JP2557673Y2 - 蛍光測定用試料セル - Google Patents
蛍光測定用試料セルInfo
- Publication number
- JP2557673Y2 JP2557673Y2 JP1988112539U JP11253988U JP2557673Y2 JP 2557673 Y2 JP2557673 Y2 JP 2557673Y2 JP 1988112539 U JP1988112539 U JP 1988112539U JP 11253988 U JP11253988 U JP 11253988U JP 2557673 Y2 JP2557673 Y2 JP 2557673Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- quartz tube
- sample
- capillary quartz
- optical fiber
- capillary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
- Optical Measuring Cells (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は分光蛍光光度計の検出器のセルなどとして蛍
光測定を行なうために利用することのできる試料セルに
関するものである。
光測定を行なうために利用することのできる試料セルに
関するものである。
(従来の技術) 分光蛍光光度計においては、試料セルとしては石英ガ
ラスで作られた角型セルが使用されている。角型セルに
試料を注入し、分光蛍光光度計の試料台にセットし、分
光蛍光光度計内の光路によって、又は光ファイバなどに
よって励起光を導いて角型セルに照射し、試料から発生
する蛍光を測定している。
ラスで作られた角型セルが使用されている。角型セルに
試料を注入し、分光蛍光光度計の試料台にセットし、分
光蛍光光度計内の光路によって、又は光ファイバなどに
よって励起光を導いて角型セルに照射し、試料から発生
する蛍光を測定している。
(考案が解決しようとする課題) 分光蛍光光度計の角型セルの容積は数100μl程度で
ある。そのため、微量の試料を測定するのには適当では
ない。
ある。そのため、微量の試料を測定するのには適当では
ない。
角形セルが励起光を受光する面積が広く、試料への照
射光に光量分布が発生し、定量性が悪くなる問題があ
る。
射光に光量分布が発生し、定量性が悪くなる問題があ
る。
本考案は微量の試料を測定したりするのに好都合なよ
うに、容積の小さい蛍光測定用試料セルを提供すること
を目的とするものである。
うに、容積の小さい蛍光測定用試料セルを提供すること
を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案の試料セルでは、キャピラリ石英管の一端部に
励起光を導くために直径がキャピラリ石英管の内径より
も小さい光ファイバがキャピラリ石英管内壁との間に隙
間をもって挿入されており、このキャピラリ石英管の他
端からは試料が導入され、このキャピラリ石英管の外部
側方にはキャピラリ石英管からの光を受光して蛍光検出
部へ導く光学系が設けられている。
励起光を導くために直径がキャピラリ石英管の内径より
も小さい光ファイバがキャピラリ石英管内壁との間に隙
間をもって挿入されており、このキャピラリ石英管の他
端からは試料が導入され、このキャピラリ石英管の外部
側方にはキャピラリ石英管からの光を受光して蛍光検出
部へ導く光学系が設けられている。
(作用) 本考案の試料セルを分光蛍光光度計の試料セルとして
利用する場合は、光ファイバが挿入されている一端部が
上になるようにしてその一端部から吸引して他端部から
試料をキャピラリ石英管に吸入する。試料の先端面が光
ファイバ端面よりも上にくる位置まで試料を吸入する。
利用する場合は、光ファイバが挿入されている一端部が
上になるようにしてその一端部から吸引して他端部から
試料をキャピラリ石英管に吸入する。試料の先端面が光
ファイバ端面よりも上にくる位置まで試料を吸入する。
光ファイバから励起光を導いてキャピラリ石英管の試
料に照射し、試料から発生する蛍光をキャピラリ石英管
の外部側方の光学系で蛍光検出部へ導いて検出する。
料に照射し、試料から発生する蛍光をキャピラリ石英管
の外部側方の光学系で蛍光検出部へ導いて検出する。
(実施例) 図は一実施例を表わす。
2はセル本体のキャピラリ石英管であり、内径が0.1
〜0.5mmである。キャピラリ石英管2の基端部には直径
がキャピラリ石英管2の内径よりも小さい光ファイバ4
が挿入されている。光ファイバ4とキャピラリ石英管2
の間には隙間が設けられている。光ファイバ4は支持部
材6によってキャピラリ石英管4に固定されている。支
持部材6にはキャピラリ石英管2と光ファイバ4の間の
隙間につながる通路8が設けられ、この通路8は試料吸
排用エア導入口9を経て圧力ポンプにつながり、吸引と
空気導入を行なうことができる。
〜0.5mmである。キャピラリ石英管2の基端部には直径
がキャピラリ石英管2の内径よりも小さい光ファイバ4
が挿入されている。光ファイバ4とキャピラリ石英管2
の間には隙間が設けられている。光ファイバ4は支持部
材6によってキャピラリ石英管4に固定されている。支
持部材6にはキャピラリ石英管2と光ファイバ4の間の
隙間につながる通路8が設けられ、この通路8は試料吸
排用エア導入口9を経て圧力ポンプにつながり、吸引と
空気導入を行なうことができる。
光ファイバ4は分光蛍光光度計の励起分光器につなが
り、キャピラリ石英管2に励起光が導かれる。キャピラ
リ石英管2に挿入された光ファイバ4の端面とキャピラ
リ石英管2の先端までの距離Lは数cmである。
り、キャピラリ石英管2に励起光が導かれる。キャピラ
リ石英管2に挿入された光ファイバ4の端面とキャピラ
リ石英管2の先端までの距離Lは数cmである。
キャピラリ石英管2の先端は試料の吸入口であるとと
もに排出口でもある。
もに排出口でもある。
キャピラリ石英管2の外部側方には支持部材6と一体
化された支持部材10によって集光レンズ12と光ファイバ
14が固定されており、キャピラリ石英管2内の試料から
の光は集光レンズ12で集められて光ファイバ14に導か
れ、光ファイバ14を経て分光蛍光光度計の蛍光分光器へ
導かれる。
化された支持部材10によって集光レンズ12と光ファイバ
14が固定されており、キャピラリ石英管2内の試料から
の光は集光レンズ12で集められて光ファイバ14に導か
れ、光ファイバ14を経て分光蛍光光度計の蛍光分光器へ
導かれる。
次に、本実施例の動作について説明する。
キャピラリ石英管2に試料を導入するには、キャピラ
リ石英管2の先端を試料に浸し、試料吸排用エア導入口
9から圧力ポンプによって吸引し、試料をキャピラリ石
英管2内の光ファイバ4の端面よりもさらに基端側の位
置まで吸入する。測定される試料の量はキャピラリ石英
管2の吸入口である先端の端面から光ファイバ4の端面
までの距離Lで機械的に決定されるため、試料吸引のた
めのエア量には精度を要求されない。
リ石英管2の先端を試料に浸し、試料吸排用エア導入口
9から圧力ポンプによって吸引し、試料をキャピラリ石
英管2内の光ファイバ4の端面よりもさらに基端側の位
置まで吸入する。測定される試料の量はキャピラリ石英
管2の吸入口である先端の端面から光ファイバ4の端面
までの距離Lで機械的に決定されるため、試料吸引のた
めのエア量には精度を要求されない。
吸入された試料の蛍光測定を行なうために、光ファイ
バ4を経て励起光を照射する。試料からの光は集光レン
ズ12から光ファイバ14を経て蛍光分光器に導かれ、蛍光
が検出される。
バ4を経て励起光を照射する。試料からの光は集光レン
ズ12から光ファイバ14を経て蛍光分光器に導かれ、蛍光
が検出される。
測定終了後は試料吸排用エア導入口9から空気を導入
することによってキャピラリ石英管2内の試料をキャピ
ラリ石英管2の先端から排出する。
することによってキャピラリ石英管2内の試料をキャピ
ラリ石英管2の先端から排出する。
実施例は蛍光を検出するために集光レンズ12と光ファ
イバ14を用いて試料からの光を蛍光検出部に導いている
が、試料からの光を蛍光検出部に導くのは光ファイバ14
に限るものではなく、レンズやミラーなどを用いた光学
系であってもよい。
イバ14を用いて試料からの光を蛍光検出部に導いている
が、試料からの光を蛍光検出部に導くのは光ファイバ14
に限るものではなく、レンズやミラーなどを用いた光学
系であってもよい。
(考案の効果) 本考案ではキャピラリ石英管をセル本体とし、その一
端部に光ファイバを挿入して励起光を導くようにしたの
で、励起光が試料に均一に照射され、試料からの蛍光が
安定して測定される。
端部に光ファイバを挿入して励起光を導くようにしたの
で、励起光が試料に均一に照射され、試料からの蛍光が
安定して測定される。
そして、セル本体がキャピラリであるので特に微量の
試料を測定する場合に好都合である。
試料を測定する場合に好都合である。
図は一実施例を示す斜視図である。 2……キャピラリ石英管、4……光ファイバ、12……集
光レンズ、14……光ファイバ。
光レンズ、14……光ファイバ。
Claims (1)
- 【請求項1】セル本体をなすキャピラリ石英管の一端部
には励起光を導くために直径がキャピラリ石英管の内径
よりも小さい光ファイバがキャピラリ石英管内壁との間
に隙間をもって挿入されており、かつ、その隙間を通し
てキャピラリ石英管内の吸引とキャピラリ石英管内への
空気導入を行なう試料吸排用エア導入口が設けられてお
り、 このキャピラリ石英管の他端は試料の吸入と排出のため
の試料吸排口となっており、 かつ、このキャピラリ石英管の外部側方にはキャピラリ
石英管からの光を受光して蛍光検出部へ導く光学系が設
けられていることを特徴とする蛍光測定用試料セル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988112539U JP2557673Y2 (ja) | 1988-08-27 | 1988-08-27 | 蛍光測定用試料セル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988112539U JP2557673Y2 (ja) | 1988-08-27 | 1988-08-27 | 蛍光測定用試料セル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0233348U JPH0233348U (ja) | 1990-03-02 |
JP2557673Y2 true JP2557673Y2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=31351569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988112539U Expired - Lifetime JP2557673Y2 (ja) | 1988-08-27 | 1988-08-27 | 蛍光測定用試料セル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557673Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5616848A (en) * | 1979-07-19 | 1981-02-18 | Japan Spectroscopic Co | Microanalysis unit |
JPS60169559U (ja) * | 1984-04-19 | 1985-11-11 | 株式会社島津製作所 | シ−スフロ−セル装置 |
-
1988
- 1988-08-27 JP JP1988112539U patent/JP2557673Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0233348U (ja) | 1990-03-02 |
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