JP2566274Y2 - インバータ装置 - Google Patents
インバータ装置Info
- Publication number
- JP2566274Y2 JP2566274Y2 JP1988070177U JP7017788U JP2566274Y2 JP 2566274 Y2 JP2566274 Y2 JP 2566274Y2 JP 1988070177 U JP1988070177 U JP 1988070177U JP 7017788 U JP7017788 U JP 7017788U JP 2566274 Y2 JP2566274 Y2 JP 2566274Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- load
- acceleration
- output current
- motor
- deceleration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はGD2のみの例えばファンや遠心分離機等の
負荷を回転駆動する交流電動機の変速制御用インバータ
装置において、前記電動機の許容最大負荷GD2より小さ
い多様な負荷GD2に設定値を変えることなくかつ負荷GD2
の小さいものほど加速および減速時間が短くなるように
自動調整して対応することができるように改良したもの
に関する。
負荷を回転駆動する交流電動機の変速制御用インバータ
装置において、前記電動機の許容最大負荷GD2より小さ
い多様な負荷GD2に設定値を変えることなくかつ負荷GD2
の小さいものほど加速および減速時間が短くなるように
自動調整して対応することができるように改良したもの
に関する。
反抗トルクのないGD2のみの負荷からなる例えばファ
ンや遠心分離機等では負荷GD2をいろいろ変えて使用す
ることであり、このような負荷を回転駆動する交流電動
機の変速制御用インバータ装置では一般に出力電流と加
速および減速時間の設定値を多様な負荷GD2に対応させ
てその都度変更制御するようにしていた。これは同一加
減速時間ではGD2の大きいほうがまた同一負荷GD2では加
減速時間の短いほうが加速および減速時の出力電流が大
きくなるので、前記設定値を変えないとこの設定値に対
応するものより負荷GD2が大きい場合には過電流でトリ
ップしてインバータ装置を運転することができなくなる
からである。前記加速時間TAおよび減速時間TDは下記の
式で計算して設定される。
ンや遠心分離機等では負荷GD2をいろいろ変えて使用す
ることであり、このような負荷を回転駆動する交流電動
機の変速制御用インバータ装置では一般に出力電流と加
速および減速時間の設定値を多様な負荷GD2に対応させ
てその都度変更制御するようにしていた。これは同一加
減速時間ではGD2の大きいほうがまた同一負荷GD2では加
減速時間の短いほうが加速および減速時の出力電流が大
きくなるので、前記設定値を変えないとこの設定値に対
応するものより負荷GD2が大きい場合には過電流でトリ
ップしてインバータ装置を運転することができなくなる
からである。前記加速時間TAおよび減速時間TDは下記の
式で計算して設定される。
ここで GD2:電動機GD2+負荷GD2 (kg-m2) N:回転速度 (rpm) TM:電動機の定格トルク (kg・m) TLmax:最大負荷トルク (kg・m) TLmin:最小負荷トルク (kg・m) K1:電動機のトルク特性、負荷特性およびインバータの
過負荷電流定格等による定数 K2:インバータの回生電力処理能による定数 前記過電流によるトリップを防止するためには出力電流
の瞬時値をフィードバック制御する方法も知られてい
る。
過負荷電流定格等による定数 K2:インバータの回生電力処理能による定数 前記過電流によるトリップを防止するためには出力電流
の瞬時値をフィードバック制御する方法も知られてい
る。
前記構造では出力電流の瞬時値で制御するために制御
手段は変換速度の速いものが必要となり、これによりイ
ンバータ装置が高価になるという欠点があった。
手段は変換速度の速いものが必要となり、これによりイ
ンバータ装置が高価になるという欠点があった。
この考案は前記の欠点を除去するために、変速制御す
る電動機の負荷GD2を変更した際に、加減速時間の設定
変更を予め行わなくても、過電流トリップなしにできる
だけ速やかに加減速を行うことを可能にする安価な手段
を提供することを目的とする。
る電動機の負荷GD2を変更した際に、加減速時間の設定
変更を予め行わなくても、過電流トリップなしにできる
だけ速やかに加減速を行うことを可能にする安価な手段
を提供することを目的とする。
この考案は前記の目的を達成するために、出力電流の
最大値と加速および減速時間を電動機1の許容最大負荷
GD2に対応させて設定し、前記最大負荷GD2より小さい負
荷の加速および減速時に出力電流の実際値を検出しこれ
が設定値を下回っていることを条件に加速および減速時
間を徐々に短くするように自動調整する手段2を備える
ようにしたものである。
最大値と加速および減速時間を電動機1の許容最大負荷
GD2に対応させて設定し、前記最大負荷GD2より小さい負
荷の加速および減速時に出力電流の実際値を検出しこれ
が設定値を下回っていることを条件に加速および減速時
間を徐々に短くするように自動調整する手段2を備える
ようにしたものである。
前記出力電流の設定値は電動機1の許容最大負荷GD2
に対応させて決めたので、負荷GD2が最大負荷GD2より小
さい限り過電流によるトリップを防止していちい設定値
を変える必要がなくなる。また負荷GD2の小さいもので
は出力電流の実際値が設定値を下回っていることを条件
に徐々に加速および減速時間を短くするようにしたので
変換速度の遅い調整手段2を使用してインバータ装置3
を安価にすることができる。
に対応させて決めたので、負荷GD2が最大負荷GD2より小
さい限り過電流によるトリップを防止していちい設定値
を変える必要がなくなる。また負荷GD2の小さいもので
は出力電流の実際値が設定値を下回っていることを条件
に徐々に加速および減速時間を短くするようにしたので
変換速度の遅い調整手段2を使用してインバータ装置3
を安価にすることができる。
第1図はこの考案の実施例を示すものである。この図
はVVVF(可変電圧可変周波数)形インバータ装置3を示
し、交流電源から受電した電力がその電圧および周波数
を可変制御するインバータ装置3を介して交流電動機1
に給電され、電動機1は変速制御される。前記インバー
タ装置3は整流用ダイオードブリッジからなるAC/DCコ
ンバータ4で整流して交流から直流に変換した受電電力
をコンバータ4に並列接続した平滑用電解コンデンサ5
に充電した後その直流出力をパワートランジスタからな
るDC/ACインバータ6で適当な電圧、周波数の交流電力
に変換制御して出力するようになっている。前記電動機
1には反抗トルクのないGD2のみの例えば図示しない遠
心分離機等の負荷が結合され、電動機1の加速および減
速時間と前記インバータ6の出力電流の設定値はそれぞ
れ電動機1の許容最大負荷GD2に対応させて決められ
る。前記設定値は最大負荷GD2より小さい多様なGD2負荷
を回転駆動する場合にも一定であり、このような負荷の
加速および減速時にはインバータ装置3の出力側にCT7
を介して設けた調整手段2で出力電流を自動調整するよ
うになっている。
はVVVF(可変電圧可変周波数)形インバータ装置3を示
し、交流電源から受電した電力がその電圧および周波数
を可変制御するインバータ装置3を介して交流電動機1
に給電され、電動機1は変速制御される。前記インバー
タ装置3は整流用ダイオードブリッジからなるAC/DCコ
ンバータ4で整流して交流から直流に変換した受電電力
をコンバータ4に並列接続した平滑用電解コンデンサ5
に充電した後その直流出力をパワートランジスタからな
るDC/ACインバータ6で適当な電圧、周波数の交流電力
に変換制御して出力するようになっている。前記電動機
1には反抗トルクのないGD2のみの例えば図示しない遠
心分離機等の負荷が結合され、電動機1の加速および減
速時間と前記インバータ6の出力電流の設定値はそれぞ
れ電動機1の許容最大負荷GD2に対応させて決められ
る。前記設定値は最大負荷GD2より小さい多様なGD2負荷
を回転駆動する場合にも一定であり、このような負荷の
加速および減速時にはインバータ装置3の出力側にCT7
を介して設けた調整手段2で出力電流を自動調整するよ
うになっている。
前記調整手段2はCT7で検出した電流をAC/DCコンバー
タ8とコンデンサ9で整流および平滑した後電流値変換
部10でCT7の一次と二次の巻数比およびシャント抵抗11
の抵抗値によって出力電流の実際値に変換し、これを出
力電流の設定値(最大値)と比較して加速・減速調整部
12で加速および減速時間を短くするかどうかを判断し出
力電流の設定値より実際値が小さい場合(負荷GD2が小
さい場合)には、徐々に加速ないし減速勾配を高めて加
速および減速時間が短くなるようにインバータ6の周波
数および電圧を自動調整するようになっている。第2図
は加速時における電動機速度とインバータ出力電流の経
過の一例を示す。前記減速時間はインバータ装置3の制
動トルクにより決まるが、100%制動トルクの場合には
一般に加速時間の1.1〜1.2倍として求められる。
タ8とコンデンサ9で整流および平滑した後電流値変換
部10でCT7の一次と二次の巻数比およびシャント抵抗11
の抵抗値によって出力電流の実際値に変換し、これを出
力電流の設定値(最大値)と比較して加速・減速調整部
12で加速および減速時間を短くするかどうかを判断し出
力電流の設定値より実際値が小さい場合(負荷GD2が小
さい場合)には、徐々に加速ないし減速勾配を高めて加
速および減速時間が短くなるようにインバータ6の周波
数および電圧を自動調整するようになっている。第2図
は加速時における電動機速度とインバータ出力電流の経
過の一例を示す。前記減速時間はインバータ装置3の制
動トルクにより決まるが、100%制動トルクの場合には
一般に加速時間の1.1〜1.2倍として求められる。
前記実施例によれば出力電流の設定値を電動機1の許
容最大負荷GD2に対応させて決めたので、負荷GD2が最大
負荷GD2より小さい限り過電流によるトリップを防止し
ていちいち設定値を変える必要がなくなる。また負荷GD
2の小さいものでは最初は設定値通りの時間勾配で加速
または減速するが出力電流の実際値が設定値以下にある
間はその勾配を徐々に高め、負荷GD2の小さいものほど
加速および減速時間が短くなるように自動調整可能と
し、これにより変換速度の遅い調整手段2を使用してイ
ンバータ装置3を安価にすることもできる。
容最大負荷GD2に対応させて決めたので、負荷GD2が最大
負荷GD2より小さい限り過電流によるトリップを防止し
ていちいち設定値を変える必要がなくなる。また負荷GD
2の小さいものでは最初は設定値通りの時間勾配で加速
または減速するが出力電流の実際値が設定値以下にある
間はその勾配を徐々に高め、負荷GD2の小さいものほど
加速および減速時間が短くなるように自動調整可能と
し、これにより変換速度の遅い調整手段2を使用してイ
ンバータ装置3を安価にすることもできる。
この考案によれば遠心分離機等のGD2負荷を回転駆動
する電動機の変速制御用インバータ装置において、出力
電流の最大値と加速および減速時間を前記電動機の許容
最大負荷GD2に対応させて設定し、前記最大負荷GD2より
小さい負荷の加速および減速時に出力電流の実際値を検
出しこれが設定値を下回っている間は徐々に加速ないし
減速勾配を高めることにより、負荷GD2の小さいものほ
ど加速および減速時間が短くなるように自動調整できる
ようにしたので、多様な負荷GD2にいちいち設定値を変
えることなく対応し、また調整手段に変換速度の遅いも
のを使用して装置全体を安価にすることができるという
効果が得られる。
する電動機の変速制御用インバータ装置において、出力
電流の最大値と加速および減速時間を前記電動機の許容
最大負荷GD2に対応させて設定し、前記最大負荷GD2より
小さい負荷の加速および減速時に出力電流の実際値を検
出しこれが設定値を下回っている間は徐々に加速ないし
減速勾配を高めることにより、負荷GD2の小さいものほ
ど加速および減速時間が短くなるように自動調整できる
ようにしたので、多様な負荷GD2にいちいち設定値を変
えることなく対応し、また調整手段に変換速度の遅いも
のを使用して装置全体を安価にすることができるという
効果が得られる。
第1図はこの考案の実施例のブロック回路図、第2図は
その実施例の動作を説明するためのタイムチャートであ
る。 1…電動機、2…調整手段、3…インバータ装置。
その実施例の動作を説明するためのタイムチャートであ
る。 1…電動機、2…調整手段、3…インバータ装置。
Claims (1)
- 【請求項1】反抗トルクがほとんどなくGD2のみの例え
ばファンや遠心分離機等の負荷を回転駆動する交流電動
機の変速制御用インバータ装置において、出力電流の最
大値と加速および減速時間を前記電動機の許容最大負荷
GD2に対応させて設定し、出力電流の実際値が設定値を
下回っていることを条件に徐々に加速および減速時間を
短くするように自動調整する手段を備えてなることを特
徴とするインバータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988070177U JP2566274Y2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | インバータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988070177U JP2566274Y2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | インバータ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01180898U JPH01180898U (ja) | 1989-12-26 |
JP2566274Y2 true JP2566274Y2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=31295436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988070177U Expired - Lifetime JP2566274Y2 (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | インバータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566274Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2738115B2 (ja) * | 1990-03-13 | 1998-04-08 | 三菱電機株式会社 | 加減速制御装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5736596A (en) * | 1980-08-14 | 1982-02-27 | Toshiba Corp | Control device for motor |
JPS60106380A (ja) * | 1983-11-11 | 1985-06-11 | Hitachi Ltd | モ−タ速度定常誤差補正装置 |
JPS6218986A (ja) * | 1985-07-15 | 1987-01-27 | Toshiba Corp | 電動機制御装置 |
JPS6469293A (en) * | 1987-09-10 | 1989-03-15 | Mitsubishi Electric Corp | Inverter device |
-
1988
- 1988-05-27 JP JP1988070177U patent/JP2566274Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01180898U (ja) | 1989-12-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4461877B2 (ja) | インバータ装置 | |
JPH1067469A (ja) | エネルギー蓄積回生エレベータシステムおよびエレベータ運転方法 | |
EP0053916B1 (en) | Control system for induction motor using inverter for ac power supply | |
JP3362753B2 (ja) | インバータ駆動誘導電動機の制動方法 | |
EP0107351B1 (en) | Synchronous motor control | |
JP2566274Y2 (ja) | インバータ装置 | |
CN101312333B (zh) | 电力变换装置 | |
JP2000210584A (ja) | ドキュメント裁断器の電気モ―タ操作方法及び装置 | |
JPH0558586A (ja) | クレーン走行用電動機の駆動装置 | |
US4207509A (en) | Converter motor | |
JPH09294396A (ja) | 速度制御装置 | |
JPH06284787A (ja) | インバータ装置の過電流失速防止方法およびインバータ装置 | |
JPS6315698A (ja) | ベクトル制御のインバータ装置 | |
JP4568998B2 (ja) | 誘導電動機の制御装置 | |
JP2569016B2 (ja) | 誘導機の制御装置 | |
JPH0591793A (ja) | インバータ装置 | |
KR950005520B1 (ko) | 권선형 모터 무저항 제어 및 모니터링 시스템 | |
SU613469A1 (ru) | Устройство дл динамического торможени асинхронного электродвигател с фазным ротором | |
JPS5915267Y2 (ja) | 電流形インバ−タによる誘導電動機のすべり周波数制御装置 | |
JPS5836239Y2 (ja) | 誘導電動機の回生制動制御装置 | |
JPH0748960B2 (ja) | インバータ装置 | |
JPH06106038B2 (ja) | 誘導電動機のトルク制限方法 | |
JPS6035997A (ja) | 電圧形インバ−タの制御方法 | |
JPS63257494A (ja) | 電動機駆動装置の速度指令回路 | |
JPS62210877A (ja) | 誘導機の制御装置 |