JP2567609Y2 - 建設機械におけるポンプの制御回路 - Google Patents
建設機械におけるポンプの制御回路Info
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- JP2567609Y2 JP2567609Y2 JP6998792U JP6998792U JP2567609Y2 JP 2567609 Y2 JP2567609 Y2 JP 2567609Y2 JP 6998792 U JP6998792 U JP 6998792U JP 6998792 U JP6998792 U JP 6998792U JP 2567609 Y2 JP2567609 Y2 JP 2567609Y2
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- negative control
- rotation
- pressure
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- Operation Control Of Excavators (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は建設機械におけるポンプ
の制御回路に関するものである。
の制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の油圧で駆動される建設
機械においては、ネガティブコントロ−ル(以下ネガコ
ンという)と呼ばれる制御で操作中立時の省エネを行な
う可変容量ポンプによりその圧油を得ている場合が多
い。ところがこのネガコンを従来技術で採用するとポン
プ回転数によってその特性が変化し、操作性に悪影響を
及ぼしていた。
機械においては、ネガティブコントロ−ル(以下ネガコ
ンという)と呼ばれる制御で操作中立時の省エネを行な
う可変容量ポンプによりその圧油を得ている場合が多
い。ところがこのネガコンを従来技術で採用するとポン
プ回転数によってその特性が変化し、操作性に悪影響を
及ぼしていた。
【0003】図5に示す如く可変容量ポンプ1をネガコ
ンとする場合、アクチュエ−タの動きを制御する方向切
換弁2には操作中立時にポンプ1からの吐出油を通すセ
ンタ−バイパス3(操作量に応じてその開口面積が減少
する)があり、その最下流にはネガコン用圧力(以下ネガ
コン圧という)Pを発生させるためのネガコン絞り4が
ある。ネガコン圧Pをネガコン信号ライン5を介して、
例えば図6に示す様な特性を有するレギュレ−タ6に導
くと、操作中立時はポンプ流量q(cc/rev)は少なく操作
して、ポンプ流量qの一部がアクチュエ−タに供給され
るとセンタ−バイパス3を通る流量が減少し、ネガコン
絞り4で発生するネガコン圧Pも減少する。このため先
のレギュレ−タ6の特性に従いポンプ流量qが増加して
いく。以上により操作中立時の無駄なポンプ流量を減ら
し省エネルギ−を図っている。
ンとする場合、アクチュエ−タの動きを制御する方向切
換弁2には操作中立時にポンプ1からの吐出油を通すセ
ンタ−バイパス3(操作量に応じてその開口面積が減少
する)があり、その最下流にはネガコン用圧力(以下ネガ
コン圧という)Pを発生させるためのネガコン絞り4が
ある。ネガコン圧Pをネガコン信号ライン5を介して、
例えば図6に示す様な特性を有するレギュレ−タ6に導
くと、操作中立時はポンプ流量q(cc/rev)は少なく操作
して、ポンプ流量qの一部がアクチュエ−タに供給され
るとセンタ−バイパス3を通る流量が減少し、ネガコン
絞り4で発生するネガコン圧Pも減少する。このため先
のレギュレ−タ6の特性に従いポンプ流量qが増加して
いく。以上により操作中立時の無駄なポンプ流量を減ら
し省エネルギ−を図っている。
【0004】ところで図6に示すレギュレ−タの特性
は、外部からの信号圧力(ネガコン圧)Pに対するポンプ
1回転当たりの吐出量であるから、実際のポンプ吐出流
量はポンプ回転数で変化し、図7に示す様な特性にな
り、ポンプ自らの吐出流量とネガコン絞り4でネガコン
圧Pを発生させている従来技術では操作中立時のスタン
バイ流量がポンプ回転数で変化してしまうことになる。
は、外部からの信号圧力(ネガコン圧)Pに対するポンプ
1回転当たりの吐出量であるから、実際のポンプ吐出流
量はポンプ回転数で変化し、図7に示す様な特性にな
り、ポンプ自らの吐出流量とネガコン絞り4でネガコン
圧Pを発生させている従来技術では操作中立時のスタン
バイ流量がポンプ回転数で変化してしまうことになる。
【0005】油圧ショベル等の建設機械では、ポンプ高
速回転の状態でレギュレ−タ(スタンバイ流量)の設定
を行なっているので中・低回転時は、スタンバイ流量が
減少してしまうことになる。ここでアクチュエ−タにポ
ンプ流量が供給されるまでのポンプ吐出圧:Pにはスタ
ンバイ流量;Qと、センタ−バイパス開口面積:Aとの
間に次のような関係がある。P∝Q2/A2
速回転の状態でレギュレ−タ(スタンバイ流量)の設定
を行なっているので中・低回転時は、スタンバイ流量が
減少してしまうことになる。ここでアクチュエ−タにポ
ンプ流量が供給されるまでのポンプ吐出圧:Pにはスタ
ンバイ流量;Qと、センタ−バイパス開口面積:Aとの
間に次のような関係がある。P∝Q2/A2
【0006】又、センタ−バイパス開口面積:Aは操作
量に応じて減少する(逆比例関係にある)から、スタン
バイ流量が十分にあるポンプ高速回転時と比較してスタ
ンバイ流量が減少する。ポンプ中・低速回転状態で、あ
る一定のポンプ吐出圧(負荷圧+α)を得ようとするに
は操作量を多くしなければならず、操作感覚、特にアク
チュエ−タの動き出しポイントに違いが出るという不具
合がある。
量に応じて減少する(逆比例関係にある)から、スタン
バイ流量が十分にあるポンプ高速回転時と比較してスタ
ンバイ流量が減少する。ポンプ中・低速回転状態で、あ
る一定のポンプ吐出圧(負荷圧+α)を得ようとするに
は操作量を多くしなければならず、操作感覚、特にアク
チュエ−タの動き出しポイントに違いが出るという不具
合がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】従来技術の問題点に鑑
み、ネガティブコントロ−ル(ネガコン)を採用した場
合、ポンプ回転数によってその特性が変化し、操作性に
悪影響を及ぼしていた問題を解決することを目的とす
る。
み、ネガティブコントロ−ル(ネガコン)を採用した場
合、ポンプ回転数によってその特性が変化し、操作性に
悪影響を及ぼしていた問題を解決することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】可変容量ポンプ1のレギ
ュレ−タ6にコントロ−ラ10で制御された信号圧力を
導き、1回転当りの吐出量を変化させると共に、可変容
量ポンプ1あるいはこれを駆動する原動機の回転数を回
転センサ8により感知して、ネガコン圧に対する1回転
当りの吐出量特性を変化させ、これにより操作中立時の
スタンバイ流量をポンプ回転数に拘らず一定に保ちうる
ようにした。
ュレ−タ6にコントロ−ラ10で制御された信号圧力を
導き、1回転当りの吐出量を変化させると共に、可変容
量ポンプ1あるいはこれを駆動する原動機の回転数を回
転センサ8により感知して、ネガコン圧に対する1回転
当りの吐出量特性を変化させ、これにより操作中立時の
スタンバイ流量をポンプ回転数に拘らず一定に保ちうる
ようにした。
【0009】
【実施例】図1に基いて説明する。1は可変容量ポン
プ、2は方向切換弁、3はセンタ−バイパス、4はネガ
コン絞りである。5はネガコン信号ライン、6はレギュ
レ−タである。7はネガコン圧Pを電気信号に変換する
圧力センサ−、8はポンプ1の回転数を電気信号に変換
する回転センサである。この回転センサ8からの信号を
もとに、その2次圧がポンプレギュレ−タ6(例えば図
2のような特性を有するもの)に導かれている電磁比例
減圧弁9を制御するコントロ−ラ10から成っている。
プ、2は方向切換弁、3はセンタ−バイパス、4はネガ
コン絞りである。5はネガコン信号ライン、6はレギュ
レ−タである。7はネガコン圧Pを電気信号に変換する
圧力センサ−、8はポンプ1の回転数を電気信号に変換
する回転センサである。この回転センサ8からの信号を
もとに、その2次圧がポンプレギュレ−タ6(例えば図
2のような特性を有するもの)に導かれている電磁比例
減圧弁9を制御するコントロ−ラ10から成っている。
【0010】
【作用】例えば図2のような特性を有するレギュレ−タ
に対して、基準ポンプ回転数:N1(従来技術同様、高速
回転)と、実際のポンプ回転数:N2との比:a=N1/
N2を求め、実際の最小吐出量:qmin1に対して、見か
け上の最小吐出量:qmin2=a×qmin1となる(図3
参照)ように電磁比例減圧弁9の2次圧:Piを制御
し、従来技術のネガコン特性(図7)に対して図4のよ
うなネガコン特性にする。以上によりポンプ回転数によ
らない一定のスタンバイ流量Qsが得られるので、従来
技術にあった不具合が解消され、操作性が向上する。
に対して、基準ポンプ回転数:N1(従来技術同様、高速
回転)と、実際のポンプ回転数:N2との比:a=N1/
N2を求め、実際の最小吐出量:qmin1に対して、見か
け上の最小吐出量:qmin2=a×qmin1となる(図3
参照)ように電磁比例減圧弁9の2次圧:Piを制御
し、従来技術のネガコン特性(図7)に対して図4のよ
うなネガコン特性にする。以上によりポンプ回転数によ
らない一定のスタンバイ流量Qsが得られるので、従来
技術にあった不具合が解消され、操作性が向上する。
【0011】
【効果】可変容量ポンプ1のレギュレ−タ6にコントロ
−ラ10で制御された信号圧力を導き、1回転当りの吐
出量を変化させると共に、可変容量ポンプ1あるいはこ
れを駆動する原動機の回転数を回転センサ8により感知
して、ネガコン圧に対する1回転当りの吐出量特性を変
化させ、これにより操作中立時のスタンバイ流量をポン
プ回転数に拘らず一定に保ちうるようにした。この構成
にしたので、ポンプ回転数によってその特性が変化し、
操作性に悪影響を及ぼしていた問題を解決することがで
きる。
−ラ10で制御された信号圧力を導き、1回転当りの吐
出量を変化させると共に、可変容量ポンプ1あるいはこ
れを駆動する原動機の回転数を回転センサ8により感知
して、ネガコン圧に対する1回転当りの吐出量特性を変
化させ、これにより操作中立時のスタンバイ流量をポン
プ回転数に拘らず一定に保ちうるようにした。この構成
にしたので、ポンプ回転数によってその特性が変化し、
操作性に悪影響を及ぼしていた問題を解決することがで
きる。
【図1】本考案に関る油圧ポンプの制御回路図。
【図2】レギュレ−タの特性図。
【図3】電磁比例弁の2次圧とポンプ吐出量qの特性
図。
図。
【図4】ネガコン圧Pとポンプ吐出量qの特性図。
【図5】従来型油圧ポンプの制御回路図。
【図6】レギュレ−タの特性図。
【図7】従来のネガコン特性図。
1 可変容量ポンプ 2 方向切換弁 3 センタ−バイパス 4 ネガコン絞り 5 ネガコン信号ライン 6 レギュレ−タ 7 圧力センサ− 8 回転センサ 9 電磁比例減圧弁 10 コントロ−ラ P ネガコン圧 Pi 電磁比例弁の
2次圧
2次圧
Claims (1)
- 【請求項1】 可変容量ポンプ(1)のレギュレ−タ(6)
にコントロ−ラ(10)で制御された信号圧力を導き、1回
転当りの吐出量(cc/rev)を変化させると共に、可変容量
ポンプ(1)あるいはこれを駆動する原動機の回転数を回
転センサ(8)により感知して、ネガコン圧Pに対する1
回転当りの吐出量特性を変化させ、これにより操作中立
時のスタンバイ流量をポンプ回転数に拘らず一定に保ち
うるようにした建設機械におけるポンプの制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6998792U JP2567609Y2 (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 建設機械におけるポンプの制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6998792U JP2567609Y2 (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 建設機械におけるポンプの制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628304U JPH0628304U (ja) | 1994-04-15 |
JP2567609Y2 true JP2567609Y2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=13418535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6998792U Expired - Lifetime JP2567609Y2 (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 建設機械におけるポンプの制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567609Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-14 JP JP6998792U patent/JP2567609Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0628304U (ja) | 1994-04-15 |
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