JP2568085B2 - シヤンプ− - Google Patents
シヤンプ−Info
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- modified organopolysiloxane
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Description
毛髪に対する刺激はあってはならない。従来のシャンプ
ーの多くは、アニオン系界面活性剤、たとえばアルキル
硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、α−オレフィンスル
ホン酸塩、アルキルリン酸エステル塩などを基剤とす
る。洗髪後の髪に、自然な艶、なめらかさ、しなやか
さ、くし通りの良さを与えるために、アミノ変性ポリシ
ロキサンを配合することが提案されている。例えば、特
開昭60-56916号公報では、アミノシロキサンの水性エマ
ルジョン、ラウリルエーテル硫酸ナトリウムおよびリノ
レインジエタノールアミド等より成るシャンプーが開示
されている(実施例3)。該公報において界面活性剤
は、アニオン性又は非イオン性のもののみである。
サン、界面活性剤、凍結−解凍安定性を与える添加物
(エチレングリコールなど)および水から成るリンス組
成物が記載され、界面活性剤はカチオン性、アニオン性
および非イオン性界面活性剤である。特開昭61-6号公報
には、アミノ変性シリコーンコンディショニング剤約0.
1〜約10%、ジメチコーンコポリオール約0.01〜約10
%、脂質ビヒクル物質約0.1〜約10%、カチオン性界面
活性剤ビヒクル物質約0.05〜約5%および残部の水から
成るリンス組成物が開示される。
含むシャンプーは従来提案されていた。かかるシャンプ
ーはアミノ変性オルガノポリシロキサン自体又はその単
なるエマルジョンを添加剤として含有している。
界面活性剤を主成分として含む。ところが、実際にはア
ミノ変性オルガノポリシロキサン自体又はそのエマルジ
ョンを、アニオン系界面活性剤を含むシャンプーに添加
すると系が不安定になり、凝集・分離が起りやすいとい
う問題があることが判った。
の特性を生かしたシャンプーであって、系の安定性が良
いシャンプーを提供することにある。
(R10O)3SiR11NHR12NH2(式中、R10はアルキル基であ
り、R11とR12はアルキレン基であり、R11とR12は同一で
も、異なっていてもよい)で示されるアミノ基含有オル
ガノトリアルコキシシランをカチオン系界面活性剤によ
り水中に乳化後、アルカリ金属水酸化物を触媒として乳
化重合し、酸で中和して作られたアミノ変性オルガノポ
リシロキサンエマルジョン及び下記式(I)〜(III)
に示す両性界面活性剤から選択された少なくとも一種の
両性界面活性剤を含むことを特徴とするシャンプー組成
物によって解決できることが見い出された。
素、Na又はCH2COOR4(R4はH、Na又は有機塩基の残基で
ある)、R3はCOO-、CH2COO-を表す]のイミダゾリニウ
ムベタイン系化合物、 式(II): [式中、R5は炭素数10〜20のアルキル基であり、R6はCO
O-又はSO3 -、nは1〜3の整数を表す]のアルキルアミ
ノベタイン系化合物、及び 式(III): [式中、R8は炭素数10〜20のアルキル基であり、mは2
〜3の整数を表す]のアミドベタイン系化合物。
ポリシロサン及びアニオン性界面活性剤を含むシャンプ
ーに比べて、本発明のシャンプーにおいてはアミノ変性
オルガノポリシロキサンが凝集せず、経日安定性が極め
て良く、また温和な洗浄力を持っている。なお、界面活
性剤として非イオン性界面活性剤のみを用いてアミノ変
性オルガノポリシロキサンと組合せた場合には、系は安
定であるが、洗浄力が全く不足であり、シャンプーとし
て実用できない。非イオン性界面活性剤は通常、泡立て
のために添加されるものである。
ョン自体は公知であり、環状ジオルガノポリシロキサン
と下記所定の式で示されるアミノ基含有オルガノトリア
ルコキシシランをカチオン系界面活性剤により水中に乳
化後、アルカリ金属水酸化物を触媒として乳化重合し、
酸で中和して得ることができる。環状ジオルガノポリシ
ロキサンとしては、 式 〔式中、R1はメチル基、エチル基、プロピル基等のアル
キル基、nは3〜8の整数である。〕 が例示される。アミノ基含有オルガノトリアルコキシシ
ランとしては、式(R10O)3SiR11NHR12NH2(式中、R10は
メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基であ
り、R11とR12はメチレン基、エチレン基、プロピレン
基、ブチレン基等のアルキレン基であり、R11とR12は同
一でも、また異なっていてもよい)が用いられる。
例としては(CH3O)3SiCH2CH2CH2NHCH2CH2NH2、(CH3CH2O)
3SiCH2CH2CH2NHCH2CH2NH2、 がある。
代表例は、米国Cosmetic Ingredient Dictionary(Thir
d Edition)の18ページ、AMODIMETHICONEの項に記載さ
れている式 (式中、p及びqは分子量3,000〜50,000を満す数であ
る)で示されるもの、又はこれの水酸基をアルコキシ基
で置換したものであり、分子量は3,000〜50,000であ
る。
ョンの市販品としては、SM8702C(トーレ・シリコーン
株式会社)やDC929(ダウ・コーニング株式会社)等が
挙げられる。
に用いられる好ましいカチオン系界面活性剤としては、 式 R5n(CH3)4-nN+Cl- 〔式中、R5は平均炭素数10〜30のアルキル基であり、n
は平均値で1〜2である〕 が例示されるが、これらに限定されない。その他に必要
に応じて、安定化剤としてHLB8以上のノニオン系界面活
性剤が添加される。良好な乳化のためにはカチオン系界
面活性剤が必要である。
は、KOH,NaOH,LiOH等が例示される。中和のための酸と
しては、酢酸、リン酸、シュウ酸、塩酸、硫酸等が例示
される。
アミノ変性オルガノポリシロキサンの含有量は、通常20
〜60重量%、特に30〜50重量%である。
(I)〜(III)に示す公知のものから選択される。好
ましいものとして、式(I)からは2−アルキル−N−
カルボキシメチル−N−ヒドロキシイミダゾリニウムベ
タイン、式(II)からは、ラウリルジメチルアミノ酢酸
ベタイン、ヤシ油脂肪酸ジメチルアミノスルホベタイ
ン、式(III)からはヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメ
チルアミノ酢酸ベタイン等が挙げられる。
含有量は、本発明の効果を損わない範囲で適宜定められ
るが、好ましくは両性界面活性剤が1〜15重量%。アミ
ノ変性オルガノポリシロキサンエマルジョンが0.5〜10
重量%である。
えば香料、防腐剤、色素、泡立て剤などを更に含むこと
ができる。
リシロキサンエマルジョンを含むことによる洗髪後の髪
の自然な艶、なめらかさ、しなやかさ、くし通りの良さ
を示し、かつ特定の両性界面活性剤による温和な洗浄力
を有し、長期間保存してもアミノ変性オルガノポリシロ
キサンの凝集がない。
マルジョンは、下記の如くに作られた。
イド5部を溶解した。別の容器でγ−(β−アミノエチ
ル)アミノプロピルトリエトキシシラン1.5部とオクタ
メチルシクロテトラシロキサン38.5部とを予め混合し
た。次いで攪拌しながら両者を混合し、コロイドミル乳
化機を用いて5/1000インチの間隔で2回通過させた。次
に水酸化ナトリウムでpH12.5に調整した後、80℃で3時
間加熱、30℃で6時間保持した後に酢酸でpH7とした。
次に安定化のために、ポリオキシエチレン(9)ノニル
フェニルエーテル0.5部を添加攪拌し、アミノ変性オル
ガノポリシロキサンエマルジョンを得た。
は、前記の式においてはp=100、q=2、分子量約800
0のアミノ変性ポリシロキサンを主成分とし、これを約4
0重量%含むカチオン水性エマルジョンである。
ン 5.0 香料 0.3 防腐剤 0.1 色素 微量 水 残部 攪拌装置を備えた容器に所定量の水を入れ、これにア
ミノ変性オルガノポリシロキサンエマルジョン及びヤシ
油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタインを
添加して均一に攪拌溶解した。更に、防腐剤、香料及び
色素を添加して均一に溶解し、半透明乳白色の均一なシ
ャンプーとした。
月貯蔵したとき経日安定性が良好であった。
洗滌力と共に、洗髪後の自然な艶、なめらかさ、しなや
かさ、くし通りの良さ等に優れていた。。
イミダゾリニウムベタイン 10.0 香料 0.3 防腐剤 0.1 色素 微量 水 残部 攪拌装置を備えた容器に所定量の水を入れ、これにア
ミノ変性オルガノポリシロキサンエマルジョン及び2−
アルキル−N−カルボシキメチル−N−ヒドロキシイミ
ダゾリニウムベタインを添加して均一に攪拌溶解した。
更に、防腐剤を添加して均一に攪拌溶解した。半透明乳
白色の均一な液体になった後、香料、色素を添加した。
このように調製したシャンプー組成物は、40℃で3ヶ月
貯蔵したときの経日安定性が良好であった。
洗浄力と共に、洗髪後の自然な艶、なめらかさ、しなや
かさ、くし通りの良さ等に優れていた。
ンプーを作った。
脂肪酸ジメチルアミノスルホベタインとアミノ変性オル
ガノポリシロキサンエマルジョンを組合せて用いること
により、シャンプーの経日安定性が著しく向上したこと
が判る。
Claims (1)
- 【請求項1】環状ジオルガノポリシロキサンと式(R10O)
3SiR11NHR12NH2(式中、R10はアルキル基であり、R11と
R12はアルキレン基であり、R11とR12は同一でも、異な
っていてもよい)で示されるアミノ基含有オルガノトリ
アルコキシシランをカチオン系界面活性剤により水中に
乳化後、アルカリ金属水酸化物を触媒として乳化重合
し、酸で中和して作られたアミノ変性オルガノポリシロ
キサンエマルジョン及び下記式(I)〜(III)に示す
両性界面活性剤から選択された少なくとも一種の両性界
面活性剤を含むことを特徴とするシャンプー組成物 式(I): [式中、R1は平均炭素数10〜20の脂肪酸残基、R2は水
素、Na又はCH2COOR4(R4はH、Na又は有機塩基の残基で
ある)、R3はCOO-、CH2COO-を表す]のイミダゾリニウ
ムベタイン系化合物、 式(II): [式中、R5は炭素数10〜20のアルキル基であり、R6はCO
O-又はSO3 -、nは1〜3の整数を表す]のアルキルアミ
ノベタイン系化合物、 式(III): [式中、R8は炭素数10〜20のアルキル基であり、mは2
〜3の整数を表す]のアミドベタイン系化合物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62141562A JP2568085B2 (ja) | 1987-06-08 | 1987-06-08 | シヤンプ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62141562A JP2568085B2 (ja) | 1987-06-08 | 1987-06-08 | シヤンプ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63307810A JPS63307810A (ja) | 1988-12-15 |
JP2568085B2 true JP2568085B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=15294858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62141562A Expired - Lifetime JP2568085B2 (ja) | 1987-06-08 | 1987-06-08 | シヤンプ− |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2568085B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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US5211883A (en) * | 1989-04-14 | 1993-05-18 | Kao Corporation | Shampoo composition |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6351314A (ja) * | 1986-08-20 | 1988-03-04 | Kao Corp | 毛髪化粧料 |
-
1987
- 1987-06-08 JP JP62141562A patent/JP2568085B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6351314A (ja) * | 1986-08-20 | 1988-03-04 | Kao Corp | 毛髪化粧料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS63307810A (ja) | 1988-12-15 |
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