
スクを挾持するフローティング式ブレーキディスクにお
いて、ばねとハブ及びディスクの側面との間に保護ワッ
シャを介設したことを特徴とする。
ねをピンに嵌めたとき、皿ばねの外端はピンの段部より
軸方向内方にあるから、位置ずれすることがなく、ワッ
シャをかしめた後は、その突出部に押されて所定のセッ
ト荷重が発生する。
の位置ずれはピンによって防止され、ばねによるハブ及
びディスクの側面の摩耗は保護ワッシャによって防止さ
れるから、ばねの圧縮量は変化せずセット荷重の変化は
防止される。
2において1はフローティング式のブレーキディスク
で、2はハブ、3はリング形のディスクであり、ハブ2
の外周とディスク3の内周の間には僅かの間隙が存し、
かつ対向する半円形の凹部4、5が多数組設けてあり、
ハブ2とディスク3は、凹部4、5に挿入したピン6に
よって僅かに相対移動可能に接続され、かつピン6で保
持される皿ばね7で前記相対移動が抵抗を与えてがたつ
きを防止するようになっている。
の一端にフランジ6bが形成され、他端に段部6cと小
径部6dを備える。ハブ2及びディスク3の厚さをT、
皿ばね7の中心穴7aまでの無負荷時の高さをHとした
とき、軸部6aの長さLは、実質上T+H以上とされ、
皿ばね7の横ずれによりその穴側の部分が段部6cに乗
るのを防止する。
り外側の位置に、皿ばね7側に突出する突出部8aが同
心状に設けられており、該突出部8aの段差量は、ワッ
シャ8が段部6c上に着座したとき皿ばね7を押圧して
所定の圧力を生じさせる高さとされる。
シャ8を嵌め、図2(a)に示すように小径部6dをかし
めると、突部8aで皿ばね7が加圧されて所定のセット
圧力が生じるが、この組付け作業のとき皿ばね7の中心
穴7aをピン6の軸部6aに嵌めさえすれば、皿ばね7
は該軸部6aによって横ずれを防止される。
し易いものであるときは、図3に示すようにハブ2及び
ディスク3の側面と皿ばね7の間に耐摩耗性の高い保護
ワッシャ9を介設して皿ばね7によるかじりを防止する
が、この場合も、皿ばね7の非圧縮時の高さは、段部6
cより実質上低くされる。
横ずれを防止したもので、皿ばね7は、ピン6のフラン
ジ6b側に設置され、保護ワッシャ9を介してハブ2及
びディスク3を押圧する。組付けには、まずピン6に皿
ばね7と保護ワッシャ9を嵌め、次にこのピン6を凹部
5、6に通し、小径部6dにワッシャ8を嵌め、小径部
6dをかしめることにより完成する。
ん、保護ワッシャ9もピン6のフランジ6b側に配置さ
れるので、段部6cに誤ってかしめられることはない。
えてリングにねじり又は波形の変形を加えたウエーブス
プリングを使用することができる。
1の考案においては、皿ばねの高さを、その中心穴が無
負荷時にピンの段部に達しない高さとしたので、ワッシ
ャをかしめ止めするとき、該皿ばねをピンの段部上に誤
って挾み込むことがなく、正しいセット荷重を保持させ
て組付けことができる。
びディスクの側面が硬いバネの端部によってかじられて
摩耗するのを、介在する保護ワッシャによって防止する
から、該摩耗によりばねのセット荷重特性が変化するの
を防止できる利点を有する。更に、ブレーキ時に摩擦熱
が発生しても、該摩擦熱がばねに直接伝導されることは
保護ワッシャによって阻止され、高い摩擦熱が発生して
も、ばねは温度上昇が少く、ばね特性が変化してセット
荷重特性を変化することを未然に防止できる利点を有す
る。
後を示す。
(c)は不正確な組付けを示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 ハブの外周面とリング状のディスクの内
周面に対向する多数の凹部を設け、 該凹部に挿入するピンの軸部の一端のフランジと、該軸
部の他端に装着する皿ばね及びワッシャとによって、 ハブとディスクを挾持するフローティング式ブレーキデ
ィスクにおいて、 ピン(6)の軸部(6a)の長さを、ハブ(2)又はディスク(3)
の厚さ(T)と、無負荷の皿ばね(7)の穴内面までの高さ
(H)との和以上とし、 ピン(6)の軸部(6a)より大径の位置に皿ばね(7)側を向く
突出部(8a)をもつフランジ(8)を、前記軸部(6a)の外端
に固定し、 前記突出部(8a)で皿ばね(7)を加圧することを特徴とす
る、フローティング式ブレーキディスク。 - 【請求項2】 ハブの外周面とリング状のディスクの内
周面に対向する多数の凹部を設け、 該凹部に挿入するピンの軸部の一端のフランジと、該軸
部の他端に固定するワッシャと、前記ハブ及びディスク
の側面に圧接するばねとによって、 ハブとディスクを挾持するフローティング式ブレーキデ
ィスクにおいて、 ばね(7)とハブ(2)及びディスク(3)の側面との間に保護
ワッシャ(9)を介設したことを特徴とする、フローティ
ング式ブレーキディスク。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993003896U JP2568526Y2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | フローティング式ブレーキディスク |
DE69409988T DE69409988T2 (de) | 1993-02-10 | 1994-02-02 | Schwimmend gelagerte Bremsscheibe |
EP94101566A EP0610797B1 (en) | 1993-02-10 | 1994-02-02 | Floating type brake disk assembly |
US08/516,688 US5520269A (en) | 1993-02-10 | 1995-08-18 | Floating type brake disk assembly |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993003896U JP2568526Y2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | フローティング式ブレーキディスク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0662233U JPH0662233U (ja) | 1994-09-02 |
JP2568526Y2 true JP2568526Y2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=11569955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993003896U Expired - Lifetime JP2568526Y2 (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | フローティング式ブレーキディスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568526Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20040182660A1 (en) * | 2001-06-13 | 2004-09-23 | Lorenzo Cavagna | Composite disk for a disk brake |
JP4638248B2 (ja) * | 2005-01-25 | 2011-02-23 | ナブテスコ株式会社 | ディスクパッド |
JP5428505B2 (ja) * | 2009-04-30 | 2014-02-26 | サンスター技研株式会社 | フローティングブレーキディスクの組立方法 |
CN109707843A (zh) * | 2019-03-14 | 2019-05-03 | 重庆青山工业有限责任公司 | 手动变速器换挡转臂装置 |
-
1993
- 1993-02-10 JP JP1993003896U patent/JP2568526Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0662233U (ja) | 1994-09-02 |
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