JP2565677Y2 - 容器の注出具 - Google Patents
容器の注出具Info
- Publication number
- JP2565677Y2 JP2565677Y2 JP1991020228U JP2022891U JP2565677Y2 JP 2565677 Y2 JP2565677 Y2 JP 2565677Y2 JP 1991020228 U JP1991020228 U JP 1991020228U JP 2022891 U JP2022891 U JP 2022891U JP 2565677 Y2 JP2565677 Y2 JP 2565677Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- pouring
- cylindrical body
- container
- cylinder
- valve
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ポンプ装置等によって
内容物を注出する容器の注出具に関する。
内容物を注出する容器の注出具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポンプ装置等によって内容物を注
出する容器の注出具において、内容物を注出する圧力に
よって弁を開き、内容物の注出操作の停止による内容物
の圧力低下によって、前記弁を閉じるように形成した容
器の注出具は、広く知られている。
出する容器の注出具において、内容物を注出する圧力に
よって弁を開き、内容物の注出操作の停止による内容物
の圧力低下によって、前記弁を閉じるように形成した容
器の注出具は、広く知られている。
【0003】そして、前記容器の注出具は、内容物の圧
力によって弁を移動させて注出路を開くように形成して
いるので、その弁の先に発条等を設けた注出路があり、
弁の閉鎖後に、その弁の外側の注出路に残留した内容物
が、注出口の外に滴下することがある。
力によって弁を移動させて注出路を開くように形成して
いるので、その弁の先に発条等を設けた注出路があり、
弁の閉鎖後に、その弁の外側の注出路に残留した内容物
が、注出口の外に滴下することがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、前記事項に
鑑みてなされたものであり、内容物の圧力によって注出
路を開閉する容器の注出具を、簡単な構成によって、注
出路を閉鎖した後注出路に残留した液が注出口から滴下
しないようにし、且つ注出路の閉鎖により容器内部の密
閉性を確実にすることを技術的課題とする。
鑑みてなされたものであり、内容物の圧力によって注出
路を開閉する容器の注出具を、簡単な構成によって、注
出路を閉鎖した後注出路に残留した液が注出口から滴下
しないようにし、且つ注出路の閉鎖により容器内部の密
閉性を確実にすることを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、注出ヘッド1
に、注出ヘッド1の内容物注出路2に連通する筒状体1
0を設け、この筒状体10の内周先端部側に係止段部1
2を設け、前記筒状体10内に弁棒28を挿入し、弁棒
28の基部取付部29を、前記注出ヘッド1内に取り付
け、筒状体10と弁棒28間に、弾性体からなる注出筒
20を前後摺動可能に嵌入し、注出筒20の基端部22
を、前記筒状体10の内面に液密に当接させて、注出筒
20が注出筒20内の圧力で前進し、注出筒20内の負
圧により後退する注出筒20に形成すると共に、後退位
置で前記弁棒28の先端部によって注出口23が閉鎖さ
れ、前進位置で注出口23が開かれ、筒状体10の外周
に設けた係止突起21が、前記筒状体10の係止段部1
2に当接するように形成した容器の注出具とした。
に、注出ヘッド1の内容物注出路2に連通する筒状体1
0を設け、この筒状体10の内周先端部側に係止段部1
2を設け、前記筒状体10内に弁棒28を挿入し、弁棒
28の基部取付部29を、前記注出ヘッド1内に取り付
け、筒状体10と弁棒28間に、弾性体からなる注出筒
20を前後摺動可能に嵌入し、注出筒20の基端部22
を、前記筒状体10の内面に液密に当接させて、注出筒
20が注出筒20内の圧力で前進し、注出筒20内の負
圧により後退する注出筒20に形成すると共に、後退位
置で前記弁棒28の先端部によって注出口23が閉鎖さ
れ、前進位置で注出口23が開かれ、筒状体10の外周
に設けた係止突起21が、前記筒状体10の係止段部1
2に当接するように形成した容器の注出具とした。
【0006】
【作用】本考案は、ポンプ装置、或は容器の可撓性の胴
部を押圧することによって、容器の内容物が、注出ヘッ
ド1の内容物注出路2に圧入される。この内容物は、内
容物注出路2から注出筒20内に流入し、注出筒20を
前方に押圧する。
部を押圧することによって、容器の内容物が、注出ヘッ
ド1の内容物注出路2に圧入される。この内容物は、内
容物注出路2から注出筒20内に流入し、注出筒20を
前方に押圧する。
【0007】そうすると、筒状体10の内部に設けられ
た注出筒20は、基端部22が弾性変形して筒状体10
の内面を外側に押圧するとともに、筒状体10の内面を
液密に摺接しながら前進し、注出筒20の注出口23
は、弁棒28の先端部から離れて開口し、注出筒20は
係止突起21が、筒状体10の係止段部12に当接する
と停止する。そして、内容物は、注出口23から外部に
注出される。
た注出筒20は、基端部22が弾性変形して筒状体10
の内面を外側に押圧するとともに、筒状体10の内面を
液密に摺接しながら前進し、注出筒20の注出口23
は、弁棒28の先端部から離れて開口し、注出筒20は
係止突起21が、筒状体10の係止段部12に当接する
と停止する。そして、内容物は、注出口23から外部に
注出される。
【0008】そして、ポンプ装置、或は容器の胴部の押
圧を止めると、ポンプ装置、或は容器の胴部は復元し、
前記内容物注出路2内は負圧となり、注出口23近傍に
残留した注出物を吸引しながら、注出筒20を吸引して
後退させ、注出筒20の注出口23が弁棒28の先端部
に弾性変形しながら液密に当接して停止し、注出口23
は閉鎖され、そして、容器内部が密閉される。
圧を止めると、ポンプ装置、或は容器の胴部は復元し、
前記内容物注出路2内は負圧となり、注出口23近傍に
残留した注出物を吸引しながら、注出筒20を吸引して
後退させ、注出筒20の注出口23が弁棒28の先端部
に弾性変形しながら液密に当接して停止し、注出口23
は閉鎖され、そして、容器内部が密閉される。
【0009】
【実施例】図1図2は、本考案の一実施例の容器の注出
具を示すものである。この実施例の注出ヘッド1は、容
器の口筒部に嵌着される図示してないヘッド本体に、上
下動可能に装着されるものである。
具を示すものである。この実施例の注出ヘッド1は、容
器の口筒部に嵌着される図示してないヘッド本体に、上
下動可能に装着されるものである。
【0010】そして、前記ヘッド本体には、前記注出ヘ
ッド1の上下動により作動するポンプ装置が設けてある
が、これらの機構は、周知の機構であるので図示してな
い。
ッド1の上下動により作動するポンプ装置が設けてある
が、これらの機構は、周知の機構であるので図示してな
い。
【0011】前記注出ヘッド1には、前記のポンプ装置
の吐出口に連通する内容物注出路2が設けてあり、ま
た、この注出ヘッド1には、横方向より、前記内容物注
出路2に接続する装着用孔3が設けてある。
の吐出口に連通する内容物注出路2が設けてあり、ま
た、この注出ヘッド1には、横方向より、前記内容物注
出路2に接続する装着用孔3が設けてある。
【0012】前記装着用孔3の内周面には、環状凹部4
が形成してあり、また装着用孔3の下方には溝5が設け
てあり、注出口23から、万一液が滴下したとき、この
溝5に導かれるように形成してある。
が形成してあり、また装着用孔3の下方には溝5が設け
てあり、注出口23から、万一液が滴下したとき、この
溝5に導かれるように形成してある。
【0013】前記装着用孔3には、筒状体10を嵌入
し、筒状体10の外周に設けた環状凸部11を、前記装
着用孔3の内周面に形成した環状凹部4に係合して止着
してある。
し、筒状体10の外周に設けた環状凸部11を、前記装
着用孔3の内周面に形成した環状凹部4に係合して止着
してある。
【0014】前記筒状体10の内周先端部側には、係止
段部12が設けてあり、内周面の後端部側には、環状凹
所13が形成してある。
段部12が設けてあり、内周面の後端部側には、環状凹
所13が形成してある。
【0015】前記筒状体10内には、弁棒28を挿入
し、この弁棒28の基部取付部29を、前記筒状体10
の環状凹所13に嵌入して固定することによって、前記
基部取付部29を注出ヘッド1内に取り付けてあり、前
記基部取付部29には、通液溝30が設けてある。
し、この弁棒28の基部取付部29を、前記筒状体10
の環状凹所13に嵌入して固定することによって、前記
基部取付部29を注出ヘッド1内に取り付けてあり、前
記基部取付部29には、通液溝30が設けてある。
【0016】そして、前記筒状体10と前記弁棒28間
に形成される隙間には、シリコーンゴム等の弾力性を有
する樹脂(弾性体)で形成された注出筒20を、前後摺
動可能に嵌入してある。
に形成される隙間には、シリコーンゴム等の弾力性を有
する樹脂(弾性体)で形成された注出筒20を、前後摺
動可能に嵌入してある。
【0017】前記注出筒20の基端部22は、外側に拡
開して、前記筒状体10の内面に弾力的に液密に当接さ
せて嵌入してあり、注出筒20が、注出筒20内の注出
物(内容物)の圧力で前進し、注出筒20内の負圧によ
り後退する注出筒20に形成してある。
開して、前記筒状体10の内面に弾力的に液密に当接さ
せて嵌入してあり、注出筒20が、注出筒20内の注出
物(内容物)の圧力で前進し、注出筒20内の負圧によ
り後退する注出筒20に形成してある。
【0018】そして、注出筒20の後退位置で、注出筒
20が前記弁棒28の先端部に液密に当接して注出口2
3が閉鎖され、注出筒20の前進位置で注出口23が開
かれ、筒状体10の外周に設けた係止突起21が前記筒
状体10の係止段部12に当接するように形成してあ
る。
20が前記弁棒28の先端部に液密に当接して注出口2
3が閉鎖され、注出筒20の前進位置で注出口23が開
かれ、筒状体10の外周に設けた係止突起21が前記筒
状体10の係止段部12に当接するように形成してあ
る。
【0019】そして、前記弁棒28と注出筒20間の間
隙は、ポンプ装置の復元時における負圧の継続中に、後
退できるように、小さな間隙の注出路24に形成してあ
る。
隙は、ポンプ装置の復元時における負圧の継続中に、後
退できるように、小さな間隙の注出路24に形成してあ
る。
【0020】
【考案の効果】本考案は、筒状体10と、この筒状体1
0内に挿入して取り付けた弁棒28間に、注出筒20を
前後摺動可能に嵌入し、注出筒20の基端部22を、筒
状体10の内面に弾性変形させながら液密に当接させ、
注出筒20が、注出筒20内の内容物の圧力で前進し、
負圧により後退する注出筒20に形成し、注出口23が
弾性変形して弁棒28の先端部と液密に当接して注出口
23を閉鎖するように形成したものである。
0内に挿入して取り付けた弁棒28間に、注出筒20を
前後摺動可能に嵌入し、注出筒20の基端部22を、筒
状体10の内面に弾性変形させながら液密に当接させ、
注出筒20が、注出筒20内の内容物の圧力で前進し、
負圧により後退する注出筒20に形成し、注出口23が
弾性変形して弁棒28の先端部と液密に当接して注出口
23を閉鎖するように形成したものである。
【0021】したがって、本考案は、注出路24の閉鎖
を注出口23で行っていると共に、注出口23の閉鎖時
に、注出口23にある内容物が注出筒20内に吸引され
るので、注出口23の外部に残留液が残存せず、注出口
23から残留液が滴下しない。そして、その構成も筒状
体10と弁棒28間に、注出筒20のみを設け、他の構
成部材を不要とするので、きわめて簡単で安価である。
また、注出筒20は弾性体からなることにより、弁棒2
8と注出筒20間及びと筒状体10と注出筒20間が液
密になることから、容器内部の密閉性を向上させること
ができる。
を注出口23で行っていると共に、注出口23の閉鎖時
に、注出口23にある内容物が注出筒20内に吸引され
るので、注出口23の外部に残留液が残存せず、注出口
23から残留液が滴下しない。そして、その構成も筒状
体10と弁棒28間に、注出筒20のみを設け、他の構
成部材を不要とするので、きわめて簡単で安価である。
また、注出筒20は弾性体からなることにより、弁棒2
8と注出筒20間及びと筒状体10と注出筒20間が液
密になることから、容器内部の密閉性を向上させること
ができる。
【図1】本考案の一実施例の注出ヘッドの要部の断面図
【図2】本考案の一実施例の注出ヘッドの分解斜視図
1・・注出ヘッド 2・・内容物注出路 10・・筒状体 12・・係止段部 20・・注出筒 21・・係止突起 22・・基端部 23・・注出口 28・・弁棒 29・・基部取付部
Claims (1)
- 【請求項1】 注出ヘッド1に、注出ヘッド1の内容物
注出路2に連通する筒状体10を設け、この筒状体10
の内周先端部側に係止段部12を設け、前記筒状体10
内に弁棒28を挿入し、弁棒28の基部取付部29を、
前記注出ヘッド1内に取り付け、筒状体10と弁棒28
間に、弾性体からなる注出筒20を前後摺動可能に嵌入
し、注出筒20の基端部22を、前記筒状体10の内面
に液密に当接させて、注出筒20が注出筒20内の圧力
で前進し、注出筒20内の負圧により後退する注出筒2
0に形成すると共に、後退位置で前記弁棒28の先端部
によって注出口23が閉鎖され、前進位置で注出口23
が開かれ、筒状体10の外周に設けた係止突起21が、
前記筒状体10の係止段部12に当接するように形成し
た容器の注出具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991020228U JP2565677Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 容器の注出具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991020228U JP2565677Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 容器の注出具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0535724U JPH0535724U (ja) | 1993-05-14 |
JP2565677Y2 true JP2565677Y2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=12021317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991020228U Expired - Fee Related JP2565677Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 容器の注出具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2565677Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5824350A (ja) * | 1981-08-04 | 1983-02-14 | Nippon Oil Co Ltd | 異性化触媒ならびにその製造方法 |
DE3571961D1 (en) * | 1984-12-07 | 1989-09-07 | Simone Morel | Obturating device for tubes, flasks and other containers, the opening and closing of which are controlled by rotation |
JPH0650370Y2 (ja) * | 1988-01-14 | 1994-12-21 | 紀伊産業株式会社 | キヤツプ |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP1991020228U patent/JP2565677Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0535724U (ja) | 1993-05-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |