JP2558695Y2 - 柱・梁接合部構造 - Google Patents
柱・梁接合部構造Info
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
【0001】本考案は、鋼管柱と梁(SRC造梁、RC
造梁)との接合仕口構造に特徴を有する柱・梁接合部構
造に関するものである。
造梁)との接合仕口構造に特徴を有する柱・梁接合部構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の柱・梁接合部構造は、例えば、プ
レキャストRC造柱の梁接合部に突設した短い型鋼に、
プレキャストRC造梁の端部に突設した型鋼を載置して
複数のボルト等で連結して、その柱に挿通した梁継手筋
と梁の梁主筋の両端部にカップラーを螺着して接続し、
その柱と梁の接合仕口部にコンクリートを打設して構成
する柱・梁接合部構造(特公昭49−27363号公
報)や、前記の柱の側面と梁の端面に接着した両ボルト
孔付きエンドプレートを突き合わせて複数のボルト等で
締め付けて接続し、接合仕口部にコンクリートを打設し
て構成する柱・梁接合部構造(特開昭63−51542
号公報)等が開発されているが、いずれも比較的に複雑
な機構になつて柱側部材と梁側部材の整合や配筋の連結
作業等に多くの手数、手間が必要になつている。
レキャストRC造柱の梁接合部に突設した短い型鋼に、
プレキャストRC造梁の端部に突設した型鋼を載置して
複数のボルト等で連結して、その柱に挿通した梁継手筋
と梁の梁主筋の両端部にカップラーを螺着して接続し、
その柱と梁の接合仕口部にコンクリートを打設して構成
する柱・梁接合部構造(特公昭49−27363号公
報)や、前記の柱の側面と梁の端面に接着した両ボルト
孔付きエンドプレートを突き合わせて複数のボルト等で
締め付けて接続し、接合仕口部にコンクリートを打設し
て構成する柱・梁接合部構造(特開昭63−51542
号公報)等が開発されているが、いずれも比較的に複雑
な機構になつて柱側部材と梁側部材の整合や配筋の連結
作業等に多くの手数、手間が必要になつている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の柱・梁接合部構
造は、柱側に型鋼やエンドプレートを突設して梁側に突
設した型鋼やエンドプレートを突き合わせてボルト等で
連結したり、柱側の梁継手筋と梁側の梁主筋の両端部を
カップラーで螺着して接続する構造になつており、比較
的に複雑な機構となつてコスト高になるとともに、柱側
部材と梁側部材とのボルト孔や鉄筋の整合や連結作業等
に多くの手数、手間を要し、施工能率や接続性能、信頼
性等の低下の一因になつているなどの課題がある。
造は、柱側に型鋼やエンドプレートを突設して梁側に突
設した型鋼やエンドプレートを突き合わせてボルト等で
連結したり、柱側の梁継手筋と梁側の梁主筋の両端部を
カップラーで螺着して接続する構造になつており、比較
的に複雑な機構となつてコスト高になるとともに、柱側
部材と梁側部材とのボルト孔や鉄筋の整合や連結作業等
に多くの手数、手間を要し、施工能率や接続性能、信頼
性等の低下の一因になつているなどの課題がある。
【0004】本考案は、上記のような課題に対処するた
めに開発されたものであり、その目的とする処は、鋼管
柱部材と梁部材との接合仕口機構の簡素化とともに、施
工能率及び接続性能、信頼性を向上した柱・梁接合部構
造を提供するにある。
めに開発されたものであり、その目的とする処は、鋼管
柱部材と梁部材との接合仕口機構の簡素化とともに、施
工能率及び接続性能、信頼性を向上した柱・梁接合部構
造を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、鋼管柱の梁接
合部に複数のシース管と接合プレートを配設して建て込
み内部にコンクリートを打設し、接合プレートにプレキ
ャストSRC造梁の鉄骨を連結して、各シース管に挿通
した梁継手筋とプレキャストSRC造梁の梁主筋の両端
部をラツプさせて重ね継手とし、各シース管内にグラウ
ト材を注入し鋼管柱の周囲及びプレキャストSRC造梁
の端部にコンクリートを打設してなる柱・梁接合部構
造、また、鋼管柱の梁接合部に複数のシース管を配設し
て建て込み、各シース管に挿通した梁継手筋と鉄筋組梁
の梁主筋の両端部をラツプさせて重ね継手とし、各シー
ス管内にグラウト材を注入し鋼管柱の内部と周囲及び鉄
筋組梁にコンクリートを打設してなる柱・梁接合部構造
に特徴を有し、接合構造を簡素化するとともに施工を容
易にして接続性能、信頼性を高めている。
合部に複数のシース管と接合プレートを配設して建て込
み内部にコンクリートを打設し、接合プレートにプレキ
ャストSRC造梁の鉄骨を連結して、各シース管に挿通
した梁継手筋とプレキャストSRC造梁の梁主筋の両端
部をラツプさせて重ね継手とし、各シース管内にグラウ
ト材を注入し鋼管柱の周囲及びプレキャストSRC造梁
の端部にコンクリートを打設してなる柱・梁接合部構
造、また、鋼管柱の梁接合部に複数のシース管を配設し
て建て込み、各シース管に挿通した梁継手筋と鉄筋組梁
の梁主筋の両端部をラツプさせて重ね継手とし、各シー
ス管内にグラウト材を注入し鋼管柱の内部と周囲及び鉄
筋組梁にコンクリートを打設してなる柱・梁接合部構造
に特徴を有し、接合構造を簡素化するとともに施工を容
易にして接続性能、信頼性を高めている。
【0006】
【作用】鋼管柱の梁接合部に複数のシース管と接合プレ
ートを配設して建て込み内部にコンクリートを打設し、
接合プレートにプレキャストSRC造梁の鉄骨を連結し
て、各シース管に挿通した梁継手筋とプレキャストSR
C造梁の梁主筋の両端部をラツプさせて重ね継手とし、
各シース管内にグラウト材を注入し鋼管柱の周囲及びプ
レキャストSRC造梁の端部にコンクリートを打設する
ことにより柱・梁接合部構造に容易に構築され、また、
鋼管柱の梁接合部に複数のシース管を設けて建て込み、
各シース管に挿通した梁継手筋と鉄筋組梁の梁主筋の両
端部をラツプさせて重ね継手とし、各シース管内にグラ
ウト材を注入するとともに鋼管柱の内部と周囲及び鉄筋
組梁にコンクリートを打設することにより柱・梁接合部
構造に容易に構築されて、この両柱・梁接合部構造は、
鋼管柱に挿通した梁継手筋とプレキャストSRC造梁又
は鉄筋組梁の梁主筋が容易に精度良くかつ強力に連結さ
れるとともに、各シース管のグラウト材の注入及び鋼管
柱の内側と周囲及びプレキャストSRC造梁の端部又は
鉄筋組梁のコンクリート打設が能率良く遂行されるな
ど、接合構造が簡素化され容易に施工されて高精度で印
接合することができる。
ートを配設して建て込み内部にコンクリートを打設し、
接合プレートにプレキャストSRC造梁の鉄骨を連結し
て、各シース管に挿通した梁継手筋とプレキャストSR
C造梁の梁主筋の両端部をラツプさせて重ね継手とし、
各シース管内にグラウト材を注入し鋼管柱の周囲及びプ
レキャストSRC造梁の端部にコンクリートを打設する
ことにより柱・梁接合部構造に容易に構築され、また、
鋼管柱の梁接合部に複数のシース管を設けて建て込み、
各シース管に挿通した梁継手筋と鉄筋組梁の梁主筋の両
端部をラツプさせて重ね継手とし、各シース管内にグラ
ウト材を注入するとともに鋼管柱の内部と周囲及び鉄筋
組梁にコンクリートを打設することにより柱・梁接合部
構造に容易に構築されて、この両柱・梁接合部構造は、
鋼管柱に挿通した梁継手筋とプレキャストSRC造梁又
は鉄筋組梁の梁主筋が容易に精度良くかつ強力に連結さ
れるとともに、各シース管のグラウト材の注入及び鋼管
柱の内側と周囲及びプレキャストSRC造梁の端部又は
鉄筋組梁のコンクリート打設が能率良く遂行されるな
ど、接合構造が簡素化され容易に施工されて高精度で印
接合することができる。
【0007】
【実施例】図1に本考案の第1実施例、図3に第2実施
例、図2に本考案に使用する鋼管柱を示している。図中
1は鋼管柱、2は梁継手筋が挿通されるシース管、3は
梁継手筋、10はプレキャストSRC造梁(プレキャス
ト鉄骨鉄筋コンクリート造梁)、10aは鉄筋コンクリ
ート造梁に形成する鉄筋組梁、3a,15aは重ね継
手、15は梁主筋(梁上端主筋,梁下端主筋)、cは打
設したコンクリート、gはグラウト材である。
例、図2に本考案に使用する鋼管柱を示している。図中
1は鋼管柱、2は梁継手筋が挿通されるシース管、3は
梁継手筋、10はプレキャストSRC造梁(プレキャス
ト鉄骨鉄筋コンクリート造梁)、10aは鉄筋コンクリ
ート造梁に形成する鉄筋組梁、3a,15aは重ね継
手、15は梁主筋(梁上端主筋,梁下端主筋)、cは打
設したコンクリート、gはグラウト材である。
【0008】図1に示す第1実施例は、鋼管柱1の梁接
合部に複数のシース管2と接合プレート6を配設して建
て込み内部にコンクリートcを打設し、接合プレートに
プレキャストSRC造梁10の鉄骨13の端部を連結し
て、各シース管2に挿通した梁継手筋3とプレキャスト
SRC造梁の梁主筋15の両端部をラツプさせて重ね継
手3a,15aとし、各シース管内にグラウト材gを注
入し鋼管柱の周囲及びプレキャストSRC造梁の端部に
コンクリートcを打設してなることを特徴とする柱・梁
接合部構造なつている。
合部に複数のシース管2と接合プレート6を配設して建
て込み内部にコンクリートcを打設し、接合プレートに
プレキャストSRC造梁10の鉄骨13の端部を連結し
て、各シース管2に挿通した梁継手筋3とプレキャスト
SRC造梁の梁主筋15の両端部をラツプさせて重ね継
手3a,15aとし、各シース管内にグラウト材gを注
入し鋼管柱の周囲及びプレキャストSRC造梁の端部に
コンクリートcを打設してなることを特徴とする柱・梁
接合部構造なつている。
【0009】また、図3に示す第2実施例は、鋼管柱1
の梁接合部に梁継手筋3を挿通する複数のシース管2を
配設して建て込み、各シース管に挿通した梁継手筋3と
鉄筋組梁10aの梁主筋15の両端部をラツプさせて重
ね継手3a,15aとし、各シース管2内にグラウト材
gを注入し鋼管柱の内部と周囲及び鉄筋組梁にコンクリ
ートcを打設してなることを特徴とする柱・梁接合部構
造になつている。
の梁接合部に梁継手筋3を挿通する複数のシース管2を
配設して建て込み、各シース管に挿通した梁継手筋3と
鉄筋組梁10aの梁主筋15の両端部をラツプさせて重
ね継手3a,15aとし、各シース管2内にグラウト材
gを注入し鋼管柱の内部と周囲及び鉄筋組梁にコンクリ
ートcを打設してなることを特徴とする柱・梁接合部構
造になつている。
【0010】さらに詳述すると、鋼管柱1は、図2A,
Bに示すような断面正方形状、必要に応じ断面矩形状あ
るいは断面円形状とし、この接合部には予め梁接合の態
様に対応させて複数のシース管2を平行にあるいはまた
交差方向(図示例)に、かつ上下2段に配設し、内部の
コンクリートc打設は、鋼管柱1の建て込みに際し又は
梁部材の連結後に周囲とともに施される。また、第1実
施例では、図1に示すように予め接合仕口部の外周に接
合プレート6(受けアングル材等)を突設する。さら
に、各シース管2は、図示のように梁継手筋3の自由な
挿通を許容しグラウト材gを注入する構造になってい
る。各シース管2に梁継手管3を挿通して、この両端部
をプレキャストSRC造梁10又は鉄筋組梁10aの各
梁主筋(各梁上端主筋と各梁下端主筋)15の端部にそ
れぞれラツプせしめ、このラツプ部を結線や溶接等の手
段で連結して重ね継手3a,15aに構成する。
Bに示すような断面正方形状、必要に応じ断面矩形状あ
るいは断面円形状とし、この接合部には予め梁接合の態
様に対応させて複数のシース管2を平行にあるいはまた
交差方向(図示例)に、かつ上下2段に配設し、内部の
コンクリートc打設は、鋼管柱1の建て込みに際し又は
梁部材の連結後に周囲とともに施される。また、第1実
施例では、図1に示すように予め接合仕口部の外周に接
合プレート6(受けアングル材等)を突設する。さら
に、各シース管2は、図示のように梁継手筋3の自由な
挿通を許容しグラウト材gを注入する構造になってい
る。各シース管2に梁継手管3を挿通して、この両端部
をプレキャストSRC造梁10又は鉄筋組梁10aの各
梁主筋(各梁上端主筋と各梁下端主筋)15の端部にそ
れぞれラツプせしめ、このラツプ部を結線や溶接等の手
段で連結して重ね継手3a,15aに構成する。
【0011】図1に示す第1実施例は、例えば、B1F
フロワに適用するプレキャストSRC造梁10による施
工例であつて、このプレキャストSRC造梁10は、鉄
骨13とともに多数の肋筋14や複数の梁上端主筋15
及び梁下端主筋15を埋設した構造になつている。ま
た、鋼管柱1は、この梁接合部に予めシース管2を前記
のように配設するとともに接合プレート6を突設した構
造になつている。この実施例は、この鋼管柱1を建て込
み内部にコンクリートcを打設し、各シース管2に梁継
手筋3を挿通して、プレキャストSRC造梁10の梁鉄
骨13の突出した端部を接合プレート6にボルト、溶接
等の手段で連結するとともに、鋼管柱1のシース管2に
挿通された各梁継手筋3の両端部を、プレキャストSR
C造梁10の各梁上端主筋15と各梁下端主筋15の突
出した端部にそれぞれ適宜の長さラツプさせて重ね継手
3a,15aに構成する。この梁継手筋3は、径サイズ
や長さ等を自由に選択し両端部の突出量等を調整してラ
ツプ量を容易に確保できるなど、重ね継手3a,15a
が容易に高精度に構成される。
フロワに適用するプレキャストSRC造梁10による施
工例であつて、このプレキャストSRC造梁10は、鉄
骨13とともに多数の肋筋14や複数の梁上端主筋15
及び梁下端主筋15を埋設した構造になつている。ま
た、鋼管柱1は、この梁接合部に予めシース管2を前記
のように配設するとともに接合プレート6を突設した構
造になつている。この実施例は、この鋼管柱1を建て込
み内部にコンクリートcを打設し、各シース管2に梁継
手筋3を挿通して、プレキャストSRC造梁10の梁鉄
骨13の突出した端部を接合プレート6にボルト、溶接
等の手段で連結するとともに、鋼管柱1のシース管2に
挿通された各梁継手筋3の両端部を、プレキャストSR
C造梁10の各梁上端主筋15と各梁下端主筋15の突
出した端部にそれぞれ適宜の長さラツプさせて重ね継手
3a,15aに構成する。この梁継手筋3は、径サイズ
や長さ等を自由に選択し両端部の突出量等を調整してラ
ツプ量を容易に確保できるなど、重ね継手3a,15a
が容易に高精度に構成される。
【0012】次に、鋼管柱1とプレキャストSRC造梁
10との間に肋筋14を適宜の間隔に配筋し、鋼管柱1
の外周にも帯筋4や柱主筋5等を配筋して、各シール管
2にグラウト材gを注入し銅管柱1の周囲及び梁端部に
コンクリートcを打設して、プレキャストSRC造梁1
0による施工が容易に能率良く行われて高い精度で施工
され剛接合したSRC造の柱・梁接合部構造に構築され
る。
10との間に肋筋14を適宜の間隔に配筋し、鋼管柱1
の外周にも帯筋4や柱主筋5等を配筋して、各シール管
2にグラウト材gを注入し銅管柱1の周囲及び梁端部に
コンクリートcを打設して、プレキャストSRC造梁1
0による施工が容易に能率良く行われて高い精度で施工
され剛接合したSRC造の柱・梁接合部構造に構築され
る。
【0013】図3に示す第2実施例は、例えば、B2F
フロワに適用され多数の肋金14と複数の梁主筋(梁上
端主筋,梁下端主筋)15からなる鉄筋組梁10aによ
つてRC造梁(鉄筋コンクリート造梁)に現場施工する
施工例であつて、この鋼管柱1は、図2に示すように予
め複数のシース管2を配設した構造になつており、図示
のように鋼管柱1を建て込み、前記の鉄筋組梁10aを
配置し、各シース管2に梁継手筋3の挿通して、各梁継
手筋3の両端部を各梁主筋15の端部にそれぞれ適度の
長さラツプせしめ、ラツプ部を結線、溶接等の手段で連
結して重ね継手3a,15aとし、鋼管柱1の周囲に多
数の帯筋4や複数の柱主筋5等を配筋して、各シース管
2内にグラウト材gを注入するとともに、鋼管柱1の内
部と周囲及び鉄筋組梁1aにコンクリーcを打設して、
RC造の大梁を剛接合した柱・梁接合部構造に容易に構
築される。この第2実施例においても基本的に第1実施
例と同様な作用、効果が得られる。
フロワに適用され多数の肋金14と複数の梁主筋(梁上
端主筋,梁下端主筋)15からなる鉄筋組梁10aによ
つてRC造梁(鉄筋コンクリート造梁)に現場施工する
施工例であつて、この鋼管柱1は、図2に示すように予
め複数のシース管2を配設した構造になつており、図示
のように鋼管柱1を建て込み、前記の鉄筋組梁10aを
配置し、各シース管2に梁継手筋3の挿通して、各梁継
手筋3の両端部を各梁主筋15の端部にそれぞれ適度の
長さラツプせしめ、ラツプ部を結線、溶接等の手段で連
結して重ね継手3a,15aとし、鋼管柱1の周囲に多
数の帯筋4や複数の柱主筋5等を配筋して、各シース管
2内にグラウト材gを注入するとともに、鋼管柱1の内
部と周囲及び鉄筋組梁1aにコンクリーcを打設して、
RC造の大梁を剛接合した柱・梁接合部構造に容易に構
築される。この第2実施例においても基本的に第1実施
例と同様な作用、効果が得られる。
【0014】また、各実施例は、図示のように比較的に
機構が簡素化されてコスト節減が可能になつている。
機構が簡素化されてコスト節減が可能になつている。
【0015】
【考案の効果】本考案は、前述のような構成からなり、
銅管柱の梁接合部に複数のシース管と接合プレートを配
設して建て込み内部にコンクリートを打設して、接合プ
レートにプレキャストSRC造梁の鉄骨の端部を連結
し、各シース管に挿通した梁継手筋とプレキャストSR
C造梁の梁主筋の両端部をラツプさせて重ね継手とし、
各シース管内にグラウト材を注入し鋼管柱の周囲及びプ
レキャストSRC造梁の端部にコンクリートを打設する
ことにより、鋼管柱とプレキャストSRC造梁による柱
・梁接合部構造に容易に構築され、接合構造が簡素化さ
れるとともに高精度で剛接合することができる。
銅管柱の梁接合部に複数のシース管と接合プレートを配
設して建て込み内部にコンクリートを打設して、接合プ
レートにプレキャストSRC造梁の鉄骨の端部を連結
し、各シース管に挿通した梁継手筋とプレキャストSR
C造梁の梁主筋の両端部をラツプさせて重ね継手とし、
各シース管内にグラウト材を注入し鋼管柱の周囲及びプ
レキャストSRC造梁の端部にコンクリートを打設する
ことにより、鋼管柱とプレキャストSRC造梁による柱
・梁接合部構造に容易に構築され、接合構造が簡素化さ
れるとともに高精度で剛接合することができる。
【0016】また、鋼管柱の梁接合部に複数のシース管
を配設して建て込み、各シース管に挿通した梁継手筋と
鉄筋組梁の梁主筋の両端部をラツプさせて重ね継手と
し、各シース管内にグラウト材を注入し鋼管柱の内部と
周囲及び鉄筋組梁にコンクリートを打設することによ
り、鋼管柱とRC造梁からなる柱・梁接合部構造に容易
に構築され、接合構造が簡素化され高精度で剛接合する
ことができるなど、前記の両柱・梁接合部構造は、施工
性とともに接続性能、信頼性が著しく向上されている。
また、構造の簡素化によりコスト節減される。
を配設して建て込み、各シース管に挿通した梁継手筋と
鉄筋組梁の梁主筋の両端部をラツプさせて重ね継手と
し、各シース管内にグラウト材を注入し鋼管柱の内部と
周囲及び鉄筋組梁にコンクリートを打設することによ
り、鋼管柱とRC造梁からなる柱・梁接合部構造に容易
に構築され、接合構造が簡素化され高精度で剛接合する
ことができるなど、前記の両柱・梁接合部構造は、施工
性とともに接続性能、信頼性が著しく向上されている。
また、構造の簡素化によりコスト節減される。
【図1】本考案の第1実施例を示す縦断面図
【図2】鋼管柱の縦断面図(A)及びその横断面図
(B)
(B)
【図3】本考案の第2実施例を示す縦断面図である。
1 鋼管柱 2 シース管 3 梁継手筋 3a,15a 重ね継手 6 接合プレート 10 プレキャストSRC造梁 10a 鉄筋組梁 13 鉄骨 15 梁主筋 c コンクリート g グラウト材
Claims (2)
- 【請求項1】 銅管柱の梁接合部に複数のシース管と接
合プレートを配設して建て込み内部にコンクリートを打
設し、接合プレートにプレキャストSRC造梁の鉄骨の
端部を連結して、各シース管に挿通した梁継手筋とプレ
キャストSRC造梁の梁主筋の両端部をラツプさせて重
ね継手とし、各シース管内にグラウト材を注入し鋼管柱
の周囲及びプレキャストSRC造梁の端部にコンクリー
トを打設してなることを特徴とする柱・梁接合部構造。 - 【請求項2】 鋼管柱の梁接合部に複数のシース管を配
設して建て込み、各シース管に挿通した梁継手筋と鉄筋
組梁の梁主筋の両端部をラツプさせて重ね継手とし、各
シース管内にグラウト材を注入し鋼管柱の内部と周囲及
び鉄筋組梁にコンクリートを打設してなることを特徴と
する柱・梁接合部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP770691U JP2558695Y2 (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 柱・梁接合部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP770691U JP2558695Y2 (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 柱・梁接合部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04116506U JPH04116506U (ja) | 1992-10-19 |
JP2558695Y2 true JP2558695Y2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=31899226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP770691U Expired - Lifetime JP2558695Y2 (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 柱・梁接合部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2558695Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102298544B1 (ko) * | 2021-02-18 | 2021-09-06 | 주식회사 엔알씨구조연구소 | 선조립 기둥 구조물 |
-
1991
- 1991-01-29 JP JP770691U patent/JP2558695Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04116506U (ja) | 1992-10-19 |
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