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JP2557039B2 - Y/c分離フイルタ - Google Patents

Y/c分離フイルタ

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JP2557039B2
JP2557039B2 JP58248351A JP24835183A JP2557039B2 JP 2557039 B2 JP2557039 B2 JP 2557039B2 JP 58248351 A JP58248351 A JP 58248351A JP 24835183 A JP24835183 A JP 24835183A JP 2557039 B2 JP2557039 B2 JP 2557039B2
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哲二郎 近藤
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、デイジタル信号に変換された複合カラー
テレビジヨン信号から輝度信号及び搬送色信号を分離す
るY/C分離フイルタに関する。
「背景技術とその問題点」 従来のデイジタルY/C分離フイルタとして、カラーサ
ブキヤリア周波数sc(NTSC方式で3.58MHz)を中心と
する通過帯域を有するバンドパスフイルタ、くし形フイ
ルタにより構成された垂直方向のY/C分離フイルタ、又
は両者を直列に接続した2次元Y/C分離フイルタが知ら
れている。
しかし、1次元Y/C分離フイルタ及び2次元Y/C分離フ
イルタに拘らず、入出力データの統計的特性に基いて設
計された従来の固定係数Y/C分離フイルタは、平均的な
特性のデータには有効であるが、特徴のあるデータに関
して誤差が大きくなる欠点がある。つまり、係数は、大
部分を占める定常的特性のデータによつて決められてい
るため、細かい絵柄や変化のある所では、Y/C分離の精
度が極端に低下する。
この問題点を解決するために、3ラインのカラービデ
オデータの絶対値から、ライン間の相関の程度を検出
し、この検出された相関のうちで、強い相関を有するラ
インのデータの単純な平均値を用いて垂直方向のY/C分
離を行なう適応形のY/C分離フイルタが考えられてい
る。しかし、相関の検出は、垂直方向の上下でしかなさ
れず、また、平均値を分離出力としているために、Y/C
分離の精度が低い欠点があつた。
「発明の目的」 この発明は、高精度のY/C分離を行なうことができる
適応形の2次元Y/C分離フイルタの提供を目的とするも
のである。
「発明の概要」 この発明は、入力ディジタルカラービデオ信号のY/C
分離の対象となる現在の画素データとこの画素データの
存在するラインおよびこのラインの同一フィールド内の
前後のラインに含まれる複数の周辺画素データとよりな
る入力ディジタルカラービデオ信号の2次元領域に対応
した2次元データを入力ディジタルカラービデオ信号よ
り抽出する2次元データ抽出回路と、 2次元データの現在の画素データと周辺画素データとの
レベル差に基づいて2次元データ単位でパターン分類を
行なう2次元パターン分類回路と、 2次元データを用いて現在の画素データから輝度信号成
分を分離演算処理するものであって、その分離特性がパ
ターン分類に対応して定められている複数N個の輝度信
号分離回路と、 2次元パターン分類回路の出力に基づいて複数N個の輝
度信号分離回路のうちいずれかの出力の輝度信号成分を
選択して出力する輝度信号出力回路と、 入力ディジタルカラービデオ信号の現在の画素データか
ら輝度信号出力回路の出力を差し引いて入力カラービデ
オ信号に含まれる色信号成分を出力する色信号出力回路
と からなることを特徴とするY/C分離フィルタである。
「実施例」 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説
明する。この一実施例の全体の構成を示す第1図におい
て、1は、例えば4sc(scはカラーサブキヤリア周
波数)のサンプリング周波数のデイジタル複合カラービ
デオ信号が供給される入力端子を示し、このデイジタル
カラービデオ信号が2次元データ抽出回路2に供給され
る。2次元データ抽出回路2は、処理の対象とする現画
素データの周辺の画素データを取り出すもので、現画素
データのライン及びこのラインの前後のラインに含まれ
る画素データが抽出される。入力デイジタルビデオ信号
は、2次元データ抽出回路2で所定量の遅延を与えられ
て減算回路3に供給される。この減算回路3には、後述
のような分離処理により分離された輝度信号Yが供給さ
れる。出力端子4に輝度信号Yが得られ、減算回路3の
出力端子5に搬送色信号Cが得られる。
この一実施例は、1次元Y/C分離フイルタと2次元Y/C
分離フイルタとを組合わせたものである。一般に、1次
元Y/C分離の方が2次元Y/C分離に比して、分離後の出力
の信号のなまりが少ないので、1次元のY/C分離を優先
的に行なうようにしている。
第1図において、6が1次元の横方向の定常性検出回
路を示し、この定常性が検出されると、検出出力が1
(ハイレベル)となる。9が1次元の縦方向の定常性検
出回路を示し、この定常性が検出されると、検出出力が
同様に1(ハイレベル)となる。7が1次元横方向のY/
C分離フイルタを示し、このY/C分離フイルタ7により分
離された輝度信号がANDゲート8に供給され、検出出力
が1の時にANDゲート8及びORゲート14を介して出力端
子4に取り出される。また、10が1次元縦方向のY/C分
離フイルタを示し、このY/C分離フイルタ10により分離
された輝度信号がANDゲート11に供給される。定常性検
出回路9の検出出力及びインバータ13で反転された定常
性検出回路6の検出出力がANDゲート12に供給され、こ
のANDゲート12の出力がANDゲート11に供給される。この
ANDゲート11の出力に取り出された輝度信号がORゲート1
4を介して出力端子4に導かれる。
1次元Y/C分離において、現在の画素データと同一ラ
インの周辺画素を用いた横方向のY/C分離が縦方向のY/C
分離より優先してなされる。また、ANDゲート12の出力
がインバータ15により反転されたもの及びインバータ13
の出力がANDゲート16に供給される。したがつて、ANDゲ
ート16の出力は、横方向及び縦方向の何れの1次元のY/
C分離もされない時に1となり、この時に2次元のY/C分
離がなされる。
2次元のY/C分離は、入力デイジタルカラービデオ信
号が2次元の複数のパターン例えば216個のパターンの
何れに該当するかを調べ、そのパターンに関し、最適な
Y/C分離処理を行なうものである。第1図において、17
は、2次元ブロツクデータ抽出回路2からの現画素デー
タの周辺の画素データを用いて、現画素データと周辺の
画素データとのレベル差によつてパターン分けを行なう
2次元パターン分類回路を示す。この2次元パターン分
類回路17からパターンに応じた複数ビツト例えば6ビツ
トのセレクトデータが出力され、このセレクトデータが
ゲート回路18を介してデコーダ19に供給される。デコー
ダ19からは、6ビツトのセレクトデータに応じて、37ビ
ツトのうち1ビツトのみが1となるセレクト信号が発生
する。また、6ビットのセレクトデータが全て0のとき
は、37ビットの出力は全て0になる。この37ビツトの各
ビツトがANDゲートA1,A2,…A37に供給される。
F1,F2,…F37は、2次元Y/C分離フイルタを示す。この
2次元Y/C分離フイルタF1〜F37の夫々は、Y/C分離の演
算処理が異なるもので、2次元Y/C分離フイルタF1〜F37
の夫々からの輝度信号Y1,Y2,…Y37がANDゲートA1,A2,…
A37に供給される。1次元のY/C分離ができず、ANDゲー
ト16の出力が1となり、ゲート回路18を介してパターン
データがデコーダ19に供給されると、ANDゲートA1〜A37
のうちでデコーダ19からのセレクト信号に応じたものを
介して輝度信号が取り出される。この輝度信号がORゲー
ト14を介して出力端子4に取り出される。
第2図は、この発明の一実施例の1次元Y/C分離動作
のフローチヤートを示すものである。1次元処理のスタ
ートから、条件1,条件2,条件3,条件4,条件5の夫々を満
たすかどうかが順次判定され、これらの条件のひとつで
も満足する時には、1次元横方向処理のY/C分離がなさ
れる。また、条件1から条件5までが満足されない時に
は、条件6が満足されるかどうかが調べられ、条件6が
満たされると、1次元縦方向処理のY/C分離がなされ
る。
第3図は、この一実施例におけるサンプリング周波数
4scの画素データの2次元配列及び各画素データの搬
送色信号成分の位相関係を拡大して示すもので、水平の
線が1フイールド内のラインLM2,LM1,L0,L1,L2を夫々示
し、垂直方向の線が水平方向のサンプリング位置……I
−2,I−1,I,I+1,I+2,……を夫々示す。サンプリング
位置の間隔は、(1/4sc)である。そして、画素デー
タは、例えばラインL0のサンプリング位置I−4の時
に、L0(I−4)で表わされる。ここでは、画素データ
L0(I)(白抜きの四角なドツトで示す)をY/C分離の
対象とする現在の画素データとしている。
サンプリング周波数が4scとされているので、同一
ライン上でサンプリング間隔の4倍の間隔ごとに位置す
る画素データ及び1ラインおきの同一のサンプリング位
置の画素データ(白抜きの円形ドツトで示される)が搬
送色信号成分に関して現在の画素データと同位相のもの
となる。また、同一ライン上でサンプリング間隔の2倍
の間隔ごとに位置する黒い円形のドツト並びに同一サン
プリング位置で隣接するライン及びこの隣接するライン
から1ラインおきに位置する黒い円形のドツトが搬送色
信号に関して現画素データと逆位相のものである。更
に、白の三角形のドツトがπ/2の位相ずれを有するもの
であり、黒の三角形のドツトが−π/2の位相ずれを有す
るものである。
1次元のY/C分離のための定常性検出回路6及び9で
なされる検出即ち条件1〜条件6が満足されるかどうか
の検出について、第4図を参照して説明する。第4図
は、条件1〜条件6の夫々の内容と1次元Y/C分離の処
理の内容を示すものである。
横方向の1次元Y/C分離の処理は、同一ラインL0上の
近い画素データL0(I−2)及びL0(I+2)を用いて Y=〔L0(I−2)+2×L0(I)+L0(I+2)〕/4 の演算によりなされる。縦方向の1次元Y/C分離の処理
は、上下のラインの最も近い画素データLM1(I),L1
(I)を用いて Y=〔LM1(I)+2×L0(I)+L1(I)〕/4 の演算によりなされる。
条件1〜条件5は、現画素データと同一のラインの画
素データL0(I−7),L0(I−6),…L0(I),…L
0(I+6),L0(I+7)を用い、これらの画素データ
で搬送色信号が同位相の2つの画素データのレベル差の
絶対値がしきい値例えば8ビット量子化データに対して
9以下であるかどうかを調べるものである。条件1は、
現画素データL0(I)に対して左右対称に位置するL0
(I−5)〜L0(I+5)の画素データの2画素データ
ずつの7組の差の絶対値がしきい値以下であるかどうか
を調べるものであり、7個の差の絶対値が全てしきい値
以下の場合に条件1が満たされているとされる。条件2
は、差の検出に用いる画素データを1個左にずらして、
即ちL0(I−6)〜L0(I+4)の画素データを用いて
定常性の検出を行なうものである。条件3は、画素デー
タを1個右にずらし、L0(I−4)〜L0(I+6)の画
素データを用いるものである。更に、条件4は、左へ2
個シフトされた画素データL0(I−7)〜L0(I+3)
を用い、条件5は、右へ2個シフトされた画素データL0
(I−3)〜L0(I+7)を用いるものである。
これらの定常性検出のための条件1〜条件5のうち
で、条件1が満足される場合が他の条件2〜条件5と比
べて極めて多い。条件2〜条件5を用いるのは、1次元
の横方向のY/C分離処理できる率をなるべく多くするた
めである。
定常性検出回路9によりなされる縦方向の定常性検出
は、条件6に他ならない。条件6は、現画素データのラ
インL0に含まれる画素データと、ラインL0の上側の2ラ
イン(ラインLM2,LM1)と下側の2ライン(ラインL1,L
2)に含まれる画素データとのレベル差の絶対値がしき
い値(例えば10)以下かどうかを調べ、7組の差の絶対
値が全てしきい値以下の時に条件6が満たされるものと
される。
上述の条件1〜条件6のしきい値は、コンピユータシ
ユミレーシヨンによつて求められたものである。第5図
は、コンピユータシユミレーシヨンの説明に用いるブロ
ツク図である。カラービデオカメラ21によつて標準的な
静止画像を撮影し、夫々がデイジタル回路構成のマトリ
ツクス回路22、ローパスフイルタ23,24,25、直交変調器
26,混合器27によつてサンプリング周波数が4sc、1
サンプル8ビツトのデイジタル複合カラービデオ信号を
形成する。このデイジタル複合カラービデオ信号を評価
の対象とするY/C分離フイルタ28に供給し、出力端子29
及び30の夫々に分離された輝度信号及び搬送色信号を取
り出す。また、ローパスフイルタ23からの輝度信号の真
の値とY/C分離フイルタ28からの分離輝度信号とが減算
回路31に供給され、両者の差が誤差信号として出力端子
32に取り出される。
カラービデオカメラ21によつて、1種類のみならず複
数の異なつた絵柄の画像を撮影し、出力端子32には、複
数枚の画像に含まれる全画素データの誤差信号が得られ
る。この誤差信号がコンピユータに供給され、Y/C分離
フイルタ28の評価がなされる。この評価の一例として
は、誤差分散を求める方法がある。Y/C分離フイルタ28
として、この一実施例における横方向の1次元Y/C分離
フイルタが適用され、誤差が小さいY/C分離を行なうた
めのしきい値が求められる。同様に、Y/C分離フイルタ2
8として、縦方向の1次元Y/C分離フイルタが適用され、
しきい値が求められる。
上述の1次元Y/C分離ができない非定常部では、2次
元Y/C分離がなされる。以下に、2次元Y/C分離について
説明する。
2次元Y/C分離は、現画素データL0(I)の近傍で且
つ同位相の8個の画素データの夫々を現画素データL0
(I)とレベル比較し、この比較出力を4個のクラスに
分け、クラス分けの結果を用いて216個のパターンに分
類し、37個の2次元Y/C分離処理から各パターンに最適
なY/C分離処理を選択するようになされる。現画素デー
タと周囲の8個の画素データの夫々との差は、次のよう
に求められる。
LD1=L0(I−4)−L0(I) LD2=LM1(I−2)−L0(I) LD3=LM2(I)−L0(I) LD4=LM1(I+2)−L0(I) LD5=L0(I+4)−L0(I) LD6=L1(I+2)−L0(I) LD7=L2(I)−L0(I) LD8=L1(I−2)−L0(I) これらの差のデータは、第6図Aに示すように分布す
る。次に、差のデータを第6図Bに示すように、しきい
値+LS以上の区分1と、(0〜+LS)の区分2と、(−
LS〜0)の区分3と、−LS以下の区分4とに分ける。し
たがつて、これらの差のデータLD1〜LD8のとりうる組合
せ即ちパターンは、(48=216)通りとなる。
上述のパターン分類を行なう2次元パターン分類回路
17は、第7図に示すように、減算回路41と比較回路42と
クラス分け回路43とテーブルが格納されたROM44とから
構成される。減算回路41では、現画素データL0(I)が
その周辺の8個の画素データの夫々から減算され、差の
データLD1〜LD8が比較回路42に供給される。差のデータ
LD1〜LD8は、第7図において破線図示のように、極性を
示す1ビツトと共に後段に伝送され、この極性を示す1
ビツトがクラス分け回路43において用いられる。
比較回路42には、しきい値+LS及び−LSが供給され、
差のデータLD1〜LD8の夫々と+LSの比較並びに差のデー
タLD1〜LD8の夫々と−LSの比較がなされる。この比較出
力と極性を示すビツトとがクラス分け回路43に供給さ
れ、8個の差のデータLD1〜LD8の夫々が区分1,区分2,区
分3,区分4の何れに属するかが判定される。例えば差の
データLD1が正でしきい値+LSより小さい時には、この
差のデータLD1が区分2に属するものとクラス分けされ
る。区分1〜区分4は、夫々2ビツトにより表わされ、
計16ビツトの出力がクラス分け回路43から発生し、ROM4
4に供給される。
ROM44は、16ビツトのクラス分けの出力がアドレスと
して供給され、6ビツトのセレクトデータを発生するテ
ーブルが格納されたものである。この6ビツトのセレク
トデータは、第1図に示すように、ゲート回路18を介し
てデコーダ19に供給され、37通りの2次元Y/C分離回路F
1〜F37の何れかにより分離された輝度信号Y1〜Y37を選
択するためのセレクト信号として用いられる。ROM44
は、クラス分け回路43から出力される2次元パターンの
データの夫々に関して、最適な2次元Y/C分離処理を指
定するデータを発生する。
第8図は、37種類の2次元Y/C分離処理を示すもの
で、夫々の処理によつて輝度信号Y1〜Y37が分離され
る。1次元Y/C分離の定常性の判断と同様に、コンピユ
ータシユミレーシヨンにより、216個の2次元パターン
の各々でどの2次元Y/C分離の処理が最も誤差が小さく
なるかが調べられ、その結果に基いてROM44のテーブル
が作成されている。これによつて、入力画像データの2
次元パターンに応じて最適の2次元Y/C分離を行なうこ
とができる。
上述のこの発明の一実施例における1次元Y/C分離処
理及び2次元Y/C分離処理は、係数が2の整数倍を分母
とするものであるため、演算回路の構成が簡単とできる
ものである。
2次元パターンの分類としては、上述の一実施例の他
に種々の変形が可能である。例えば現画素データの近傍
の他の画素データとの差データを下記のように求めても
良い。
LD1=LM1(I−2)−L0(I) LD2=LM1(I+2)−L0(I) LD3=L1(I−2)−L0(I) LD4=L1(I+2)−L0(I) LD5=LM1(I−1)−L0(I+1) LD6=LM1(I+1)−L0(I−1) LD7=L1(I−1)−L0(I+1) LD8=L1(I+1)−L0(I−1) また、差データのクラス分けとしては、4個の区分の
他に、正及び負の2つの区分を用いても良い。
更に、2次元Y/C分離処理の候補を第8図に示すもの
より、少なくしたり、より多くしても良い。例えば第8
図において、番号1,2,3,4,13,14,19,20,21,30,31,37の
2次元Y/C分離処理に対して、下記のY/C分離処理を加え
た13種類の候補を用いても良い。
〔LM1(I−1)+LM1(I+1)+L0(I−1) +L0(I+1)+L1(I−1)+L1(I+1)〕/6 また、2次元Y/C分離処理は、上述のものと異なり、
現画素データの近傍の複数の画素データの1次結合とし
て輝度信号を分離するものを用いても良い。
一例として、第9図に示すように、現在の画素データ
Z5の周辺の画素データZ1,Z2,Z3,Z4,Z6,Z7,Z8,Z9を用
い、これらに重み付け係数a1,a2,a3,…a9を乗じること
で輝度信号を分離できる。即ち Y=a1Z1+a2Z2+a3Z3+……+a9Z9 となる。この重み付け係数a1〜a9は、最小自乗法によ
り、誤差が最小となるように定められる。第10図は、重
み付け係数a1〜a9の一例を示すもので、実係数は、ハー
ドウエアの簡略化のために、整数近似され、更に、分
子,分母の夫々が2のべき乗の分数とされている。この
重み付け係数a1〜a9を、各2次元パターンに応じて最適
なものに設定することにより、誤差の少ないY/C分離を
行なうことができる。
また、この発明は、4sc以外の任意のサンプリング
周波数でデイジタル化された場合に対して適用すること
ができる。
「発明の効果」 この発明に依れば、2次元パターンによつて、入力画
像の特徴を検出するので、入力画像の細かい特徴に良く
適合したY/C分離処理を行なうことができる。この発明
は、垂直方向の3個の画素データのうちで相関が強いと
判定された2個のサンプルデータの単純平均値を用いる
従来の適応型のY/C分離回路に比して分離の精度を向上
させることができる。
また、この一実施例のように、1次元Y/C分離と2次
元Y/C分離とを組合せると共に、1次元Y/C分離の処理を
優先させる構成は、精度が良く、分離出力のなまりが少
ない利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロツク図、第2図はこ
の発明の一実施例の動作説明に用いるフローチヤート、
第3図はこの発明の一実施例の画素データの2次元配列
の一部を示す略線図、第4図は1次元Y/C分離処理の説
明に用いる略線図、第5図はY/C分離の評価の方法の説
明に用いるブロツク図、第6図は2次元Y/C分離の説明
に用いる略線図、第7図は2次元パターン分類回路の一
例のブロツク図、第8図は2次元Y/C分離処理の一例を
示す略線図、第9図及び第10図は2次元Y/C分離処理の
他の例の説明に用いる略線図である。 1……デイジタルカラービデオ信号の入力端子、4……
輝度信号の出力端子、5……搬送色信号の出力端子、6,
9……1次元の定常性検出回路、7,10……1次元のY/C分
離回路、17……2次元パターン分類回路、F1〜F37……
2次元のY/C分離回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力ディジタルカラービデオ信号のY/C分
    離の対象となる現在の画素データとこの画素データの存
    在するラインおよびこのラインの同一フィールド内の前
    後のラインに含まれる複数の周辺画素データとよりなる
    上記入力ディジタルカラービデオ信号の2次元領域に対
    応した2次元データを上記入力ディジタルカラービデオ
    信号より抽出する2次元データ抽出手段と、 上記2次元データの上記現在の画素データと上記周辺画
    素データとのレベル差に基づいて上記2次元データ単位
    でパターン分類を行なう2次元パターン分類手段と、 上記2次元データを用いて上記現在の画素データから輝
    度信号成分を分離演算処理するものであって、その分離
    特性が上記パターン分類に対応して定められている複数
    N個の輝度信号分離手段と、 上記2次元パターン分類手段の出力に基づいて上記複数
    N個の輝度信号分離手段のうちいずれかの出力の輝度信
    号成分を選択して出力する輝度信号出力手段と、 上記入力ディジタルカラービデオ信号の上記現在の画素
    データから上記輝度信号出力手段の出力を差し引いて上
    記入力カラービデオ信号に含まれる色信号成分を出力す
    る色信号出力手段と からなることを特徴とするY/C分離フィルタ。
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