JP2557246Y2 - 積層ボトル - Google Patents
積層ボトルInfo
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- JP2557246Y2 JP2557246Y2 JP1991020223U JP2022391U JP2557246Y2 JP 2557246 Y2 JP2557246 Y2 JP 2557246Y2 JP 1991020223 U JP1991020223 U JP 1991020223U JP 2022391 U JP2022391 U JP 2022391U JP 2557246 Y2 JP2557246 Y2 JP 2557246Y2
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- laminated bottle
- laminated
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Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、積層ボトルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂製の積層ボトルは知られ
ている。前記積層ボトルは、積層ボトルの内側層と外側
層とを、全面的に接着して、内側層と外側層を一体化
し、内側層と外側層が相互に剥離しないように形成した
ものである。
ている。前記積層ボトルは、積層ボトルの内側層と外側
層とを、全面的に接着して、内側層と外側層を一体化
し、内側層と外側層が相互に剥離しないように形成した
ものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の積層ボトル
は、積層ボトルの内部の圧力が負圧になっていないよう
な場合は、積層ボトルの内側層と外側層が一体化して強
固である。
は、積層ボトルの内部の圧力が負圧になっていないよう
な場合は、積層ボトルの内側層と外側層が一体化して強
固である。
【0004】ところが、ボトルに充填された内容物は、
長時間経過すると、ボトルが密閉してあっても、内容物
中の例えば酸素などが揮散してボトル内が減圧する場合
がある。
長時間経過すると、ボトルが密閉してあっても、内容物
中の例えば酸素などが揮散してボトル内が減圧する場合
がある。
【0005】このような場合、従来の積層ボトルでは、
内側層と共に外側層すなわちボトル本体が収縮してボト
ルの外観形状が変化し、製品価値が損なわれるという問
題が生じる。
内側層と共に外側層すなわちボトル本体が収縮してボト
ルの外観形状が変化し、製品価値が損なわれるという問
題が生じる。
【0006】本考案は、前記事項に鑑みなされたもので
あり、積層ボトルの内圧が負圧化しても、積層ボトルの
外観形状が変化しないようにすることを技術的課題とす
る。
あり、積層ボトルの内圧が負圧化しても、積層ボトルの
外観形状が変化しないようにすることを技術的課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の考案は、内側層1
と外側層2の少なくとも2層からなる積層ボトルにおい
て、前記積層ボトルの胴部の内側層1と、この内側層1
に隣接する外側層2とを剥離自在に形成し、この積層ボ
トルの口筒部10の内側層1と外側層2が積層された筒
壁に、筒壁を積層状態でスポット状に凹入させた凹入部
11を形成して積層ボトルとした。
と外側層2の少なくとも2層からなる積層ボトルにおい
て、前記積層ボトルの胴部の内側層1と、この内側層1
に隣接する外側層2とを剥離自在に形成し、この積層ボ
トルの口筒部10の内側層1と外側層2が積層された筒
壁に、筒壁を積層状態でスポット状に凹入させた凹入部
11を形成して積層ボトルとした。
【0008】第2の考案は、第1の考案の凹入部11を
口筒部10の内側に向かって凹入させて積層ボトルとし
た。
口筒部10の内側に向かって凹入させて積層ボトルとし
た。
【0009】第3の考案及び第4の考案は、第1の考案
又は第2の考案の内側層1と外側層2とを、少なくとも
一部で接着層4により接着して積層ボトルとした。
又は第2の考案の内側層1と外側層2とを、少なくとも
一部で接着層4により接着して積層ボトルとした。
【0010】第5ないし第7の考案は、第1の考案ない
し第3の考案の、外側層2に貫通孔3を設けて積層ボト
ルとした。
し第3の考案の、外側層2に貫通孔3を設けて積層ボト
ルとした。
【0011】
【作用】本考案の積層ボトルは、内容物の充填後長時間
経過し、内容物中の酸素などが揮散して、内部が負圧に
なると、内側層1が外側層2から剥離して、主として内
側層2が収縮変形し、積層ボトルの外観は大きくは変形
しない。
経過し、内容物中の酸素などが揮散して、内部が負圧に
なると、内側層1が外側層2から剥離して、主として内
側層2が収縮変形し、積層ボトルの外観は大きくは変形
しない。
【0012】そして、外側層2の貫通孔3は、内側層1
の収縮時に、内側層1と外側層2間に外部の空気を吸引
し、外側層2内を大気圧として、外側層2は全ったく変
形しない。
の収縮時に、内側層1と外側層2間に外部の空気を吸引
し、外側層2内を大気圧として、外側層2は全ったく変
形しない。
【0013】また、積層ボトルの口筒部10の内側層1
と外側層2が積層された筒壁に、筒壁をスポット状に凹
入させた凹入部11を形成したので、スポット状の凹入
部11により、口筒部10の内側層1と外側層2は、口
筒部10の周方向にも、上下方向にも、また斜め方向に
もぐら付かないように強固に固定される。そして、接着
剤層4は、内側層1を外側層2に強固に固定する。
と外側層2が積層された筒壁に、筒壁をスポット状に凹
入させた凹入部11を形成したので、スポット状の凹入
部11により、口筒部10の内側層1と外側層2は、口
筒部10の周方向にも、上下方向にも、また斜め方向に
もぐら付かないように強固に固定される。そして、接着
剤層4は、内側層1を外側層2に強固に固定する。
【0014】
【実施例】図1ないし図3は本考案の1実施例を示すも
のである。この実施例の積層ボトルは、ナイロン製の内
側層1とポリエチレン製の外側層2で形成されている。
のである。この実施例の積層ボトルは、ナイロン製の内
側層1とポリエチレン製の外側層2で形成されている。
【0015】前記積層ボトルは、内側層1と外側層2間
が、口筒部10の上端から底部16にわたって、接着剤
のアドマー(商品名)からなる接着層4で、線状に接着
されている。
が、口筒部10の上端から底部16にわたって、接着剤
のアドマー(商品名)からなる接着層4で、線状に接着
されている。
【0016】そして、前記接着層4で接着された部分以
外の積層ボトルの胴部は、内側層1と外側層2が、剥離
自在な状態に形成されている。
外の積層ボトルの胴部は、内側層1と外側層2が、剥離
自在な状態に形成されている。
【0017】また、前記積層ボトルの口筒部10の下部
2箇所には、筒壁を積層状態で、スポット状に凹入させ
た凹入部11が形成してある。
2箇所には、筒壁を積層状態で、スポット状に凹入させ
た凹入部11が形成してある。
【0018】そして、前記積層ボトルの胴部の外側層2
には、空気吸入用の貫通孔3が設けてある。
には、空気吸入用の貫通孔3が設けてある。
【0019】前記実施例の積層ボトルの成形は、まず、
相互に接着しない樹脂であるナイロンとポリエチレンで
内外の2層に形成され、この2層の間の1部に接着剤の
層が設けられたプリフォームを、押出成形又は、射出成
形で形成する。
相互に接着しない樹脂であるナイロンとポリエチレンで
内外の2層に形成され、この2層の間の1部に接着剤の
層が設けられたプリフォームを、押出成形又は、射出成
形で形成する。
【0020】そして、前記プリフォームを、ブロー成形
用金型にセットし、ブロー成形により積層ボトルを成形
する。成形後に口筒部10をトリマーで研磨し、バリ等
を削除する。
用金型にセットし、ブロー成形により積層ボトルを成形
する。成形後に口筒部10をトリマーで研磨し、バリ等
を削除する。
【0021】さらに、前記貫通孔3は、積層ボトルの口
筒部10より可撓性パイプを挿入して、先端に設けた吸
引パッドを積層ボトルの内側層1の内面に当接し、真空
ポンプで、前記内側層1を吸引パッドに引き付けて、前
記可撓性パイプを引っ張って、内側層1を外側層2から
引き離した後、穿孔具で外側層2に貫通孔3を穿孔す
る。 そして、凹入部11は、1箇所或は3箇所以上に
設けることも可能であり、また、凹入部11を口筒部1
0の筒壁の内側から外側に向けて形成することも可能で
ある。
筒部10より可撓性パイプを挿入して、先端に設けた吸
引パッドを積層ボトルの内側層1の内面に当接し、真空
ポンプで、前記内側層1を吸引パッドに引き付けて、前
記可撓性パイプを引っ張って、内側層1を外側層2から
引き離した後、穿孔具で外側層2に貫通孔3を穿孔す
る。 そして、凹入部11は、1箇所或は3箇所以上に
設けることも可能であり、また、凹入部11を口筒部1
0の筒壁の内側から外側に向けて形成することも可能で
ある。
【0022】さらに、接着層4は、口筒部10全体に形
成し、又は、積層ボトルの肩部や底部のみに設けること
も可能である。
成し、又は、積層ボトルの肩部や底部のみに設けること
も可能である。
【0023】
【考案の効果】本考案は、積層ボトルの内側層1と外側
層2とを、剥離自在に形成してあるので、積層ボトル内
に内容物を充填後長時間経過し、内部の酸素等が揮散
し、内部が負圧となっても、主として内側層1が変形
し、外側層2は大きく変形せず、外観が損なわれない。
層2とを、剥離自在に形成してあるので、積層ボトル内
に内容物を充填後長時間経過し、内部の酸素等が揮散
し、内部が負圧となっても、主として内側層1が変形
し、外側層2は大きく変形せず、外観が損なわれない。
【0024】そして、この積層ボトルは、口筒部10の
内側層1と外側層2が積層された筒壁に、筒壁をスポッ
ト状に凹入させた凹入部11を形成してあるので、口筒
部10における内側層1と外側層2は、周方向にも、上
下方向にも、また斜め方向にもぐら付くことがないよう
に、強固に固定される。したがって、口筒部10の内側
層1と外側層2が相互にぐら付いて、使用者に不安感や
不快感を与える虞れがない。 そして、積層ボトル成形後
の口筒部10からのバリ等の研削も支障なく行われる。
内側層1と外側層2が積層された筒壁に、筒壁をスポッ
ト状に凹入させた凹入部11を形成してあるので、口筒
部10における内側層1と外側層2は、周方向にも、上
下方向にも、また斜め方向にもぐら付くことがないよう
に、強固に固定される。したがって、口筒部10の内側
層1と外側層2が相互にぐら付いて、使用者に不安感や
不快感を与える虞れがない。 そして、積層ボトル成形後
の口筒部10からのバリ等の研削も支障なく行われる。
【0025】また、内側層1と外側層2間を接着層4で
接着したものは、内側層1と外側層2が一層強固に固定
される。
接着したものは、内側層1と外側層2が一層強固に固定
される。
【0026】そして、外側層2に貫通孔3を穿設したも
のは、内側層1が負圧により収縮しても、外側層2は全
ったく変形せず外観が良い
のは、内側層1が負圧により収縮しても、外側層2は全
ったく変形せず外観が良い
【図1】本考案の1実施例の斜視図である。
【図2】本考案の1実施例の平面図である。
【図3】本考案の1実施例の胴部の断面図である。
1・・内側層 2・・外側層 3・・貫通孔 4・・接着層 10・・口筒部 11・・凹入部
Claims (4)
- 【請求項1】 内側層1と外側層2の少なくとも2層か
らなる積層ボトルにおいて、前記積層ボトルの胴部の内
側層1と、この内側層1に隣接する外側層2とを、剥離
自在に形成し、この積層ボトルの口筒部10の内側層1
と外側層2が積層された筒壁に、筒壁を積層状態でスポ
ット状に凹入させた凹入部11を形成した積層ボトル。 - 【請求項2】 凹入部11を口筒部10の内側に向かっ
て凹入させた請求項1記載の積層ボトル。 - 【請求項3】 内側層1と外側層2とを、少なくとも一
部で接着層4により接着した請求項1又は請求項2に記
載した積層ボトル。 - 【請求項4】 外側層2に貫通孔3を設けた請求項1な
いし請求項3のいずれかに記載した積層ボトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991020223U JP2557246Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 積層ボトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991020223U JP2557246Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 積層ボトル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04115114U JPH04115114U (ja) | 1992-10-12 |
JP2557246Y2 true JP2557246Y2 (ja) | 1997-12-10 |
Family
ID=31906345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991020223U Expired - Lifetime JP2557246Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 積層ボトル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2557246Y2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6742676B2 (en) * | 2001-08-31 | 2004-06-01 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Pouring vessel |
WO2016098668A1 (ja) * | 2014-12-19 | 2016-06-23 | キョーラク株式会社 | 積層剥離容器、積層剥離容器へのキャップの装着方法、積層剥離容器の製造方法 |
US10723500B2 (en) | 2014-12-09 | 2020-07-28 | Kyoraku Co., Ltd. | Delamination container, method for attaching cap to delamination container, and method for manufacturing delamination container |
JP6823245B2 (ja) * | 2015-12-03 | 2021-02-03 | キョーラク株式会社 | 積層剥離容器 |
CN107207115B (zh) * | 2015-01-23 | 2019-06-11 | 京洛株式会社 | 层叠剥离容器 |
CN108367830B (zh) | 2015-12-03 | 2022-12-23 | 京洛株式会社 | 层叠剥离容器 |
JP6850111B2 (ja) * | 2016-11-25 | 2021-03-31 | 北海製罐株式会社 | ブロー成形多重ボトル及びその製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04267727A (ja) * | 1991-02-05 | 1992-09-24 | Keisuke Ito | 多層成形容器及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP1991020223U patent/JP2557246Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04115114U (ja) | 1992-10-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |