JP2561667Y2 - 液化ガス受入用ローディングアーム内の不活性ガス置換装置 - Google Patents
液化ガス受入用ローディングアーム内の不活性ガス置換装置Info
- Publication number
- JP2561667Y2 JP2561667Y2 JP9136191U JP9136191U JP2561667Y2 JP 2561667 Y2 JP2561667 Y2 JP 2561667Y2 JP 9136191 U JP9136191 U JP 9136191U JP 9136191 U JP9136191 U JP 9136191U JP 2561667 Y2 JP2561667 Y2 JP 2561667Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- valve
- loading arm
- liquid
- automatic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はLNGの如き液化ガスを
貯蔵タンクに受入後、液化ガス受入用ローディングアー
ム内に残る液化ガスを不活性ガスと自動的に置換させる
ための装置に関するものである。
貯蔵タンクに受入後、液化ガス受入用ローディングアー
ム内に残る液化ガスを不活性ガスと自動的に置換させる
ための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LNG等の液化ガスを受入基地に受入れ
て貯蔵タンクに貯蔵する場合は、従来、図3に概略を示
す如く、液化ガス運搬船1で運搬されて来た液化ガス
を、該運搬船1のタンク2内から受入用ローディングア
ーム3を介してポンプにて送出し、受入基地の液化ガス
貯蔵タンク5に液受入管4内を通して受入れるように
し、液受入れ後は、液受入管4の途中の弁6を閉止する
ようにしているが、液化ガス運搬船1のタンク2と弁6
との間に位置する液化ガス受入用ローディングアーム3
及び液受入管4の一部の内部には液化ガスが残ってい
る。この場合、液化ガス受入用ローディングアーム3の
途中を切り離して液化ガスを排出することは可能である
が、大変な作業となるので、従来では、上記弁6の上流
側に、途中に弁8を有する液抜きライン7を接続して設
けると共に、液化ガス受入用ローディングアーム3の途
中に、途中に弁10を有する不活性ガス(窒素ガス等)
吹込管9を接続し、弁6を閉じ、弁8,10を開けた状
態で不活性ガスを吹き込ませ、液化ガス受入用ローディ
ングアーム3の最高点より上流側にある液化ガスは液化
ガス運搬船1のタンク2内へ戻し、又、液化ガス受入用
ローディングアーム3の最高点より下流側にある液化ガ
スは液抜きライン7へ流して排出させるようにして液化
ガスを抜くようにし、かかる液抜き後、引続き不活性ガ
スを吹き込んで液化ガス受入用のローディングアーム3
内を不活性ガスに置換させるようにしている。このロー
ディングアーム3内を不活性ガスに置換させる作業中
は、ガス中に可燃性ガスが含まれているか否かを確認す
る作業をして、可燃性ガスが含まれていないこと、すな
わち、可燃性ガス濃度が規定値以下であることを確認し
てから、弁8,10を閉じるようにするが、この場合、
従来では、或る一定時間不活性ガスを流した後、上記液
抜きライン7の途中に接続したガス抜出し管11の弁1
2を手動にて時々開けてローディングアーム3内の微量
のガスを大気へ放出させるようにし、この大気へ放出さ
れた微量のガスをガス検知器で検知してこのガス中に可
燃性ガスが含まれているか否かを測定し、可燃性ガスの
濃度が規定値以下であるか否かを作業員が自ら確認する
作業をし、可燃性ガス濃度が規定値以下であることが確
認されると、手動で弁8,10,12を閉じ、ローディ
ングアーム3内のガス置換を終了するようにしている。
て貯蔵タンクに貯蔵する場合は、従来、図3に概略を示
す如く、液化ガス運搬船1で運搬されて来た液化ガス
を、該運搬船1のタンク2内から受入用ローディングア
ーム3を介してポンプにて送出し、受入基地の液化ガス
貯蔵タンク5に液受入管4内を通して受入れるように
し、液受入れ後は、液受入管4の途中の弁6を閉止する
ようにしているが、液化ガス運搬船1のタンク2と弁6
との間に位置する液化ガス受入用ローディングアーム3
及び液受入管4の一部の内部には液化ガスが残ってい
る。この場合、液化ガス受入用ローディングアーム3の
途中を切り離して液化ガスを排出することは可能である
が、大変な作業となるので、従来では、上記弁6の上流
側に、途中に弁8を有する液抜きライン7を接続して設
けると共に、液化ガス受入用ローディングアーム3の途
中に、途中に弁10を有する不活性ガス(窒素ガス等)
吹込管9を接続し、弁6を閉じ、弁8,10を開けた状
態で不活性ガスを吹き込ませ、液化ガス受入用ローディ
ングアーム3の最高点より上流側にある液化ガスは液化
ガス運搬船1のタンク2内へ戻し、又、液化ガス受入用
ローディングアーム3の最高点より下流側にある液化ガ
スは液抜きライン7へ流して排出させるようにして液化
ガスを抜くようにし、かかる液抜き後、引続き不活性ガ
スを吹き込んで液化ガス受入用のローディングアーム3
内を不活性ガスに置換させるようにしている。このロー
ディングアーム3内を不活性ガスに置換させる作業中
は、ガス中に可燃性ガスが含まれているか否かを確認す
る作業をして、可燃性ガスが含まれていないこと、すな
わち、可燃性ガス濃度が規定値以下であることを確認し
てから、弁8,10を閉じるようにするが、この場合、
従来では、或る一定時間不活性ガスを流した後、上記液
抜きライン7の途中に接続したガス抜出し管11の弁1
2を手動にて時々開けてローディングアーム3内の微量
のガスを大気へ放出させるようにし、この大気へ放出さ
れた微量のガスをガス検知器で検知してこのガス中に可
燃性ガスが含まれているか否かを測定し、可燃性ガスの
濃度が規定値以下であるか否かを作業員が自ら確認する
作業をし、可燃性ガス濃度が規定値以下であることが確
認されると、手動で弁8,10,12を閉じ、ローディ
ングアーム3内のガス置換を終了するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、液化ガスの
受入操作は、現場操作が多く、その上、液化ガス受入用
のローディングアーム内のガス置換が開始されてから作
業員が手動でガス濃度を確認し、弁8,10,12を手
動で閉じるようにすることは、誤操作のおそれがあり、
又、省力化の面からも改善の必要があり、上記の操作の
自動化が望まれている。
受入操作は、現場操作が多く、その上、液化ガス受入用
のローディングアーム内のガス置換が開始されてから作
業員が手動でガス濃度を確認し、弁8,10,12を手
動で閉じるようにすることは、誤操作のおそれがあり、
又、省力化の面からも改善の必要があり、上記の操作の
自動化が望まれている。
【0004】そこで、本考案は、液化ガス受入用ローデ
ィングアーム内のガス置換が開始されると、自動的にガ
ス濃度を測定し、且つ自動的に弁閉操作をするようにし
て、オペレータの省力化、誤操作防止が図れるようにし
ようとするものである。
ィングアーム内のガス置換が開始されると、自動的にガ
ス濃度を測定し、且つ自動的に弁閉操作をするようにし
て、オペレータの省力化、誤操作防止が図れるようにし
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するために、液化ガス運搬船の液化ガスを、液化ガス
受入用のローディングアームから液受入管を通して貯蔵
タンクへ受入れるようにし、且つ液受入れ後、上記ロー
ディングアーム内に残る液化ガスを抜き出して不活性ガ
スに置換させるため、上記ローディングアームに不活性
ガス吹込管を接続すると共に、上記液受入管に液抜きラ
インが接続してある液化ガス受入用ローディングアーム
内の不活性ガス置換装置において、上記不活性ガス吹込
管の途中に不活性ガス吹込自動弁を設け、且つ上記液抜
きラインの途中に、液抜き自動弁と、該液抜き自動弁を
バイパスするバイパスラインと、バイパスラインより下
流位置に液面計をそれぞれ設けると共に、バイパスライ
ンに第1及び第2の自動弁とガス検知器とを設け、上記
液面計と上記第1自動弁、第2自動弁及び液抜きライン
途中の液抜き自動弁とを接続し、更に、上記ガス検知器
と第1自動弁、第2自動弁及び不活性ガス吹込管途中の
不活性ガス吹込自動弁とを接続した構成とする。
決するために、液化ガス運搬船の液化ガスを、液化ガス
受入用のローディングアームから液受入管を通して貯蔵
タンクへ受入れるようにし、且つ液受入れ後、上記ロー
ディングアーム内に残る液化ガスを抜き出して不活性ガ
スに置換させるため、上記ローディングアームに不活性
ガス吹込管を接続すると共に、上記液受入管に液抜きラ
インが接続してある液化ガス受入用ローディングアーム
内の不活性ガス置換装置において、上記不活性ガス吹込
管の途中に不活性ガス吹込自動弁を設け、且つ上記液抜
きラインの途中に、液抜き自動弁と、該液抜き自動弁を
バイパスするバイパスラインと、バイパスラインより下
流位置に液面計をそれぞれ設けると共に、バイパスライ
ンに第1及び第2の自動弁とガス検知器とを設け、上記
液面計と上記第1自動弁、第2自動弁及び液抜きライン
途中の液抜き自動弁とを接続し、更に、上記ガス検知器
と第1自動弁、第2自動弁及び不活性ガス吹込管途中の
不活性ガス吹込自動弁とを接続した構成とする。
【0006】
【作用】液化ガスの受入れ完了後に、液受入管途中の弁
を閉じ、不活性ガス吹込管途中の不活性ガス吹込自動
弁、液抜きライン途中の液抜き自動弁を開にすると、不
活性ガスが液化ガス受入用のローディングアーム内へ吹
き込まれるので、ローディングアーム内に残っている液
化ガスは上流側と下流側へ分けられ、上流側は液化ガス
運搬船内へ戻され、下流側は液抜きラインを通して排出
されて液抜きが行われる。液抜きが完了すると、液面計
からの信号によりバイパスライン途中の第1及び第2自
動弁が開、液抜きライン途中の液抜き自動弁が閉になっ
て、ガスがガス検知器を通って流れることになるので、
常にガス検知が行われる。ガス中に可燃性ガスが含まれ
ない状況になって来ると、ガス検知器により第1、第2
自動弁、不活性ガス吹込管途中の不活性ガス吹込自動弁
を自動的に閉じるようにする。
を閉じ、不活性ガス吹込管途中の不活性ガス吹込自動
弁、液抜きライン途中の液抜き自動弁を開にすると、不
活性ガスが液化ガス受入用のローディングアーム内へ吹
き込まれるので、ローディングアーム内に残っている液
化ガスは上流側と下流側へ分けられ、上流側は液化ガス
運搬船内へ戻され、下流側は液抜きラインを通して排出
されて液抜きが行われる。液抜きが完了すると、液面計
からの信号によりバイパスライン途中の第1及び第2自
動弁が開、液抜きライン途中の液抜き自動弁が閉になっ
て、ガスがガス検知器を通って流れることになるので、
常にガス検知が行われる。ガス中に可燃性ガスが含まれ
ない状況になって来ると、ガス検知器により第1、第2
自動弁、不活性ガス吹込管途中の不活性ガス吹込自動弁
を自動的に閉じるようにする。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。
る。
【0008】図1に示す如く、液化ガス運搬船1のタン
ク2内の液化ガスを、陸上の液化ガス貯蔵タンク5へロ
ーディングアーム3と液受入管4を介して受入れるよう
にし、且つ液受入完了後に、上記ローディングアーム3
内に残る液化ガスを不活性ガスの吹込みにより抜き出
し、液抜出し後に引続き不活性ガスを注入してローディ
ングアーム3内を不活性ガスで置換させるようにするた
め、上記ローディングアーム3の途中に、弁10を有す
る不活性ガス吹込管9を接続すると共に、液受入管4の
途中に設けた弁6の上流側に、途中に弁8を有する液抜
きライン7が接続してある構成において、上記弁8と1
0をそれぞれ自動弁8aと10aにし、且つ液抜きライ
ン7の途中に、上記自動弁8aをバイパスするバイパス
ライン13を設けると共に、該バイパスライン13の下
流側に液面計14を設置する。上記バイパスライン13
にはガス検知器15を組み込み、該ガス検知器15の上
流側と下流側に第1自動弁16と第2自動弁17を設
け、上記液面計14により液抜きが確認されると、自動
弁8aを閉じると同時に第1及び第2自動弁16及び1
7を開にするよう液面計14と自動弁8a、第1及び第
2自動弁16,17とを電気的に接続し、更に、ガス検
知器15からのガス濃度信号により第1及び第2自動弁
16及び17と自動弁10aが自動閉止され、ローディ
ングアーム3内が不活性ガスで置換させるようにする。
ク2内の液化ガスを、陸上の液化ガス貯蔵タンク5へロ
ーディングアーム3と液受入管4を介して受入れるよう
にし、且つ液受入完了後に、上記ローディングアーム3
内に残る液化ガスを不活性ガスの吹込みにより抜き出
し、液抜出し後に引続き不活性ガスを注入してローディ
ングアーム3内を不活性ガスで置換させるようにするた
め、上記ローディングアーム3の途中に、弁10を有す
る不活性ガス吹込管9を接続すると共に、液受入管4の
途中に設けた弁6の上流側に、途中に弁8を有する液抜
きライン7が接続してある構成において、上記弁8と1
0をそれぞれ自動弁8aと10aにし、且つ液抜きライ
ン7の途中に、上記自動弁8aをバイパスするバイパス
ライン13を設けると共に、該バイパスライン13の下
流側に液面計14を設置する。上記バイパスライン13
にはガス検知器15を組み込み、該ガス検知器15の上
流側と下流側に第1自動弁16と第2自動弁17を設
け、上記液面計14により液抜きが確認されると、自動
弁8aを閉じると同時に第1及び第2自動弁16及び1
7を開にするよう液面計14と自動弁8a、第1及び第
2自動弁16,17とを電気的に接続し、更に、ガス検
知器15からのガス濃度信号により第1及び第2自動弁
16及び17と自動弁10aが自動閉止され、ローディ
ングアーム3内が不活性ガスで置換させるようにする。
【0009】液化ガス運搬船1内の液化ガスは、液化ガ
ス受入用のローディングアーム3、液受入管4を通して
液化ガス貯蔵タンク5に受入れられ、該液化ガスの受入
れが完了すると、従来の場合と同様に、弁6を閉じた後
に、自動弁8aと10aを開にして、不活性ガス吹込管
9より不活性ガスをローディングアーム3内に吹き込む
ことにより弁6と液化ガス運搬船1間に残っている液化
ガスを抜き出し、該液抜き後、引続きローディングアー
ム3内を不活性ガスで置換させるようにするが、本考案
の場合は、上記液抜き後から自動的にガス中の可燃性ガ
ス濃度の測定を行い、可燃性ガス濃度が規定値以下のと
き自動的に弁閉操作を行わせるようにする。
ス受入用のローディングアーム3、液受入管4を通して
液化ガス貯蔵タンク5に受入れられ、該液化ガスの受入
れが完了すると、従来の場合と同様に、弁6を閉じた後
に、自動弁8aと10aを開にして、不活性ガス吹込管
9より不活性ガスをローディングアーム3内に吹き込む
ことにより弁6と液化ガス運搬船1間に残っている液化
ガスを抜き出し、該液抜き後、引続きローディングアー
ム3内を不活性ガスで置換させるようにするが、本考案
の場合は、上記液抜き後から自動的にガス中の可燃性ガ
ス濃度の測定を行い、可燃性ガス濃度が規定値以下のと
き自動的に弁閉操作を行わせるようにする。
【0010】すなわち、不活性ガスの吹き込みにより液
抜きライン7内を流れる液化ガスが抜き出されたことが
液面計14により検知されると、液抜き後、引続き不活
性ガスの吹き込みを行ってローディングアーム3内を不
活性ガスに置換させるために、液面計14からの信号に
より自動弁8aが自動的に閉じられると同時にバイパス
ライン13途中の第1自動弁16と第2自動弁17が自
動的に開操作される。これによりローディングアーム3
内へ吹き込まれて置換される不活性ガスは、液抜きライ
ン7からバイパスライン13へ入ってガス検知器15に
導かれ、ガス中に可燃性ガスがどの程度含まれているか
の測定が行われる。ガス検知器15による測定により可
燃性ガスの濃度が規定値以下となると、すなわち、可燃
性ガスが含まれていない(可燃性ガスの濃度が零)こと
が確認されると、該ガス検知器15からの信号によりバ
イパスライン13中の第1自動弁16、第2自動弁1
7、不活性ガス吹込管9途中の自動弁10aが自動的に
閉止されローディングアーム3内の不活性ガス置換が完
了する。
抜きライン7内を流れる液化ガスが抜き出されたことが
液面計14により検知されると、液抜き後、引続き不活
性ガスの吹き込みを行ってローディングアーム3内を不
活性ガスに置換させるために、液面計14からの信号に
より自動弁8aが自動的に閉じられると同時にバイパス
ライン13途中の第1自動弁16と第2自動弁17が自
動的に開操作される。これによりローディングアーム3
内へ吹き込まれて置換される不活性ガスは、液抜きライ
ン7からバイパスライン13へ入ってガス検知器15に
導かれ、ガス中に可燃性ガスがどの程度含まれているか
の測定が行われる。ガス検知器15による測定により可
燃性ガスの濃度が規定値以下となると、すなわち、可燃
性ガスが含まれていない(可燃性ガスの濃度が零)こと
が確認されると、該ガス検知器15からの信号によりバ
イパスライン13中の第1自動弁16、第2自動弁1
7、不活性ガス吹込管9途中の自動弁10aが自動的に
閉止されローディングアーム3内の不活性ガス置換が完
了する。
【0011】上記液抜き後の一連の動作は、図2に示す
フローチャートに示すとおりである。
フローチャートに示すとおりである。
【0012】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案の液化ガス受入
用ローディングアーム内の不活性ガス置換装置によれ
ば、液化ガスの受入完了後に液抜きを行うための液抜き
ラインの途中に、液抜き自動弁と、該液抜き自動弁をバ
イパスするバイパスラインと、該バイパスラインの下流
側に液面計をそれぞれ設け、上記バイパスラインに第1
自動弁とガス検知器と第2自動弁を順に設け、上記液面
計による液抜き完了の信号により上流側の自動弁を閉止
すると共に第1及び第2自動弁を自動開にし、又、ガス
検知器による可燃性ガス濃度の測定で可燃性ガス濃度零
が確認されると、自動的に上記第1及び第2自動弁と、
不活性ガス吹込管途中の自動弁を閉止するようにしてあ
るので、液抜き後からローディングアーム内の不活性ガ
ス置換を自動的に行うことが可能となり、従来手動で行
っていた現場でのかかる作業を省略できてオペレータの
省力化、誤操作の防止が図れる、という優れた効果を奏
し得る。
用ローディングアーム内の不活性ガス置換装置によれ
ば、液化ガスの受入完了後に液抜きを行うための液抜き
ラインの途中に、液抜き自動弁と、該液抜き自動弁をバ
イパスするバイパスラインと、該バイパスラインの下流
側に液面計をそれぞれ設け、上記バイパスラインに第1
自動弁とガス検知器と第2自動弁を順に設け、上記液面
計による液抜き完了の信号により上流側の自動弁を閉止
すると共に第1及び第2自動弁を自動開にし、又、ガス
検知器による可燃性ガス濃度の測定で可燃性ガス濃度零
が確認されると、自動的に上記第1及び第2自動弁と、
不活性ガス吹込管途中の自動弁を閉止するようにしてあ
るので、液抜き後からローディングアーム内の不活性ガ
ス置換を自動的に行うことが可能となり、従来手動で行
っていた現場でのかかる作業を省略できてオペレータの
省力化、誤操作の防止が図れる、という優れた効果を奏
し得る。
【図1】本考案の実施例を示す概略図である。
【図2】本考案による液抜き完了後のローディングアー
ム内不活性ガス置換の動作を示すフローチャートであ
る。
ム内不活性ガス置換の動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】従来の液化ガス受入れ機構とローディングアー
ム内を不活性ガスで置換する機構を示す概略図である。
ム内を不活性ガスで置換する機構を示す概略図である。
1 液化ガス運搬船 2 タンク 3 ローディングアーム 4 液受入管 5 液化ガス貯蔵タンク 6 弁 7 液抜きライン 8a 液抜き自動弁 9 不活性ガス吹込管 10a 不活性ガス吹込自動弁 13 バイパスライン 14 液面計 15 ガス検知器 16 第1自動弁 17 第2自動弁
Claims (1)
- 【請求項1】 液化ガス運搬船の液化ガスを、液化ガス
受入用のローディングアームから液受入管を通して貯蔵
タンクへ受入れるようにし、且つ液受入れ後、上記ロー
ディングアーム内に残る液化ガスを抜き出して不活性ガ
スに置換させるため、上記ローディングアームに不活性
ガス吹込管を接続すると共に、上記液受入管に液抜きラ
インが接続してある液化ガス受入用ローディングアーム
内の不活性ガス置換装置において、上記不活性ガス吹込
管の途中に不活性ガス吹込自動弁を設け、且つ上記液抜
きラインの途中に、液抜き自動弁と、該液抜き自動弁を
バイパスするバイパスラインと、バイパスラインより下
流位置に液面計をそれぞれ設けると共に、バイパスライ
ンに第1及び第2の自動弁とガス検知器とを設け、上記
液面計と上記第1自動弁、第2自動弁及び液抜きライン
途中の液抜き自動弁とを接続し、更に、上記ガス検知器
と第1自動弁、第2自動弁及び不活性ガス吹込管途中の
不活性ガス吹込自動弁とを接続したことを特徴とする液
化ガス受入用ローディングアーム内の不活性ガス置換装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9136191U JP2561667Y2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 液化ガス受入用ローディングアーム内の不活性ガス置換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9136191U JP2561667Y2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 液化ガス受入用ローディングアーム内の不活性ガス置換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534399U JPH0534399U (ja) | 1993-05-07 |
JP2561667Y2 true JP2561667Y2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=14024249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9136191U Expired - Lifetime JP2561667Y2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 液化ガス受入用ローディングアーム内の不活性ガス置換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561667Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016052375A1 (ja) * | 2014-10-01 | 2016-04-07 | 川崎重工業株式会社 | ローディングアーム用緊急離脱システム |
WO2016056414A1 (ja) * | 2014-10-10 | 2016-04-14 | 川崎重工業株式会社 | 液化水素移送システム |
US10495258B2 (en) | 2015-07-15 | 2019-12-03 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Liquefied hydrogen loading arm and liquefied hydrogen transport method |
WO2022138628A1 (ja) * | 2020-12-24 | 2022-06-30 | 川崎重工業株式会社 | 液化ガス用真空断熱配管ユニットおよび液化ガス用真空断熱配管の破損検知方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101363565B1 (ko) * | 2011-06-03 | 2014-02-14 | 한국가스공사 | 액화천연가스 탱크의 가스치환설비 및 가스치환방법 |
WO2019171550A1 (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-12 | 中国電力株式会社 | ガス配管内のガス置換方法 |
CA3164340A1 (en) * | 2020-03-13 | 2021-09-16 | Fumihiko Inaba | System for transferring fluid and fluid transfer method |
JPWO2024105781A1 (ja) * | 2022-11-15 | 2024-05-23 |
-
1991
- 1991-10-14 JP JP9136191U patent/JP2561667Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016052375A1 (ja) * | 2014-10-01 | 2016-04-07 | 川崎重工業株式会社 | ローディングアーム用緊急離脱システム |
JP2016070455A (ja) * | 2014-10-01 | 2016-05-09 | 川崎重工業株式会社 | ローディングアーム用緊急離脱システム |
WO2016056414A1 (ja) * | 2014-10-10 | 2016-04-14 | 川崎重工業株式会社 | 液化水素移送システム |
JP2016079998A (ja) * | 2014-10-10 | 2016-05-16 | 川崎重工業株式会社 | 液化水素移送システム |
US10495258B2 (en) | 2015-07-15 | 2019-12-03 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Liquefied hydrogen loading arm and liquefied hydrogen transport method |
DE112016003149B4 (de) | 2015-07-15 | 2022-03-17 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Flüssigwasserstoff-Ladearm und Flüssigwasserstoff-Transportverfahren |
WO2022138628A1 (ja) * | 2020-12-24 | 2022-06-30 | 川崎重工業株式会社 | 液化ガス用真空断熱配管ユニットおよび液化ガス用真空断熱配管の破損検知方法 |
JP7623136B2 (ja) | 2020-12-24 | 2025-01-28 | 川崎重工業株式会社 | 液化ガス用真空断熱配管ユニットおよび液化ガス用真空断熱配管の破損検知方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0534399U (ja) | 1993-05-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2561667Y2 (ja) | 液化ガス受入用ローディングアーム内の不活性ガス置換装置 | |
US5831147A (en) | Tracer gas leak detection with gross leak detection by measuring differential pressure | |
US20140130578A1 (en) | Method and apparatus for continuously monitoring interstitual regions in gasoline storage facilities and pipelines | |
US4704897A (en) | Locating method of and the locating unit for leaks on piping | |
CN113237605A (zh) | 一种天然气微量泄漏检测的在线分析集成机柜和方法 | |
CN105020577A (zh) | 计量准确的lng卸车方法及lng卸车计量装置 | |
CN204756429U (zh) | Lng卸车计量装置 | |
US5216914A (en) | Methods and systems for the negative pressure testing of underground storage tanks containing highly vaporous hydrocarbon liquids | |
US20050252277A1 (en) | Method and apparatus for continuously monitoring interstitial regions in gasoline storage facilities and pipelines | |
CA2132601C (en) | Overflow detection system | |
CN214621611U (zh) | 一种天然气微量泄漏检测的在线分析集成机柜 | |
JP2018132428A (ja) | 試料採取システム | |
CN107655550A (zh) | 一种标准金属量器自动检定装置及方法 | |
JPH0235326A (ja) | 配管の漏洩検出装置 | |
CN207335829U (zh) | 一种标准金属量器自动检定装置 | |
JPH07122609B2 (ja) | 高圧ガス容器の非水槽式耐圧膨張試験方法及び装置 | |
CN213456300U (zh) | 一种零泄漏煤气自动取样装置 | |
US5303557A (en) | Method and apparatus for determining the phase of a fluid | |
CN214201468U (zh) | 一种在线测量油气比装置 | |
CN210266696U (zh) | 一种超低温液体的自动加注装置 | |
JP3469993B2 (ja) | 再液化現象を正常視する構造 | |
CN112229687A (zh) | 一种零泄漏煤气自动取样装置及取样方法 | |
FR2645522A1 (fr) | Poste de chargement de vehicules en produits petroliers | |
JPS5842001Y2 (ja) | 危険物運搬船 | |
KR970006903Y1 (ko) | 부동액 자동혼합 및 주입장치 |